地震・噴火・事故-1



2021.07.16-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN160D30W1A710C2000000/
ドイツ西部の洪水、死者59人に ベルギーでも被害

  【ベルリン=共同】ドイツ西部を襲った洪水で、地元メディアは15日、死者が59人になったと報じた。河川の氾濫で犠牲者が相次いだラインラント・プファルツ州では依然多数が行方不明とみられ、被害はさらに拡大する可能性がある。川沿いの被災地では道路が寸断され、家々の残骸が散乱。同州の議員は「第2次大戦以来の惨事だ」と地元テレビに語った。

  ラインラント・プファルツ州と、隣接するノルトライン・ウェストファーレン州は14日から15日にかけ、集中豪雨に見舞われた。同州のハイネンエッサー環境相は15日、近年乾燥した天候が続いた結果、雨水は土壌に浸透せず川に直接流れ込んだとの見方を示した。両州では消防当局と軍がヘリコプターも投入して救助活動を続けている。

  隣国ベルギー南東部も豪雨に見舞われ、報道によると、9人が死亡、4人が行方不明となった。


2021.07.13-TBS NEWS-https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4313549.htm
熱海 不明者17人に 土石流災害

  静岡県熱海市で起きた土石流災害で、死亡が確認されている1人の身元が判明しました。行方不明者は17人になりました。

   「身元が確認され、行方不明者が18人から17人に」(熱海市 斉藤栄市長)
   熱海市はおととい死亡が確認された遺体について、根來敏江さん(69)と判明したと昨夜、発表しました。根來さんは、おととい夕方、警察などの捜索活動で道路をふさいでいた土砂の中で発見されました。
   熱海市の土石流災害で亡くなった人は10人で、行方がわからない人は17人となりました。


2021.07.08-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e11a87f70a49d42f979df675bff863df79ee5d4c
熱海、盛り土に排水設備置かず 人的要因重なり土石流か

  静岡県熱海市の大規模土石流の起点にあった盛り土に、条例で義務付けられた排水設備が設置されていなかった疑いがあることが8日、県への取材で分かった。
  2006年に現場の土地を取得した神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が、届け出た量を超える盛り土をしていたことや、盛り土に産業廃棄物をまぜていたことなどが既に判明。
  人的要因が複合的に重なって土石流が生じた可能性が浮上した。
  一方、県が詳細に分析した結果、土石流の量は約5.6万立方メートルだったことも新たに判明。盛り土は約5.4万立方メートルと推計されており、土石流の大部分を占めていたことになる。


2021.07.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20210708-YM3E2P4HTZM3PIBZY2JJRPRIJI/
土石流の大部分が盛り土か 死者9人、不明22人に

  静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で、県は8日、災害前後の地形を詳細に分析した結果、土石流の土砂量が約5・6万立方メートルだったと明らかにした。当初の推定量約10万立方メートルよりも減ったが、平成22年以降に現場で増えていた盛り土は約5・4万立方メートルと判明しており、土石流の大部分が盛り土だったことになる。

  今回の土石流発生地付近では、熱海市に申請した業者が22年まで盛り土工事を行っていたことが判明しているが、実際の盛り土量は分かっていない。県は経緯を詳しく調査するため、発生地周辺や、トラックの土砂運搬の様子を写した写真や映像の提供を広く求めることにした。平成17年から現在までに撮影されたものを求めている。

  一方、市は8日、新たに2人の死亡を確認したと発表した。身元や性別は不明。死者は計9人となった。県と市は同日、既に亡くなった7人のうち男女3人の身元を、いずれも安否不明者だった木村京子さん(84)、天野稲子さん(85)、天野初(はじめ)さん(56)と明らかにした。身元が判明した死者は計5人。残る安否不明者は22人になった。市によると、これまでに死者を除く26人が救出された。


2021.07.07-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210707/k10013123481000.html
山陰で記録的な大雨 あすにかけ九州北部~北陸 大雨のおそれ

  活発な梅雨前線の影響で、鳥取県や島根県では、記録的な大雨となり、浸水や崖崩れなどの被害が相次いでいます。気象庁は、山陰を含む九州北部から北陸では、8日にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、予想以上に雨雲が発達すると「線状降水帯」が発生する可能性もあるとしています。
  大雨になった地域では、いったん雨が弱まったとしても安全な場所での避難を続けてください。

