スポーツ関連-1
2023.11.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231117-TR7PNU2OJFMT7PHVADLOAJHOUY/
大谷翔平がア・リーグMVP 史上初の2度目満票 21年以来2年ぶり
米大リーグ機構は16日、2023年シーズンのア・リーグ最優秀選手(MVP)を発表し、
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平(29)が史上初となる2度目の満票で2年ぶりに受賞した。日本選手では01年にマリナーズのイチローがMVPに輝いているが、
2度目の選出は初めて。
大谷はメジャー6年目の今季、
投打「二刀流」で目覚ましい活躍をみせた。投手としては右肘の故障で9月以降登板しなかったものの、23試合に先発して132回を投げ、10勝5敗、防御率3・14、162奪三振。
横に鋭く変化するスイーパーを武器に、2年連続で2桁勝利を挙げた。打者としては135試合に出場し、打率3割4厘、44本塁打、95打点。日本選手で初の本塁打王に輝き、出塁率(4割1分2厘)、長打率(6割5分4厘)もリーグトップだった。
ア・リーグのMVP最終候補には、大谷の他にコーリー・シーガー、マーカス・セミエン(ともにレンジャーズ)がノミネートされていた。
MVPは全米野球記者協会の会員30人の投票によって決まる。レギュラーシーズンの成績を対象にポストシーズン前に投票を実施。10位までを選び、1位は14点、2位9点、3位8点と以下1点ずつ減り10位1点で、最多ポイントを得た選手がMVPを受賞する。
2023.11.05-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20231105-OYT1T50120/
阪神、38年ぶり日本シリーズ制覇…オリックスに4勝3敗
プロ野球の「SMBC日本シリーズ2023」の第7戦は5日、京セラドーム大阪(大阪市)で行われ、セントラル・リーグ王者の
阪神タイガースがパシフィック・リーグを制したオリックス・バファローズを7―1で破って対戦成績を4勝3敗とし、
1985年以来、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。最高殊勲選手(MVP)には近本が選ばれた。3年連続で日本シリーズに進出したオリックスの連覇はならなかった。
今季、18年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神は、クライマックスシリーズを勝ち上がって日本シリーズに進出。シリーズは南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)が阪神を破った1964年以来、59年ぶりに関西に本拠地を置く球団同士の顔合わせとなった。阪神は第5戦で先に3勝目を挙げて優勝まであと1勝としたが、第6戦で敗れ、王手をかけられていた。
この日、阪神は四回にノイジーが3ランを放って先制すると、その後も追加点を挙げてオリックスを突き放した。
阪神・岡田監督「選手が役割を果たして頑張った結果。選手でも監督でも日本一を達成できて幸せだ」
2023.10.04-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20231004-ZAZ6H3H7YRMUNCWNG57OOMKKF4/
大谷残留を改めて期待 エンゼルスGMが会見
米大リーグ、エンゼルスのミナシアン・ゼネラルマネジャー(GM)が3日、オンラインで記者会見し、ワールドシリーズ終了後にフリーエージェント(FA)になる
大谷翔平について、「ここは彼が快適にプレーできた環境だと信じている」と語り、改めて契約延長を期待した。レギュラーシーズン最終戦前日の9月30日に1対1で大谷と話したという。
エンゼルスは9年連続でプレーオフ進出を逃し、2日にはネビン前監督の退任が発表された。同GMは後任の選定に「常に勝利がわれわれの目標。監督経験の有無などは問わず、目指すところに導いてくれる人物に任せたい」と説明した。(共同)
2023.10.03-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231002/k10014212711000.html
大谷翔平 大リーグでホームラン王を獲得 日本選手初の快挙
大リーグ、エンジェルスの
大谷翔平選手がホームラン44本でアメリカンリーグの
ホームラン王のタイトルを獲得しました。
日本選手が大リーグでホームラン王を獲得するのは初めてで、アジア出身の選手としても大リーグ史上初の快挙です。
大リーグのアメリカンリーグは1日、レギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定しました。この結果、エンジェルスの大谷選手はホームラン44本で初のホームラン王のタイトルを獲得しました。2位はプロ野球の巨人でもプレーしたレンジャーズのガルシア選手で39本でした。
大谷選手は右ひじのじん帯損傷や脇腹のけがのため先月3日のアスレティックス戦以降欠場するなど、今シーズンは135試合の出場でしたが、6月と7月に合わせてホームラン24本と驚異的なペースでホームランを量産し、タイトルを獲得しました。日本選手が大リーグでホームラン王を獲得するのは初めてで、アジア出身の選手としても大リーグ史上初の快挙です。また、首位打者と打点王を含めたバッターの主要3部門でのタイトル獲得は、日本選手では2004年に首位打者を獲得したイチローさん以来、19年ぶりとなります。
先月19日に右ひじのじん帯を修復する手術を受けた大谷選手は、本拠地、エンジェルスタジアムで行われた1日のアスレティックスとの最終戦に姿を見せ、試合中はベンチでチームメートと笑顔で会話する姿も見られました。
エンジェルスはシーズン最終戦は7対3で勝利し73勝89敗となりましたが、大谷選手や主軸のトラウト選手などけが人が相次いだこともあってアメリカンリーグ西部地区の4位に終わり、9年連続でプレーオフ進出を逃しました。
大谷選手は今シーズン限りでエンジェルスとの契約が終了し、
ワールドシリーズ終了後にはプロ入り後、初めてのFA=フリーエージェントとなる予定で、大リーグ7年目となる来シーズンを移籍した新天地で迎えるのか、それともエンジェルスに残留するのか、その決断に関心が高まっています。
大谷「大変恐縮で光栄なこと」
大谷選手は試合後、クラブハウスで選手たちと笑顔でハグを交わすなどしてあいさつし、球場を後にしました。初のホームラン王獲得については球団を通じて
「大リーグでこれまで活躍された偉大な日本選手たちのことを考えると、大変恐縮であり光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメート、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」とコメントを発表しました。
大谷選手が自身のSNSを更新 感謝のメッセージ
大谷翔平選手は自身のSNSを更新し、ピッチャーやバッターとしてプレーする写真などとともに英語と日本語の両方でメッセージを投稿しました。大谷選手はまず英語で
「シーズン中の皆さんのサポート、ありがとうございました!。すぐにリハビリを始めて以 前よりも強くなって戻ってくるためにベストを尽くします。来シーズン皆さんに会えるのを楽しみにしています!」とつづりました。
また日本語では「レギュラーシーズン応援ありがとうございました。また来年に向けてまずは打者としてリハビリから頑張っていきます。来シーズンまた皆さんにお会いできることを楽しみにしています!」とつづっています。
アメリカンリーグのホームランランキング上位5選手-
【1位】大谷翔平選手(エンジェルス)44本 【2位】ガルシア選手(レンジャーズ)39本 【3位】ロバートJr.選手(ホワイトソックス)38本 【4位】ジャッジ選手(ヤンキース)37本 【5位】デバース選手(レッドソックス)33本
日本郵便が大谷選手の記念切手などを販売へ
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がアメリカンリーグのホームラン王のタイトルを獲得したことを受けて、日本郵便は記念切手などをセットで販売すると発表しました。
記念切手は、84円切手の5枚セットで、大リーグ通算150号の節目となったシーズン23号のホームランや、飛距離150メートルを超える豪快な当たりを見せた30号など、今シーズンの活躍を象徴する写真が印刷されています。
このほか大谷選手がホームランを打った打席の様子をとらえた44枚のポストカードや大谷選手のサインが印字された写真などをセットにし、送料と消費税込みで1セット、7260円で販売するということです。10月6日から全国の郵便局の窓口やインターネットで申し込みを受け付け、数量は限定せずに受注生産で販売するということです。
三冠王経験のカブレーラ「彼は別の惑星から来たと思う」
三冠王の経験もある今シーズン限りで引退したタイガースのカブレーラ選手がNHKの取材に応じ、今シーズンの大谷選手について「彼は別の惑星から来た人。信じられないものだったし、最高だった」とユーモアを交えながらその活躍をたたえました。大リーグで通算511本のホームランを打ち、2012年には三冠王に輝いた40歳のカブレーラ選手は今シーズン限りで現役を引退しました。
カブレーラ選手はエンジェルス戦でファーストを守った際に大谷選手が出塁すると一塁ベース上で大谷選手の走塁用の手袋をポケットから抜き取るいたずらを仕掛けるなど、トップ選手どうしの仲むつまじい交流の様子がたびたび話題になりました。
そのカブレーラ選手は引退前の先月、NHKの取材に応じ今シーズンの大谷選手について
「信じられないものだったし、最高だった。彼は別の惑星から来たと思う。日本ではなく、火星出身だ。毎日、彼のプレーを見るのは本当に楽しかった」と笑顔で振り返り、ユーモアを交えながらその活躍をたたえました。
特に印象に残った場面には、ことし7月に行われたエンジェルスとタイガースのダブルヘッダーで大谷選手が第1試合で完封勝利、第2試合でホームラン2本を打った試合をあげ
「特別なことだった。その後けがをしたが、今シーズン残した数字は信じられないもので、MVPを受賞すると思う。彼を他の選手と比較することはできない」と話しました。そして
「すばらしい才能を持った選手なのでいつか三冠王になるチャンスはあると思うし、彼自身もそれを望んでいると思う。私の意見では最も偉大な選手はイチローで、彼は4000本安打を打った。私は3000本だけだった。でも、もしかしたら大谷が引退する頃には大谷がナンバーワンかもしれない。それには、より多くの試合に出場することが必要だ」と話し、大谷選手が自身に続く三冠王になることや、長くキャリアを重ねることを期待していました。
カブス 鈴木誠也「日本人でも行けるんだと翔平が示してくれた」
大谷選手と同学年で、今シーズン、カブスでホームラン20本を打った鈴木誠也選手は「やっぱり歴史を変えた選手。日本人でもそういった所に行けるんだというのを翔平が示してくれたと思うので、より目標を高く持って戦っていきたいと思う」と刺激を受けている様子でした。
レッドソックス 吉田正尚「もうみんなから認められている」
大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手はホームラン王を獲得した大谷選手について「同じ日本人としてプレーしているが、どこの球場行っても歓声がすごい。もうみんなから認められている」と話しました。二刀流でのプレーについては「野手一本でもきつい。投手として先発し、指名打者だが、毎日試合に臨むというのは誰も経験したくてもできない。準備やケアを人よりも多く考えて、本当に野球に対して心身取り組んでいる結果だと思う。本当にすごい」と話していました。
栗山英樹氏「子どもたちに道を示してくれた」
日本ハム時代に大谷選手を二刀流の選手へと育てた栗山英樹さんは「世界一の選手になることを誓って、メジャーリーグへと挑戦し、それをひとつひとつクリアしながら歩み続けています。これは本当にうれしいことです」と日本ハムを通じてコメントしました。その上で、栗山さんは、「多くの子どもたちに夢と希望を与え、道を示してくれたのではないかと思います。これからもいろいろと苦しいことが待ち受けているでしょうが、それを乗り越えていくのが翔平。さらに力強く突き進んでいくその先で見せてくれる景色を楽しみにしています」とコメントしました。
花巻東高校で指導 佐々木洋監督「いつまでも夢与える選手で」
大谷翔平選手が大リーグ、アメリカンリーグのホームラン王を獲得したことについて、大谷選手を花巻東高校で指導した佐々木洋監督は『大リーグで日本人がホームラン王を獲得する日が来るなんて想像も出来なかった。日本は古くからランニング中心の練習で、アメリカはウエイトトレーニング。食文化の違いもあり、その骨格や体格が日米で大きく異なると思っていたが、時代とともに「野球」が変わった。私が小さい頃はフライを打ち上げると怒られ、ゴロを打つように指導される時代だった。しかし、アメリカでは今「打率」から「OPS」へと選手評価の基準そのものが変わっている。そうした変化に柔軟に対応し、アップデートしていく大谷選手の能力にはいつも驚かされる。誰からも「できない」「やれない」と言われることをやってのける大谷選手は、日本人の思考そのものを変えていくと期待する。子どもたちに高い目標を与え、「非常識」を「常識」に変える生き方で、いつまでも夢を与える選手でいて欲しい』とするコメントを出しました。
