贈賄・収賄・汚職の問題-1



2021.01.21-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC20CUJ0Q1A120C2000000
奈良・香芝の談合疑い、不起訴 強制捜査の大阪地検

  奈良県香芝市が発注したごみ収集の委託業務を巡り官製談合の疑いがあるとして、2020年7月に関係先を家宅捜索した大阪地検特捜部は21日までに、業務を受注した会社の関係者ら2人を嫌疑不十分で不起訴処分にした。18日付。

  香芝市は16年、参加業者を絞り提案内容を審査して委託先を決める「指名型プロポーザル方式」の入札を実施し、市内の廃棄物処理会社を選んだ。特捜部は受注に絡み不正があったとみて官製談合防止法違反などの疑いで捜査し、同社や市の関係者らを聴取していた。供述などが得られなかったとみられる。
  この入札を巡っては、住民が契約は違法として同社に委託料を返還させるよう市に求める訴訟を起こした。18年に一審の奈良地裁、20年に二審の大阪高裁がいずれも委託契約を無効とする判決を出した。市側は上告したが最高裁が棄却した。
  高裁判決は、同社が入札実施を通知される前に業務に使う車を注文していたことなどから、「業務を確実に受注できると考えていたことを推認させる」と指摘していた。


2021.01.12-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/affairs/news/210112/afr2101120026-n1.html
吉川元農水相、収賄罪で在宅起訴へ 東京地検特捜部 西川氏の立件見送り方針

  鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)が衆院議員を辞職した吉川貴盛元農林水産相(70)に現金を提供したとされる事件で、吉川氏がアキタ社側に便宜を図る見返りに現金を受け取った疑いが強まったとして、東京地検特捜部が近く、収賄罪で吉川氏を在宅起訴する方向で検討していることが12日、関係者への取材で分かった。吉川氏の体調面を考慮した上で、証拠隠滅や逃亡の恐れが低いと判断したとみられる。
  関係者によると、吉川氏は元代表側から平成27年以降、総額1800万円を提供された疑いがある。特捜部はこのうち、吉川氏が農水相だった平成30年10月~令和元年9月、3回にわたり大臣室などで受け取った現金計500万円分を賄賂と認定するもようだ。特捜部は元代表についても贈賄罪で在宅起訴することを検討しているとみられる。
  残りの1300万円分については、吉川氏が受領時に政府の役職には就いていなかったことなどから、立件額には含まれない見通し。元農水相で内閣官房参与だった西川公也氏(78)も、元代表から1千万円以上の現金を提供された疑いのあることが判明、特捜部が任意聴取したが、現金の対価性などを考慮し収賄罪での立件はしない方針。
  元代表は家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)などに関して吉川氏らに陳情を重ねていた。現金提供について、元代表は特捜部の調べに対し「業界のためだった」、吉川氏は「預かったお金だ」などとそれぞれ説明しているという。

  吉川氏は昨年11月に不整脈を理由に入院し、翌12月22日には「国会議員としての職責を果たすのが難しい」などとして議員辞職。その後、心臓の手術を受けていた。同25日には特捜部などが吉川氏の衆院議員会館事務所(東京都千代田区)など関係先を家宅捜索した。
  アキタ社と吉川氏をめぐっては、吉川氏のパーティー券約300万円分を購入しながら、名義を複数の個人と偽り収支報告書への記載を避けた疑いも判明している。


2021.01.09-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG0946I0Z00C21A1000000
賄疑い林野庁職員逮捕 静岡県警、現金数百万円