  梅雨前線の活動が活発になった影響で、山陰には7日朝早くから発達した雨雲が次々とかかり、気象庁は島根県と鳥取県で帯状に発達した雨雲が連なる線状降水帯が確認されたとして「顕著な大雨に関する情報」を午前7時前にかけて相次いで発表しました。

  午後9時までの24時間の雨量は、鳥取県の倉吉市で329.5ミリ、大山町塩津では289.5ミリと、半日余りで平年7月1か月分の雨量の1.5倍を超えるところもあるなど記録的な大雨となっています。
  この時間、中国地方や九州北部で局地的に雨雲が発達していて午後9時までの1時間に長崎県の対馬市鰐浦で36.5ミリの激しい雨が降りました。

  これまでの雨で、鳥取市では、災害の危険が高まり、「緊急安全確保」が出された地域もあります。
  島根県と鳥取県、兵庫県、それに岡山県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
  また鳥取県では氾濫の危険性が高くなっている川があります。
  土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒し、安全な場所に避難する、外への避難が難しければ建物の高い階へ移動するなど、少しでも身の安全を確保する行動をとってください。
今後の見通しは
  8日にかけて、九州北部から北陸の日本海側を中心に雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。
  8日夕方までの24時間に降る雨の量は、多いところで、中国地方で200ミリ近畿で150ミリ九州北部で120ミリ北陸と東海で100ミリと予想されています。
  9日夕方までの24時間では多いところで九州北部で100ミリから150ミリ中国地方や近畿、北陸、東海で50ミリから100ミリの予想となっています。
  ただ、気象庁は、現在の「梅雨末期」は雨量の正確な予測が難しく、予想以上に雨雲が発達した場合は「線状降水帯」が発生したり、猛烈な雨が降ったりする可能性もあるとしています。土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
  山陰や近畿など、すでに大雨になっている地域を中心に、今後の大雨で急激に災害の危険性が高まるおそれがあります。いったん雨が弱まったとしても、安全な場所への避難を続けてください。
長期の大雨に 今降っていないところも警戒を
  8日以降も梅雨前線は本州付近に停滞し、湿った空気の流れ込みが強い状況は続くことから、今週の土曜日ごろにかけて各地で非常に激しい雨が降るおそれがあります。短時間の大雨だけでなく、長期間の大雨によって災害の危険性が高まるおそれがあるとして、気象庁は、今、降っている雨の強さだけでなく土砂災害や洪水の危険度も確認し早めに安全を確保するよう呼びかけています。
熱海市 土砂災害に警戒を
  一方、7月3日に記録的な大雨で土石流が起きた静岡県熱海市では土砂災害警戒情報が出されていましたが、午後2時30分に解除されました。
  ただ、熱海市では、これまでの大雨で地盤が不安定な状態が続いています。土石流が発生した地域では崖や山の斜面、川の近くなど危険な場所には近づかず、引き続き、安全な場所で過ごすようにしてください。
気象庁「日中のうちに災害への備えを」
  梅雨前線による大雨について、気象庁は6日に続いて7日昼前、今後の警戒すべき点を説明し「日本海側では今月10日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる状況がいつ起きてもおかしくない」として、今、大雨になっていない地域でも日中のうちに地域の災害リスクを把握し、早めの対応をとるよう呼びかけました。
  気象庁によりますと、7日明け方、停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、山陰では大雨になって線状降水帯が確認され「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
  8日夜遅くまでに大雨に特に警戒が必要な地域と時間帯は東北と東海が7日夜にかけて北陸と中国地方が8日朝にかけて九州北部が7日夜から8日朝にかけてとされています。
  ただ、梅雨前線は今月10日ごろにかけて、日本付近に停滞するため、西日本から東日本の日本海側を中心に非常に激しい雨が降り、大雨がいつ起きてもおかしくない状況が続くということです。
  西日本から東日本の日本海側を中心、7月10日ごろにかけて大雨に対する備えと警戒を緩めないよう呼びかけています。
  そのうえで、長雨によって土砂災害や洪水の危険度が高まっていくおそれがあるとして、1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」や、80ミリ以上の「猛烈な雨」といった短時間の降り方だけでなく、土砂災害の危険度や川の水位などにも警戒するよう呼びかけています。
  気象庁予報課の杵渕健一予報官は「いつどこで、どの程度の雨が降るか、正確に見積もるのは難しい。日本海側を中心に日中のうちにハザードマップを確認するなど災害への備えを進めてほしい。夜間に大雨となるおそれもあり、暗い中では危険を伴うことがあるので周囲の状況に十分注意してほしい」と呼びかけました。
「顕著な大雨に関する情報」とは
  「顕著な大雨に関する情報」は、発達した積乱雲が帯状に連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いて土砂災害や洪水の危険性が急激に高まったときに発表されます。
  「線状降水帯」は、去年の7月豪雨や平成30年の西日本豪雨など、これまでの豪雨災害で繰り返し確認され、予報を上回って、短い時間で状況が悪化する危険性があります。
  この情報が出た際は、自治体からの避難の情報に基づき、周囲の状況を確かめて早めの避難をするほか、すでに避難場所までの移動が危険な場合は、崖や沢から離れた近くの頑丈な建物に移動したり建物の2階以上など浸水しにくい高い場所に移動したりするなど、身の安全を確保することが重要です。
  情報が発表される基準は、3時間の解析雨量が100ミリ以上になっている範囲が500平方キロメートル以上あることや、その領域の形状が「線状」であることなどと決められています。
  ただ、台風本体の雨雲が近づいた時など「線状降水帯」とは言えない状況でも発表されることがあります。
間に合わないケースも
  注意が必要なのは、この情報が発表された際、すでに外に出ることすら危険になっているおそれもあることです。
  気象庁が過去の災害事例で検証したところ「顕著な大雨に関する情報」を発表する基準に達していない段階でも大きな被害が出ていた事例があるということです。また、情報が出ていない地域でも今後、雨雲が移動し、急激に状況が悪化するおそれもあります。
  このため気象庁は、避難情報に直結はせず、危機感を高めてもらうための情報だとし、5段階で運用されている大雨警戒レベルでは「レベル4“相当以上”」だとしています。そのうえで、情報を待つことなく、気象庁のホームページで確認できる危険度分布や、河川の水位情報などをもとに早めの避難を心がけてほしいと呼びかけています。


