日本の政界問題-1


2024.06.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240603-FQG64Q4AYNFJ5BDMUVMXXAGQZI/
「火の中」発言の呉中国大使 過去に天皇陛下との会見通訳も 強硬競う習体制の戦狼外交官
(三井美奈)

  「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」中国の呉江浩駐日大使(60)が5月20日、台湾を巡り、外交官らしからぬ恫喝をした。呉氏は中国外務省で日本の専門家「ジャパンスクール」きっての日本通とされる。なぜ、こんな発言をしなければならなかったのか。

  問題の発言は、東京の中国大使館で開かれた座談会で飛び出した。・・・ある日本側の出席者は「ずいぶんきつい発言だと思った」と回想した。座談会後の昼食会に、呉氏は姿を見せなかったという。
  日中外交の関係者によると、昨年、日中平和友好条約45年を記念する行事が開かれた際、呉氏は日中関係の意義を強調していた。この関係者は、「今回の座談会は台湾が議題北京がどう見ているかという視座の中、大使はどこまで日本側に強く言うかが問われた」と違いを指摘した。
  今回の発言は、台湾の頼清徳総統の就任当日、呉氏が習近平体制の指導部に対日強硬姿勢でアピールを図ったとの見方が強い。
天皇会見の通訳も
  呉氏は上海外語大で日本語を学んだ。1998年、当時の江沢民国家主席が中国の元首として初来日した際、呉氏とみられる人物が天皇陛下(今の上皇さま)との会見で通訳を務めている。
  呉氏が92年に日本でホームステイした時、ホストファミリーとなった埼玉県上尾市の小野哲二郎さん(77)は、「あまりにも日本語がうまいので『どうやって学んだのか』と聞きました。すると『頭の中で考えるときから日本語を使うようにしている。そのせいか米欧外交官と話すとき、英語が出てこなくて困る』と答えた」と話す。受け入れた際には、中国側から「この人はエリートですよ」と紹介された。
  呉氏は日本の技術に関心を示した。小野さんが給食センターに連れて行った際、衛生的で効率ある仕組みに感心し、「中国でもこういうものが必要だ」と話したという。昨年、大使就任後に再会したとき、小野さんから天気予報機能付きの鏡をもらった思い出を語り、「機能は壊れたが、いまも鏡として使っている」と言って驚かせた。呉氏の日本大使館勤務は今回で3度目。日本に滞在した経験は、通算約10年に及ぶ
「日本通」の出世相次ぐ
  中国の歴代駐日外交官には、現在外交トップを務める王毅(おうき)共産党政治局員兼外相のほか、唐家璇元外相、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で議長を務めた武大偉氏がいる。いずれも、有力ポストの登竜門となってきた。
  中国外交に詳しい山上信吾前駐豪大使は、「中国外交における日本の存在の大きさを裏付けている。中国外務省のジャパンスクールはプライドを持っていて、王毅氏らのようになりたいと思っている人も多いはず。呉氏もその一人ではないか」と話す。
  呉氏は12~15年には駐スリランカ大使を務めた。中国が対インド包囲網の構築を狙い、スリランカのインフラ投資を進めた「真珠の首飾り」政策の先兵になった。その後、中国外務省でアジア局長、外務次官補を歴任した。
  中国では習主席の権威が強まる中、外交官が国益を強調し、駐在国への威嚇発言も辞さないケースが相次ぐ。噛みつくような手法は「戦狼外交」と呼ばれる
  山上氏は「いまの中国外交は、内政の延長でしかない。呉氏の発言は、日中関係の改善よりも、時流に乗って日本を叩いてよしとする性格のあらわれだ」と指摘する。(三井美奈)


024.06.02-産経新聞(週刊フジ)-https://www.sankei.com/article/20240602-HH5NMTXTT5CCRHSHBXFE6LFK6M/?outputType=theme_weekly-fuji
中国大使の恫喝に「同意」 鳩山由紀夫氏よ、世界中で愚昧な発言繰り返すのは慎め 岩田温
岩田温(いわた・あつし)

  ドイツの哲学者、ニーチェに『この人を見よ』という著作がある。一読してみると、「なぜ私はこんなに賢明なのか」「なぜ私はこんなに良い本を書くのか」など、自分でここまで書くのかと思われるような目次(章のタイトル)に驚く。ここまでの自画自賛は珍しい。『この人を見よ』を思い出したのは、民主党政権の初代首相、鳩山由紀夫氏の異常な発言に驚愕(きょうがく)したからだ。