  静岡県警は9日、林野庁発注の工事に関し、建設会社に便宜を図った見返りに現金数百万円を受け取ったとして、林野庁天竜森林管理署(浜松市浜北区)総括森林整備官、A容疑者(49)=同区西美園=を収賄の疑いで逮捕した。建設会社B社長、C容疑者(74)=静岡県富士宮市中島町=も贈賄容疑で逮捕した。
  A容疑者の逮捕容疑は2018年12月ごろ、当時勤務していた東京神奈川森林管理署(神奈川県平塚市)が発注し、B建設が落札した林道改良工事の事業費を増額すると示唆したことへの謝礼と知りながら、静岡県富士市内で現金数百万円の賄賂を受け取った疑い。C容疑者は数百万円を渡した疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
  県警などによると、問題の工事は神奈川県山北町の林道をコンクリートで舗装するなどの内容。B建設が約4千万円で受注し、完成直前の19年3月に事業費が300万円ほど増額された。県警は賄賂提供が影響したかどうかを調べている。
  A容疑者は15年4月から東京神奈川森林管理署で勤務し、工事の設計や監督を担当していた。現在所属している天竜森林管理署の高木敏署長は昨年末に取材に応じ、A容疑者について「静岡、山梨両県での勤務経験が豊富で、精力的に働いている」と話した。9日、逮捕を受け「大変動揺している」と語った。
  信用調査会社によると、B建設は1930年創業で、C容疑者は94年に社長に就任した。
〔共同〕


2021.01.02-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/affairs/news/210102/afr2101020007-n1.html
鶏卵大手元代表、吉川元農水相に計1800万円

  鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)が衆院議員を辞職した吉川貴盛元農林水産相(70)に現金を提供したとされる事件で、吉川氏が平成27年以降、元代表から計1800万円を受け取った疑いのあることが2日、関係者への取材で分かった。このうち、大臣在任中の500万円について、東京地検特捜部が収賄容疑での立件を視野に捜査を進めているもようだ。
  関係者によると、吉川氏は農水相在任中の30年10月~令和元年9月、3回にわたり、元代表から大臣室などで現金計500万円を受け取ったとされる。このほか、大臣就任前と退任後にも複数回にわたって現金を受領しており、総額は1800万円に上る疑いがあるという。
  元代表は家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)などについて、長年にわたり農水族議員に業界の要望を伝えていた。元代表は「業界のためだった。違法な金だった」などと現金提供を認めている。吉川氏は現金の受領を認めた上で「預かっただけで、元代表が一方的に現金を置いていった」などと弁解しているという。
  特捜部などは昨年12月25日、収賄と政治資金規正法違反容疑で、吉川氏の地元・札幌と衆院議員会館の両事務所を家宅捜索していた。アキタ社が吉川氏のパーティー券約300万円分を購入しながら名義を複数の個人と偽り、政治資金収支報告書への記載を避けていた疑いも浮上している。



2020.12.21-JIJI COM-https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122100921&g=pol
吉川元農水相、議員辞職へ 22日に辞職願―現金授受疑惑背景か

  自民党の吉川貴盛元農林水産相(70)=衆院北海道2区=は21日、コメントを発表し、体調の問題により職責を果たすことが難しくなったとして、衆院議員を辞職すると表明した。大手鶏卵生産会社の前代表から現金を受け取ったとされる疑惑も判断に影響したとみられる。同党幹部によると、22日に大島理森衆院議長に辞職願を提出する。

  自民党内では、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)疑惑も浮上し、内閣支持率が急落する一因となっている。吉川氏が議員辞職する背景には、相次ぐ疑惑の幕引きを急ぐ菅政権の思惑もありそうだ。
  吉川氏はコメントで、慢性心不全のため入院中と改めて説明しつつ、「近日中に除細動器の埋め込み手術を受けることが決まった」と報告。その上で、議員辞職の理由について「術後は日常生活に気を付けなければならない。国民の負託に応える十分な活動ができなくなる」と記した。
  議長が辞職を許可すれば、来年4月25日に補欠選挙が行われる見通しだ。
  吉川氏は2018年10月から19年9月までの農水相在任中、鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表と大臣室などで面会。鶏の飼育に関する国際基準が日本の業者に不利にならないよう依頼され、計500万円を受領した疑いが出ている。


2020.12.11-gooニュース(朝日新聞)-https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASNDC5GF0NDCUTIL01B.html
汚職有罪後の再就職「雇う方も雇う方」 文科相が苦言