2021.07.07-JIJI com.-https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070700153&g=soc
所在不明27人、捜索続く 死者7人に―熱海土石流

  土石流災害で甚大な被害を受けた静岡県熱海市の伊豆山地区では、発生から5日目の7日も県警や消防、自衛隊などが安否不明者を捜索した。
  6日までに判明した土石流による死者は計7人。生存率が急激に下がるとされる72時間以上が既に経過したが、二次被害を警戒しつつ、懸命の捜索が続けられている。
  県や市によると、住民基本台帳上、土石流で被災した122棟に住むとされる215人のうち、22人の所在が分かっていない。また、県警によると、土石流が起きた後に5人と連絡が付いていない。県などは計27人の氏名や性別などを公開して情報提供を呼び掛けている。
  これ以外にも所在が分からない人がおり、被害の全容はなお分かっていない


2021.07.05-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210705/k10013121341000.html
熱海 土石流 所在確認中の64人の名簿を公表 静岡県

  静岡県熱海市で起きた土石流で、県は住民基本台帳に基づいて被害を受けた地域に住んでいたとみられる人でまだ所在のわかっていない人の名簿を公表しました。名簿には64人の名前や性別が記載されていますが、県や市は転居などで連絡をとれていない人が含まれている可能性もあるとして、広く情報の提供を求めています。
  静岡県熱海市で起きた土石流では、救助や捜索活動の一方、どれだけの人が被害にあったのかは依然、わかっておらず、熱海市では住民基本台帳に基づいて被害を受けた地域に住んでいたとみられる人の所在の確認を進めています。
  こうした中、市と県では台帳に記載のある215人のうち、まだ確認の取れてない人について情報の収集を急ぐため、名前を明らかにすることを決め、県は今夜、名簿を公表しました。
  名簿には64人の名前と読み方、現住所、性別が記載されています。現住所は1人を除いて熱海市伊豆山としています。年齢は公表していません。
  県と市では、この中には転居などで連絡をとれていない人が含まれている可能性もあるとして広く情報の提供を求めています。


