ロシアの犯罪問題-1


2023.08.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230826-NA3SLINI7FOA3HMKLCI4T4PEQQ/
プリゴジン氏死亡 露恐怖体制の本性なのか

  ロシアのプーチン独裁体制に盾突いた反逆者には残酷な末路が待つ。今回も「血の粛清」史の新たな一ページなのか。

  今年6月、プーチン政権に反旗を翻した民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏が搭乗する自家用ジェット機がモスクワ北西のトベリ州で墜落し、乗員乗客10人全員が死亡した。
  プーチン大統領は「悲劇だ。プリゴジン氏は才能ある人物だった」として「哀悼の意」を表明した。プーチン氏は2カ月前、プリゴジン氏の反乱を受けた緊急のテレビ演説で「われわれが直面するのは裏切りと反逆だ」と断じた。いったんは赦免したが、本音ではやはり許せなかったのではないか。
  プーチン氏には、ウクライナ侵略の「ひな型」とされ、残忍な殺戮が行われた第2次チェチェン紛争の渦中に「裏切り者は便所でも捕まえてぶち殺す」と口走った過去がある。通底するのは敵とみなした相手に対する歪んだ復讐心なのだろう。
  バイデン米大統領は「(墜落に)驚いてはいない。ロシア国内の出来事でプーチン氏が背後にいないことはあまりない」と語り、米国防総省のライダー報道官は「プリゴジン氏は暗殺された可能性が高い」と指摘した。一部の米紙は「機内に仕掛けられた爆発物によるテロの可能性」を報じている。
  墜落機にはワグネルの共同創設者のウトキン氏も同乗していた。墜落前日には、反乱計画を事前に知っていたとされるウクライナ侵略のスロビキン副司令官が解任された。
  これらが粛清の始まりなのだとすれば、プーチン氏や軍による恐怖体制の本性が牙を剝いた復讐劇といえる。ウクライナの激戦地に投入されたワグネルは、ショイグ国防相ら軍幹部と敵対していた。
  プリゴジン氏は反乱で部隊をモスクワに向けて進軍させ、プーチン氏の「侵略の大義」を頭から否定して体制の混乱と弱体化を世界に晒した。プーチン氏の恨みは深かったはずだ。
  プーチン政権の「血の粛清」にあった犠牲者は、「チェチェンの闇」を暴いて暗殺された女性記者、ポリトコフスカヤさんや元情報機関員、リトビネンコ氏ら枚挙にいとまがない。世界と敵対するこの恐怖体制は一刻も早く崩されねばならない。


2023.04.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230416-7I2IIXN5WJPGHICUF72IEQAHGE/
ロシア、イースターも攻撃 10代2人死亡、教会破壊
(共同)

  キリスト教東方正教会の復活祭(イースター)を迎えたウクライナで16日もロシアの攻撃が続き、南部ミコライウ州では10代の2人が死亡した。ザポロジエ州では教会が破壊された。国営通信社ウクルインフォルムが伝えた。

  東部ドネツク州のキリレンコ知事は16日、主要都市スラビャンスクにある集合住宅に対する14日のミサイル攻撃での死者が15人に上ったと明らかにした。攻撃には地対空ミサイルS300が使用され、ミコライウ州では住居や教育施設などが損傷した。
  一方、ウクライナのイエルマーク大統領府長官は16日、ツイッターで、捕虜交換によってウクライナ人130人を取り戻したと明らかにした。
  ウクライナのゼレンスキー大統領はイースターのメッセージで「大きな困難がこの先にあるかもしれないが、われわれは打ち勝つ」と呼びかけ、ロシアが実効支配する領土の奪還を目指す決意を訴えた。(共同)


2023.01.13-Yahoo!Japanニュース(RETERS)-https://news.yahoo.co.jp/articles/7a07fc7d0b33b14c12075ce31fa1f3a47b23caa4
「袋をかぶされ殴られ、爪をはがされた」ヘルソンの女性がロシア軍の残虐行為を証言

