ISIL-イスラム教アルカイーダー1 (イスラム教スンニ派過激組織)


2023.08.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230811-MCLVAAZLZBKM5CN73ZKAZ4L4RY/
北欧での聖典焼却 イスラム圏への非礼慎め

  北欧のスウェーデンやデンマークで、反イスラムデモ参加者がイスラム教の聖典コーランを燃やしたり、踏みつけたりして、イスラム諸国が強く反発している。
  中東からの移民、難民の増加に伴う反イスラム感情の高まりが背景にある。イラクからの非イスラム教徒の難民がコーラン焼却に関わったケースもある

  コーランはイスラム教徒にとって大切な聖典だ。デモ隊がさまざまな主張を展開する自由は守られるべきだが、コーランを焼いたり毀損(きそん)したりする非礼は望ましくない。イスラム諸国の懸念払拭へ、スウェーデンとデンマークの当局は再発防止に努めるべきである
  放置すればテロや過激な抗議行動を誘発し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に悪影響をもたらす。
  イラクではコーラン焼却に反発したデモ隊がスウェーデン大使館に放火する事件が起きた。イラク政府はスウェーデン大使を国外退去させ、「コーランが再び燃やされれば断交する」と警告した。トルコ政府も「卑劣な攻撃だ」と非難した。
  スウェーデンのNATO加盟に反対していたトルコは7月、加盟容認に転じた。だが、コーラン冒瀆(ぼうとく)が続けば再び態度を硬化させる恐れがある。ロシアのウクライナ侵略が続く中で、欧州の安全保障を不安定化させかねない。
  スウェーデンとデンマークでは、「表現の自由」を理由にコーラン焼却の規制に慎重な意見もある。だが、表現の自由の下であっても、多くの国で国旗損壊罪が存在し、取り締まられている。国旗以上に神聖なのがイスラム教徒にとってのコーランだ。コーランを損壊する過激な行為は取り締まればいい
  コーラン焼却デモをめぐっては、ロシアが扇動しているとの見方がある。スウェーデンのボーリン民間防衛相は「ロシア支援者が、聖典冒瀆の背後にスウェーデン政府がいるとの偽情報を拡散させている」と警戒感を示した。
  英紙ガーディアンは1月、スウェーデンでのコーランが焼き捨てられたデモの許可をとったのがロシア国営メディア「RT」の元記者だったと報じた。
  スウェーデンのNATO加盟を妨害したいロシアの工作であれば言語道断で許されない


2023.07.09-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20230710-IDHTCJ2EHZKPHAK7I5X6R57LDQ/
米軍、シリアでIS幹部殺害 無人機攻撃で

  米中央軍は9日、シリアで無人機による攻撃を7日に実施し、過激派組織「イスラム国」(IS)のウサマ・ムハジール幹部を殺害したと発表した。シリア東部での指導者だとしている。

  ISは米軍などの作戦で最高指導者や幹部を相次ぎ失ってきたが、関連組織はテロを継続している。中央軍は「ISの脅威は残ったままだ」とし、掃討作戦を続けると強調した。(共同)



2022.02.04-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/faac019866e4aa36a849990a5a3e2c679acd13d2?source=rss
IS指導者死亡 隠密作戦で異例の投降呼びかけ 非戦闘員の犠牲回避に神経とがらしたバイデン米政権

  イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)最高指導者のクライシ容疑者を自爆に追い込んだ米国の対テロ作戦で、バイデン米政権は、非戦闘員の犠牲を避けることに神経をとがらせた。