2021.07.05-Yahoo!Japanニュース(静岡新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/592e99f0ad5950563aad09cc34bb8cf8e604aa6f
崩壊5万立方メートル 盛り土、被害拡大の可能性 熱海・土石流

  熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流について、県は4日、土石流の起点となった逢初川の上部で、開発行為に伴う盛り土の崩落が確認されたと明らかにした。
  崩れた盛り土は約5万立方メートルと推定され、周辺を含めると約10万立方メートルの土砂が流れ下ったとみている。盛り土の存在が土石流の被害拡大につながった可能性もあるとみて今後、開発行為の経緯を含めた原因の調査を進める方針。

   盛り土が確認されたのは逢初川河口から約2キロの標高390メートル地点。逢初川の起点より約400メートル西側で、盛り土前に谷になっていた地形の最奥に当たる。県が昨年取得した地形の電子データと2010年頃の国土交通省のデータを比較したところ、長さ約200メートル、幅約60メートルの盛り土が分かった。

  県によると、土石流の最初の起点が盛り土だったのか、盛り土より下流側の崩落が盛り土の崩落を誘発したのかは現時点で分かっていない。崩れた盛り土の上部には車両が通行できる道が整備されていたが、開発行為の目的や時期も明らかになっていない。
   県土採取等規制条例は面積千平方メートル以上、体積2千立方メートル以上の土地改変を行う場合、県に届け出をするように定めている。ただ、全国一律で盛り土を規制する法律はないため県内の自治体が国に整備を要請していた。
   川勝平太知事は同日、ウェブ開催された全国知事会の広域災害対策本部会議で「雨が直接的な要因であり、開発と因果関係は明確ではないが、今後検証したい。防災の専門家の意見ももらい、全国知事会としても何らかの開発制限について国への提言など対応の強化が必要」と述べた。(静岡新聞社)


2021.07.04-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210703/k10013117711000.html
静岡 熱海で土石流 2人死亡 計10人救助 安否不明は約20人か

  静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流で、これまでに2人の死亡が確認され安否不明者は正確には確認できていないものの、およそ20人いるとみられていますまた、これまでに10人が救助されていて、警察や消防などが救助活動を続けています

