JXSA-宇宙問題-1


2024.11.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241104-NNSWSOU5BJICLI43KEZZUBAGQQ/
H3ロケット4号機、打ち上げ成功 防衛省の通信衛星を分離

  日本の次世代主力ロケット「H3」4号機4日午後3時48分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた搭載する防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を予定通り分離できたことが確認され、打ち上げは成功した。

  H3は初号機が昨年3月、打ち上げに失敗したが、徹底的な原因究明を行って対策を施した2、3号機は成功4号機で3機連続の成功となり、開発も軌道に乗り始めた格好だ。


2024.10.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241028-T4NOCNJD5JLTDLRIP3V7QQNGR4/
H3ロケット4号機の打ち上げ3度目延期 発射地点が悪天候、新たな日程は未定 JAXA

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)で予定している日本の次世代主力ロケット「H3」4号機の打ち上げを延期すると発表した。30日の打ち上げを目指していたが、発射地点周辺の悪天候が予想されたためという。新たな打ち上げ日は未定。4号機の打ち上げ延期は3度目となる。

  4号機は防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載する。当初、20日に打ち上げる予定だったが、9月のH2Aロケット49号機の打ち上げが悪天候で大幅に遅れた影響で10月26日に延期。その後、4号機の第2段エンジンに一時的な不具合が生じ、部品交換や点検が必要となったため30日に延期されていた。


2024.10.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241022-2UZ7KEHRFVKHFHWDCU3YTZMCOI/
H3ロケット4号機の打ち上げを30日に延期 第2段エンジンに不具合、JAXA発表

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)22日、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)で予定している日本の次世代主力ロケット「H3」4号機の打ち上げを30日に延期すると発表した。26日の打ち上げを目指していたが、第2段エンジンに一時的な不具合が生じ、部品の交換や点検が必要になった。既に不具合は解消しているという。

  打ち上げ予定時間帯は午後3時46分~同5時30分で、予備期間は10月31日~11月30日。防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載する。
  4号機の打ち上げ延期は2度目。当初は10月20日だったが、9月に同センターからのH2Aロケット49号機の打ち上げが悪天候で大幅に遅れ、4号機の打ち上げに向けた準備期間の不足が懸念されたため、26日に延期されていた。


2024.09.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240916-4FH2Q2TY6RIB5OKFVC45IJAWKQ/
H2Aロケット49号機、発射地点周辺の不安定な気象で、打ち上げ日の設定が難しい判断に

  16日の打ち上げを直前で中止し、再度の発射延期となった日本の主力大型ロケット「H2A」49号機について、三菱重工業は同日、不安定な気象条件が続き、新たな打ち上げ日を設定する判断が、極めて難しい状況となっていることを明らかにした。

  発射地点の種子島宇宙センター(鹿児島県)周辺の今後の気象条件について、同社の打ち上げ責任者、徳永建技師長は16日の記者会見で「台風や張り出した高気圧、秋雨前線などの影響で不安定な状況が続き、打ち上げ期日の見極めが難しい状況だ」と説明。新たな打ち上げ期日については、「気象条件を慎重に分析しながら、今後、慎重に判断する」とした。打ち上げの予備期間は、17日から10月31日まで
  49号機は当初、11日に打ち上げの予定だったが悪天候で16日午後2時24分に延期された。機体は15日夜に大型ロケット組立棟から発射地点に移動したが、16日も発射地点上空で強風が予想され、同日朝に再延期が決まったことから、再び組立棟に戻された。


2024.07.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240701-7PJ3FRTDENITZHW3KAIJULGV3U/
H3ロケット3号機、打ち上げ成功 衛星を分離

  1日午後0時6分に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた日本の次世代主力ロケット「H3」3号機は、打ち上げから約16分後、搭載する国の先進レーダー衛星「だいち4号」を切り離し、打ち上げは成功した。今後は衛星の状況などを確認する。


2024.07.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240701-U27HAZAMLVJ3JJ3UJNWMVIT4WQ/
H3ロケット3号機、正午過ぎに打ち上げ予定 責任者「連続成功あるのみ」

  日本の次世代主力ロケット「H3」3号機が、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)からまもなく打ち上げられる予定時刻は1日午後0時6分。H3として初めて国の重要な大型衛星の打ち上げに成功し、日本の宇宙ビジネス拡大に貢献することを目指して、大空へ飛び立つ