  昨年8月、アフガニスタンでIS系組織によるテロへの報復攻撃を実行したものの、後にテロとは無関係な人々を犠牲にする誤爆だったと判明したことが〝トラウマ〟となっている。 「むしろ兵士たちのリスクが増したほどだ」。
  国防総省のカービー報道官は3日の記者会見で、いかに民間人の犠牲が出ないように腐心したかを繰り返し強調した。 バイデン政権はクライシ容疑者の潜伏先に関する情報を得てから数カ月にわたり作戦内容を検討した。観察の結果、同容疑者が家族とともに建物の3階で暮らしており、まったく外出しない生活を送っていることが判明した。
  2階には自身の副官を住まわせていた。 問題は1階に、ISとは無関係とみられる一家が暮らしていたことだ。3階の住人が誰かも分かっていないようだった。子供が複数人いることも確認された。バイデン政権高官は「(クライシ容疑者は)この一家を人間の盾に使っていた」との見方を示す。
  建物を短時間で急襲・制圧しようとすれば、1階を戦闘に巻き込む可能性が高くなる。だが、現場にとどまる時間が長くなるほどに、反撃を受けたりISの増援が駆けつけてきたりする危険性も増す。
  ジレンマの中、バイデン政権が選んだのは、部隊が建物の周囲から投降や避難を呼びかける方法だった。テロ組織に対する軍特殊部隊の隠密作戦としては異例だ。政権にとっては「無関係な非戦闘員を守る」(同高官)ことは譲れない一線だった。
  背景には、昨年8月29日にアフガン首都カブールで起きた誤爆がある。同国からの退避希望者でごった返す国際空港付近を狙ったIS系組織のテロへの報復として車を空爆し、その後、子供7人を含む死者10人はISと無関係だったことが判明した事件だ。
  オースティン国防長官が今年1月27日、民間人保護の強化に関する計画策定を指示していることからも、事件が今も痛恨の記憶として残っていることは想像に難くない。 政権高官によれば、米軍は作戦の検討段階で建物の強度計算も行っている。
  クライシ容疑者が3階で爆発物を使用した場合でも、建物全体が倒壊して内部にいる人間を巻き込むことはないことを確認するためだ。 実際の作戦では、ヘリで現場に降下した部隊が呼びかけを開始してから間もなく、同容疑者が家族とともに自爆し3階部分が大破。その後、バリケードを築いて投降を拒む副官やその妻とみられる女性との間で銃撃戦が発生した。
  部隊はその間に、1階の住人ら10人の身柄を保護した。 作戦完了までに要した時間は約2時間。カービー報道官は「何度もリハーサルを重ねて準備を整えた。時間も想定通りだ」と語る。途中、故障し不時着したヘリを放棄・破壊するトラブルもあったが、作戦に参加した米兵らは全員が無事に帰還。米軍は現場で採取した指紋やDNAからクライシ容疑者の死亡を断定。遺体はその場に放置された。(ワシントン 大内清)



2021.10.05-産経新聞-https://news.yahoo.co.jp/articles/e95d901b245d36bee06e4af686b40b21f68d4f05
IS、アフガン首都の爆発で犯行声明 治安不安定化鮮明に

  【シンガポール=森浩】アフガニスタンの首都カブールのモスク(イスラム教礼拝所)周辺で3日に起きた爆発について、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は5日までに犯行を認める声明を出した敵対するイスラム原理主義勢力タリバン関係者を標的にしたもようだ
  3日の爆発では少なくとも市民ら10人が死亡タリバンは爆発後、カブール北部でIS傘下の武装勢力「ホラサン州」(IS-K)の潜伏先を襲撃、IS-K関係者少なくとも3人を殺害したもようだ。事件の報復とみられている。
  駐留米軍撤収後のアフガンでは東部を中心にIS-Kがテロ攻撃を繰り返しており、治安が不安定化している。モスクでは最近亡くなったタリバン報道官の母親を追悼する行事が営まれていた。 タリバンは4日、3人目となる副首相代行ら新たに38人の暫定政権閣僚を任命。旧政権の高官だったカビル師を政治担当副首相代行とした。統治体制の確立を進め、治安状況の改善を図っている。


2021.08.27-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASP8W2Q2WP8WUHBI00V.html
カブール空港近くの爆発、ISが犯行声明「戦い続ける」

  アフガニスタンの首都カブールにある国際空港近くで26日夜に起きた爆発について、過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織が同日、SNS上で犯行を認める声明を出した。

  声明は「米兵や彼らに協力した通訳やスパイどもの集団に突入し、爆弾ベルトを爆発させた。米兵20人を含む160人以上が死傷した。我々は今後も戦いを続ける」と主張している。
  アフガニスタンの保健担当相は米CNNの取材に対し、爆発で少なくとも60人が死亡し、140人が負傷したと語った。(カイロ=北川学)
  (声明文の訳を修正しました。当初入手した声明文を読み誤りました。)



