オリンピックーパラリンピック-パリ五輪-1


2024.07.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240727-ZZ5NIBTWUZB6RCJUVMO25B3ZJM/?outputType=theme_paris2024
セリーヌ・ディオンさん、パリ五輪開会式で電撃復帰 「式典に華添えた」海外メディア速報

  26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)から行われたパリ五輪の開会式で、カナダ出身の世界的な歌手、セリーヌ・ディオンさん(56)が登場。フランスの伝説的なシャンソン歌手、エディット・ピアフの「愛の讃歌」を熱唱した。ディオンさんは筋肉のけいれんや硬直を引き起こす難病「スティッフパーソン症候群」の闘病中であることを2年前に公表して以来、初めてのステージ復帰となった。

  ディオンさんは開会式の終盤、エッフェル塔に設置されたステージに登場。美しい歌声を高らかに響かせた。
  久々のステージ復帰に、米紙「ワシントン・ポスト」(電子版)は「セリーヌ・ディオンは、何時間にもわたるショーのフィナーレを飾り、五輪の開会式で華々しく復帰した」と速報。米紙「USAトゥデー」(電子版)も「近年の五輪史上最高の開会式の一つとされる今回の式典に華を添えた」と報じた。五輪での電撃的な復帰は、世界にもインパクトを与えたようだ。


2024.07.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240726-6TOANTFZ3BFZDMCRUNMP3N2SV4/?outputType=theme_paris2024
26日未明に電気系統など5カ所標的か、仏TGV破壊行為 「犯行車も発見」と交通担当相

  パリ五輪開幕直前の26日フランス国鉄の高速列車TGVを狙った大規模攻撃について、仏公共放送は26日午前1時から午前5時30分までの間に、国鉄の電気系統や信号の計5カ所が放火などの標的になったと報じた。国鉄筋の話だとしている。

  ベルグリット交通担当相は同日の記者会見で、攻撃はほぼ一斉に行われ、南東部では実行犯のものとみられる小型トラックが見つかったと明らかにした。犯人グループは国鉄職員に見つかり、逃げ去ったという。ルモンド紙は、サイバー攻撃はなかったとする情報当局の発言を伝えた。
  パリはバカンス期を迎えて混み合っており、仏国鉄は週末までに80万人の足に影響が出るとの見通しを述べた。英仏間を結ぶ国際列車ユーロスターにも遅れが出て、一部は運行を停止した。


2024.07.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240726-PJS3OSDMARDK7OT6XLK3WATYGA/?outputType=theme_paris2024
破壊行為は「放火」とフランス国鉄 政府は「組織的行為」と非難 パリ五輪開幕直前

  フランス国鉄26日朝(日本時間同日午後)、パリ五輪開幕を前に高速鉄道網を狙った「大規模な攻撃」があったとして、多数の列車を迂回、運行停止にした発表した。ベルグリット交通担当相はSNSで、「昨夜、複数のTGV路線を標的として、悪意ある行為が組織的に行われた。犯罪を強く非難する」という声明を出した。

  国鉄は、SNSを通じてすべての旅行者に乗車を延期し、駅に近づかないよう呼びかけた。発表によると、パリと大西洋岸の北部リールなどを結ぶ路線で放火などの被害があった。仏公共放送はリールとパリを結ぶTGVが標的になったと報じた。同日午前5時(日本時間正午)過ぎに列車の運行が止まったとしている。ベルグリット氏は、交通の混乱は週末まで続く可能性があるとの見通しを示した。テロの可能性には言及を避けた


2024.07.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240725-AHPB5Y7J3VMFRNCI3LOSW667MA/?outputType=theme_paris2024
パリ五輪、エアコンは選手村の3分の1 環境に配慮した大会、猛暑との戦いも
(五輪取材班)

