シリア問題-1



2020.4.29-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/world/news/200429/wor2004290016-n1.html
シリア北西部で爆発、40人死亡 トルコが非難

【カイロ=佐藤貴生】シリア北西部アフリンの中心部で28日、爆発物を積んだとみられるトラックが爆発し、少なくとも40人が死亡した。アフリンはトルコと連携するシリア反体制派の民兵部隊が支配下に置いており、シリア人権監視団(英国)によると同部隊のメンバー6人も死亡した
   トルコ国防省は、シリアの少数民族クルド人の民兵組織「人民防衛部隊」(YPG)の犯行だとして非難した。
   現場は商店街で、イスラム教のラマダン(断食月)のなか、断食明けの日没後の食事の準備などのために多数の人が訪れていたもよう。米国務省のオルタガス報道官は「こうした卑劣な行為は許されない」とする声明を出した。
   トルコのエルドアン政権は、YPGは独立を掲げる自国内の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)と一体だとして敵視しており、昨年10月に越境攻撃を行った。


2020.3.16-msnニュース powered by microsoft News-
ロシアとトルコ、イドリブで共同警備開始 シリア内戦は10年目に

【カイロ=佐藤貴生】シリアの反体制派武装勢力の最後の拠点である北西部イドリブ県で15日、ロシア軍とトルコ軍による共同パトロールが行われた。両国首脳が停戦に合意した5日の会談で実施が決まったもので、パトロールを通じて停戦の定着を目指す。シリア内戦は15日で10年目に突入したが、イドリブではたびたび停戦が破られており、収束はなお見通せない。
  ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は5日、イドリブを東西に貫く高速道路M4の南北それぞれ6キロを「緩衝地帯」とし、共同パトロールを行うことで合意した。
  ロシア側は15日、軍の憲兵隊が参加したもよう。ただ、ロイター通信は同国国防省が「テロリストが一般人を人間の盾に使う挑発行為」があったため、任務を短縮したと伝えた。トルコ国防省はパトロールは地上と上空から行われ、初日の任務を終えたとしている。
  トルコは2018年、イドリブに監視ポストを設けて軍駐留を開始。反体制派武装勢力の非武装化を進める名目だったが、アサド政権と後ろ盾のロシアは武装解除が進んでいないとしてイドリブへの攻勢を強めた。昨年12月以降、イドリブでは住民100万人が家を捨ててトルコ国境などへ避難したとされ、内戦発生以降、最悪の人道危機が起きているとの見方も出た。
  カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)によると、シリアでは中東・北アフリカで民主化を求める反政府デモが広がった「アラブの春」のあおりを受け、11年3月15日にデモが起きた。アサド政権はそれ以降、各地に広がったデモの武力鎮圧に乗り出して内戦に突入した。
  米露のほか周辺国、イスラム過激派などが入り乱れて全土で戦闘が続いたが、一時劣勢だったアサド政権はロシアとイランの支援を受けて支配地域を徐々に回復し、政権存続を確実にした。


2020.2.28-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56164070Y0A220C2EAF000/
シリアでトルコ兵33人死亡 エルドアン氏、報復決定

【イスタンブール=共同】シリア反体制派最後の拠点、北西部イドリブ県で27日、アサド政権軍がトルコ軍部隊を空爆し、トルコ当局によると兵士33人が死亡、32人が負傷した。政権軍との衝突が激しくなって以来、トルコ側最大の被害となった。トルコのエルドアン大統領は緊急治安会議を開催し報復を決定。大統領府によると、既に攻撃を実施し、今後も継続する方針だ。戦闘激化は必至で、シリア内戦は重大局面を迎えた。

トルコはアサド政権の後ろ盾であるロシアとの協議で事態打開を模索していたが、ロシアは政権擁護を強めていた。大規模な被害が出たことでロシアとの関係悪化も避けられず、強硬姿勢を維持せざるを得ない状況だ。
  アサド政権と敵対するトルコは反体制派を支援しイドリブ県に展開。アサド政権軍との衝突が激化した2月以降、トルコ側死者は50人以上となった。政権軍側にも大きな被害が出ているほか、国境地帯に数十万人の避難民が押し寄せ、人道危機拡大が懸念されている。
  トルコの民放NTVは、今回トルコ軍が攻撃を受けたのはイドリブ県サラケブの南方と伝えた。サラケブは反体制派が政権軍から奪還したばかりの要衝で、一進一退の激しい攻防が続いていた。
  ロシアとトルコは2018年の非武装地帯合意に基づき、イドリブ県や周辺に「監視拠点」を設け、トルコ軍が駐留していたが、アサド政権軍が昨年12月からイドリブ奪還作戦を本格化。監視拠点ラインを突破して進軍を続けていた。


2020.2.18-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200218/k10012290101000.html
シリア大統領「戦闘続行」 避難民90万人に 懸念高まる

