東京オリンピック2020の開閉会式-1



2021.08.09-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210808/k10013189101000.html
東京オリンピック閉会式 17日間の大会に幕【詳細】

  新型コロナウイルスの影響で、1年の延期を経て開催された東京オリンピックは、午後8時からメインスタジアムの国立競技場で、無観客で閉会式が行われ、17日間にわたる大会が幕を下ろしました。
《閉会式 詳細》
午後8時-東京オリンピックの閉会式が午後8時すぎから始まりました。式では選手たちの健闘をたたえるショーや次の開催都市、フランスのパリへオリンピックの旗を引き継ぐセレモニーが行われたあと、聖火が消されます。会場ではまず、大会を振り返る映像が流されました。
午後8時2分-白を基調とした130発の花火が打ち上げられました。大会に関わったすべての人への「感謝」とその先の未来への「祝福」の思いが込められています。
午後8時3分-秋篠宮さまがIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長の案内で入場されました。
午後8時4分-日本の国旗が柔道男子で金メダルを獲得した高藤直寿選手や競泳女子で2つの金メダルを獲得した大橋悠依選手など6人によって会場に運び入れられました。
午後8時8分-日本の国旗が掲揚され、宝塚歌劇団の人たちが着物にはかま姿で国歌を歌いました。
午後8時10分-それぞれの国や地域などの旗手が入場しました。先頭はギリシャと日本で、日本の旗手は空手男子の形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が務めました。
午後8時12分-旗手の入場で流れた曲は1964年の東京オリンピックの開会式で流れた「オリンピック・マーチ」です。福島県出身で日本を代表する作曲家、古関裕而さんが作曲しました。
午後8時21分-旗手の入場に続いて、参加した国や地域の選手などが入場を始めました。選手たちはそれぞれの国の小旗を振ったりスマートフォンなどを手に撮影したりしながら入場しました。中には会場の暑さからか「扇子」をあおぎながら入場してくる選手の姿もありました。
午後8時30分-アメリカの選手たちが入場しました。今大会で金メダル39個を含む合わせて113個のメダルを獲得し、すべての国と地域などの中でトップでした。中でも競泳では金メダル11個を含む合わせて30個のメダルを獲得しました。ケイレブ・ドレセル選手は男子100メートルバタフライでの世界新記録をはじめ、5個の金メダルを獲得しています。
午後8時28分-ロシアの選手たちは組織的なドーピング問題で国の代表としての出場できず、ROC=ロシアオリンピック委員会として出場し、閉会式に参加しました。
イタリアの選手たちの姿イタリアの選手たちの姿が見られました。陸上で5個の金メダルを獲得しました。男子100メートルではラモント マルセル・ジェイコブズ選手がこの種目でイタリア勢として初めてとなる金メダルを獲得しました。男子20キロ競歩ではマッシモ・スタノ選手が日本の選手2人と競り合い、終盤抜け出して金メダルを獲得しました。
午後8時36分-日本の選手たちの入場が始まりました。
午後8時37分-スポーツクライミング、女子複合で銀メダルの野中生萌選手と銅メダルの野口啓代選手が姿を見せました。東京大会を最後に引退を表明していた野口選手は野中選手に対し「私が引退しても十分任せられる」と期待を寄せています。
午後8時37分-野球の田中将大投手の姿も見えました。入場前の取材に「僕自身は思うようなパフォーマンスを出せなかったが、チームの一員として金メダルを獲得できて、とてもうれしい」と話していました。
午後8時39分-イギリスは今大会で日本に続く金メダル22個を獲得しました。そのひとり、男子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得したトーマス・デーリー選手は性的マイノリティーと公表して出場した選手のひとりです。東京オリンピックは多様性をテーマに掲げていて性的マイノリティーを公表して出場した選手が160人余りと過去最多になりました。
午後8時41分ごろ-卓球女子団体で銀メダルを獲得した石川佳純選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手の3人は一緒に写真を撮ってリラックスした様子でした。
午後8時44分-205の国と地域、そして難民選手団の選手などの入場が終わりました。
午後8時45分-芝生が広がるスタジアムを東京の公園に見立てたショーが始まりました。新型コロナウイルスの感染防止対策で観光などができなかった選手たちに向けて、東京のふだんの姿を感じてほしいという思いが込められています。
午後8時46分ごろ-公園に見立てた会場ではけん玉や、なわとびなどさまざまなパフォーマンスが繰り広げられてました。
午後8時48分ごろ-坂本九さんの「上を向いて歩こう」が流れてきました。1964年、東京パラリンピックの開会式の入場に使われた曲です。
午後8時52分-大ヒットしたアニメ、「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」が流れてきました。演奏は国内外で人気の「東京スカパラダイスオーケストラ」。映像を通じて都立片倉高校の吹奏楽部との共演しています。