  先日、中国の呉江浩駐日大使は、台湾問題をめぐって次のように日本を恫喝(どうかつ)した。  「日本という国が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」
  日本が台湾独立に加担することへの警告のつもりのようだが、これは警告というより恫喝だ。以前、北朝鮮は他国の都市を「火の海にする」と喧伝していたが、まるで北朝鮮の威嚇を思い起こさせる発言
だといってよい。
  この発言が飛び出した中国大使館での座談会に出席した鳩山氏は、驚くべきことに、「日本は台湾が中国の不可分の一部であることを尊重しなければならない」「基本的に同意する」などと述べたという。
  文字通り、わが眼を疑うとはこのことだろう。日本の首相まで務めた人物が、中国大使の日本に対する恫喝に同意しているのだ。あきれるより他ない
  現代日本において『この人を見よ』とのタイトルで鳩山氏を論ずるとすれば、「なぜ鳩山氏はこんなに愚かなのか」「なぜ鳩山氏はここまで中国に阿(おもね)るのか」が中心とならざるを得ないだろう。
  われわれ日本国民が反省すべきなのは、このような人物を首相に就任させてしまったことだ現在でも、元首相として世界中で日本に仇(あだ)なす愚行、奇矯な発言を繰り返している。
  以前、国会図書館で鳩山氏のすべての著作、論考、そして対談まで調査したことがある。その際に見えてきたのは、彼には国家観がまるで希薄であるという事実だ。
  宇宙から眺めれば国境は見えないなどと主張しているのだ。これは極めて当然の事実で、国境とは人間の概念に他ならない。概念は物質とは異なって眺めることは不可能だ。そして、彼は見えないのだから存在しないとばかりの論理を展開する。
  だが、人間にとって概念は重要だ。 例えば、「夫婦」は概念だ。外から見て、「夫婦」と理解できない。だから、「夫婦」など存在しないという話にはならない。だが、鳩山氏にはこうした単純な人間の知的営為が理解できない
  彼の中では「国境」など存在すべきではないのだろう。だからこそ、中国大使が日本に対して恐るべき暴言を吐いても抗議の声すらあげない。恐るべき「亡国の宰相」が引退したことは歓迎すべきだ。だが、世界中で愚昧な発言を繰り返すのは慎むべきではないか

岩田温(いわた・あつし)
  1983年、静岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院修士課程修了。大和大学准教授などを経て、現在、一般社団法人日本学術機構代表理事。専攻は政治哲学。著書に『いい加減にしろ!』(ワック)、『日本再建を阻む人々』(かや書房)、『興国と亡国―保守主義とリベラリズム』(同)など多数。ユーチューブで「岩田温チャンネル」を配信中。


2024.06.01-産経新聞(週刊フジ)-https://www.sankei.com/article/20240601-2YYQ2S4ZZFDODMKUPJP26F67GU/?outputType=theme_weekly-fuji
許されない中国大使の暴言「力による現状変更」を示唆 国益損ねる鳩山発言 高橋洋一
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

  台湾の頼清徳総統が就任式を行った20日、呉江浩駐日中国大使は、台湾の独立に日本が加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれる」と恫喝(どうかつ)した。 総統就任式に日本から国会議員30人超が参加したことに対し、「(台湾)独立勢力に加担する誤った政治的シグナルだ」とも批判した。東京都内の在日本中国大使館で開いた台湾問題に関する「座談会」で語ったという。

