事件問題-2024年4月~2024年05月


2024.05.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240531-RBS75AHVZNMCRIH4H2GZPXHKHE/
「SNS型ロマンス詐欺」で札幌の40代女性が1470万円被害 暗号資産購入指示され送金

  北海道警札幌・南署31日、札幌市南区の40代女性が、交流サイト(SNS)で知り合った相手に暗号資産購入を指示され、約1470万円をだまし取られたと発表した。署は「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査している。

  署によると、1月にオーストラリア在住の男を名乗る人物からインスタグラムでメッセージが届いた。その後、旅行資金をためるためなどとして、LINE(ライン)で指示されて購入した暗号資産を、3~5月にかけ計16回、指定された暗号資産アドレスに送金し、だまし取られた。
  金を借りようと母親に相談し、詐欺だと発覚。28日に署に相談した。


2024.05.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240530-2QVQ46YZRFPODAFDWCW6FBGXBU/
91歳女性を暴行死、両足をタオルで結束か 容疑で69歳長男ら家族3人逮捕

  同居の母親=当時(91)=を殴るなどして死亡させたとして、兵庫県警捜査1課などは30日、傷害致死の疑いで同県姫路市高岡新町の無職、A容疑者(69)を逮捕した。A容疑者と共謀したとして、同居の家族2人も傷害致死や暴行の疑いで逮捕した。

  傷害致死容疑で逮捕されたのは、A容疑者の長男で会社員のC容疑者(36)。暴行容疑で逮捕されたのは大居容疑者の妻で無職、B容疑者(63)
  A容疑者とC容疑者の逮捕容疑は共謀し、昨年10月上旬ごろから同15日ごろまでの間、自宅で複数回にわたり、A容疑者の母、不二子さんの顔を拳で殴ったり、尻のあたりを蹴ったりして同日、外傷性ショックで死亡させたとしている
  A容疑者とB容疑者の逮捕容疑は共謀し、同月13日ごろ、自宅で不二子さんの両足首をタオルで縛るなどの暴行を加えたとしている。
  捜査1課によると、A容疑者とC容疑者は「話し合ったり申し合わせたりしたことはない」と容疑を一部否認。B容疑者は「夫と協力してタオルで両足を結んだ」と容疑を認めている
  3容疑者は、不二子さん夫妻と同居していたといい、捜査1課が生活実態や暴行の経緯などを調べている。


2024.05.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240530-RIHCEVPRARJSFKY4JUTYVN42GM/
タクシー強盗で拳銃使用か 運転手の男性が腹部から出血 脅迫の男が逃走 埼玉・川口

  29日午後11時40分ごろ、埼玉県川口市幸町3丁目付近のコンビニの従業員から「タクシー運転手が撃たれたと言っている。血が出ている」と110番があった
  川口署によると、運転手の高齢男性は腹部から出血し、病院搬送時は意識があり会話もできた。けがを負わせたとみられる男は逃走しており、署は拳銃を使った強盗殺人未遂事件とみて捜査している。

  署によると、男は50~60代で黒色の短髪。男はタクシー内で「金を出せ」と運転手を脅迫し、けがを負わせたとみられる。現場で拳銃などは見つかっていない。
  周辺からは「男がタクシーのドアを殴っている」「爆竹のような音がした」といった110番もあったという。  現場はJR川口駅の北約400メートルの住宅街。


2024.05.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240528-LFXWP7ON7BNVRALQFXSJRY6NA4/
青酸ソーダ「スプーン2杯盗んだ」 逮捕の大学院修了生、青酸カリは「研究室で捨てた」供述

  大阪公立大がキャンパス内で保管していたシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)などの毒物を紛失した問題で、大阪府警は28日、大学の研究室から在学中に青酸ソーダを盗んだとして、窃盗の疑いで、同大大学院を修了した会社員、A容疑者(30)=滋賀県甲賀市=を逮捕した。「父親に就職のことでいろいろいわれ、殺害するために盗んだ」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は昨年8月上旬、同大の研究室から青酸ソーダを盗んだとしている。
  府警によると、A容疑者は令和4年4月~今年3月に同大大学院に在籍。青酸ソーダなどは研究室で開閉が記録される鍵付きの保管庫に入っており、A容疑者は研究室に出入りできる立場だったという。
  大学側は16日、青酸ソーダとシアン化カリウム(青酸カリ)が25グラムずつ入った瓶を紛失したと発表。最後に保管を確認したのは昨年6月下旬で、今年5月2日の棚卸し作業で紛失に気づいた。
  府警は期間中の入室記録を確認。出入りしていた関係者から聞き取ったところ、A容疑者が関与を認めた。
  A容疑者は「青酸ソーダをスプーン2杯程度、袋に小分けして盗んだ。青酸カリは研究室内で捨てた」と説明。青酸ソーダは持ち帰ってから捨てたと話しており、府警が行方を捜査している。父親に健康被害は確認されていない。
  大学は事件を受けて薬品管理の規則を改定。保管庫の鍵の管理や毒物の取り出しなどを教員が行うとした。大阪公立大の辰巳砂(たつみさご)昌弘学長は28日、「誠に遺憾。警察の捜査に全面的に協力する」とのコメントを発表した。


2024.05.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240528-PGLPBQ6VJNKENGUCEGLEAXE3V4/
大阪公立大「青酸ソーダ」窃盗疑い、逮捕の男は卒業生か 研究室に出入り権限?