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を巡る汚職事件で、収賄罪で有罪が確定した文部科学省の川端和明・元国際統括官が、JAXAの業務委託を受ける宇宙関連会社に再就職したことについて、萩生田光一文科相は11日の閣議後会見で「OBとしていかがなものか。雇う方も雇う方じゃないか」と苦言を呈した。
  萩生田氏は、元統括官から文科省に報告があった後に再考を求めたとし、「再就職先がJAXAと関係の深い企業であり、文科行政に再び国民から疑念を抱かれかねず不相当」と批判。「仮に知見を生かした仕事をされるなら、誤解のないようにいい仕事をしてもらいたいというのは、せめてものお願い」と述べた。
  元統括官は、出向先のJAXAで理事だった2015〜17年、贈賄側のコンサル会社元役員の営業先に便宜を図る見返りに飲食接待を受けたなどとして、懲役1年6カ月執行猶予3年などの判決を受け、昨年12月に失職。今年1月1日に宇宙関連会社の非常勤顧問に就いた。(伊藤和行)


2020.12.08-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/affairs/news/201208/afr2012080035-n1.html
西川元農水相も数百万円受領か 鶏卵大手元代表から 内閣官房参与辞任

  鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)のグループ元代表(87)元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民=に現金500万円を提供した疑惑で、元代表が元農水相で内閣官房参与の西川公也氏(77)にも現金数百万円を提供した疑いのあることが8日、関係者への取材で分かった。疑惑を捜査している東京地検特捜部も把握しているとみられ、現金の趣旨や参与の権限などを慎重に捜査しているもようだ。
  内閣官房は同日付で西川氏が退職したと発表。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、西川氏から参与辞任の申し出があったと明らかにし、理由は「一身上の都合」と説明した。
  関係者によると、元代表は西川氏に対して平成30年以降、複数回にわたり現金計数百万円を手渡していた疑いがある。西川氏は10月末、産経新聞の取材に「(アキタ社との関係は)一点の疑念もないと思っている」と話していた。
  西川氏は今年7月3日、元代表からクルーザーで元農水官僚らとともに接待されていたことが判明している。関係者によると、アキタ社の顧問も務め、元代表を別の政治家に紹介するなどしていたという。
  西川氏は8年の衆院選で初当選し6期務めた。26年に農水相に就任したが、国から補助金交付決定の通知を受けて1年以内の企業から不正に献金を受けていたことなどが発覚し、わずか5カ月で辞任。29年10月の衆院選で落選後、農水族の重鎮としての経験などを買われ、安倍晋三前首相から翌11月に非常勤の国家公務員である内閣官房参与に任命された。
  関係者によると、元代表は吉川氏が農水相在任中の30年10月~昨年9月、大臣室などで3回にわたり現金計500万円を渡したほか、複数の政治家らに現金を渡していた疑いがあるという。


2020.12.2-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/adeecec84879d4357e5f390f7017c3834af10811?source=rss
吉川元農水相に現金提供か 鶏卵大手、便宜狙い 東京地検捜査

  鶏卵生産大手「アキタフーズグループ」(広島県福山市)の元代表(87)が鶏卵業界に便宜を図ってもらう目的で、元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民、北海道2区=に対し、現金を提供した疑いのあることが1日、関係者への取材で分かった。
  東京地検特捜部も把握しており、アキタ社の関係者を任意聴取するなどして、捜査を進めているもようだ。」
  吉川氏は11月、議員会館での産経新聞の取材に応じなかった。一方、アキタ社幹部は取材に「元代表らが任意聴取を受けているのは事実。詳しいことはわからない」と話している。
  元代表は業界団体「日本養鶏協会」で副会長や特別顧問を務めるなど、長年に渡り業界のリーダーとして、政治家や農水省の官僚に多く接触していた。元代表は吉川氏の他にも、農水族議員らに現金を配布した疑いがあるという。
  関係者によると、元代表は、家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)や、鶏卵の取引価格が基準を下回った場合に9割以内が補填(ほてん)される「鶏卵生産者経営安定対策事業」をめぐり、政治家や農水省の官僚に実情を訴えるなどしていた。
   アキタ社をめぐっては、前法相で衆院議員、河井克行被告(57)=広島3区、公選法違反罪で公判中=夫妻の陣営による昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、事件の関係先として、今年7月に検察当局が家宅捜索していた。同社は河井夫妻陣営に献金をするなどしていた。捜索を受け、元代表は経営から退いていた。
   また同月に元代表は所有するクルーザーで、農水省の元幹部や、元農水相経験者らを接待していたことも判明している。
   吉川氏は北海道議を経て平成8年の衆院選で初当選し、現在6期目。北海道開発政務次官や農水副大臣などを歴任し、30年10月~令和元年9月にかけて農水相を務めた。


