地震・噴火事故・地すべり-1


2023.09.04-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/national/20230904-OYT1T50077/
富士山噴火したら…専門家「逃げるのは徒歩や自転車で」、ハワイ山火事では車渋滞

  富士山噴火時の避難計画が3月に見直されたことを受けて、山梨県富士吉田市で3日、「富士山噴火を知る」をテーマにパネルディスカッションが行われた。計画内容について市民への周知を図る目的で、県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長や堀内茂市長らがパネリストとして登壇した。

  新たな避難計画では、車両による渋滞を避けるため「噴火後に徒歩避難」が原則となった。噴火口の予測は難しい上、勾配の緩やかな市街地を流れる溶岩流は徒歩と変わらない速さと想定されるためだ。
  藤井所長は、8月に米ハワイ州マウイ島で発生した山火事などで、車両渋滞による逃げ遅れが生じたと指摘。別の専門家は「渋滞回避が目的なので、自転車での避難は可能」とも語った。
  地元の男子高校生からは「普段から必要な備えは何か」と尋ねられたのに対し、藤井所長は「噴火を正しく知り、主体的な行動をとれるようになることが重要だ」と語った。


2023.07.15-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230715-OYTNT50098/
「南阿蘇鉄道」駅や車内や沿線に笑顔広がる…全線開通「復活に勇気づけられる」

  おかえり、南鉄――。第3セクター・南阿蘇鉄道(熊本県高森町)被災から約7年3か月ぶりに全線で運転を再開した15日、駅や沿線では住民や鉄道ファンが小旗を振り、横断幕を掲げて喜びを分かち合った。

  一番列車に乗り込んだ大阪府吹田市の男性(57)は、息子(11)と乗車を楽しんだ。息子は「第一白川 橋梁きょうりょう からの景色がきれいだった」と笑顔を見せた。
  男性は2016年4月14日の「前震」の発生を受け、実家がある熊本市に駆けつけたところ、同16日の「本震」に見舞われたという。「ここまで長かったが、南鉄の復活に勇気づけられる」と語った。 立野駅前にある老舗菓子店「ニコニコ屋」は、名物の「ニコニコ 饅頭まんじゅう 」100個を駅のホームで配り、乗客をもてなした。
  被災後、17年秋に店頭販売を再開したが、客足は大きく落ち込んだ。立野駅を通るJR豊肥線が20年8月に復旧してから約3年。ようやく全ての列車がそろい、4代目の高瀬大輔さん(51)は「大勢が乗った列車に感動した。南阿蘇全体がにぎわってほしい」と期待を込めた。


2023.06.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230628-UV42K2BUCJPZ5H5Z2SPBN27DAQ/
日米豪、災害対応でも連携 演習で多国間調整を訓練
(中村雅和)

  大規模災害の発生時他国といかに連携し、効果的な初動対応につなげるか。26日から始まった自衛隊の令和5年度統合防災演習(JXR)には今回、オーストラリア軍が初参加した。従来参加してきた在日米軍も含め、日米豪が築く強固な関係性は、安全保障環境が厳しさを増し、自然災害も激甚化するインド太平洋地域の「要石」となる。

  28日午後、防衛省内の会議室に自衛隊統合幕僚監部、在日米軍司令部、豪軍統合作戦本部のスタッフが集まった。発災後、米豪両軍が派遣する救援部隊と自衛隊の活動を振り分ける「多国間調整所」の運営訓練だ。調整では被災空港の優先復旧順や、航空機・船舶での支援が到着する見込みなどを共有し、効果的な部隊展開を目指した。
  今年度のJXRは、日向灘を震源とした南海トラフ巨大地震による甚大な被害への対応が主眼だ。
  東日本大震災の際は、内陸部から伸びる東西方向の道路を切り開き、津波で大きな被害を受けた沿岸部に救援隊や物資を輸送した。南海トラフ地震の場合も各地で同種の計画が立案されているが、想定される被災地は関東から九州にかけて広範囲にまたがり、沿岸部や離島などで交通網が途絶し、孤立状態に陥るケースは避けられない。発災後には警察、消防や国内外の民間団体が被災地に向かうが、自己完結可能な軍隊の果たす役割は初動対応で極めて大きい。
  各国軍から救援部隊の派遣が見込まれるが、効果的な運用には調整が欠かせない。過去のJXRでは在日米軍との2国間で手順などの確認を行っていた。ただ、自衛隊では多国間での訓練が必要だとして、各国に参加を打診していた。豪軍の参加は、政府が令和4年に閣議決定した国家防衛戦略で「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係」と位置づけた日豪両国が災害対応でも協調した形となる。
  今回の運用訓練は諸外国の関心も高く、中国など計16カ国の在京武官が訓練を聴講した
  JXRは日本が被災国で他国を受け入れる想定だが、地震が多発し、「台風銀座」でもあるインド太平洋地域の特性を踏まえれば逆の展開もあり得る。多国間調整プロセスの洗練は発災後の救援に大きなプラスとなる。特に日米豪3カ国は装備・人員面で地域屈指の能力を有するだけに、連携が深まる意義は大きい。
(中村雅和)


2023.06.13-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230613/k10014098161000.html
フィリピン ルソン島で溶岩流出し噴火 住民約1万4000人避難

  フィリピンのルソン島にあるマヨン山で火口から溶岩が流出して噴火が発生し、13日、までに火山の周辺に暮らすおよそ1万4000人が避難しました。

  フィリピン政府の機関、火山地震研究所によりますと、ルソン島南部のアルバイ州にある火山、マヨン山で、11日の夜、火口から溶岩が流出して噴火が発生しました。
  溶岩はその後もゆっくりと山を下っているということで、地元の自治体は、火口から周囲6キロ以内の区域の立ち入りを禁止するとともに、周辺に暮らす住民に避難を呼びかけ、13日朝までにおよそ1万4000人が体育館などの公共施設に避難しました。
  フィリピン当局は、今回の噴火が爆発を伴わなかったため、火山噴火の警戒レベルは5段階のうち下から3番目の「レベル3」にしていますが、今後、数週間以内に爆発を伴う噴火が起きる可能性もあるとして警戒するよう呼びかけています。
  マヨン山は、過去400年でおよそ50回の噴火を繰り返しているフィリピンでも活動が活発な火山の1つで、1993年の噴火では、火砕流で77人の住民が死亡しています。


2023.06.12-Yahoo!Japanニュース(日テレNEWS)-https://news.yahoo.co.jp/articles/0e9564dc6bf123a51c3984ae8b414635e5e17cc7
震度5弱以上の地震が6回発生 有感地震は400回以上、ナゼ? 北海道震度5弱で東日本広範囲で揺れ観測「異常震域」か
(1)
  11日夕方、北海道浦河沖を震源とする地震で震度5弱を千歳市などで観測しました。この地震では東北、関東、東海地方の広範囲で揺れを観測、震源深く「異常震域」が発生したものとみられます。5月は震度5弱以上が6回発生、「偶然」なだけなのか? 過去にも短い期間に強い地震が相次ぐ事例も。社会部災害担当・中濱弘道デスクが解説します。【週刊地震ニュース】
■震度1以上の地震は38回 北海道道央、道南で震度5弱も
  6月5日から6月11日までの期間、国内で震度1以上の地震は38回ありました。 ▼9日午後8時45分頃、石川県珠洲市で震度3の地震がありました。震源は能登半島沖、地震の規模を示すマグニチュードは3.8、震源の深さは4キロでした。
■浦河沖震源の地震で緊急地震速報も――揺れは東北や関東、東海まで
  ▼11日午後6時55分頃、北海道・千歳市、厚真町、浦河町で震度5弱、函館市や釧路市などでも震度4を観測したほか、東京をはじめ東日本の広い範囲で揺れを観測しました。この地震の震源は浦河沖で、地震の規模を示すマグニチュードは6.2、震源の深さは136キロでした。
  地震は北海道の南東側から沈みこむ、太平洋プレートの中でおきたものです。震源が136キロと深く、これによって地震の揺れが太平洋プレートに沿って伝わり、関東や東海地方でも揺れたとみられています。
  今後の地震活動にも注意が必要です。一般的には震源の深い地震は、浅い地震に比べて余震活動が低調であることが多いとされています。しかし気象庁は今後1週間程度は同じ規模の地震、震度5弱の地震に注意して欲しいと呼びかけています。
■能登地方の「群発地震活動」に変化が――震源は沖合にも
  先週行われた、気象庁の地震火山活動に関する会見で示された震源をあらわした図です。2020年末から群発地震活動が続く能登地方では、地震のおきる場所にやや変化が出てきているようです。
  群発地震が始まって2021年1月以降の地震の震源が灰色で示されています。これまで陸地を中心にした地震が相次いでいました。それが先月5日に発生した震度6強の地震(マグニチュード6.5)以降、赤いマークの場所が震源に変わってきています。能登半島の沖合、海を震源とする地震が多くなっていることも分かります。さらに、気象庁から発表される地震情報でも震源が「能登半島沖」と発表される地震が多くなってきています。 先月は能登地方の地震は、1か月で121回、これまでの群発活動の中で最多です
  5月5日の地震は、能登半島沖が震源でした。輪島港では10センチの津波を観測しています。海に接する機会も多い季節となりましたので、5月と同じような規模、さらに大きな地震となれば、津波発生の危険もあります。引き続き注意が必要です
(2)
■5月「震度5弱以上」の地震が6回――気象庁会見では「偶然」 過去にも短期間に震度5クラス相次ぐ
  先月5日、石川県で震度6強の地震があったほか、千葉県でも震度5強の揺れを観測するなど全国各地で地震が相次ぎました。震度5弱以上の地震はあわせて6回、震度1以上の体に感じる地震は約400回ありました。気象庁の会見では、これだけひと月の間に地震が集中しておきたことについては「偶然」としています。 これまでにも短期間に強い地震が相次いだケースがあります。
  ▼それは2015年5月から6月です。 5月13日に宮城県沖を震源とする地震で、震度5強、小笠原諸島西方沖の深さ682キロという、深いところでおきたマグニチュード8.1の巨大地震では、神奈川県や小笠原村で震度5強の強い揺れとなりました。
  この約1か月の間には、震度5強が2回、震度5弱が3回発生、有感地震は約180回ありました。
  2017年6月後半から7月にかけても、強い地震が相次ぎました。
  6月20日に豊後水道を震源とする地震で震度5強となったほか、長野県や鹿児島湾を震源とする地震でも震度5強を観測しています。この約1か月の間には、震度5強が3回、震度5弱が2回発生、有感地震は約250回ありました。
■震度5クラスの揺れ――歩行困難に、落下物のおそれも
  気象庁の震度階級関連解説表による「震度5強」とは―― ▼物につかまらないと歩くことが難しい ▼棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある 「震度5弱」とは―― ▼電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある ▼まれに窓ガラスが割れて落ちることがある いずれも落下物などでケガをする可能性もあります。地震が相次いでおきていますが、家具の固定など地震対策を引き続きお願いします。


2023.05.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230527-SD3KWXIQ2ZLITACIPLGASCJFUM/
鹿児島・十島村で震度4 津波の心配なし