  ウクライナ南部ヘルソンで暮らす会計士のオクサナ・ミネンコさんは、地域がロシア軍に占領されていた当時、頭に袋をかぶせられて殴打されたうえ、爪をはがされるなどの暴行を受けたという。オクサナさんは、自分が狙われたのは夫がウクライナ軍の兵士だったからではないかと話す。

  「頭に袋をかぶせられ殴られると、空気が奪われて呼吸もできず、何もできない。身を守ることさえもできない。 彼らは私の爪を1枚ずつはがし始め、痛みが次の痛みへ変わっていった。もはや私の願いはただ1つだった――」
  その願いとは、ロシア侵攻の初日に戦死したウクライナ軍兵士の夫の後を追って死ぬことだったと、オクサナ・ミネンコさんは語る。オクサナさんを拘束した者は、彼女の服を脱がせ、整形手術が必要なほどひどく顔を殴ったという。
  ある時は、両手を熱湯の中に入れられた。 ロイターはオクサナさんの証言を確認することができなかったが、ウクライナではロシア軍による民間人拷問の疑いが広がっている。
  ロシア当局は、同軍が民間人を標的に攻撃したり、戦争犯罪を犯したとの疑惑を一貫して否定。だがロイターは今回、ロシア軍が一時占拠していたヘルソン地域で行われた民間人に対する残虐行為の疑いについて、ウクライナ検察当局がまとめたものを独占入手した。
  その内容は以下の通りだ。
*ウクライナ当局が違法と認める勾留施設――10カ所 *これら施設で拷問や身体的暴力を受けた人――200人 *それら施設で勾留された人――400人 *行方不明の民間人――540人
  ウクライナ全土ではおよそ5万件の戦争犯罪が報告され、そのうち7700件がヘルソン地域のものだ。ヘルソン地域を管轄する戦争犯罪主任検察官はこう語る。 ヘルソン地域を管轄 コバレンコ戦争犯罪主任検察官 「最も一般的な拷問は、電気ショックや電線を性器や耳に当てること、そして水責めだ。  これは占領軍が求める供述を得るために、組織的かつ徹底的に行われた。
  また人々を殴るために警棒や木の棒が使用されたほか、息ができなくするために使ったガスマスクも見つかった」 取材班は、拷問が行われていたとする場所を訪れた。そのうちの1つが、ヘルソンの商業ビルの地下にあった。壁には被害者が描いたとみられる落書きが残され、あたりには人糞の臭いが充満している。壁に刻まれた跡は、勾留された日数を数えたものと思われる。神への祈りや「彼女のために生きる」といった言葉もあった。
  会計士であるオクサナさんが狙われたのは、夫が兵役についていたためではないかと話す。オクサナさんによると、ロシア軍の制服を着た男たちが夫の墓の前に現れ、彼女の頭に銃を突きつけ、処刑を模した行動をとったという。さらに夜中に3度も家から引きずり出され、殴打されたこともあった。
  「意識を失うことはなかった。レイプされることはなかったが、私は生肉のようだった。生きた死体のようだった」
  ロイターはこの報道についてロシア政府とロシア国防省に質問を行ったが、回答は得られなかった。


2023.01.05-日刊スポーツ(KYODO)-https://www.nikkansports.com/general/news/202301050001254.html
ウクライナが奪還した南部ヘルソン州で住民恐怖の「拷問部屋」発見 戦争犯罪を視野に捜査続く

  ウクライナが奪還した南部ヘルソン州では少なくとも七つの「拷問部屋」が見つかった。拘束対象はウクライナ軍や警察ら当局者の家族地元のビジネス関係者、抗議デモに参加した市民と広範にわたった。司法当局は、住民に恐怖を与えて占領を進めようとしたとして、戦争犯罪を視野に捜査を続けている。