米ベテラン記者も絶賛「大谷は何でも可能にしてしまう」
大谷選手が日本、そしてアジア出身の選手として初めて大リーグでホームラン王を獲得したことについて、大リーグを30年以上取材しているベテラン記者は「日本の選手がホームラン王をとるとは考えたこともなかった。大谷は何でも可能にしてしまう」と舌を巻きました。
大谷選手の特集記事をニューヨーク・タイムズで数多く執筆しているスコット・ミラー記者は、大谷選手について「アメリカでも見たことのない選手で、ベーブ・ルースでも成し遂げられなかったことをやってのけている。毎晩彼を見ながら、『今夜は何をやるんだろう』とワクワクする」と絶賛しました。その上で「日本の選手が大リーグでホームラン王のタイトルをとるとは考えたこともなかった。でもこれは、大谷が日本出身でもアメリカ出身でも、どこの出身であろうと彼がいかにすばらしい才能の持ち主であるかを改めて物語っていると思う。大谷は何でも可能にしてしまうし、私たちがつい誰かに課すような制限も、彼にとっては意味が無い。それは本当にクールなことで、大谷の持つすばらしいものの1つだ」と話しました。
そして、「大谷ほど野球を愛している人はいないでしょう。大谷の物語は、私たちの誰もが想像していた以上にすばらしい。だから、その物語ができるだけ長く続くことを願っている」と話し、大谷選手の息の長い活躍を願っていました。
米メディア 大谷の2年ぶりのMVP受賞を確実視
右ひじと脇腹のけがによって不本意な形でシーズンを終えることになった大谷選手ですが、来月発表される予定のシーズンMVP=最優秀選手は早くも受賞が確実視されています。
大谷選手はホームランだけでなく、出塁率の4割1分2厘がリーグトップ、長打率の6割5分4厘は大リーグトップの成績で、いずれの数字も大リーグ6年目で自己最高でした。さらに出塁率と長打率を足した「OPS」も1.066で大リーグトップとなり、自身初めて「1」の大台を超えました。これまでの日本選手では、大谷選手がホームラン46本を打ったおととしの0.965が最高で、次いでヤンキース時代の松井秀喜さんが打率2割9分8厘、ホームラン31本をマークした2004年に0.912でした。
OPSはチームの得点にどれだけ貢献したかを示すとされ、バッターを評価する際の基準の1つになっています。大リーグでは選手が打席に入る際に球場の電光掲示板に表示されるのが打率でなくOPSというケースもあるなど、近年は一般的に使用されています。
大谷選手自身もこれまで「打席ではもちろんOPSが大事」と話していた数字で、今回、ホームラン王とともにこのOPSでも日本選手として初めてトップとなりました。OPSはシーズンMVPを選ぶ記者投票でも大きな目安の1つになっていて、昨シーズンはOPSで両リーグでそれぞれトップだったヤンキースのジャッジ選手とカーディナルスのゴールドシュミット選手がMVPを受賞しました。
アメリカのメディアの間ではことしは
大谷選手の2年ぶりのMVP受賞を早くも確実視していて、大手スポーツニュースサイトの「The Athletic」でエンジェルスを担当しているサム・ブラム記者は「大谷が満票でのMVPになるべきだと思う。けがで9月はほとんどプレーできなかったが、それでも彼は前例のない、最高の1年を過ごした。レンジャーズのシーガーやアストロズのタッカーなど、すばらしいシーズンを過ごした選手はいるが、大谷には遠く及ばない。満票か、1位票を3票ほど失うかどうかの違いで、MVP受賞は間違いない」と話していました。
東京駅では号外 歓喜の声「来年はトリプルスリーに期待」
東京駅では1日午前9時前から快挙を伝える新聞の号外が配られ、仕事や学校に向かう人などが次々と受け取っていました。号外には大きく「大谷本塁打王」「メジャー日本人初」などと書かれていて、用意された500部は30分ほどでなくなりました。受け取った19歳の大学生は「おめでとうございます。日本ハムのファンで、当時から大谷選手を応援しています。来年は、打者として打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを期待したいです」と話していました。30代の会社員の男性は「けがで終盤の試合に出られなかったのにホームラン王を獲得してすごいと思います。大谷選手のホームランを見て元気をもらっていました」と話していました。また、小学4年生のころから野球を続けているという20代の男性は「松井秀喜選手でもホームラン王を取れなかったので、日本人は無理かなと思っていましたが本当にすごいです。二刀流は今までなかったので来季はけがなくシーズンを通してプレーしてほしい」と話していました。
出身地 奥州市役所に横断幕 市民も喜び
大谷選手の地元の岩手県奥州市の市役所ではホームラン王を祝う横断幕が掲げられました。奥州市役所ではきょう午前10時半ごろ庁舎の正面に「祝MLB本塁打王。大谷翔平選手」と書かれた縦1.2メートル、横10メートルの横断幕が掲げられました。また市役所の中では大谷選手の背番号17番が入ったエンジェルスのTシャツを着た市の職員が訪れた人に大谷選手のシルエットが施されたうちわやクリアファイルを配って喜びを分かち合っていました。
市役所を訪れた小学6年生は「横断幕がすごい迫力で同じ岩手県民としてうれしいです。大谷選手の言葉は勉強になるので習っている水泳をもっと頑張りたいです」と話していました。奥州市の倉成淳市長は「野球少年がそのまま大リーグで活躍している姿を見せてくれたのが非常にうれしい。ことしは20代の大谷翔平選手が二刀流の活躍を見せましたが、今度、復帰した時には30代の円熟した二刀流の活躍を期待したい」と話していました。
出身地 岩手でも号外 「来年もホームラン王を」
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が日本選手、さらにアジア出身選手として初めてホームラン王のタイトルを獲得し、出身地の岩手県では地元の新聞社が号外を配りました。盛岡市に本社がある「岩手日報社」は2日午後から県内各地で大谷選手がホームラン王のタイトルを獲得したことを知らせる号外を配りました。
このうち大谷選手の出身地、奥州市のスーパーの前では買い物に訪れた人などが次々と号外を受け取っていて、その場に立ち止まって記事を読む人の姿もありました。号外には「大谷
本塁打王」や「日本選手初の金字塔」といった大きな見出しが記されていて2日は県内でおよそ4万9000部が発行されたということです。号外を受け取った高校生の時に野球部だったという30代の男性は「世界で活躍する選手が奥州市水沢から育ったと思うとすごいと思う。私が高校3年生の時に大谷選手は1年生で当時から身長が高くかっこよかった」と話していました。また奥州市に住む大谷選手の大ファンという夫婦は「メジャーの試合は全部、テレビで見ていたので格別にうれしいし、ユニホームも持っています。けがをして手術をしたが大谷選手ならば乗り越えられないことはないと思う。来年もホームラン王をとってほしい」と話していました。
地元奥州市 大谷選手の「顔出しパネル」にメッセージ
大谷翔平選手の出身地、奥州市水沢にある「道の駅みずさわ」には、大谷選手を応援しようと、バッティングの姿をした顔出しパネルが2019年から設置されています。パネルの裏には、大谷選手に向けた多くの応援メッセージが書かれていました。
道の駅みずさわによりますと大谷選手がホームラン王を獲得が決まった後県内や宮城県などから訪れた人がパネルに顔を入れて写真撮影などを行っていたということです。道の駅みずさわの菊池郁子駅長は、「ホームラン王をとれるかハラハラドキドキしていたが朝のニュースを聞いてやったぞという気持ちになった。地元の宝が世界の宝になったがうれしいです」と話していました。
所属していた日本ハムのファンも祝福
大谷選手は、2012年のドラフト1位で日本ハムに指名され5年間プレーし、当時から投手と打者の二刀流として活躍していました。2日夜、大阪市の京セラドーム大阪でオリックスと対戦する日本ハムのファンからは喜びの声が聞かれました。
札幌市から訪れたという60代の女性は「すごいことだと思います。日本ハムにいたころ、イベントで一緒に写真を撮ってもらったことがあり、それが今でもスマートフォンの待ち受け画面です。ずっと応援してきたのでおめでとうと言いたいです」と大谷選手と並んで写した写真を見せながら話しました。
滋賀県の小学生は、日本ハム時代に買ったという大谷選手の名前が入ったタオルを持参し「4歳くらいの時に大谷選手の投球を見て、すごかったという記憶があります。小さなころから応援していたのでうれしいです。大谷選手がきっかけで日本ハムのファンになったのでこれからも頑張ってほしいです」と話していました。
兵庫県の50代の男性は「日本球界の宝で、日本の誇りだと思います。これからも応援し続けたいです」と笑顔で話していました。
スポーツグッズ販売店でも喜びの声
東京 新宿にあるスポーツグッズの販売店では、メジャーリーグに関する商品を多く取り扱っていて、およそ1万6000点の商品のうち、3分の1ほどが大谷選手に関連するものだということです。直筆のサインや大谷選手が使用したボールなどを集めたコーナーもあり、ホームラン王が決まったことを受けて44号ホームランを打った試合のチケットも展示されました。2日は午後1時の開店前から5組ほどの客が並んでいたということで、店を訪れた小学生の男の子は「大谷選手が大好きです。来年はけがを治してますます活躍してほしいです」と話していました。また、就職先の内定式のため上京し、終了後に店を訪れたという大学生の男性は「先月、アメリカで大谷選手の試合を観戦してきました。けがをして離脱しても最後まで記録を保持してホームラン王になったのが本当にすごいと思います。自分も大谷選手と同じように活躍できるよう頑張ります」と話していました。店長の渡邉翔さんは「シーズン前半の勢いをみてかなり期待していたのでホームラン王をとって本当にうれしいです。世界の大谷選手としてさらに想像の上をいく活躍を期待しています」と話していました。
子どものときに通ったバッティングセンターは
大谷選手の出身地、奥州市にある前沢バッティングセンターは、大谷選手が小学校5年生から中学3年生の時までよく訪れて練習していたということです。バッティングセンターのオーナー小林長男さん(73)によりますと、大谷選手は小学生のころから最速で150キロが出るマシーンでバッティングの練習をしていたということです。当時の大谷選手の印象について小林さんは「真面目でおとなしい子どもだった。こんなに活躍するとは思っていなかった」と振り返っていました。また、ホームラン王のタイトルを獲得したことについては「世界ナンバーワン選手がここから出るというのは夢のようで、このバッティングセンターが活躍するカギだったかもしれない。100年に1人、出るか出ないかの偉業を成し遂げるとは、普通の人間にはできない」とたたえていました。このバッティングセンターには週末になるとかつて、大谷選手が練習していたことを知った多くの子どもたちが県内外から訪れてバッティング練習をしているということです。小林さんは大谷選手の今後については「ことし以上に来年は、すごい成績を残すのではないか。日本だけでなく、世界中の子どもたちに夢を与える存在になってほしい」と話していました。
ホームラン「かぶと」はふるさと納税の返礼品にも
大谷選手が所属するエンジェルスでホームランを打ったときにかぶる「かぶと」と同じモデルのかぶとをふるさと納税の返礼品にしている鹿児島県薩摩川内市には大谷選手がタイトルを獲得したことを受けてけさから問い合わせが寄せられています。薩摩川内市でふるさと納税を担当する観光物産課によりますと、このかぶとは「
紺糸威仏ニ枚胴兜」というもので、ことし4月17日から返礼品に登録されました。
かぶとは寄付額100万円に対する返礼品となっていますが、大谷選手の活躍もあっておよそ1か月で10件ほどの寄付が寄せられました。その後も寄付を伸ばし、2日までに21件の寄付があり、寄付額のトップになっているということです。薩摩川内市はもともとかっちゅうや子ども用のかぶとといった返礼品を用意していましたが、これについては去年の寄付は1件にとどまっていました。
日本時間2日、大谷選手が大リーグで日本選手として初めてホームラン王を獲得したことを受けて、薩摩川内市にもかぶとに関する問い合わせが数件寄せられたということです。観光物産課の田中道治課長は「これまでも大河ドラマに合わせたかっちゅうなどを返礼品としてきましたが、今回のかぶとはそれを上回る大きな反響があって喜ばしいです。10月から12月にかけて返礼品の需要が高まるので、これからまた伸びていくことを期待しています」と話していました。