閉会式 各国や地域の選手団から約4500人-東京オリンピックの閉会式の参加人数について、大会組織委員会は、各国や地域の選手団からおよそ4500人、IOC=国際オリンピック委員会や来賓など大会関係者がおよそ850人、メディア関係者がおよそ4000人だと発表しました。JOC=日本オリンピック委員会によりますと、このうち日本の選手団からの参加人数は、選手と役員で95人だということです。
午後9時2分-7日に行われた女子マラソン表彰式が行われました。金メダルは2時間27分20秒でケニアのペレス・ジェプチルチル選手。銀メダルは世界記録保持者のケニアのブリジット・コスゲイ選手。銅メダルはアメリカのモリー・サイデル選手です。日本の一山麻緒選手は8位に入賞しました。
午後9時7分-8日に行われた男子マラソンの表彰式が行われました。金メダルは、世界記録保持者でケニアのエリウド・キプチョゲ選手で大会連覇を果たしました。銀メダルはオランダのアブディ・ナギーエ選手。銅メダルはベルギーのバシル・アブディ選手でした。今大会かぎりで引退の意向を明らかにしている大迫傑選手は6位に入賞しました。
午後9時16分-IOC=国際オリンピック委員会のアスリート委員に今回、新たに選出された太田雄貴さんたちが紹介されました。太田さんは北京オリンピックのフェンシングの銀メダリスト、日本人として初めての選出です。
午後9時20分-和太鼓の演奏が始まりました。演奏しているのは1998年にフランスで行われたサッカーワールドカップの閉会式でも演奏した佐藤健作さんです。
午後9時22分-長野県出身のダンサー、アオイヤマダさんが踊りを披露しました。この世を去った人に思いをはせる追悼の時間です。
午後9時30分-日本全国各地に伝わる踊りが紹介されています。アイヌの古式舞踊や沖縄のエイサーなどがスクリーンで紹介されたほか、会場では東京音頭に合わせて盆踊りが始まりました。
午後9時35分-今回のオリンピックの開催都市、東京から、次の2024年の開催都市、フランス・パリへ旗を引き継ぐセレモニーが始まりました。
午後9時38分-オリンピック賛歌に合わせてオリンピックの旗が降ろされました。
午後9時40分-次の開催都市にオリンピックの旗を引き継ぐ「フラッグハンドオーバーセレモニー」が行われました。東京都の小池百合子知事からIOCのバッハ会長を経て、パリ市のイダルゴ市長に旗が引き継がれました。
午後9時42分-国歌「ラ・マルセイエーズ」が流れる中、フランス国旗が掲揚されました。
午後9時46分-次の開催地となるパリの町並みが自転車競技、BMXの選手が町をめぐる形の映像で町並みが紹介されました。
午後9時50分-パリからのライブ映像にフランスのマクロン大統領が登場し、「より速く、より高く、より強く、ともに」とあいさつしました。パリのライブ映像が流れました。エッフェル塔の周囲をフランス空軍の航空機がアクロバット飛行を披露しました。
午後9時59分終了:大会組織委員会の橋本聖子会長がスピーチを行いました。橋本会長は「大会はコロナ禍の厳しい状況の中での開催となりました。医療従事者の皆様をはじめ、この大会に携わり、支え、尽力していただいたすべての皆様、大会を受け入れていただいた日本の皆様に心から感謝申し上げます」とあいさつしました。
  そして、出場した選手たちに対して「勝者の歓喜の横に、敗者の無念がありました。この両者は、一瞬のうちに再び融合し、互いを認め合う。この瞬間こそが、オリンピックが作り上げる美しい光景であり、オリンピックの持つ価値です。どうかこの景色を忘れないでください。そして、自分がやり遂げたということに自信と誇りを持って、未来に語り続けてください」と話しました。
  そのうえで「東京にともった聖火は、今、静かに消えようとしています。しかし、ここに集った希望は決して消えることはありません。この希望が世界中の人々の心にともることを願います」と話していました。
午後10時8分終了:IOCのバッハ会長がスピーチを行いました。バッハ会長は「パンデミックが始まって以来、初めて全世界が1つになった。スポーツが再び舞台の中心になった。世界中の何十億もの人々が歓喜の瞬間を共有した。これは私たちに希望を与え、私たちに未来への自信を与える。東京2020オリンピックは、希望、連帯、そして平和のオリンピックだ」と話しました。
あいさつ全文は文末部分に
午後10時9分-会場に俳優の大竹しのぶさんが登場し、子どもたちに岩手県出身の宮沢賢治さんが作詞作曲した「星めぐりの歌」を教えました。歌には、次の世代にこの大会の経験が受け継がれ、未来が明るいものになってほしいという願いが込められています。
午後10時13分-会場で流れる曲がフランスのドビュッシーが作曲し、電子音楽の第一人者として世界的に活躍した作曲家の冨田勲さんが編曲した「月の光」に変わりました。聖火台にともされている聖火が次第に消えていきます。
午後10時15分-会場の聖火台にともされていた東京オリンピックの聖火が完全に消えました。
午後10時16分-会場のスクリーンに今月24日から13日間の日程で行われる東京パラリンピックの予告映像が流されました。オリンピックの閉会式でパラリンピックについて触れられるのは、これまでの大会で初めてだということです。
午後10時17分-会場では虹色の輪で世界のつながりを表現する合計1000発余りの花火が打ち上げられました。また、スクリーンに「ARIGATO」の文字が映し出されました。この文字は、1964年の東京オリンピックの閉会式で映し出されたSAYONARA」と同じフォントだということです。新型コロナウイルスの影響で延期になったオリンピックを開催することができたことへの感謝の気持ちが込められています。
午後10時20分ごろ-東京オリンピックの閉会式が2時間20分ほどで終わりました。