  ヤロスラフ・ミンコ検事(30)が5日までに取材に応じ、州都ヘルソンで見つかった拷問部屋の一つを公開した。暗い地下の部屋には手書きで乱暴に番号が振られ、監獄を想起させた。
  ロシア軍は昨年3月にヘルソンを制圧した。拷問にはウクライナ軍を降伏させるための情報収集や人質として利用したり、ロシア側に協力させたりする狙いがあったとみられている。尋問は東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)から派遣された人物や、ロシア連邦保安局(FSB)の関係者が行った。
  拷問には電流を流したり、ガスマスクで呼吸を困難にしたりする方法が取られた。「拘束者の立場によって違うやり方をした」とミンコ氏。最長で1カ月ほど留め置かれたとみられ、壁には誰かが線を引いて滞在日数を数えた痕跡もあった。
  証言によると、この建物には少なくとも31人が連れ込まれたが、拘束者は目隠しをされており、ミンコ氏は「実際はもっと多い」と指摘した
  地元警察によると、11月の奪還後、拷問部屋のほか住民を拘束するために使った場所が8カ所見つかっている。(共同)



2022.06.05-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/world/20220605-OYT1T50226/
「2人選べ」と強要し連れ去り・母子ともに被害…ロシア占拠下の性暴力、見通せぬ全容
(キーウ 笹子美奈子)
(1)
  ウクライナの人権団体や検察当局が、ロシア軍の占拠下でのレイプ被害者らの証言を集め、露軍兵士らの訴追手続きを進めている。母親が娘の目の前で被害に遭うなど、痛ましい事例が報告されている。組織的犯行の疑いが指摘されるが、告訴をためらう被害者も多く、法の裁きには障壁が立ちはだかる。(キーウ 笹子美奈子)

親子で被害
  ウクライナの人権団体「ラ・ストラダ・ウクライナ」は、露軍に約1か月間占拠されたキーウ(キエフ)近郊が解放された3月下旬以降、被害者や目撃者などからの通報を基に、実態調査を進めている。5月26日までに20件の被害が報告されている。被害者は13~58歳で、13、14、17歳の未成年の少女3人と、20歳前後の男性1人も含まれる。イルピンやブチャなどキーウ州での被害が中心だ。
  典型的なのは、集団の中から何人か連れ去る事例だ。占拠時、住民はアパートの地下室に集められ、移動を制限される場合が多かった。ブチャで報告された事例では、露軍兵士が地下室に現れ、「これからレイプする。2人選べ」と住民に言い放ち、住民が拒否すると勝手に2人の女性を連れ去った
(2)
  しばらく後、兵士が連れ去った女性の一人を地下室に投げ入れた。女性は髪も衣服も汚れ、顔に殴られた痕があった。その後、女性は数日間、地下室で他の住民と一緒に過ごしたが、 憔悴しょうすい し、何も言葉を発しなかったという。もう一人の女性は行方不明のままだ。
  母親が子供の目の前で被害に遭った事例も少なくとも4件報告されている。ある事例では、母親が娘の前で、その後に娘が母親の前で被害に遭った
報復の恐れ
  ラ・ストラダは訴追手続きを進める検察当局と連携している。だが、被害者が訴追に同意したのは20件のうち4件のみだ。
  被害者が訴追を阻む理由の一つは、被害者が世間の目にさらされるのをためらうためだ。露軍が戻ってくることを恐れている人もいる。また、近隣住民から「なぜ早く逃げなかったのか」と非難されることもあるという。そうした住民は、露軍が戻ってきた場合に捜査に協力したと疑われることを恐れているとみられる。
(3)
  一連の事件では、目撃者がおり、被害者の協力があれば訴追できる可能性が高い。「告訴は被害者しかできない。これだけ証言があるのに、罪を裁けないのは残念だ」と、司法調整担当のマリナ・レヘンカ氏(38)は唇をかむ。
組織的犯行
  司令官が関与した組織的犯行の疑いもある。実行犯は若い兵士が中心だが、地下室の入り口で、司令官が部下の兵士と話した後に去り、残った兵士が女性を連れ去るなどの事例が報告されている。
  「犯行は痛めつけ、屈辱と心理的ダメージを与え、恐怖を植え付けるためだった。レイプを恐怖を与える武器、戦術として用いていた」。レヘンカ氏はそう分析する。
  人道回廊を通じた避難が実現した激戦地の南東部マリウポリや、ヘルソンの事例が報告されつつある。しかし、今も占拠下にある東部地方で、どの程度の被害が発生しているのかは全く見通せず、実際の被害ははるかに多い可能性がある。


