北朝鮮-1



2022.10.28-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221028/k10013873491000.html
北朝鮮が日本海に向け短距離弾道ミサイル2発発射 韓国軍が発表

  韓国軍は、北朝鮮が28日正午ごろに東部から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表し、アメリカ軍とともにさらなる挑発への警戒を続けています。
  韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、北朝鮮は28日午前11時59分ごろから午後0時18分ごろにかけて、東部のカンウォン(江原)道トンチョン(通川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。

  飛行距離はおよそ230キロ、高度はおよそ24キロと低く、音速の5倍にあたるマッハ5の速度で飛行したということです。
  北朝鮮は10月4日に日本の上空を通過させる形で、中距離弾道ミサイル1発を発射したほか、低空を変則軌道で飛ぶ短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返していて、ことしに入ってからの発射はこれで28回と、異例の高い頻度になっています。
  キム・ジョンウン(金正恩)総書記は、今月9日まで15日間行われた戦術核運用部隊の訓練を視察した際に「必要な場合、すべての軍事的な対応措置を講じていく」と述べ、その後、北朝鮮軍が韓国側への警告として、日本海や朝鮮半島西側の黄海に向けて多数の砲撃を繰り返すなど、対決姿勢を強めています。
  韓国軍は28日まで、定例の野外機動訓練を一部アメリカ軍も参加して行ったあと、今月31日からアメリカ軍と共同で最新鋭のステルス戦闘機を投入して空軍の訓練を実施する予定で、米韓両軍は北朝鮮のさらなる挑発に警戒を続けています。
防衛省も発表 “日本のEEZへの飛来確認されず”
  防衛省は午後1時すぎ、現時点までに得られた情報を総合的に検討した結果、北朝鮮が、28日昼ごろミサイル2発を発射したと発表しました。日本のEEZ=排他的経済水域への飛来は確認されていないとしています。防衛省は、ミサイルの種類などについて引き続き、情報収集と分析を進めています。
異例の頻度で発射繰り返す北朝鮮 最近の発射は
  先月はいずれも短距離弾道ミサイルで
    25日に北西部ピョンアン(平安)北道のテチョン(泰川)付近から1発
    28日に首都ピョンヤン(平壌)郊外の国際空港があるスナン(順安)付近から2発
    29日に西部ピョンアン(平安)南道のスンチョン(順川)付近から2発を発射しました。
  また今月は、
    1日にピョンヤン郊外のスナン付近から短距離弾道ミサイル2発、
    4日に中距離弾道ミサイル1発を北部のチャガン(慈江)道ムピョンリ(舞坪里)付近から日本の上空を通過させる形で発射しました。
    ▽また6日に、ピョンヤン郊外のサムソク(三石)付近から短距離弾道ミサイル2発▽9日に東部のカンウォン(江原)道ムンチョン(文川)付近から短距離弾道ミサイル2発
    12日に西部のピョンアン南道ケチョン(价川)付近から巡航ミサイル2発
    14日にもピョンヤン郊外のスナン付近から短距離弾道ミサイル1発を発射していました。
北朝鮮をめぐる最近の動きは
  弾道ミサイルなどの発射を繰り返す北朝鮮に対し、日米韓3か国は連携して抑止力の強化を進めています。アメリカは先月に続いて今月5日にも、原子力空母を日本海に再び展開し、日本や韓国とともに共同訓練を行いました。
  さらに今月17日から28日までは、韓国軍の定例の野外機動訓練が一部アメリカ軍も参加して行われているほか、31日からは、最新鋭のステルス戦闘機が参加する米韓空軍の共同訓練が始まる予定です。
  一方、北朝鮮は、今月9日までの15日間、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもとで、軍の戦術核運用部隊の訓練を実施し、弾道ミサイルを7回発射しました。
  キム総書記は「必要な場合、すべての軍事的な対応措置を講じていく」と述べていて、北朝鮮は14日以降、日本海や朝鮮半島西側の黄海に向け、韓国側への警告として多数の砲撃を繰り返すなど、対決姿勢を強めていました。
韓国軍 飛行距離約230キロ 高度約24キロ マッハ5の速度で飛行
  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が28日正午ごろに東部のカンウォン道トンチョン付近から日本海に向けて発射した短距離弾道ミサイル2発について、飛行距離はおよそ230キロ、高度はおよそ24キロと低く、音速の5倍にあたるマッハ5の速度で飛行したと発表しました。韓国の専門家“ミサイル防衛網を突破するねらいか”北朝鮮が28日に発射した弾道ミサイルについて、韓国の専門家の間では、高度がおよそ24キロと低いことなどから、ミサイル防衛網を突破するねらいがあるという見方が出ています。
  韓国軍は来週、アメリカ軍と共同で空軍による大規模な訓練を行う予定で、北朝鮮がさらなる挑発に出ることも予想されます。
  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が28日午前11時59分ごろから午後0時18分ごろにかけて、東部のカンウォン(江原)道トンチョン(通川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。
  飛行距離はおよそ230キロ、高度はおよそ24キロで、音速の5倍にあたるマッハ5の速度で飛行したということです。
  今回のミサイルについて、韓国の専門家の間では、高度が低く速度が速いことからミサイル防衛網を突破するねらいがあるという見方が出ています。
  発射を受けて、韓国政府は緊急のNSC=国家安全保障会議を開き「たび重なる弾道ミサイル発射は朝鮮半島の緊張を高める挑発行為だ」として、北朝鮮を強く非難しました。
  そのうえで、韓国軍がアメリカ軍と共同で、今月31日から5日間の日程で、最新鋭のステルス戦闘機を投入して行う予定の、空軍による大規模な訓練を通じて、防衛態勢を強化すると強調しました。
  北朝鮮は後ろ盾の中国で、共産党大会が開かれていた間は、自制していた弾道ミサイルの発射を再開した形で、米韓両軍の訓練を口実に、さらなる挑発に出ることも予想されます。


2022.10.19-産経深新聞-https://www.sankei.com/article/20221019-PJ2NLN6USFMT5OVCOHGDO37YTQ/
北朝鮮の砲射撃250発以上、射撃禁止区域で 韓国軍発表

  【ソウル=時吉達也】韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が18日深夜に韓国との軍事境界線付近の海域で、250発以上の砲射撃を行ったと明らかにした。2018年の南北軍事合意で射撃や機動訓練が禁じられた区域に落下し、韓国領海への着弾は確認されていない。朝鮮人民軍総参謀部は19日、韓国軍の軍事演習に対抗する措置だったとする報道官声明を発表した。

  韓国軍によると、砲射撃は朝鮮半島西側の黄海側で約100発、日本海側で約150発行われた
  韓国軍は、17日から定例の野外機動訓練「護国訓練」を開始。北朝鮮は声明で、同訓練を北朝鮮に対する「侵略戦争演習」と強調し、「無謀で刺激的な挑発行動を即時中断すべきだ」と韓国側を牽制(けんせい)した。
  北朝鮮は14日にも、同海域で計500発以上の砲射撃を行っていた。護国訓練は北朝鮮に近い前線地域を含む各地で28日まで行われる予定で、北朝鮮がさらなる挑発行為に出る可能性がある。


2022.10.14-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221014/k10013858521000.html
“北朝鮮が未明に弾道ミサイル1発発射と砲撃” 韓国軍発表

  韓国軍は、北朝鮮が14日未明、首都ピョンヤン郊外から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射するとともに、日本海と朝鮮半島西側の黄海へ砲撃を行ったと発表しました。北朝鮮軍は、前線地域で13日に砲撃を行った韓国に対する対抗措置だとしていて、3回連続の未明の発射で日米韓3か国への対決姿勢を一段と鮮明にしています。

  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が14日午前1時49分ごろ、首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)付近から日本海に向けて、短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。
  飛行距離はおよそ700キロ、高度はおよそ50キロで、マッハ6の速度で飛行したということです。
  また、北朝鮮が14日、
    午前1時すぎに南西部のファンヘ(黄海)南道から朝鮮半島西側の黄海に向けておよそ130発の砲撃を、
    午前3時前後に南東部のカンウォン(江原)道から日本海に向けておよそ40発の砲撃を、それぞれ行ったことも明らかにしました。
  一方、北朝鮮軍の総参謀部は14日未明、報道官声明を発表し、カンウォン道を管轄する軍部隊の前方の地域で韓国軍が13日、10時間にわたって砲撃を行ったと非難したうえで、「挑発的行動を重くみて強力な軍事行動措置を講じた」として、韓国への対抗措置として弾道ミサイルの発射などを行ったことを示唆しました。

  北朝鮮は、アメリカが原子力空母を日本海に展開して日本や韓国と実施した共同訓練に警告するためとして、9日までの15日間、戦術核運用部隊の訓練を行い、視察したキム・ジョンウン(金正恩)総書記は「敵の動きを鋭く注視し、必要な場合はすべての軍事的な対抗措置を強力に講じていく」と強調していました。
  北朝鮮は、3回連続の未明の発射で、日米韓3か国への対決姿勢を一段と鮮明にしていて、韓国軍が今月17日からアメリカ軍も一部参加する形で予定している定例の野外機動訓練にも、強く反発することが予想されます。


2022.10.10-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/7d0eea757354ae1d74c64e5cd35faf8614ab8caa
7回のミサイル発射は「戦術核部隊訓練」、正恩氏「敵に核攻撃能力誇示」

  【ソウル=桜井紀雄北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、北朝鮮が9月25日から10月9日まで7回にわたって行った弾道ミサイル発射について、朝鮮人民軍の「戦術核運用部隊」などの軍事訓練だったと報じた。訓練を現地指導した金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、周辺海域で米空母を投じて共同訓練実施した日米韓を念頭に「敵にわれわれの核対応態勢、核攻撃能力を伝える明らかな警告、明確な誇示となる」と強調した。

  金氏は「敵は軍事的威嚇を加える中でも対話や協議をうんぬんしている」と指摘しながら「われわれは敵と対話する内容もなく、その必要性も感じない」と日米韓との対話を拒否した。
  10日に党創建77年を迎えるに際して日米韓との対決姿勢を鮮明にし、核・ミサイル開発を加速させる立場を改めて示した。 金氏は「敵の軍事的動きを注視し、必要な場合は相応の全ての軍事的対応措置を強力に講じていく」とも警告した。
  米韓などの出方次第で軍事的挑発を続ける方針を示した形で、北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る事態も警戒される。 同通信によると、9月25日や28日には「戦術核弾頭の搭載を模擬(もぎ)した」弾道ミサイルの発射訓練が行われ、核弾頭の運用システムの安全性が検証されたという。10月4日に日本上空を通過する形で発射したミサイルについては「新型地対地中長距離弾道ミサイル」だったとし、太平洋上の目標水域を打撃したとしている。