  脱炭素を掲げた3年前の東京五輪と同様に、パリ五輪でも「使い捨てプラスチックを使用しない」といった環境に配慮した大会運営は引き継がれているその一環として選手村にエアコンを設置しなかったが、課題の一つが猛暑対策とあって、大会組織委員会を通じた移動式エアコンの注文数は約2500台に上る。懸念されたような猛暑には見舞われていないが、エアコンは選手への「保険」と考える選手団は多い

  移動式エアコンの設置数は選手村の全7000室のうち約3分の1にあたり、設置したのは「主に先進国」という。日本オリンピック委員会(JOC)も選手団が入るすべての居室に向けて約200台を準備。費用は約5万ユーロ(約840万円)を見込む。選手団副団長で医師の土肥美智子氏は「日差しが入ると、暑いと思うことがある。暑くて嫌だなと思うこともストレス。(冷房を)付けられるという環境はいいのかなと思う」と話す。
  米国、英国、オーストラリアなども設置方針で、オーストラリアは約6万ユーロを投じるという。環境対策は大会の大きな柱で、選手村の各部屋の床下に管を張り巡らせて地下水を通し、床冷房で外の気温より6~10度は下げる計画。だが、オーストラリア選手団幹部は「コンセプトには敬意を表する」としつつ、選手の体調管理を優先させた形だ
  実際、暑さ対策を取る会場もある。スケートボードやブレイキンなど都市型スポーツが実施されるコンコルド広場や、エッフェル塔前に設置されたビーチバレー会場は直射日光を受けやすく、ミストシャワーや飲める水道水が置かれる
  環境対策としてはこのほかにも、各競技会場へのプラスチック製ペットボトルなどの持ち込みを原則禁止し、大手スポンサーであるコカ・コーラも再利用可能なガラス瓶を利用する(五輪取材班)


2024.07.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240725-HCQY4OBJBVETJKQ26ZACOMVNCM/?outputType=theme_paris2024
サッカー女子NZの練習をスパイも パリ五輪の悩みはドローン「1日平均6機を摘発」

  パリ五輪で、「違法ドローン(無人機)」を巡るトラブルが相次いでいる。五輪連覇を目指すサッカー女子のカナダ代表スタッフが、25日に対戦するニュージーランドを直前にドローンで偵察し、一時拘束された。24日には、選手村に接近した2機の侵入を仏空軍が阻止していたことが分かった

  カナダのオリンピック委員会は24日、偵察事件を巡って分析スタッフら2人をチームから外し、帰国させたと発表した。プリーストマン監督は「チームを代表して謝罪する」と表明した。
  ニュージーランド側の声明によると、22日の練習中にチーム関係者がドローンの飛行に気づき、通報を受けた仏警察が操縦者を見つけた。声明は「非常にショックを受け、失望した」と明記した。
  選手村に接近したドローンについては、仏民放ラジオ「ヨーロッパ1」が報じた。21日に禁止区域を飛行しているのが見つかり、仏軍の対ドローンシステムで無力化された。当局が操縦者を拘束したところ、ブラジル選手団の広報担当だったことが分かった。選手村の写真を撮ろうとしたといい、間もなく釈放された。
  フランスのアタル首相は23日、警備体制を視察中に「五輪施設の周辺で、1日平均6機のドローンが阻止されている」と明かした。写真を撮影しようとした観光客もいるといい、「禁止ルールの周知徹底が重要」と述べた。
  アタル首相は今月、下院選での与党敗北を受けて辞表を提出したが、新首相が決まるまで任務を続けている


2024.07.25-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240725-5C7DX2YGIJP67KEPW2ERMKJ2A4/?outputType=theme_paris2024
100年ぶり3度目のパリ五輪、一部競技始まる サッカー日本は初戦大勝、ラグビーは連敗

  パリ五輪は26日(日本時間27日未明)の開会式に先立って24日から一部競技がスタートした。全競技のトップを切ってサッカー男子の1次リーグが始まり、D組の日本は初戦でパラグアイに5―0で大勝した。前半を1―0で折り返し、後半のゴールラッシュで突き放した