2020.5.25-Yahoo!!Japanニュース(KYODOU)-https://news.yahoo.co.jp/articles/f4a15e341aaa4e5ded7b85796260a00d09718d7d
2千万円収賄容疑で町職員再逮捕 兄口座に還流、ふるさと納税汚職

  高知県奈半利町のふるさと納税を巡る汚職事件で起訴された町職員が、兄の口座を介し、返礼品を扱う叔父の精肉店からも約2490万円の賄賂を受け取っていたとして、高知県警は25日、収賄の疑いで、元町地方創生課課長補佐柏木雄太容疑者(41)=起訴休職中=を再逮捕した。また両親と兄を収賄容疑で、叔父夫妻を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。

  柏木容疑者の再逮捕容疑は、町内の業者に肉の加工品を叔父から仕入れて返礼品とするよう指示した上、町から業者を通じて叔父に支払われた代金のうち、約2490万円を2017年6月~18年10月、兄の口座を介して自らに還流させた疑い。


2020.1.26-日刊スポーツ-https://www.nikkansports.com/general/news/202001250000976.html
ソフトバンク元社員スパイ行為か 露職員に情報渡す

ソフトバンクから機密情報を不正に引き出したとして、警視庁公安部は25日、不正競争防止法違反の疑いで同社元社員荒木豊容疑者(48=千葉県浦安市)を逮捕した。在日ロシア通商代表部の情報機関員とみられる職員に渡った疑いがあり、公安部は、ロシアによるスパイ活動事件として全容解明を進める。
  警察当局は外務省を通じ、在日ロシア大使館に対し、機密情報を受け取った疑いのある50代の職員の男と、2017年に帰国した40代の元職員の男を警視庁に出頭させるよう要請した。
  捜査関係者によると、荒木容疑者と接触し始めたのは元職員で、後任の現職員に引き継いだとみられる。現職員は外交官の身分を持っているという。公安部は、荒木容疑者が複数の情報を繰り返し提供していた可能性があるとみて調べている。
  逮捕容疑は昨年2月18日、当時勤務していたソフトバンクのサーバーにアクセスし、営業秘密になっていた機密情報など2点を不正に取得した疑い。
  捜査関係者によると、情報は記録媒体に入れて手渡し数十万円を受け取っていた。「小遣い稼ぎのためで、現金をもらったことがある」などと容疑を認め、情報を渡したとの趣旨の話もしているという。
  ソフトバンクによると、引き出したとされる情報は、電話の基地局など通信設備に関連した作業手順書。業務のプロセスを効率化する内容などが含まれている。荒木容疑者は通常の業務の中で閲覧可能だった。同社は昨年12月中旬に荒木容疑者を懲戒解雇した。ホームページで「ご心配とご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます」「持ち出された文書は機密性が低く、客の個人情報や通信の秘密に関わる情報、取引先に関する情報は含まれていない」などとするコメントを発表した。
  在日ロシア通商代表部は東京都港区にあり、ロシア大使館の関係組織。日本とロシア間の貿易の支援業務などをしている。
  不正競争防止法は企業が秘密としている情報を不正に持ち出す行為を禁じている。公安部によると、ソフトバンクは逮捕容疑となった情報を社外秘としていた。(共同)


2020.1.6.-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200106/k10012236601000.html
下地幹郎衆院議員 中国企業元顧問から100万円受領認める