   同通信は、7回の発射訓練を通じ、「目的の時間に目的の場所で、目的の対象を打撃、掃滅できるよう完全な準備態勢にあるわが国家の核戦闘武力の実戦能力が余すところなく発揮された」と主張した。 金氏も「任意の時刻、不意の状況下でも迅速かつ正確な作戦反応能力と核状況対応態勢を高度に堅持している」と評価。戦術核運用部隊に「戦争抑止と戦争主導権獲得という重大な軍事的任務を担わせることができるとの確信を強めた」と述べた。一連のミサイル発射は、複数の場所から夜間や未明も含むさまざまな時間帯に多種類のミサイルが用いられた。


2022.10.09-読売新聞-https://www.tokyo-np.co.jp/article/207375
北朝鮮がまた発射、短距離弾道ミサイル2発 「超大型放射砲」EEZ外に落下か 今年23回目、未明は初

  【ソウル=木下大資】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が9日午前1時48分から58分ごろ、東部江原道文川付近から日本海へ短距離弾道ミサイル2発を発射し、最高高度約90キロで350キロ飛行した。9月下旬から半月で7回、計12発に及ぶ異例の頻度で発射を続けている。日米韓が周辺海域で続ける軍事演習に、重ねて反発を示したとみられる。

  防衛省は、2発とも最高高度約100キロで350キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられると発表した。韓国の専門家は飛距離などから「超大型放射砲」(KN25)とみている。
  北朝鮮の弾道ミサイル発射は今年23回目(韓国側発表)だが、今回のような未明の時間帯は初めて。聯合ニュースは「発射時間や場所を多様に選択できる能力を誇示した」と分析した。また、米韓が4日深夜から5日未明に日本海に向けて対抗射撃を行った際、韓国軍のミサイルが落下する事故が起きた時間帯を選ぶことで、北朝鮮のミサイル運用の優位を誇示したとの見方もある。
  米韓は7、8日に日本海で米原子力空母ロナルド・レーガンなどによる機動訓練を実施防衛省も8日、日米が日本海周辺で共同訓練を継続していると発表した。北朝鮮は8日の朝鮮中央通信を通じ、米空母打撃群が日本海に再展開したことを非難し、自国の弾道ミサイル発射を「正当な反応」だとする国防省報道官の見解を伝えていた。


2022.10.06-NHK EWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221006/k10013850101000.html
北朝鮮 弾道ミサイル2発を発射 いずれもEEZ外落下か

  防衛省は6日朝、北朝鮮から合わせて2発の弾道ミサイルが発射されたと発表しました。いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定され、このうち1発は変則的な軌道で飛行した可能性があるということです。

  北朝鮮は9月下旬以降、弾道ミサイルを相次いで発射していて、4日には日本の上空を飛び越える形で発射しています。
  北朝鮮外務省は6日、アメリカ軍の原子力空母が日本海に再び展開したことについて、朝鮮半島情勢への脅威だとして今後の対応を注視していると警告する談話を発表していました。
  北朝鮮によるミサイル発射は巡航ミサイルも含めてことし24回目で、防衛省は引き続き情報の収集と分析を進めています。
浜田防衛相「挑発 執ようかつ一方的にエスカレート」
  浜田防衛大臣は7時すぎ、防衛省で記者団に対し、北朝鮮が午前6時台に内陸部から弾道ミサイル2発を東方向に発射したと明らかにしました。落下したのは北朝鮮東岸付近や日本海で、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側と推定されるとしています。
  このうち1発目は午前6時ごろに発射され、最高高度100キロ程度で350キロ程度飛行したと推定され、2発目は午前6時15分ごろ発射され、最高高度50キロ程度で800キロ程度飛行したと推定されるとしています。2発目は、変則軌道で飛行した可能性があるということです。
  一方、これまでのところ、航空機や船舶などの被害の情報は確認されていないとしています。

  浜田大臣は、今回の発射について「9月末からの短期間で6回目と挑発を執よう、かつ一方的にエスカレートさせている。一連の北朝鮮の行動はわが国、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであり 断じて容認できない」として、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議したことを明らかにしました。
政府関係者 1発目は350キロ程度 2発目は800キロ程度飛行か
  政府関係者によりますと、午前6時台に北朝鮮から東方向に弾道ミサイル2発が発射され、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したということです。このうち1発目は、最高高度は100キロ程度で、350キロ程度飛行した可能性があるということです。また、2発目は、最高高度は50キロ程度で、800キロ程度飛行し、変則軌道で飛行した可能性があるということです。
岸田首相「断じて容認できない」
  岸田総理大臣は、午前7時ごろ総理大臣官邸に入る際、記者団に対し「先ほど、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。国民への情報提供、そして安全確認の徹底を指示した。9月末からの短期間だけでも6回目の発射で、断じて容認できない。詳細はこれから確認する」と述べました。
米軍 日韓の防衛に対する関与は揺るがず
  アメリカのインド太平洋軍は声明を発表し、「われわれは2発の弾道ミサイルの発射を認識しており、同盟国などと緊密に協議している。今回の発射はアメリカの国民や領土、それに同盟国に差し迫った脅威を与えるものではないと判断している」としています。
  そのうえでミサイルの発射は北朝鮮による大量破壊兵器と弾道ミサイルの違法な計画が地域を不安定化させることを浮き彫りにしたと指摘し、日本と韓国の防衛に対するアメリカの関与は揺るぎないと強調しました。
韓国軍 北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を発射と発表
  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が6日6時1分ごろから23分ごろにかけて、首都ピョンヤンのサムソク付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。韓国軍とアメリカ軍は飛行距離や高度など詳しい情報の収集と分析を急いでいます。
今回の発射はことし24回目
  防衛省などによりますと、北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのはことしに入って24回目です
  これまでに、1月に7回、2月に1回、3月に3回、4月に1回、5月に4回、6月は1回、8月に1回、9月に3回、10月に2回それぞれ弾道ミサイルなどの発射を繰り返しています。
  特に9月下旬から10月上旬にかけてはあわせて5回と相次いで発射しています。
  これまでの23回のうち、20回は弾道ミサイルと推定されもう1回も弾道ミサイルの可能性が指摘されています。
  残りの2回は長距離巡航ミサイルなどと推定されています。
  このうち、直近の4日に発射された弾道ミサイルについて防衛省は、最高高度がおよそ1000キロで、およそ4600キロ飛行し青森県上空を通過したあと、日本の東およそ3200キロの日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定されると発表しています。
  IRBM=中距離弾道ミサイル級以上の射程を有するミサイルで、『火星12型』と同型の可能性があり、推定の飛行距離がこれまでで最長だったと考えられるということです。
政府関係者 新たに発射のミサイル EEZ外に落下とみられる
  複数の政府関係者によりますと、北朝鮮から新たに発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。
海保 これまでのところ被害情報なし
  北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたとみられることを受け、海上保安庁が日本周辺の海域で被害などの確認を進めていますが、これまでのところ日本に関係する船舶への被害の情報は入っていないということです。
水産庁 注意を呼びかけ
  水産庁によりますと、日本海側のEEZ=排他的経済水域の外側で操業する日本の漁船はほとんどないとみられるということですが、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、各地の無線局を通じて沖合の漁船に対し、落下物がある場合は近づかないよう注意を呼びかけています。
浜田防衛相 防衛省に入る
  浜田防衛大臣は、午前6時50分ごろ、防衛省に入りました。浜田大臣は、取材に対し「これから報告を受ける」と述べました。防衛省は、情報の収集と分析を進めていて、浜田大臣は、報告を受けたあと、記者団の取材に応じる見通しです。
岸田首相 情報の収集と分析など指示
  北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
海保 弾道ミサイルの可能性があるもの 2発目もすでに落下か
  海上保安庁は午前6時19分に防衛省からの情報として新たに発表した、弾道ミサイルの可能性があるものについて、「すでに落下したとみられる」と午前6時32分に発表しました。航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
海保 北朝鮮 弾道ミサイル可能性あるもの 新たに発射情報
  海上保安庁は防衛省からの情報として、「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と午前6時11分に発表しましたが、新たに防衛省からの情報として、「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と午前6時19分に発表しました。航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
政府関係者 EEZの外側に落下したとみられる
  複数の政府関係者によりますと、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。
海上保安庁「すでに落下したとみられる」
  海上保安庁は防衛省からの情報として、「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と午前6時11分に発表しました。
  航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
政府 緊急参集チームを招集
  政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。


2022.10.04-Yahoo!Japanニュース(毎日新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/2249c9f456e2aae25e632d0e35a29cbcb0c67012
北朝鮮が中距離弾道ミサイル発射か 太平洋へ通過、10日間で5回目
(ソウル=稲田清英)朝日新聞社

  防衛省は4日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと同日午前7時25分すぎに発表した。「Jアラート」(全国瞬時警報システム)によると、ミサイルは北海道や青森県方向に飛び、同29分ごろ、太平洋へ通過した。海上保安庁は同45分ごろ、すでに落下したとみられると発表した。

  松野博一官房長官はこの日午前8時10分すぎからの会見で、ミサイルは午前7時22分ごろ、北朝鮮内陸部から弾道ミサイル1発が発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側の太平洋上に落下したと推定されると説明
  被害の報告はないという。海保関係者によると、落下地点は岩手県の東側で、同県と米国ハワイの中間あたりとみられる。日本の船舶の航行は少ない海域という。
  防衛省関係者によると、ミサイルが太平洋に通過することを踏まえ、イージス艦に搭載する迎撃弾「SM3」や地対空誘導弾「PAC3」による迎撃措置はとっていない。
  北朝鮮からのミサイルは、9月25日に1発、28日に2発、29日に2発、10月1日に2発が確認されている。
■米韓による軍事演習などへの反発か  
  韓国軍は4日、同日午前7時23分ごろに北朝鮮北部の慈江道舞坪里付近から東の方向に向けて、中距離弾道ミサイルが発射されたと発表した。飛距離が約4500キロ、最高高度が約970キロ、速度は約マッハ17と探知した。日本上空を通過したという。
  北朝鮮は最近ミサイル発射を繰り返しており、9月25日に1発、28日、29日、10月1日にもそれぞれ2発を発射したが、いずれも短距離弾道ミサイルだった。軍事演習など日米韓の対北朝鮮での連携強化への反発とみられている。
  韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は4日朝、記者団に対し「無謀な挑発は、韓国軍をはじめとする国際社会の決然とした対応に直面するだろう」と述べて、北朝鮮を牽制した。
(ソウル=稲田清英)朝日新聞社