  27日午後10時52分ごろ、鹿児島県十島村の中之島と口之島で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・7と推定される。津波の心配はない

各地の震度は次の通り。・・・震度4=中之島、口之島(鹿児島)▽震度3=中之島支所(鹿児島)▽震度2=悪石島(鹿児島)など▽震度1=諏訪之瀬島(鹿児島)など


2023.05.26-Yahoo!Japanニュース(ウエザーニュス)-https://news.yahoo.co.jp/articles/61d10a7748aef8187f48e9ac5bd5f9270f68ab58
千葉県東方沖でM6.2の地震 茨城県と千葉県で震度5弱 津波の心配なし

  5月26日(金)19時03分頃、茨城県と千葉県で最大震度5弱を観測する地震がありました。 震源地は千葉県東方沖(とうほう)で、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。 この地震による津波の心配はありません。

  この地震により、長周期地震動階級2を観測した地域があります。 この地震について、気象庁は緊急地震速報(警報)を発表しています。
  気象庁の速報解析では、この地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型とみられます。メカニズムや震源の深さから、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近で発生した地震と考えられます。


2023.05.23-zaqzaq by 夕刊フジ-https://www.zakzak.co.jp/article/20230523-YKYBUS4W3BIMFO362JU4QGXREY/
富士山噴火〝不気味〟リスク 震度5弱の新島・神津島地震、富士火山帯での地震に「関連の可能性はある」島村教授

  伊豆諸島の利島(東京都)で22日午後、最大震度5弱を観測する地震があった。その後も周辺では揺れが相次いでいる。一帯は2000年の三宅島の噴火後に群発地震が襲った地域で、富士山を含む火山帯として知られる。江戸中期以来、噴火していない富士山の大規模噴火に警鐘を鳴らす声も挙がる。

  震源は新島・神津島近海で、震源の深さは11キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・3だった。利島や新島では22日午前から震度1~3の地震があり、震度5弱の揺れの後も震度4などの地震が相次いだ。
  気象庁のデータベースによると、同震源で震度5弱以上は今回の地震を除き31回観測されているが、大半は三宅島が噴火した00年7月以降に発生している。
  夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授は「震源周辺は火山島が多く、過去にたびたび群発地震も起きてきたが、今回も火山性地震とみられる。今後も大きな地震が続くのか注視される。東日本火山帯のうち、富士山から箱根、伊豆諸島にかけて富士火山帯と呼ばれる一帯であり、富士山噴火との関連があるかもしれない」と推測する。
  富士山では過去5600年間で約180回の噴火があったとされる。直近では、江戸時代中期の1707年の「宝永噴火」が最後だ。もし噴火すれば、噴石や溶岩流、火砕流などの懸念もあるほか、首都圏でも2センチの火山灰が積もると想定されるなど甚大な被害が予想される。山梨、静岡、神奈川の3県や国などで構成する富士山火山防災対策協議会は3月下旬に、新たな避難基本計画を策定するなど警戒感も高まっている。
  災害史に詳しい立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授は「今後、富士山や愛鷹山(あしたかやま)、箱根、伊豆大島、三宅島など伊豆や小笠原諸島一帯のいずれかで噴火する可能性が高い最も長い期間、噴火していないのは富士山だ。噴火前に、いわゆる『南海トラフ地震』など大地震を伴うことも考えられるので注意が必要だ」と語った。


2023.05.11-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230511/k10014063551000.html
【詳しく】千葉県木更津市で震度5強 津波なし

  11日朝、千葉県南部を震源とする地震があり、千葉県木更津市で震度5強の揺れを観測したほか、震度4を東京23区や横浜市などの広い範囲で観測しました。この地震による津波はありませんでした。気象庁は今後1週間程度は同じ程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。

  気象庁によりますと、11日午前4時16分ごろ、千葉県南部の深さ40キロを震源とするマグニチュード5.2の地震が発生しました。この地震  震度5強の揺れを千葉県木更津市で  震度5弱の揺れを君津市で観測しました。  また  震度4を千葉市美浜区や勝浦市、市原市、鴨川市、富津市、袖ケ浦市、南房総市いすみ市、睦沢町、長南町、大多喜町、東京・千代田区、東京・品川区、横浜市神奈川区中区、戸塚区、瀬谷区、栄区、川崎市中原区で観測しました。
  このほか震度3から1の揺れを関東甲信越と東北南部、それに静岡県の各地で観測しました。この地震による津波はありませんでした。
  気象庁は今後1週間程度は同じ程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています
気象庁「今後1週間程度 最大震度5強程度の地震に注意」
  千葉県木更津市で震度5強の揺れを観測した地震について、気象庁は午前6時15分から記者会見を開き、鎌谷紀子地震津波監視課長は「揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい」と述べました。
  その上で「揺れの強かった地域では今後1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意してほしい。特に今後2、3日の間は規模の大きな地震が発生することが多くあるので注意してほしい」と呼びかけました。
木更津市 大雨警報など基準引き下げ
  今回の地震で震度5強の揺れを観測した千葉県木更津市について気象庁などは、強い揺れで地盤が緩み雨による土砂災害の危険性がふだんより高くなっているとして、「大雨警報」と「大雨注意報」、それに「土砂災害警戒情報」の基準を通常の8割に引き下げました。
  気象庁は、当分の間、この基準で運用することにしていて、揺れが強かった地域では雨の降り方に十分注意し、大雨警報や土砂災害警戒情報が発表された場合には、早めの避難など安全の確保を心がけてほしいとしています。
千葉県 熊谷知事 対応万全を尽くすよう指示
  千葉県は11日の朝7時に災害対策本部会議を開き、熊谷知事は国や市町村と連携し対応に万全を尽くすよう指示しました。県内の被害状況については情報を収集中だとして確認を急いでいます。
  また、今夜県内ではところによって雨が見込まれるため、屋根の被害が確認された住宅にブルーシートを配布できるよう、準備を進めることにしています。
千葉県 熊谷知事「災害への備えを再確認を」
  千葉県の熊谷知事は記者会見で「現時点では住宅も含めて大きな被害は確認されていないが、今後も1週間程度は同じ程度の地震に警戒してもらうとともに、雨が降った際には土砂崩れなどの可能性もあるので、天候の見通しに十分注意してほしい」と述べました。その上で「この機会にお住まいの地域のハザードマップの確認や家具の転倒防止対策、備蓄などさまざまな災害への備えを再確認してもらいたい」と述べました。
千葉県で震度5強は2012年以来
  気象庁によりますと、千葉県で震度5強の揺れを観測したのは、2012年3月14日に千葉県東方沖で発生したマグニチュード6.1の地震以来です。
専門家「今後1週間程度は地震に注意」
  千葉県で震度5強の揺れを観測した地震のメカニズムや関東地方での地震の注意点について、東京大学地震研究所の佐竹健治教授に聞きました。関東の地下には陸側のプレートの下に東から「太平洋プレート」と南から「フィリピン海プレート」の2つの海側のプレートが沈み込んでいます
  佐竹教授は、今回はこのうち「フィリピン海プレート」の内部で発生した地震で、関東で多く起きるタイプの地震だとしています。その上で、40キロと関東で起きる地震としては比較的浅い場所で起きたことや地盤の影響などで、震源の近くで震度5強や5弱の強い揺れを観測したと分析しています。
  佐竹教授は今後の地震活動について「震度5や6を観測する地震が起きると、その後、1週間程度は同じような強い揺れの地震が発生する可能性が高いとされている。ただ、関東地方はもともと地震活動が活発な地域なので、1週間に限らず地震がいつ起きても不思議ではないと考え、備える必要がある」と話しています。
  プレートが複雑に入り組んだ関東の地下では過去、100年前の「関東大震災」を引き起こしたマグニチュード7.9の大地震に加え、マグニチュード7クラスの地震が繰り返し発生しています。
  佐竹教授は、国が今後30年以内に70%の確率で発生するとしている、マグニチュード7クラスの「首都直下地震」など、さらに規模の大きな地震に備えてほしいとしています。
  佐竹教授は「関東地方は首都の真下に2枚のプレートがある世界でもないような場所で、そのために地震が多くなっている。常日頃から今回のような地震が関東で起きるということを頭に置いて生活するとともに、さらに大きな揺れがきても大丈夫なように備えを進めてほしい」と話していました。
17:30 千葉県と神奈川県で計7人けが
  この地震で、これまでに千葉県と神奈川県で自宅で転倒するなどして7人がけがをしました。千葉県によりますと、このうち、
  ▼君津市では70代の女性が寝室で転倒し右肩に軽いけがをしたほか、  ▼千葉市緑区では70代の女性がベッドから転落して頭などに軽いけがをしたということです。このほか、松戸市や茂原市、それに鎌ケ谷市でもそれぞれ高齢の女性1人が軽いけがをしました。神奈川県では横浜市保土ケ谷区で、自宅にいた60代の女性が転倒してけがをしたほか、川崎市高津区では自宅で50代の男性に落ちてきた照明があたり、軽いけがをしました。
  千葉県によりますと、午後4時現在、今回の地震で屋根瓦が落ちるなど住宅の一部が損壊する被害が木更津市や君津市など3つの市であわせて11棟、確認されています。このうち  ▼震度5強の揺れを観測した木更津市と震度5弱の揺れを観測した君津市がそれぞれ5棟、  ▼勝浦市が1棟となっています。
  住宅以外の建物では木更津市役所の朝日庁舎の壁や天井の一部が破損したほか、ビルの窓ガラスが割れるなど木更津市と君津市であわせて5件の被害が確認されています。また、木更津市の酒造会社や酒の販売店では酒瓶が落ちて割れたほか、市内の清見台地区では住宅街にある街灯の照明器具が落下しているのが確認できました。学校にも被害が出ています。県立木更津東高校では校舎にある廊下の天井の一部が落下しました。落下したのは渡り廊下の天井に取り付けられていた厚さ3ミリほどの金属製の板で、長さおよそ2メートル幅およそ15センチにわたって剥がれ落ちたということです。けが人はいませんでした。このほか木更津市内にある公立小学校では、地震の影響で校舎内の壁にひびが入るなどの被害が確認されました。
【詳しく】地震被害・影響まとめはこちら
 木更津市内で屋根瓦が散乱
   ツイッターに画像を投稿した千葉県木更津市に住む女性は「釣り船の出航準備などをしていたところ、大きな揺れを感じました。室内は置物が落ちるくらいでしたが、外の様子を見ようと出たときに、自宅の屋根瓦がばらばらと落ちてきてとても驚きました。子どももいるので、けががなくてよかったです」と話していました。
 11:00 首都圏各地でエレベーターが一時停止も多くが復旧
   エレベーターの保守を担う「日立ビルシステム」によりますと、東京、千葉、神奈川、埼玉でおよそ3000台のエレベーターが一時、停止したということです。エレベーターに人が閉じ込められたり、機器が壊れたりしたケースはなく、11日午前11時現在、作業員が立ち入れない一部の建物を除いて、ほとんどで復旧作業が終わったということです。また「フジテック」によりますと、東京、千葉県、神奈川県を中心に一時、およそ300台のエレベーターが停止しましたが、人が閉じ込められたケースはなかったということです。エレベーターを管理する会社によりますと震度4程度までの揺れでは多くのエレベーターが自動停止した後、故障などがなければ自動で復旧する仕組みになっていて、震度3を観測した都内では多くが安全確認を含めても数時間以内には復旧したとみられるということです。
詳しく】地震 各地でエレベーター一時停止 約5時間止まったタワマンも
 君津中央病院「エレベーターいったん停止 その後復旧」ー震度5強を観測した千葉県木更津市で災害拠点病院となっている「君津中央病院」の当直担当者によりますと、揺れがあった際に、院内のエレベーターがいったん停止したものの、その後、復旧し、今は正常に稼働しているということです。スタッフが見回りを現在行っていて、午前4時50分現在、大きな被害の情報は入っていないということです。※「君津中央病院」の表記が一時、間違っていました。大変失礼しました
 千葉県 県立高校3校が授業取りやめー千葉県教育庁によりますと、今回の地震で交通機関に影響が出ているとして  ▽鴨川市にある長狭高校  ▽館山市にある安房高校  ▽富津市にある天羽高校の3つの県立高校が、11日の授業を取りやめたということです。
気象庁 震度5強の揺れの注意点
  気象庁によりますと、震度5強の揺れは多くの人が物につかまらないと歩くことが難しくなります。耐震性の低い木造の建物は、壁などにひびや亀裂が入ることがあるほか地盤や斜面では、亀裂や液状化、落石、それに崖崩れなどが発生するおそれがあります。固定していない家具は倒れることもあり、屋外では補強されていないブロック塀が崩れることもあります。
  倒れやすいものや崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
  室内の状況では、棚にある食器類や本で落ちる物が多くなり、割れた食器やガラスなどがあると片付けをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。決して無理をしないようにして、室内を歩くときはスリッパや靴を履くようにしてください。不安を感じる場合は、安全な場所に避難してください。
今回の震源周辺の過去の地震は
  関東地方は、日本列島が位置する陸のプレートの下に東から「太平洋プレート」南から「フィリピン海プレート」-の2つの海側のプレートが沈み込んでいて、ふだんから地震活動が活発な地域です。
  気象庁によりますと、今回の地震は陸側のプレートの下に沈み込んでいる「フィリピン海プレート」の内部で発生しました。
今回の震源地の周辺でもたびたび地震が発生していて、4年前の2019年5月25日にはマグニチュード5.1の地震で千葉県長南町で震度5弱の揺れを観測しました。
  また、一回り大きい地震も過去には起きていて1987年12月17日には千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、千葉県内の各地で当時の「震度5」を観測しました。
  気象庁は揺れの強かった地域では今後も1週間程度は今回の地震と同程度の揺れが起きるおそれがあるとして今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけています。
過去には さらに大きな地震も
  関東の地下に沈み込むプレートの影響で過去にはさらに規模の大きな地震も発生しています。100年前の1923年には、関東南部の沖合の「相模トラフ」沿いのプレート境界でマグニチュード7.9の大地震が発生し、「関東大震災」を引き起こしました。
  プレートの境目でひずみが蓄積されるのに伴い、内陸でも地震が多発していて、関東大震災までの200年余りの間にはマグニチュード7前後の大地震もあわせて8回発生しています。
  今後、警戒されているのが「首都直下地震」で、国は今後30年以内に70%の確率で発生し、最悪の場合火災や建物の倒壊などにより死者はおよそ2万3000人にのぼると想定しています。
  専門家は、関東地方は地震が多い地域のため、ふだんから揺れへの備えを進めるよう呼びかけています。


