事故の問題-1
2024.12.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241206-T3CEJFQMVZKDNCZVZQFT22Z6XY/
飲酒後じゃれ合いで親友の命奪う 悔恨の元近大生に遺族が送った「懸命に生きろ」の叱咤
(倉持亮)
飲酒して親友に暴力を振るい、死亡させたとして傷害致死罪に問われた元大学生の男(22)に
大阪地裁は11月、有罪の判決を言い渡した。
男と被害者の男性=当時(21)=はともに強豪で知られる近畿大剣道部に所属。周囲も認めるほど仲が良かった。いつも通りのじゃれ合いのはずが、不幸にも重なり合った複数の偶然が最悪の結果を招いた。遺族は法廷で悲しみを吐露しつつ、被告に呼びかけた。
「一生懸命に生きろ」
重なった偶然、狂った歯車
事件が起きたのは昨年10月5日未明。居酒屋で2時間半ほど飲酒した被告らは大阪府東大阪市の路上を歩いていた。
被告からひじで体を押された被害男性は「うざいわ」と笑みを浮かべて応じつつ、被告の頰を平手打ちし、そのまま前方に走り去った。軽い小突きあいは2人にとって日常茶飯事。だが飲酒の影響か、この日ばかりは「カッとなった」(被告)。これが歯車が狂う一つ目のきっかけだった。
被告は男性を追いかけ、顔を殴った。一緒に飲んでいた後輩が被告を抱えるように制止したが「気持ちが収まらなかった」という。後輩を振り切って、怒りのまま男性の胸を押した。
倒れ込んだ場所が悪かった。男性はあおむけの状態で、止めてあった自転車の列に乗り上げるように転倒した。体の下に入った自転車が支点のようになり、大きくのけぞる姿勢に。首が強く伸ばされた結果、椎骨動脈損傷という、まれなけがが生じ、外傷性のくも膜下出血を発症した。
意識を失い、いびきのような呼吸をする男性に対し、被告は近くのコンビニで水を買い、男性の顔にかけたが、意識は戻らなかった。男性は救急搬送されたが、11日後に死亡した。
謝罪、反省繰り返し
今年11月18日に大阪地裁で開かれた裁判員裁判の初公判。被告は起訴内容を認め、「申し訳ございませんでした」と謝罪した。
被告人質問などでも「少しの怒りでこのような事態を生んだことに後悔と反省をしている」と謝罪の言葉を繰り返した。事件後に大学を自主退学。保釈後に2回、男性の実家を訪れ、遺族に土下座してわびたという。
幼いころから剣道に励んできた被告と男性は入学後、すぐに仲良くなった。剣道の腕前はいずれも3段。部の中心選手として活躍し、授業や私生活でも一緒に過ごした。被告は読み上げた謝罪文で「大学生活が人生で一番楽しかった」と振り返った。
「息子のため、天寿を全うせよ」
被害者参加制度を利用し、意見陳述した男性の父親は、被告のことを「息子の剣友」として認知していた。
「その友人に命や未来、可能性を奪われたことが悔しくて仕方ありません」
最愛の息子を失い、悔しさや悲しさに打ちひしがれる一方、「恨みや憎しみの感情は持ち合わせていない」と述べた。そして法廷で、被告にこう呼びかけたのだ。
「おとがめなしにはできない。まずは(罪に)服せ。その上で一生懸命に生きろ。あなたの生き方には息子の命と心が宿った。息子の声と感じて、わが身を大切にして天寿を全うしてほしい」
被告は父親の方を見て、硬い表情でその叱咤を聞いていた。
11月29日の判決公判。伊藤寛樹裁判長は被告に懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役5年)を言い渡した。「突如として人生を絶たれた被害者の無念さは察するに余りある」と指弾する一方、「複数の偶然の重なり合いが要因。傷害致死罪の重い事案とはいえない」と態様を考慮し、猶予判決を選択した。
最終意見陳述で「反省と償いのために生きていこうと思います」と遺族へ向かい、頭を下げた被告。量刑理由では「被害者の父親の言葉を踏まえ、重荷を背負う覚悟を表して反省と謝罪の意思を強くしており、その様子を率直に受け止めることができる」と言及された。
(倉持亮)
2024.11.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241129-GO2FRYGSZVLHFJSSIZR3AMWC2M/
扉開いたままエレベーターが上昇し甲子園目指す男子高校生死亡 刑事責任問えず
(前島沙紀)
平成18年6月、東京都港区のマンションで、住人の男子高校生=当時(16)=がエレベーターに挟まれて死亡する事故が発生した。