  そもそも、頼総統はこれまで現状維持しか主張しておらず、「独立派」というレッテル張りをするのは間違っており、おかしい。
  戦後80年近くの現状を変更しようとしているのは、3期目に入り「台湾統一」を野望としている中国の習近平国家主席のほうだ。習氏は一応、平和的に統一すると言っているが、武力での統一についても否定していない
  頼総統の任期は2028年5月までだが、習氏の3期目は形式的には28年3月までで、丸々頼氏と重なってしまう。これが中国のいらだちの原因だろう。
  日本としては、「力による現状変更は認めない」というスタンスが重要だ。これは普遍的な原理なので、国際社会からも理解が得やすい。  この原理からみれば、呉大使の発言は、台湾のみならず日本にも武力行使するという意味合いがあり、あまりにひどい。
  松原仁衆院議員はX(旧ツイッター)に「政府はウィーン条約に基づき呉氏の追放を。駐在国内での戦火を仄(ほの)めかし恫喝する者に外交官の資格などない」と投稿した。その通りだ。
  呉大使は昨年4月にも同様の発言をしており、当時の林芳正外相は「極めて不適切」であり「外交ルートを通じて厳重な抗議を行った」と国会答弁している。松原氏は「日本の民衆が火の中という内容も酷(ひど)いが、日本政府の正式な抗議を無視し発言を繰り返した意図は極めて悪質。『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)』として追放するのが当然だ」とも投稿した。
  度重なる暴言に、外務省はどう対応するのか。 万が一、武力による現状変更が行われた場合、「台湾有事は日本有事」でもある。台湾有事の場合、沖縄県の尖閣諸島や南西諸島が自動的に有事に巻き込まれるとともに、日本の経済的な死活を左右するシーレーン(海上交通路)が脅かされるという意味もある。
  この意味で、台湾の頼総統がいう「現状維持」を守ることは、日本の国益でもある。
  20日の座談会には鳩山由紀夫元首相や社民党の福島瑞穂党首が参加していた。鳩山氏「日本は台湾が中国の不可分の一部であることを尊重しなければならない」と述べたというが、これは日本の国益を損なったものだ
  09年当時には、鳩山氏が首相で福島氏が閣僚だったわけで、まさに「悪夢の民主党政権」だったといえるだろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)


2024.05.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240531-ZK2W4SXENNKOZCPLC5GF3L5XMA/
駐日中国大使「火の中」発言、外務事務次官が直接抗議 政府答弁書は「お答え差し控える」

  台湾との関係を巡り、呉江浩駐日大使が中国の分裂に加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことについて、外務省の林誠アジア大洋州局参事官は31日の衆院外務委員会で、同省の岡野正敬事務次官が直接呉氏に抗議したと明らかにした教育無償化を実現する会の徳永久志氏に対する答弁。外務省は呉氏の発言について、当初、担当課長レベルで在日中国大使館の公使参事官に抗議していた。

  また、呉氏を国外追放するかについて、政府は31日の閣議で「わが国政府の今後の対応について現時点で予断をもってお答えすることは差し控えたい」とする答弁書を決定した。
  呉氏発言を巡っては、同様の発言が二度目であることなども踏まえ、松原仁衆院議員(無所属)が、国外追放すべきだとして政府の見解をただす質問主意書を提出していた。
  一方、台湾の台北市で5月20日に開かれた頼清徳総統の就任式をめぐり、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が、出席した与野党の国会議員に抗議書簡を送ったことについて、松原氏が31日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に見解をただした。上川氏は「内容を精査する。必要な対応は適切に検討していく」と答弁した。


2024.05.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240530-356ZK5PGRRKKBNE73SBH2ZF42E/
<独自>中国大使「火の中」発言への抗議は外務省課長レベル 「腰が引けている」と指摘も

  中国の呉江浩駐日大使が台湾との関係を巡り、中国の分裂に加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことに対する日本政府の抗議は、外務省の担当課長から在日中国大使館の公使参事官に電話で伝える形式だったことが30日、分かった。政府は「厳重な抗議を行った」としているが、関係者からは抗議のレベルが不十分だとの声が上がっている

  他国への抗議は、外務省幹部が相手国の在京大使館のカウンターパートに対して行うことが多い。在外の日本大使、公使が相手国外務省のカウンターパートに行うケースもある
  平成28年8月には当時の岸田文雄外相が、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国海警船の領海侵入を受け、中国の程永華駐日大使(当時)を外務省に呼び出し強く抗議大使のカウンターパートは外務事務次官で、外相による大使の招致は異例だった。今年4月、韓国の野党議員ら17人が竹島に上陸した際は鯰博行アジア大洋州局長が在日韓国大使館の金壯炫次席公使に電話で強く抗議した。
  抗議の形式や内容は事案を総合的に勘案した結果だが、31日に呉氏の発言に対する抗議文をまとめる予定の超党派「日華議員懇談会」(古屋圭司会長)からは、課長レベルでは不十分だとして「政府は腰が引けているのではないか」との声も出ている。


2024.05.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240529-APYT5HMPNFKEBLGRLROF2SBOBU/
「私は元気よ」 入院の自民・二階俊博元幹事長、1カ月ぶりに復帰 中国共産党幹部と会談