2023.05.06-NHK NEWS WEB-
【速報中】石川県能登地方で震度6強の地震 夜には震度5強

  5日午後2時半すぎ、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測しました。気象庁は今後1週間程度は同じ程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。また、5日午後9時58分ごろ、珠洲市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません

  石川県では6日には雨が強まると予想されていて気象庁は揺れの強かった地域では土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
能登地方 震度1以上を42回観測(6日午前0:00)
  石川県能登地方では震度6強の揺れを観測する地震が発生したあとも地震が相次いでいて、6日午前0時までに震度1以上を42回、観測しています。このうち激しい揺れが相次いだ珠洲市では午前0時までに震度3以上が10回にのぼっています。
5日21:58ごろ 珠洲市で震度5強
  5日午後9時58分ごろ、石川県珠洲市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。この地震で震度5強を石川県珠洲市で、震度5弱を能登町で観測しました。また、震度4の揺れを新潟県長岡市、上越市、佐渡市、富山県舟橋村、石川県七尾市、輪島市の舳倉島、輪島市、穴水町で観測しました。また、震度3から1の揺れを東北から四国にかけての広い範囲で観測しました。
  気象庁の観測によりますと震源地は石川県能登地方、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。
  石川県能登地方では5日午後2時半すぎにマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測しています。能登地方ではこの地震のあと体に揺れを感じる地震が相次いでいて、気象庁は1週間程度は震度6強程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
6日には激しい雨のおそれ 土砂災害に注意
  また、石川県では6日には雨が強まり7日にかけて降り続く見込みです。6日午後には1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれもあり、気象庁は揺れの強かった地域では土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
5日14:42ごろ 珠洲市で震度6強
  気象庁によりますと5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方の深さ12キロを震源とするマグニチュード6.5の地震が発生しました。この地震で珠洲市で震度6強の揺れを観測しました。また、震度5強の揺れを能登町で、▽震度5弱を輪島市で観測しました。このほか震度4を新潟県長岡市や富山県高岡市、金沢市、福井県坂井市などで観測したほか、東北から中国地方にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
  石川県能登地方では震度6強の揺れを観測する地震が発生したあとも地震が相次いでいて、午後8時までに震度1以上を観測する地震が24回起きています。このうち午後2時53分ごろの地震では珠洲市で震度4、▽北陸や東海などで震度2から1の揺れを観測しました。
  気象庁は-揺れの強かった地域では今後1週間程度は最大震度6強程度の揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
【建物や人的な被害も】
男性1人が死亡 市内で22人けが 石川 珠洲市
  石川県珠洲市によりますと、市内の正院町で65歳の男性がはしごから転落して死亡しました。また、消防によりますと、正院町では2棟の住宅が倒壊してそれぞれの住宅で1人が下敷きになり、救助されました。いずれも搬送時、意識はあったということです。
  1人は80代の女性で、軽傷から中等症程度のけがをしてドクターヘリで金沢市内の病院に搬送されました。もう1人は70代の女性で、詳しいけがの程度は分かっていません。この女性が下敷きになったのは正院町の正院地区にある木造2階建ての住宅で、1階部分が崩れ、2階部分が地面に落ちていました。
  珠洲市によりますと、今回の地震では午後7時の時点で1人が死亡、22人がけがをしました。

  東京電力によりますとこの地震で震度4を観測した新潟県刈羽村と震度3を観測した柏崎市にある柏崎刈羽原子力発電所は運転停止中で、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値は通常の変動範囲だということです。また現時点で外部への放射能の影響はないということです。
志賀原発 異常は確認されず
  原子力規制庁によりますと、石川県志賀町にある北陸電力の志賀原子力発電所では、この地震による異常は確認されていないという連絡があったということです。また、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。先ほどの地震で志賀町では震度4の揺れを観測しました。
【政府の対応】
岸田首相 災害応急対策と情報提供を指示
  今回の地震を受けて、岸田総理大臣は、午後2時43分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針のもと、政府一体となって被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組むこと、国民に対し、避難や被害などに関する情報提供を適時・的確に行うことを指示しました。
松野官房長官「自治体と緊密連携 引き続き被害状況の把握」
  松野官房長官は、緊急の記者会見で「政府としては地震発生後、直ちに総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、岸田総理大臣の指示を踏まえ、人命第一の方針のもと被害状況把握と救命・救助などの災害応急対策に総力を挙げて取り組んでいるところだ」と述べました。
  その上で「引き続き被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組んでいく」と述べました。
  そして住民に対し「引き続き、震度6強程度の地震の発生に注意するとともに、揺れの強かった地域に住んでいる人は自治体の避難情報のほか、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報にも注意しつつ行動してほしい」と呼びかけました。
松野官房長官「内閣府調査チームを派遣へ」
  松野官房長官は、2回目の記者会見で「岸田総理大臣とは先ほど電話で話をし、石川県と連携して被害状況の確認、被災者の救命・救助などに万全を期すよう改めて指示があった」と述べました。そのうえで「地震による被害状況および、現地の対応状況などを把握するため、石川県に内閣府調査チームを派遣することとした」と述べました。
政府 官邸対策室を設置
  今回の地震を受けて政府は、午後2時43分、総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置しました。
政府 緊急参集チームを招集
  今回の地震を受けて、政府は、関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
【専門家】
「今後1週間程度 同程度の地震に注意」
  石川県で震度6強の揺れを観測した地震について、東京大学地震研究所の佐竹健治教授は「能登地方ではここ数年、地震活動が活発になっていて、去年もマグニチュード5.4の地震が発生している。去年の地震と比べるとマグニチュードは1桁大きく今後も同程度の地震が起きる可能性がある」と話していました。
  また、石川県で地震が相次いで発生していることについて、「これまでに起きた地震と同じ程度の地震が短いあいだで発生する可能性が高く、地震が続くと建物などで大きな被害が発生することも予想される。また、これまでの地震で被害が出たような場所では相次ぐ地震でさらに大きな被害が発生することもあるので近づかないようにしてほしい。今後1週間程度は、同程度の地震に注意が必要だ」と話していました。
【震度6強観測の石川県珠洲市は】
 市役所「何度も揺れ恐怖 被害確認進める」
   震度6強を観測した珠洲市役所の職員の女性は「大きな、長い揺れが2分ぐらい続きました。収まったあとも何度も揺れて恐怖を感じました。被害の状況について確認を進めています」と話していました。当時、市役所には職員2人がいて、まだ被害の状況は分かっていないということです。
【震度6強の揺れ 注意点は】
  気象庁によりますと震度6強の揺れははわないと動くことができず、固定されていない家具のほとんどが移動して倒れることが多くなります。耐震性の低い木造の建物は傾くものや倒れるものが多くなるほか、大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体崩壊が起きることがあるため崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
  主な注意点です。
 落石や崖崩れなど注意
   揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、危険な場所には近づかないようにするとともに、今後の地震活動に十分注意するようにしてください。
 片付けなども注意
   室内に割れた食器やガラスなどがあると、片付けをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。決して無理をしないようにして、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。建物の中にいるのが不安な場合などは安全な場所に避難して下さい。
【能登地方の地震活動は】
 石川県で震度6強は2007年「能登半島地震」以来
   気象庁によりますと、石川県で震度6強の揺れを観測したのは2007年3月25日に能登半島沖を震源とするマグニチュード6.9の「能登半島地震」以来です。このときは石川県の七尾市や輪島市などで震度6強の揺れを観測しました。
 能登地方は地震活動が活発
   石川県能登地方は、珠洲市で震度6弱の揺れを観測する地震が起きるなど、ここ数年、地震活動が活発な地域です。
   気象庁によりますと、2018年ごろから小規模な地震の活動が確認され、2020年12月以降、活発化する傾向がみられていたということです。特に2021年の春以降、震源が少しずつ変わりながら活動が活発になっており、9月にはマグニチュード5.1の地震が起き、珠洲市で震度5弱の揺れを観測したほか去年6月にはマグニチュード5.4の地震が起き珠洲市で震度6弱の揺れを観測しています。
 過去にも地震被害
   また、能登地方全体でみてもたびたび地震の被害を受けていて2007年3月にはマグニチュード6.9の「能登半島地震」が発生し、1人が亡くなったほか、3万棟以上の建物が被害を受けました。このほか、1993年には能登半島の北の沖合でマグニチュード6.6の地震が発生しています。