2022.10.04-Yahoo!Japanニュース(総合ニュース)-https://news.yahoo.co.jp/articles/77c5f35efc872ee9a58de37b50ca9df9dd6fd19b
北の中距離ミサイル発射 「無謀な挑発は決然とした対応に直面」=尹大統領

  【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦ユン・ソクヨル)大統領は4日午前、北朝鮮が同日に中距離弾道ミサイルを発射したことについて、記者団に「北が(飛行距離)4000キロ程度の中距離弾道ミサイルを日本列島の上空に発射した」として、「無謀な核挑発はわが軍をはじめとする同盟国や国際社会の決然とした対応に直面する」と述べた。

  韓国大統領室は同日午前、金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長主宰の国家安全保障会議(NSC)を開催し、対応を議論している。尹大統領は「(NSCに)途中から出席する」と述べた。  韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は同日午前7時23分ごろ、北西部の慈江道舞坪里付近から中距離弾道ミサイル(IRBM)1発を発射した。ミサイルは日本上空を通過した。日本当局もミサイルが日本列島を越え、太平洋に落下したとみられると発表した。


2022.10.01-Yahoo!Japanニュース(FNNプライムオンライン)-https://news.yahoo.co.jp/articles/89b3c17dcce283b36136a70f26e83e5db2abdde1
【速報】「1週間に4回発射は過去に例ない」北朝鮮 弾道ミサイルに防衛副大臣が非難

  北朝鮮が1日朝、弾道ミサイル2発を発射した。この1週間で4回目という過去に例のない頻度の弾道ミサイル発射に、日本政府は北朝鮮に対して抗議した。
   防衛省は、「北朝鮮が1日6時台、北朝鮮の西岸付近から2月の弾道ミサイルを東方向に向けて発射した。いずれも落下したのは、北朝鮮の東岸付近であり、日本の排他的経済水域外と推定される。」と発表した。

  さらに、「弾道ミサイルは、変則軌道で飛行した可能性がある」としている。
  1発目のミサイルは、6時42分頃に発射され、最高高度約50キロ程度の低い高度で、約400キロ程度飛んだ。
  2発目は、6時58分頃発射され、最高高度50キロ程度で、約35キロ程度飛んだ。 これまでに、航空機や船舶の被害の報告などはない。
  北朝鮮は、このところ、9月25日、28日、29日にも弾道ミサイルを発射している
  会見した井野俊郎防衛副大臣は、「この一週間だけでも4回に及ぶ弾道ミサイルの発射を含め、一連の北朝鮮の行動は、国際社会の平和と安全を脅かすものであり断じて、容認できない」と強調した。「一週間で4回発射という例は過去にない」という。
  日本政府は北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難した。


2022.09.30-NTT NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220929/k10013842681000.html
“北朝鮮が弾道ミサイル2発発射” EEZ外に落下と推定 防衛相

  防衛省によりますと、29日午後8時47分ごろと8時53分ごろ、北朝鮮の西岸付近から弾道ミサイル合わせて2発が東の方向へ発射されました。
  2発はいずれも最高高度がおよそ50キロ、飛行距離が300キロ程度で、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の北朝鮮の東岸付近に落下したと推定されています。

  この発射による航空機や船舶への被害の情報は入っていないということです。
  北朝鮮は28日も弾道ミサイル2発を発射していて、防衛省によりますと、北朝鮮が弾道ミサイルを2日続けて発射したのは初めてだということです。
  北朝鮮によるミサイル発射は巡航ミサイルも含めてことし21回目で、防衛省は引き続き情報の分析を進めるとともに、警戒・監視を続けています。
浜田防衛相「断じて容認できない」北朝鮮側に抗議
  浜田防衛大臣は、防衛省で記者団に対し、北朝鮮が29日午後8時台、2発の弾道ミサイルを東方向に向けて発射したことを明らかにしました。北朝鮮は28日も弾道ミサイルを発射していて、防衛省によりますと、2日連続で弾道ミサイルを発射するのは初めてだとしています。いずれも落下したのは北朝鮮東岸付近で、日本のEEZ=排他的経済水域の外側と推定されるとしています。
   1発目は午後8時47分ごろ、   2発目は午後8時53分ごろ、
  いずれも北朝鮮西岸付近から東方向に向けて発射し、最高高度50キロ程度で、300キロ程度飛行したと推定されるということです。これまでのところ、航空機や船舶などの被害の情報は確認されていないとしています。
  浜田大臣は、今回の発射について「きのうも弾道ミサイルを発射したばかりだ。挑発を一方的にエスカレートさせるような、立て続けの発射も含め、一連の北朝鮮の行動はわが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものであり断じて容認できない」と述べ、北朝鮮側に対し、北京の大使館ルートを通じて抗議したことを明らかにしました。
岸田首相 情報の収集と分析などを指示
  北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、  情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、  航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに、  不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
政府 官邸に緊急参集チームを招集
  政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
韓国軍 “北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発発射”
  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が29日午後8時48分ごろから57分ごろにかけて、西部のピョンアン(平安)南道スンチョン(順川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。韓国軍は、アメリカ軍とともに詳しい分析を急いでいます。
  米韓両国は、4年ぶりに本格的な野外機動訓練を含む合同軍事演習を実施したのに続き、29日までの4日間、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」も参加して日本海で共同訓練を行いました。
  また、アメリカのハリス副大統領が29日に韓国を訪問し、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と会談したあと、南北を隔てる非武装地帯を視察し、米韓同盟の結束を示すことで北朝鮮をけん制したばかりで、2日連続での発射の背景には北朝鮮側の強い反発があるとみられます。
日米韓高官それぞれ電話で協議 緊密連携を確認
  北朝鮮が2日連続で弾道ミサイルを発射したことを受けて、外務省の船越アジア大洋州局長はアメリカと韓国の高官とそれぞれ電話で協議し、近くオンラインで北朝鮮に関する日米韓3か国の協議を行うことで一致しました。
  外務省の船越アジア大洋州局長は29日夜、アメリカ国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、韓国外務省のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長とそれぞれ電話で協議しました。
  それぞれの協議では、北朝鮮が今月25日のあと28日から2日連続で弾道ミサイルを発射したことを非難したうえで、挑発を一方的にエスカレートさせるような立て続けの発射を含め、核・ミサイル活動の強化は、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦だという認識を共有しました。
  そして、国連安保理決議に沿った北朝鮮の完全な非核化に向けて、地域の抑止力強化なども含め、引き続き日米韓3か国で緊密に連携することを改めて確認しました。また、近くオンラインで北朝鮮に関する日米韓3か国の協議を行うことで一致しました。
ことし21回目 2日連続の発射
  防衛省などによりますと、北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのはことしに入って21回目です。発射は28日に続き、2日連続です
  これまでに、1月に7回、2月に1回、3月に3回、4月に1回、5月に4回、6月は1回、先月に1回、今月に2回、それぞれ弾道ミサイルなどの発射を繰り返しています。今月は25日と28日に相次いで発射していて、2日連続となります。これまでの20回のうち、17回は弾道ミサイルと推定されもう1回も弾道ミサイルの可能性が指摘されています。残りの2回は長距離巡航ミサイルなどと推定されています。
  このうち、28日に発射された弾道ミサイルについて防衛省は、北朝鮮西岸付近から2発を東方向に向けて発射したことを明らかにしています。
  いずれも変則軌道で飛行した可能性があり、落下したのは日本のEEZ=排他的経済水域の外側と推定されるとしています。
最近の発射【詳細】
  北朝鮮による弾道ミサイルなどの発射はことしに入り、これで21回に上り、異例の高い頻度で繰り返されています。28日午後6時すぎには首都ピョンヤン(平壌)郊外のスナン(順安)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。
  韓国軍によりますと飛行距離は360キロ余りで、高度は30キロ余りで、音速の6倍にあたるマッハ6で飛行したということです。また今月25日には北西部ピョンアン(平安)北道のテチョン(泰川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射しています。
  韓国の通信社、連合ニュースは、2回のいずれも低い高度で飛行し、変則的な軌道で落下するロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の改良型が発射された可能性に重きを置いて軍が分析を進めていると伝えています「イスカンデル」の改良型は、探知や迎撃が難しいとされていて北朝鮮としては、韓国側のミサイル防衛網を突破する能力の向上をねらっているとみられています。
北朝鮮 3年前にもスンチョン(順川)付近から発射
  北朝鮮は、3年前の2019年10月31日にも、今回と同じ西部のピョンアン(平安)南道スンチョン(順川)付近から、日本海に向けて短距離の飛しょう体2発を発射していました。
  韓国軍は、飛行距離はおよそ370キロ、高度は90キロに達したと発表していました。一方、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は翌日、「超大型ロケット砲」の発射実験に成功したとし、実験の成功について、「連続射撃体系の完璧性が検証された」と伝えていました。
北朝鮮 ミサイル発射を7回連続で発表せず 沈黙続ける
  北朝鮮は、ことし5月以降に発射した弾道ミサイルについて、7回連続で発表しておらず、異例の沈黙を続けているとの指摘が出ています。
  北朝鮮は、弾道ミサイルの発射後、空中で爆発するなど明確に失敗したケースを除き、多くの場合、国営メディアを通じて翌日までに発表し、技術の向上をアピールするとともに、アメリカなどをけん制するメッセージを発信してきました。
  例えば、ことし3月に発射実験に初めて成功したと発表した、新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星17型」の発射の際は、サングラス姿のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が立ち会う中、ミサイルを格納庫から搬出し、発射するまでの過程を国営テレビが大々的に放送していました。
  北朝鮮が、弾道ミサイルの発射を発表しないねらいについて韓国の通信社、連合ニュースは「ミサイルの性能を具体的に公開しないほうが、対外的な注目度を高め、圧力を与えられると判断している可能性もある」という見方を伝えています。
  一方、先月に発射した巡航ミサイルについてはキム総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏が談話を通じて発射地点は、韓国軍の発表とは異なると指摘したうえで、「軌道が明らかになれば、南はおじけづくだろう」と強調していました。
水産庁 “今のところ漁船被害は確認されず”
  北朝鮮から2発の弾道ミサイルが発射されたことについて、水産庁は「今のところ漁船への被害は確認されていない」としています。