  自民党の二階俊博元幹事長29日夜、来日中の中国共産党の対外交流部門、中央対外連絡部(中連部)の劉建超部長と東京都内のホテルで会談した。二階氏は5月の大型連休前に体調を崩し、入院していると親族が説明しており、約1カ月ぶりの復帰となった。劉氏に「私は元気よ」と話しかけた。

  会談には自民の森山裕総務会長や小渕優子選対委員長も同席した。


2024.05.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240528-KW2CIX22PVJQLI33I3Q6RTJQN4/
「高齢者は65歳」を維持、武見厚労相 経済財政諮問会議での「70歳」提言を否定

  武見敬三厚生労働相28日の記者会見で、65歳以上とされることが多い高齢者の定義を5歳延ばすことを検討すべきだとした経済財政諮問会議の民間議員の提言を否定した。定義の見直しを「考えていない」と説明。公的年金の支給開始年齢や、介護保険の基準となっている「65歳」を維持するとした。

  提言は、23日の諮問会議で経団連会長らが示した。武見氏は会見で、年金財政が長期的に安定しているとして「年金の支給開始年齢の引き上げは考えていない」と述べた。介護保険では原則65歳以上で要介護認定を受けた人がサービスを利用しており「直ちにその範囲を見直すことは考えていない」とした。


2024.05.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240528-6T43VHXKONODLKCTADICTKIZRM/
J氏元秘書に公選法違反罪で罰金50万円 略式命令を不服として正式裁判で無罪主張

  昨年4月の東京都江東区長選で、J元衆院議員(53)=公選法違反罪で有罪確定=共謀して区議らに現金を供与したなどとして、同法違反(買収)の罪に問われた元私設秘書、L被告(38)に東京地裁(野村賢裁判長)は28日、求刑通り罰金50万円の判決を言い渡した。

  被告は今年1月に受けた罰金50万円の略式命令を不服として、正式裁判を請求。J氏から買収の指示はなく、現金供与は選挙とは無関係だとして無罪を主張していた。
  保守分裂となった区長選で、J元議員は前区長のK被告(58)=同法違反罪で公判中=を支援。起訴状によると、L被告はJ元議員らと共謀し、昨年2月ごろ、K被告を当選させる選挙運動の報酬として、区議5人に現金計100万円を供与し、区議3人に計60万円の供与を申し込むなどしたとされる。


2024.05.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240524-4OBYLF7NRJOJFKGMSNCEDTBHKA/
中国軍事演習は「台湾人を恫喝」、謝代表が非難 「火の中」発言の大使は「大変失礼」
(桑村朋)

  中国軍が台湾を取り囲む形の大規模な軍事演習を行ったことを受け、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)は24日、臨時の記者会見を開いた謝長廷代表は「中国の横暴な行動には全く正当性がなく、非難するとともに遺憾の意を表する」との声明を発表した。

  謝氏は声明で、中国の軍事演習は「台湾の人々を恫喝(どうかつ)し、海峡の緊張をエスカレートさせ、アジア太平洋地域の繁栄と安定を破壊した」と批判。中国に対し、統一でも独立でもない「現状維持」を表明した頼清徳政権と「対等と尊厳の原則の下で平和的対話を進め、海峡と地域の安定をともに守る」よう求めた。
  また、日本が「中国分裂」に加担すれば「民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言した中国の呉江浩駐日大使について、(呉氏は)昨年4月にも同様の発言をした。大変失礼なことで外交的には不適切だ」と述べた。(桑村朋)


2024.05.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240523-7JJYFYTOYJIKJL7M5ZHUS7TODA/
日本の民衆が火の中に…「事実に基づいている」 中国報道官が駐日大使の発言を正当化

  【北京=三塚聖平】中国の呉江浩駐日大使が台湾との関係を巡り、日本政府が中国の分裂に加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれる」と発言したことについて、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は23日の記者会見で「事実に基づいており、道理は正しく言葉は厳格で、完全に正当で必要なものだ」と述べた。呉氏の発言が正当だと主張した形だ。

  汪氏は「最近、日本の一部の人々の間で台湾問題に関してマイナスの動きがしばしば出ており、『台湾有事は日本有事』というでたらめで危険な論調を騒ぎ立て続けている」との認識を示した。
  台湾問題について、汪氏は「中国の核心的利益の中の核心で、中日関係の政治基礎に関わり、越えてはならないレッドラインだ」と主張。「もし誰かが中国の内政に干渉し、中国統一を妨害すれば、必ず重い代価を払うことになるだろう」と強調した。