2023.05.05-TBS NEWS DIG.-https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/470549?display=1
【ライブ】石川・能登で震度6強 若干の海面変動 志賀原発は地震による異常なし【速報中】

  5日午後2時42分ごろ、石川県で最大震度6強を観測する強い地震がありました。
  気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さはおよそ10km、地震の規模を示すマグニチュードは6.3と推定されます。

  この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。この地震について、緊急地震速報を発表しています。
  最大震度6強を観測したのは、石川県の珠洲市です。


2023.04.26-TBS NEWS DIG.-https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/455861?display=1
「山から異音」と通報 147世帯に避難指示 「とりあえず逃げます」 広島・呉市 土砂災害のおそれ

  26日午前、広島・呉市で「山で異音がする」と住民から通報がありました。土砂崩れなどは確認されていませんが、呉市は周辺に避難指示を出しています。

  午前7時過ぎ、呉市 広 塩焼で、「近所の山の中からバキバキと音がして心配」という通報がありました。駆けつけた消防も現地で同じような音を確認したことから、土砂災害の可能性もあるとして、午前10時過ぎに一帯に避難指示を出しました
  消防は、現地をヘリコプターやドローンで調査しましたが、今のところ、土砂崩れなどは確認されていないということです。
  住民   「ちょっと怖いですね。どうなるかわからんけど、とりあえず逃げます」
  避難指示の対象は147世帯・340人で、「広まちづくりセンター」や近くの小学校に避難所が開設されています。また、午後には呉市の新原市長も現地を訪れて、対応状況を確認しました。
  呉市 新原芳明 市長・・・「(情報を)聞いてすぐに避難指示を出した。もちろん空振りの可能性もあるので迷ったが、『異音』というのを聞いたときに何かあったら取り返しがつかないので」
  現場周辺では、25日朝から26日早朝まで雨が降り、最も近い雨量計は26日朝までの24時間に66ミリを観測していました。
  呉市は、上空から撮影した画像の分析をするなどして、国や県と今後の対応を検討することにしています。


2023.04.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230417-XISAHRGFAZO43JWEH2BF5RIINI/
福島で震度4 M4・6、各地で揺れ

  17日午前2時25分ごろ、福島県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・6と推定される。東京電力によると、福島第1、第2原発に異常は確認されていない。各地の震度は次の通り。

  震度4=楢葉、大熊(福島)▽震度3=小名浜、いわき三和、相馬、田村大越、広野下北迫大谷地原、富岡、川内村役場、双葉、浪江(福島)▽震度2=名取(宮城)郡山湖南(福島)北茨城(茨城)大田原湯津上(栃木)など▽震度1=一関千厩(岩手)仙台(宮城)米沢アルカディア(山形)福島、白河(福島)水戸、日立、土浦、つくば、東海村(茨城)宇都宮、益子(栃木)前橋富士見(群馬)久喜(埼玉)千葉美浜ひび野(千葉)など


2023.04.11-Newsweek(REUTERS)-https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101362.php
カムチャッカ半島のシベルチ火山が噴火 航空機運航に影響も

  ロシア極東カムチャッカ半島のシベルチ火山が11日早朝に噴火したと現地当局が明らかにした。高さ10キロの噴煙が上がり、航空機の運航に影響が出る可能性があるとした。

  カムチャッカ火山噴火対策チーム(KVERT)は、シベルチ火山の西側に大規模な火山灰雲が漂っており、最大15キロの火山灰噴出がいつでも起きる可能性があるとして、航空に関する「コードレッド(厳戒警報)」を発令。「進行中の(火山)活動により、国際線や低空飛行の航空機に影響を与える恐れがある」とした。
  ウスチ・カムチャツキーの行政トップ、オレグ・ボンダレンコ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、火山灰雲が周囲数十キロに広がる中、地元の学校は閉鎖され、周辺住民は屋内にとどまるよう指示されたと述べた。
  シベルチ火山は過去1万年の間に60回の大規模噴火があったと推定され、前回は2007年に確認された。
[ロイター]


2023.03.07-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/5ebc19d7ca59a8b762303b683416cd32300e0115
大規模地滑りで15人死亡 不明80人も、インドネシア

  【ジャカルタ共同】南シナ海南端にあるインドネシア領ナトゥナ諸島の複数の場所で大規模な地滑りがあり、少なくとも15人が死亡した。地元メディアが6日報じた。最大で80人の行方が不明だとの情報もある。

  国家災害対策庁によると、雨期に伴う降雨で数日にわたって土砂崩れや洪水が発生していた。対策庁は救助隊を派遣したが、到着には時間がかかる。現地では電話回線が切断され、被害状況の確認が難しいという。
  ナトゥナ諸島西方にあるマレー半島でも大雨が続き、各地で河川の氾濫や洪水が発生マレーシア南部ジョホール州、中部パハン州などで4万人以上が自宅から避難している。


2023.02.26-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230225/k10013991121000.html
北海道 根室市と標津町で震度5弱 津波なし

  25日夜、北海道の釧路沖を震源とする地震があり、根室市などで震度5弱の揺れを観測しました。この地震による津波はありませんでした。
  気象庁によりますと昨夜10時27分ごろ、釧路沖を震源とするマグニチュード6.0の地震がありました。

  この地震で▼震度5弱の揺れを北海道の根室市と標津町で観測したほか、震度4の揺れを釧路市、大樹町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町、別海町、中標津町、羅臼町で観測しました。
  また、▼震度3から1の揺れを北海道、東北、関東の広い範囲で観測しました。震源の深さは63キロで、海側から沈み込んでいる「太平洋プレート」の内部で起きたとみられています。北海道で震度5弱以上の揺れを観測したのは去年8月11日に北海道の上川地方北部で発生したマグニチュード5.4の地震以来です。
  気象庁は「揺れの強かった地域では1週間程度は最大震度5弱程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあり注意して欲しい」としています
長周期地震動の「階級1」が観測
  また、今回の地震では高層ビルや石油タンクなどを揺らすことがある大きくゆっくりとした揺れ、長周期地震動の「階級1」が釧路市や別海町などで観測されました。
  「階級1」は4つある階級のうち、最も小さく、「室内にいたほとんどの人が感じる」とされています。
根室警察署・中標津警察署 “被害情報寄せられていない”
  震度5弱の揺れを観測した北海道の根室市を管轄する根室警察署と、標津町を管轄する中標津警察署によりますと、午後10時45分現在、被害の情報は寄せられていないということです。
第1管区海上保安本部 “被害の情報は寄せられていない”
  第1管区海上保安本部によりますと、午後10時45分現在、震度5弱を観測した北海道の根室地方や、北海道東部の沿岸で被害の情報は寄せられていないということです。海上保安部の職員が情報の収集にあたっているということです。
北海道電力ネットワークHP “停電の情報は入っていない”
  北海道電力ネットワークのホームページによりますと、午後11時現在、道内では停電の情報は入っていないということです。
根室市役所 “被害の情報寄せられず”
  震度5弱の揺れを観測した北海道根室市の市役所によりますと、午後10時45分現在、被害の情報は寄せられておらず、引き続き情報の収集にあたっているということです。
根室市職員「ガタガタという揺れが10秒ぐらい」
  震度5弱の揺れを観測した北海道根室市の市役所の職員は「地震発生時は市役所の中にいました。ガタガタという揺れが10秒ぐらい続きました。棚からものが落ちることはありませんでした。これから被害がないか情報収集を進めます」と話していました。
標津町職員「短い周期でカタカタカタという揺れ」
  震度5弱の揺れを観測した北海道標津町の役場にいた職員は「大きく揺れるというよりは短い周期でカタカタカタという揺れを感じた。役場の中で物が落ちることはなかった」と話していました。
北海道で震度5弱以上の揺れ観測は去年8月11日以来
  気象庁によりますと、北海道で震度5弱以上の揺れを観測したのは去年8月11日に北海道の上川地方北部で発生したマグニチュード5.4の地震以来です。このときは北海道中川町で震度5強の揺れを観測しました。
政府は情報連絡室設置
  今回の地震を受けて、政府は午後10時30分に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害の確認などにあたっています。


2023.01.10-日本経済新聞(KYODO)-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF108QL0Q3A110C2000000/
南海トラフ地震後1週間、M8級連続の確率高く 東北大学

  東北大と東京大、京都大の研究チームは10日、南海トラフ沿いで巨大地震の発生後、1週間以内に同規模の後発地震が起きる確率は2.1~77%と、平時の99~3600倍に高まると英科学誌に発表した。世界の他地域と比較して、巨大地震が連続で発生する確率が高いことも示した。

  東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで起きる南海トラフ巨大地震は、マグニチュード(M)8~9級が30年以内に70~80%の確率で起きるとされる。一方、研究チームは過去の事例が少ないため、後発地震の発生確率は誤差の範囲が大きく「予測には不確実性が伴う」とした。
  チームは、約110年間の世界の地震統計データや1361年以降の南海トラフ地震の発生履歴を分析。東西に長い震源域の片側でM8.0以上の地震が起き、もう一方の側で後発の巨大地震が起きる恐れが高まる「半割れ」を主に想定した。
  発生確率は先発地震から6時間以内が1.0~53%で、通常時と比較すると1300~7万倍1日以内は1.4~64%と460~2万1千倍と急上昇する可能性を示した。
  また世界の他地域では、3年以内にM8以上の巨大地震が連続して起きる確率は5.3~18%だったが、南海トラフ地域では4.3~96%と高くなるとした。
  国は2019年から、後発地震発生の可能性が高まった場合に警戒や注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」を運用している。
  研究を主導した東北大災害科学国際研究所の福島洋准教授は「M8クラスの地震が間髪入れずに起きる可能性もある。普段からの備えが重要だ」としている。〔共同〕



2022.12.07-FORBES Japan-https://forbesjapan.com/articles/detail/52571
マウナロア噴火の展望エリアが軍の不発弾発見で閉鎖
-forbes.com 原文)

  あらゆる状況において溶岩ほど危険なものはほとんどないが、溶岩に爆発物が組み合わさると話は別だ。それがハワイ島当局関係者が週末以来直面している問題だ。軍用兵器、おそらく手榴弾の不発弾が、進行中のマウナロア火山噴火による流出溶岩を見学するために設置された見物場所付近で12月4日に見つかったマウナロアは世界最大の活火山だ。