大谷選手がホームラン後にパフォーマンスでかぶるかぶとを制作している鹿児島県の会社の田ノ上智隆社長は「おめでとうございます!!!たくさん兜をかぶっていただき、作り手として本当に嬉しく思います」と祝福のコメントを出しました。そして、「野球に対してストイックに、そして楽しんでプレーされている姿に、我々も日本のものづくり職人として鼓舞されております。イベント等で兜や甲冑の体験・展示を実施すると非常に人気で、多くの方に日本の鎧兜に興味をもってもらう、素晴らしいチャンスを頂いたと感じております。来城者数も注文数も目に見えて増えており、大谷選手の人気の高さを実感しております」としています。
来年については、「完治と健康とバッターとしての更なるご活躍を楽しみにしています。打者に専念ということなので、きっとまた大きな記録をたたき出すのではと期待しています。そしてもちろん、二刀流で活躍する姿も早く見たいです!」とコメントしています。
2023.09.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230928-DGCBZGPWBJFEBALDAZJZFDXNHM/
敗戦後にラケット破壊→握手拒否 韓国テニス選手の行動が物議 アジア大会
中国の浙江省杭州で開催中のアジア大会で、
テニス男子シングルスに出場した韓国代表選手の試合後の行動が、物議を呼んでいる。
敗戦後にラケットを何度もたたきつけるなどして破壊した挙げ句、対戦相手との握手も拒否したためだ。
国際大会での非礼な行動に、母国の韓国メディアからも批判の声が相次いでいる。
試合後の行動が問題となっているのは韓国のテニス選手、権順宇(クォン・スンウ)。9月25日に行われた男子シングルス2回戦でカシディット・サムレス(タイ)と対戦したが、3-6、7-5、4-6の1-2で競り負け、3回戦進出はならなかった。
中国・香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」(電子版)によると、
権は試合後に「ラケットを何度も地面にたたきつけた」とした上で「サムレスは(権に)握手を求めようと近づいたが、一瞥もせずにサムレスを無視した」という。
「ゲームもマナーも完敗」
25歳の権は2021年東京五輪にも出場するなど韓国の男子テニス界を牽引する選手の一人。しかし、国際大会での非礼ともいえる行為に、韓国国内からも苦言が寄せられている。
韓国の全国紙、朝鮮日報(日本語電子版)は「無名選手相手にゲームもマナーも完敗」との見出しで、権の〝愚行〟を批判。また、韓国のスポーツ紙、スポーツソウル(日本語電子版)も「サムレスは競技マナーこそ良くなかったが、規定から外れた行動ではなかった。結局、
自分の感情を制御できなかったのはクォン・スンウ(権順宇)だ。彼が試合で負け、マナーでも一線を越えてしまったことは紛れもない事実だ」と指摘した。
スポーツソウルによると、
権は試合翌日の26日にタイの選手団を訪れ、サムレスに直接謝罪したという。ラケットと相手選手に〝八つ当たり〟した代償は、高くついてしまったようだ。
2023.09.22-Yahoo!Japanニュース(MBS NEWS)-https://news.yahoo.co.jp/articles/42c9ffac3be50914f348a569d79a866743d01a20
【速報】阪神・オリックスの優勝記念パレード 11月23日大阪・神戸の同日開催が決定 神戸でのパレードは”阪神20年ぶり、オリ27年ぶり”
関西経済連合会の松本会長は、大阪府の吉村知事と兵庫県の斎藤知事とともに22日午後記者会見を開き、プロ野球セ・リーグを18年ぶりに制した阪神タイガースと、パ・リーグを3連覇したオリックス・バファローズの優勝パレードを、
11月23日(木・祝)に
大阪と神戸で同日実施することを発表しました。 松本会長は、パレードの名前は
「『兵庫・大阪連携 阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード ~2025年大阪・関西万博500日前!~』若干長いですけど・・・」と話し、両チームが同時優勝したことは「
関西経済にとって、活性化が楽しみ」として、経済界・行政・万博協会でただちに実行委員会をつくるとしました。
パレードは、阪神とオリックスの両球団が、
時間を分けて、
両会場に行くスタイルで実施。大阪の会場は「御堂筋」、神戸会場は「三宮」です。
兵庫・斉藤知事「歴史的な位置づけ」
兵庫県の斉藤知事は、「阪神は大阪の『阪』と神戸の『神』、関西に関わる球団です。オリックスは、かつて『神戸』の球団でいまは本拠地が『大阪』」と両球団と大阪・神戸のゆかりを話しました。
神戸で優勝パレードをするのは、阪神が2003年以来20年ぶり。オリックスは、1996年以来27年ぶりになるということで、斎藤知事は「パレードは歴史的な位置づけになる」と話しました。
2023.09.14-Yahoo!Japanニュース(TBS NEWS DIG.)-https://news.yahoo.co.jp/articles/337d8aade90d2805d394ef63fa5c767cc8e8d9f2
【阪神】18年ぶり6度目のリーグ優勝!球団最速&岡田監督は2度目V 9月負けなし41年ぶり11連勝で決める 佐藤輝が20号2ラン
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優勝マジック「1」の阪神が9月負けなしの11連勝を飾り、
18年ぶり6度目のリーグ優勝を達成した。9月14日でのリーグ制覇は球団史上最速で、チーム11連勝は82年以来41年ぶりの快挙となった。岡田監督はマウンド上の胴上げで6度、宙を舞った。
スタメンは、1)近本光司
(28)センター、2)中野拓夢(27)セカンド、3)森下翔太(23)ライト、4)大山悠輔(28)ファースト、5)佐藤輝明(24)サード、6)ノイジー(28)レフト、7)坂本誠志郎(29)キャッチャー、8)木浪聖也(29)ショートと不動のオーダーを組んだ。 先発の才木浩人(24)は今季17度目の登板で試合前まで7勝5敗、防御率2.10。1回は長野と門脇を連続空振り三振、丸を捕邪飛と3人で退ける立ち上がり。 巨人の先発・赤星に対して打線は1回1死から中野の一内野安打、森下のヒットで1死一・三塁とするも大山は遊ゴロ併殺打で先制できず。 才木は2回に先頭・岡本和にヒットも坂本、秋広、岸田を打ち取り4回まで得点を許さない。 4回の攻撃で中野、森下、大山の三連打で無死満塁の絶好機に。佐藤輝は空振り三振、ノイジーは投ゴロ併殺打で得点を挙げれない。 5回まで両チームともに無得点が続く。
才木は6回も1番からの長野、門脇、丸を三者凡退に抑える。 6回の攻撃で先頭・近本がヒット、中野は中飛も森下がヒットで1死一・三塁に。大山がセンターへ犠飛を放ち先制。続く
佐藤輝がセンターバックスリーンに2試合連続20号2ランを放り込み、3ー0とした。
佐藤輝の新人から3年連続20本塁打は球団初で史上7人目。 才木は7回に先頭・岡本和にレフトスタンドへ39号ソロを運ばれ1点を失うも後続は抑える。才木は7回を投げ87球、3安打、1四球、5奪三振の1失点で降板。
打線は7回に先頭・坂本がヒット、木浪の犠打で1死二塁に。代打・原口文仁(31)は二邪飛も近本の二ゴロを中山が後逸し、坂本が帰還し、4ー1とする。
8回は岩貞祐太(32)が代打・北村拓にヒット、大城卓にレフトへタイムリーツーベースを運ばれ4ー2となり降板。 代わった石井大智(26)が無死二塁で長野を三ゴロに打ち取り、島本浩也(30)が代打・萩尾を見逃し三振、丸を空振り三振に斬って取った。
9回は岩崎優(32)が1死から坂本に19号ソロを浴びる。続く秋広にツーベースも代打・梶谷を二ゴロ、最後は北村拓を二飛に打ち取りリーグタイ32セーブ目(3勝2敗)を挙げた。才木は8勝目(5敗)。
(2)
◆阪神・岡田彰布監督は(65)は昨年10月に08年以来、2度目の阪神監督に就任。
優勝をいう言葉を使わずに「アレ」と表現、今季のチーム・スローガンも「A.R.E.」と(目標:Aim、敬う気持ち:Respect、パワーアップ:Empower)としローマ字読みで「アレ」に決め、シーズンに挑んだ。
阪神はDeNAと開幕3連戦をサヨナラ勝ちを含む3連勝のスタートダッシュ、4月を貯金3で乗り切る。5月は7連勝に1敗を挟み9連勝を飾り、月間球団最多タイ記録に並ぶ19勝をマークし、5月14日にはDeNAに代わり単独首位に立った。
しかし、交流戦で今季初の3連敗を喫するなど交流戦は7勝10敗1分の10位で終える。交流戦明け初戦のDeNA3連戦3連敗で今季唯一の5連敗となり6月25日にDeNAと首位が入れ代わる。だがDeNAの失速もあり首位を奪い返す。
7月は11勝8敗3分と安定した成績を残していたが、広島が6月終盤から7月には10連勝もあり驚異的に勝ち星を重ねて猛追、7月27日に1日だけ首位を明け渡した。
8月に入り3日から16年ぶりの10連勝とチーム状態は急上昇し、16日に広島との直接対決を制し優勝マジック「29」を点灯させた。 マジック点灯後は6連勝もあり順調にナンバーを減らすも8月29日、一時マジックが消滅。
9月1日に阪神がヤクルトに勝ち、広島が中日に敗れたためマジック「18」が再点灯した。9月は甲子園での広島との直接対決で3連勝、球団史上初となるシーズン2度目の10連勝から41年ぶりとなる11連勝と勢いが止まることなくゴールテープを切った。
61年ぶりに
セ・リーグ全球団に勝ち越す完全優勝となった。 投手陣はプロ未勝利だった3年目の右腕・村上頌樹(25)と現役ドラフトでソフトバンクから移籍の左腕・大竹耕太郎(28)がともに10勝を挙げて牽引。
打撃陣は近本光司(28)が1番打者として2度の死球で離脱があったがリーグ最多26盗塁とチームを引っ張り、大山悠輔(28)が開幕から1度も4番・ファーストを外れることなく中心打者として安定して成績を残し続けた。
(3)
≪阪神 セ・リーグ優勝日≫
1962年10月03日 133試合 藤本定義監督
1964年09月30日 139試合 藤本定義監督
1985年10月16日 125試合 吉田義男監督
2003年09月15日 128試合 星野仙一監督
2005年09月29日 141試合 岡田彰布監督
2023年09月14日 128試合 岡田彰布監督
■岡田 彰布(おかだ・あきのぶ)
1957年11月25日生まれ 65歳 大阪府出身、右投げ右打ち。北陽(現関大北陽)から早稲田大学を経て1979年ドラフト1位で阪神入団。1980年に打率.290、本塁打18、打点54をマークし新人王を獲得。1985年にはバース、掛布とクリーアップを組み球団初の日本一に貢献した。94年オリックスに移籍し、95年に現役引退した。通算成績は1639試合出場
、打率.277、打点836、本塁打247を記録した。オリックス、阪神のコーチを経て、2004年に阪神監督就任、05年にリーグ優勝を果たしたが日本シリーズでロッテに0勝4敗で敗退した。2008年に辞任。2010~12年はオリックス監督で10年は5位、11年は4位、12年は6位に終わっていた。
2023.09.08-毎日新聞(SponictiAnnex)-https://mainichi.jp/articles/20230908/spp/000/001/002000c
エンゼルス・大谷3戦連続欠場 先発予定も急転3年ぶり ネビン監督IL入りは否定
ア・リーグ エンゼルス3-10オリオールズ(2023年9月6日 アナハイム)-
(笹田幸嗣通信員)
大谷の出番は訪れなかった。前夜に続きベンチにも姿を見せず、
3年ぶりの3戦連続の欠場。フィル・ネビン監督は「今日は準備が整っていなかった。彼がもう1日(休みが)必要だというようなことを言った」と説明した。
事態は目まぐるしく変わった。前日の検査で「炎症」の軽症と判明した右脇腹。試合前の段階で指揮官は「彼は(スタメンで)いけると確信している。室内ケージでスイングをして確認する」と語っていたが、出場は見送られた。大谷は試合開始4時間前の午後2時40分に球場入りした。右脇腹に湿布こそ貼っていたが、早々に着替えを完了し、相手投手のデータ分析用のタブレット端末を手に別室へ向かうなど、試合出場へ向けた準備に入った。前日は試合前、試合中と2度も出場志願。関係者によれば、当初の先発メンバーには名前が記されていた。
だが、指揮官は「室内ケージに行って(スイングを)始めようとしたら(彼は)無理だと感じたようだ」と説明。IL入りは否定したが「復帰は近いが、今日は適したタイミングではなかった。明日また判断する」と今後の出場は患部の状況次第とした。
右肘じん帯損傷も抱える主砲不在のチームは泥沼の6連敗。借金12は今季ワーストを更新中だ。残り22試合。大谷の総仕上げの行方は混迷したままだ。
(笹田幸嗣通信員)
2023.08.24-日刊スポーツ-https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202308230001298.html
慶応の107年ぶり優勝に地元日吉も歓喜に沸く 号外5000部配布に横断幕、優勝直後には虹も
【沢田直人】
第
105回全国高校野球選手権記念大会の決勝が23日、甲子園で行われ、
慶応(神奈川)が、史上7校目の連覇を狙った仙台育英(宮城)を8-2で下し、1916年(大5)以来、107年ぶり2度目の優勝を果たした。
芸能界、政界の慶応OBや関係者も大いに沸き、地元商店街も盛り上がった。