  大阪公立大がキャンパス内で保管していた青酸ソーダ(シアン化ナトリウム)などの毒物計50グラムを紛失した問題で、大阪府警が窃盗容疑で逮捕した男は、同大の卒業生とみられることが28日、捜査関係者への取材で分かった。

  紛失したのはシアン化カリウム25グラムと、シアン化ナトリウム25グラム。研究室で開閉が記録される鍵付きの箱に保管されていた。男は研究室に出入りできる権限があったとみられるといい、府警が経緯や状況を調べている。


2024.05.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240527-SWXUXVL3PJPSFCQ3D57PYMJQSM/
自称神戸大生らコカイン摂取か、5人逮捕 「使用した覚えない」容疑否認

  コカインを摂取したとして、兵庫県警東灘署27日、麻薬取締法違反の疑いで、神戸市内に住む21~22歳の男子大学生5人を逮捕した。同署によると、5人は神戸大や同志社大、近畿大、神戸学院大、追手門大にそれぞれ通っていると話しているという。

  逮捕容疑は昨年12月7日ごろ、兵庫県内かその周辺でコカイン若干量を摂取したとしている。5人は、「コカインを使用した覚えはない」などといずれも容疑を否認している。
  同署によると、同日午前0時過ぎ、神戸市東灘区内のコンビニエンスストア駐車場でたむろしていた5人の様子を不審に思った巡回中の警察官が職務質問。署へ任意同行したところ、尿検査でコカインの陽性反応が検出されたという。
  同署は、5人の関係性や、薬物の入手ルートを調べている。


2024.05.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240527-ET5E7M6SABMDPG5H6N3UH7WMM4/
大規模マネロン犯罪、不正口座、協力者への依頼…浮かび上がる巧妙なやり口
(前原彩希)

  不正に開設した法人口座を使って犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、大阪府警に逮捕された会社代表らのグループは、さまざまな犯罪集団から毎月100億円規模の洗浄を請け負っていた。これほど大規模なマネロンビジネスを実現できたのは、約4千口にも上る法人口座を管理下に置いていたから。口座開設に当たってフル活用されたのは、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の必須ツールである交流サイト(SNS)だった

元締め集団 SNSフル活用「ここはペーパーカンパニー。法人口座は譲り渡した」
  府警は令和4年9月、オンラインカジノの利用者を増やせば報酬が得られるなどとうたい、マルチ商法を展開していた集団を摘発。この事件の被害者が振込先として指定されていた法人4口座を捜査したところ、もとの開設者からすべて有償で譲渡されていたことが判明した。カネの流れをつぶさに追う中で見えてきたのが、法人口座の〝元締め〟たる「リバトングループ」の存在だった。

  大阪府警生活経済課によると、不動産売買などを目的に掲げる富山市の「リバトン」をはじめ9法人から成り、3年ほど前から活動。約500のペーパー会社の設立に関与し、4千以上の法人口座を管理していた。
  リバトングループは特殊詐欺や投資詐欺、違法カジノなどさまざまな犯罪集団を顧客に持ち、依頼を受けると管理口座を紹介例えば特殊詐欺であれば、被害者がだまされて最初に金を振り込む口座がこれに当たる
  リバトン側は、ここから別の管理口座への資金移動を繰り返し、最終的に海外口座へも送金。外部からはカネの流れを容易にたどれないようにした上で、最終的に犯罪集団側に還流していたとみられる。
  リバトン側に入金された金昨年1~7月だけで約700億円。月換算で100億円に上るそのうちの4%を洗浄の報酬として受け取っていたという。
  リバトン側がどのように〝顧客開拓〟をしていたか、犯罪ネットワークの詳細はまだ明らかではないが、もっとも摘発リスクの高い法人口座の開設にはSNSを駆使していた。 まずグループはリクルーター役を通じ、SNSなどで「副業」と称してペーパー会社を立ち上げる協力者を募集。口座開設に当たっての銀行側との想定問答を指南し、架空の事業内容や会社の名前を覚えさせていた。
  また、出資金があるよう装うため300万円を「見せ金」として渡し、設立に必要な入金記録の写しをとると、すぐに回収。口座を入手すると、協力者には報酬として月2万円を支払っていたケースも確認されている。
  「闇バイトと同じような、『裏の副業』みたいな感覚だったのでは」と捜査幹部。その口座が実際に何に使われるのかはあずかり知らず、たとえ協力者が摘発されても〝トカゲの尻尾切り〟で終わる-。トクリュウならではの不特定性が、大規模なマネロンを可能にしていた。