  噴火は先週始まり、溶岩はダニエル・K・イノウエ・ハイウェイ、通称サドルロードの方向へ流れ続けている。マウナロアと休火山のマウナケアを分ける高原を通って、島の片側と反対側を結ぶ幹線道路だ。
  見物客は、わずか数キロ先をゆっくりと流れてくる溶岩原が別世界のような輝きをみせるところを一目見ようと道路を埋め尽くし始めた。
  渋滞を緩和するべく、迂回路および展望場所が米軍のポハクロア訓練場(PTA)を通過する場所に開設された。不発弾が発見、報告されたのがここだ。
  PTAの広報担当官エミー・フィリップスは記者団に対し、同施設は現在も活動中の訓練地域であり、他の不発弾が存在する可能性があると伝えた。同広報官は観光客に向けて、道路内に留まり、溶岩原に立ち入るような危険を冒さないよう警告した。
  米国陸軍とハワイ郡当局は、協力して不発弾を安全に爆破し、迂回路と見物場所は12月4日夜に再開された。

  「道路を離れることは、不法侵入であるだけでなく、足首の捻挫から古い手榴弾にいたるまで、さまざまな理由でよい考えではありません」とハワイ州緊急事態管理局がTwitter(ツイッター)で通知している。
  火山の北東斜面の亀裂から生じる溶岩流は、道路から3キロメートルあまりの位置にあり、現在1日当たり約12メートルの速度で前進しているが、状況は流動的であり、溶岩の塊が分裂してもっと速く流れ始める可能性もあると当局は警告している。
  サドルロードへの影響の可能性を軽減する方法があるのかどうか、まだわかっていない。噴火がこの重要路線を脅かす前に、沈静化あるいは停止する可能性はある。
  考慮すべき危険は、有毒な火山ガスをはじめ溶岩以外にもある。現時点で噴火による人や施設への切迫した危険はまだない。
forbes.com 原文)


2022.12.06-Yahoo!Japanニュース(テレ朝 News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/2145956a636d81d74b30a164e4de84374b588384
世界で噴火相次ぐ】イタリアでも…溶岩が海に噴煙上げ ガスが斜面下り降りる
(C) CABLE NEWS NETWORK 2022 テレビ朝日

  噴火を続ける世界最大の活火山、ハワイのマウナロア火山。いまだ沈静化の兆しはありません。一方、イタリアのストロンボリ島でも火山が噴火。溶岩が海に流れ出す様子をカメラが捉えていました

  山から激しく噴き上がる火柱。-イタリア・シチリア島北部の沖合にあるストロンボリ島の火山が4日、噴火しました。
  煙はしばらく空に上っていましたが、次の瞬間に真っ黒な噴煙が斜面を駆け下りる様子が現れ、熱を感知するカメラには溶岩が海に流れ込む有り様が映し出されていました。
  斜面を流れる黒煙をサーモカメラで見ると、灼熱(しゃくねつ)のガスが山の側面を駆け下りていたことが分かります。
  ストロンボリ島の火山は90年前から噴火を繰り返していますが、今回は約5時間前に別の場所でも火山の噴火が見られていました。
  インドネシアのジャワ島東部にあるスメル山で発生した大規模な噴火。
  1日経った麓の町は至るところが火山灰に埋もれ、家財道具を運び、家畜を避難させる人々の姿が見られました。
  地元住民:「この状況を見ると不安しかありません。また噴火が起きないか心配です」  インドネシア政府によりますと、約3000世帯が危険地帯から移動しましたが、けが人や死者の情報はまだ報告されていないということです。
   世界各地で噴煙を上げる火山。  アメリカでは複数の場所で噴火が起こり、ハワイ島の中心部に位置するマウナロア火山は発生から1週間が経っても勢いが収まりません。
   大地を裂いて流れ出た溶岩は幹線道路に数キロと迫り、人々の生活を脅かすまでになっています。夜明けの空から見ると、溶岩の流れが地平線まで続いていました。
   38年ぶりに噴火したハワイ島マウナロア火山。記者:「近付くと熱がすごい。見て下さい、溶岩の流れです」  現在、その溶岩の輝きを一目見ようと日没後、観光客や地元の人が次々と訪れ、交通渋滞は数キロにも及ぶといいます。
   その一方で、島の東西を結ぶ幹線道路に溶岩が流れ込んでしまう懸念が指摘されています。岩に埋もれた街灯が示すように、数年前には溶岩流に沈んだ街もあります。
   ハワイ島を構成するのは5つの火山で現在、噴火しているマウナロア火山だけでなく隣にあるキラウエア火山の動きも活発です。
   2018年の噴火では600戸以上の家屋が流されて現在、溶岩は地表に出ていませんが、その動きを止めてはいません。記者:「湯気は4年経っても?」  住民:「まだ出ています」  記者:「これからも?」  住民:「恐らく30年から40年(続く)でしょう」  CNNニュースに出演した地質学者はハワイ島の噴火について、こう解説します。
   地質学者、ジェス・フェニックス氏:「火山は自分がやるべき仕事をしているのです。私たちが目にしているのは火山がライフサイクルの一部として行う通常のプロセスです」  そして驚きなのは、このハワイの噴火に関して火山学者らは、人に危害が及ぶ恐れのない今は溶岩観察の絶好のタイミングだとして研究を推し進めたいとしているということです。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2022 テレビ朝日

.10.10-Yahoo!Japanニュース(テレ朝News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa775ac5d255734af3f4ff78f4d16999238a587
イタリア・ストロンボリ島の火山が噴火

  イタリア南部シチリア島に近いストロンボリ島で大規模な噴火が発生しました。

   海上から撮影した映像には噴火口から流れ出た溶岩が海に迫っている様子が映っています。  ストロンボリ島はイタリア南部の地中海にある島で噴火は9日朝に発生しました。
   監視カメラのタイムラプス映像には噴火口から噴煙とともに火砕流が山肌を滑るように一気に下っていき、続いて赤い溶岩が噴出していく様子が記録されています。  噴火に伴う揺れも3分ほど確認されたということです。
   当局はこれまでに人的被害などは確認されていないとしています。  ストロンボリ島では活発な火山活動が続いていて、2000年には世界自然遺産に登録されています。
テレビ朝日


2022.10.02-TBS NEWS DIG-https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/168347?display=1
宮崎県で最大震度5弱の強い地震

  2日午前0時2分ごろ、宮崎県で最大震度5弱を観測する強い地震がありました。

  気象庁によりますと、震源地は大隅半島東方沖で、震源の深さはおよそ30km、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されます。
  この地震による津波の心配はありません。 この地震について、緊急地震速報を発表しています。
  最大震度5弱を観測したのは、宮崎県の日南市です。


2022.09.20-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220920/k10013827111000.html
メキシコ中西部でM7.6の地震 1人死亡 メキシコ沿岸で津波観測

  メキシコ中西部で、日本時間の20日午前3時すぎ、マグニチュード7.6の地震が発生し、これまでに1人が死亡しました。
  この地震でメキシコの沿岸では最大で高さ79センチの津波を観測しましたが、アメリカ海洋大気局はその後、津波のおそれはなくなったとしています。

  USGS=アメリカの地質調査所によりますと、現地時間の19日午後1時すぎ、日本時間の20日午前3時すぎ、メキシコ中西部ミチョアカン州を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震がありました。
  メキシコのロペスオブラドール大統領は、自身のツイートで、震源地のミチョアカン州に隣接するコリマ州でショッピングモールの壁が崩落しこれまでに1人が死亡したと明らかにしました。
  地元の有力紙によりますと、ミチョアカン州では病院を含む複数の建物に被害が出ているということです。
  NOAA=アメリカ海洋大気局は、この地震でメキシコ沿岸に最大で高さ3メートルの津波が発生するおそれがあるとして一時、注意を呼びかけました。
  NOAAによりますと、コリマ州やゲレロ州などで津波を観測し、このうちコリマ州では高さ79センチの津波を観測したということですが、その後、津波のおそれはなくなったとして呼びかけを解除しています。
  メキシコにある日本大使館によりますと、現地に住む日本人が被害にあったという情報は入っていないということで、引き続き確認を進めるとしています。
現地の映像 商業施設の外壁壊れ 押しつぶされた車も
  震源地のミチョアカン州に隣接するコリマ州で撮影された映像では、商業施設の外壁の一部が壊れて下にある駐車場に落下し、車が押しつぶされている様子がわかります。
  メキシコのロペスオブラドール大統領は、自身のツイートで、コリマ州でショッピングモールの壁が崩落し、これまでに1人が死亡したと明らかにしていますが、この映像の場所かどうかはわかりません。また、震源地から400キロ以上離れた首都メキシコシティーで撮影された映像では、会社の事務所の照明が左右に大きく揺れている様子が確認できます。
  このほか、信号機が停止し、道路では車が長い列を作り、渋滞している様子も映し出されています。避難した男性は「地震を感じた同僚もいましたが、私は感じませんでした。トイレにいた同僚はドアが揺れたと言っていました」と話していました。住民の女性は「地震が起きた時にどのように行動すればよいか私たち市民は訓練を受けていますが、いざ地震が起きると、感情的になってしまいます。人々は恐怖を感じています」と話していました。
メキシコシティーで撮影された映像には
  震源地から400キロ以上離れた首都メキシコシティーで撮影された映像では、電線が小刻みに揺れている様子や、地震から避難したとみられる大勢の人たちが通りに出て、スマートフォンで電話したり、不安そうに話をしたりしている姿が確認できます。また信号機が停止し、道路では車が長い列を作り、渋滞している様子が映し出されています。
  避難した男性は「地震を感じた同僚もいましたが、私は感じませんでした。トイレにいた同僚はドアが揺れたと言っていました」と話していました。
気象庁「日本への被害の心配なし」
  気象庁によりますと、この地震で日本では多少の潮位の変化があるかもしれませんが、被害の心配はないということです。


2022.09.18-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASQ9L6F0FQ9LUHBI01C.html
台湾で震度6強の地震が2度発生 1人死亡確認、ビル倒壊や橋落下
(花蓮=石田耕一郎)


  台湾東部・台東県で17日夜から18日午後にかけ、最大震度6強を記録する大きな地震が2度、発生した。台湾の中央気象局(気象庁)によると、最大マグニチュードは6・8。消防などによると1人が死亡、79人の負傷者が確認された。同県や隣接する花蓮県などで橋が落下したり、中層階のビルが倒壊したりする被害が出ており、当局が捜索や救出活動を続けている。

  中央気象局によると、最初の大きな地震は17日午後9時40分(日本時間同10時40分)過ぎに起きた。震源は台東県関山鎮の地下7・3キロでマグニチュードは6・4だった。2度目は18日午後2時40分過ぎ、同鎮の北方にある同県池上郷の地下7キロを震源に起き、マグニチュードは6・8だった。
  台湾メディアは同局の説明として、2度目の地震が本震だと伝えている。