バッハ会長 あいさつ全文
  (英語で話し始める)。皇嗣殿下。世界中の親愛なるオリンピック関係者の皆様、(ここから日本語)。東京の皆様、そして日本の皆様。(ここから英語に戻る)。親愛なるアスリートの皆様。この16日間、皆様がそれぞれのスポーツで成し遂げたことは、私たちを驚かせました。皆様の卓越さ、歓喜、涙で、このオリンピック競技大会の魔法は創り上げられました。私たちがともに力を合わせ、連帯した結果、皆様はより速く、より高く、そしてより強くありました。皆様はオリンピックの栄光を目指して、互いに激しく競いました。同時に、皆様は選手村の一つ屋根の下で、ともに平和な生活をおくりました。これは連帯と平和の強力なメッセージです。皆様は、スポーツの結束する力で、私たちをインスパイアしました。これは、パンデミックにより直面した多くの困難を踏まえればさらに顕著なことでした。私たちが生きているこの困難な時代に、皆様は世界に最も貴重なギフト、希望を与えています。パンデミックが始まって以来初めて、全世界が一つになりました。スポーツは表舞台に戻りました。世界中の何十億もの人々が感情でつながり、歓喜とインスピレーションの瞬間をともにしました。これは私たちに希望を与えます。これは私たちに未来への自信を与えます。東京2020オリンピック競技大会は、希望、連帯、そして平和のオリンピックです。世界の最高のアスリートである皆様が、オリンピックの夢を実現させることができたのは、日本が皆様に輝ける舞台を準備したからです。日本の皆様、皆様が成し遂げられたことを、ぜひ誇りにしていただければと思います。すべてのアスリートを代表して、お伝えします。ありがとう、東京。ありがとう、日本。すべてのボランティアの皆様に深く感謝いたします。皆様の笑顔は、私たちをあたたかい気持ちにしてくれました。(ここから日本語)。すべてのボランティアの皆様、まことにありがとうございました。(ここから英語に戻る)そうです、前例のないオリンピック競技大会でした。私たち、IOC、そして日本のパートナーや関係者の皆様は、今大会を実現するために一様に前例のない努力をしました。特に、菅義偉内閣総理大臣、小池百合子東京都知事など、日本の関係機関の、不動のコミットメントに感謝いたします。オリンピックを切望していた選手たちの側に寄り添っていただきありがとうございます。組織委員会の皆様にも深く感謝いたします。誰もこれまでに延期されたオリンピックを運営したことがありません。親愛なるオリンピアン、橋本聖子会長、本当にありがとうございました。そして、組織委員会の皆様の献身と、すばらしいパートナーシップと友情に感謝申し上げます。同じことが、オリンピック関係者が示した連帯にも当てはまります。すべての各国・地域オリンピック委員会、国際競技団体、TOPパートナー、スポンサー、そして放送権者の結束とサポートに心より感謝申し上げます。私たちは、アスリートのために、まるでアスリートのように、これを成し遂げました。ともに成し遂げました。そして今、私は、史上最も困難だった、東京大会へのオリンピックジャーニーに終わりを告げなければなりません。第32回近代オリンピアードの東京2020オリンピック競技大会の閉会を宣言します。伝統に従って、私は世界の若者に、3年後にフランスのパリに集い、第33回近代オリンピアードのパリ2024オリンピック競技大会をともにお祝いすることを呼びかけます。パリでお会いしましょう。
組織委「無事に終わりほっとしている」
  閉会式後の記者会見で、式典の統括をつとめた大会組織委員会の日置貴之エグゼクティブプロデューサーは「いろいろなことがあった1か月だったが、無事に事故もなく閉会式を迎えられてうれしい。大きな船が目的地までたどり着けたのは、スタッフ全員のいいものを作ろうという思いの結晶だ。無事に終わりほっとしている」と話しました。
  また、閉会式中に選手やスタッフなどが集まったり、マスクを外したりする姿が見られたことについては「映像上はそうしたシーンが見られたかもしれないが、われわれとしては事前に行動や注意点について周知徹底をしていたし、式典中はスタッフの誘導などで密の回避はさせてもらったと理解している」と説明しました。
  一方、振り付け担当でダンサーの平原慎太郎氏は「選手に慰労を込めてどう楽しんでもらうかというところを作らせてもらった。具体的にはカオスを作ってそれを秩序化させていくプロセスをみんなで楽しもうとした。オーケストラはいくつもある楽器が1つの音楽になる、そういう風になることを目指して作った」と演出の意図を明かしました。