IR・統合型リゾート施設をめぐる汚職事件で、贈賄側の中国企業の元顧問が現金を渡したと供述している、元郵政民営化担当大臣で日本維新の会の下地幹郎衆議院議員が6日、那覇市で記者会見し、3年前の衆議院選挙の期間中に事務所の職員が元顧問の1人から選挙資金として現金100万円を受け取っていたことを明らかにしました。
  そして、元顧問が受け取りを拒否したため領収書を作成せず政治資金収支報告書への記載が漏れていたと説明し、環境が整いしだい返金するとしています。
  IRをめぐっては担当の内閣府副大臣だった衆議院議員の秋元司容疑者(48)が、IRへの参入を目指していた中国企業の「500ドットコム」側から3年前の平成29年9月、現金300万円の賄賂を受け取ったなどとして収賄の疑いで逮捕され、中国企業の元顧問が同じ時期に「ほかの5人の衆議院議員に100万円ずつ資金提供した」などと供述していることも明らかになっています。
  5人のうち元郵政民営化担当大臣で日本維新の会の下地幹郎衆議院議員が6日、那覇市で記者会見し、衆議院選挙の期間中だった平成29年10月に事務所の職員が中国企業の元顧問の紺野昌彦容疑者(48)から選挙資金として現金100万円を受け取っていたことを明らかにしました。
  そして「事務所の職員が領収書を渡そうとしたが元顧問から固辞された」としたうえで、領収書を作成しなかったため政治資金収支報告書への記載が漏れていたと説明し「選挙資金の透明性を保てず事件に関係する人物から選挙資金の提供を受けたことを深く反省している」と陳謝しました。
  また、下地議員は当時、IRを推進する議員連盟の副会長を務めていて、平成29年2月から8月にかけて紺野元顧問らと議員会館などで合わせて3回面会したということですが、「私が便宜を図ったことは一切なく、そのような立場ではない」と説明しました。
 下地議員は環境が整いしだい受け取った現金を元顧問に返金するとしています。


2020.1.4.-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200104/k10012235261000.html
“議員5人に現金”メモ 特捜部が任意聴取 IR汚職事件

IR・統合型リゾート施設の事業をめぐって秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件で、贈賄側の中国企業の元顧問が秋元議員のほかにも5人の衆議院議員に現金を配ったことを伺わせるメモを残していて、東京地検特捜部が事実関係を確認するため、5人の議員から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かりました。NHKの取材に対し、5人のうち4人は中国企業側からの資金提供を否定し、1人は「事実関係を調査中」としています。
  IRなどを担当する内閣府の副大臣だった衆議院議員の秋元司容疑者(48)は、IRへの参入を目指していた中国企業の「500ドットコム」側から3年前の平成29年9月、現金300万円の賄賂を受け取ったなどとして収賄の疑いが持たれています。
  関係者によりますと、300万円の賄賂は翌月の衆議院選挙の陣中見舞いの名目で渡されたとみられていますが、中国企業の元顧問が同じ時期にほかの5人の衆議院議員に現金を配ったことを伺わせるメモを残していて、「5人に100万円ずつ資金提供した」などと供述しているということです。
  この5人は、前の防衛大臣で自民党の岩屋毅議員、法務省の政務官で自民党の宮崎政久議員、自民党の中村裕之議員、自民党の船橋利実議員、元郵政民営化担当大臣で日本維新の会の下地幹郎議員で、東京地検特捜部が事実関係を確認するため、年末年始に5人から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かりました。
  5人のうち、岩屋議員を除く4人は中国企業がIR参入を目指していた北海道と沖縄県が地元で、岩屋議員、下地議員、中村議員の3人はIRを推進する議員連盟の幹部を務めていました。
  また、政治資金収支報告書によりますと、中村議員が代表の自民党支部は、中国企業とともに北海道留寿都村でのIR参入を目指していた札幌市の観光会社側から平成29年9月26日と10月2日に、それぞれ200万円の寄付を受けたと記載されていて、中村議員の支部は同じ年の10月5日に岩屋議員が代表の自民党支部に100万円を寄付していました。
  特捜部は中国企業側のメモに残された資金の流れを慎重に調べているものとみられます。
岩屋議員「金銭を受け取った事実は断じてない」
  前の防衛大臣で、自民党の岩屋毅衆議院議員は4日午前、大分県別府市で会見し、「私が中国企業から金銭を受け取った事実は断じてありません」と述べ、中国企業からの資金提供を否定しました。
  また、中国企業との関わりについては、「私自身は中国企業とは全くおつきあいはありません。同僚議員の政治資金パーティーで名刺交換した中に中国企業の関係者がいたかもしれませんが、何かを頼まれたことなどは一切ありません」と述べました。
  そのうえで、「私はIR構想の初期段階から17年間にわたって構想の推進に関わり、議員連盟の幹事長や党のプロジェクトチームの座長も務めてきた。こうした役を受けるに当たって肝に銘じてきたのは、どの地域や事業者に対しても便宜を図ることは一切していないということで、天地神明に誓って不正には関わっていない」と述べました。
  東京地検特捜部の任意聴取を受けたかどうかの質問については、「捜査に関することなのでお答えは控えたい。私も嫌疑を晴らす必要があるので、要請があれば全面的に協力していきたい」と述べました。