  2度目の地震で、台東県の北側にある花蓮県では、コンビニエンスストアが入居する市街地の中層ビルが倒壊したほか、橋が落下し、複数のけが人が出た。同県にある台湾鉄道の東里駅では、停車中の列車が脱線して横転、駅舎が倒壊した。道路の舗装にも広範囲にひびが入るなどしている。当時、県内の市街地にいたタクシー運転手の男性(60)は「立っているのがやっとだった。道路もあちこちで寸断しており、花蓮で感じた地震では一番激しかった」と話した。
  南部の高雄市でもエレベーター内に閉じ込められる事故が報告されている。
  蔡英文(ツァイインウェン)総統は18日、訪問先の中部・南投県で「すでに対策本部を設置して救援活動を進めている」と説明し、市民に対し、余震への注意を呼びかけた。
(花蓮=石田耕一郎)


2022,09.18-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220918/k10013824111000.html
台湾東部で強い地震“建物倒壊や列車脱線の被害” 地元TV局

  台湾東部で18日午後に強い地震があり、東部・花蓮県で建物が倒壊したほか、列車が脱線するなどの被害が出ています。

  気象庁によりますと18日午後3時44分ごろ、台湾付近の深さ3キロを震源とするマグニチュード7.3の大地震がありました。気象庁は、津波注意報を沖縄県の宮古島・八重山地方に発表しましたが午後5時15分に解除しました。
  この地震について台湾の中央気象局は、マグニチュード6.8だとしていて、東部・台東県や隣接する花蓮県で強い揺れを観測したとしています。

  台湾メディアによりますと、花蓮県でコンビニエンスストアが入った建物が倒壊したということで、現地からの映像では建物が道路をふさぐように倒壊している様子が確認できます。この建物は3階建てで、台湾の消防当局によりますと、建物には2人が取り残されていましたが、救助されたということです。
  また、同じ花蓮県にある駅で列車の一部が脱線しました。台湾の中央通信によりますと、当時、列車に乗っていたおよそ20人は駅のホームに逃れ、けが人はいないということです。さらに、花蓮県では2つの橋で橋脚などが崩れ、巻き込まれた3人が救出されたということです。
  花蓮県では広い範囲で水道管が破裂し、停電もしたほか、山間部では土砂崩れも起きているということです。
  台湾東部では17日夜もマグニチュード6.4の地震があり、台湾の中央気象局は今後も地震が起きるおそれがあるとして警戒するよう呼びかけています。
震源地に近い台東県・花蓮県とは
  今回の地震の震源地に近く、大きな揺れを観測した台東県は台湾の南東部にあり、花蓮県や南部の最大都市、高雄などに隣接しています。自然豊かな観光地として知られ、日本台湾交流協会のホームページによりますと、人口はおよそ21万で、ことし6月の時点で42人の日本人が住んでいるということです。
  また隣接する花蓮県は長い海岸線や山脈から流れる川にできた峡谷など、自然が豊かな観光地として知られています。日本台湾交流協会のホームページによりますと人口はおよそ32万で、ことし6月時点で73人の日本人が住んでいるということです。
専門家“日本の震度6強に相当する激しい揺れだった可能性”
  台湾東部で起きた地震について地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「震源地は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する地震活動が非常に活発な場所だ。今回の地震は断層が横にずれて起きたとみられる」と分析しています。
  そのうえで古村教授は「地震は内陸部の浅い場所で起きたため、地上では、日本の震度6強に相当する激しい揺れに襲われたと考えられる。台湾東部では、17日も大きな地震が起きたばかりで、住宅やインフラなどに被害が広がるおそれがある」と指摘しました。
  そして今後について「こうした大きな地震が起きたあとはプレートの活動が活発になるため、余震が続く可能性がある。今後、沖合を震源とする大きな地震が起きれば、日本でも先島諸島から沖縄にかけて津波に注意する必要がある」と述べ、余震に注意するよう呼びかけています。
これまでも台湾東部で相次ぎ地震発生
  台湾東部では、2018年にマグニチュード6.4の地震が発生し、震源に近い花蓮市を中心にホテルやビルが倒壊するなどの被害が出て17人が死亡したほか、日本人を含む290人以上がけがをしました。また2019年にも、台湾東部でマグニチュード6クラスの地震が複数回発生し、台湾全土で揺れが観測されました。
  このほか、ことしに入ってからも、台湾の東部を震源とするマグニチュード6クラスの地震が相次いでいて、9月17日もマグニチュード6.4の地震が観測されていました


2022.09.18-NHK NEWS WEB(沖縄NEWS WEB)-https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220918/5090020147.html
台湾で地震 宮古島・八重山に津波注意報(15:49)

  午後3時44分ごろ、台湾付近を震源とするマグニチュード7.2の大地震があり、気象庁は、津波注意報を沖縄県の宮古島・八重山地方に発表しました。

  予想される津波の高さは1メートルで、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。
  気象庁によりますと、18日午後3時44分ごろ、台湾付近のごく浅い場所を震源とするマグニチュード7.2の大地震がありました。
  この地震による揺れは、沖縄県の石垣島や与那国島などで震度1でしたが、気象庁は午後3時49分、沖縄県の宮古島・八重山地方に津波注意報を発表しました。
  宮古島・八重山地方で予想される津波の高さは1メートルで、到達予想時刻は午後4時となっています。
  津波注意報が出た地域の方は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。

  津波は何度も押し寄せ急に高くなることがあります。
  津波は強い力で人や物を押し流します。
  様子を見に行かないで下さい。


  また、沖縄本島地方から伊豆諸島にかけての太平洋沿岸で多少の潮位の変化があるかもしれませんが、津波の被害の心配はありません。
  ただ、台風14号の影響で波が高い状況が続いているので海岸には近づかないようにしてください。


2022.09.06-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220906/k10013805561000.html
中国 四川省地震 死者65人 200人以上けが 1万戸以上の住宅損壊

  中国内陸部の四川省で、5日に発生した地震では、これまでに65人が死亡し、200人以上がけがをしました。中国政府は、軍の部隊を出動させるなどして、救助活動を急いでいます。

  中国地震局によりますと、現地時間の5日午後1時前、四川省のカンゼ・チベット族自治州を震源とするマグニチュード6.8の地震がありました。国営の中国中央テレビによりますと、これまでに65人の死亡が確認され、200人以上がけがをしました。
  また、1万戸以上の住宅が損壊して停電や断水が続き、5万人余りが避難しているほか、地震による土砂崩れで複数の道路が通行できなくなっているということです。現地からの映像では、山の斜面が大きく崩れている様子がうつっています。
  現地では、余震とみられる地震が相次ぎ、今も10人以上と連絡がとれなくなっているということで、中国政府は、軍の部隊や消防などを出動させ、救助活動を急ぐとともに、詳しい被害状況の確認を進めています。
  今回の地震を受けて、習近平国家主席は、人命の救助を最優先にし被害の拡大を防ぐよう、関係機関に指示しました。
岸田首相 習主席にお見舞いのメッセージ
  中国内陸部の四川省でマグニチュード6.8の地震があったことを受け、岸田総理大臣は6日、習近平国家主席と李克強首相にお見舞いのメッセージを出しました。
  メッセージでは「犠牲になられた方とご家族に対し哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げる。日本としても必要な支援を行う用意がある。 被災地が1日も早い復興を遂げることをお祈りする」としています。
  また、林外務大臣も王毅外相に同様のメッセージを出しました。


2022.07.25-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220724/k10013734191000.html
桜島で噴火 噴火警戒レベル5に引き上げ 33世帯に避難指示

  24日夜、鹿児島県の桜島爆発的な噴火が起き、大きな噴石が火口から2.5キロ付近まで飛びました
  気象庁は桜島に噴火警報を発表して噴火警戒レベルを最も高いレベル5の「避難」に引き上げ、火口からおおむね3キロ以内の居住地域で大きな噴石に厳重に警戒するよう呼びかけています。
  鹿児島市は、桜島で噴火警戒レベルが最も高いレベル5の「避難」に引き上げられたことを受けて、24日午後10時20分、桜島の有村町と古里町の一部の合わせて33世帯51人に避難指示を出しました。

  気象庁によりますと、24日午後8時すぎ、桜島の南岳山頂火口で爆発的な噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口の東から南東方向に飛び、2.5キロ付近まで達しました。気象庁は、桜島の火山活動が非常に活発化しているとして噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを最も高いレベル5の「避難」に引き上げました。
  気象庁は、南岳山頂火口と昭和火口から3キロ以内の鹿児島市の有村町や古里町の一部で大きな噴石に厳重に警戒し、自治体からの情報に従い避難などの対応をするよう呼びかけています。
  また、火口からおよそ2キロの範囲では火砕流に警戒が必要だとしています。一方、気象庁によりますと、桜島の地殻変動などの観測データを分析した結果、1914年の大正噴火のように島内の広い範囲に影響を及ぼすような大規模な噴火が切迫している状況ではないということです。