2022.05.10-JB Press-https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70028?page=2
ロシア兵に母親がレイプされ殺さる現場を目撃した少年、衝撃で毛髪が真っ白に
「イワンのような子供は何十人、何百人といる」
(1)
  [ロンドン発]ウクライナ・ドニプロ出身でイギリス在住の共同経営者アレクサンドル・シュマトクさん(49)はウクライナの首都キーウ近郊のブチャ市長の要請を受け、ブチャ復興と住民支援に貢献することを目的とした「ブチャ人道復興財団」を設立することになった。シュマトクさんのチームはキーウに6人、西部リビウとボロディミアに各2人の計10人だ。

【参考:連載第1回】「平和な国から戦火の祖国へ、後戻りできない道を男たちは歩いていった」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70026

「ブチャの生存者は虐殺による身体的・精神的ダメージに苛まれている」
  「ロシア軍による虐殺現場となったブチャに入るのはまだ制限されています。ブチャの生存者は虐殺による身体的・精神的ダメージに苛まれています。私たちは薬物療法、治療、栄養失調問題への対処、有能な医師の派遣、医療施設の再建など、ブチャの医療ニーズを支援するために努力しています」とシュマトクさんは言う。
  シュマトクさんはキーウ中心部に事務所、近郊に支援物資を管理する倉庫をつくった。ブチャ市や地域の行政機関と連携して活動している。ジュネーブやニューヨークの高価な事務所にはお金をかけたくない。寄付金をすべてブチャに送れるよう自分で財団を立ち上げた。すでに10戸の仮設住宅を購入し、ロシア軍の攻撃で自宅を失った住民たちに提供している。
  ブチャの住民に人道的・医療的支援、サポート、リハビリを提供し、道路、建物、病院、学校、公園、礼拝所といった公共施設やインフラなどブチャ復興に貢献するのが財団の目的だ。ウクライナ側のボランティアたちが国際NGO(非政府組織)「ヘルシンキ・インスティテュート」と協力してブチャでのロシア軍の戦争犯罪を文書化する作業を進めている。
(2)
  「ヘルシンキ・インスティテュートとの作業の中で、ブチャの虐殺を体験して髪の毛が真っ白になった6歳の少年イワン(仮名)がいることも分かりました。イワンのような少年が未来を取り戻せるよう支援していきたい。ブチャの住民は栄養失調とロシア軍の残虐行為によるトラウマを抱えています。食料、水、薬、治療が必要です」