2024.05.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240521-OU6DREDDAJO43L777RGDPR3ELI/
「民衆が火の中」発言の中国大使は「追放すべき」 松原仁氏が質問主意書

  松原仁衆院議員(無所属)21日、日本が「台湾独立」や「中国分裂」に加担すれば「民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言した中国の呉江浩駐日大使を国外追放すべきだとして、政府の見解をただす質問主意書を額賀福志郎衆院議長に提出した。

  呉氏は20日、在日本中国大使館で開いた台湾問題に関する「座談会」で、この発言を行った。
  松原氏は質問主意書で、呉氏が昨年4月28日にも同様の発言をし、当時の林芳正外相が「在京大使の発言として極めて不適切で、外交ルートを通じて厳重な抗議を行った」と国会で答弁したことを紹介。「脅迫発言」を「二度も繰り返すのは極めて不見識。接受国である日本政府に対し失礼千万で、敬意を欠く」と指摘した。
  その上で「さすがに今回は、(外交関係に関する『ウィーン条約』に基づき)ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)であることを通告し、追放すべきだと考える」として政府の見解を求めた。政府は31日に答弁書を閣議決定する見通し。


2024.05.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240518-43HEAWT2TNPVNIEHZDMNEPTXEQ/
再発防止へ女性の視点採用 自民、ダンサー問題報告書で「青年局の存在意義すら問われる事態」

  自民党青年局18日、党和歌山県連が主催した会合に露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた問題を受け、再発防止策を盛り込んだ報告書を公表した。和歌山県議の独断で企画が進んだ反省点を踏まえ、今後は複数人で事業計画書を作成し、女性や学生の視点を積極的に取り入れるとした。

  報告書「青年局の存在意義すら問われる事態」と総括。鈴木貴子青年局長は、党本部で記者団に「二度と国民の不信を招いてはならない。緊張感を持って今後の活動に取り組む」と話した。
  昨年11月の和歌山県連主催の会合では、参加者がチップを口にくわえてダンサーに渡すなど品位に欠ける行動があり、参加していた藤原崇青年局長(当時)辞任した。


2024.05.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240517-ZKMNI4QN45NI3ALK6IWEOZZHJQ/
小池百合子都知事「政治に対する嫌悪感を深める」と批判 つばさの党代表ら逮捕

  東京都の小池百合子知事17日の定例記者会見で、衆院東京15区補選で別陣営の演説を妨害した公選法違反(自由妨害)容疑で、警視庁が政治団体「つばさの党」代表、A容疑者(45)ら3人を逮捕したことに「候補者がおびえ、有権者に話すのではなく他の候補者をおとしめることは、政治に対する嫌悪感を深めてしまう」と容疑者らの手法を批判した。
  先の補選で小池氏は、乙武洋匡(ひろただ)氏(48)=無所属=を支援。告示前から選挙期間中にかけて、小池氏は乙武氏とともに街頭演説を行ったが、A容疑者らがたびたび会場に近づいて大音量でヤジを飛ばすなどしていた。
  また選挙期間中にはA容疑者らが選挙区とは関係ない小池氏の自宅前で大音量で演説し、騒音に対して住民が苦言。警視庁がつばさの党関係先の家宅捜索を行った今月13日夕にも、A容疑者らが小池氏の自宅前で抗議行動を行っている。
  小池氏はこの日の会見で「多くの方が一連の行動に憤りを感じておられると思う。候補者が命の危険を感じる選挙はありえない」と振り返った。その上で、「(これまでの選挙で各陣営が守ってきた)紳士協定がない、なんでもありの状況で今日の逮捕に至った」とし、「(今後の選挙で)模倣する人が出てくる懸念が残る」と指摘した。


2024.05-17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240517-5K7ILGFZ3VGC7ABSKKUVMY6RBY/
A容疑者が設立「つばさの党」、矛先はワクチンや宗教団体の政治活動も
(奥原慎平)

  4月の衆院東京15区補欠選挙で別陣営の演説を妨害したとして、警視庁は17日、政治団体「つばさの党」代表のA、幹事長のB、組織運動本部長のCの各容疑者を公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで逮捕した。前身団体は令和元年に設立された政治団体「オリーブの木」。政権与党に対峙する緩やかな諸派連合を目指し対米自立、護憲を掲げたが、近年は反ワクチンや宗教団体の政治活動に矛先を向けて抗議活動を展開してきた。