  今回の噴火の前には山体の膨張を示す地殻変動が観測されていて、この噴火のあとも山体が膨張した状態は続いているため、気象庁は注意深く監視していくことにしています。
  気象庁が全国の火山で平成19年に噴火警戒レベルを導入して以降、レベルを5に引き上げたのは、平成27年に鹿児島県の口永良部島に発表して以来2回目で、桜島では初めてです。
桜島の有村町と古里町の一部に避難指示
  鹿児島市は、桜島で噴火警戒レベルが最も高いレベル5の「避難」に引き上げられたことを受けて、午後10時20分、桜島の有村町と古里町の一部の合わせて33世帯51人に避難指示を出しました。
18世帯25人が避難 (25日 午後2時時点)
  鹿児島市によりますと、25日午後2時の時点で、南岳山頂火口から4キロ余り離れた避難所の高齢者福祉センター東桜島には、18世帯25人が避難しているということです。市は、桜島の有村町と古里町の一部の合わせて33世帯51人に避難指示を出していて、24日夜、対象となっているすべての世帯の避難を確認したと発表しています。
  避難所に避難したあと、親戚や知り合いの家に移動した人もいるということです。これまでに、市に被害の連絡は入っていないということです。
専門家「大規模噴火の兆候見られていない」
  桜島の噴火活動に詳しい京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は「南岳山頂火口の噴火で大きな噴石が火口の東方向に2.4キロほど飛散するのは、これまでも桜島の活動が活発だった1970年代や1980年代にたびたび起きていた」としたうえで、「先週ごろから続く山体膨張を示す地殻変動はまだ解消されていないが、これまでの観測データから大正噴火のような大規模噴火の兆候は見られていない」と指摘しています。
専門家「今後の活動に警戒」
  桜島の噴火について、京都大学の石原和弘名誉教授は「最近の桜島の火山活動の中では規模の大きいクラスの噴火で、噴石が2.5キロ付近を超えたことから気象庁は噴火警戒レベルを『5』に上げたと思われるが、桜島ではこれまでも同様の噴火は過去にも発生している」と述べました。
  また、桜島で今月に入り、山体膨張を示す地殻変動が観測されていたことについて「今回の噴火で山体がある程度、収縮するものと考えられるが、噴煙が収まったあとに再び山体が膨張するようであれば今回と同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるため、今後の活動に警戒が必要だ」と話していました。
桜島 最近の活動は
  気象庁によりますと、桜島では今月18日から島内に設置している傾斜計と伸縮計で山体の膨張を示すわずかな地殻変動が観測されていて、今月20日午後3時ごろからは変化がおおむね停滞した状態が続いていたということです。
  このため鹿児島地方気象台は、多量の噴煙を伴ったり、やや規模の大きな爆火的な噴火が発生する可能性があるとして、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう注意を呼びかけていました。
桜島 レベル5は2つの噴火を想定
  桜島では噴火警戒レベルの導入以降、初めて5に引き上げられましたが、桜島のレベル5は規模の異なる2つの噴火を想定していて、それぞれ警戒の範囲が異なります。
  このうち1つが、島内の広い範囲に影響を及ぼすような大規模な噴火で、想定されるのは、100年余り前、1914年の大正噴火クラスの噴火です。
  地下から大量のマグマが入り込むことで山腹などから噴火が起きて島内の広い範囲に影響を及ぼすと予想されていて、桜島のある鹿児島市の地域防災計画では住民を島外へ避難させることにしています。
  もう一つの想定は「ふだんの火山活動の延長」による噴火です。山頂で噴火が発生し、噴石や火砕流が人が住んでいる地域やその近くに到達した場合にはその距離に応じてレベル5に引き上げて警戒範囲を拡大することにしています。
  このケースでは鹿児島市は全島避難は行わずに、火口に近い一部の地域の住民に島内避難を呼びかけることにしています。
  気象庁によりますと、桜島の周辺の地震計や地殻変動などの観測データを分析した結果、今回、島内の広い範囲に影響を及ぼすような大規模な噴火が切迫している状況ではないということです。
おととしには噴石が3キロ超飛び落下
  桜島で噴火警戒レベルが5に引き上げられたのは今回が初めてですが、過去にはレベル5に該当するような噴火も起きています。
  おととし6月4日に起きた噴火では、大きな噴石が火口から3キロを超えて飛びました。噴石は人の住む地域から100メートル余りしか離れていない場所に落下していました。
  当時の噴火警戒レベルは3で、噴石が飛んだ地点はレベル5への引き上げの基準に該当する範囲でしたが、気象庁が噴石が3キロを超えて飛んでいることを確認したのは噴火から4日後でした。
  気象庁はこの噴火で警戒レベル5に引き上げていませんでしたが、その理由については当初、「噴火そのものがレベル5にあたらず、見逃しでは無い」と説明していました。しかし、後日に説明を修正し、「噴火直後に噴石を確認していれば、レベル5に引き上げる事例だった」と述べています。
岸田首相 早急な被害状況把握などを指示
  気象庁が桜島に噴火警報を発表したうえで、噴火警戒レベルを最も高いレベル5の「避難」に引き上げたことなどを受け、岸田総理大臣は、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針のもと、政府一体となって、登山者や住民の避難など被害防止の措置を徹底すること、それに火山活動の状況について観測を強化し、登山者や住民に対する適時的確な情報提供を行うことを指示しました。
  斉藤国土交通大臣は、25日の災害対策本部の会議で、現地に国と自治体の連絡調整にあたる「リエゾンチーム」を派遣し、情報収集にあたっているが、現時点では現地の施設などへの被害は確認されていないと述べました。
  そのうえで「海上保安庁や緊急災害対策派遣隊=「TEC-FORCE」は、いつでも追加派遣などができるよう、即応態勢の確保をしてほしい。災害対応に万全を期すようお願いしたい」と述べました。

  磯崎官房副長官は25日午前の記者会見で「人的・物的被害は確認中だが、現在のところ被害報告は受けておらず、ライフラインや交通機関の被害報告も受けていない」と述べました。
  そのうえで「政府としては引き続き、被害状況の把握に努め、自治体と緊密に連携を図りながら、災害応急対応に全力で取り組んでいきたい。警戒地域の住民は、自治体や気象庁からの情報、テレビ・ラジオ・インターネットなどの情報に注意して命を守る行動をとり、今後も、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒してほしい。風下側では火山灰だけでなく、小さな噴石が風に流されて降るおそれもあるので、注意してほしい」と呼びかけました。
鹿児島県 塩田知事「関係機関と緊密に連携を」
  桜島の爆発的な噴火を受けて、鹿児島県は25日朝、災害対策本部会議を開きました。この中では、現時点で被害の情報は入っていないことや、避難指示の区域内にあるホテルの宿泊客や従業員は24日夜までに避難を終えたことなどが報告されました。
  そして、塩田知事が、関係機関と緊密に連携を取り、被害が確認された場合には迅速に対応を取ることを指示しました。
  会議のあと塩田知事は「引き続き、情報収集に努めていきたい。火口から3キロ以内では大きな噴石に厳重な警戒が必要なので住民には近づかないようにしてほしい」と述べました。
鹿児島市 下鶴市長「避難生活が問題なく送れるよう全力」
  鹿児島市の下鶴市長は25日朝、報道陣の取材に対し「深夜にもかかわらず円滑に避難を行うことができ、現在のところ、被害も入っておらず、胸をなで下ろしている。避難指示の対象になっている住民については、一定の期間避難が続くことになるので、避難生活が問題なく送れるよう全力を尽くしたい」と述べました。
避難の女性「噴火の音も聞こえず においもせず」
  避難している女性は「噴火の音も聞こえず、外を見ましたが、においもせず何も見えませんでした。テレビを見てひどい爆発だったのだと思いました」と話していました。別の男性は「避難生活は疲れます。一日でも早く自宅に帰りたいです」と話していました。
  桜島から鹿児島市街地側の病院に通うためフェリーで移動してきた80代の女性は「長いこと大きな噴火はありませんでしたが、今回に続いて大きな噴火が来ないか少し不安です。ただ、噴火には慣れているし、備えもしているので今は落ち着いています」と話していました。


2022.06.26-Yahoo!Japanニュース(ウエザーニュース)-https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8fe4801c57a2d9664e86ee3c147cc0bedefa72
熊本県熊本地方で地震 最大震度5弱 津波の心配なし

  6月26日(日)21時44分頃、熊本県で最大震度5弱を観測する地震がありました。
  震源地は熊本県熊本地方(くまもとけんくまもとちほう)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.7と推定されます。
  この地震による津波の心配はありません


2022.06.23-東京新聞-https://www.tokyo-np.co.jp/article/185083
米大統領、支援検討を指示 アフガン地震被災者に

  【ワシントン共同】バイデン米大統領は22日、アフガニスタン東部で発生した地震の被災者への支援策を検討するよう国際開発局(USAID)に指示した。サリバン大統領補佐官が声明で明らかにした。

  国務省のプライス報道官は記者会見で、イスラム主義組織タリバン暫定政権から現時点で支援要請があったかどうかは、米政府として「把握していない」と述べた。


2022.06.22-NHK NEWS WEB-
アフガニスタン東部で地震 1000人死亡1500人ケガ 国営メディア

  日本時間の22日朝6時前、アフガニスタン東部を震源とする地震があり、アフガニスタンの国営メディアは死者がおよそ1000人に上っていると伝えています。

  USGS=アメリカの地質調査所によりますと、震源はパキスタンとの国境に近いアフガニスタン東部のホスト州で、深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。
  この地震について、アフガニスタンの国営メディアは「パクティカ州とホスト州でおよそ1000人が死亡し、1500人がケガをした」と伝えています。
  パクティカ州の警察はNHKの取材に「地震で家が倒壊している」と話し、現地へ救援隊を派遣していることを明らかにしました。
  一方、震源地のホスト州の当局者も多くの被害が出ているとしています。


2022.06.19-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220619/k10013678601000.html
石川県珠洲市で震度6弱の地震 津波なし

  19日午後3時すぎ、石川県の能登地方でマグニチュード5.4の地震があり、珠洲市で震度6弱の激しい揺れを観測しました。
この地震による津波はありませんでしたが、気象庁は、今後1週間程度は今回と同じ程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。気象庁によりますと、19日午後3時8分ごろ石川県の能登地方の深さ13キロを震源とするマグニチュード5.4の地震があり石川県の珠洲市で震度6弱の激しい揺れを観測したほか、能登町で震度5弱、輪島市で震度4の揺れを観測しました。

  このほか震度3から1の揺れを、北陸や東海、関東甲信越、近畿、それに福島県の広い範囲で観測しました。この地震による津波はありませんでした。
  今回の地震以降、午後6時までにこの地域で震度1以上の揺れを観測する地震が4回起きています。気象庁は、揺れの強かった地域では1週間程度は最大で震度6弱程度の揺れを起こす地震に注意するよう呼びかけています。
  また、この地域では地震活動が1年以上続いていることから、当面、地震が続くことが考えられるとして、揺れに備えるよう呼びかけています。
石川県で震度6弱以上は2007年の「能登半島地震」以来
  石川県で震度6弱以上の揺れを観測したのは2007年3月25日に能登半島沖で起きたマグニチュード6.9の地震で、石川県の七尾市や輪島市などで震度6強の揺れを観測した「能登半島地震」以来です。
  気象庁によりますと、石川県能登地方では4年前ごろから小規模な地震の活動が確認され、おととし12月以降、活発化する傾向がみられていたということです。特に去年の春以降、震源が少しずつ変わりながら活動が活発になっており、去年9月には珠洲市で震度5弱の揺れを観測する地震も起きました。
  地震活動との関連が指摘されているのが地殻変動です。地震活動が活発になったおととし12月ごろから、地面が隆起する地殻変動も観測されていて地震との関連が指摘されています。地殻変動はことしに入ってからも続いていて珠洲市の観測点ではこれまでに地面が4センチほど隆起しています。周囲に火山がない場所でこれだけの変化が観測されるのは珍しく、メカニズムについては専門家でも議論が続いています。
専門家「地震活動は活発 今後も激しい揺れに警戒を」
  地殻変動はことしに入ってもゆるやかに続いていて、地殻変動が専門で京都大学防災研究所の西村卓也准教授がその要因として指摘しているが地下の深さ十数キロの場所に流れ込んだ「なんらかの流体」です。
  かつて太平洋側から地下深くに沈み込んだプレートの岩石から水分が分離して上昇した可能性もあるとしていますが詳しくはわからないとしています。京都大学や金沢大学が能登半島で臨時の観測点を設置し、詳細な地殻変動を観測しているほか、磁気などで地下の構造の解析も進められています。西村准教授によりますとことしに入り地殻変動はペースを落としながらも続いていて、地震活動も活発な状態だったことから、引き続き規模の大きな地震が起きるおそれがあるとして、揺れへの警戒が必要だとしています。
  東京大学地震研究所の古村孝志教授は「石川県の能登地方では1年余り前から地震活動が活発になっている。今回地震が起きた場所もその領域で起きていて一連の地震活動と考えられる」と指摘しています。
そのうえで「今回の地震は震源の深さがおよそ10キロと浅かったため、震度6弱という激しい揺れが局所的に観測されたと考えられる。震度6弱はブロック塀が倒れたり耐震性の低い建物が傾いたりするほどの揺れだ。まずは住んでいる場所など身の回りの安全を確認してほしい」と話していました。
今後の地震活動については「大きな揺れのあとは地震活動が活発になりやすく、今後2日から3日は今回と同じ程度の揺れに注意してほしい。また今回地震が起きた場所は、地震が群発して起きている。一般的に活動が上がったり下がったりしながら長期間にわたって続くため、地震活動が活発な状態は今後しばらくの間続くと考えて警戒を続けてほしい」と話していました。
震度6弱の珠洲市役所「激しい横揺れが数秒続いた」
  震度6弱を観測した石川県珠洲市役所の当直職員は「激しい横揺れが数秒にわたって続きました。物置に置いてあった洗剤などが落ちてくるなどして驚きました」と話していました。市役所は、被害状況など情報収集を進めているということです。
  また珠洲市の職員は「発生当時、市役所の3階にいましたが突然、突き上げられるような縦揺れが10秒から20秒ほど続いた。棚から書類やファイルがほとんど落ちていて下に散乱している状況です。現時点被害情報は入ってきていませんが、引き続き情報収集に努めたいと思います」と話していました。
  珠洲警察署の警察官によりますと「30秒ほど激しい揺れが続きました」と話していました。警察は、被害状況などを確認しているということです。
  珠洲消防署によりますと「短い時間だったが、強い縦揺れがあり、ものが棚から落ちたり、机の上のファイルが倒れたりしている。被害情報は今のところ入ってきていませんが、引き続き情報収集にあたっています」と話していました。