2022.09.28-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASQ9X647VQ9XUHBI02T.html
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル2発、EEZ外に落下か-(鈴木拓也=ソウル、成沢解語)

   韓国軍合同参謀本部によると、28日午後6時10分から20分ごろにかけて、北朝鮮の平壌郊外の順安(スナン)周辺から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発が発射された。同軍は飛距離は約360キロ、最高高度は約30キロ、速度は約マッハ6と探知した。日本の防衛省によると、いずれも北朝鮮東岸に近い日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したと推定されるという。

  同省は、飛距離は1発目が350キロ程度、2発目が300キロ程度、最高高度はいずれも50キロ程度で「変則軌道で飛んだ可能性がある」としている。
  23日には米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンが韓国海軍の釜山基地に入港し、26日からは日本海で米韓両軍の演習が行われている。また、米国のハリス副大統領が29日に韓国と北朝鮮の間にある非武装地帯(DMZ)を訪れる予定もある。北朝鮮には、こうした動きを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
  北朝鮮による弾道ミサイルの発射は6月5日に8発が撃たれた後はしばらく途絶えたが、9月25日にロシア製の「イスカンデル」に似た「KN23」とみられる短距離弾道ミサイル1発が発射された。この間に国内で確認された新型コロナ禍を収束させたとしており、再び軍事行動を活発化させた可能性がある。米韓は、北朝鮮が核実験の準備も終えているとみて警戒する。
  井野俊郎防衛副大臣は28日夜、防衛省で記者団に「北朝鮮は今年に入ってから、かつてない高い頻度で新たな態様でのミサイル発射を繰り返している」と述べ、外交ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。(鈴木拓也=ソウル、成沢解語)


2022.09.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220926-L43TZ7ZRFRNWHMUD5EBTIWBSNE/
北の弾道ミサイル 日本は防衛力強化を急げ

  北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。今年に入り、巡航ミサイルの発射を含め19回目で、常軌を逸している。航空機や船舶の被害情報はないが、危険極まりない

  日本や世界の安全保障にとっても深刻な事態である。日本は国際社会と連携し北朝鮮による暴挙をやめさせなければならない
  浜田靖一防衛相は、ミサイルは最高高度約50キロで、通常軌道なら約400キロ飛翔(ひしょう)し北朝鮮東側の沿岸付近に落下したと説明した。変則軌道の可能性があるという。日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられる。
  韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が北西部平安北道泰川付近から日本海へ短距離弾道ミサイル1発を発射し、約600キロ飛行したとしている。韓国当局は北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射を警戒していたが、別のミサイルだったとみられる。
  合同演習のため米原子力空母ロナルド・レーガンが韓国・釜山港に入港中だ。この動きに反発した可能性もあるが、そもそも北朝鮮の弾道ミサイル発射は国連安保理決議違反で、許されない。
  日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したが、それで済ませてはいけない。非難や抗議だけしていても、日本国民の生命や安全は守れないからだ。
  実際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は国際社会の非難に一切耳を貸してこなかった。それどころか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射をちらつかせ、7回目の核実験を強行する恐れも指摘されている。最近になって核兵器の使用を法令化までしている。

  弾道ミサイルがいつ何時、頭上を襲ってくるか分からない。日本はそんな危険にさらされているのだ。反撃能力の保有やミサイル防衛態勢の整備など、防衛力の強化を図らねばならない。
  気を付けねばならないのは、北朝鮮の動きが中国やロシアを後ろ盾としていることだ。中露両国は今年5月の国連安保理で、北朝鮮への制裁強化の決議案を拒否権を行使して否決した。中露両国が問題行動を続ければ、北朝鮮はつけあがるばかりである。
  日本は被害がなかったからといって、ミサイル発射に慣れてはいけない。北朝鮮の思うつぼだ。米韓など国際社会と連携し、北朝鮮への警戒を強めていくべきだ


2022.09.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220922-SPPD4WMEJZJJ3LUFC2K5W2DQYU/
北朝鮮が露への弾薬輸出を否定、米を非難

  【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮国防省は、ウクライナへの侵略を続けるロシアが北朝鮮に大量の弾薬輸出を打診している、と米国が明らかにしたことについて「われわれはロシアに武器や弾薬を輸出したことがなく、今後もそのような計画がない」と否定した。同省装備総局副総局長の談話として、朝鮮中央通信が22日、伝えた。

  談話は、米国の指摘について、北朝鮮の「イメージに泥を塗ろうとする」ことが目的の「謀略説」だと非難。「強力に糾弾し、厳重に警告する」と表明した。
  米政府高官は6日、露国防省が北朝鮮から弾薬を購入する協議の過程にあると述べ、迫撃砲の砲弾やロケット砲など数百万発に上る可能性があると説明。米政府は、取引は国連安全保障理事会決議に違反するとの認識も示していた。
  談話は、弾薬の輸出を否定しつつも軍事装備の生産や輸出入は主権国家の合法的な権利だ」と反論。安保理の対北制裁決議に関しては「最初から認めたことがない」と主張した。


2022.09.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220917-57LOPT3YGJK55JFQXS2NVPFVIY/
北の欺瞞、拉致交渉を翻弄 日朝首脳会談20年

  日朝首脳会談から17日で20年。日本人拉致問題については、被害者5人とその家族が帰国を果たしたが、残りの被害者12人は「8人死亡、4人未入境」とされたままだ。日本政府は米国など国際社会と連携し解決を迫るが、局面は動かない親世代の多くの家族が他界し、救出運動の主体は子世代に。昭和に起きた事件は、平成に事実確認され、政権の「最重要課題」となって久しいが、令和になっても解決に至っていない

「拉致」明記なし
  平成14年9月17日の首脳会談で、小泉純一郎首相と金正日(キム・ジョンイル)総書記によって結ばれた日朝平壌宣言には「実りある政治、経済、文化的関係の樹立」をうたった前文の後、4つの項目が続いている。このうち3つ目の「懸案事項」が拉致問題を意味するが、「拉致問題」という言葉そのものの記載はない
  「日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題」と言い換えられ、これについて、北朝鮮側は「今後再び生じることのないよう適切な措置をとることを確認した」と記されている。
  「(重要なのは)拉致問題で何人が帰ってくる、こないということではない。そういうことがあればハッピーだが、それよりまず国交正常化に対する扉を開くことに大きな意義がある」
  小泉氏訪朝直前の9月12日、当時の事務方トップの古川貞二郎官房副長官が記者会見で語った言葉が象徴するように、政府方針は「正常化ありき」だった。
  だが「5人生存、8人死亡」の通告に世論は沸騰。小泉再訪朝(16年5月)と、その後計3回にわたる日朝実務者協議を経た同年12月には、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の「遺骨」として提出された骨が偽物と判明し、対北世論は厳しさを増した。国交正常化は遠くかすんだ。
  当時の日本政府の拉致問題に対する見込みの甘さ、無理解が引き起こした皮肉な結果ともいえる。
守られない合意
  家族は日朝首脳会談以前から、闘ってきた。

  9年2月に横田めぐみさんの拉致疑惑が表面化すると、同3月、被害者8人の家族が「家族会」を結成、救出運動が始まった。めぐみさんの父、滋さん=享年87=が初代代表に就任。《政府は断固たる態度で、身柄の返還を要求してほしい》。結成時の声明文は今も寸分も変わらない家族の思いを代弁している。
  19年11月、滋さんの体調不良に伴い、田口八重子さん(67)=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん=享年83=が家族会の2代目の代表に就任。この時点で、被害者が拉致されてから30年以上の月日が過ぎていた。
  第2次安倍晋三政権下の26年5月、日本政府は被害者の再調査の見返りに独自制裁を緩和する「ストックホルム合意」を北朝鮮側と交わした。北朝鮮は「拉致は解決済み」とする従来見解をいったん改めたが、噓に噓を重ねる、その本質は変わらなかった。

  核実験やミサイル発射を強行し、28年2月に日本政府が再び対北制裁を決定すると、一方的に調査中止を発表。合意から2年足らずで実質上決裂した。
拓也さんの思い
  安倍氏は国際社会、特に米国との関係構築・深化に注力。トランプ米大統領に対し、米国の懸案である北朝鮮の核・ミサイル問題の解決には、日朝の拉致問題の進展も不可欠だとの認識を重ねて説いた。非核化と引き換えに北朝鮮に与える経済支援の中核は、日本が担うことになるからだ。

  2018(平成30)年6月に行われた史上初の米朝首脳会談で、トランプ氏は金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長(当時)に拉致問題を提起した。だが、それでも局面打開には至らない。
  令和に入ると滋さん、繁雄さんという、家族会を牽引(けんいん)してきた2人が相次ぎ亡くなった。今はめぐみさんの弟、拓也さん(54)が3代目の代表を担う。

  3年12月の就任時、拓也さんは「姉が拉致されたとき9歳だった私が、3人目の代表として闘わなければならない現実に、大きな矛盾を感じる」と訴えた。


2022.09.16-khb5-https://www.khb-tv.co.jp/news/14720421
日朝平壌宣言「日本が白紙に」北朝鮮の宋大使が談話

  2002年の日朝平壌宣言から20年となるのを前に、北朝鮮メディアは日朝交渉の担当者が談話を発表し、「日本が宣言を白紙にした」などと主張したと報じました。

  2002年に当時の小泉純一郎総理が北朝鮮を訪れ、金正日総書記と会談して今月17日で20年です。
  朝鮮中央通信は16日、日朝交渉を担当する宋日昊(ソン・イルホ)大使の談話を発表し、「日本が宣言を拉致・核・ミサイル問題の解決のためのものだと歪曲(わいきょく)し政治利用した」「日本が宣言を白紙にした」と主張しました。

  一方、松野官房長官は拉致、核、ミサイルなどの問題を包括的に解決して、国交正常化を目指す考えは変わらないと述べました。


2022.09.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220913-XYU7DQX5DVLGPEM7FOQVCOZ7B4/
北の海外スパイ、一時7000人 脱北者証言

  【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(旧国家安全保衛部=保衛部)金正日(キム・ジョンイル)総書記時代、6000~7000人に上る諜報員(スパイ)日本など各国に派遣する一方、組織幹部の粛清により指揮系統が崩壊、要員6割との連絡がとれなくなったことが13日、分かった。兄が平壌の保衛部中枢の職員だった脱北者が産経新聞に明らかにした。