107年ぶりの歴史的快挙を成し遂げた慶応野球部の地元、横浜市港北区日吉では23日、街中が歓喜に沸いた。野球部員行きつけのレストラン「洋食とらひげ」では常連客から慶応高を卒業した慶大生など多くの人が集まった。優勝が決まった瞬間には拍手が巻き起こり、学生らはハイタッチを交わした。店主の和田花美さん(60)はナインらに「好きなものを食べさせてあげたい」と笑顔。続けて「これだけ日吉が盛り上がった。みんなが幸せな気持ちになりました」と話した。優勝記念の割引セールを予定しているという。
慶応の最寄り駅である東急東横線日吉駅には多くの人が行き交い祝福ムードが漂った。号外が約5000部配布され、電光掲示板には「慶応義塾高校 感動をありがとう!烈火のごとく勝ち進み 優勝!優勝!優勝!」などのメッセージが流れた。優勝直後の午後5時半ごろには日本一を祝うかの様な大きな虹が架かった。とらひげで優勝の瞬間を見届けた慶大生は「選手たちに感動をありがとうと言いたいです」と口にした。
駅近くの日吉中央通りには優勝を祝福する横断幕が掲げられた。日吉中央通り会の副会長で、美容室「A.C.T」を経営する内田敏夫さんは「感動です。日吉にいて良かった」と喜んだ。美容室では24日に先着200人に付き合いのある洋菓子店のバウムクーヘンを配るという。日吉中央通りで創業92年の薬局「日吉堂薬局」では店頭にタブレットを設置し、通り掛かった子どもたちなどが観戦していた。店主の相沢淳さんは「努力が実って良かったと思う」と野球部員を労った。
【沢田直人】
◆慶応 1858年(安政5)に創設された蘭学塾が前身の私立の男子校。高等学校は新制高校として1948年(昭23)に開設された。生徒数は2180人、野球部は1888年(明21)に創部で部員数は107人。甲子園出場は春10度、夏は19度目。主な卒業生は楽天津留崎大成、ソフトバンク柳町達、ヤクルト木沢尚文。所在地は神奈川県横浜市港北区日吉4の1の2。阿久沢武史校長。
2023.08.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230822-7DRMUZ4RDBJFXFBTKHMPGC7TAE/
「会長キス」に批判受け謝罪 女子サッカーW杯優勝のスペイン選手「嫌だった」ネットで流出
【パリ=三井美奈】サッカー女子ワールドカップ(W杯)で20日、スペインが優勝を決めた後、
同国サッカー連盟のルイス・ルビアレス会長(45)がジェニファー・エルモソ選手(33)の唇にキスをし、批判を浴びた。当初は「友情によるもの」と弁解していたが、閣僚から責任追及の声が相次ぎ、謝罪を迫られた。
ルビアレス会長は表彰台に向かうエルモソ選手を抱きしめて優勝をたたえた後、頭を両手で抱え、唇をあわせた。この様子はテレビで放送された。
エルモソ選手は更衣室で選手仲間に「嫌だった。でも、どうしろって言うの?」と発言。その動画がインターネットで流れた。騒ぎが広がると、エルモソ選手は通信社を通じて
「大きな喜びの中で、互いに自発的に起きた行動。会長とは良好な関係にある」という声明を発表し、事態を沈静化しようとした。ルビアレス会長は、ネットに広がった辞任要求を「ばかげている」と一蹴した。
これに対し、スペインのモンテロ男女共生相(35)は
「同意なきキスを『起きてしまった』で片づけるべきではない。女性が日常的に受けている性的暴力だ」とSNS(交流サイト)で発信。ほかの女性閣僚から辞任要求の声も飛び出した。ルビアレス会長は21日になって態度を一転し、動画をネット上に公開し、「私は過ちを犯した。謝罪する」と表明した。
スペインでは昨年、刑法改正により、同意のない性行為がレイプと定められたばかり。20日のW杯決勝戦でスペインはイングランドを1対0で破り、初優勝した。
2023.08.03-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20230803-XVOIZZNK3JJH3PC7OWBWLHS6PE/
上田がフェイエ加入 オランダ1部の昨季王者
サッカーのオランダ1部リーグのフェイエノールトは3日、
ベルギー1部リーグ、セルクル・ブリュージュから日本代表FW上田綺世(24)が加入すると発表した。2028年までの5年契約。
上田は昨夏にJ1鹿島からセルクル・ブリュージュ入りし、1季目でリーグ戦22ゴールを挙げた。
フェイエノールトは昨季のリーグ王者で、過去には小野伸二(札幌)や宮市亮(横浜M)もプレーした。今季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場する。
(共同)
2023.06.05-Yahoo!Japanニュース(日刊スポーツ)-https://news.yahoo.co.jp/articles/866c62a696c21f1ec9c5a4df243a297af1f73790#
【体操】徳洲会が“国内最大級”の体操施設建設へ 米田監督「ここまで理想の体育館を…」
徳洲会体操クラブが複合体操施設「徳洲会ジムナスティクスアリーナ」(仮称)を開設すると5日、
発表した神奈川県鎌倉市深沢地域に建設し、完成は24年秋を予定する。
地上3階建てで総面積5300平米の広さを持ち、
2階は徳洲会体操クラブの練習場となる。ゆかフロアを2面確保するなど男子の専用体育館としては国内最大級となる見込み。1階は室内陸上トラックと選手専用の食堂や浴室などを完備し、管理栄養士による食事提供など、食の面からも選手をサポートしていく。子どもたちが通える体操教室も併設する。 3階は地域住民が利用できるメディカルフィットネスクラブを新設し、寄与していける仕組みも検討している。
同クラブの
米田功監督は「ここまで理想の体育館を建設していただけることに、徳洲会グループの皆様に感謝しております。世界を魅了する最強で最高のチームを目指し、深沢地域の皆様、会員の子どもたち、そしてまた医療の最前線で奮闘するグループ職員の皆様に『夢や感動、そして活力』を与えられるよう頑張ります」とコメントした。
クラブは1998年に創部され、東京五輪代表の
北園丈琉、亀山耕平など、日本代表を多く輩出している。
2023.05.24-REUTERS(KYODO)-https://jp.reuters.com/article/idJP2023052301001600
中国・アジア大会PR行事を中止
愛知県の大村秀章知事は23日、
今秋の杭州アジア大会(中国)をPRするため、名古屋市で予定していた行事に関し、アジア・オリンピック評議会(OCA)などの要請で中止することになったと発表した。
中国政府は、中国や台湾が取り上げられた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に反発しており、大村氏は「サミットの影響は容易に推察される」と述べた。
行事は27日に予定していた。県によると、アジア大会を主催するOCAと杭州アジア大会組織委員会から22日、中止を求める連絡が県側にあった。理由の説明はなかったという。県と名古屋市は2026年に夏季アジア大会を共催する。
【共同通信】
2023.03.21-Yahoo!Japanニュース(THE ANSWER)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e630d8762f7474a47400bfcabbee38f1259ac737
栗山監督「野球ってすげえな」劇的勝利に感動 決勝先発は今永昇太を明言
WBC準決勝
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミのローンデポ・パークで準決勝が行われ、日本はメキシコに6-5で
逆転サヨナラ勝ちした。連覇した2009年第2回大会以来、14年ぶりの決勝進出。最後
は1点を追う9回無死一、二塁から不振の村上宗隆がサヨナラ2点適時打を放った。21日(同22日)の
決勝で前回王者・米国と対戦する。
試合は4-5で迎えた9回に大谷翔平の二塁打を口火にメキシコを攻め、最後は不振だった村上が逆転のサヨナラ2点タイムリー。会見に出席した栗山英樹監督は「
野球ってすげえなって。見てる人も野球ってすげえと思ったと思う」と感動した様子。決勝の米国戦に向け、大谷の救援登板については「体の状態も見ないとわからないが、試合前に言った通りゼロじゃない」と明かした。
さらに、決勝の米国戦については
「スタートは、今永投手で行きます」と今永昇太投手(DeNA)の先発を明言した。THE ANSWER編集部
2023.03.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230318-3LFXGSSJ4NLC7IM2FNESJHTXXA/
高校野球で「ペッパーグラインダー」はダメ? 審判員がポーズの選手制止
18日に開幕した選抜高校野球大会の
1回戦で東北(宮城)の選手がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の「ペッパーグラインダー」ポーズをまねし、審判員から止められる一幕があった。
一回、東北の打者が失策で出塁した際にベンチ内の数選手がこしょうをひくポーズをしたところ、一塁塁審から「パフォーマンスは駄目」との注意を受けたという。
プロ野球巨人でプレーした経験を持つ佐藤洋監督は「
なぜ注意を受けるのか分からない。日本中が野球で盛り上がって一つになっている。子供たちは楽しんでやっているのに、なぜ大人が止めるのか。理由を聞きたい」、佐藤響主将は「相手を侮辱するものではない。注意を受けて、少し嫌な雰囲気になった」と話した。
2023.03.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230315-EHX6S4S5MNKJTOMQQ2DFKRMG4I/?outputType=theme_wbc2023
ダルビッシュに家族が説いた「人の道」 社会貢献続ける理由とは-
(前原彩希)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で8強入りした日本代表の投手陣を牽引するダルビッシュ有(36)=パドレス=が、かねて力を入れてきたのが
社会貢献活動だ。未来を担う子供たちのため、
米大リーグで勝利を重ねるごとに寄付を続けるチーム最年長右腕。なぜ人を助けるのか。その原点には家族が説いた
「人の道」があった。
「頑張って勝利した分を支援してもらい、(寄付には)重みがある。すごく感謝しているし、元気をもらっていることを伝えたい」。大阪府の私立大3年の男子学生(21)は、
「恩人」であるダルビッシュの存在をこう語る。
男子学生は、ダルビッシュの出身地、大阪府羽曳野市にある児童養護施設「羽曳野荘」の出身者。施設で暮らしていた高校3年の時、ダルビッシュからの寄付を原資にした奨学金制度の対象者に決まり、大学卒業までの間、月5万円を受け取ることになった。
夢だった大学生活は新型コロナウイルス禍が直撃。苦難もあったが、奨学金は何よりの励みになり「気持ちを立て直せた」。今は経営学を学び、就職活動に励む。中條薫施設長(58)は「施設を出て1人で自立し、生活を始める子供たちにとって大きな支えになっている」と語る。
公式戦で1勝するたびに羽曳野市に10万円を寄付する
「ダルビッシュ有子ども福祉基金」を始めたのは、日本球界に在籍していた平成20年度。市は基金をもとに、
児童養護施設に野球用品を寄贈したり、図書館に
「ダルビッシュ有文庫」を設けたりしてきた。
養護施設を巣立った人向けの奨学金制度もその一つだ。
若手時代から地球環境や世界の不平等を意識してきた。東京のNPO法人と協力し、水不足や水汚染に苦しむ発展途上国に安全な水を提供するための基金も19年に立ち上げている。災害や難病支援にも熱心だ。
ダルビッシュはなぜ社会貢献活動を続けるのか。その原点には家族の存在がある。
イラン人のファルサさん(62)と
日本人の郁代さん(64)の間に生まれたダルビッシュ。本人の説明では、
最初の寄付は10歳のころ。ルーツのあるイランを大きな地震が襲い、父から小遣いを送るよう提案されたことがきっかけだった。交流サイト(SNS)で当時を振り返ったダルビッシュは、英語でこう胸の内を語った。
「多くの人を助けたい。死やがんに限らず、何からも」。
慈善活動にひたむきな精神はほかの家族も共通する。母の郁代さんは平成30年、羽曳野市内で子供食堂を始めた
。「社会の財産である子供たちを輝かせてあげたい」との思いからだった。
郁代さんは取材に
「有はラッキーにも今の場所にたどり着いた。自分に余裕があれば、そうではない人を助けるのが人としての道だ」と話す。最年長選手として侍ジャパンの先頭に立つダルビッシュ。若手選手にとっては
「雲の上の存在」といえるが、チーム合流直後から積極的にコミュニケーションを取る姿が目立っている。「良くても悪くても、後輩たちに何かを伝えられるような試合をしてほしい」と郁代さん。求められる役割はこれまで以上に重い。
日本は16日の準々決勝で、番狂わせで大会を盛り上げるイタリアと対戦する。世界一まであと3勝。アスリートである意味を噛み締めながら、チーム最年長の求道者はマウンドに立つ。
(前原彩希)
2023.03.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230312-RDRGHMVBHNNMZI53PKZCFXLE6E/?outputType=theme_wbc2023