  3日10時半ごろ静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で土石流が発生しました。
  土石流は逢初川を海までおよそ2キロにわたって流れ出たとみられていて、複数の住宅が流され、女性2人の死亡が確認されました。
  県や市によりますと、安否がわからない人はおよそ20人いるということですが、正確な数は確認できないということです。
  また、熱海市によりますと、住宅に取り残されていた人など6人が、午後9時40分までに救助され、これで、これまでに救助された人は合わせて10人となりました。
  警察や消防などがさらに救助活動を続けています。
  また、熱海市は市内に11の避難所を開設して午後9時現在、合わせて264人が避難しています。
静岡県知事「総力あげて応急活動に取り組む」
  静岡県熱海市で発生した土石流を受けて、静岡県の川勝知事は「総力をあげて応急活動に取り組む」と述べ、関係機関と連携して被害情報の収集や救助活動に全力で取り組む考えを示しました。
  静岡県の川勝知事は3日夕方、記者会見を開き、熱海市の伊豆山地区で発生した土石流について、「およそ20人の安否がわからなくなっているという情報が入っている。避難をしている人も多く、心からお見舞い申し上げる」と述べました。
  そのうえで「自衛隊に出動を要請し、消防や警察とも連携して情報収集にあたっている。総力をあげて災害応急活動に取り組む」と述べ、関係機関と連携して被害情報の収集や救助活動に全力で取り組む考えを示しました。
  また、川勝知事は「今後さらに雨が降ることも予想されるが、すでに地盤が緩んでいるところがある。危ないところからは避難所などに避難し、自治体の情報に注意して安全の確保に万全を期してほしい」と呼びかけました。
2人が病院に搬送
  現場からおよそ3キロ離れた熱海市昭和町にある「熱海所記念病院」によりますと、今回の土石流でけがをしたとみられる2人が、救急車で病院に搬送されて治療を受けているということです。
  2人の性別や年代などは「明らかにできない」としています。病院にはほかにも患者の受け入れができるかどうか問い合わせがあり、対応を検討しているということです。
警察「住宅10棟が流される」
  警察によりますと、土石流の被害があった逢初川流域で、少なくとも住宅10棟が流されたことを確認したということです。警視庁は3日午後6時ごろ、広域緊急援助隊としておよそ170人を現地に派遣しました。警察犬も活用し、安否が分からなくなっている人たちの捜索などにあたる予定だということです。
緊急安全確保 静岡 熱海市内全域2万957世帯に
  静岡県熱海市は土砂災害が発生するおそれが極めて高まったとして、これまでに市内全域の2万957世帯の3万5602人に、「緊急安全確保を出しています。
  警戒レベルで最も高いレベル5で、近くの建物や自宅の上の階、斜面から離れた場所など周囲の状況を確認し、少しでも安全な場所で命が助かる可能性の高い行動を取るよう呼びかけています。
静岡県内の停電ほぼ解消 JR伊東線は全線運転見合わせ
  東京電力によりますと、大雨の影響で静岡県内では一時、およそ3000戸が停電しましたが、午後6時半すぎに一部を除いて復旧したということです。
  また、JR東日本によりますと、JR東海道線は大雨のため、神奈川県の小田原駅と静岡県の熱海駅の間で、3日は終日、運転を見合わせるということです。また、JR伊東線も大雨で線路下の斜面が崩れた影響で、3日は終日、全線で運転を見合わせるということです。
東京農工大学 石川芳治名誉教授「また発生も」
  土砂災害に詳しい東京農工大学の石川芳治名誉教授は、「映像からは土石流が発生しているように見える。熱海市周辺は勾配が急な山があり、水を含んで流れやすい火山性の地質が多く土石流が起きてもおかしくない。一度土石流が起きたところでも崩れた土砂がまた水をためて崩れたり、ほかの場所でも水分が地中にしみこむまでに時間がかかったりするので、雨が弱まっても土砂災害の危険性はすぐに下がらない。映像からは土砂が時速数十キロの速さで下っているように見える。土石流などが起きてからでは逃げるのは難しい。土砂災害の危険度が高い地域では避難指示などが続いている間は土砂災害警戒区域から離れてほしい」としています。
静岡大学防災総合センター 北村晃寿教授「ほかの場所でも危険」
  被害があった現場の調査に訪れた静岡大学防災総合センターの北村晃寿 教授は「このあたりは火山岩の地盤で、長年の雨で削られた谷にたまった岩石が、大量の水分を含んで流れ出したことが原因と思われる」と指摘しました。
  そのうえで「熱海は、非常に海岸に迫っている急勾配な地形で、谷沿いは特に土石流が起きやすい危険な場所だ。同じような岩石は伊豆半島全体にあり、きょう土石流が起きた場所以外でも、同じようなことが起きてもおかしくないので、雨が続けばしばらく危険な状態が続く」と話していました。
“10回以上、土石流のようなものが”
  熱海市伊豆山にある寺院の住職は「10回以上、土石流のようなものが襲ってきた。外に出るとすでに土砂が道路を覆っていて、消防が付近の人に避難を促している最中にすごい音がして土石流が流れてくるのが見えたので、走って高台に避難しました。戻ってみると、寺院の前にあった家も車も流されていました。大きな木や壊れた家のものとみられるものががれきになって流れていました」と話しています。
  また土砂崩れのあった静岡県熱海市伊豆山地区で釣り具店を営む70歳の男性は、「昨夜から大雨だったが、昼前になって土砂によってすごい勢いで住宅5棟くらいが流されていくのを見た。ゴーゴーという大きな音がして住宅を飲み込み、真っ黒な土砂であっというまに住宅がバラバラになった。こんなことが起きるとは思っておらず驚いている」と話していました。
  また伊豆山神社にいる男性は「神社の西側で土砂崩れが起き、けたたましい音がしていた。家も電柱も多くが流されているのが見えた。町内の公民館に多くの人が避難し、いっぱいで中に入れない状況になっていた。土石流が家を直撃したという人も避難していた。あたり一帯では断水と停電が起きている」と話していました。
  土石流を目撃したという近所に住む70代の男性は「熱海ではきのうからかなりの雨が降っていたが、そんなにすごい雨だとは思わなかった」と話しました。
  土石流の状況については「土石流が起きたのは雨が落ち着いたあとだった。川から異常な音が聞こえて外に出てみるとものすごいスピードで流れる土砂を見た。波の上に建物が乗っているようだった」と振り返りました。
  そして男性は「自宅から100メートルほどの場所まで土砂が流れてきて恐怖を感じた。生まれたときから70年以上この土地に住んでいるが大きな災害は今まで一度もなかったのでびっくりしている」と話していました。
1キロ離れたホテル「昨夜 高齢者に避難呼びかける無線」
  静岡県熱海市で土石流があった現場から1キロほど離れた場所にあるホテルの30代の従業員の男性は、「土砂災害があった地域は高台になっていて海が一望できリゾートマンションや住宅が建ち並ぶ地域です。2日夜になってから、高齢者に避難を呼びかけるような無線が聞こえていました。高齢者が多い地域なのできのうから早めの避難をしていた人もいた様子でした。ホテルでは土石流があったけさ10時半すぎごろに停電が2回ありました。土石流で東京方面への道が分断され車で向かうことができない状況ですが、幸いきのうは車で来たお客さんはおらず、皆さん新幹線で帰りました」と話していました。
消防団の話
  土砂災害があった地区の住民で、救助にあたった消防団の40代の男性は「土砂で巨大な石がたくさん流されてきました。この地区は古い木造の住宅が多く、自分が避難している最中にも流れてきた土砂で家がバラバラになっていました自分と家族、周辺の人を避難させましたが人手が全く足りません。土砂災害は初めての経験で、手も足も出ませんでした。消防や自衛隊が救助活動にあたっているので、できるかぎり支援したい」と話していました。
土石流とは・・・・・!!・・・・・
  土石流は、大雨で崩れた土や石が、水と一体となって一気に流れ下る現象です。
  流れ下る速度は数十キロと自動車並みに速く、土石流が発生してからでは避難するのが難しい現象です。
  土石流は、勾配の急な川や谷があるところ、谷の出口にある扇状地と呼ばれる場所で起こります。
  また、火山灰が堆積した地質の場所でも発生するおそれがあります。
  土石流は一度発生すると、繰り返し発生することがあるため、警戒が必要です。