2021.07.24-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210723/k10013155501000.html
東京オリンピック開会式 大坂なおみ選手が聖火台点火【詳細】

  新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京オリンピックは、23日、開会式が行われ、感染の再拡大によってほとんどの会場が無観客で行われるなど極めて異例な状況の中、開幕しました。
“心でつながる”がテーマ
  57年ぶりに東京で開催されるオリンピックの開会式は昨夜8時からメインスタジアムの国立競技場で無観客で行われました。

  開会式は、「United by Emotion」、“心でつながる”がテーマで、新型コロナウイルスの脅威の中で日々を過ごす世界の人々に向けて、希望を感じてもらいたいというメッセージが込められました。
  また、式典の中では新型コロナウイルスで亡くなった人たちへの哀悼の意を表すため、出席者全員が黙とうをささげました。
  このあと、オリンピック発祥の地、ギリシャを先頭に205の国と地域、それに加えて難民選手団の選手たちが日本の50音順に入場行進しました。
  開催国の日本選手団は、最後に登場し、155人の選手たちが旗手をつとめるバスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須崎優衣選手に続いて入場しました。
  そして、天皇陛下が開会を宣言され、史上最多の33競技、およそ200の国と地域から1万1000人あまりが参加するスポーツの祭典が新型コロナウイルスの再拡大が懸念される中、開幕しました。
  このあと、ことし3月に東日本大震災の被災地、福島県を出発して国立競技場にたどりついた聖火は、元プロ野球選手の王貞治さんと長嶋茂雄さん、それに松井秀喜さんなどによってつながれ、最後は、テニスの大坂なおみ選手が聖火台に点火しました。
  大会は来月8日まで17日間にわたって開催されます。
聖火台のモチーフは“太陽”
  開会式で披露された聖火台は、太陽をモチーフとしていて、富士山を表現した山の頂上に配置されました。ヨーロッパを中心に多くの賞を受賞しているデザイナーの佐藤オオキさんがデザインを担当し、球体が花のように開くことで生命力や希望を表しているということです。