中東 シリアのアサド大統領はテレビ演説で、国の北西部に残る反政府勢力の支配地域への攻撃を続ける姿勢を示しました。戦火を逃れようと避難した人はこの2か月余りですでに90万人に上っていて、大勢の市民が戦闘に巻き込まれることへの懸念が高まっています。
  内戦が続くシリアでは、反政府勢力の最後の拠点となっている北西部のイドリブ県などに対し、アサド政権が後ろ盾であるロシアの支援を受けて攻勢を強めています。
  アサド大統領は17日のテレビ演説で「イドリブやアレッポを解放する戦いは続く」と述べ、反政府勢力の支配地域への攻撃を続ける姿勢を示しました。
  イドリブ県とその周辺では、アサド政権側と、反政府勢力を支援するトルコ軍との交戦も起き、市民が置かれた状況は日に日に悪化しています。
  国連はこの日、戦火を逃れようと避難した人はこの2か月余りですでに90万人に上り、多くは女性や子どもだと指摘しました。
  トルコとの国境付近に向かう道路にはこうした避難民を乗せた車が長い列を作っていますが、国境は事実上封鎖され、逃げ場がなくなっていて、大勢の市民が戦闘に巻き込まれることへの懸念が高まっています。
娘に怖い思いをさせないように…
内戦が続くシリアではアサド政権側による反政府勢力の支配地域への攻撃が激しさを増し、女性や子どもを含む市民が危険にさらされています。
  そんな中、幼い娘に怖い思いをさせたくないと父親がある遊びを提案しました。
  ロイター通信などによりますと、イドリブ県の友人の家に避難しているアブダッラー・モハンマドさんは3歳の娘、サルワちゃんに空爆や爆発の音をおもちゃの鉄砲の音だと思い込むように教えてきました。そして音が聞こえたら、一緒に大笑いするゲームをして遊ぶことにしたということです。動画では、実際にドンという砲撃の音がするとサルワちゃんが一瞬、驚いた顔を見せたあと無邪気に笑いながらはしゃいでいました。
  アブダッラーさんはイギリスのテレビ局の取材に対して「恐ろしい音を楽しいことに変えることで心の傷を負わないようにしてあげたかった」と語っています。
  動画はSNSで拡散し「なんてすばらしい父親なんだ」と称賛の声があがる一方で「胸が痛い」とか「現状があまりに悲しい」といった意見も多く、親子の無事を願うコメントが相次ぎました。


2020.2.14-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/world/news/200214/wor2002140033-n1.html
シリア・トルコ衝突で緊迫 最後の牙城イドリブで攻防
(1)
【カイロ=佐藤貴生】シリア内戦で反体制派の最後の牙城となっている北西部イドリブ県で、アサド政権軍と反体制派を支援するトルコの戦闘が激化している。アサド政権が全土の掌握を急いでいるのに対し、トルコは難民流入の抑止などを名目にシリア北部で「緩衝地帯」を広げる狙いだとみられる。アサド政権と後ろ盾のロシア、トルコの思惑が交錯し、現地情勢の悪化に歯止めがかからない恐れが出ている。
   トルコは今月、兵士ら15人が殺害され、報復としてアサド政権側の50人以上を殺害したと発表した。首都ダマスカスと北部の主要都市アレッポを結ぶM5高速道路や、西部のラタキアから延びるM4高速道路をめぐって攻防が起きているもようだ。
   在トルコのジャーナリスト(54)は同国の思惑について、「エルドアン・トルコ大統領の狙いはイドリブ県を実効支配することだ」と分析する。
   トルコは少数民族クルド人が多いシリア北部一帯に断続的に越境攻撃を行い、支配地域を増やしてきた。中東のメディアによると、昨年3月に支配下に置いた北西部アフリンなどではトルコ語で教育する学校を設置し、「シリアのトルコ化」を進めている。
(2)
トルコがイドリブ県を実効支配すれば、アサド政権の安定を脅かすカードを持つことになる。同時に、イドリブ県周辺の制空権はロシアが握っているため、トルコ軍のアサド政権軍への攻撃規模はおのずと限定されるとの見方が多い。
   カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)は「トルコが軍事的緊張を高めているのは、ロシアに政権側との停戦を仲介するよう強いるためだ」という識者の見方を伝えた。
   12日には米国務省のジェフリー・シリア担当特別代表がトルコを訪れ、同国の高官とシリア情勢を協議した。
   トルコは昨年10月、シリア北部のクルド人民兵組織を越境攻撃した際、米国との停戦合意からロシアとの合意に乗り換え、クルド人勢力を国境周辺から撤退させることに成功した経緯がある。今回は米国を引き込み、ロシアとの交渉を有利に展開する狙いも見え隠れしている。
   トルコはアサド政権に対し、2月末までにイドリブ県への攻撃を停止しなければ、実力で後退させるとしている。それまでにロシアとの間で打開策を見いだせるかが当面の焦点だ。


2020.2.3-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012270951000.html
シリア アサド政権軍が駐留のトルコ軍と交戦 緊張高まる

内戦が続くシリアで、反政府勢力の最後の拠点にアサド政権側が攻勢を強めていて、現地に駐留するトルコ軍の兵士4人が死亡しました。トルコ軍はアサド政権の軍に対し報復の攻撃を始め、緊張が高まっています。
  内戦が続くシリアではロシア軍の支援を受けたアサド政権が、国土の多くを取り返し、反政府勢力の最後の拠点である北西部、イドリブ県への攻勢を強めています。
  イドリブ県には反政府勢力の後ろ盾となってきた、隣国のトルコの軍が戦闘状況の監視などの名目で駐留していますが、トルコのエルドアン大統領は3日、アサド政権の砲撃によってトルコ軍の兵士4人が死亡、9人がけがをしたと発表しました。
  そのうえでトルコ軍が報復の攻撃を始め、アサド政権軍に30人余りの死傷者が出たことを明らかにしました。
  これについてアサド政権は公式な反応は示していませんが、シリア国営通信はアサド政権の部隊がイドリブ県南部でテロ組織を攻撃していた際、トルコ軍の兵士が死傷し、トルコ軍から反撃を受けたと伝えました。
  イドリブ県では先週、アサド政権側が交通の要衝を制圧するなど、反政府勢力に対する包囲網がせばまり、国連はおよそ39万人が家を追われ、人道危機が深まっていると懸念を示しています。
  エルドアン大統領は先週、「我慢も限界に来ている。攻撃をやめないのなら必要な措置をとる」と述べていて、トルコとアサド政権との間で緊張が高まっています。







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