2020.12.30-公安調査庁
最近の国際テロ情勢

・・・
  ISILは,米国や同国の支援を受ける「シリア民主軍」(SDF)などによる掃討作戦を受け,3月,最後の支配地であったシリア東部・バグズを喪失したものの,その後も地下に潜行するなどして一定の勢力を保持し,宣伝活動を継続した。
  ISILは,支配地を喪失しながらも,シリア及びイラクに1万4,000~1万8,000人の戦闘員らを擁するほか,5,000万~3億米ドルとされる資金を所持していると指摘されている。また,ISILは,シリア及びイラクにおいて不安定な情勢が続いていることを背景に,徐々に勢力を回復させているとされ,米国国防総省が8月に発表した報告書によると,シリアでは復活の兆しを見せ,イラクでは戦闘能力を強化したとされる。
  ISIL最高指導者(当時)アブ・バクル・アル・バグダディは,4月,2014年以来約5年ぶりに動画声明を発出し,ジハード継続などを主張したものの,10月,シリア北西部・イドリブにおける米軍特殊部隊の作戦で死亡した。これに関し,ISILは声明を発出してバグダディの死亡を認め,アブ・イブラヒム・アル・ハシミ・アル・クラシなる人物が新たな最高指導者に就任したことを発表するとともに,全ての関連組織に対して報復テロを呼び掛けた。なお,バグダディの死亡について,米国国防総省は,組織への打撃は限定的である旨指摘した。
  アジアや中東,アフリカなどで活動するISIL関連組織は,ISILが支配地を完全に喪失する中にあっても,活発なテロ活動を継続した。アジアでは,フィリピン南部において,従来同国では見られなかった自爆テロが相次いで発生するなど,よりインパクトのあるテロ手法を取り入れつつあることが示唆された。また,アフガニスタンで活動する「ホラサン州」が同国の首都カブールなどでテロを続発させたほか,パキスタンにおいて新たなISIL関連組織とみられる「パキスタン州」の存在が確認された。アフリカでは,4月,コンゴ民主共和国において新たなISIL関連組織とみられる「中央アフリカ州」の存在が確認され,その後,同関連組織によるモザンビークへの活動地域の拡大が見られた。
・・・

2020.11.14-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201114/k10012712581000.html
“アルカイダ幹部 イランで殺害” 米有力紙伝える

  アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、1990年代にケニアなどで起きたアメリカ大使館爆破事件の首謀者の1人とされる国際テロ組織アルカイダの幹部が、イランでイスラエルの工作員によって殺害されたと伝えました。

  ニューヨーク・タイムズが13日、複数の当局者の話として、伝えたところによりますと、殺害されたのは、アルカイダのナンバー2とされ、アブ・ムハンマド・マスリの名前で知られるアブドラ被告です。
  アブドラ被告はことし8月、イランの首都テヘランの路上でアメリカからの依頼を受けたイスラエルの工作員2人から銃撃を受けて死亡したとしています。
  アブドラ被告は、1998年にケニアやタンザニアで起きたアメリカ大使館爆破事件に関与した罪で、アメリカで起訴されていました。
  記事では、イスラム教シーア派のイランが、スンニ派が主体のアルカイダの幹部を国内に留め置くことで、イランでのアルカイダの活動を抑え込むねらいがあったとする専門家の見方を伝えています。
  これに対して、イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、14日、「アルカイダのメンバーは国内に存在しない」と否定したうえで、「メディアは、アメリカの高官が作ったハリウッドのようなシナリオにだまされるべきではない」とするコメントを発表しました。


2020.11.04-SankeiBiz-https://www.sankeibiz.jp/macro/news/201104/mcb2011040833012-n1.htm
ISがウィーン襲撃で声明「戦闘員が攻撃」

  オーストリアの首都ウィーンで起きた銃を使った襲撃事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)は3日、系列ニュースサイトで犯行声明を出した。「ISの戦闘員が攻撃を実行した」と主張。犯行に関わったとする男が銃やナイフを持った姿の写真を掲載した。