  H3は、現在の主力ロケットH2Aの後継で、衛星打ち上げを望む企業などの使いやすさを重視。打ち上げ費用や組み立て期間がH2Aの約半分で、安く迅速な衛星打ち上げが可能なことを示し、民間企業からの衛星打ち上げの大量受注獲得を目指す役割を担う。
  だが、全く新開発の国産液体燃料ロケットとしては約30年ぶりの打ち上げだった初号機は昨年3月、打ち上げに失敗。搭載していた国の先進光学衛星「だいち3号」を失うとともに、日本の技術への信頼が揺らいだ。
  宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、徹底的に原因を究明し、ショートや過電流による機体制御装置の損傷が原因だったと解明。対策を施した2号機は、今年2月に打ち上げに成功したが、初号機失敗の影響で重要な大型衛星は搭載できず、代わりに大型衛星と同サイズの模擬衛星を搭載した。
  2号機が打ち上げに成功したことで、H3は試験段階を終了。3号機は実用段階の機体として、国の先進レーダー衛星「だいち4号」を宇宙へ送り届ける役割を担うことになった。
  H3開発計画の責任者であるJAXAの有田誠プロジェクトマネージャは、打ち上げに先立つ記者会見で「H3の本格的な実用段階に向けた大事なステップで、準備は十分に尽くした。この先は連続成功あるのみだ」と決意を表明。2号機に引き続いての打ち上げ成功を目指す。


2024.06.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240621-OHJOFZ445FMTXM2O4JHREUIVJA/
JAXAにサイバー攻撃 機密性高い情報流出の可能性 昨年と今年に複数回

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)昨年から今年にかけて複数回のサイバー攻撃を受け、機密性の高い情報が大量に流出した可能性があることが21日、JAXAや関係者への取材で分かった。ハッカーによる攻撃で、秘密保持契約を結んでいる外部機関の情報も含まれていた可能性がある。

  昨年6月、外部から不正アクセスを受けて内部サーバーからJAXA職員の情報などが漏えいした。外部から内部のネットワークに接続するために使うVPN(仮想専用線)の脆弱(ぜいじゃく)性を突かれて侵入されたとみられる。さらに今年も複数回のサイバー攻撃を受けており、状況を調べている。
  JAXAは「情報流出があったかどうかは調査中だ」とコメントしている。


2023.11.29-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231128-OYT1T50242/
JAXAにサイバー攻撃か、宇宙開発の「機微」閲覧の恐れ…警察から連絡受けるまで気づかず

  宇宙航空研究開発機構( JAXA )今年夏頃、サイバー攻撃を受けていたことが複数の関係者への取材でわかった。組織内のネットワークを一元管理する中枢サーバーが不正アクセスされ、日本の宇宙開発に関する機微な情報を自由に閲覧できた恐れがある。JAXAは政府や警察と連携し、全容解明を急いでいる

  関係者によると、攻撃を受けたのは「アクティブ・ディレクトリ(AD)」と呼ばれる中枢サーバーだ。組織内の主要なネットワークにつながっており、職員のID・パスワードや閲覧権限などの情報も管理している。警察当局が今年秋に不正アクセスを感知し、JAXA側に通報した。
  侵入を許した時期は夏頃だったとみられているが、JAXAは警察から連絡を受けるまで不正アクセスに気づいていなかった連絡を受けて、所管省庁の文部科学省に報告し、本格的な調査が始まった。
  現段階では大規模な情報流出などは確認されていないというが、「ADサーバーに侵入された以上、大半の情報が見られる状態だった恐れが強い。非常に深刻な事態だ」(関係者)と受け止められている。JAXAは実態解明とともに、ネットワークの 脆弱ぜいじゃく 性の点検を急ぐ方針だ。
  2003年発足のJAXAは、日本の宇宙開発の中核を担う国立研究開発法人だ。ロケット打ち上げや有人宇宙開発、小惑星探査などを幅広く手がけ、近年は人工衛星や宇宙ゴミの監視など安全保障分野で防衛省との連携も進めている
  16~17年に日本の防衛関連企業が大規模サイバー攻撃を受けた際、JAXAも標的の一つとなった。警視庁は21年4月、中国軍の指示を受けたハッカー集団が攻撃元だったと判断し、関与した疑いのある中国在住の中国共産党員の男を、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で東京地検に書類送検した(同年10月に不起訴)。今回の攻撃元は明らかになっていないが、JAXAが持つ機微な情報が狙いだった可能性がある。
  政府は今国会で、国内の宇宙産業テコ入れに向けてJAXAに1兆円規模の基金を設置する法案を提出し、早期成立を目指している。存在感を高めるJAXAにとって、サイバーセキュリティーの強化が急務となっている


2023.09.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230907-4HA6SIHF4ZJ3RKQ5EBD74HYU7Q/
宇宙観測衛星クリズム軌道投入に成功 「H2A」47号機打ち上げ