また3年前の10月に、自身が代表を務める自民党支部が受けた100万円の寄付について岩屋議員は、「同じ年の8月に、同僚議員の地元の政治資金パーティーで私が講演したことに対するお礼の気持ちを込めて寄付をしたいと申し出があり、頂いたものだ。中国企業からの寄付ではないと確信している」と述べました。
  そのうえで、「私には調査の手段もないが、仮に寄付の原資が外国企業からの献金だったということになれば当然、お返しする」と述べました。また札幌市の観光会社については、「私の地元の老舗ホテルの再生に関わっていた会社なので代表とは面識があるが、同僚議員とどのような関係があるかは分からない」と述べました。
宮崎議員「金銭提供を受けたことは一切ない」
  法務省の政務官で自民党の宮崎政久衆議院議員は3日夜、コメントを出し「私や秘書が中国企業や元顧問から金銭の提供を受けたことは一切ない。浦添市の元市議会議員だった仲里勝憲元顧問とはつきあいがあり、紹介を受けて中国企業側と一度お会いしたことがあるが、個人的に資金提供を受ける関係は全くない。現金を受け取ったと報道された2017年当時、私はIRを推進する議員連盟の役員などではなくIR関連法案に関し何らの権限も関与もない。中国企業側にも私に金銭を提供する必要性は一切ない」としています。
中村議員「資金提供、現金の授受はない」
  NHKの取材に対し、自民党の中村裕之衆議院議員はホームページでコメントを発表し、「中国企業から資金の提供は受けていない。3年前の9月28日の衆議院解散当日に札幌の料亭で資金提供を受けたように受け取れる内容を一部で報じられたが、その場所には行っておらずもちろん現金の授受もない」としています。
  そのうえで、「観光会社側からの寄付は事実だが、銀行振込で適正に処理され収支報告書にも記載し適法に処理している。ここに中国企業側の資金が入っているという疑念も一部で報じられたが、寄付の申し出の際には中国企業の名前も出なかった。岩屋議員への寄付も事実だが、平成29年8月に私のセミナーに講師として来ていただいた際、観光会社を岩屋議員に紹介しており、200万円の寄付を頂けるのは岩屋議員を紹介したことも一因と考え、私の判断で寄付した」としています。
  そして、「私自身も誤解を招く部分があり、ご支援いただいた皆様に本当にご迷惑をおかけしたと反省している。今後、捜査当局からの要請があれば全面的に協力する」としています。
船橋議員「資金提供も便宜図ったこともない」
  NHKの取材に対し、自民党の船橋利実衆議院議員は「支援者とともに中国企業側の人間と会ったことはあるが、IRの話をされたことはない。資金提供は受けておらず、何らかの便宜を図ったこともない」と話しています。
下地議員「事実関係を調査中、来週には説明」
  日本維新の会で元郵政民営化担当大臣の下地幹郎衆議院議員はNHKの取材に対し「2年以上前のことでもあるので事実関係を調査中で、来週には説明したい」としています。


2020.1.1-産経新聞 THE SANKEI NEWS -https://www.sankei.com/affairs/news/200101/afr2001010010-n1.html
「国会議員5人に資金提供」 中国企業側、政界工作か IR汚職事件