  ラグビー7人制男子の日本は、1次リーグA組でニュージーランドに12―40、アイルランドにも5―40で敗れた。
  サッカー男子の1次リーグはB組でモロッコがアルゼンチンに2―1で勝った。一時は五輪公式サイトなどで2―2の引き分けと表示されたが、数時間後に結果が変更された。C組ではスペインがウズベキスタンを2―1で下した。
  パリで100年ぶり3度目の開催となるスポーツの祭典は「広く開かれた大会に」をスローガンに掲げ、出場枠が史上初めて男女同数となる。8月11日の閉幕まで熱戦が繰り広げられる(共同)


2024.07.18-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240718-AIFIN6CTY5OG3FWGH4YA7RORUY/?outputType=theme_paris2024
パリ五輪中立選手、ロシアから15選手が出場へ ベラルーシは16人 IOCが発表

  国際オリンピック委員会(IOC)は18日までにパリ五輪のエントリーリストを発表し、個人の中立選手(AIN)としてロシアからはテニスで男子世界ランキング5位のダニル・メドベージェフら15人が名を連ねた。ベラルーシは16人が入った。

  ロシアの選手ではテニスの7人が最多で、自転車やカヌーなどからも選出された。ベラルーシはトランポリン男子で2021年東京五輪金メダルのイワン・リトビノビッチらが出場する。
  IOCはウクライナに侵攻するロシアと同盟国ベラルーシに国としてのパリ五輪参加を認めず、出場枠を得た両国のAINについては参加可否を判断する独自の資格審査委員会で審査してきた。柔道やレスリングのロシア連盟は有力選手が外されたことを受け、参加を拒否している。(共同)


2024.07.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240718-67JYKGDTPZM6ZOYYMGOBPDOMVY/?outputType=theme_paris2024
パリ五輪開幕まで1週間、準備最終段階に 選手村が正式にオープン 選手団を受け入れ

  パリ五輪は19日で開幕まで1週間18日は市郊外のサンドニに設けられた選手村が正式にオープンし、各国選手団のパリ入りがいよいよ本格化する。市内の交通規制は開会式の舞台となるセーヌ川の周辺エリアを含めて一段と強化され、1世紀ぶり3度目となるスポーツの祭典に向けた準備は最終段階に入った

  大会期間中に選手らの生活拠点となる選手村には18日朝からスタッフが出入りし、各国・地域の選手団の受け入れが着々と進む。観光名所の凱旋門やルーブル美術館近くにあるパリ五輪の公式グッズ店ではレジに行列ができるなど、市内の開幕ムードは徐々に高まりつつある
  一方でエッフェル塔近くのトロカデロ広場では、警察犬を連れた数十人の警察官が不審物がないかを入念にチェックする物々しさも見られた。(共同)


2024.07011-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240711-RV5VOZONN5CTLBWCTIU4AYT7FA/?outputType=theme_paris2024
パリ五輪、試験運行予定の「空飛ぶタクシー」に市が直前抗議 「金持ち専用、環境に悪い」

  26日開幕のパリ五輪にあわせ、試験運行が予定されている「空飛ぶタクシー」に、パリ市が「待った」をかけた。政府が9日、市中心部へのヘリポート設置を認可したのに対し、反対を表明した。

  空飛ぶタクシーは、電動垂直離発着機でシャルルドゴール国際空港とパリ中心部を結ぶ計画。五輪開会式が行われるセーヌ河岸に発着駅の設置を認める政令が9日の官報で公布された。
  これに対し、パリ市のダビド・ベリアール助役(交通担当)は公共ラジオで「環境に悪く、大金持ちしか使えない。35キロの移動料金が130ユーロ(約2万2千円)もする」と述べ、市議会は計画に反対してきたと強調した。7日に国会の下院選でマクロン政権与党が第3勢力に転落したことを踏まえ、「政府は民主政治で正当性を失った」とも述べた。仏紙リベラシオンによると、市は政令に異議を唱えて法的措置をとる方針。
  パリは、イダルゴ市長の社会党が率いる左派市政が続き、ベリアール氏は環境政党に属する。下院選では左派連合が勝利し、議会の第1勢力になった
  空飛ぶタクシーは、ドイツのボロコプター社が開発し、五輪後の商用運行を目指している。政令によると、今回は今年12月末までの試験運行とされ、上限は計900本と定められた。