給付金誤送金でも
  山口県阿武町が誤送金して大きな話題となった新型コロナウイルス事業の給付金4630万円を巡る事件で、有罪判決を受けた男がオンラインカジノ決済代行業者に振込先として指定されたのもリバトン管理の口座だったという。府警は他に30人以上が関与しているとみてリバトングループの実態と犯罪ネットワークの解明を進める。
簡単に会社設立 悪用
  今回の事件では、書類審査をクリアするのに必要な条件さえそろえれば簡単に会社を設立でき、口座を開設できる状況が悪用された。
  犯罪捜査に詳しい近畿大の辻本典央教授(刑事法)は、近年スタートアップ(新興企業)を支援する取り組みが活発化しており、法人口座を作りやすくなっている印象があると指摘。その上で「法人口座の開設後も会社の規模や事業内容、頻度などで不自然な金の動きがないか監視することが重要だ」と強調した。
  今回のマネロングループの手口と同じように、SNSで口座売買を持ちかける投稿は数多くみられる。マネロン対策サービス提供会社「カウリス」(東京)が今年1~5月のX(旧ツイッター)の投稿を分析したところ、法人口座の買い取りをうたう書き込みは1日に最高807件あった。昨年夏以降から投稿が多くなったという。

  同社によると、最近は生活や事業の口座として使いながら、第三者の送金代行も兼ねる不審な口座も増えている。同社の島津敦好社長は「レンタル口座や転売口座の罰則を強化することが必要だ」と話した。
(前原彩希)


2024.05.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240527-NASXMZPCAJIOZCNIZZSRSQKA4Q/
遺体は手足を縛られた状態 川崎の死体遺棄事件

  川崎市の多摩川で回収されたスーツケースから原唯之さん(46)の遺体が見つかり、死体遺棄容疑で元交際相手のA容疑者(32)ら5人が逮捕された事件で、原さんの手足が縛られた状態だったことが27日、捜査関係者への取材で分かった。ケースには重りが付けられており、神奈川県警は、遺体が浮上して発覚しないよう図った可能性があるとみて調べている。

  また、県警はA容疑者らが所有していた車を押収。スーツケースを運搬するのに使った疑いがあり、防犯カメラの画像などを調べている。
  捜査関係者によると、原さんは動画配信サイトで生配信などの活動をしていた。死因は首を絞められたことによる窒息死の疑いがあり、死後数日程度とみられる。
  逮捕容疑は共謀して昨年12月中旬、東京都大田区本羽田付近の多摩川の河川敷で、スーツケースに入った原さんの遺体を遺棄したとしている。スーツケースは12月29日夜、約2キロ下流で釣り人が発見した。


2024.05.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240526-ZMBXF3GERFMTTBIN7LTM2BCQY4/
「ここで終わる予定」マンション浴室に女子高生と成人男性2人の遺体 千葉

  千葉県警松戸東署は26日、同県松戸市東平賀のマンションの一室で25日に成人男性と女子高校生の遺体を発見したと発表した。同署によると、男性は25日、友人男性にマンションの住所を示して「ここで終わる予定」とメッセージを送っており、同署は詳しい経緯を調べている。

  25日午後10時35分ごろ、メッセージを受け取った友人が県警に「無事か確認してほしい」と連絡した。同日午後11時40分ごろに署員が駆けつけ、浴室で2人の遺体を発見。玄関は無施錠で、争った形跡はなかった


2024.05.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240525-NZ7RDFRVHNI4BD6O4YTQEIC6MU/
84歳妻を殺害未遂疑い 搬送後死亡、夫は認知症か 東京・狛江

  同居する妻(84)を刃物で切り付け殺害しようとしたとして、警視庁調布署は25日、殺人未遂の疑いで、東京都狛江市岩戸南、無職の男(88)を逮捕した。妻は搬送先の病院で死亡。署は容疑を殺人に切り替えて調べる。

  署によると、夫婦は2人暮らし。認知症を患う夫を妻が世話していたとみられ、詳しい経緯を調べている。
  逮捕容疑は25日朝、自宅で妻の首などを刃物で切り付け、殺害しようとしたとしている。「妻が言うことを聞かなかったから殺そうとした」と話している。


2024.05.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240525-OGOYTTMTHJJLHKYIBG7VTY5DNI/
3人の「刃物男」…事実でなかった 小学生ら相次ぎ目撃 兵庫県警が発表

  神戸市須磨区で23日午後、刃物のようなものを持った男が相次いで目撃された事案で、兵庫県警須磨署は25日、いずれも事実ではなかったと発表した。3件の通報を受けて周辺の防犯カメラの映像を確認するなどしたが、不審な男は写っておらず、聞き込み捜査でも、他に目撃者はいなかったという。

  同署によると、午後4時ごろに同区南落合で、刃物のようなものを袋に入れる男を小学生のきょうだいが目撃したが、捜査の結果、刃物ではなく見間違いだったと判断した。
  約1時間後の午後5時ごろには、同区西落合の公園で自転車に乗った別の小学生の男児が、刃物のようなものを持った男に30メートルほど追いかけられたとして、近くの交番に逃げ込んだ。しかし周囲の防犯カメラにそのような様子は写っていなかった
  同日午後10時15分ごろに同区中落合で「男の手に光るようなものが見えた。刃物かもしれない」男子高校生が110番したが、防犯カメラの映像などを確認したところ、男性が持っていたスマートフォンの光だった。男子高校生は、県警が犯罪情報を配信する「ひょうご防犯ネット」で、事前に不審者情報を把握していたという。