日本、全勝で準々決勝へ 大谷初本塁打
野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」は12日、
東京ドームで1次リーグB組4戦目のオーストラリア戦に臨み、7―1で勝って4戦全勝とし、同組の1位突破を決めた。
16日に東京ドームで行われる準々決勝でA組を2位通過したイタリアと対戦する。
準決勝、決勝は米マイアミで開催される。
大谷翔平(エンゼルス)は一回に右中間の看板を直撃する自身大会初本塁打の先制3ランを放った。二回はラーズ・ヌートバー(カージナルス)の適時打と近藤健介(ソフトバンク)の適時二塁打で2点を奪うなど、好調な上位打線で得点を重ねた。先発の山本由伸(オリックス)は4回を1安打無失点で8三振を奪う快投だった。
2023.03.11-Yahoo!Japanニュース(JIJI COM)-https://news.yahoo.co.jp/articles/85ce378c0210227b0100e4c6441906a530e9fa11
日本、チェコ下し3連勝 8強に前進、吉田が逆転打―WBC
野球の国・地域別対抗戦、
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで1次リーグB組が行われ、
日本代表「侍ジャパン」はチェコに10―2で快勝した。
開幕3連勝で8強入りに大きく前進した日本は、
12日にオーストラリアと対戦する。先発投手は山本(オリックス)。
日本は1点を先制されたが、三回に吉田(レッドソックス)の2点二塁打で逆転し、山田(ヤクルト)の適時打で加点した。四回に大谷(エンゼルス)の二塁打などで4点。八回には大谷の代打、牧(DeNA)がソロを放った。
投手陣は先発の佐々木朗(ロッテ)が四回途中1失点で勝利投手に。3番手の宮城(オリックス)も5回1失点と好投した。
B組の第1試合は豪州が中国に12―2の七回コールド勝ちで2戦2勝。3連敗の中国は敗退が決まった。
台湾・台中開催のA組ではパナマがイタリアに2―0で勝ち、2勝2敗。イタリアは1勝2敗。
2023.03.11-Yahoo!Japanニユース(JIJI COM,/AFP BB News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/a2342f42312f77313cf8f4113f35fc3b5c3c0166
韓国に13得点圧勝 WBC2連勝で1次R突破へ前進
【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドーム(Tokyo Dome)で1次ラウンド・プールBの試合が行われ、
日本は宿敵・韓国に13-4で圧勝して2連勝とし、準々決勝進出に前進した。
日本は先発マウンドに上がったダルビッシュ有
(Yu Darvish)が3回に一発を許すなどして3失点を喫し、この回限りで降板。韓国が得点を生かしていれば試合は全く別の展開にもなり得たが、日本はその裏の攻撃で4点を奪い、すぐさま逆転に成功した。
序盤こそ苦しんだ日本だったが、中盤以降は韓国を圧倒。3安打5打点の大活躍を見せた吉田正尚(Masataka Yoshida)を中心に大量リードを築き、大勝を飾った。
大谷翔平
(Shohei Ohtani)は本塁打こそお預けとなったが、二塁打を含む2安打2得点でチームに貢献。米国出身のラーズ・ヌートバー(Lars Nootbaar)はこの試合でも輝きを放った。
一方の韓国はまさかの敗戦を喫したオーストラリアとの初戦に続く連敗となり、1次ラウンド敗退が現実味を帯びてきている。
日本は次戦、11日にチェコと対戦する。
【翻訳編集】 AFPBB News
2023.03.02-60 th メーテレ-https://www.nagoyatv.com/news/kokusai.html?id=000289871
捨て身の大谷翔平対策?韓国投手の発言が物議
WBCの開幕を前に韓国代表の投手が大谷翔平選手との対決で故意にデッドボールを狙うような発言し、
物議を醸しています。
WBC韓国代表のコ・ウソク投手は1月に行われた韓国メディアのインタビューで、
打者の大谷選手との対決について問われ「
真ん中に投げたらホームランを打たれる気がする」と述べました。
そのうえで「
いざマウンドに上がって投げるところがなければ(体の)痛くないところに当てて塁に出すしかない」と話しました。
この発言が伝えられると、
韓国では「スポーツマンシップに欠く」「冗談でも言ってはいけない」など批判の声が相次いでいました。 これを受け、
コ投手は先月末、「自分の立場を考えずに軽率な発言だった」と釈明し「ずっと限界に挑戦して勝ち抜く姿がすごい」「スポーツ選手として勇気をもらえる」と大谷選手へのリスペクトを示したということです。
そのうえで「
どう攻略するか考えはある。本番ではしっかりやりたい」と
直接対決に改めて意欲を示しています。
2023.02.17-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20230217-4RHGPJ2LUBJ7HFNK3M53W45IQM/
大谷、初のWBC「V目指す」 2年連続シーズン開幕投手も決定
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(28)が16日、アリゾナ州テンピでキャンプイン後初めて取材に応じ、日本代表として臨む
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、
「個人的には楽しみにしているし、優勝を目指して頑張りたい」と
意気込みを語った。
2017年のWBCは右足首の故障で辞退し、今回が初出場となる。「前回出られなかったことを考えるとすごく特別な気持ち」と、日の丸を背負って戦う大舞台を心待ちにした。
「投打の二刀流」としてメジャー6年目を迎えた。エンゼルスのネビン監督は3月30日(日本時間31日)の今季レギュラーシーズン
初戦のアスレチックス戦で大谷に開幕投手を任せることを伝えたと公表。
2年連続の大役に、大谷は「光栄です」と返答したという。
大谷は16日の練習ではフリー打撃に臨み、力強いスイングから柵越えを放って打撃の順調な調整ぶりを示した。
(共同)
2022.11.18-Yahoo!Japanニュース(スポ-ツ報知)-https://news.yahoo.co.jp/articles/cc2b1145ddb9ff6863a9d5f4bbe0b2095785deb9
MVP投票権を持つ現地記者が悩んだ大谷翔平VSジャッジの決め手は?「2人とも歴史的な活躍だった」
エンゼルス・大谷翔平投手(28)が17日(日本時間18日)、全米野球記者協会会員(WWBAA)が選出する
ア・リーグ最優秀選手(MVP)の2年連続となる受賞を逃した。
リーグ新記録となる62本塁打を放った
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が選出された。1位票はジャッジが28、大谷が2で、2位票はジャッジが2で大谷が28だった。
今回、ア・リーグのMVP投票権を持っていたMLB.comのイアン・ブラウン記者(全米野球記者協会ボストン支部)は、「これ程、迷った選択は過去になかった」と振り返る。
実は、同投票は1位票から10位票まで10選手を順番に選ぶ。「3位票以降は比較的、簡単に選ぶことができたが、1位票と2位票をどうするか時間を要した。2人とも歴史的な活躍だったから。色々熟考して、最終的にはジャッジを1位、大谷を2位に選んだ」と明かした。
決め手となったのは
、第1に、ジャッジがステロイド時代以後として、初の60本塁打を打ったこと。
第2に、チームをプレーオフに導いた貢献度だ。「90年後半から2000年前半、シーズン本塁打記録の上位はボンズ、マグワイア、ソーサという顔ぶれで大リーグの本塁打記録はステロイド疑惑がつきまとう。薬物ではなく、クリーンな体で60本越えを放ったのは、1961年の
ロジャー・マリス(ヤンキース)以来だ。
そして、チームが終盤、不振に陥った時も、ジャッジ1人が孤軍奮闘の活躍でチームをプレーオフに押し上げたことも大きい。エンゼルスのチーム成績は、大谷のせいじゃないとけどね」とブラウン記者。
「今季はジャッジを選んだけれど、規定打数と規定投球回数を共にクリアするなんて、ベーブ・ルースでもやったことがない。大谷は、この先何度もMVP候補に名前を挙げ、記者を悩ませる存在になると思う」と語った。
報知新聞社
2022.10.31-Yahoo!Japanニュース(BBC べースボール・チャンネル)-https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7b78834aaee6077a58f3de18970e5274ad2c2b
【速報】オリックス、激闘制し26年ぶり5度目の日本一! 前年のリベンジ達成、劣勢から4連勝で頂点へ
ベースボールチャンネル編集部
<SMBC日本シリーズ2022第7戦 オリックス 5―4 ヤクルト>(30日、神宮)
東京ヤクルトスワローズと
オリックス・バファローズによる
「SMBC日本シリーズ2022」第7戦(4戦先勝)が30日、明治神宮野球場で開催。大熱戦の末にオリックスが5-4で勝利。2敗1分から4連勝を飾り、26年ぶり5度目の日本一を達成した。
オリックスは初回、いきなりの先制攻撃を見せる。ヤクルト先発の
サイスニードに対し、先頭の
太田椋がプレーボール直後の1球目を強振。大飛球がそのままバックスクリーンへ飛び込み、シリーズ史上初となる初球先頭打者本塁打で1点を先行した。
オリックスの先発マウンドは、中4日登板の
宮城大弥。初回を三者凡退とすると、丁寧な投球でヤクルト打線を抑え込む。一方、ヤクルトのサイスニードも2回以降は立ち直り、投手戦の様相を呈した。
重い展開を打破したのは、オリックスだった。5回、先頭の8番・伏見寅威が安打で出塁すると、9番・宮城、1番・太田はともに絶妙なバントヒットで無死満塁の絶好機を作った。その後相手の好守で2死となったが、連続四死球で追加点。さらに、5番・杉本裕太郎の左中間への当たりはヤクルトの中堅手・塩見泰隆が追いつくも捕球できず、走者が一掃。大きな4得点を挙げた。
オリックス・宮城はその裏、1死から四球と安打で一、三塁のピンチを招いたが、代打・川端慎吾、1番・塩見を打ち取り、5回無失点投球。先発の役割を十二分に果たした。
意地を見せたいヤクルトだったが、6、7回はオリックス・宇田川優希の前に得点ならず。しかし8回、この回からマウンドの山﨑颯一郎を攻め、1死一、二塁から4番・村上宗隆のタイムリーで反撃開始。なおもチャンスは続き、5番ホセ・オスナは変化球を完璧にとらえた。打った瞬間の当たりは、レフトスタンドに吸い込まれる3ランホームラン。強力打線がついに目を覚まし、1点差まで詰め寄った。
オリックスは1点リードで迎えた最終回、ジェイコブ・ワゲスパックがマウンドへ。8番から始まるヤクルト打線を封じ、パ・リーグ王者が2022年シーズンの頂点に立った。
ベースボールチャンネル編集部
2022.10.06-SponichiAnnex-https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/10/06/kiji/20221006s00001007144000c.html
大谷翔平 史上初W規定達成!米記者「伝説」称賛 今季最終戦終了で早くも「ロス」続出
エンゼルス・大谷翔平投手(28)が5日(日本時間6日)、今季最終戦となる
敵地オークランドでのアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で出場。初回を投げ終えて今季162回となり、シーズンの規定投球回に到達。
すでに到達している規定打席と合わせ、史上初の「W規定」を達成する
前人未到の大記録を達成した。
5回1安打1失点と抜群の安定感を示したが、日米を通じて自己最多となる16勝目はならず、打者では4打数1安打だった。チームは2-3で敗れた。
大谷は今季157試合に出場し15勝、34本塁打。Wの規定達成でメジャー5年目シーズンを締めくくった。
MLBの公式ツイッターも「One of one」と偉業を称えたほか、「
大谷マニア」として日米で知られる米FOXスポーツのアナリスト、ベン・バーランダー氏も自身のツイッターで「
ワールドシリーズ史上初の投手と打者の両方で規定に到達。伝説となった」と投稿した。
日本でも早朝ながらネット上では「日本の誇りです」「今季の成績もエグすぎてほんとバケモンやな」「
大谷くんの2年連続MVP!強く強く望みます」「
大谷翔平すげえわ それ以外の言葉見つからん」と偉業を称える声が続々と上がった。
エンゼルスは今季最終戦となり、「あー…終わっちゃった…」「
大谷翔平君ロス」「感動をありがとう」「1年間めちゃくちゃ楽しませてくれてありがとぉ」「明日から唯一の楽しみがなくなると思ってる日本人が多いだろうな…」「
来シーズンはポストシーズン、ワールドシリーズで観たい」などと早くも「ロス」に見舞われる人が続出した。
