イラン問題-1



2022.09.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220921-RBRKZSBRUJK2PC5NKZ2X4Z6VPU/
イランで抗議デモ拡大 スカーフ着用めぐり拘束された女性死亡

  【カイロ=佐藤貴生】イランの首都テヘランで先週、国教のイスラム教に準じた服装をしていないとして警察に拘束された女性が死亡し、国内各地に抗議デモが拡大している。昨年就任したライシ大統領は保守派の聖職者で、女性の服装の取り締まりが強化されるとの見方が出ていた。

  死亡したのは西部クルディスタン州出身のマフサ・アミニさん(22)。ロイター通信によると、テヘランに滞在していた先週、頭髪を覆うスカーフ「ヘジャブ」の着用の仕方が不適切だとして、風紀を取り締まる警察に拘束された後に死亡した。
  警察は心臓発作が原因だとしたが、父親はアミニさんに健康上の問題はなく、拘束中に足を負傷して苦しんでいたと述べ、警察に責任があると主張した。
  これを受け、アミニさんの出身地クルディスタン州のほか中部イスファハンなどに抗議デモが拡大。治安部隊が鎮圧に乗り出して少なくとも3人が死亡した。イランの人権団体は13の都市でデモが行われ、250人が拘束されたとしている。テヘランでは最高指導者ハメネイ師を非難して行進する一団もいたという。

  イスラム教シーア派の法学者が統治するイランでは、女性はヘジャブで頭髪を覆い隠すよう義務付けられている自由を求める女性の間では反発が強く、数年前には抗議のためにヘジャブを脱いだ動画をSNS(交流サイト)に投稿する運動が広がり、数十人が拘束された。


2022.09.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220913-J5X62JWH4ZKLLKD6VWVDC2YIMU/
イラン女性がサッカー観戦 国内リーグ、79年革命後初

  1979年の革命以降は女性が男子サッカーを観戦することが事実上、禁じられてきたイランで8月下旬、女性のサッカー観戦が認められた国際サッカー連盟(FIFA)の働きかけによるもので、英BBC放送は地元報道を引用しながら「女性が国内リーグの試合に公式に入場を認められたのは革命後初」と意義を伝えた。

  厳しいイスラム体制下のイランでは、公共の場で男女が同席することは好ましくないとの考えがある。
  テヘランのアザディ競技場で行われた8月25日の試合は約500人の女性たちが見届け、同31日の試合でも同様に入場が認められた。ロイター通信の取材に応じた女性ファンは「女性がスタジアムに入ることを許されるのは、素晴らしいこと。私たちと男性の違いは何?」と訴えた。(共同)


2022.07.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220713-MFOBBGPESRMVTPEWSQTUNPFBQY/
露大統領、イラン訪問へ トルコ大統領と3首脳会談

  ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、プーチン大統領が今月19日にイランの首都テヘランを訪問し、ライシ大統領やトルコのエルドアン大統領と会談すると明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。3首脳会合のほか、2国間会談も行われる予定という。

  トルコは交戦を続けるロシアとウクライナの停戦仲介や、ロシアによる黒海封鎖で停滞しているウクライナの穀物輸出再開に向けた外交努力を続けており、プーチン、エルドアン両氏の会談ではウクライナ問題が主要議題になるとみられる。3首脳の会談ではシリア問題も協議される見込み。 トルコは3月末にイスタンブールで開かれたロシアとウクライナの停戦交渉を仲介。エルドアン氏はプーチン氏との5月の電話会談で、ロシアとウクライナに国連を加えた会談開催を提唱した。両氏は今月11日にも電話会談し、ウクライナ問題のほかシリア問題などを協議した。(共同)


2022.06.11-niftyニュース(時事通信社)-https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1681876/
イラン、カメラ27台撤去へ=核合意再建に「致命的」―IAEA

  【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日にウィーンで記者会見し、IAEAがイランの核施設に設置した監視カメラのうち27台を撤去するとイランが通告してきたと明らかにした。米欧主導で、IAEA理事会がイランを非難する決議を採択したことに同国が対抗措置を取った。