2024.05.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240525-5SEBNJBKMVMUNADPNDLDFKYFEQ/
盗んだ手錠、9万でフリマ販売か 富山県警警部補を窃盗容疑で逮捕

  富山県警は25日、県警本部の倉庫に侵入し、拳銃入れと手錠の計3点を盗んだとして建造物侵入と窃盗の疑いで、警務部警務課付の警部補、A容疑者(43)=富山市清水町=を逮捕した。県警は、容疑者が盗んだ物をフリマアプリで販売し、収益を得ていたとみて、他にも同様の被害がないか調べている

  逮捕容疑は、交通部交通指導課に所属していた2023年4月19日ごろから24年2月23日ごろ、廃棄予定の備品が置かれている県警本部敷地内の倉庫に侵入し、拳銃入れ1点と手錠2点を窃盗したとしている。
  県警によると、今年2月に他県警から「フリマアプリで警察装備品の可能性がある物が販売されており、容疑者の関与が疑われる」と情報提供があった。容疑者は「当直勤務中、倉庫に複数回侵入し、窃盗した」と供述しているという。
  盗まれた拳銃入れ1点と手錠1点は、それぞれ10万円と9万円でフリマアプリを通じて購入された。これらは回収し、残る手錠1点も関係先から押収した。
  山崎隆之警務部長は「警察官にあるまじき行為で誠に遺憾。厳正に対処する」とコメントを出した。


2024.05.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240525-GICYCY3AVFIEHAPHHLPE4ICTD4/
ビール、日本酒、焼酎水割り…飲酒運転でも「無罪」通るか 危険運転致死罪で起訴の男

  ビールに日本酒、焼酎の水割り-。すべてを飲酒したのちにハンドルを握った男の車が、自転車の男性と衝突する事故があった。男性は自転車ごと引きずられ、死亡。危険運転致死罪に問われた男の裁判員裁判で今月、懲役13年を求刑した検察側に対し、男は飲酒運転を認めたものの、無罪を主張した。その理由とは-。

「気づかず」帰宅
  「自転車にぶつけた記憶はありません」 5月8日、東京地裁(江口和伸裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で、危険運転致死罪に問われた白鳥功二被告(71)は起訴内容について問われ、こう答えた。弁護人も「無罪を主張する」と述べた。
  事故は令和4年12月4日午後3時15分ごろ、東京都練馬区内で発生。幅3・7メートルの道路だった。
  起訴状によると、酒を飲んだ被告が運転するワゴン車と、左側を並走していた田畑和雄さん=当時(79)=の自転車が衝突。自転車は車の左後輪と車体の間に挟まれ、自転車は1キロ、田畑さんは285メートル引きずられ、搬送先の病院で死亡が確認された。
  被告はそのまま帰宅。被告人質問では引きずったことについて「警察署での事情聴取で映像を見せられて初めて知った」と語った。
2度の飲酒
  被告が危険運転致死罪で起訴されたのは何度も酒を飲んでいたからだ。
  1度目は事故当日午前10時ごろ。区民館で開かれた60歳以上の地域住民の集まりだった。飲んだ量には検察・弁護側で争いがあるが、被告はビールをコップ1杯と日本酒をコップ半分ほど飲んだと公判で説明している。
  被告は一度徒歩で帰宅したが、自宅から車に乗って同日午後1時45分ごろに常連のカラオケスナックへ。飲酒運転だったことは被告も認めており、ここで2度目の飲酒に及ぶことになる。


2024.05.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240523-3X7OQAWLVBMM3OCRHL5SRZ4KRY/
1歳長女に傷害疑い、24歳の父逮捕 布団にたたきつけ右足骨折、山梨

  長女(1)の両足をつかんで布団にたたきつけ、右足を骨折させたとして、山梨県警甲斐署は23日、傷害容疑で父親の会社員、A容疑者(24)=山梨県甲斐市中下条=を逮捕した。

  逮捕容疑は21日午前0時半ごろ、自宅で長女に暴行し、全治約3週間となる骨折をさせたとしている。署によると、容疑者の妻が21日に長女を医療機関に連れて行き、医療機関が児童相談所に連絡して発覚した。以前にも児童相談所から県警に虐待疑いの情報提供があったという。


2024.05.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240522-W6JYCMFCARMMRGYEWWBHXVFJMY/
悪質ホストクラブ問題 武見敬三厚労相が相談体制強化の考え示す 海外売春被害者らと面会
(王美慧)

  悪質なホストクラブなどで女性客が多額の売掛金(ツケ払い)による借金を背負い、売春などを強いられる問題を巡り、被害当事者と保護者、支援団体が22日、厚生労働省で武見敬三厚労相らと面会した。武見氏は「この問題を解決するためには何ができるのか、関係各省と連携しながら当たる」と述べた。
  面会には、当事者の女性2人と、娘がそれぞれ被害にあった母親2人が出席。当事者の女性1人は約10カ月間で計2500万円の飲食代金を請求され、海外で売春させられるなどの被害に苦しんだ経験など実態を報告した。 また、被害者支援団体「青少年を守る父母の連絡協議会(青母連)」が集めたホストクラブでの売掛金を禁止する法整備を求める4千筆の署名を提出した。