2022.10.06-Yahoo!Japanニュース(日刊スポーツ)-https://news.yahoo.co.jp/articles/85101b383847e1eae334cfed72225127c4ee9367
偉業達成の大谷翔平、経済効果は推定457億円 昨年から倍増「1アスリートとしては空前絶後」
エンゼルス大谷翔平投手(28)の経済効果が約457億941万円と推定されると、
関西大学の宮本勝浩名誉教授(77)が6日、発表した。
大谷は今季、投手として15勝9敗、防御率2・33、奪三振は219。打者として打率2割7分3厘、34本塁打、95打点の成績を残し、公式記録上で史上初となる
投手、打者両方でのダブル規定到達の偉業を達成した。
宮本名誉教授は22年のシーズン開始から終了までの
大谷の経済効果を推計。今季のエンゼルスのホームゲームでの観客増数のうち約6割、同じくビジターでの増員の約3%が
大谷ファンと仮定し、合計約63万1174人が
大谷効果による観客増とした。
この増員分のチケット代などを約61億976万円、米国内での
大谷グッズの売り上げが約9億8400万円。さらにMLBが得る放映権料、
大谷の年俸、スポンサー契約料などを加えた米国内での直接効果を約194億6176万円とした。
日本での直接効果は、
大谷の応援ツアーやグッズの購入、日本でのCM出演料で約17億円と見積もった。日米の直接効果に一次波及効果、二次波及効果を加味し経済効果を算出した。
MVPを獲得した21年の経済効果は約240億1674万円だったが、昨季の活躍が今季の観客増をもたらしたことや、米国内の物価高などから大幅増となったと分析した。
大谷が生み出した約457億941万円の経済効果を、阪神が2005年に優勝した時の同643億円(宮本研究室による)などと比較し、
宮本名誉教授は「
1人のアスリートがつくり出す経済効果としては空前絶後の金額で、例えば、日本の人気球団の阪神、巨人、ソフトバンクなどが約70人の選手で1シーズンかかって優勝した時の経済効果と同等である。
私たちは偉大な
大谷選手と同時代に生を受けて、
大谷選手の活躍を見ることができる幸運を喜びたい」とコメントしている。
2022.10.06-Yahoo!Japanニュース(THE DIGEST)-https://news.yahoo.co.jp/articles/826dca6418aae94e3cadfa34dd5b01855fd83c4f
“伝説左腕級”だった投手・大谷翔平。球界を席巻した異次元の二刀流に米記者も感嘆「どれだけ常軌を逸しているか」
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構成●THE DIGEST編集部
「我々は彼を当たり前と思ってはいけない」
メジャー5年目に大谷翔平はこれ以上ない結果を残した。
現地10月5日、今季最終戦となる敵地でのオークランド・アスレティックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場した大谷は、5回(69球)を投げ、被安打1、6奪三振、1失点と力投。惜しくも16勝目は逃したが、
MLB史上初となる投打‟ダブル規定到達”の偉業を成し遂げ、シーズンを締めくくった。
数多のスター選手たちがしのぎを削るメジャー球界。「唯一無二」とも評される傑出した才能の持ち主は、またしても異彩を放った。 ベーブ・ルース以来となる104年ぶりの
「2桁勝利&2桁本塁打」の達成、さらに史上初となる
「30本塁打&2桁勝利」もやってのけた
大谷。今季の彼は満票MVPとなった昨季以上に異次元で、二刀流の真価を発揮したと言っていい。
とりわけ圧巻だったのは
、「投手・大谷」。15勝(9敗)、防御率2.33、219奪三振はいずれもメジャーキャリアハイ。さらに
1.20以下を出せば「エース級」と言われるWHIPは1.01、奪三振率もリーグトップの11.87。これを34本塁打、95打点、OPS.875を記録したスラッガーがやっているのだ。それだけで、どれだけ
大谷が際立っているかがお分かりいただけるだろう。
歴史的に見ても稀有なスタッツだ。というのも、WHIP1点台を記録した投手で、今季の大谷を防御率と奪三振率で上回るのは、1997年のランディ・ジョンソンしかいないのだ。
かつて“ビッグユニット”の異名で球界を席巻したレジェンド左腕は、同年にWHIP1.05を記録。そのうえで防御率2.28、奪三振率12.30(奪三振数291)を叩き出し、サイ・ヤング賞こそロジャー・クレメンスに譲ったが、一大フィーバーを巻き起こした。
投手としてレジェンド級、
打者としても一流の部類に入る成果を上げた
大谷。そんな
二刀流戦士の異次元さに識者たちも脱帽するしかない。米スポーツブックメーカー『Draft Kings』などに寄稿しているガリオン・ソーン氏は、「私は基本的に『当たり前のことと思うな』というツイートは好きじゃない」と前置きしたうえで、次のように説いてみせた。 「
でも、ショウヘイ・オオタニはどれだけ常軌を逸しているか。我々は彼を当たり前のことと思ってはいけない」 打つたび、投げるたび、そして走るたびに球界を騒然とさせた
大谷。彼は今季もまたメジャーという大舞台で十分すぎるほどの娯楽を提供した。
構成●THE DIGEST編集部
2022.10.03-Yahoo!Japanニュース(BASEBALLKINGU)-https://news.yahoo.co.jp/articles/d161ed0322453f2f1d6c6bd0f1c1e81e2dd9d3ad
解説陣が見たオリックス優勝の要因 投打で発揮した「補い合うチームワーク」
◆ 最終戦で奇跡の逆転優勝
オリックスがリーグ最終戦に勝利し2年連続14回目のパ・リーグ制覇。
優勝のためには勝利が絶対条件のオリックス。初の2ケタ勝利がかかる先発・田嶋大樹は、3回までゼロを並べたものの4回に連打と四球で無死満塁のピンチを招いた。
ここで中嶋監督は投手交代を決断。2番手・比嘉幹貴が先制の2点適時打を許したものの、3番手で登板した宇田川優希が、なおも無死一・二塁のピンチを無失点で切り抜けた。
すると直後の5回表、楽天先発・田中将大に対し6番・頓宮裕真、7番・紅林弘太郎の連打などで無死満塁の好機を作ると、9番・伏見寅威の右前適時打で1点差。さらに、続く1番・福田周平が三塁線突破の2点適時打を放ち3-2と逆転した。
1点リードの9回は、伏見がこの試合3打点目となる2点適時二塁打を右中間へ運び5-2。救援陣は5回以降もゼロを刻み今季最終戦を逆転で制した。
試合終了直後、ほぼ同時進行だったマジック「1」のソフトバンクが、3-5でロッテに敗戦。この結果、オリックスとソフトバンクの最終成績はともに76勝65敗2分けの同率となったが、両チームの直接対決をオリックスが15勝10敗で制していたため、最終143試合目にオリックスのリーグ連覇が決まった。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は今季のオリックスの強みについて、「
よく粘ったということじゃないかな。吉田はいますがそんなにフルに他の打者が打点を挙げるような強力な打線じゃなかったですけど、うまく代わりが出てきたりカバーし合ったチームだと思いましたね」と説明。
同じく解説を務めた斎藤雅樹氏は「やっぱり投手陣ですね。先発に山本由伸という大黒柱がいて、宮城、田嶋がいる。先発陣も良いですけどリリーフ陣が非常に良かった。まっすぐも早いし、変化球で落ちる球もありますので、これはなかなか打つのは大変だと思います」と、山本を軸に充実した投手陣が優勝の原動力となったと分析した。
MCを務めた岩本勉氏は「最後にリリーフ陣がすごく強くなったというのもあるんですけど、僕はT-岡田とラオウ杉本の調子が上がらなかった時の頓宮の活躍と、夏から秋にかけて吉田のタイトル獲得に向けての猛追がチームに勢いをもたらしたと思いましたね」と、主軸の個の力とお互いに補い合うチームワークが奇跡の大逆転優勝を引き寄せたとの見解を述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』
BASEBALL KING
2022.08.15-Yahoo!Japanニュース(集英社オンライン)-https://news.yahoo.co.jp/articles/68b9cb00e0e676c9c2dd346164e7d1a19d41cf8d
全米女子アマ優勝の大快挙! 17歳・馬場咲希のトップクラスの武器と勝ちまくりのキャリア
文/志沢 篤
(1)
17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が、アメリカ・ワシントン州ユニバーシティプレースのチェンバース
ベイGCで開催された「全米女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝した。日本人選手の優勝は、1985年の服部道子(プロゴルファー、2020年東京五輪女子ゴルフ日本代表コーチ)以来37年ぶり2人目の快挙となった。馬場の軌跡や大会の歴史をたどり、大快挙の“すごさ”を探る。
日本の17歳による歴史的圧勝
「全米女子アマチュアゴルフ選手権」(以下、全米女子アマ)は、参加申し込みに年齢制限はなく、ハンディキャップインデックスが3.4以下であれば、あらゆる国籍の女子アマゴルファーがエントリーできる。
シンプルに“今、世界で最も強い女子アマゴルファーを決める大会”となっている。 大会の創設は1895年。男子の全米アマ、全米オープンそれぞれの第1回大会に続いて開催され、122回の歴史を誇る。
全米女子オープンは
1946年創設なので、こと歴史と伝統に関しては、
全米女子アマが圧倒的だ。 今大会は、世界アマチュアランキング上位者ら132名が出場した。競技方式は、初日、2日目は36ホールのストロークプレーが行われ、上位64名がトーナメント方式の決勝ラウンドへ進出する。決勝ラウンドのマッチプレーは3日目(1回戦)、4日目(2回戦、3回戦)、5日目(準々決勝)、6日目(準決勝)までは18ホール、7日目の決勝戦は36ホールのマッチプレーという過酷なものだ。
馬場はストロークプレーを34位で通過し、マッチプレーは1回戦1アップ、2回戦3&1、3回戦3&1、準々決勝4&3、準決勝7&6と尻上がりに調子を上げていった。決勝戦では
21歳のモネ・チュン(カナダ)を11&9(※9ホールを残して11アップ)という圧勝で、7日間142ホールを戦い抜いてチャンピオンに輝いたのだ。弱冠17歳で恐るべし、としかいいようがない。
歴代優勝者は「キラ星」ばかり
全米女子アマは、歴代の優勝者にもキラ星のような女子ゴルフファーたちが連なっている。最近では、2007年に「クラフト・ナビスコ選手権」で当時の女子メジャー史上最年少(18歳10ヶ月)優勝を飾ったモーガン・プレッセル(アメリカ、2005年優勝)や、2021年の東京五輪では稲見萌寧とのプレーオフに敗れたものの銅メダルを獲得したリディア・コ(ニュージーランド、2012年優勝)もいる。
リディア・コはアマチュア時代に130週連続でアマチュア世界ランキング1位に輝き、さらにプロ転向後には2015年の「エビアン選手権」で、プレッセルのメジャー最年少記録を破る18歳4ヶ月で優勝している。
他にもLPGAツアー通算31勝(うちメジャー7勝)をあげたジュリ・インクスター(アメリカ、1980年・81年・82年優勝)など、名プレーヤーを挙げればキリがない。
37年前、初めての日本人チャンピオンになった服部も日本女子アマ3勝、日本ツアー通算18勝、1998年には賞金女王獲得など大活躍している。
(2)
全米女子アマ以前から勝ちまくり
そんなキラ星列伝の最新ページに名前を刻んだ馬場は、日本ウェルネス高2年。東京都出身で、5歳からゴルフを始めた。2018年「東京都ジュニアゴルフ選手権」(12~14歳の部)
優勝、2019年に「関東ジュニアゴルフ選手権」(12~14歳の部)
優勝、2021年「全国高校ゴルフ選手権」優勝、2022年には「関東
女子ゴルフ選手権」や「関東ジュニア選手権」(15~17歳の部)
優勝など、とにかく勝ちまくり。
プロトーナメントにも挑戦しており、今年の「ブリヂストン・レディースオープン」ではベストアマを獲得。日本での最終予選会を突破して「全米女子オープン」にも出場した。渋野日向子、古江彩佳らが予選通過を逃す中、決勝ラウンドに進み、49位に入った。
プロでもトップクラスの飛距離
そんな「世界最強女子アマ」の
馬場の武器は、175センチの長身から繰り出す平均270ヤードをかっ飛ばすドライバー。この飛距離はプロでもトップクラスだ。 「今まで優勝した中で一番。やばいです。本当に信じられない」と優勝インタビューで語っていた馬場。
今回の優勝で2023年の「全米女子オープン」、「AIG全英女子オープン」の出場を決めた。さらに2023年4月に開催される
「オーガスタナショナル女子アマチュア」の出場の可能性も広がった。 この先、いったいどれだけの「すごいこと」をしてくれるのか、本当に楽しみだ。
文/志沢 篤
2022.08.10-日刊スポーツ-https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202208100000583.html