  日本初の月面着陸を目指す小型実証機「スリム(SLIM)」などを搭載した日本の主力大型ロケット「H2A」47号機が7日午前8時42分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。同57分頃、X線で宇宙を観測する衛星「クリズム(XRISM)」は予定の軌道に投入に成功した。


2023.08.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230827-O7VAEW7D3ZIWFBTKZ226KQBSME/
H2Aロケット47号機 発射地点に移動 28日午前打ち上げへ

  日本初の月面着陸を目指す小型実証機「スリム(SLIM)」などを搭載し、28日午前に打ち上げられる予定の国産大型ロケット「H2A」47号機が27日夕、格納されていた種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)の大型ロケット整備組立棟から発射地点に移動し、打ち上げに向けた最終段階の作業に入った。

  国産ロケットの打ち上げは、次世代大型ロケット「H3」初号機が今年3月に失敗して以来、初めて。H2Aは、H3の失敗に関連したとみられる部品を共通で使用していたため、47号機では対策を講じたが、無事に打ち上げることができるか注目が高まっている。
  47号機は、27日午後6時30分、整備組立棟から移動発射台でゆっくりと移動を始め、同7時に約480メートル離れた発射地点に到着。その後は配管の接続や燃料の充塡、電気系統のチェックなど、打ち上げに向けた詰めの作業を開始した。
  打ち上げを担当する三菱重工業の担当者は「H3の打ち上げ失敗後、初めての打ち上げなので緊張感はあるが、準備は尽くした。H2Aの信頼性の高さを証明したい」と語った。
  H2Aは、これまでに打ち上げられた46機中、45機が成功。打ち上げ成功率97・8%と、非常に高い信頼性を誇る。47号機は、28日午前9時26分に打ち上げられ、約14分後にX線で宇宙を観測する衛星「クリズム(XRISM)」を分離し同約47分に実証機スリムを月への軌道に投入する。スリムは4~6カ月後、月面に着陸する計画だ。


2023.08.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230820-6WSKTKKIFVOLTG2U4LHJLREVGE/
串本ロケット打ち上げ延期 スペースワン「発射時期は明言できない」

  宇宙事業会社スペースワン(東京)の遠藤守取締役は20日、夏ごろとしていたロケットの打ち上げ時期を延期すると明らかにした。「発射時期は明言できない」とした。

  和歌山県串本町で開かれた県主催の宇宙関連シンポジウムで明らかにした。終了後、報道各社に「ロケットの部品全体をつなぎ合わせて確認している段階。さらに細かな調整が続く」と話した。
  ロケットは日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」(串本町)から打ち上げ予定。延期は4回目


2023.07.14-日刊スポーツ(KYODO)-https://www.nikkansports.com/general/news/202307140000808.html
小型ロケット「イプシロンS」試験中に爆発「ボン」大きな音、圧力容器が壊れた可能性

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)14日午前、開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目エンジンの燃焼試験を秋田県の能代ロケット実験場で実施。開始直後に爆発が起きた。JAXAの井元隆行プロジェクトマネジャーは午後、エンジンを覆うモーターケース(圧力容器)が壊れた可能性があると報道陣に説明した。
  日本のロケットは昨年10月にイプシロン6号機、今年3月には新型H3ロケットの1号機が衛星打ち上げに失敗している。ミス続きで信頼をさらに損ないかねない

  午前9時ごろの試験開始から間もなく、「ボン」という大きな音とともに爆発した。見守る報道陣らの前で実験棟から白煙と黒煙が広がる。しばらくして消防車が放水を始めたが、建屋は屋根と外壁が吹き飛び、内側がむき出しになった。
  秋田県警と地元消防によると、けが人は確認されていない。延焼した実験場の建屋は午前11時ごろ鎮火した。井元氏は、爆発で壊れた真空燃焼試験棟を修復して実験をやり直す考えを示した。
  井元氏によると、容器の内部には大気圧の70倍近い7メガパスカル弱の圧力がかかっている。試験で異常な燃焼が起き、本来は耐えられるはずなのに破壊が起きた可能性がある。
  データを見直したところ、午前9時ごろの実験開始から57秒後に一瞬、圧力がゼロになった。井元氏は「恐らく異常が起きて圧力が下がったのではないかと思う」と指摘した。実験に用いたエンジンは全長3・2メートル、直径2・5メートル。従来のイプシロンロケットの2段目エンジンより約3トン多い約18トンの燃料を積んでいる。圧力容器が壊れた原因などを特定するため、JAXAは秋田県警や地元消防と協力して現場を調べる。(共同)







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