  この脱北者は、2013年に韓国に渡った崔金男(チェ・グムナム)氏。保衛部内に独自の情報網を持ち、内部の機密資料に通じてきた兄の金鉄(クムチョル)氏=12年死亡=から、「海外に派遣されたスパイは6000~7000人に上る」と聞いたという。兄は、同部で諜報などを統括する「反探局」と呼ばれる第2局が日本人拉致被害者の管理の一部を担うことにも言及した。
  兄によれば、金正日総書記時代後期、総書記に異を唱えた反探局長が処刑され、海外諜報員の6割との連絡が途絶する「絶大な損失」が生じたという。諜報員網の指揮権限が局長に集中した秘密組織の弊害が露呈し、組織改編が取り沙汰されたとされる。

  一般的に、拉致を含む対外工作は朝鮮労働党などの工作機関が担うが、兄の説明によると、反探局では特定任務に当たる党や朝鮮人民軍傘下の工作員ではなく、特定地域に潜伏し続ける「固定スパイ」を管理。海外に派遣された6000~7000人は「固定スパイ」が中心とみられる。
  反探局要員は海外での諜報活動に加え、海外で活動する北朝鮮人の監視にも当たってきたとされる。保衛部は国内の思想犯の摘発に当たり、政治犯収容所を管理する一方、2002年の日朝首脳会談では、同部の首脳が日本側との事前交渉を担ったという。

  国家保衛省 北朝鮮の秘密警察で、脱北者の摘発や政治犯収容所の管理にも当たる。2016年に国家安全保衛部から改編。全国に約5万人の要員を配し、金正恩(キム・ジョンウン)氏の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)氏の13年の処刑や、異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏のマレーシアでの暗殺(17年)も担ったとされる。


2022.09.10-msn ニュース-https://www.msn.com/ja-jp/news/world/
北朝鮮、韓国に未返済の借款600億円超 韓国与党議員が公表

  【ソウル=時吉達也】韓国政府が2000年代、北朝鮮に供与した借款で、未返済分が今年8月時点で4億4000万ドル(約627億円)を超えていることが10日、明らかになった。韓国与党議員が韓国輸出入銀行の資料を基に公表した。

  与党「国民の力」の宋彦錫(ソン・オンソク)議員によると、輸出入銀行は革新系の金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権当時の2000~07年、低金利で資金を貸し出す借款として北朝鮮に総額9億3300万ドルを送金。しかし、北朝鮮は5~10年後からの分割償還に応じず、償還期限を過ぎた未返済分は遅延損害金などを含め、これまでに食料関連が3億5340万ドル、軽工業の原材料関連が9120万ドルとなっている。

  宋氏は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権に対し「対北借款の返済問題を放り出し、屈従的な対北関係に基づく見せかけの平和ショーに没頭した」と批判。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に「北の海外資産の差し押さえなど、韓国国民の利益のために多様な手段を講じなければならない」と求めた。


2022.09.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220909-QN6HY6Q2YFMJLNDX2YNO2BBWGA/
北朝鮮、「核」選択肢鮮明に ワクチン接種も

  【ソウル=時吉達也】北朝鮮の金正恩総書記は8日の最高人民会議で採択された核武力に関する法令で核使用に際して想定される選択肢を拡大し、有事での核使用を辞さない姿勢を一層鮮明にした。

  法令で注目されるのは、核以外の通常兵器による北朝鮮首脳部への攻撃が迫っていると判断した場合や、有事に敵に対して主導権を確保する必要がある場合にも核兵器を使用すると明記したことだ。
  金氏は今年4月の演説で、核兵器の役割は「戦争防止という一つの使命だけに縛られない」と述べ、核を抑止力にとどまらない「使用可能な兵器」とする立場を打ち出していた。

  法令はまた、核を保有しない国に対しては、核保有国と結託しない限りは核攻撃をしないと規定し、米国との防衛協力を強化する日韓を牽制した。
  さらに「責任ある核保有国」として他国との核兵器共有や技術移転を行わないとの条項を設け、国際社会に向けて核保有の既成事実化を図った
  金氏は8日の演説で、経済制裁を通じ非核化を迫る米国の試みは「誤った判断だ」と強調。「100年でも制裁を続けろ」と挑発した。

  金氏はまた、新型コロナウイルスの再流行に備え、「ワクチン接種を責任を持って実施する」と表明した。北朝鮮はこれまで国際社会によるワクチン提供に応じてこなかった。方針転換に伴い、米韓などの人道支援表明に反応するかが焦点となる。


2022.09.07-KYODO-https://nordot.app/940178459391754240
拉致被害者の生存確信 日朝会談20年で金賢姫元

  1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯で、拉致被害者の田口八重子さん=失踪当時(22)=から日本語教育を受けた金賢姫・元北朝鮮工作員(60)が7日までに共同通信の取材に対し、田口さんらの生存を確信していると強調した。被害者家族らの高齢化を踏まえ、帰国などの全面解決の前に非公式の面会実現を追求することを提案、日本政府に「北朝鮮の門を千回でもたたくべきだ」と訴えた。

 2002年に小泉純一郎首相が初訪朝して金正日総書記と会談、金正日氏が拉致を認めて17日で20年となるのを前に韓国南東部・大邱でインタビューに応じた。
© 一般社団法人共同通信社


2022.08.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220819-IDM2XIG24NKEXJXBCQPJ6OML2M/
韓国大統領の提案「愚かさの極致」 北朝鮮、金与正氏が拒絶

  【ソウル=時吉達也】北朝鮮非核化交渉に臨めば積極的に経済支援する方針を韓国政府が示したことに対し、金正(キムジョン)恩(ウン)朝鮮労働党総書記の妹、与(ヨ)正(ジョン)党副部長は19日に発表した談話で、「愚かさの極致だ」などと述べ拒絶する姿勢を示した。朝鮮中央通信などが報じた。

  与正氏は韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が15日の演説などで発表した対北支援構想について、「非核化」を前提とするのが誤りだと主張。尹氏について「本当に無邪気で、まだ幼いなと感じた」などと述べたほか、「政策を評価する以前に、尹錫悦という人間そのものが嫌いだ」と露骨な個人攻撃にも及んだ。

  また、与正氏は17日に北朝鮮が発射した巡航ミサイルについて、発射地点は韓国軍当局が発表した平安南道(ピョンアンナムド)・温泉(オンチョン)ではなく、100キロ近く離れた安州(アンジュ)市だったと主張。「発射時間と地点一つまともに明らかにできないのか」と韓国の情報収集能力を揶揄(やゆ)した。
  与正氏の談話は、北朝鮮住民が日常的に接する党機関紙、労働新聞やテレビのニュースでも報じられた。

  一方、北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」も19日、尹氏の大統領就任から100日が経過したのに合わせた論評を発表。尹氏が「民族の千年の宿敵である日本との関係改善』に没頭」していると批判した上で、対日外交への積極的な姿勢について「主人に蹴られながらも躍起になって追いかける犬のようだ」などと表現した。


2o22.08.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220801-OCQ7LCJOKFPORADLSWQTSYI7KU/
金正恩氏に密着警護、安倍氏銃撃が影響か

  【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が最近、公開活動をする際、警護要員が密着して警戒に当たるなど、身辺警護が強化されたことが北朝鮮メディアの映像から分かった安倍晋三元首相が7月、遊説中に銃撃され死亡した事件が影響した可能性が韓国で指摘されている

  朝鮮中央テレビの映像によると、朝鮮戦争休戦協定締結69年に合わせ、参戦した元兵士らを平壌に集めて先月末に開かれた行事で、警護要員とみられるスーツ姿の屈強な体格の4~5人が金氏の背後などを護衛。金氏が参加者と握手する際も別の人が近づかないよう遮ったり、鋭い目つきで周囲を警戒したりしていた。国務委員会の警衛局長とみられる人物の姿もあった。
  金氏の海外訪問や南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)での会談などを除き、国内行事で警護要員が映り込むことはほとんどなかった。北朝鮮メディアは、要員に邪魔されずに住民らと身近に触れ合う最高指導者像をアピールしてきた。安倍氏の事件を受け、北朝鮮当局が親しみやすさの宣伝効果を落としてでも、警護要員の姿をあえて誇示する欧米スタイルの見せる警護に転換した可能性がある


2022.07.28-JIJI COM-https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072800270&g=int
正恩氏、尹政権名指し警告 先制攻撃なら「全滅」、韓国も反論

  【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は27日の演説で、韓国の尹錫悦政権が先制攻撃のような動きを見せれば尹政権とその軍隊は全滅する」と警告した。正恩氏が尹大統領を名指しで批判するのは初めて。朝鮮中央通信が28日報じた。

  正恩氏は、尹政権が6日に、ミサイル発射の兆候を察知し破壊する先制攻撃を含む防衛態勢「3軸体系」の強化を発表したことなどに反発したとみられる。韓国大統領府は28日、「大統領の実名を挙げて政府に対し威嚇発言をした」ことに「深い遺憾」を表明した。また、強固な米韓同盟で「いかなる挑発にも強力かつ効果的に対応できる態勢を常に整えている」と強調した。
  27日は朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結から69年に当たり、正恩氏は平壌で行われた記念行事で演説した。正恩氏は、米国が敵対的行為を続けているとして「いかなる軍事的衝突にも対処する徹底した準備ができている」と主張。日米韓が7回目の核実験強行を警戒する中、「核戦争抑止力を迅速に動員する万全の態勢にある」と核戦力を誇示した。
  さらに「歴代のどの保守政権をも上回る同族対決政策に執着」していると主張。「尹錫悦とその軍事やくざ」とののしる場面もあった。


2022.07010-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220710/k10013711291000.html
北朝鮮 ロケット砲を複数発射か 韓国軍・米軍が警戒監視強める

  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が10日午後、ロケット砲を複数発射したとみられると発表し、アメリカ軍とともに警戒と監視を強めています。

  韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、北朝鮮は10日午後6時21分から37分ごろにかけて、ロケット砲を複数発射したとみられるということです。
  飛行距離など詳しい状況は公表されていませんが、韓国の通信社、連合ニュースは、朝鮮半島西側から黄海に向けて2発ほどが発射されたとみられると伝えています。
  また、韓国大統領府は、キム・ソンハン(金聖翰)国家安保室長が合同参謀本部から報告を受けて軍の態勢を確認したと発表していて、韓国軍はアメリカ軍とともに北朝鮮への警戒と監視を強めています。
  これに先立って韓国国防省は、アメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機F35A6機が今月5日に韓国に到着し、14日まで韓国軍と共同訓練を行うと発表していました。
  韓国メディアは、北朝鮮が今月から夏の訓練に入っていると伝えているとともに、アメリカ軍と韓国軍の共同訓練に対して、ロケット砲の発射で反発する姿勢を示したのではないかという見方も出ていると報じています。