  武見氏は被害は東京・歌舞伎町に限らず、全国に広がっている実情を踏まえ、各都道府県が設置する女性相談支援センターで悪質ホストクラブ問題の研修会を実施し、相談体制の強化を図る考えなどを示したという。
  面会後に取材に応じた青母連の玄秀盛代表は「事態は深刻で全国的に広がっているが、(相談から)あふれている人ばかり。もっとホストの悪質商法を知っていただくことが必要だ」と述べた。
売掛金トラブル今も
  ホストクラブをめぐっては売掛金を自主規制する動きもみられるが、前払い金などと称して継続している店もあるといい、トラブルは今も後を絶たない
  社会経験の乏しい若い女性の意識を操るなどして支払い能力を超える多額な飲食代を請求して借金を背負わせる悪質ホストクラブが横行。返済名目で組織的に性風俗の仕事に誘導する店の存在も指摘された。最初は低料金で利用させ、徐々に値段をつり上げる形で〝常連〟にさせる手口や、海外での売春を勧める例も確認されている。
  昨年9月に警視庁が東京・歌舞伎町の公園などで売春の客待ちをしたとして現行犯逮捕した女性35人のうち、約4割はホストなどにはまったことによる借金返済や遊興費目的だったという。

  問題は国会でも取り上げられ、立憲民主党が昨年11月末に国や自治体に実態調査や相談体制の整備などを求める被害防止法案を国会に提出。違法行為に対する警察の取り締まりも強化されるなど関係当局が連携して対策を急いでいる。
  一方、社会的批判を浴び、昨年12月には東京・歌舞伎町のホストクラブ経営者らが今年1月から自主規制で売掛金での営業を段階的に縮小し、4月からは廃止する方針を打ち出した。
  ただ、支援団体によると、被害はやんでいないのが実情だ。自主規制は行われているものの、消費者金融で借りさせた上で、高額な金額を前払いさせたり、複数のクレジットカードを頻繁に使わせたりする「手口」も出ているという。
あらゆる法令駆使、取り締まりを強化
  悪質なホストクラブが女性に売春を強いるなどして違法に稼いだ資金が犯罪組織に流れている疑いがあり、警察当局はあらゆる法令を駆使して対策を強化している。
  警察庁の露木康浩長官は昨年11月、暴力団や交流サイト(SNS)などでつながる匿名・流動型犯罪グループが「悪質ホストクラブの背後で不当に利益を得ている可能性」に言及。警察庁は全国の警察本部に対して売春防止法や職業安定法を適用し、取り締まりを強化するように通達を出した。
  33都道府県警が昨年11月と12月に風営法に基づき全国の約7割に相当する延べ729店舗に立ち入り検査した結果、営業停止を含む行政処分は203件に達した。
  また、昨年11月~今年2月、女性客に風俗店の職を紹介したといった職業安定法違反や売春防止法違反、風営法違反の3罪種で摘発したホスト関係者も全国で28人(前年同期比11人増)に上ったという。(王美慧)


2025.05.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240522-HO6WFCJSCBKXTOHVLCTOOC6QJI/
<独自>旧「五菱会」関係者か 3~17倍の超高金利でヤミ金営業 警視庁が4人逮捕

  超高金利でヤミ金業を営んだとして、警視庁生活経済課は21日、貸金業法違反(無登録営業)などの疑いで、東京都大田区の無職、A容疑者(44)ら男女4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。A容疑者は「五菱(ごりょう)会事件」と呼ばれ、平成15年に大規模な摘発を受けた指定暴力団山口組2次団体「五菱会」(当時)が運営していたヤミ金グループとの関係をほのめかしており、同課が組織の実態を調べている。

  捜査関係者によると、A容疑者らは令和5年10月~6年2月、無登録で9人に約80万円を貸し付け、法定利息の約3~17倍となる約68万円の利息を受け取った疑いが持たれている。
  集客はホームページで行い、電話を通じて顧客とやり取りして口座に入金。返済時には入金させた金を別の口座に移し替えた上で、出し子が引き出して駅などのコインロッカーに入れ、運び屋がさらに別のロッカーに移すなどして、捜査の目をかいくぐるように対策していたという。
  A容疑者とともに逮捕された出し子と運び屋も、旧五菱会系の別のグループで債務を抱え、返済のために協力していたとみられる。
  同課はA容疑者らが平成30年からの約6年間で延べ約1万5千人に約5億円を貸し付け、約6億円の利息を得ていたとみている。
社会を食い物 手口変えて「出戻り」
  「五菱会事件」では、指定暴力団山口組2次団体「五菱会」(当時)の実質ナンバー2で、〝ヤミ金の帝王〟と呼ばれた男を中心とした大規模なヤミ金組織が、バブル崩壊後の社会を食い物にしていた。徹底的な取り締まりでヤミ金組織は鳴りを潜めていたが、今回の摘発により、水面下でなおうごめく関係者たちの存在が浮上した。
  かつての五菱会は、隠語などを使ってピラミッド型に築かれた組織を〝帝王〟の男が統括。顧客情報や集金を管理する「センター」の傘下に延べ1千以上とされる業者を置いて厳しい取り立てを行っていた。
  平成15年6月には、大阪府の主婦ら3人が取り立てを苦に心中するなど悲劇は後を絶たず、多重債務による自殺者の増加が社会問題化。警察はトップを含め徹底的な摘発を進めた。スイスの銀行に50億円超の犯罪収益が隠されていたことが発覚するなど、大規模なマネーロンダリング(資金洗浄)を行い、暴力団の資金源となっていた事実は、社会に衝撃を与えた。
  こうした問題を受け、貸金業法は2度にわたって改正され、規制や罰則の強化が進んだ。ただ、ヤミ金そのものの根絶には至っておらず、新たな手法を取り入れながら、営業を続けている。
  集客方法も、対面や電話での勧誘から、ホームページなどインターネットを介した方法に変化。商品売買を装い、カネの貸し借りではないように偽装する手口に移行している。 
  捜査関係者によると、警視庁生活経済課が21日に逮捕したA恭輔容疑者は、かつて五菱会傘下でヤミ金に関わり、組織の摘発後に一度離れたものの、再度始めた「出戻り」とみられる。
  手口を巧妙化させており、固定の事務所は使わず、電話と振り込みを活用して債務者と対面しないようにしていた。また、返済された現金も、振り込ませた後は出し子や運び屋を利用し、指示役だった針谷容疑者らは互いに顔を合わせないようにしていたといい、同課が解明を進めている。