大谷翔平104年ぶり偉業、競技の枠を越え称賛の嵐「歴史が作られた」「現実とは思えない」
<アスレチックス1-5エンゼルス>◇9日(日本時間10日)◇オークランドコロシアム
エンゼルス大谷翔平投手(28)が
「2番投手兼DH」で先発し、6回91球を投げ、4安打無失点、5奪三振。4点リードの7回に先頭で迎えた第4打席では、カウント1-0からの2球目スライダーを右翼席にたたき込む25号ソロ。並んでいたイチロー氏を抜き日本人メジャー単独2位となる通算118号で自らを援護し、1918年のベーブ・ルース氏以来、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。
この活躍にツイッターでは
大谷への称賛の嵐。アストロズのジャスティン・バーランダー投手の弟で、“大谷翔平大好き”を公言しているベン・バーランダー氏は、「ヒストリー!!!(歴史が作られた)」とたたえ、MLB公式も「現実とは思えない」とツイートした。
さらに大谷の偉業達成には、競技の枠を越えて称賛が集まった。NFLネットワーク記者のアダム・ランク氏は「私たちは皆、ショーヘイ・オータニが野球をプレーしている時代にこの地球にいて恵まれている」とし、女子テニスのレジェンドであるセリーナ・ウィリアムズの夫で実業家のアレクシス・オハニアン氏も「オータニは野球史で起きたことの中で最も素晴らしいことの1つ、これはどんなに強調してもしきれない。レジェンドは進化し続けている」と絶賛している。
さらに、
エンゼルスの試合中継局「バリースポーツ・ウエスト」は「オータニが歴史を作った」と速報するなど、次々と快挙をたたえる声が上がっている。
2022.07.15-日刊スポ-ツ-https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202207150000775.html
25年世界陸上の東京開催決定「競技場や施設、強力な市場基盤も持っていた」世界陸連コー会長
【ユージン(米オレゴン州)=佐藤礼征】
世界陸連は14日(日本時間15日)、米オレゴン州で理事会を開き、2025年世界選手権の開催地を東京に決めた。東京・国立競技場での実施を目指す。
日本での開催は91年東京大会、07年大阪大会に次いで3度目。運営能力や施設など、昨夏行われた東京五輪のレガシーを活用することが期待される。世界陸連は開催時期を8月末で希望しているが、日本陸連は暑熱を考慮して9月中旬を掲示している。
国立競技場に、世界各国のアスリートが戻ってくる。日本陸連の尾県貢会長(63)は、期待で胸を膨らませた。「去年(五輪)はシーンとした中で寂しさを感じた。あの大きな国立競技場に、満員の観客が入って競技ができるのは素晴らしいこと」。東京五輪は無観客開催。210カ国から約2000人という選手の活躍を、今度こそ生で届けられるかもしれない。
立候補地は計4つで、シンガポールやナイロビ、シレジア(ポーランド)と争った。東京五輪の開催実績などが評価された。世界陸連のセバスチャン・コー会長は「シンガポールとの競争になったが(東京都は)競技場や施設、強力な市場基盤も持っていた」と理由を挙げた。
開催時期については、現時点で8月末を希望する世界陸連側と相違がある。日本陸連は暑さを考慮して9月中旬を希望。東京五輪ではマラソン、競歩の開催地を北海道に移転して対応した。課題は他競技との日程調整という。尾県会長は「9月になればかなり気温は下がる。選手たちの安全な環境が大事。8月でも対応できることは示したいが、両者が納得できる時期を考えていきたい」と話した。
3度目の開催は国別では最多となる。昨夏の東京五輪から始まり22年オレゴン大会、23年ブダペスト大会と続く世界選手権、24年パリ五輪、そして25年東京大会とビッグイベントが続く陸上界。尾県会長は「陸上のみならず、スポーツ開催地としての東京の優位性をアピールしたい。毎年(大きな)大会が行われるのは、選手にとってもいい目標になる」と強調する。25年は日本陸連にとって創設100周年。東京五輪のレガシー継承などが焦点になる。
◆過去の日本での世界選手権
91年東京大会は男女合わせて選手29人が出場。男子やり投げで溝口が入賞を果たした。男子100メートルでルイスが9秒86の世界新記録(当時)で優勝するなど沸かせた。
07年大阪大会では男女81人が出場。女子マラソンで土佐が日本勢唯一のメダル(銅)を獲得して話題を集めた。今回のオレゴン大会は、男女通じて68人が代表に選出された。
2022.05.03-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASQ5362WFQ53UHBI00D.html
ロシアはCLも欧州選手権も出場停止 UEFA「さらなる決定も」
制裁は今季だけにとどまらない。来季も続く。
欧州サッカー連盟(UEFA)は2日、理事会を開き、
ウクライナ侵攻を受けて代表とクラブチームの主催大会への出場を禁じているロシアに対し、
追加処分を発表した。
代表では、
女子は今夏の欧州選手権への参加資格を剝奪した。予選のプレーオフでロシアに敗れていた
ポルトガルが代わりに出場する。
2023年の女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会の欧州予選にも参加させない。
男子では2022~23年シーズンの欧州ネーションズリーグから除外した。
クラブレベルでは、
男女ともに22~23年シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)から除外。男子は欧州リーグへの参加も禁じている。
ほかにも19歳以下や17歳以下といったユースの大会や、フットサルなどの大会からも締め出す。
ウクライナ侵攻の状況次第では、「必要に応じてさらなる決定をしていく」と説明。さらなる措置を講じる可能性も明言している。
ロシアが名乗りを上げていた、28年か32年の男子の欧州選手権の招致も受けつけなかった。現在の出場停止処分が解除される見通しがないため、開催は「不適格」と判断したという。
(ロンドン=遠田寛生)
2022.04.12-Yahoo!Japanニュース(女性自身)-https://news.yahoo.co.jp/articles/6d2dfabe21cc4ea542745d9b9f67793add93ef4b
佐々木朗希投手 当時は監督に批判殺到…完全試合達成で報われた3年前の「登板回避」
(前出・スポーツ紙記者)
(1)
4月10日に行われたオリックス・バッファローズ戦で、「
完全試合」を達成した千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(20)。
相手チームの打者を1度も出塁させずに勝利する「
完全試合」は、’94年5月に元巨人の槙原寛己投手(58)が達成して以来
28年ぶり16人目。
史上最年少で13者連続三振を奪い、1試合で19奪三振を成し遂げた佐々木投手。オリックスに6対0で勝利し、プロ入り後初めて本拠地・ZOZOマリンスタジアムで白星をあげた。
佐々木投手の偉業に日本中が沸き立ち、アメリカの大手メディアもその快挙を報じた。パドレスのダルビッシュ有投手(35)も同日にTwitterを更新し、《
今日の状態だとメジャーに来ても同じようなピッチングが出来ていると思います》と賛辞を送った。
今年でプロ3年目を迎えた佐々木投手。’19年10月に行われたドラフト会議では4球団による競合の末、ロッテが交渉権を獲得。同年11月に正式に入団が決まり、背番号は「17」に決まった。松本尚樹球団本部長は当時の会見で、背番号に込めた思いを「将来170キロを出してほしい」と語っていた。
「佐々木投手は岩手県・大船渡高校の3年生だった’19年4月に、球速163キロをマーク。その抜きんでた実力に、『
令和の怪物』との異名がつきました。そんな佐々木投手は、’11年の東日本大震災で父と祖父母を失っています。もともと住んでいた陸前高田市から大船渡市に移住し、地元高校に通ったのです。所属球団がロッテに決まった際、『日本一のピッチャーに、チームを優勝に導けるような投手になって恩返しがしたい』と地元への思いを語っていました」(スポーツ紙記者)
■物議を醸した3年前の「登板回避」
高校時代から注目を浴びていた佐々木投手だが、3年時の夏に出場した全国高校選手権岩手大会決勝戦で物議を醸したことが。それは強豪・花巻東高校と甲子園出場をかけた試合でのことだった。
「
佐々木投手は1度も登板することなく、ベンチで試合終了を迎えました。国保陽平監督(35)が『故障を防ぐため』と判断し、決勝戦当日の朝に佐々木投手に伝えたのです。
佐々木投手を“温存”した形ですが、結果として2対12で花巻東高に大敗。佐々木投手は『監督の判断なので』と語っていましたが、悔しそうでしたね。 選手を守ろうとする国保監督に賛辞も寄せられましたが、
甲子園出場を逃してしまったことから批判が殺到。試合直後、同校には250件もの抗議の電話が入りました」
(前出・スポーツ紙記者)
(2)
そんな賛否を巻き起こした「登板回避」。国保監督は昨年7月、『週刊ポスト』の取材に、「佐々木を壊しちゃいけないというプレッシャーがあった」と判断を下した理由を告白している。当時の佐々木投手について、「歩き方を含めた彼の様子を見て、決めました。高校3年間で一番、ケガのリスクがあるな」と身体の故障を慮ったという。前出のスポーツ紙記者が言う。 「決勝戦まで佐々木投手頼りになっており、彼が1試合で100球以上も投げていたことは事実。準決勝直前では、右肘の内側に違和感を訴えていました。それでも登板に支障はありませんでしたが、監督は成長期の彼が160キロも投げ続けるリスクを懸念していたようです。一方で佐々木投手だけに頼らず、“誰が出ても勝てるチームにしたい”といった目標もあったようです」
■「選手の将来を見据えた素晴らしい指導者」
そんな佐々木投手は、今回の「
完全試合」で高校時代から抱えていた課題を克服したという。別のスポーツ紙記者が言う。
「彼は高校時代から投げる際に力が入ってしまうクセがあり、それを直す努力を重ねてきました。試合後のインタビューでは、『
脱力してコントロール重視で投げていたので良かった』と振り返っていました。
将来、佐々木投手がプロ野球で活躍することを見据えていた
国保監督は、その可能性を守りたかったのではないでしょうか」
批判覚悟で国保監督が下した3年前の『
登板回避』。その判断が“報われた”と胸をなでおろす声が、SNS上で上がっている。 《
高校時代の地区大会決勝での登板回避も結果正しい判断だったのかも知れない》 《
高校時代に故障を避けるために甲子園登板回避させた國保監督めちゃくちゃ報われたよな。ほんと嬉しいだろうなぁ》 《
岩手県大会決勝で、故障を防ぐために登板回避を決断した国保監督は、選手の将来を見据えた素晴らしい指導者》
2022.04.06-日刊スポーツ-https://www.nikkansports.com/soccer/news/202204060000524.html
敗退行為指示で処分のJFL鈴鹿「個人株主の影響力が非常に大」「統治機能の不全」謝罪文で弁明
サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)、鈴鹿ポイントゲッターズは6日、
2020年11月29日のソニー仙台戦でクラブ幹部による意図的な敗退行為の指示があったとして日本サッカー協会(JFA)の規律委員会から処分されたことを受け、
謝罪文を発表した。
公式サイトに「弊クラブのサポーターの皆様、スポンサーの皆様、その他関係者ご一同、スポーツ、サッカーに関わる全ての皆様に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを、深くおわび申し上げます」などとする謝罪文を掲載した。
この事件は、クラブ幹部が翌シーズンのJ3昇格を考慮し、シーズン最終戦での意図的な敗退行為を画策。元役員が「わざと失点するようにペナルティーエリア内でファウルをしてPKを与える」など、試合に出場する数名の選手に対して、個人名を挙げて具体的な行為を指示したことが、規律委員会の調査で明らかになった。
この件について、鈴鹿側は「弊クラブ法人の資本構造的な問題」があるとした。
具体的には「
個人の株式保有率が98・5%と突出して高いため株主としての影響力が非常に大きい点、クラブの運営執行に関わる人材の適正の判断、採用体制及び評価基準が未熟であった点、その他組織の意思決定に対して内部、外部両面からの統治機能の不全など」が騒動の原因と弁明。今後はガバナンス体制の刷新を進めていくとした。
鈴鹿は、Jリーグからは準加盟に相当する「
百年構想クラブ」資格を解除条件付きで停止されており、資格の扱いは26日のJリーグ理事会で再検討される。
2022.04.02-Yahoo!Japanニュース(THE ANSWER)-https://news.yahoo.co.jp/articles/28d6af1dc00646bc6bbebb6eb46fd3f6f993549b
日本とW杯初戦激突のドイツは「GL突破!」と余裕の論調「予選でサウジより下だった」
THE ANSWER編集部
ドイツ紙「ビルト」は早くも8強確信、1次リーグは眼中になし?