  これらのカメラは、イラン核合意が定めるウラン濃縮活動の制限が順守されているか確認するため、中部ナタンズの核施設などに設置された。核拡散防止条約(NPT)の下での査察などを定めた「包括的保障措置協定」に基づき設置されたカメラ約40台は、引き続き稼働するという。
  イランは主要国と核合意の再建交渉を行ってきたが、グロッシ氏は、3~4週間で解決策が見つからなければ、核合意への「致命的な打撃」になると語った。グロッシ氏は6日、イランにある濃縮ウランが、核兵器への使用も排除できない水準を示す「有意量」に達するまであと数週間だとの認識を示していた。 
【時事通信社:JIJI  PRESS】



2021.11.29-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e3cfb057ce4ff017fae165b11e8d264edc7842f9
イラン核協議再開 開発阻止に歯止めなく 米「別の選択肢」も

  【カイロ=佐藤貴生、ワシントン=大内清】イラン核合意の修復をめぐる同国と米国の間接協議を含む合意当事国の協議が29日、ウィーンで再開した。
  イランは核爆弾に必要な核物質を1カ月前後で製造できるともされ、当事国は危機感を強めている。バイデン米政権は対話による解決が不調に終われば「別の選択肢」を検討するとしており、行方は予断を許さない。
  イラン外務省報道官は29日、同国の首都テヘランで記者会見し、交渉団は「真剣な決意と意思」を持ってウィーン入りしたとし、米国がイランに科した制裁の解除を改めて要求した。

   核協議の開催は約5カ月ぶりで、イランで反米保守強硬派のライシ政権が発足してから初めて。2018年に核合意を離脱してイランへの制裁を再開した米国は、英仏独中露とイランの当事国協議に同席せず、欧州連合(EU)の仲介でイランと間接的に協議する。
  イラン側は米国の全制裁の一斉解除が協議再開の目的と強調し、米国に「二度と核合意から離脱しない」との確約を要求している。合意内容を条約とする方法が考えられるが、米国としては議会で与野党が拮抗し、条約批准に必要な票数を確保する見通しが立たない現状では受け入れがたい。
  イラン側の強気の背景には核開発の進展がある。 イランは米国の制裁再開に反発し、合意を逸脱する核関連活動を拡大。今年4月に、核兵器転用可能な濃縮度90%に大きく近づく同60%のウラン製造を始め、加速させている。核爆弾1個分の高濃縮ウラン製造にかかる「ブレークアウト・タイム」は1カ月前後に縮まったとの見方もある。
  イランは国際原子力機関(IAEA)に対し、首都テヘラン西方のカラジの施設への監視も拒否。カラジでは高性能遠心分離機の部品を製造しており、IAEAのグロッシ事務局長は24日、継続的な状況把握が「保証できない段階に近づいている」と危機感を示した。
  イランの核開発に歯止めが利かなくなる中、米政権はウラン濃縮凍結と引き換えに、制裁を限定的に緩和する暫定措置を検討しているとの報道もある。協議の時間を引き延ばす狙いだ。しかし、イランは中国への原油売却を増やして制裁の無力化を進めており、妥協案に応じる見通しは低い。 このためバイデン政権に対しては、中国など第三国によるイラン産原油の購入阻止のために制裁圧力を強化したり、イランの核保有を警戒するイスラエルによる妨害工作を支援したりするなど、強硬な措置を検討すべきだとの声も強い。
  イスラエルのベネット首相は29日、協議開始に先立って声明を出し、「イランには交渉したり、制裁を緩和したりする価値がない」と強い懸念を示した。
  イスラエルは近年、イランの核開発妨害のため、同国内の核施設の破壊工作などに関与してきたとされる。イスラエル軍幹部は11月、イランへの軍事作戦を急ピッチで策定していると述べた。イランに融和姿勢をみせないよう米国にクギを刺す狙いもうかがえる。


2021.09.22-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/0d917422c0bbe5cb4f686ab73819a3a56e62be29
イラン大統領「制裁解除に役立つ対話を検討」 国連演説