2024.05.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240522-XANCT6LHQZL23DVQ26YWNCVWIQ/
元宝塚月組トップスターを逮捕 「大滝子」の芸名で所属の78歳 1千万円詐取の疑い

  架空の映画製作費名目で知人女性から現金1千万円を詐取したとして、警視庁王子署は22日、詐欺容疑で東京都港区台場、会社役員、A容疑者(78)を逮捕した。署によると、容疑者は、かつて宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)に「大滝子」の芸名で所属し、1970年代に月組トップスターとして活躍。現在は「光原エミカ」の芸名で活動を続けていた。

  A容疑者は「お金は返すつもりだった」と供述している。被害金は生活費や活動費に充てられたとみられる。
  逮捕容疑は2019年4月ごろ、東京都北区の70代女性に「映画製作を企画しているが、費用が不足していて現金を貸してほしい」「田園調布の一戸建ての家を売ってお返しする」などと噓を言って1千万円をだまし取ったとしている。


2024.05.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240521-QUWRITENOJIQJAZFPUVBFTGFGA/
私鉄駅員らに暴力、昨年度144件 「20代以下」「理由なく突然に」が最多

  日本民営鉄道協会は21日、大手私鉄16社の駅員や乗務員が2023年度に受けた暴力行為は144件だったと発表した。新型コロナウイルス禍となった20年度から3年連続で増加しており、協会は飲酒の機会が増えた影響とみている。

  協会によると、88件(61%)が飲酒しており、発生時間帯別では午後10時から終電までが54件と最も多かった。年齢別では20代以下が28件と最多で、40代と50代がいずれも24件と続いた。
  場所別ではホームが60件(42%)、改札が48件(33%)で、車内が10件(7%)。被害に遭った経緯は「理由なく突然に」が34件(24%)、「酩酊者に近づいて」が31件(22%)、「迷惑行為を注意して」が28件(19%)だった。


2024.05.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240521-TCFUF4PAOZNIZJMJ2FGB6I2X5U/
〈独自〉ラーメン店主の組長射殺事件、「絆会」幹部が関与の疑い 別の組幹部殺害容疑で逮捕

  神戸市長田区のラーメン店で昨年4月、店主で、特定抗争指定暴力団山口組「弘道会」傘下組織の余嶋(よじま)学組長=当時(57)=が射殺された事件で、別の射殺事件などで逮捕された指定暴力団「絆会」の幹部(55)が犯行に関わった疑いがあることが20日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警が詰めの捜査を進めている。

  神戸市の事件は昨年4月22日午前11時ごろ発生。同市長田区東池尻町のラーメン店で、余嶋組長が拳銃のようなもので撃たれて殺害された。
  捜査関係者などによると、司法解剖の結果、死因は頭部を撃たれたことによる脳幹の断裂で、ほぼ即死とみられる。店内には薬莢(やっきょう)が落ちていたが、使用された拳銃は見つからなかった。
  兵庫県警は殺人事件として長田署に捜査本部を設置。ラーメン店周辺の防犯カメラには、事件の直前に店に入り、数分後に立ち去る黒っぽい服装の人物が写っていた。兵庫県警が専門機関に映像解析を依頼して人物の特定を進めるなどした結果、幹部の関与が浮上したという。
  幹部は令和2年に長野県内で起きた殺人未遂事件で指名手配され、今年2月1日、長野県警などが仙台市内で発見し逮捕4月30日には、水戸市の山口組系事務所内で幹部=当時(40)=を射殺したなどとして、茨城県警が殺人容疑などで再逮捕していた。


2024.05.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240520-FPPA5AMDCZPCTLKTSKAEECEV5A/
乳児遺体を親族宅の庭に埋める 遺棄疑いで北海道の25歳女を逮捕、「私が産んだ」と供述

