イエメン共和国(フウシー派)-1-中東の共和国:アデン海の入口-スエズ運河の入口
2024.03.24-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240324-DULRFJDFGZJS5FI3DVHSKGBNGU/
フーシ派、紅海で中国の商船攻撃 米中央軍が非難
米中央軍は23日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で同日
、中国の商船(パナマ船籍)を対艦弾道ミサイルで攻撃したと発表した。
死傷者はなかった。中央軍は
「フーシ派は中国の船舶を狙わないと表明していたにもかかわらず攻撃した」と非難した。
発表によると、
商船が被害を受けたのは現地時間23日夕。火災が起きたが、すぐに消し止められた。フーシ派は23日未明にも4発の対艦弾道ミサイルを商船周辺に向けて発射していた。米軍は23日午前、フーシ派の無人機6機と交戦。5機は紅海に墜落し、1機はイエメンのフーシ派支配地域に戻っていったという。
(共同)
2024.03.02-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240302-65I33NKX2JOW7MUSQBGQ7VMSJM/
フーシ派の攻撃受けた貨物船沈没 紅海での攻撃開始後初、肥料積載
イエメン暫定政府は2日、
親イラン武装組織フーシ派が2月18日にイエメン沖で攻撃し、乗組員が退避した貨物船が沈没したと明らかにした。AP通信によると、フーシ派が紅海やアデン湾で船舶攻撃を始めてから沈没は初めて。
貨物船はベリーズ船籍で、英国に関係すると報じられている。大量の肥料を輸送していた。米中央軍は、攻撃を受けた後に船から油が流出し、海面に油膜が広がったと明らかにしていた。
一方、米中央軍は1日、フーシ派地域で現地時間同日、フーシ派が紅海へ向けて発射しようとしていた地対空ミサイル1発に対し攻撃したと発表した。フーシ派は紅海に向けて対艦弾道ミサイル1発を発射したが、船舶への被害はなかった。
フーシ派はパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム原理主義組織ハマスに連帯を示し、商船などへの攻撃を繰り返している。
(共同)
2024.01.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240115-EMUDVTGCWRJCPC23IN55W5FF54/
イエメンで船舶にミサイル命中 フーシ派の攻撃か
【ロンドン=黒瀬悦成】商業船舶の航行を監視する英海軍の関連機関「英国海運貿易オペレーション」(UKMTO)は15日、
イエメンの港湾都市アデンから南東に95カイリ(約176キロ)の沖合を航行中の船舶にミサイルが命中したと発表した。ミサイルは上空から飛来し、船舶の右舷に着弾したとしている。
米中央軍によると、親イラン民兵組織「フーシ派」がイエメン国内の支配地域から対艦弾道ミサイルを発射した。船舶はマーシャル諸島船籍の米国のばら積み貨物船。
乗組員らにけがはなく、
船舶に目立った被害は確認されなかった。船舶は航行を続けているという。
2024.01.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240112-MWEOXN4PYVLNPKUCDRVY3LR2LQ/
米英軍攻撃、フーシ派標的60以上 バイデン氏「さらなる措置も」
【ロンドン=黒瀬悦成、カイロ=佐藤貴生】米英両軍は現地時間12日、紅海で船舶への攻撃を繰り返すイエメンの親イラン民兵組織「フーシ派」の拠点を攻撃した。
紅海ではフーシ派による船舶攻撃で国際海運に甚大な悪影響が出ており、「航行の自由」を確保する立場から報復攻撃に踏み切った。
今回の攻撃は、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘開始以降、フーシ派への初の大規模作戦となった。
フーシ派はハマスに連帯を表明し、双方の戦闘に乗じる形で少なくとも27回、イスラエルなどに関連する船舶を攻撃していた。
バイデン米大統領は攻撃に関し、
フーシ派の行為への「直接の反撃だ」とし、
情勢次第で「さらなる(軍事的)措置もためらわない」と述べた。
スナク英首相も声明で、
フーシ派の抑止に向けて英艦船を引き続き紅海に展開させると強調した。
一方、フーシ派は「攻撃者には懲罰を加える」と表明しており、
紅海での緊張が一層高まる事態も想定される。
米軍の発表によると、
攻撃はフーシ派の拠点16カ所の60以上の標的を対象とした。米英メディアによれば、戦闘爆撃機による空爆や艦船、潜水艦からの巡航ミサイル攻撃が実施された。
米政府高官は、ミサイルや無人機の関連施設、レーダーが標的だったと明らかにした。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、フーシ派はミサイルなど73発の攻撃を受け、
5人が死亡、6人が負傷したと明らかにした。
米英首脳は、
今回の攻撃ではカナダとオーストラリア、オランダ、バーレーンの支援を受けたとしている。
米英はまた、豪州やカナダ、ドイツ、韓国など10カ国による共同声明を発表し、「航行の自由や国際通商、船員の命を守るとの共通の決意を示した」と強調した。
声明に日本は加わっていない。
英メディアによると、スナク氏は11日夜に閣議を開き、フーシ派拠点の空爆を決定。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も11日、船舶攻撃をやめなければ
「フーシ派が責任を負うことになる」と警告。11日にはイランがペルシャ湾近海で「米国への報復」として原油タンカーを拿捕(だほ)していた。
2023.12.21-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20231221-ENLWBHZMLVOWVKAPH3EP5HXJTU/
フーシ派「米軍艦も標的」 多国籍部隊に反発
イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏は20日に演説し、
米国がイエメンを攻撃した場合は「われわれは傍観せず、ミサイルや無人機で米国の軍艦や権益を標的にする」とけん制した。
米国はフーシ派による攻撃が増加している紅海で、商船を保護する多国籍部隊を発足させると発表しており、これに反発した形。
紅海は欧州とアジアを結ぶ重要航路。フーシ派はイスラエルと敵対しており、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、イスラエル関連の船舶を標的にすると主張している。フーシ氏は多国籍部隊の発足に関し
「最大の危険は紅海に軍を展開しようとする米国の動きだ」と述べ、警戒を示した。
フーシ氏はイスラエルの船舶やイスラエルの港に向かう船舶を標的にするとの考えを改めて強調した。
(共同)