2022.06.13-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/689575b6a9af5199f654041bd601f0dfdd0edd95
北朝鮮が放射砲5発を発射か

  【ソウル=時吉達也】韓国軍合同参謀本部は12日、北朝鮮が放射砲(多連装ロケット砲)数発を発射したとみられると発表した。

  聯合ニュースは北朝鮮の西海岸地域から朝鮮半島西方の黄海に向け、5発前後が発射されたと報じた。
  北朝鮮による挑発は、平壌など4カ所から日本海に向けて短距離弾道ミサイル8発を発射した今月5日以来、1週間ぶり。北朝鮮メディアは13日午前のニュースで、放射砲発射について報じなかった。
  韓国軍によると、12日午前8時7分ごろから同11時3分ごろ、放射砲と推定される数発の航跡が確認された。
  韓国軍は声明で「わが軍は監視と警戒を強化しており、韓米間で緊密に協力しながら徹底した備えを維持している」と述べた。

  金正恩(キムジョンウン)総書記は8~10日に開かれた朝鮮労働党中央委員会の拡大総会で、「わが国の安全環境は極めて深刻であり、周辺情勢は一層極端に激化し得る危険性を帯びている」と強調。予定を前倒しして国防力強化を急ぐ方針を示していた。


2022.06.13-Yahoo!Japanニュース(読売新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/48b784b3ef75ad9168551b31c82268c83f479d45
北発射は「黄海に向けロケット砲5発」…米韓けん制の狙いか

  【ソウル=溝田拓士】韓国軍合同参謀本部12日、北朝鮮が同日午前8時7分頃から同11時3分頃までの間、ロケット砲と推定されるものを数発発射したと発表した。韓国の聯合ニュースは、北朝鮮の西海岸地域から約5発が黄海に向けて発射されたと伝えた。

  軍事的緊張を高めて米韓をけん制する狙いがあるとみられる。韓国の金泰孝(キムテヒョ)国家安保室第1次長は会議を招集し、今後の対応方針などを確認した。韓国軍は監視態勢を強化している。


2022.06.05-東洋経済ONLINE(読売新聞)-https://toyokeizai.net/articles/-/594789
北朝鮮、過去最多の弾道ミサイル8発を日本海へ
(3地点以上から同時発射も初、06年・09年超える)

  【ソウル=溝田拓士】韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮が同日午前9時8分頃から同43分頃の間、 平壌(ピョンヤン) の 順安(スナン) 付近などから日本海に向けて短距離弾道ミサイル8発を発射したと発表した。1日の発射回数では、2006、09年の7発を超えて最多となる。

  韓国軍によると、発射地点は平壌・順安のほか、北朝鮮西部・ 平安南道(ピョンアンナムド) の 价川(ケチョン) 、北西部・ 平安北道(ピョンアンプクト) の 東倉里(トンチャンリ) 、東部・ 咸鏡南道(ハムギョンナムド) の 咸興(ハムフン) の4か所各地から2発ずつ発射されたとみられ、移動式発射台(TEL)が使われた模様だ。飛行距離は約110~670キロ・メートル、高度約25~90キロ・メートル。速度はマッハ3~6だった。

  日本の防衛省も、3か所以上の地点から少なくとも6発の弾道ミサイルが発射されたのを探知した。いずれも北朝鮮東側の沿岸付近と日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。日本の船舶などへの被害は確認されていない。
  北朝鮮のミサイル発射は5月25日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む計3発を発射して以来今年17回目。岸田首相は5日、視察先の福島県葛尾村で記者団に「国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて許すことはできない」と強く非難した。
  日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。外務省の船越健裕アジア大洋州局長は5日、米国のソン・キム北朝鮮担当特使、韓国外務省の 金健(キムゴン) 朝鮮半島平和交渉本部長と電話協議し、3か国で緊密に連携して対応することで一致した。

  日本が確認した6発は、北朝鮮の東岸と西岸、内陸部から発射され、最高高度は約50~100キロ・メートル、飛行距離は約300~400キロ・メートルだった。3か所以上の地点から多数の弾道ミサイルをほぼ同時に発射するのは初めてだという。岸防衛相は「(一斉発射で迎撃を難しくする飽和攻撃などに必要な連続発射能力の向上といった狙いがある」と述べた。米国と韓国が2~4日に米原子力空母ロナルド・レーガンも参加した合同軍事演習を実施したことに、北朝鮮が反発した可能性がある。
  韓国の聯合ニュースによると、変則軌道で飛ぶイスカンデル型「KN23」、北朝鮮版ATACMS(陸軍戦術ミサイルシステム)「KN24」などを組み合わせたとの見方が出ている。
  韓国政府は国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催。様々な地点から多様なミサイルを連続発射したことは「安保態勢を試す挑戦」だとして、対応策を強化する方針を確認した。


2022.05.25-Bloomberg-https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-24/RC67DWT0G1KW01
北朝鮮が弾道ミサイル3発発射か、米大統領のアジア訪問直後

  北朝鮮は25日、弾道ミサイルの可能性があるものを少なくとも3発発射した。韓国軍が発表した。バイデン米大統領は韓国と日本の訪問を終えたばかりで、両国訪問時には北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が突きつける安全保障上の脅威について議論していた。

  韓国軍合同参謀本部の発表によれば、飛翔体は午前6時ごろと6時37分、6時42分に平壌の空港近くから北朝鮮の東海岸沖に向けて発射された。
  岸信夫防衛相によれば、飛翔体は日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下した。うち1発は最高高度約550キロで約300キロ飛行したほか、最高高度約50キロで変則軌道で約750キロ飛行したものもあった。航空機や船舶に被害は確認されていないが、「国際社会の平和と安定、安全を脅かすものであり断じて許容できるものではない」とし、北朝鮮に抗議した。

  ホワイトハウスによると、バイデン大統領は発射について説明を受けた。米軍は今回のミサイル発射が同国に差し迫った脅威ではないとの見解を示した。
  北朝鮮は通常、翌日まで発射に関してコメントしない。北朝鮮による今年のミサイル発射は記録的ペースで、米国の迎撃を回避し同国とアジアの同盟国に対する核攻撃の脅威を高めることを狙ったさまざまなミサイルの発射実験を繰り返している。
  米ランド研究所の政策アナリスト、スー・キム氏は「金総書記はバイデン大統領のアジア訪問後に沈黙したままであることは北朝鮮の性格に合わないと判断したのだろう」と指摘。米韓首脳会談の成功や、北朝鮮との交渉に米国側の熱意が乏しい現状を踏まえ、「金総書記は兵器能力を強化し誇示する決意を示し続けるだろう」と語った。
  バイデン米大統領は20-24日、韓国と日本を訪問していた。米政府が前後数日間にミサイル発射実験か核実験、あるいは両方が行われる可能性があるとの見方を示したほか、再び大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射の準備をしているようだと韓国政府の当局者が指摘していた。

  北朝鮮は12日にも短距離弾道ミサイル3発を発射していた。3月に2017年以来初のICBMを試射し、朝鮮半島情勢はここ数年見られなかったレベルまで緊張が高まっていた。
  金正恩朝鮮労働党総書記は4月25日夜に行った軍事パレードの演説で、核戦力の強化を急ぐと表明。過去6回の核実験を実施した豊渓里の施設でトンネルを修復するような動きも見られている。


2022.05.18-東京新聞-https://www.tokyo-np.co.jp/article/178043
北朝鮮、新たに23万人超が発熱 コロナ疑い、計171万5千人超

  【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、コロナ感染が疑われる発熱患者が、17日夕までの1日で新たに23万2800人超確認され、6人が死亡したと伝えた。4月末からの発熱患者の累計は171万5千人超、死者の合計は62人になった。

  同通信は、朝鮮労働党の政治局常務委員会が17日に平壌で開かれ、感染状況が「好転した」との認識の下で討議が行われたと伝えた。発熱患者の確認数が2日連続で減っており、これを根拠にしている可能性がある。
  会議で金正恩党総書記は、政府幹部らの消極的な態度などが事態を「一層複雑、困難にするだけの結果」を招いたと述べ、政府対応を批判した。


2022.05.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220517-JPJWJVU6NFIRTDIS3QOCZGJFMI/
中国が北朝鮮にコロナ支援 瀋陽から空路で医薬品運ぶ

  【北京=三塚聖平】中国が、新型コロナウイルスの感染者が急拡大している北朝鮮への支援に乗り出したことが17日、分かった。中朝関係者が明らかにした。北朝鮮の高麗(コリョ)航空機が16日、中国遼寧省瀋陽の空港に到着し、医薬品を積んで北朝鮮に戻ったという。

  中国は、対米牽制の思惑から北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権への支援姿勢を強めている。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も北朝鮮に医薬品支援を行う考えを表明しており、韓国に先駆けてコロナ対策に協力することで存在感を高める思惑もうかがわれる。
  関係者によると、支援物資は今後も航空機のほか、遼寧省大連の港から船舶でも運ばれるという。北朝鮮に中国の医療関係者を送るという情報もある。医療関係者には、1日当たり2000元(約3万8000円)が支払われるという。

  中朝は4月、遼寧省丹東での感染拡大を受け、丹東と北朝鮮・新義州(シニジュ)を結ぶ貨物列車の運行を一時停止した。陸路貿易により北朝鮮で感染が広がったという見方もあり、今回の支援は空路と海路を通じたものになるという。中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は17日の記者会見で、対北支援について把握していない」と述べるにとどめた。


2022.05.16-中日新聞-https://www.chunichi.co.jp/article/471018
北朝鮮、累計121万人超が発熱 50人死亡、薬品供給不足に批判

  【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け政治局非常協議会を開催、金正恩総書記は住民に医薬品が十分に供給されていないとして内閣を強く批判した。朝鮮中央通信が16日報じた。15日夕までの1日で発熱患者約39万2900人が新たに確認され、8人が死亡。累計では121万3千人超が発熱し、死者は計50人になった。金氏は首都平壌での医薬品安定供給へ朝鮮人民軍の軍医投入を決め、党中央軍事委員会の特別命令を出した。

  16日の朝鮮中央テレビによると、14日夕の段階で平壌の42人など全国で少なくとも計168人の新型コロナ感染が確認された。


2022.05.14-JIJI COM.-https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051400227&g=int
新たに17万人超発熱、21人死亡 正恩氏「建国以来の大動乱」―北朝鮮