2024.07.03-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240703-6INGS3YYUJNTTJEYX6TI7KGMBY/
パリ五輪選手村 移動式エアコン2500台注文

  環境に配慮してエアコンが設置されないパリ五輪(26日開幕)の選手村で、各国・地域の選手団が大会組織委員会を通じて計約2500台の移動式エアコンを注文していると2日、組織委担当者が明らかにした

  選手村は計約7千室。同担当者は「主に先進国から来る選手たちはエアコンがある環境に慣れているため、設置されていないのは問題という考えだと認識している」と語った。エアコンを注文している選手団の数は明かさなかった。
  組織委によると、各部屋の床下には管を張り巡らせて地下水を通し、自然の力を用いた床冷房を設置外の気温より6~10度は下がるというが、パリの猛暑を懸念する声が上がっている。(共同)


2024.06.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240624-6POKPQKICNCHNILQGEH5PCY5ME/
パリ五輪 トライアスロン会場のセーヌ川、大腸菌の汚染深刻 上限5倍の地点も
(三井美奈)

  約1か月後に開幕が迫るパリ五輪で、トライアスロンやマラソンスイミングの会場となるセーヌ川の水質汚染が続いているパリ市の21日の発表では、大腸菌の検出値が許容上限の5倍に達した地点もあった。

  パリ市の発表では、16日までにパリ中心部のセーヌ川4地点で行ったサンプル検査結果の推移が示された。国際大会では水100ミリリットルあたりの大腸菌コロニー形成単位(CFU)が1000を超えてはならないとされるが、3日以降の2週間、トライアスロン会場で許容上限を下回ったのは9日だけだった。16日には2000CFUを越えた。市西部では5000CFUに達した。
  パリ市は、最近数カ月間の降雨で水位が上がったのが主原因だと説明した。未処理の下水があふれ、川に流れ込んだとみている。市は天候が回復すれば、紫外線による殺菌効果が期待できると望みをかけている。
  セーヌ川では7月26日、船を連ねて五輪開会式を行う予定だ。30日には個人男子、31日に個人女子のトライアスロンがそれぞれ行われる。マラソンスイミングは8月8、9両日に実施される。
  セーヌ川は1923年以来、遊泳は禁止されてきた。五輪・パラリンピック終了後、一般向けに遊泳場をオープンする計画で、14億ユーロ(約2400億円)をかけて浄化作業が行われてきたパリのイダルゴ市長は安全だと示すため、7月半ばにセーヌ川で泳ぐ姿を公開するとしている。マクロン大統領も日程を示さないまま、セーヌ川で泳ぐ意欲を示してきた(三井美奈)


2024.06.10-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240610-ANPPKR6C3JLIRBGL2EYNLKYXYY/
フランスの下院選挙はパリ五輪に影響なし IOCのバッハ会長が見解示す

  フランスのマクロン大統領国民議会(下院)を解散し、総選挙を実施すると発表したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日、7月26日開幕のパリ五輪への影響はないとの見解を示した。同会長は「全ての人が五輪をサポートしてくれるだろう」とし、フランスの政治リーダーは大会への支援で団結しているとも主張。「結束が崩れるいかなる兆候もない」などと述べた。ロイター通信が報じた。

  一方でパリのイダルゴ市長は、大会が近づく中で国を政治的に不安定な状態に陥れるマクロン氏の判断は「理解に苦しむ」と指摘した。(共同)