  「エセ保守 媚び米 媚びイスラエルで 安倍政治万歳! 統一教会、日本会議とべったり」 A容疑者は17日午前、X(旧ツイッター)にこう書き込み、一部保守系オピニオン誌に対する批判を展開した。この投稿直後に逮捕されたとみられる。
  A容疑者は愛媛県今治市で市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の共同代表を務め、令和元年5月、元衆院議員のD氏、元外交官のE氏、千葉県議のF氏とオリーブの木を設立した。4人が主宰する政治団体の集合体として、同年7月の参院選で議席獲得を目指した。
  当時のホームページには「安倍自公政権はもとより、野党共闘も国民のための政治を実現することができず、何とかならないかという声」の受け皿になると紹介されているが、参院選で候補者は全員落選した。
  その前後にオリーブの木内部で、役員人事や政治手法、歴史観、共通政策の違いが露呈したという。7月にD氏が離党、9月にE氏が離党、翌2年2月にはF氏が離党これによって、オリーブの木はA派が主導権を握った形となる

  3年1月、A容疑者は動画投稿サイトで党名を「つばさの党」に変更すると発表。6月には党名変更を繰り返すNHK党と次期衆院選に向けた連携も決定した。
  A容疑者が率いるつばさの党は、新型コロナウイルス禍でワクチンリスクに警鐘を鳴らす街宣活動を地方で行うとともに、宗教団体に対する抗議活動も先鋭化。公明党の支持母体である創価学会や幸福の科学に対するデモ活動を行っていく。
  4年9月には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する抗議集会の開催を呼びかけ、JR渋谷駅前で「統一教会、CIA」などと叫んだり、旧統一教会本部前で歌を歌ったり音楽を鳴らしたりするパフォーマンスを行った
  選挙活動を巡ってもA容疑者らは東京15区補選(4月28日投開票)以前から、他の候補の演説会場に乗り込んで声を上げ、その様子を動画配信する手法を取っていた。A容疑者とB容疑者は7月の都知事選にも立候補する考えを表明していた。(奥原慎平)


2024.05.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240516-WLEPCTCSMRH3BELUFPVV5SQITU/
選挙妨害容疑のつばさの党・A代表、過去に加計学園問題巡り民進党で講師役も
(奥原慎平)

  4月に投開票された衆院東京15区補欠選挙を巡り、警視庁は他候補の街頭演説を妨害した疑いが強まったなどとして、公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」の本部などを家宅捜索した。同党のA代表は、過去にNHK党(当時)などから国政選挙に出馬し、落選を繰り返した。学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を巡る問題を追及して注目を集め、民進党の会合に講師として出席したこともある。

小池百合子知事への批判強化
  「今日も朝から街宣車出します 小池ゆりこ(=百合子東京都知事)にヘイヘイ言ってるので、見かけたら声かけたり、拡散お願いします! 街宣車さらにどんどん手配中です 日々、増やしていく予定です」
  A氏は16日、X(旧ツイッター)にこう書き込み、小池氏を批判する街頭活動を強化していく考えを示した。 つばさの党の陣営は、東京15区補選で他の候補が演説する際、近くの電話ボックスによじのぼってヤジを飛ばしたり、車でクラクションを鳴らしたりした。その代表を務めるA氏は、かつて「産学連携ベンチャーの申し子」と呼ばれることもある起業家だった。
起業家から市民活動家
  A氏は平成13年に大阪大工学部を卒業、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)で企業と大学の研究の橋渡し役をする研究などに取り組んだ後、愛媛県今治市に帰郷した。
  29年には、同市内に建設を予定する加計学園の獣医学部を巡り、安倍晋三元首相の関与を追及する市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」を立ち上げ、共同代表としてメディアに頻繁に取り上げられるようになった。
  同年5月には同市内の獣医学部建設現場を訪れた民進党の「加計学園疑惑調査チーム」のメンバーを案内し、8月に同チームの会合に講師として出席した。
  同年10月の衆院選では、安倍氏の地元・山口4区に無所属で出馬。獣医学部開設を取り上げた。この選挙でも、他候補の会合に乗り込み、接触を図るような行為を目立たせていた
  公示前にはツイッター(現X)で「初日一人でも多く山口4区に来て、安倍あきえ(=夫人・昭恵氏)を取り囲みましょう!」と投稿。公示日に安倍氏の出陣式に、G参院議員と駆け付け、昭恵氏に近寄ると、安倍氏との合同演説会の開催を要請するという「申入書」と題した紙を手渡した。G氏がこの様子をインターネット中継しており、安倍氏の後援会幹部は「実質的な妨害だ」と憤ったという。
国政選に落選繰り返す
  令和元年7月の参院選には、元外交官のE氏らと設立した政治団体「オリーブの木」(現・つばさの党)の代表として、3年10月の衆院選では「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(当時)の公認として、4年7月の参院選はNHK党(当時)の公認でそれぞれ出馬し、落選している
  同年6月にはNHK党幹部としてNHK番組「日曜討論」に出演した。司会者の制止を振り切りながら、「テーマに沿わない」という発言を繰り返した後、「あべのせいだー、あべのせいだー」などと歌い出し、ひんしゅくを買っていた。
  先の東京15区補選最終日の4月27日、A氏は街頭演説に臨み、金融資産を投資に回す必要性について20分近くマイクを握った。「金融経済が正常に働かない限り国が豊かにならないと思い、政治を始めた。最も必要なことは国民を稼げる状態にすることだ」と強調。「つばさの党が『政治を変えたい』といっているのは、みんなで生活を良くしたいということだ。『ヘイヘイヘイ』とお騒がせしてきた。なぜこんな変な選挙戦を戦い、奇抜なことをやったか。そうでもしないと一般の皆さんが選挙に興味を持ってくれないからだ」などと持論を展開した。(奥原慎平)