  また、脱炭素社会の実現に向けて、聖火台の燃料には、大会史上初めて、二酸化炭素を排出しない水素が使われています。東日本大震災の被災地である福島県浪江町の施設で製造された水素を使用しているということで、大会組織委員会は「持続可能性への取組みに加え、東日本大震災から1歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝える象徴となる」としています。
  聖火台は同じデザインで2つ製作され、大会期間中には、東京の臨海部の中心部にある「夢の大橋」のたもとにも設置され、開会式で点火された聖火が場所を移してともされます。
  しかし、大会組織委員会は、東京都に緊急事態宣言が発出されていることから、周辺への立ち入りを制限し、現地での観覧の自粛を呼びかけています。
【開会式 詳細】
  ▽午後8時1分:国立競技場の大型ビジョンに8年前の2013年、東京オリンピックの招致が決定した瞬間の映像が流され、開催が決まってからのアスリートたちの8年間の歩みが映し出されました。
  ▽午後8時4分:会場では東京オリンピックのエンブレムに使われている藍色と白の花火が打ち上げられました。
  ▽午後8時5~6分:ビジョンには世界中で感染が拡大した新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止となって孤独な調整を強いられる中、アスリートたちがマシンでトレーニングをしている様子が描かれました。看護師として働きながら東京大会出場を目指していた津端ありささんが登場しました。新型コロナウイルスの影響でボクシングの世界最終予選が中止となり、戦わずして、夢を絶たれました。
  ▽午後8時9分:赤い光の中、ダンサーたちが登場しました。赤いロープを使って体の中の神経や筋肉を表現する踊りを披露しました。
  ▽天皇陛下とIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長の案内で開会式に臨席されました。
  ▽午後8時13分:開催国、日本の国旗が会場に入りました。日本各地から集まった8人の子どもたちが先導し1964年の東京大会ウエイトリフティングで金メダルを獲得し、その後、大会を連覇した三宅義信さんや、シドニーオリンピック女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんなどが国旗を運びました。
  ▽午後8時13分:国旗を運ぶ6人には医療従事者も。新型コロナウイルスが感染する中、生活を支えてくれた医療従事者への感謝の思いを世界に発信しようという意図が込められました。
  ▽午後8時19分:日本の国旗が掲揚され、MISIAさんが国歌を歌いました。
  ▽午後8時20分:兵庫県出身で、阪神・淡路大震災で被災した俳優の森山未來さんが「追悼」をテーマにパフォーマンスを披露しました。そして、出席者全員で黙とうをささげました。
  ▽「木遣り唄」にあわせたパフォーマンス
  江戸時代、大工や火消しなどがうたっていた、「木遣り唄(きやりうた)」にあわせたパフォーマンスが行われました。木の恵みを受けて暮らしてきた日本の伝統を支えてきた職人に光を当てたもので、棟りょう役として俳優の真矢ミキさんが登場しました。大工役の人たちがトンカチやのこぎりを使って作業を始め、ダンスが行われました。このあと、青いシャツをまとったタップダンサー、熊谷和徳さんのダンスが始まり、会場にはタップの音が響きました。
  ▽午後8時28分:たくさんのちょうちんに続いて、直径4メートルほどの木製の巨大な輪が運びこまれました。総勢200人もの人が輪の周りで踊る中、輪が重なり形を変え、オリンピックのシンボルである5つの輪が完成しました。1964年の東京オリンピックの際に各国の選手団が持ち寄った種から育てた木の間伐材が使われています。・・・そして五輪の色を再現した花火も打ち上げられました

選手入場 ゲーム音楽に乗せて
  ▽午後8時38分:大会に出場する国や地域などの入場行進が始まりました。オーケストラが演奏するゲームのドラゴンクエストの音楽に乗せてオリンピック発祥の地 ギリシャの選手たちが最初に入場しました。
  ▽午後8時39分:このあと選手たちは日本語の「五十音順」で国。地域別に入場。・ギリシャ、難民選手団に続いて3番目に入場したのはアイスランドです。選手団の入場は、新型コロナウイルスの感染防止対策として互いの距離をとって行われました。
  ▽午後8時42分アフガニスタンの選手団が入場しました。アフガニスタンは、国内の人道支援や復興にたずさわり、おととし銃撃を受けて亡くなった医師、中村哲さんの自宅がある福岡県大牟田市で事前合宿を行いました。
  ▽午後8時45分アルゼンチンの選手団が入場しました。2年前のワールドカップで準優勝したバスケットボール男子は、来月1日、日本と対戦します。選手たちはジャンプしながら入場しました。