  イワンは目の前で母親がロシア兵に何度もレイプされ、死んでいくのを見なければならなかった。イワンの髪の毛は真っ白になり、言葉を発しなくなったという。
  「彼のような子供は何十人、何百人といるのです。ブチャ市長と協力してロシア軍の残虐行為で心に傷を負った子供たちのためのリハビリテーションセンターを設立することになりました」
  ウクライナ危機メディアセンターによると、5月2日時点でロシア軍が撤退したキーウ地域で民間人の遺体を埋めた8つの集団墓地が見つかった警察当局は「占領者の残虐行為は言語道断。集団墓地から148人の亡骸が見つかった。大半の集団墓地はブチャにある。手足を縛られ、足を撃たれるなど拷問の跡が見られる民間人だ。彼らは頭を撃った」と発表した。
  キーウ地域で見つかった1220遺体のうち280遺体の身元はまだ確認されていない。警察当局はロシア軍の戦争犯罪についてすでに3000件以上の手続きを済ませた。4月21日時点で殺害された子供の数は40人を数えた。ブチャでは拷問され、殺された跡のある遺体が412体もあった。民間人虐殺の証拠を隠滅するため無惨に焼かれた遺体も見つかっている。
  ウクライナの人権オンブズマン、リュドミラ・デニソヴァさんは「ブチャにある家の地下室で14歳から24歳の少女や女性25人がロシア軍の占領中に組織的にレイプされました。そのうち9人が妊娠しています」と英BBC放送に証言している。「ナチスの売春婦はみんなこうなる」と16歳の妹が路上でレイプされるのを見なければならなかった25歳の女性もいた。
(3)
「この戦争は和平では終わらない」
  「この戦争は和平では終わらない。2014年にクリミアが併合され、東部で紛争が起きた後もウクライナは中立国でした。にもかかわらずロシア軍が侵攻してきて何の罪もないウクライナ人を虐殺し続けているのです。ブチャで彼らが何をしていたのか白日のもとにさらされました。一時的な停戦はロシア軍に部隊再編の時間を与えるだけです」
  「何が何でも、この戦争に勝たなければならない」と言うシュマトクさんは、中立の立場からロシアに気遣う赤十字国際委員会や、安全保障理事会の常任理事国として拒否権を持つロシアの非道を止められない国連に失望している。だから世界中から寄せられる善意のお金を直接ウクライナに届けようと知り合いのブチャ市長に声を掛けた。
  キーウ経済大学の調査では、この戦争でウクライナのインフラに生じた直接的な損害は5月2日時点で約920億ドルに達している。ロシア軍による侵攻以来、経済損失の総額は国内総生産(GDP)の減少、投資停止、労働力流出、追加の国防費、社会支援費などを含めて5640億~6000億ドル以上と推定される
  少なくとも195の工場や企業、231の医療機関、543の幼稚園、940の教育機関、295の橋と橋桁、151の倉庫のインフラが損傷・破壊されたり、ロシア軍に占拠されたりしている。97以上の宗教的建造物、144の文化的建造物が損傷・破壊された。2万3800キロメートルの道路と3370万平方メートルの住宅が損壊・破壊・占拠のため使えなくなった

(4)
「ソ連時代、『独立を望むのは悪』と学校で教え込まれた」
  ロケットサイエンティストだった父と数学の大学教授だった母を持つシュマトクさんは1997年に経営学修士(MBA)を取るためアメリカに留学した。2年後に修了したあとアメリカ、ロンドン、アムステルダム、ジュネーブに住み、イギリスに戻った。ソ連が崩壊した時、シュマトクさんは母と同じ数学を専攻するキーウ大学の学生だった。
  「すべてが崩壊するさまを目の当たりにしました。信じられないことでした。その時はまさかアメリカで勉強できるようになるとは思いもしませんでした。父が軍事機密に関わる仕事をしていたのでソ連から外に出ることはないと思っていたからです。ソ連時代はウクライナのナショナリストになるのは悪い、独立を望むのは悪いことだと学校で教え込まれました」
  91年、シュマトクさんは学生の1人として、独立を求めるデモに参加した。誰かに会って、すぐ恋に落ちるような感じだった。ソ連という“刑務所”が一夜にして崩壊し、自由をいったん手に入れると、みんなが自由を欲するようになった。「何も見えないと思っていたのに突然、すべてのモノがカラーで見えるようになるというのはとても素晴らしい感覚です」
  2014年2月、親露派のビクトル・ヤヌコビッチ大統領(当時)を追い詰めたマイダン革命を支援するためキーウにいたシュマトクさんは「正直言って私もウクライナは平和な国だと信じている呑気な人間でした。クリミアがロシアに併合されることになるとは夢にも思わず、09年に別宅を買って毎年夏に家族で出掛けていたぐらいです」と打ち明ける。