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」側が、東京地検特捜部の調べに対し、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)の他に、5人の国会議員に資金提供したと供述していることが1日、関係者への取材でわかった。特捜部は実際に資金提供があったかどうかなどを慎重に調べている。
 贈賄容疑で逮捕されたのは、「500社」元顧問、紺野昌彦(48)、元顧問の仲里勝憲(47)、日本法人元役員の鄭希(37)の3容疑者。平成29年9月、IR担当の内閣府副大臣だった秋元容疑者に、IR事業で便宜を受けたいとの趣旨で現金300万円を渡したなどの疑いが持たれている。
 関係者によると、仲里容疑者が特捜部の調べに対し、衆院解散日の同年9月28日に衆院議員会館内の事務所で秋元容疑者に「陣中見舞い」名目で300万円を渡したほか、同時期に「5人の国会議員にそれぞれ現金約100万円を渡した」という趣旨の供述をしているという。
 5人はいずれも、北海道や九州・沖縄選出の衆院議員で、所属は自民党4人、日本維新の会1人。超党派のIR推進議連で幹部を務めるなどしていた。
 同社は同年8月以降、沖縄県内や北海道留寿都(るすつ)村でのIR誘致計画への投資を検討していた。
 仲里容疑者と紺野容疑者は鄭容疑者を通じて中国広東省深(しんせん)の「500社」本社に対し、「選挙資金名目で配る資金が必要」などと政界工作資金を請求。29年9月までに同社側が計約2000万円を届け出をせずに海外から持ち込んでいたという。
 特捜部は同社側が保管していた各議員への資金提供の金額などを記したとみられる電子データ上のメモを押収。実際に各議員に現金が渡っていたのかを含め、不正に持ち込まれたとされる資金の流れを慎重に調べている。
 秋元容疑者は「お金はもらっていない」と容疑を否認している。


2019.12.26-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191226/k10012228981000.html
IR汚職事件 パチンコチェーン本社を捜索 東京地検特捜部

IR・統合型リゾート施設をめぐり、秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件の関係先として、東京地検特捜部が26日、東京 中央区にある大手パチンコチェーンの本社を捜索したことが、関係者への取材で分かりました。この会社は秋元議員が以前、顧問を務めていた会社と取り引きがあったということで、特捜部は秋元議員周辺の資金の流れの解明を進めているものとみられます。
  自民党を離党した衆議院議員の秋元司容疑者(48)は、IR・統合型リゾート施設などを担当する内閣府などの副大臣を務めていた、おととし9月、IRへの参入を目指していた中国企業側から、現金300万円などの賄賂を受け取ったなどとして25日、収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
  この事件の関係先として特捜部が26日、東京 中央区にある大手パチンコチェーンの本社を捜索したことが、関係者への取材で分かりました。
  このパチンコチェーンは、秋元議員の元政策秘書が平成23年に都内に設立し秋元議員が一時顧問を務めていた会社と取り引きがあったということで、特捜部は秋元議員周辺の資金の流れの解明を進めるものとみられます。
  秋元議員は、IRを推進する議員連盟のメンバーとして活動していたほか、以前はパチンコ関連の業界団体のアドバイザーも務めていて、パチンコやナイトクラブなどの娯楽産業の振興に力を入れていました。
  秋元議員は逮捕容疑について「一切、身に覚えがない」などと、全面的に否認しているということです。
秋元議員 幅広い業界から寄付やパーティ券
  政治資金収支報告書によりますと秋元議員は幅広い業界から寄付などを集めていて関係する2つの政治団体の去年まで3年間の収入の総額は4億5000万円余りに上っています。
  内訳は秋元議員が代表を務める「自民党東京都第15選挙区支部」の収入が1億8000万円余り、「秋元司後援会」の収入が2億7000万円余りです。
  秋元議員はIRを推進する議員連盟のメンバーとして活動していたほか、以前はパチンコ関連の業界団体のアドバイザーも務めていて、このうちパチンコ関連の業界団体や企業などからの寄付やパーティ券収入は合わせて1400万円余りとなっています。
  このほかドラッグストアの業界団体や関連企業などからの寄付やパーティ券収入はおよそ1000万円、医師や歯科医師で作る業界団体や医療法人などからの寄付がおよそ670万円などとなっています。







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