  ▽旗手は男女1人ずつが務める・男女平等の理念を推進するため今大会から旗手は男女1人ずつが務めています。各国・地域とも2人で1つの旗を持って入場しています。
  ▽午後8時49分イスラエルの選手団が17番目に入場しました。ことし12年ぶりに政権が交代し、5月にはパレスチナの武装勢力との武力衝突が起きましたが、停戦となっています。
  ▽午後8時50分イタリアの選手団が入場しました。選手団は360人を超え、前回の大会では28個のメダルを獲得しました。ユニフォームの正面にはイタリア国旗の3色で円が描かれています。
  ▽午後8時57分イギリスが27番目に登場。日本語読みで英国のため、ウクライナに続いての入場です。前回のリオデジャネイロ大会ではアメリカに続く67個のメダルを獲得、370人を超える選手団です。射撃の女子スキートで現在世界ランキング1位のアンバー・ヒル選手は新型コロナウイルスに感染したことが確認され、大会を欠場します。
  ▽午後8時59分エジプトが入場。リオデジャネイロ大会ではウエイトリフティングとテコンドーで初めて女性メダリストが誕生し、今大会も女性アスリートの活躍が期待されています。
  ▽午後9時3分オーストラリアは、470人を超える選手団です。2032年の夏のオリンピックとパラリンピックをブリスベンで開催することが決まったばかりです。
  ▽午後9時8分:ペルシャ湾に面するカタールが入場。来年、中東で初めてとなるサッカーワールドカップが開催される予定です。
  ▽午後9時14分:キューバは54番目に入場。リオデジャネイロ大会ではボクシングで6つのメダルを獲得して強さを見せました。野球の強豪国ですが、今回は出場権を逃しています。
  ▽午後9時19分:64番目に入場したのはアフリカのケニアです。陸上の中長距離が強く、前回の大会ではマラソンで男女ともに金メダルを獲得。ともに連覇を目指します。
  ▽午後9時24分サウジアラビアは72番目に入場。ロンドン大会から女子選手が出場し、今大会も2人の女子選手が出場します。
  ▽午後9時26分:77番目はロシアオリンピック委員会です。組織的なドーピング違反で東京大会には国としての出場が認められずロシアオリンピック委員会の選手として出場します。掲げる旗にはロシアオリンピック委員会のエンブレムが描かれています。
  ▽午後9時31分:86番目に入場したスウェーデンは第1回大会から出場し、通算142個の金メダルを獲得しています。競泳女子のサラ・ショーストロム選手は、おととしの世界選手権で当時、白血病の治療を続けていた池江璃花子選手に表彰台からエールをおくりました。
  ▽午後9時33分スペインが入場。空手の「形」に出場するサンドラ・サンチェス ハイメ選手は清水希容選手の最大のライバルです。サッカーは強豪チームがひしめくスペインリーグでプレーする選手が中心です。
  ▽午後9時35分スロバキアが入場。カヌーの強豪国で、7大会で18個のメダルを獲得しています。前回の大会でカヌースラロームで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手はスロバキアを拠点にトレーニングを積んできました。
  ▽午後9時37分セルビアが入場。テニス男子で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手は、東京オリンピックと全米オープンで優勝すれば、四大大会すべてとオリンピックを同じ年に制覇することになります。
  ▽午後9時40分韓国が入場。3年前にピョンチャンオリンピックが開催され、今大会はアーチェリーとテコンドーで多くのメダルが期待されています。
  ▽午後9時41分台湾の選手団が入場しました。バドミントン女子シングルスの戴資穎選手は長年、世界トップレベルを維持し、日本の選手とも激しい争いを繰り広げてきました。
  ▽午後9時42分ごろ:チェコが入場しました。チェコの選手団ではこれまでに選手4人とコーチなど合わせて6人が新型コロナウイルスに感染したことがわかっています。
  ▽午後9時44分中国の選手団が入場しました。参加する国や地域の中で4番目に多い、400人を超える選手が出場を予定しています。卓球や体操などで、日本勢との戦いが注目されます。
  ▽午後9時46分:114番目にデンマークの選手団が入場しました。ことし1月の世界選手権で優勝したハンドボール男子は、24日、行われる予選リーグの初戦で日本と対戦します。
  ▽午後9時47分ドイツの選手団が入場しました。前回の大会では42個のメダルを獲得しました。卓球男子などで日本との争いが注目されます。
  ▽午後9時51分トンガが入場。旗手のピタ・タウファトファ選手は、リオ大会ではテコンドーで、ピョンチャン大会にはクロスカントリースキーで出場して話題になりました。衣装はタオバラと呼ばれる伝統衣装です。
  ▽午後9時55分ニュージーランドの選手団が入場しました。前回大会では、ボートなどで力を見せました。ウエイトリフティング女子に出場するローレル・ハバード選手は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを公表しています。
  ▽午後9時56分ノルウェーが入場しました。ハンドボール女子は3大会連続のメダルを獲得していて、今大会は予選リーグで日本と対戦します。
  ▽午後9時56分ハイチの選手団が入場しました。テニスの大坂なおみ選手の父親はハイチ出身です。
  ▽午後10時01分:143番目はハンガリーです。ハンガリーは温泉を利用したプールが各地にあることから、競泳や水球が盛んです。競泳女子のカティンカ・ホッスー選手は、前回の大会で金メダル3つ、銀メダル1つを獲得し、今大会もメダルの獲得を目指します。
  ▽午後10時3分フィリピンが入場しました。ゴルフの笹生優花選手は、父親が日本人、母親がフィリピン人で、日本とフィリピンの国籍を持っていて、今大会はフィリピン代表として出場します。
  ▽午後10時05分ブラジルの選手団が入場しました。開催国を務めた、前回のリオデジャネイロ大会では、ブラジル史上最多のメダルを獲得しました。23日の入場行進は2人の旗手のあと、数人にとどまりました。
  ▽午後10時12分:入場行進が始まって1時間半余り、166番目にボスニア・ヘルツェゴビナが入場しました。陸上男子800メートルのアメル・トゥカ選手に史上初のメダルの期待がかかります。
  ▽午後10時18分南アフリカの選手団が入場しました。サッカー男子では、選手や監督が新型コロナウイルスに感染し、試合の可否が注目されました。開会式を前に行われた22日の試合では日本と対戦し、日本が1対0で勝ちました。
  ▽午後10時24分モンゴルの選手団が入場しました。モンゴルは柔道やレスリングが強く、2018年に亡くなった大相撲の横綱 白鵬の父親、ムンフバトさんは1968年のメキシコ大会のレスリングで銀メダルを獲得しています。
  ▽午後10時30分:204番目にアメリカの選手団が入場しました。いよいよ日本が近づいてきました。ここからは夏のオリンピックを控える国です。アメリカは2028年のロサンゼルス大会の開催国です。今大会では出場する国と地域の中で最も多い選手が出場する予定です。
  ▽午後10時31分:フランスの選手団が入場しました。2024年にパリで夏のオリンピック、パラリンピックが開かれます。パリでオリンピックが開かれるのは1900年、1924年に続いて3回目です。
  ▽午後10時32分:最後は、日本の選手団が入場しました。過去最も多い583人の選手が出場します。旗手は、バスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須崎優衣選手が務めました。選手団の主将は、陸上の山縣亮太選手、副主将は卓球の石川佳純選手です。選手たちは、「ニッポンを纏う(まとう)」というコンセプトの白と赤の服装で入場しました。
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  ▽午後10時38分:午後8時38分から始まった205の国と地域、そして難民選手団の合わせて206の選手団の入場行進が終わりました。およそ2時間かけての入場行進でした。
  ▽午後10時40分:選手や指導者などの宣誓が行われ、日本選手団の主将、山縣亮太選手と副主将の石川佳純選手、そしてシドニー大会の金メダリストで柔道男子の井上康生監督らが「スポーツを通じて世界をよりよい場所にするためにこのオリンピック競技大会に参加することを誓います」と宣誓しました。
  ▽午後10時42分:厳粛な雰囲気の中、選手などの宣誓が行われたあと、会場には軽妙な音楽が流れ、リポーターやテレビ局のクルーにふんした人たちがステージに上がりショーが始まりました。そして、真四角や縦長など3種類のカラフルな箱を使ったパフォーマンスが行われ、それを組み合わせて東京大会のエンブレムが完成しました。