  「ウクライナはロシアのようなタテ構造の権威主義国家ではありません。みんなが対等なフラットな社会です」
  シュマトクさんは財団の活動を通じて最高の建築家、環境に優しいデザイン、再生可能エネルギーによる電力供給、インフラやインターネット環境の改善を実現し、ウクライナを世界で最も住みやすく働きやすい場所にしてみせると力をみなぎらせた。


2022.04.12-Wow Korea-https://www.wowkorea.jp/news/Korea/2022/0412/10343432.html
1歳児に性暴行」「少女監禁に9人妊娠」…ロシア軍の蛮行証言相次ぐ=韓国報道

  ロシア軍がウクライナ占領地域で女性や少女たちを相手に性暴行行為をはたらいたという証言があらわれた。
  11日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズはロシア軍がウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺から退いた後、自宅で女性の遺体を発見したというシェピチコさんの証言を報道した。

  シェピチコさんは「地下室にいた女性は頭を銃で撃たれていた」とし、「警察が女性の遺体を引き出した際、コンドームの包装紙を発見した」と説明した。
  これに、ウクライナの公式人権オンブズマン、リュドミラ・デニソワさんは「女性に対する多くの虐待事例のひとつ」と述べた。
  デニソワさんはブチャなどの地域でロシア軍による性暴行事例を記録し、この中には女性と少女たちが地下室に25日間監禁された事例もあったと主張した。彼女は「このうち9人が妊娠中」とし、「ロシア軍はウクライナの女性たちを相手にする際、戦争武器として性暴力を行使している」と訴えた。
  これを前に、ロシア軍兵士が1歳児に性暴行した映像がオンライン上に拡散する事態もあったと伝えられた。去る10日(現地時間)、英ミラーによると、ロシア軍兵士1人が自身のロシアのSNS・VKontakteにウクライナの赤ちゃんを性暴行した映像を投稿し、逮捕された。

  【おことわり】WoW!Koreaでは、ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に変更します。その他の地名も従来はロシア語の発音で表記していましたが、ウクライナ語の発音に合わせます。2022/04/12 10:54配信  Copyright(C) herald wowkorea.jp 3


2022.04.11-中央日報-https://s.japanese.joins.com/JArticle/289769?sectcode=A00&servcode=A00
1歳の赤ちゃんをレイプ後に動画を同僚に…97年生まれのロシア兵士の衝撃の蛮行

  ロシア兵士ウクライナの1歳の赤ちゃんに対して性的虐待を行う映像がオンラインに流布して世界に衝撃を与えている。

  10日(現地時間)、英紙ミラーなどによると、1人のロシア兵士がソーシャルメディア(SNS)にウクライナの赤ちゃんをレイプする映像を投稿して警察に逮捕された
  ロシア現地メディアは該当の兵士について、ロシア南部クラスノダール出身で1997年生まれだと伝えた。また、この兵士のSNSには赤ちゃんのレイプ映像の他にも歪んだ性意識を持っていることを証明する各種映像が他にもあったと説明した

  この兵士が撮影した映像はテレブラムやその他のソーシャルメディアのサイト等を通してシェアされた。
  ウクライナメディアによると、この兵士が同僚の兵士に淫らなイメージと動画を送った。
  海外のネット上ではこの兵士の許されざる行為に対して怒り、写真や年齢、故郷、住んでいるところなどの個人情報を突き止めて広めた。
  ウクライナ外交官のオレクサンドル・シェルバ氏はツイッターに「赤ちゃんを強姦した怪物を見よ。誰かが私に彼がやったことについてのリンクを送ってきたがとても開いて見ることなんてできなかった」とし、該当兵士の写真を公開した。
  一方、ロシア軍が占領した後に撤退したウクライナ北部地域では、ロシア兵士たちが性犯罪を犯したという証言と証拠が連日報告されている状況だ。