  北海道北斗市の親族宅に生後間もない女児の遺体を埋めたとして、函館中央署は20日、死体遺棄の疑いで青森県弘前市若党町、接客業、大内流星容疑者(25)=住所、職業とも自称=を逮捕した。「私が埋めたことに間違いない」と容疑を認め、女児について「私が産んだ」と説明している。

  署によると、遺体は一部傷みが進んでおり、司法解剖の結果、死因は外傷性頭部出血だった。胎齢40週ほどとみられ、へその緒が付いていた。署は死亡した経緯を詳しく調べる。 逮捕容疑は5月上旬ごろ、北斗市の親族宅の庭に女児の遺体を埋めて遺棄したとしている。
  道警によると、この家に住む親族が19日、庭で作業中にビニール袋に入った状態の女児を発見。同日昼ごろ、大内容疑者は発見した親族らに連れられて、署に自首した。


2024.05.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240520-EKDFNN5UKRMWHGIX53MJW2EENI/
大阪枚方・女子大学生殺害疑い、交際相手とみられる26歳の男を送検

  大阪府枚方市のマンション一室で住人の大学生、渡辺華蓮(かれん)さん(19)が殺害された事件で、大阪府警は20日午前、殺人容疑で無職のA容疑者(26)=兵庫県明石市魚住町長坂寺=を送検した。府警によると、A容疑者は渡辺さんと交際関係にあったと説明し、「包丁で殺した」などと容疑を認めているという。

  渡辺さんの上半身には複数の刺し傷があった。府警はA容疑者が渡辺さんを殺害後、玄関に鍵をかけて逃走した可能性があるとみて詳しい状況を調べている。


2024.05.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240519-R6M4CPPWKZLONDLGCLU3S4W2GY/
市営住宅で女性2人意識不明の重体 布団の上であおむけに倒れる 親子か、外傷なし

  19日午前10時45分ごろ、名古屋市瑞穂区大喜町の市営住宅の一室で、女性2人が布団の上であおむけに倒れているのを訪れた親族の女性が見つけ、夫を通じて119番した。愛知県警瑞穂署によると、80代ぐらいと60代ぐらいの親子とみられ、病院に運ばれたが、意識不明の重体。署が身元や経緯を調べている

  2人に外傷はなく、室内に荒らされた形跡もなかった


2024.05.19-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240519-VXJR7MS7QZP4RKPRHD7IYNGWRU/
上野飲食店経営者夫婦殺害、背景に首謀者への畏怖か 遺体処理から殺人も「断り切れない」
(内田優作、前島沙紀)

  警視庁・栃木県警合同捜査本部19日、殺人容疑で指示役のA容疑者(28)を再逮捕した。A容疑者が事件に関与した背景には、首謀者とみられるG容疑者(32)への畏怖があったと捜査本部はみている。「中洲ではあんな人を見たことがなかった…」。調べに対し、A容疑者はG容疑者への印象をこう語ったという。

  A容疑者は福岡県出身。かつては福岡市最大の歓楽街、中洲地区で飲食店の客引きをしていた。事件の数カ月前に上京し、上野でも客引きの仕事を始める。ほどなく古株の客引きに紹介されたのが、G容疑者だった。
  上野で複数の飲食店を経営する宝島龍太郎さん(55)夫妻から店の管理を任され、周辺の人にあいさつされながら肩で風を切って歩くG容疑者。「すごい人だ」。仕事を請け負っていたわけではないA容疑者の中にも畏怖が芽生えたという
  捜査関係者によると、A容疑者がG容疑者から直接依頼を受けたのは4月上旬。「遺体の処理をしてほしい」。数百万円の報酬も約束された。G容疑者は3月下旬に別の知人に「消してほしい人がいる」と夫妻の殺害依頼を疑わせる言葉をかけている。捜査幹部は「役割分担し、容疑者同士の関係性が分からないようにしたのではないか」と推し量る。
  A容疑者は打診された数日後、再び連絡を受けたという。別の知人への〝殺害依頼〟が断られたとみられ、遺体の処理だけではなく殺害も依頼された。報酬は上積みされ、約1500万円になった。
  A容疑者はこれを引き受ける。「これから上野で仕事をする上では断り切れない」。調べに当時の心情をそう説明したという。

  そしてA容疑者が頼ったのが、知り合ったばかりのB容疑者(25)だった。「リョウケン」と呼んではいたが、飲食店で知り合い、名字さえ知らない関係だった。
  4月28日、捜査本部がA容疑者を確保したのは沖縄県の那覇空港だった。現金数百万円とともに持っていたのは、故郷の福岡行きの航空券だったという。
(内田優作、前島沙紀)


2024.05.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240516-Y4T4GRSKXFIBBEECSOFYYWX7F4/
特殊詐欺で埼玉の74歳無職女性が1・4億円被害 警察官などかたる手口で数回にわたり送金

  埼玉県警朝霞署16日、志木市の無職女性(74)が、警察官や検察官を名乗る男らの電話での指示に従い計約1億4千万円をだまし取られたと発表した。県警が特殊詐欺事件として調べる。

  署によると、3~4月、女性の自宅に「あなたに逮捕状が出ている」「お金を振り込んでもらえれば逮捕状を取り下げる」などと電話があった。
  女性はこうした内容を信じ込み、オンラインバンキングで数回にわたり指定された口座に送金。不審に思った金融機関が5月15日、警察に情報提供し、発覚した。