  ▽午後10時46分:会場の上空に1800台を超えるドローンを使って、東京オリンピックの巨大なエンブレムが形づくられました。エンブレムは、このあと地球の形に変化しました。
  ▽午後10時48分:ビートルズのメンバーで、平和を訴える活動も行っていたジョン・レノンさんの代表曲「イマジン」をアジアを代表して会場の子どもたちが歌い始め、その後はアフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの各大陸を代表するアーティストたちが歌い上げる映像が流れました。
  ▽午後10時53分:組織委員会の橋本会長は「東京大会は、オリンピック史上初の延期という大きなチャレンジの中で、本日開幕します。世界中がコロナ禍の厳しい状況にある中、この困難を乗り越えようと日々尽力されているすべての方々へ、敬意と感謝を申し上げます」と述べたうえで「アスリートの皆さん。今こそ、アスリートとスポーツの力を見せるときがきました。その力こそが、人々に再び希望を取り戻し、世界を一つにすることができると信じています」とあいさつしました。
  ▽午後11時:IOCのバッハ会長は「きょうという日は希望の瞬間です。私たちが想像していたものとは全く異なっていますが、私たちが今ここに集っているこの瞬間を大切にしましょう。205の国と地域のオリンピック委員会と難民選手団の選手たちは選手村の一つ屋根の下で生活しています。これが1つになるスポーツの力です。これは連帯のメッセージであり平和のメッセージでありそして困難から立ち上がる力のメッセージです。これは、私たちのさらなる旅に希望を与えます」と大会開催の意義を語りました。
  そして途中、日本語で「東京2020オリンピック大会を開催できるのは、日本の皆様のおかげです。心から感謝しています」と感謝のことばを述べました。
  そして最後に「新型コロナの感染拡大は私たちを分断しました。このトンネルをとても暗くしました。しかしきょう、あなたが世界のどこにいても、私たちはこの瞬間を共に共有することで団結しています。聖火は、この光をより明るく輝かせます」とコロナ禍でオリンピックが果たす役割を改めて伝えました。