  オーストリア当局は、男についてISの支持者だとしている。ネハンマー内相は3日の記者会見で、射殺した容疑者の男以外に現時点で「2人目の犯人の兆候はない」などと述べた。一方で他に容疑者がいる可能性について、引き続き捜査を続ける方針を示した。

  ネハンマー氏によると、これまでに18カ所を捜索し、14人を拘束。市民から寄せられた犯行時の映像の分析などを進めている。
  ネハンマー氏は、容疑者の男が銃器などと一緒に写った写真を共有アプリ「インスタグラム」に投稿していたことも明らかにした。
  事件は2日夜、ウィーン中心部で発生。4人が死亡し、20人ほどが負傷した。


2020.10.19-dmenuニュース-https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2010190012
イスラム国「サウジの経済インフラ攻撃を」(IS)

  【カイロ=佐藤貴生】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は18日、報道官のものとされる録音メッセージをSNS上で公表し、サウジアラビアにいる欧米人や同国の石油パイプラインなどの経済インフラに攻撃を仕掛けるよう支持者に呼びかけた。
  ロイター通信によると、メッセージはアラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンによるイスラエルとの国交正常化合意について、サウジがイスラエル航空便の領空通過を認めることで支援したと非難。「標的は多数ある」とし、サウジ政府の財源である「石油パイプラインや工場、施設」を襲撃するよう求めた。
  聖地メッカを抱え、イスラム世界の頂点に位置するスンニ派の大国サウジはイスラエルとの国交正常化に慎重な姿勢を維持しているが、米政権が進める対イラン包囲網に協力するため、バーレーンなどとの合意を後押ししたとされる。
  サウジが合意に踏み切れば中東のアラブ諸国に与える影響は極めて大きいため、ISのメッセージにはサウジのイスラエルへの接近を牽制(けんせい)する意味合いもありそうだ。
  ISのメッセージは、米政権が策定したイスラエル寄りの中東和平案の実現を阻止するよう求めた1月以来とみられる。


2020.10.8-産経フオト-https://www.sankei.com/photo/story/news/201008/sty2010080001-n1.html
米、IS戦闘員2人起訴 シリアの邦人殺害巡り

  米司法省は7日、過激派組織「イスラム国」(IS)が米国人や英国人、日本人をシリアで人質に取って殺害した事件を巡り、戦闘員2人を誘拐や殺人共謀の罪などで起訴したと発表した。フリージャーナリストの後藤健二さんや湯川遥菜さんの殺害についてはほう助の罪に問われている。人質の首に刃物を当て殺害を予告する映像を流した「イスラム国」の残忍さを象徴する事件で、世界に衝撃を与えた。

  起訴状によると、2人は英国生まれのアレクサンダ・コテイ被告(36)と英国育ちのシャフィ・シェイク被告(32)。2015年に米軍の空爆で死亡し覆面男「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」の通称で知られた英国人モハメド・エンワジ容疑者らと共謀し、12~15年にかけジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏ら米国人4人を人質にして拷問し、殺害したとしている。(ワシントン共同)


2020.5.15-dmenuニュース(産経新聞)-http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2005150032
IS、イラクで再び攻勢に コロナ混乱の隙つく

【カイロ=佐藤貴生】イラクでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が治安部隊を相次ぎ攻撃し、英BBCテレビ(電子版)によると、5月に入り少なくとも18人が死亡した。イラクは中央政界の迷走が続くなかで新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われており、混乱の隙を突いてISが勢力を回復している可能性がある。
   イラクでは5月上旬、北部サラハディンやキルクーク、中部ディヤラの各県で検問所などが襲撃され、ISメンバーと治安部隊が交戦した。BBCによると、イラクでISが犯行声明を出した4月の事件は113件と、1〜3月の1カ月平均(49件)の倍以上に達しており、地元メディアはISの攻撃が新たな段階」を迎えたと伝えた。
   2014年にイラク北部などで勢力を広げたISは、米軍やイランと連携するシーア派民兵組織の攻撃で17年末に支配地域を失った。その後は分散して潜伏し、治安部隊の奇襲や内通者の誘拐、市民の金品強奪などを行っているという。
   イラクでは昨年10月、中央政界の汚職蔓延(まんえん)や経済低迷に反発する抗議デモが始まり、アブドルマハディ首相が辞意を表明。その後2人が首相候補に指名されたがいずれも組閣を断念し、3人目の情報機関トップ、カディミ氏率いる政権が今月上旬、ようやく正式に発足した。ただ、閣僚ポストは埋まらず、米・イランの主導権争いも続いている。
   イラク政界に詳しい在バグダッドの男性は「財政難や米、イランとの関係など課題は山積している。政権が発足したとしても短命に終わるのではないか」とし、混乱は続くとみる。ISが勢力を盛り返す余地は今後も広がりそうだ。
   ロイター通信によると、エジプト北東部シナイ半島で4月末、同国軍の車両が爆破されて兵士10人が死傷する事件があり、ISが犯行声明を出した。ISはモザンビークで治安部隊などが襲われた最近の複数の事件でも犯行を認めた。新型コロナの感染防止で各国政府が浮足立つ現状は、ISが浸透する格好の機会となっているようだ。