2024.05.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240514-4FPBOISRJZIXFOYUWNO2NRUR4A/
石破氏、小泉元首相との会食で「岸田政権支える」 総裁選は話題に上らず

  民党の石破茂元幹事長は14日夜、小泉純一郎元首相と東京都内の日本料理店で会食した。石破氏は小泉政権下の2002年9月に初入閣し、防衛庁長官を務めた。会合後、9月の総裁選が話題に上ったかどうかと記者団に問われ「一切ない」と説明。「いろいろなことが勉強になったという昔話をした」と語った。

  同席した山崎拓元副総裁によると、小泉氏が「首相になるには才能と努力と運が必要だ」と指南し、石破氏は聞き入った。石破氏は「岸田政権を支えることに徹する」とも言及したという。亀井静香元政調会長、武部勤元幹事長も参加した。


2024.05.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240512-MPCNVY2IZVPP5PTCCXFGW4YPNU/
政策活動費、台湾外交に充当か 自民・鈴木氏がNHK番組で言及

  自民党政治刷新本部で政治資金規正法改正に向けた実務を担う鈴木馨祐氏12日のNHK番組で、政党から党幹部らに支出される政策活動費の使途を問われ、台湾との議員外交の費用に充てた可能性に言及した。「一例だが、台湾との関係やそうしたところを党で担っている部分がかなりある」と述べた。「野党対策を含め、国会運営をしっかり行っていく中で必要とされているものも正直ある」とも説明した。

  政策活動費は規正法などの法令で位置付けられたものではなく、政党から党幹部ら主に個人に宛てた支出のこと使途の報告義務はない自民の二階俊博元幹事長は5年余りの幹事長在任中に約47億8千万円を受領し、野党が追及した経緯がある


2024.05.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240510-4ULNU6RLAJERNOIFKK7KICD7EU/
「RAG FAIR」元メンバー奥村政佳氏が参院議員に繰り上げ当選 市井紗耶香氏辞職で

  中央選挙管理委員会10日、旧立憲民主党が令和3年の参院選で提出した比例代表名簿に基づき、奥村政佳氏(46)の繰り上げ当選を決定した。当選は、奥村氏はアカペラグループ「RAG FAIR」の元メンバーとして知られ、当時の参院選比例代表に旧立民から出馬して落選。今回の繰り上げ当選は、元モーニング娘。メンバーの市井紗耶香氏の辞職に伴うもので、今月13日、官報に告示され、当選の効力が発生する。愛称は「おっくん」。

  奥村氏は筑波大でアカペラサークルに入り、在学中はテレビ番組にも出演するなど当時のアカペラブームをけん引したとされる。平成13年に「RAG FAIR」のボイスパーカッショニストとしてプロデビュー。週間オリコンランキングで同時1、2位を記録し、翌14年はNHK紅白歌合戦出場も果たした高校時代には当時最年少で気象予報士に合格。防災士や保育士免許も持つ。
  令和3年の参院選比例代表で旧立民枠で当選した須藤元気氏が4月の衆院東京15区補欠選挙に出馬、自動失職した。次点だった市井氏が繰り上げ当選で参院議員になったが、市井氏が即日辞職したため、市井氏の次点だった奥村氏が繰り上げ当選した。