高校生は1階から自転車とともにエレベーターに乗車。自宅のある12階でエレベーターから自転車を運びながら降りようとしたところ、
突然、ドアが開いたまま上昇。かごの床と12階の天井部分に体などが挟まれた。
通常、扉が完全に閉まらなければ上下しないエレベーターでの事故。警視庁捜査1課の捜査で、エレベーターの部品が他より数ミリ多く摩耗していたことやナットの締め付け具合に異常があったことなどが判明。製造元メーカー「シンドラーエレベータ」が過去のトラブル情報を保守点検業者に十分に引き継いでいなかったなどとして、捜査1課は21年、業務上過失致死の疑いで、シンドラー社と保守点検会社の幹部ら計6人を書類送検した。
公判では「事故は予測できなかった」と判断され、最終的に全員の無罪が確定。誰も刑事責任を負わない結果となった。
亡くなった高校生は甲子園を目指す高校球児だった。野球部の試合があるときは遺影がベンチとスタンドに置かれ、プレーする仲間を見守った。
安全と思われていたエレベーターでの事故を受け、国は法改正を行い、扉が開いたまま移動するのを防ぐ補助ブレーキの設置などが義務付けられた。港区では、事故発生日の6月3日を「港区安全の日」と制定。毎年、区有施設のエレベーター事故対処訓練を行うなど、遺族や友人らが再発防止を訴えている。
(前島沙紀)
2024.11.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241128-JUULRIHS2FK2HIFWO3LGAFDUJM/
玄関は施錠、第三者の放火可能性低いか 死亡の2人は台所付近で発見 猪口邦子議員宅火災
27日夜、東京都文京区の猪口邦子参院議員(72)の自宅マンションが全焼し、
2人が死亡した火災で、当時、自宅の玄関は施錠され、夫の東大名誉教授、孝さん(80)と長女(33)が在宅していた際に
出火したとみられることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁は現場の状況から第三者による放火の可能性は低いとみて、出火原因を調べている。
捜査関係者によると、
出火当時、現場居室の玄関は施錠されていた。現場階までは専用の鍵がなければ立ち入れず、外階段からも進入できないという。
現場居室では石油ストーブなどは使われておらず、灯油などの燃料類も置かれていなかった。一般的に火元になることが多い台所は焼損の程度が低く、遺体は台所付近で見つかったという。
警視庁は29日以降も現場の検証を行い、出火場所や原因の特定を進める。
2024.09.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240831-SAWRPYGJLRLR3N5OOIL3NXIZ5Q/
飛び降りで歩行者巻き込む 女性2人死亡 横浜駅の商業施設12階から転落
31日午後6時ごろ、横浜市西区のJR横浜駅に直結する商業施設「NEWoMan横浜」の12階デッキから女性が飛び降り、歩行者の女性にぶつかった。神奈川県警によると、
2人とも死亡が確認された。
飛び降りた女性は10~20代、巻き込まれた女性は20~30代とみられ、友人と歩いていた。通行人が「女性2人が倒れていて血を流している。飛び降りたようだ」と110番した。県警が2人の身元や、詳しい状況を調べている。
駅前で待ち合わせをしていた20代の女性は取材に「ブルーシートが張られ、警察官が集まっていた。常に人通りも多い所で、ニュースを見て驚いた」と話した。
2024.08.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240831-AYJE6S5LSFIAFESGKPFI34PS7Y/
水泳の授業で溺れた小6女児、意識回復 北海道・北広島
北海道北広島市教育委員会は
31日、29日に水泳の授業で溺れ意識不明となっていた市立小6年の女児の意識が回復したと明らかにした。詳細な容体は保護者の意向で明らかにできないとしている。事故を受け、市教委は市内の全小学校で本年度の水泳の授業を中止することを決めた。
市教委によると、事故は学校近くの市営プールで起きた。水深は95センチ。当時、教諭3人とボランティアの指導員がいて、3人がプールの中、1人は外で監視していた。原因を詳しく調べている。