2020.4.5-https://www.sanyonews.jp/article/1000800
アフガン地域のISトップを拘束 情報機関作戦、組織に打撃

【イスラマバード共同】アフガニスタンの情報機関、国家保安局は4日、過激派組織「イスラム国」(IS)アフガン・パキスタン地域トップ、アブドラ・オラクザイ幹部とメンバー19人を特殊部隊の作戦で拘束したと発表した。弱体化が指摘されながらもテロを繰り返す組織に打撃となりそうだ。
   幹部は別名アスラム・ファルーキとして知られ、出身地のパキスタン北西部や隣接するアフガン東部で活動していた。地元メディアはいずれもアフガン南部カンダハル州で拘束したと伝えた。
   ISは2015年、アフガンやパキスタンにまたがる地域を「ホラサン州」として領有すると一方的に宣言した。


2020.1.28-Yahoo11Japanニュース 産経新聞-https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000517-san-m_est
IS「米の中東和平案の実現阻止」 ユダヤ人を標的と宣言

【カイロ=佐藤貴生】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は27日、報道官のものとみられる音声メッセージをネット上に公開し、トランプ米政権が28日に公表する中東和平案の実現を阻止するよう支持者らに呼びかけた。また、「新たな段階」としてイスラエルとユダヤ人を標的にすると宣言した。
  イスラエルのメディアなどが伝えた。メッセージは、昨年10月に指導者のアブバクル・バグダディ容疑者が米軍の急襲で死亡したことを受け、「欧米はISは消滅したと考えているかもしれないが、私たちはなおもここにいる」と強調した。
   その上で、イスラエルの隣国エジプトやシリアのIS戦闘員に対し、ユダヤ人社会や市場などに越境攻撃を行うよう要求。ヨルダン川西岸地区などイスラエル占領地の奪還も求めた。
   また、米政権の中東和平案の実現を阻むとしたほか、「私たちの目はエルサレムを見つめている」とも述べ、攻撃を強化する姿勢を示した。イスラム教やユダヤ教の聖地があるエルサレムはイスラエルが実効支配している。
   ISはこれまで、パレスチナ問題では目立った動きを示していなかった。バグダディ容疑者死亡で弱体化した求心力を取り戻すため、イスラム教徒の共感が得やすいパレスチナ問題に焦点を当てる狙いもうかがえる。


シーア派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



スンナ派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スンナ派、あるいはスンニ派(日本では報道などでこちらが一般的に知られる)は、イスラム教(イスラーム)の二大宗派のひとつとされる。他のひとつはシーア派である。イスラームの各宗派間では、最大の勢力、多数派を形成する。


イスラム教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


イスラム教イスラーム教イスラームは、唯一絶対のアラビア語アッラー)を信仰し、神が最後の預言者を通じて人々に下した(啓示した)とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教である。漢字圏においては回教または回々教(フイフイきょう)と呼ばれる。
  ユダヤ教キリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一柱であったが、ムハンマドがメッカを占領した際、カーバ神殿に存在した全ての神々の像を破壊し、多神教及び偶像崇拝を戒め、アッラーのみを崇拝するようになった。


アラウィー派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



ドゥルーズ派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』







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