2024.06.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240606-X6SFIOURQBN2VMACFV2J647GSU/
市民の我慢も限界 セーヌ川に排泄デモ? 五輪直前の混乱ぶり露呈
(板東和正)

  「もう我慢も限界だ」・・・パリ在住の知人が最近、フランス政府が取り組むセーヌ川の水質浄化の問題について憤っていた。7月下旬に開幕するパリ五輪ではセーヌ川が競技の舞台となるため、仏政府やパリ市は14億ユーロ(約2370億円)の予算を費やし、水質浄化策を実施。マクロン大統領はセーヌ川がきれいになったことを証明するため、泳ぐ約束までしていた

  だが、五輪開幕までもうじき1カ月前だというのに水質が十分に改善されていないという。前述の知人が怒るのは政府の無策ぶりだ。水質を保証できないために1923年から遊泳が禁止されてきたセーヌ川を短期間できれいにするのは困難だ。知人は「マクロンは大事な政府の大金を無駄にした」と非難する。
  五輪の開催準備を巡っては、政府はパリのホームレスを他地域へ移動させている。セーヌ河岸の露天商に開催期間中の立ち退きも指示したが、猛反発を受けて撤回した。近隣住民は「首都美化の一環で貧しい人や市民の生活が脅かされるのは我慢ならない」と語気を強める。
  怒りが頂点に達しつつあるのか、一部の市民が政府の対応への抗議のためにセーヌ川で排泄(はいせつ)するよう呼びかけているらしい。理解しがたいデモだが、開幕直前の混乱ぶりだけは伝わってきた。
(板東和正)


2024.04.16-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240416-25GWAN2BOBMSPMEUJCU7GUKRYI/
古代五輪研究を長年続ける神戸の医師が来賓で参加 パリ五輪聖火の採火式

  古代五輪の研究を長年続けている神戸市在住の医師、賀来正俊さん(72)が16日、ギリシャのオリンピア遺跡で行われたパリ五輪の採火式に来賓として招待されて参加した。荘厳な式典を見終わり「古代五輪の様子を伝える内容の演出が良かった。感動した」と感慨深げに語った。

  賀来さんは30歳の頃から本格的に研究を始め、2021年に古代五輪に関する著書を出版。国際オリンピック委員会(IOC)からバッハ会長名で礼状が届いたこともあるという。
  古代ギリシャで五輪の際に休戦協定が結ばれた事実に着目。世界情勢が混迷する中、15日にバッハ氏や地元の首長らが集まり「五輪休戦宣言」の式典が行われた。「どこまで本気でやってくれるか。それが問題だ」と平和への思いを語った。(共同)


2024.04.05-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240405-5XV7D7YHUBOCPGC67AUR5UOUJA/
東京「金」のロシア選手をパリ五輪予選から除外 レスリング男子、ウクライナ侵攻支持で

  世界レスリング連合は4日、2021年東京五輪男子フリースタイル97キロ級で金メダルを獲得したロシアのアブドゥルラシド・サドゥラエフをパリ五輪の欧州予選から除外したと発表した。ウクライナ侵攻を支持していることが確認され、個人の中立選手としての出場資格を失った。(共同)


2024.03.21-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240321-RU3AA7PMU5M4BKRWVDK23F446U/
パリ五輪の開会式パレード除外で、バッハIOC会長にロシア側が「個人攻撃」

  国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は20日、スイスのローザンヌでの理事会後に記者会見し、今夏のパリ五輪で開会式の船上パレード参加を禁じたロシア側から「非常に攻撃的で個人的」な批判を受けたと明らかにした。ドイツ出身の同会長に、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)と結びつけた非難もあったという。

  IOCのアダムス広報部長は「許容範囲を超えていて受け入れがたい。過去最低だ」と断じた。
  ウクライナ侵攻に伴う制裁でロシア勢は諸条件を満たせば個人の中立選手として五輪に出場できるものの、国旗や国歌は使用できない
  ロシアは五輪に対抗する形で独自の国際総合大会を計画しており、バッハ会長は「スポーツの政治化は分断を招く。五輪の使命に相反する」と指摘した。(共同)