2024.08.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240810-E5HELIGA4VCDHELZSCNDYIGVXA/
A騎手が21歳で死去、JRAが発表 競馬場の馬場に車で侵入し騎乗停止中
日本中央競馬会(JRA)は10日、A
騎手が死去したと発表した。21歳だった。
A騎手を巡っては、JRAが8月2日、前日の1日に函館競馬場の馬場内に自ら運転する自動車で侵入し、芝コースを損傷させたとして、
裁定委員会の決定があるまで騎乗停止にすると発表していた。
2024.08.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240809-22HY4262WRIUBAZAUN6A5GFWZI/
チョコザップ、セルフ脱毛などは「24時間」利用できず ライザップに消費者庁が措置命令
RIZAP(ライザップ)が運営する小型のフィットネスジム「chocoZAP(チョコザップ)」で、
ジム以外の歯のセルフホワイトニングやセルフ脱毛を「24時間使い放題!」としながら
実際に利用できる時間は限られていたなどとして、消費者庁は9日、景品表示法違反(優良誤認表示)で再発防止を求める措置命令を出したと公表した。8日付。
インフルエンサーに対価を払い、交流サイト(SNS)に高評価を書き込むよう依頼して投稿させたのに、
自社ウェブサイトに転載する際にその旨を明記しなかった点も景品表示法が規制する
「ステルスマーケティング(ステマ)」に当たるとして、
併せて措置命令を出した。
2024.07.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240719-52CSVT6AYRONDOIP3HAZA44SIU/
「妻のスマホ見ようと…」もみあいでけがさせる 40代1等陸曹を懲戒停職1カ月、大阪の陸自八尾駐屯地
陸上自衛隊八尾駐屯地(大阪府八尾市)は19日、
府内の自宅で妻ともみあいになり、軽いけがをさせたとして、
第3飛行隊所属の40代男性1等陸曹を同日付で停職1カ月の懲戒処分にした。
妻から同駐屯地に通報があり、発覚した。
1等陸曹は「妻のスマートフォンを見ようとした」と話しているという。
2024.07.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240718-X6WIMQVYTFLHVJPDDXXSB5PAEY/
埼玉・川口市のマンションで爆発音 外壁が大きく崩れる 3人けが、命に別条なし
18日午後8時25分ごろ、埼玉県川口市並木2丁目のマンションで住民から「爆発音がして、窓ガラスが割れた」と110番通報があった。市消防局によると、
3人がけがをした。命に別条はないという。
県警川口署や消防が詳しい状況を調べている。
現場はJR西川口駅近くのマンションが立ち並ぶ地域。 爆発音があったとみられるマンション一室は、玄関のドアがなくなり、部屋の内部が見える状態に。ガラスの破片が下の道路に散乱し、外壁は大きく崩れていた。
現場周辺では、警察官が規制線を張り「中に入らないで」と声を上げた。集まった近隣住民ら数十人は、不安げな様子で見守っていた。
2024.06.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240620-3GPF44DVQ5MA7GLNC4H74JF6WI/
財務省の委託運転手を逮捕 国会議事堂付近で車横転、はねられた男性は死亡
東京都千代田区永田町の国会議事堂近くで20日夕、財務省所有の乗用車が男性をはねて逃走した事件で、警視庁は同日、
自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の現行犯で、乗用車を運転していた東京都中央区銀座、車両運行会社社員、A容疑者(55)を逮捕した。調べに対し、「パニックになって逃げた」と容疑を認めている。
逮捕容疑は20日午後5時40分ごろ、千代田区永田町の路上を運転中、信号のない横断歩道を歩いていた新宿区四谷坂町の団体職員、大野泰弘さん(67)をはねた後、数百メートル逃走したとしている。大野さんは病院に搬送されたが、約3時間後に死亡が確認された。
警視庁によると、
A容疑者は財務省が委託している運送ドライバーで、事故当時は一人で運転していたという。