  【ソウル時事】新型コロナウイルス感染が急拡大しているとみられる北朝鮮で13日、新たに約17万4440人の発熱者が出て、21人が死亡した。朝鮮中央通信が14日伝えた。発熱者の数は12日の約1万8000人から1日で10倍近くに増えており、感染爆発の様相が深まっている。

  累計で発熱者は約52万4440人、死者は27人となり、約28万810人が治療を受けているという。同通信は13日、隔離や治療を受けている人は約18万7800人と報じていた。
 同通信によると、金正恩朝鮮労働党総書記は14日、新型コロナのオミクロン株感染に関連した党政治局の協議会で「世界的に新型コロナの拡散状況が深刻なように、わが国でも拡散が建国以来の大動乱であると言える」と表明。「党と人民が団結し防疫闘争を強化していけば危機を克服できる」と訴えた。


2022.05.13-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220512/k10013623551000.html?utm_int=all_contents_just-in_001
北朝鮮 弾道ミサイル3発発射 EEZ外に落下か

  12日夜、北朝鮮から弾道ミサイル3発が東の方向に発射されました。いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定され、これまでのところ日本の航空機や船舶の被害などの情報は確認されていないということです。防衛省は引き続き情報収集と分析を進めています。

  防衛省によりますと、12日午後6時28分ごろ、北朝鮮の西岸付近から弾道ミサイル3発が東の方向に発射されたということです。3発ともに最高高度はおよそ100キロ、飛んだ距離は、通常の軌道であればおよそ350キロと推定されています。また、いずれも落下したのは北朝鮮東岸の日本海で、日本のEEZ=排他的経済水域の外側と推定されるということです。これまでのところ、日本の航空機や船舶の被害などの情報は確認されていません。
ミサイル発射 ことしに入って15回目
  防衛省によりますと、北朝鮮が弾道ミサイルなどのミサイルを発射したのは、先週7日以来で、ことしに入って15回目です。これまでに、1月に7回、2月に1回、3月に3回、先月は1回、それぞれ弾道ミサイルなどの発射を繰り返し、今月は3回目になります。
  これまでの14回のうち、12回は弾道ミサイルと推定され、もう1回も弾道ミサイルの可能性が指摘されています。残りの1回は長距離巡航ミサイルと推定されています。
  このうち、3月24日の弾道ミサイルは、日本のEEZ=排他的経済水域の内側の、北海道の渡島半島の西およそ150キロの日本海に落下したと推定されています。
  飛しょう時間が過去最長のおよそ71分で、通常より角度をつけて打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、最高高度が6000キロを超えてこれまでで最も高いと推定されています。
  この弾道ミサイルについて防衛省は、2017年11月のICBM=大陸間弾道ミサイル級の弾道ミサイル「火星15型」の発射時の4000キロを大きく超える高度で、おととし10月の北朝鮮の軍事パレードで初めて確認された新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルとみて分析を続けており、通常の弾道であれば、弾頭の重さ次第では、射程が1万5000キロを超え、アメリカ全土が射程に含まれる可能性があるということです。
  このため、政府は「次元の異なる深刻な脅威だ」として非難するとともに、北朝鮮が挑発行為を繰り返すおそれがあると見て、アメリカや韓国などと連携して、警戒を強めています。
岸防衛相「断じて容認できない」
  岸防衛大臣は、12日夜7時半すぎ、防衛省で記者団の取材に応じ、北朝鮮がことしに入ってから15回に及ぶ極めて高い頻度で弾道ミサイルなどの発射を繰り返していると指摘し「昨今の北朝鮮による核・ミサイル関連技術の著しい発展は、わが国や地域の安全保障にとって看過できない」と述べました。
  そのうえで「弾道ミサイルなどのたび重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない。ウクライナへの侵略が発生している中で立て続けにミサイルを発射していることは許されない」と述べ、国連安保理決議に違反するものだとして非難し、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにしました。
  防衛省によりますと、北朝鮮が一度に3発以上の弾道ミサイルを発射したのは、2017年3月に、中距離弾道ミサイルの「スカッドER」を4発発射して以来だということです。
政府 官邸対策室に緊急参集チームを招集
  政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
日米高官 日米韓の緊密連携を確認
  北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、外務省の船越アジア大洋州局長は、12日夜、アメリカ国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表とおよそ15分間、電話で協議しました。
  この中で、両氏は、韓国のユン新政権の発足直後となる12日の発射も含め、北朝鮮が核・ミサイル技術の開発を強化していることは、国際社会への明白かつ深刻な挑戦だという認識を共有しました。

また、北朝鮮が国内での新型コロナの感染確認を明らかにしたことなど最新情勢について分析しつつ、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、引き続き、日米両国や韓国を加えた3か国で緊密に連携することを改めて確認しました。
米軍 ミサイル発射は地域を不安定化させること浮き彫りに
  アメリカのインド太平洋軍は、北朝鮮が12日、弾道ミサイルを発射したことを受けて声明を発表しました。
  声明では「同盟国などと緊密に協議している。今回の発射はアメリカの国民や領土、それに同盟国に対する差し迫った脅威ではないと判断している」としています。
  そのうえでミサイルの発射は、北朝鮮の違法な兵器開発計画が地域を不安定化させることを浮き彫りにするものだと指摘するとともに、日本と韓国の防衛に対するアメリカの関与は揺るぎないと強調しました。
韓国 ユン政権 北朝鮮を強く非難
  韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が12日午後6時29分ごろ、首都ピョンヤン郊外の国際空港があるスナン(順安)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射したと明らかにしました。
  また飛行距離はおよそ360キロ、高度はおよそ90キロだったとしていて、軍の関係者は、20秒間隔で発射されたと説明しています。
  通信社の連合ニュースは、北朝鮮で「超大型ロケット砲」と呼ばれる短距離弾道ミサイルだと韓国軍が見ていて、このミサイルが発射されるのはおととし3月以来で、3発続けての発射は初めてだと伝えています。
  10日発足したばかりのユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は、12日夜、緊急の会議を開いて対応を協議し、たび重なるミサイルの発射は朝鮮半島や北東アジアの緊張を高め、国際的な平和と安全を脅かす挑発行為だとして、北朝鮮を強く非難しました。
  ユン大統領はアメリカとの同盟関係を基盤に北朝鮮に対する抑止力の強化を掲げているうえ、今月21日にはアメリカのバイデン大統領との初めての首脳会談を控えていて、今回の発射には米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。
  また北朝鮮は12日、新型コロナの感染確認を初めて明らかにし、「最大非常防疫態勢」に移行するとともに、キム・ジョンウン(金正恩)総書記がすべての市や郡を封鎖するよう指示していて、内部の引き締めを図りたい思惑もありそうです。
  一方、ユン政権は「こうした状況の中でも住民の生命と安全に背を向け、ミサイルの発射を続ける北の行動は嘆かわしい」と批判しています。
国際部デスクが解説
【Q1】
  このタイミングでの発射、北朝鮮のねらいは?。
【A1】
  飛しょう体の種類や飛行距離など詳しいことは分かっていませんが、韓国軍の合同参謀本部は弾道ミサイルだとしています。韓国では10日、保守系のユン・ソンニョル大統領が就任しました。ユン大統領は米韓同盟を基盤に、北朝鮮に対する抑止力を強めていくとしているだけに、今回の発射には、米韓両国をけん制する狙いがありそうです。
  また、ユン大統領は就任式での演説で北朝鮮に対し、実質的な非核化に転じるよう呼びかけ、対話する用意があるという姿勢を示したばかりですが、間を置かずに発射することで、応じるつもりはないと反発した形です。
【Q2】
  今後の焦点は?
【A2】
  まずは、今回の飛しょう体が具体的に何なのかがポイントです。北朝鮮は、去年打ち出した「国防5か年計画」に基づき、新型ミサイルの発射実験を相次いで行ってミサイルの多様化を進めています。キム総書記は先月の軍事パレードの際の演説で「核武力を最大限の速度で、さらに強化、発展させるための措置を取っていく」と述べており、次の出方も焦点です。
  2018年に閉鎖したとしていた北東部プンゲリにある核実験場では、南側の坑道で新たな動きが衛星写真で捉えられています。
日米両政府は、今月中にも7回目の核実験の準備を終える可能性があると分析していて、核弾頭の小型化・軽量化を進めるため核実験を強行するという見方が出ています。
  来週21日には、アメリカのバイデン大統領が韓国を訪問し、米韓首脳会談が予定されています。
北朝鮮が、米韓同盟や日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけようと、さらなる挑発に出ることも予想され、関係国による警戒と監視が続きそうです。


2022.05.13-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220513/k10013623981000.html
北朝鮮 これまでに35万人余りが発熱 18万人以上が隔離や治療

  新型コロナウイルスの感染者を初めて確認したと発表した北朝鮮は、先月下旬以降、発熱の症状があった人が全土で35万人余りに上り、これまでに18万人以上が隔離されたり治療を受けたりしていると明らかにしました。

  キム・ジョンウン(金正恩)総書記は、首都圏を中心に発熱の患者が急増しているのは防疫態勢に弱点があるからだとして、感染拡大を徹底して抑え込むよう指示しました。
  北朝鮮は12日、新型コロナウイルスの感染者を初めて確認したとして「最大非常防疫態勢」に移行すると発表し、キム・ジョンウン総書記がすべての市や郡などを封鎖する考えを示しました。

  13日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム総書記が12日に国家非常防疫司令部を視察し、感染状況について報告を受けたと伝え、掲載された写真には、キム総書記が手元にマスクを置いて幹部たちに話をする姿や、防護服を着た作業員が整列している様子が写っています。
  報告では「先月下旬から原因不明の熱病が全土で爆発的に拡大している」としたうえで、発熱の症状があった人は35万人余りに上り、そのうち16万2200人余りが完治したということです。

  また、12日は一日で新たに1万8000人余りに発熱の症状が確認されたほか、これまでに18万7800人余りが隔離されたり治療を受けたりしていて、オミクロン株の感染者1人を含む6人が死亡したとしています。
  キム総書記は「首都圏を中心とした同時多発的な熱病の拡散は、われわれの防疫態勢にも弱点があることを示した」と指摘し、感染拡大を徹底して抑え込むよう指示しました。
米「現時点で北朝鮮にワクチン提供する予定なし」
  北朝鮮が国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを初めて明らかにしたことに関連して、アメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議の報道担当者は12日、NHKの取材に対して、北朝鮮に現時点でワクチンを提供する考えはないことを明らかにしました。
  この中で報道担当者は北朝鮮はワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAXファシリティ」からのワクチン提供を繰り返し拒否してきたと指摘しました。
  そのうえで「アメリカは現時点でワクチンを北朝鮮に提供する予定はないが、最も弱い立場にある北朝鮮の人々に人道支援を提供するための国際的な取り組みを引き続き支援する」としています。