2024.05.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240510-QOMTI2APGNJ23DPZ5EZIKGJR2E/
近鉄の人身事故、死亡したのは維新の奈良県議 踏切に立ち入ったか

  9日午後6時10分ごろ、奈良県大和高田市日之出町の近鉄大阪線大和高田駅-松塚駅間の踏切大阪上本町発伊勢中川行き急行電車(6両編成)に男性がはねられて死亡した。奈良県警高田署によると、男性は同市選出の奈良県議、福田倫也(としや)さん(41)=日本維新の会。同署は福田さんが踏切内に立ち入って電車にはねられたとみて、詳しい経緯を調べている。

  近鉄によると、乗客約400人にけが人はなかった。この事故で上下計26本が運休し、9本が最大1時間10分遅れ、約1万人に影響した。


2024.05.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240508-RDB4CTYWX5OIFGMVROEMBLJ464/
兵庫県知事が「違法行為」告発文書問題で法的手続きを撤回 自身の疑惑は説明せず
(喜田あゆみ)

  兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」などと指摘する文書を作成し、停職処分を受けた問題で、斎藤氏は8日の定例会見で、名誉毀損(きそん)罪での告訴などについて「考えていない」と述べた。これまで「法的手続きを進めている」としていたが、撤回した。文書で指摘された自身のパワハラ疑惑などについては説明を避けた。

  男性は3月、知事や幹部職員に関する疑惑を記載した文書を報道機関や県議などに配布同月27日の会見で、斎藤氏は「(文書の内容には)職員らの信用失墜、名誉毀損など法的課題がある。被害届や告訴も含めて法的手続きを進めている」と明言していた。
  疑惑の真偽について、斎藤氏は第三者による調査を否定。県の人事当局が内部調査するとし、県は今月7日、文書内容の核心的な部分が事実ではないとして男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
  この日の会見で斎藤氏は、人事当局による内部調査によって「(文書の内容が)真実でないということが一定示された。懲戒処分もされており、現時点では刑事告訴については考えていない」とした。

  斎藤氏は会見で文書の内容を「事実無根」とした自身の発言を追認する形の内部調査結果を受け、早期に幕引きを図りたい考えがにじんだが、質問に対して言葉を濁す場面が目立った自身の疑惑についても説明を避け続けており、今後、第三者による調査などを求める声がさらに高まることも予想される。
  男性が停職3カ月の処分を受けてから初めて開かれたこの日の会見には、県の人事担当者も同席。処分に至る経緯や理由などについての質問には、斎藤氏に代わって答える場面がたびたびみられた
  文書では斎藤氏自身に関する疑惑も指摘されているため、県議会などから第三者による調査を求める声が上がっているが、斎藤氏は否定的な見解を示し続けてきた。この日の会見でも、自身の部下にあたる人事担当者らによる調査について「一定客観的な調査が実施された」と評価し、第三者委員会などの設置は改めて否定した
  一方、自身に関する疑惑に関しては「今の段階でコメントを控えたい」とした上で、今後も「私自身が説明した方がいいのか。人事当局者などが説明することの方が適切であれば、それをもって説明したということになるのではないかと思っている」との考えを語った。(喜田あゆみ)


2024.05.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240502-TMYONBQWHBMLZJ7VMU2YOFOLEM/
「まかり間違っても…」公明・山口那津男代表、改憲論牽制 参院「緊急集会」意義強調

  公明党の山口那津男代表は2日、憲法記念日を前に東京・JR池袋駅前で街頭演説し、緊急事態時の国会議員の任期延長条項に衆院憲法審査会の複数会派が賛同していることに関し、結論ありきで議論を進めないよう牽制した。「まかり間違っても、改正のために議論するのではない」と述べた。現行憲法が規定する参院の「緊急集会」を踏まえた。

  衆院が取り上げている緊急事態条項について、大災害など国政選挙の実施が困難な場合に議員任期の延長を可能にするものだと紹介。一方で今の憲法に、衆院解散後の緊急時に参院が国会権能を暫定的に代行する「緊急集会」の規定があると指摘し、関係性について「参院でも議論を深める必要がある」と訴えた。
  改憲実現には国民の理解促進が不可欠だと強調。「環境が十分に成熟したとき、視野に入ってくるかもしれない」と丁寧な議論を求めた。







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