2023.12.07-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20231207-MFLAGUSSWNL37E3TEZP4YKDVGE/
IOC委員らロシア参加を支持 来夏パリ五輪、容認の公算

  国際オリンピック委員会(IOC)は6日、各国・地域のIOC委員や国際競技連盟(IF)会長らと非公開のオンライン会合を開いた。関係者によると、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国勢について「中立」選手として来夏のパリ五輪参加を支持する声が相次ぎ、反対意見は出なかった。両国勢の参加容認論が拡大し、五輪出場を認める公算が大きくなっている

  会議では出席者から「既に中立選手が出場して五輪予選は行われ、大きな問題は起きていない(五輪参加を認める)決断が必要だ」「私たちは(平和への)架け橋をつくらないといけない。中立選手の出場をサポートする」などの意見が出た。IOCのバッハ会長はこの問題で結論の時期を明かさず、出場可否は今後の理事会で判断する考えを示したという。(共同)


2023.12.06-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20231206-OYT1T50174/
ロシアとベラルーシ選手のパリ五輪参加、競技連盟がIOCに要請…「中立」個人資格で
(パリ支局 平地一紀)

  国際オリンピック委員会(IOC)は5日、ウクライナ侵略を続けるロシアと同盟国ベラルーシの選手について、条件付きで来年のパリ五輪出場を認めるよう各国際競技連盟(IF)から要請されたと発表した。

  出場が認められた場合でも、個人資格で国を代表しない「中立」の立場となる見込み。IOCは今年1月、「中立」で両国選手の国際大会復帰を容認する方針を明らかにしたが、ウクライナなどが反発し、五輪参加の可否は決まっていない。(パリ支局 平地一紀)


2023.01.27-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230127/k10013962851000.html
パリ五輪 ウクライナ “ロシア出場なら大会ボイコットも”

  来年開催予定のパリオリンピックについて、ウクライナの青年スポーツ相は、ロシアとベラルーシの選手の出場が認められた場合、ウクライナは大会のボイコットを辞さない考えを示しました

  IOC=国際オリンピック委員会は25日、ウクライナへの軍事侵攻で国際大会から除外されているロシアと、同盟関係にあるベラルーシの選手についてパスポートを理由に参加が妨げられてはならない」などとして、国際大会への復帰を検討することを明らかにしました。
  これを受けて、ウクライナのワジム・フトツァイト青年スポーツ相は26日、SNSで「容認できるものではなく、ウクライナで戦争が続いているかぎり、ロシアとベラルーシのアスリートは国際大会に出場するべきではない」と非難しました。
  そのうえで「われわれの声が届かなければ、オリンピックをボイコットし、参加を拒否する可能性を排除しない」とIOCを強くけん制し、大会のボイコットも辞さない考えを示しました。


2023.01.26-沖縄タイムス(KYODO)-https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1094062
IOC、ロシア選手復帰の方針へ 中立、戦争支援しないなど条件に

  【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は25日、ウクライナ侵攻でスポーツの国際大会から除外されているロシアとベラルーシの選手について「いかなる選手もパスポートを理由に大会参加が妨げられてはならない」とし、本格的に復帰を検討していくと発表した。自国を代表しない「中立」の立場、戦争を積極的に支援しないことなどを条件としている。来年のパリ五輪に向けて「団結の使命」として方針転換を鮮明に打ち出した形だ。

  IOCは17、19日にIOC委員や国際競技連盟(IF)などと会議を行い、両国選手の国際大会参加について意見を集約。25日に理事会を開いて協議した。
(共同通信)







このTopに戻る





monomousu   もの申す
TOPにもどる
最近のニュース
ここはパリ五輪のニュースです。(2023年1月~)