2024.06.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240612-XJUI5KPU55N2VHQ7E4IDQ37H6Q/
東京・西東京市のスーパーでエスカレーターに首挟まれる 高齢の女性が死亡
12日午前10時25分ごろ、東京都西東京市のスーパーマーケット「オーケー東伏見店」から「高齢者がエスカレーターに首を挟まれている」と119番通報があった。
救急隊員が1階から地下1階に通じるエスカレーターの降り口で手すりと床の間に首を挟まれ、倒れている高齢女性を救助したが、約1時間後に搬送先の病院で
死亡が確認された。
警視庁田無署が女性が倒れた経緯を調べている。
2024.05.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240529-LM6OROLQW5OOFGXBKU6J5HD5K4/
「みんな死んじゃう」現場緊迫 東海道線踏切事故 運行優先で連携不十分の声も
(白岩賢太)
「このままだと、みんな死んじゃう」。
救助活動中に隣の線路で電車が動き出し、現場に居合わせたJR社員がこう叫んだという。
4月、横浜市のJR東海道線踏切で起きた人身事故では、運転再開を急ぐあまり、関係者の連携が十分に行われなかったことを疑問視する声もあがる。
現場の踏切は、南側の東海道線と京浜東北線との間に大きな空間が広がる。だが、ここから100メートルほど東京方面へ向かうと、線路間隔が狭まる構造になっており、事故当時と同じ夜間には、どこがどの線路なのか判別しにくい。
関係者によると、
当該電車の運転士と最寄り駅から現場に駆け付けた駅係員への引き継ぎの際、電車が通過できない区間の情報や線路に立ち入った社員や消防、警察の人数が正確に伝わっておらず、当事者間の意思疎通が不十分だった可能性もあるという。
平成14年、大阪市淀川区のJR東海道線で救助活動中の救急隊員2人が特急列車にはねられ死傷した事故では、業務上過失致死傷罪に問われたJR西日本社員3人が安全確認を怠ったとして有罪判決を受けた。1審の大阪地裁は判決理由で「ダイヤの早期正常化に関心を傾けすぎていた」とも指摘した。
JR東関係者は過去の事例も踏まえつつ、今回の事案について
「安全より運行優先と批判されてもおかしくない」と指摘。鉄道アナリストの川島令三氏は
「JR東は業界の中でも人身事故処理の運行再開に慎重だと言われるが、今回のケースは現場の線路構造が複雑で、指令所側も十分に把握できていなかったことも一因ではないか」と話している。
(白岩賢太)
2024.05.22-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240521-M7MH7IFSOJKANBB4JP34IK2Q4M/
乱気流で緊急着陸のシンガポール機、死亡乗客は心臓発作73歳英国男性 機内食散乱の動画
21日に乱気流に遭ったシンガポール航空の旅客機(乗客乗員計229人)で
死亡した乗客は、英国人男性(73)だったことが分かった。タイ当局によると、男性は心臓発作を起こしたとみられる。約70人の負傷者のうち7人が重傷を負った。
シンガポール航空によると、搭乗者に日本人は含まれていなかった。 複数のタイメディアは機内食が散乱した写真や、激しく揺れる機内の様子とみられる動画を報じた。
旅客機はロンドン発シンガポール行きで、タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港に緊急着陸した。
(共同)
2024.04.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240427-76A2WHCTBJNDDEZM2Z22TLSEHY/
向かい合って接近、衝突か 海自ヘリ2機墜落1週間
伊豆諸島の鳥島東方海域で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が墜落し、
1人が死亡した事故で、飛行中の2機が向かい合う形で接近し、衝突したとみられることが27日、関係者への取材で分かった。複数機が飛行する際、
通常はそれぞれ異なる高度を保つよう指示があるほか、搭乗員はレーダー情報や目視で周辺を確認することになっており、海自が当時の状況を調べている。
