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2024.02.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240201-SPQB45OVPZPZJFFIAOC2UBPMQM/
富士山の通行料2000円は義務化の方向 山梨県が調整、「高すぎる」と反発の声も
山梨県が今夏の富士登山シーズンから、混雑回避などのため同県側の登山道「吉田ルート」で導入する方針の2千円の通行料について、徴収を義務化する方向で、山小屋関係者らと調整していることが1日、県関係者への取材で分かった。
県は導入のための条例案を2月の県議会に提出する方針。これまで
任意で原則千円としている保全協力金と合わせると1人当たりの負担が3千円となるため、地元や山小屋の関係者からは徴収額が「高すぎる」との声も上がっている。
一方、
富士山に3ルートの登山道がある静岡県は取材に、現状の保全協力金以外の徴収は考えていないと明らかにした。夜間の登山制限などを通じて混雑回避を図りたいとしている。
富士山は2013年に世界文化遺産に登録された。その際に諮問機関から、環境保全のため登山者数を管理するよう求められたが、実際には大幅に増えており、対策が課題となっている。