  【ニューヨーク=平田雄介】イランのライシ大統領は21日、就任後初となる国連総会での一般討論演説を事前収録したビデオで行った。イラン核合意の修復に向け、米国などによる「全ての制裁が最終的に解除されるために役立つ対話を検討している」と述べた。

  イデン米政権は全面解除には応じない方針で、両者の隔たりが鮮明になった。 イランのロウハニ前政権は制裁解除を求め米国と間接協議を行っていたが、6月の大統領選で反米強硬派のライシ師が勝利してから停止していた。ロイター通信は同日、イラン当局の話として核合意の当事国による修復に向けたウィーンでの交渉が「数週間以内に再開される」と伝えた。
   ライシ師は国連での演説で、トランプ米前政権が核合意を離脱してイランにかけた「最大限の圧力政策は今も続いている」と非難。「米政府の約束は信用しない」と述べ、制裁解除に向けて言葉だけでなく、具体的な行動を取るよう要求した。また、新型コロナウイルス禍の中で行われる制裁は「人道に対する罪だ」とも述べた


2021.08.04-SankeiBiz-https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210804/mcb2108040558003-n1.htm
イラン 反米ライシ師が大統領就任

  【カイロ=佐藤貴生】6月のイラン大統領選で当選した反米の保守強硬派、イブラヒム・ライシ前司法府代表(60)は3日、最高指導者ハメネイ師の認証を受け大統領に就任した。ライシ師は認証式での演説で「非道な経済制裁の解除に向けて行動する」と述べ、米国への対抗姿勢を強調した。国際協調を掲げた穏健派のロウハニ政権に代わり核問題などで強硬姿勢に転じる見通しで、米欧との関係が冷え込みそうだ。

  イランのメディアによると、ライシ師の後ろ盾で反米保守に軸足を置くハメネイ師は認証式の演説で「政権交代は希望を作り出す」と述べ、ライシ師の大統領就任を評価した。同師は5日に国会で就任宣誓し、今月中旬にも新内閣が発足する見通し。反米保守政権の発足は8年ぶりで、ライシ師は1979年のイラン革命以来、8人目の大統領となる。

  ロウハニ政権は2015年、制裁解除の見返りに核開発を自制する核合意を欧米など6カ国と結んだが、トランプ前米政権が18年に合意を離脱して経済制裁を再開。イランも合意に逸脱する行為を重ね、核合意は崩壊寸前の事態にある。ロウハニ政権は4月以降、合意立て直しのため、バイデン米政権と間接協議を行ってきたが、膠着(こうちゃく)状態が続き、次回日程も未定だ。

  ライシ師は米国との間接協議を引き継ぐ方針だ。ただ、大統領選直後には「イランの国益を保証する」ことが目的だとし、米国が科したすべての制裁の解除を要求バイデン政権が目指すミサイル開発などに制限を拡大する交渉には応じないと強調するなど、米国との隔たりは大きい。

  イランは今年、核兵器級に一気に近づく濃縮度60%のウランを製造するなど、核開発技術は合意締結時から格段の進歩を遂げた。保守強硬派のライシ政権は協議を有利に進めるため、一段の核開発を進めて国際社会の不安をあおり、米国に対する圧力を強化する可能性もある。
  半面、米国の制裁が長期化すれば、低迷中の経済のさらなる悪化につながり、国民の不満の矛先が体制に向かう懸念は拭えない。イラン南西部では7月中旬、水不足に抗議するデモが起きたばかりで、治安当局が実弾を発砲して鎮圧したとも伝えられる。

  ライシ師は3日の演説で、外圧に左右されない経済発展を目指すと述べたが、その実現に向けた有効な手立ては見当たらないのが実情だ。
  イランと敵対するイスラエルとの緊張も高まりそうだ。7月29日にはオマーン沖でイスラエル系企業のタンカーが攻撃を受けて英国人ら2人が死亡する事件があり、イスラエルや米英はイランが関与したとして非難を強めている。

  ライシ師は大統領選で約62%を得票して圧勝したが政治経験やカリスマ性に乏しく、投票率は革命後の大統領選としては初めて50%を割り込んだ。支持基盤は盤石とはいえず、国内外に難題を抱えながらの船出となる。







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