事故は27日で発生から1週間。依然7人が行方不明で、機体の主要部分は水深約5500メートルの海底に沈んでいる可能性が高い。この日は海自の海洋観測艦「しょうなん」が現場海域で海底の状況を調べる活動を開始した。
2024.04.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240423-SO7N2O6VQFNUHCWFKVRFV2VJUI/
実験ショーでアクリル製の筒が破裂 2人けが 北海道・旭川の科学館サイパル
北海道旭川市が運営する科学館サイパルで
20日、実験のショーの最中にアクリル製の筒が破裂する事故があり、
小学生を含む観覧客2人が打撲などのけがを負ったことが23日、同館への取材で分かった。
科学館によると、「燃焼の実験」をテーマにしたショーで、圧縮した空気の中にティッシュペーパーを入れて発火させる実験をしていた。うまく発火しなかったことから燃えやすいフラッシュコットンを入れたが、量を誤ったため急激に燃焼し、空気を圧縮していた筒が破裂した。
小学生2人を含む4人に破片が当たり、うち2人が軽傷を負った。
JR西明石―京都間で運転見合わせ 大阪・茨木の踏切でサンダーバードが人と接触
16日午後9時ごろ、大阪府茨木市蔵垣内のJR東海道線(京都線)茨木―千里丘間の踏切で、
敦賀発大阪行きの特急「サンダーバード44号」(9両編成)が、線路内に立ち入った人と接触する事故があった。JR西日本によると、
乗客約370人にはけがはなかった。
事故の影響で東海道線の西明石―京都間で運転を見合わせている。
2024.03.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240320-GM6BWODCXRN63I5D4RV4Z4GR3I/
1・3トンの鉄筋が落下し顔を直撃 男性作業員が死亡、北海道新幹線の延伸工事
20日午前8時25分ごろ、北海道長万部町中ノ沢の工事現場で、
車両の荷台から落下した約1・3トンの鉄筋が札幌市中央区南7条西、作業員、工藤正人さん(57)の顔に当たり、病院で死亡が確認された。北海道警八雲署によると、北海道新幹線の札幌延伸に向けた高架橋の建設作業中で、事故の詳しい状況を調べている。
建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、
円柱状に束ねた長さ約8・6メートル、直径約1メートルの鉄筋をトレーラーから下ろす際、荷崩れが起きたという。
2024.03.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240308-BQEVQ2LLW5OBJHA7Y26C3NGQQQ/
救急搬送中に経路誤る、70代女性死亡 30分の到着遅れ
広島県備北地区消防組合消防本部は8日、
救急車で70代女性を搬送した際、病院までの経路を誤り、到着が約30分遅れたと発表した。女性は搬送先の病院で
死亡が確認された。
消防本部によると、7日午後4時15分ごろ、同県三次市の病院から広島市の病院に搬送するため、中国自動車道を走行中の救急車が分岐を誤った。搬送先の医師は「結果は変わらないが、遅延の影響が全くないとは言い切れない」としている。
消防本部の谷川真澄消防長は「事案を検証し、再発防止を図る」とコメントした。
2024.03.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240306-O4E57WDVENLA3A4QHTHL6MBKYY/
農業用水路で作業員ら6人倒れる 2人意識不明 塗装作業中、神奈川
6日午後7時10分ごろ、神奈川県伊勢原市にあるトンネル状の農業用水路で「作業員が倒れた」と119番通報があった。地元消防によると、男性6人が倒れており、うち少なくとも
2人の意識がないという。
当時は塗装作業などをしており、現場にはシンナーや塗料があった。県警や消防が経緯を調べている。
2024.02.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240223-7B6CHOKS4FMWDMKSCMSLSMH64A/
大阪空港で管制官が誤って着陸許可 離陸機が待機の滑走路に
大阪(伊丹)空港で19日夜、離陸のため進入許可を得た日航機が滑走路上で待機しているのに、管制官が誤って別の日航機に着陸許可を出していたことが23日、国土交通省への取材で分かった。