サッカーの22年
ワールドカップ(W杯)
カタール大会の組み合わせ抽選が1日(日本時間2日)、ドーハで行われ、7大会連続出場の
日本はE組に入り、スペイン、ドイツの優勝経験2か国、大陸間プレーオフ(コスタリカ―ニュージーランド)の勝者と対戦することが決まった。
初戦で対戦するドイツの元代表選手ら関係者やメディアは日本について分析しているが、問題なしとの見方が
大勢を占めている。
初戦で欧州のサッカー大国が森保ジャパンに立ちはだかる。5度のブラジルに次ぐ4度の優勝を誇るドイツ。日本と同組になったことを受け、反応が上がっている。ドイツサッカー協会公式サイトによると、ハンジ・フリック監督は「日本はW杯にいつも出場しており、ブンデスリーガでプレーしている選手も多く、クオリティも高いチーム。日本と親善試合をやる予定だったが、それはなくなるだろう」と話したという。
メディアの間ではスペインに対する関心が多いものの、日本に対しては楽観的な論調だ。ドイツ誌「FOCUS」は「過小評価をしてはならないが、必ず倒さなければいけない相手」と警戒したものの、戦力については「
攻撃陣にミナミノとカマダがいるが、第3ポットの中ではそれほど厳しい相手ではない。予選ではサウジより下だったし、グループ2位でどうにか本戦出場を決めている」と辛辣だった。
ドイツ大衆紙「ビルト」にいたっては「今大会はグループリーグを突破する! 決勝トーナメント初戦も、ベルギーかクロアチア相手なのでここも勝てる」と決勝トーナメントどころか、
早くも8強入りを確信。「最初の厳しい戦いは準々決勝だ。バイエルンのスーパースター・レバンドフスキ擁するポーランド、アルゼンチンのスーパースター・メッシのいるアルゼンチンという強豪が待ち受けている!」と1次リーグは眼中にないようだった。
THE ANSWER編集部
2022.03.24-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASQ3S62T7Q3SUTQP00V.htm
サッカー日本代表、7大会連続W杯出場決定 オーストラリアに勝利
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で、B組の日本代表(世界ランキング23位)は24日、オーストラリア代表(同37位)に敵地シドニーで2―0で勝利し、
7大会連続7回目のW杯出場を決めた。日本は7勝2敗で勝ち点21とし、1試合を残してW杯自動出場圏内のB組2位以内が確定した。
日本は前半からチャンスを作り、優勢に試合を進めた。後半終了間際に、交代出場した
三笘薫(サンジロワーズ)が2点を奪い、試合を決めた。
日本は29日に埼玉スタジアムでベトナム(同98位)との最終戦に臨む。W杯カタール大会1次リーグの組み合わせ抽選会は4月1日にドーハで行われ、大会は11月21日に開幕する。
2022.03.21-Yahoo!Japanニュース(full count)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e758168ac0f9538edbb7d546a8b83720998a69d7
誤審認めた異例の謝罪は“勇気ある決断” 期待したい高校野球の「正しい方向」への変化
(橋本健吾)
窪田審判副委員長「ファンの方に申し訳なかったと気持ちを表したということ」
20日に行われた第94回
選抜高校野球の大会2日目、第1試合・
広陵-
敦賀気比では
審判が誤審を認め、場内放送で謝罪する異例の事態が起こった。
リプレー検証がない高校野球では今後につながる“勇気ある決断”だったと言えるのではないだろうか。
4回無死一塁から広陵が試みた一塁線への犠打はファウルゾーンからフェアゾーンへ。ボールは一塁に転送されて打者走者はアウトとなり、一塁走者も挟殺されてダブルプレーになった。
この時、打球に対して二塁塁審がファウルのジェスチャーをしており、広陵ベンチが抗議。これを受けて審判団が協議した結果、一塁走者のアウトが取り消され、1死二塁で試合が再開された。
この試合で尾崎球審は誤審を認めて「大変申し訳ございません」と異例の謝罪を行った。場内アナウンスで、状況を事細かく伝え、誰もが納得する説明だった。試合後、窪田審判副委員長は「明らかに審判のミス」としながら「ファンの方に申し訳なかったと気持ちを表したということで私は良かったと思います」と、その判断を称えていた。
この判定にSNS上でも「
間違いを素直に認めた審判は素晴らしい」「こういうのが一般的になるといい」「一つの大きな扉が開かれた」と称賛の声が相次いだ。過去には、甲子園だけでなく各都道府県大会でも判定によって涙を飲んだ学校、選手たちが存在する。リプレー検証のない高校野球では、際どい判定は審判の裁量に任される部分も多い。
窪田審判副委員長は何度も「正しい方向に」という言葉を口にしていた。仮に判定でミスをした後でも、その後にベストな判断を行っていく。今回のように、両チームやファンが納得できる試合展開を今後も期待したい。
(橋本健吾)
2022.02.28-Yahoo!Japanニュース(ゲキサカ)-https://news.yahoo.co.jp/articles/98bef72336aeb871b9a899022f4c617a109a35eb
FIFAが“軍事侵攻”ロシアへの制裁を発表…領土内での国際試合を禁止、国名・国旗・国歌の使用も認めず
国際サッカー連盟(FIFA)は27日、
ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して同国領土内での国際試合の禁止を発表した。ホーム戦は中立地で無観客での開催。国名の使用を禁止し、“ロシアサッカー連盟”としての参加のみを認め、また、国旗や国歌を使用することも禁じた。
今回のロシアの軍事侵攻を受けて、イングランド(FA)、ウェールズ(FAW)、ポーランド(PZPN)、チェコ(FACR)、スウェーデン(SvFF)などの
サッカー協会・連盟が対戦拒否を表明している。
それを受けてのFIFAの決定だが、英『BBC』によると、PZPNのツェザリー・クレシャ会長は、「まったく受け入れられない」とコメント。「
私たちはこの体裁を取り繕うゲームに参加する気はない。我々のスタンスは変わらず、ポーランド代表は、チーム名がどうであれロシアとは対戦しない」と断固拒否の姿勢を示した。
FIFAは今後もサッカー関連の問題に対処するため、
国際オリンピック委員会(IOC)、欧州サッカー連盟(UEFA)などのスポーツ組織との協議を続け、状況が改善されない場合は、大会からの除外を含む追加措置、または制裁を決定するとしている。
2022.01.31-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASQ1062PSQ10PTQP007.html
センバツの「逆転現象」に消えない疑問 もっと丁寧な説明必要では-(
山口裕起)
1月28日にあった第94回選抜高校野球大会の選考委員会で、東海地区(2枠)の2校目に昨秋の東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)ではなく、同大会4強の大垣日大(岐阜)が選ばれた。
成績下位校が上位校を上回る、いわゆる「
逆転現象」だった。
高校野球担当の私は、昨秋の戦いぶりや成績からみて、東海2枠は地区大会優勝の日大三島と聖隷クリストファーの静岡勢が独占するとみていただけに、選考結果を聞いて驚いた。なぜ逆転させたのか、十分な説明がなかったと感じている。
出場32校が発表された選考委員会総会で、東海地区の鬼嶋一司・選考委員長(元慶大監督)は過程をこう語った。「個人の力量に勝る大垣日大か、粘り強さの聖隷クリストファーかで選考委員の賛否が分かれたが、投打に勝る大垣日大を推薦校とする」、昨秋の東海大会で、大垣日大が1回戦で静岡(静岡3位)の好投手を打ち崩し、2回戦は愛知1位で優勝候補と見られた享栄(愛知)に競り勝ったことも考慮したと説明した。
客観的な判断基準が知りたくて総会直後の記者会見で真っ先に疑問をぶつけると、「特に投手力で差があった。春の選抜大会では失点の多いチームは厳しい」と返ってきた。そして、「
(どちらが)甲子園で勝つ可能性が高いか。それを基準に判断した」と言った。東海大会4試合で聖隷クリストファーは1試合平均での失点が5・25、大垣日大は3試合で同4・67。その差は1点に満たない。
委員の意見が割れるなか、どのように結論を出したのかなどの詳細は会見では明かされなかった。2枠をともに静岡勢が占めることになる地域性についても「全く考慮していない」と明言した。これまでも「
逆転現象」はあった。目立つのは、落選したチームが選出枠内に勝ち進んだ後に大敗したケースだった。
近年では、2018年の第90回大会の四国地区(神宮大会枠を含む4枠)で、四国大会4強の高松商(香川)ではなく、8強の高知が選ばれた。高松商はこの大会の準決勝で英明(香川)に10点差でコールド負けした。高知は同じ英明との準々決勝に7―8で惜敗していた。
聖隷クリストファー、大垣日大とも昨秋は日大三島に敗れたが、そのスコアは大垣日大が5―10(準決勝)、聖隷クリストファーは3―6(決勝)と、18年の四国地区のような明確な差は認められない。ちなみに聖隷クリストファーは東海大会2回戦で、大垣日大が県大会決勝で0―2で敗れた中京に4―3で競り勝っている。
「試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする」,「あくまで予選をもたないことを特色とする。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない」
選抜の出場校選考基準にはこう明記されており、私自身、「
逆転」させること自体に異論があるわけではない。ただ、逆転させる以上は、より多くの人が納得できるように、
選考過程や選考理由をより詳細に、丁寧に説明すべきではないだろうか。それは落選したチームにとっては夏へ向けた課題を明確にすることにつながるし、逆転で選ばれたチームには自信を与えることにもなると思う。(
山口裕起)
2022.01.18-JIJI COM Japan-https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011700478&g=spo
松山、アジア勢最多タイの8勝 青木功以来のハワイ制覇―米男子ゴルフ
【ホノルル(米ハワイ州)時事】
米男子ゴルフのソニー・オープンは16日、
ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、松山英樹が優勝した。米ツアー勝利は昨年10月に日本で開催されたZOZOチャンピオンシップ以来で、通算8勝目。崔京周(韓国)が持つアジア出身選手の最多勝利に並んだ。
首位と2打差の2位で出た松山は、7バーディー、ノーボギーの63をマーク。通算23アンダーでラッセル・ヘンリー(米国)と並び、プレーオフを制した。今大会の日本勢の優勝は、1983年に前身のハワイアン・オープンで日本選手初の米男子ツアー優勝を遂げた青木功以来。
小平智は通算15アンダーで12位。アマチュアの中島啓太(日体大)は10アンダーの41位だった。
◇松山英樹の略歴
松山 英樹(まつやま・ひでき)高知・明徳義塾高から東北福祉大に進む。11年マスターズでローアマチュアに輝き、同年にアマ3人目の日本ツアー優勝。大学4年の13年にプロ転向し、新人初の賞金王を獲得。13~14年シーズンから米ツアーに参戦し、14年メモリアル・トーナメントで初優勝。21年マスターズで日本男子初のメジャー制覇を遂げた。米ツアー通算8勝。181センチ、90キロ。29歳。愛媛県出身。
ウルトラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウルトラス(Ultras)とは、
サッカーにおける熱狂的な
サポーターグループを指す言葉である。
概要
1960年代に
イタリアで起こり、その後欧州各国、南米、中東などに広まった。ウルトラスは
イデオロギーの近い者同士によって形成される場合が多いため、他のウルトラスとの衝突に発展することがしばしばある。
ウルトラスは通常、ゴール裏観客席に集団で陣取り、フラッグや発炎筒やバナーを掲げたり、
チャントを歌うなどしてクラブをサポートする。また、多くのウルトラスは自らのグループのロゴが入ったサポートグッズを作り、他のサポーターらに販売している。
日本においては
ウルトラス・ニッポンが活動しているが、日本でのウルトラス文化は発展途上であり、まだまだ改善の余地があるとみられている。