2022.04.06-FRIDAY-https://friday.kodansha.co.jp/article/237861
子供の前で強姦、遺体は下水道に…ロシア軍の「残酷すぎる蛮行」

  国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」が4月3日に発表した報告書には、ロシア軍による戦争犯罪の様子が詳細に記されている。ウクライナ第2の都市ハルキウの学校に5歳の娘ら家族と避難していた、31歳の女性の証言は生々しい――。

  ロシア兵が窓ガラスを割って学校に侵入してきたのは、3月13日の深夜0時ごろだ。兵士は自身の名前と「20歳だ」と告げ、女性に2階の教室へ行くよう指示。アサルトライフル(突撃銃)を突きつけ、こう言ったという。・・・「服を脱げ」・・・兵士は、拳銃を女性のこめかみに当てたまま性的暴行を加える。校内には暖房がなかったが、着衣は上半身しか許されない。女性は何度も繰り返し強姦された……。さらに女性は顔を何度も殴られ、ナイフで首や頬、髪の毛を切られたという
遺体が犬に食べられ……
  AP通信も、ロシア軍の残忍な行動を報じている。首都キーウ近郊の街ブチャに住む民間人の談話だ。

(ロシア兵が一軒一軒家を回り、地下室に避難している住民たちを引きずり出しました。彼らは、住民が持っていたスマートフォンをチェック。反ロシア的な書き込みがあれば、容赦なく殺害したんです。ある地下室からは、両手両足を縛られた18の遺体が見つかりました中には子どももいた……。遺体の手足はバラバラに切断されていました

  ウクライナ政府によると、キーウでは少なくとも410の遺体が確認されたという。下水道に投げ込まれたもの、頭にTシャツを被せられ後頭部を撃たれたもの、顔が陥没し犬に食べられた痕が見つかったもの……。街全体に、凄惨な光景が広がっていた。
  ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍の蛮行を「ジェノサイド(大量虐殺)」と断定。4月3日に公開したビデオ演説で、激しい言葉を使い強く非難した。
  「ロシア兵のすべての家族に見てもらいたい。平和な都市の普通の市民が、なぜ拷問されて死んだのか。なぜ女性がイヤリングを耳から引きはがされ、絞め殺されたのか。どうしたら娘や息子たちの前で、母親に性的暴行を加え殺害することができるのか。なぜ戦車で生きた人々を潰すことができるのかを」
  前出の人権団体HRWによると、ロシア兵は市民に向かい「我々は汚れを浄化するためにやって来た」と語っていたという。ロシア情勢に詳しい、筑波学院大学の中村逸郎教授が話す。
  「個々人の残忍性に由来するところもあるのでしょうが、ロシア兵は、ウクライナは『ネオナチ』の巣窟だと信じ込んでいるのでしょう。ロシアを脅かす恐ろしい存在だと。危険極まりない市民は、殺害してもかまわないと考えているんです。
  一方、ロシア軍の指揮系統はズタズタです。現場の兵士はまったく統制がとれていません。ウクライナ軍の予想以上の反撃で、撤退を余儀なくされていますが、食糧も武器も不足しパニック状態にある。危険な『ネオナチ』に殺されるという極度の恐怖心から冷静な判断ができず、行動に歯止めがかからなくなっているんでしょう」
  ロシア国防省は、ウクライナで「一人の住民にも手を出していない」と発表ロシア兵に虐殺されたとされる市民の映像については、「西側メディアのために作られた『作品』だ」と否定している。







このTopに戻る





2019年のニュースへ
2020年~2021年7月ニュースへ
2021年8月~2022年2月のニュースへ
2022年3月~2022年6月のニュースへ
2022年7月~のニュースへ

2021年8月のWikipedianoニュースへ
「ロシアの犯罪」問題-1
最近のニュース
TOPにもどる
monomousu   もの申す
ここは「ロシアの犯罪」問題のニュースです