滑走路にいた日航機のパイロットの指摘を受け、管制官は着陸許可を一時取り消した。けが人や運航への影響はなかった。
誤った着陸許可が出た時点で両機の距離は10キロ以上あった。
国交省は衝突や接触の恐れはなく、重大インシデントには該当しないとしている。
国交省によると、19日午後8時ごろ、大阪発仙台行き2215便が管制官から進入許可を得て滑走路で待機している際、同じ管制官が誤って那覇発大阪行き2088便に同じ滑走路への着陸許可を出した。2215便のパイロットから滑走路上にいることを伝えられ、管制官は許可を取り消した。管制官も誤りに気付いており、訂正しようとしていた。国交省は管制官に対し、安全確認の徹底を求めた。
羽田空港では1月に日航と海上保安庁の航空機が衝突する事故が発生。国交省は再発防止に向けた緊急対策を打ち出し、有識者を交えた対策検討委員会での議論を続けている。運輸安全委員会などが原因を調べている。
2024.02.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240213-6X4L3GF4TRMYPD7C7OYYPXGPZQ/
女子中学生2人マンションから飛び降りか、1人死亡 大阪・吹田
12日午後11時10分ごろ、
大阪府吹田市片山町のマンション敷地内で、10代とみられる女性2人が頭から血を流して倒れているのが発見された。大阪府警吹田署によると、
2人のうち1人は死亡、もう1人は治療中。同署は自殺の可能性が高いとみて調べる。
同署によると、建物9階から2人の靴と所持品、遺書のようなものが見つかっており、飛び降り自殺を図った可能性が高い。2人は制服を着用しており、いずれも中学3年の女子生徒とみられる。
現場はJR吹田駅から北東約400メートルの住宅街。
不安や悩みの主な相談窓口は、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)や、よりそいホットライン(0120・279・338)など。
2024.02.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240202-723T5PP2SFKN7BLGEYM5SGQL4Q/
送迎車の100歳と93歳死亡 自宅へ戻る途中…広島の県道で正面衝突
2日午後3時5分ごろ、広島県廿日市市玖島(くじま)の県道で、
介護施設の送迎用の乗用車と普通貨物自動車が正面衝突した。
広島県警廿日市署によると、乗用車に乗っていた白川多喜人さん(100)と小田アキ子さん(93)=いずれも廿日市市浅原=が死亡した。介護施設の利用者で、自宅へ戻る途中だった。
同署によると、同乗していた利用者2人もけがをし、うち70代男性が重傷という。乗用車の運転手と、貨物車の運転手と同乗者もけが。
現場は片側1車線の緩やかなカーブ。同署は普通貨物車が中央線をはみ出したとみて調べている。
2024.01.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240130-DZXWZNLA3BNXNNMECU6IH44EL4/
琵琶湖で男性3人心肺停止 ボートで釣りか 滋賀・長浜
30日午前8時10分ごろ、滋賀県長浜市南浜町の琵琶湖沖で、
付近で漁をしていた漁船から「ボートが転覆している」と110番があった。
県警長浜署や地元消防が付近を捜索したところ、
40~50代とみられる男性3人が心肺停止の状態で発見された。
同署によると、
3人は釣りをしていたとみられ、全員がライフジャケットを着用していたという。
2024.01,29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240129-GJ5AXOUN6FPALA7JMY3K3SZW4Q/
サルに襲われた高齢女性助けようとして女児けが 福岡の公園
29日午後5時35分ごろ、
福岡県那珂川市の公園で「小学生の女の子が両脚をサルにかまれたようだ」と通行人の男性から110番があった。
女児は小学校高学年で、両太ももをかまれ軽傷を負った。
福岡県警春日署によると、女児は公園で友人と遊び、別れて1人で帰宅途中だった。
目の前で高齢女性がサルに襲われ、助けようと駆け寄った女児に、サルが向かってきたという。
同市や近接する福岡市南区では、昨年秋ごろからサルによる被害が相次いでいる。