伊豆山地区の住民が避難
  静岡県熱海市にあるMOA美術館によりますと、伊豆山地区の住民14人が、地区内で土砂崩れが発生したとして、午前11時ごろから館内の部屋に避難しているということです。美術館の男性職員は「避難している人にけが人はいませんが、大規模な土砂崩れだということで、動揺している様子でした」と話していました。
熱海市網代 平年の7月1か月上回る雨量
  静岡地方気象台によりますと、熱海市で土石流が発生した場所からおよそ10キロ離れた熱海市網代の観測地点では、先月30日午後6時の降り始めから3日正午までに389ミリの雨が観測されました。これは平年の7月、1か月の雨量、242.5ミリの1.6倍にあたります。
  熱海市網代ではその後も1時間に数ミリの雨が観測されています。気象台によりますと、熱海市を含む県内では、3日夜日付が変わるころから雨が再び降り始めて、4日朝に雨足が強まり、午前中は降り続く見通しだということです。
発生場所は「土石流危険渓流」
  ツイッターに投稿された複数の土石流の映像はいずれも熱海市伊豆山地区の東西およそ500メートルの範囲で撮影されていました。
  映っていた建物などから方角や場所を分析したところ、土石流が発生したのは相模湾に面した背後に山地がある険しい地形の地区で、住宅が数十軒密集し、ホテルや旅館なども点在しています。
  JR熱海駅から北北東におよそ1キロの場所にあり、この地区の海側にはJR東海道本線と東海道新幹線の線路もあります。土石流は「熱海ビーチライン」付近まで達しているとみられます。
  撮影された範囲は標高が最も高いところから低いところまでの距離で、およそ600メートルにおよんでいます。
  国土交通省が公開しているハザードマップによりますと今回発生した土石流は「土石流危険渓流」に重なるように起きたとみられます。
  土石流危険渓流は土石流が発生するおそれがあり、住宅等に被害を与えるおそれがある渓流で、都道府県が指定しています。








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