2022.06.18-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220618/2000062452.html
大阪北部地震から4年 高槻市の小学校で市長らが黙とう

  大阪府北部で震度6弱の揺れを観測する地震が起きてから18日で4年です。
  地震の揺れでブロック塀が倒れ、女子児童が亡くなった大阪・高槻市の小学校では、市長らが黙とうをささげるともに災害に強い町づくりを進めることを誓いました。

  4年前の6月18日、大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震では、高槻市の寿栄小学校でプールのブロック塀が40メートルにわたって倒れ、通学途中の4年生の女子児童が下敷きになって亡くなりました
  地震から4年となる18日、現場近くには献花台が設けられ、高槻市の濱田剛史市長などが花を手向けたあと、地震が起きた午前7時58分にあわせて黙とうしました。
  濱田市長は「亡くなられた女子児童のご遺族に心よりおわび申し上げます。二度とこのようなことが起こらないよう、災害に強い町づくりに今後も力を入れていきます」と述べました。
  高槻市は、すべての公共施設でブロック塀の撤去とフェンスなどへの切り替えを進めていて、小学校と中学校は今年度までに、幼稚園や公民館などそのほかの公共施設は2028年度までに完了する予定です。
  また、民間の住宅などに対してはブロック塀の撤去に必要な費用を補助しており、昨年度は68件の申請を受け付けたということです。


2022.05.28-Yahoo!Japanニュース(テレ朝 news)-https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3e8153baf0a245e3886da7703b020694c584ad
【速報】ロシア・カムチャツカ半島で大規模噴火 日本への津波の有無調査中 気象庁

  28日午後5時すぎ、ロシアのカムチャツカ半島大規模な火山噴火がありました。

  気象庁が日本への津波の影響について調べています。午後5時10分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島にあるベズィミアニィ火山で大規模な噴火がありました。
  気象庁によりますと、大規模な噴火では、地震の津波と違う気圧の変化による潮位変動が起こる場合があります。この噴火に伴い、周辺では大きな揺れがあったということで、気象庁は日本への津波の有無を調べています。
  噴火による噴煙の影響を避けるため、全日空ではアメリカ便の飛行ルートを変更するということです。
  テレビ朝日


2022.05.25-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC236ZY0T20C22A5000000/
首都直下地震、最大死者6100人 都が10年ぶり被害想定

  専門家らで構成する東京都の防災会議地震部会(部会長=平田直・東京大学名誉教授)は25日、首都直下地震の新たな被害想定を公表した。最も被害の大きい「都心南部直下地震」は23区の約6割で震度6強以上に達し、死者は最大6148人、帰宅困難者は452万5949人と想定。タワーマンション増加など、社会インフラの変化に合わせた被害イメージも示した。

  都が想定を公表するのは東日本大震災翌年の2012年以来、10年ぶり。前回想定で被害が最大だった「東京湾北部地震」から対象を見直した。耐震・免震構造の建物の増加などで前回想定より被害規模は小さくなるとして、想定上の最大数値は前回想定と比べて死者が3400人、帰宅困難者は64万人減少するとみている。

  震源によって直下型地震(マグニチュード7程度)、海溝型地震(M8~9程度)のタイプ別に被害想定をまとめた。都内で最大の被害が想定される23区を震源とする都心南部直下地震が冬の夕方、風速8メートルの状況下で起きた場合の死者は3600人が地震の揺れ、2400人は火災が原因とみている。建物被害が大きい足立区の死者が795人と都内の市区町村別で最多となる可能性がある。
  建物被害の見通しは19万4000棟。9万3000人とみる負傷者のうち、1万3000人が重傷者とみる。帰宅困難者が最大となるのは発災が昼の場合だが、高齢化や遠距離通勤の減少などを背景に人数は前回想定(516万人)を下回った。避難者は299万人(前回は338万人)と想定している。

  東京23区で津波が最大となるのは海溝型地震で、高さは最大3メートル弱。河川敷などの浸水にとどまり住宅地への被害はないという。今後発生が懸念されている「南海トラフ巨大地震」でも都内の震度はほぼ5強以下で、揺れによる被害も限定的とみている。
  数値化できない影響を「発災直後」「1カ月後」などの時系列で整理し、避難生活の長期化などの影響をまとめた「災害シナリオ」も初めて示した。たとえばスマートフォンのバッテリー切れや通信の集中で安否確認や一時避難が困難になったり、高層マンションの増加でエレベーターやトイレ利用の停止が長期化したりするケースを想定する。

  被害想定上も、都心南部直下地震の際に停止するエレベーターの台数は2万2000台超と前回想定の3倍に拡大する見通し。地震が夏場に発生した場合、空調が停止し体調が悪化するなどのリスクもあるとする。身近な被害のイメージを例示することで都民や事業者が自身の生活スタイルに沿った対策を立てやすくする狙い。
  防災会議は今後の防災・減災対策により被害を軽減できる可能性にも言及した。建て替えなどにより住宅の耐震化率が上がれば、1981年基準の「新耐震基準」100%を達成した場合で揺れによる死者数は約6割減る見通し。通電の復旧時などに火災を防ぐ対策を徹底すれば、火災による死者数は約7割減らす効果が見込めるという。
  都は今回の想定を基に地域防災計画を修正し、22年度内に素案をまとめる。


2022.05.09-ウエザーニュース-https://weathernews.jp/s/topics/202205/091523quake/
沖縄・与那国島で震度3の地震  津波被害の心配なし

  5月9日(月)15時23分頃、沖縄県で最大震度3を観測する地震がありました。この地震による津波被害の心配はありません


2022.04.30-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/539b533ba3d82457d822c495a3156845a3f7c162
昨秋、東京湾で「気象津波」 トンガ沖噴火で注目

  昨年9月末~10月初めに台風16号が日本列島沖合を北上した際、気圧の変化などで生じる「気象津波」が東京湾で起きていたことが、30日までの田中宏幸東京大教授ら研究チームの解析で分かった。物質を通り抜ける素粒子(ミュー粒子)を用いて津波を観測したのは世界初という。気象津波では今年1月、トンガ沖の火山噴火で約8千キロ離れた日本に1メートル超の津波が及んだ原因として注目されている。

  田中教授は「気象津波は世界中どこでも起き得る。各国の海底トンネルに観測機器を設置すればメカニズム解明につながるだろう」としている。


2022.04.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220419-7GLCJAXQZ5LQ3CWIUW3BAPNHBY/
茨城県北部・震度5弱「被害報告ない」と官房長官

  松野博一官房長官は19日の記者会見で、茨城県北部で発生した最大震度5弱の地震について「現在のところ人的被害を含め、特段の被害報告は受けていない。原子力施設には現在のところ異常はないとの報告を受けている」と明らかにした。

  松野氏によると、震源は福島県中通りで、同日午前8時16分ごろ、茨城県城里町で震度5弱の強い揺れが発生した。津波の心配はない。政府は官邸危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害状況の把握にあたっている。


2022.04.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220407-3OHAFIHFUZNTRC6RIOVP3LTQ7Q/
トンガ噴火の潮位変化 音速に近い「ラム波」が影響 気象庁報告書

  気象庁は7日、今年1月15日に発生したトンガ沖の海底火山の噴火に伴う潮位変化に関する報告書をまとめた。潮位変化のメカニズムは詳細を解明できていなかったが、噴火で大気が急激に膨らみ気圧の変化が生じた結果、気圧の波の一種で音速に近いスピードの「ラム波」が発生、海面に伝わったことなどにより潮位変化が起きたとの見解を示した今後同様の噴火が発生した場合、潮位変化の開始時刻の予測が可能になり、事前に注意を呼びかけられるようになる

  トンガ沖の海底火山は15日午後1時ごろに噴火し、同日午後8時ごろから翌16日未明にかけて、津波に似た現象の「潮位変化」が発生。鹿児島県奄美市で1・2メートル、岩手県久慈市で1・1メートルなど太平洋沿岸を中心に潮位上昇が観測された。
  気象庁は潮位変化が起こる直前、トンガ方面から日本列島に向けて約2ヘクトパスカルの気圧上昇の波を確認していたが、潮位変化が通常の津波より早い時間に到達しており、はっきりとしたメカニズムは分かっていなかった。
  気象庁は2月以降、有識者を交えた勉強会を開催。その結果、潮位変化をもたらした気圧波は、「ラム波」と呼ばれる大気と海面や地面との間に生じる境界波であると結論づけた。ラム波は大規模な火山噴火で発生、音速より少し遅い毎秒約310メートルで進み、遠くへ進んでも速度が減衰しにくい特徴を持つ。
  このラム波が海面を押したことなどで潮位変化が発生したとみられる。同庁は、このほかにも日本沿岸部の複雑な地形など複合的な要因が影響した可能性があり、さらに分析が必要としている。
  同庁はこれまで、噴火による潮位変化の到達予想時刻は「不明」としていたが、メカニズムの解明が進んだとして、今後は噴火地点から日本までの距離と、気圧波の速度から算出した潮位変化の到達時間を発表する。潮位変化の高さの予測は「現時点では困難」とし記載しない
  気象庁はこうした呼びかけのあり方について、今年度、有識者による検討会を開き、「さらに改善する」としている。


2022.04.04-福井新聞-https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1525180
石川県珠洲市で震度4の地震、富山や新潟でも揺れ観測 各地の震度一覧 4月4日午前に頻発

  気象庁によると4月4日午前10時26分ごろ、石川県で震度4を観測する地震があった。震源地は石川県能登地方。震源の深さは10キロで、地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定される。この地震による津波の心配はないという。また、その後も石川県内で地震が相次ぎ、午前10時28分には珠洲市で震度3、午前11時18分には珠洲市で震度2を観測した。







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