2022.05.12-JIJI COM.-https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051200333&g=int
北朝鮮で新型コロナ初確認 「最重大非常事件」、封鎖を指示

  【ソウル時事】朝鮮中央通信は12日、北朝鮮で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が確認されたと報じた。2020年1月に国境を封鎖した北朝鮮が、新型コロナの感染例を認めるのは初めて。朝鮮労働党は12日、金正恩総書記が出席して政治局会議を開催。「最大非常防疫態勢」に移行しつつ、国防や経済活動の維持に向け対策を講じると決定した。

  正恩氏は、全国のすべての市、郡を「徹底的に封鎖」しつつ、事業所ごとに隔離した状態で生産活動を維持するよう指示。「ウイルスの伝播(でんぱ)空間を隙間なく完全に遮断する」ことを求めた。備蓄していた予備の医薬品を活用する措置も取る。
  感染は、平壌の発熱者から採取した検体の遺伝子配列分析により今月8日に判明。同通信は「20年2月以降2年3カ月かけ強固に守ってきた非常防疫戦線」が破られる「国家最重大非常事件」と伝えた。


2022.05.08-Yahoo!Japanニュース(中央日報)-https://news.yahoo.co.jp/articles/80837ef07bc40c437b2df49a2816f108ddd2407d
北朝鮮、ICBMに続き今度はSLBM…尹次期大統領就任控えリレー挑発

  韓国合同参謀本部は、北朝鮮が7日午後2時7分ごろに咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)沖の海上から東海上に向け撃った飛翔体潜水艦発射短距離弾道ミサイル(SLBM)だと明らかにした。

  尹錫悦ユン・ソクヨル)次期大統領就任3日前で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される弾道ミサイルを撃って3日ぶりに再び武力示威を行ったのだ。
   合同参謀本部は北朝鮮がこの日撃った弾道ミサイル1発の飛行距離は約600キロメートル、高度は60キロメートル余りと探知したとし、細部諸元は韓米情報当局が精密分析を進めていると明らかにした。
  その上で「最近北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射は韓半島(朝鮮半島)だけでなく国際社会の平和と安定を害する深刻な威嚇行為。
  国連安保理決議に対する明白な違反で即時中断することを強く促す」と付け加えた。 続けて「わが軍は韓米間で緊密に状況を共有し追加発射に備えて関連動向を追跡監視しながら万全の対備態勢を維持している」とした。


2022.05.04-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20220504/k00/00m/030/080000c
北朝鮮が弾道ミサイル発射 日本海に向け1発、今年14回目-【渋江千春(ソウル)、源馬のぞみ、川口峻】

  防衛省は4日、北朝鮮が同日午後0時2分ごろ、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表した。防衛省は発射後の軌道や飛距離など詳細について分析を進めている。 北朝鮮による飛翔(ひしょう)体の発射は4月16日以来で、今年に入ってから14回

  鬼木誠副防衛相は記者団に対し、ミサイルは北朝鮮西岸付近から東方向に発射され、北朝鮮東岸の日本の排他的経済水域(EEZ)外側の日本海に落下したとみられると明らかにした。推定の最高高度は約800キロ、飛行距離は500キロ程度。海上保安庁は、ミサイルは午後0時25分までには落下したとしており、飛行時間は20分程度と推測される。
  韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルの発射地点は平壌の順安(スナン)付近とみられる。北朝鮮は2月27日から3月24日までに計4回、順安付近から大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイルを発射していた。

  岸田文雄首相は訪問先のイタリア・ローマで記者団に「北朝鮮は高い頻度で発射を繰り返している。一連の北朝鮮の行動は地域や国際社会の平和と安全、安定を脅かすものであり断じて容認できない」と指摘。「(国連の)安全保障理事会決議違反であり、強く非難するとともに抗議した」と説明した。
  韓国青瓦台(大統領府)は4日午後、緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き「強く糾弾する」と非難した。10日に尹錫悦(ユンソンニョル)次期政権が発足することを踏まえ、対応に万全を期すとした。 尹氏から国防相に指名されている李鐘燮(イジョンソプ)元韓国軍合同参謀本部次長は国会での人事聴聞会で「ICBMの可能性もあるが、それより飛距離が短いミサイルの可能性もある」と述べた。
  北朝鮮は4月25日に軍事パレードを開催、演説した金正恩朝鮮労働党総書記が「どんな勢力であれ、我が国家の根本利益を侵奪するなら、我々の核兵力は第2の使命を決行せざるを得ない」と述べ、限定的な「戦術核」の実戦使用を示唆。引き続き核・ミサイル開発を続ける考えを強調していた。【渋江千春(ソウル)、源馬のぞみ、川口峻】


2022.04.16-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e571cf23c2c13ffa858d4e281ce133b2e7bcaa03
平壌で数万人がデモ行進 金日成生誕110年、正恩氏も参観

  【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、故金日成(キム・イルソン)主席生誕110年の記念日だった15日に首都、平壌で市民ら数万人による記念日を祝うデモ行進が実施され、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記も参観したと伝えた。

   金主席をたたえるプラカードを手に行進する市民らに対し、正恩氏が手を振って応え、祝賀ムードを盛り上げたとしている。
  正恩氏は15日、祖父の金主席と父、金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺体が安置された平壌の錦繡山(クムスサン)太陽宮殿も参拝。夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏や党の幹部らが同行した。


2022.04.12-Yahoo!Jpanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/9ba7fcfcacc88546950f438dd7e8ba9d4dd90f93
米韓が北にらみ事前演習 米空母、近海に4年半ぶり

  【ソウル=桜井紀雄】米韓両軍は、12~15日の日程で合同軍事演習の事前演習に当たる危機管理参謀訓練を開始した。18~28日には本演習である合同指揮所演習が行われる。

  北朝鮮は実施前から米韓演習に激しく反発。米韓は、北朝鮮が対抗措置として核実験や弾道ミサイル発射など、新たな軍事的挑発に踏み出す可能性を警戒している。
  また、韓国の聯合ニュースなどによると、米原子力空母エーブラハム・リンカーン」が12日、韓国東部沖の日本海に入った。軍事的挑発を強める北朝鮮を牽制する狙いとみられる。 米空母の韓国近海入りは2017年11月以来、約4年半ぶり。

  前回は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射や6度目の核実験を受けて米空母3隻が日本海入りし、自衛隊や韓国軍とそれぞれ訓練を実施した。今回、空母は5日間程度この海域にとどまる見込みだが、演習への参加予定は伝えられていない。
  危機管理参謀訓練は、局地的な軍事挑発やテロといった突発状況への対処態勢を点検する。本演習では、主にコンピューターシミュレーションにより、北朝鮮の本格的攻撃を想定した防御と反撃の訓練を行う。

  北朝鮮では15日に金日成(キム・イルソン)主席生誕110年、25日に朝鮮人民革命軍創建90年の節目を迎えることから、大規模な軍事パレードのほか、7回目の核実験や新たなミサイル発射を実行する可能性が警戒されている。 北朝鮮が18年に廃棄を宣言した北東部、豊渓里の核実験場では、入り口を爆破した坑道を復旧させるための掘削とみられる活動が衛星写真で捉えられている。潜水艦基地のある東部、新浦でも新たな潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射準備の可能性がある動きが観測されている。


2022.04.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220405-6C4IPE7D5ZNDDIDVPUAJTGGRHU/
金正恩妹、核兵器使用を明言 韓国国防相の先制攻撃発言受け

  【ソウル=時吉達也】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は4日付の談話で、韓国側が軍事的対決」に踏み切った場合には戦争初期に核兵器を使用すると明言し、韓国軍が「全滅に近い悲惨な運命を甘受しなければならない」と警告した。朝鮮中央通信が5日、報じた。

  与正氏は、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防相が北朝鮮による「ミサイル発射の兆候が明確な場合」に先制攻撃を行うと言及したことについて、「取り返しのつかない極めて大きな失敗だった」と改めて非難。韓国は「(北朝鮮の)主敵ではない」「戦ってはならない同じ民族」などと強調した上で、韓国側が先制攻撃などを行った場合には「戦争初期に主導権を掌握し、長期戦を防いで軍事力を保存するため、核戦闘武力が動員される」と述べた。
  与正氏は2日付の談話でも、徐氏の発言に反発し「深刻な脅威に直面することになる」と韓国側に警告していた。この日の談話は前回同様、北朝鮮が「核保有国」であると強調。

  核兵器の使用は「脅しではない」と主張した。


2022.04.05-Yahoo!Japanニュース(テレ朝 News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/ac6bfbcbc08092d944944dc348fff349faa130f4
金与正氏“核”ちらつかせ韓国側を牽制 「戦ってはならない同じ民族だ」主張も

  北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正(ヨジョン)氏が核をちらつかせ韓国側を牽制(けんせい)しました

  金与正氏(4日付の談話):「南朝鮮が敵対を選べば、やむを得ず核戦力の任務を遂行することになる」。北朝鮮の金与正氏が韓国に対して「各保有国相手に妄想を慎むべきだ」と牽制。さらに、戦争になれば…。
  金与正氏(4日付の談話):「長期戦を防ぐため、核戦力が動員される。南朝鮮軍は全滅に近い惨状になる」。今回、与正氏が激怒した訳は、この人物の発言でした。
  徐旭(ソ・ウク)国防相(韓国):「韓国に対するミサイル発射の兆候が明確な場合、発射地点や指揮・支援施設を精密に打撃できる能力と態勢を備えている」 。
  これまで北朝鮮に対して刺激することを避けてきた文在寅(ムン・ジェイン)政権ですが、1日、韓国の徐旭国防相が先制攻撃に言及したことは異例です。この発言に対して与正氏は猛烈に批判していますが、一方で…。「我々は南朝鮮へ銃砲弾の1発も撃たない」「戦ってはならない同じ民族だ」とも主張しています。
  与正氏は2日付の談話では韓国の徐旭国防相を「ごみ」と切り捨てていて、韓国社会と次期政権に揺さぶりを掛けています。この金正恩総書記の妹・与正(ヨジョンが核をちらつかせ、韓国側を牽制しました。








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