  ▽午後11時13分:開会式で天皇陛下が大会の名誉総裁として「東京大会の開会を宣言します」と述べられました。東京オリンピックが開幕しました。

  ▽午後11時14分:5つの輪が描かれたオリンピックの旗が入場しました。旗はバドミントン男子の桃田賢斗選手などが運んだあと、新型コロナウイルスの感染の中で地域社会を支えてきた東京都のエッセンシャルワーカーの人たちなどにつながれました。
  ▽午後11時20分:1960年のローマ大会以降、歌われてきたオリンピック賛歌が演奏され、東京都交響楽団の演奏で、東京都と福島県の高校生が歌いました。
  ▽午後11時22分:平和を象徴するハトをモチーフにした白い紙飛行機が会場に舞い落ちてきました。
  ▽午後11時24分:音楽が流れ、後半のショーが始まりました。
  午後11時24分:競技をイメージした絵文字、「ピクトグラム」の着ぐるみを着用した人が、コミカルな動きを入れたり、小道具などを使ったりして、ピクトグラムを立体的に再現しました。

  ▽午後11時30分:国立競技場のコントロールセンターを表現した映像に、劇団ひとりさんと荒川静香さんが登場しました。荒川さんは冬のオリンピック、トリノ大会、フィギュアスケート女子の金メダリストです。
  ▽午後11時33分:会場に歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが登場しました。
  ▽午後11時34分:自身が参加したバンドがアメリカの音楽界で最も権威があるとされる「グラミー賞」を受賞したジャズピアニストの上原ひろみさんが演奏を披露しました。
  ▽市川海老蔵さんが衣装をかえて現れました。:衣装、小道具、かつらなど合わせて60キロほどを身につけて演目を披露しました。そして、最後に見得を切ると会場は青く照らされました。

  ▽午後11時38分:オリンピックの聖火リレーを振り返る映像が流されました。3月に福島県をスタートしたあと、121日をかけて47都道府県をめぐり、1万人を超えるランナーがおよそ2000キロをつないできた様子が紹介されました。
  ▽午後11時38分:会場に、聖火が到着しました。ともにオリンピック3連覇の吉田沙保里さんと野村忠宏さんが聖火を持って走りました。
  ▽午後11時39分:聖火はプロ野球で活躍した長嶋茂雄さん、王貞治さん、松井秀喜さんに引き継がれました。
  ▽午後11時41分:聖火は長嶋さん、王さん、松井さんから医師と看護師、その後、パラリンピックのメダリスト、土田和歌子さんに引き継がれました。
  ▽午後11時43分:さらに聖火は東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、そして福島出身の6人の子どもたちにつながれました。
  ▽午後11時45分:聖火の最終ランナーはテニスの大坂なおみ選手が務め、舞台に階段が登場したあと、いちばん上にあった球体が聖火台に姿を変え、階段をゆっくりと上がった大坂選手が聖火台に火をともしました







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