2024.05.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240513-LEPHSAPO4VJXNK44QZVZN3JTM4/
プレハブ小屋に砲弾か 長さ約60センチ、直径約10センチ 北海道・北広島で住民一時避難も危険なし

  13日午前9時ごろ、北海道北広島市北の里のゴルフ練習場に隣接するプレハブ小屋で「床の上に砲弾のようなものが置かれている」と、小屋を解体する予定の業者から通報があった。札幌・厚別署によると、長さ約60センチ、直径約10センチの砲弾のようなものが見つかり、署は近隣住人らに避難を呼びかけ、周辺の道路を約2時間規制した

  署によると、陸上自衛隊が回収し、危険性はないと分かった。2階建ての小屋の1階にあり、尾翼のようなものがついていた。業者は10日に発見したという。


2024.05.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240513-C6JCFOTXWJK7JAVZFPXKKDUEVA/
再逮捕の仲介役「実行役2人と殺害方法を相談」 ロープなく電気コードを購入、那須2遺体

  栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された仲介役のB容疑者(25)が、死体損壊容疑で逮捕された実行役の2人と、夫妻の殺害方法を相談していたとみられることが13日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は実行役が夫妻を殺害した疑いがあるとみて、捜査を進めている。

  捜査関係者によると、宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体の運搬に使われたとみられるB容疑者の車の中からは、電気コードを発見。コードは夫妻の殺害に使われた可能性もある。
  このコードは4月14日夜、東京・上野の量販店でB容疑者が購入。調べに対してB容疑者は、購入に当たり、実行役のC容疑者(20)、D容疑者(20)と夫妻の殺害方法について相談したと説明。当初は「首を絞めて殺害するにはロープが必要」ということになったが、店内でロープの売り場が見つからず、電気コードを購入したとの説明をしたという。
  これまでの捜査で、B容疑者は中間指示役のA容疑者(28)から報酬1千数百万円を受け取り、殺害の指示を受けたと供述。報酬をC容疑者、D容疑者に分配したとしている。B容疑者の関係先からは現金約700万円も見つかっている


2024.05.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240513-JS4GLGC5BFJRRFDWOXIPHMPWDU/
段ボールに乳児の2遺体か、遺棄容疑で女逮捕 名古屋

  12日午後4時50分ごろ、名古屋市中区栄5丁目の集合住宅の一室で、契約者からの依頼で部屋の清掃をしていた男性から「悪臭のする箱を発見した」と110番があった。駆け付けた愛知県警中署員が段ボール箱から乳児とみられる2遺体を発見。同署は13日、死体遺棄の疑いで、契約者の知人で住所不定、アルバイトの自称A容疑者(38)を逮捕した。

  署によると、2遺体は袋に入れられ、段ボール箱の中に置かれていた。性別は不明。署は遺体を司法解剖して身元などの確認を進める。捜査関係者によると、容疑者は乳児の母親とみられるという。
  逮捕容疑は2019年ごろから今月12日までの間、集合住宅の一室で2遺体を段ボール箱に入れて遺棄したとしている。「間違いありません」と容疑を認めている。
  現場は栄地区の繁華街に近い住宅地。


2024.05.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240512-W7PBJMG6LBMKBG4C6KLGO5337M/
北海道の2歳男児死亡事故、車運転の80歳無職男を現行犯逮捕

  北海道東川町の町道で12日午後、歩いていた2歳の男児が乗用車にはねられ死亡した事故で、北海道警旭川東署は同日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の現行犯で、運転していた旭川市永山10条6丁目、無職、A容疑者(80)を逮捕した。

  同署や地元消防によると、事故は午後1時35分ごろ発生。片側1車線の直線道路で、A容疑者の車は北東方向に走っていたという。
  男児は搬送先で死亡が確認された。同署は詳しい状況を調べている。


2024.05.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240512-NXIV3NMOSVLVDLIVG5UVVYI5RI/
40代女性に車でつきまといか ストーカー疑いで52歳の弁護士逮捕 「恋愛感情ない」と否認

  広島県警福山北署は12日、知人女性を車で追いかけるなど付きまとい行為をしたとしてストーカー規制法違反(ストーカー行為)の疑いで、福山市霞町、弁護士、A容疑者(52)を逮捕した。「(被害女性に対する)個人的な調査目的や施設を利用するために行ったことに間違いないが、恋愛感情や怨恨感情などは一切ない」と容疑を否認している。

  逮捕容疑は2月29日~3月22日、5回にわたり、恋愛感情を持っていた40代女性の自宅や女性が通う岡山県のスポーツ施設周辺を車で付きまとうなどのストーカー行為をしたとしている。
  署によると、女性から相談があり、捜査していた


2024.05.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240512-VTG5FW4WN5JL5GLLXN7EADKPSY/
路上で20~40代とみられる女性死亡 頭に出血、付近に所持品散乱

  12日午前4時25分ごろ、名古屋市中区新栄の路上で「人が倒れている」と通行人の男性から110番があった。20~40代とみられる女性が頭から出血しており、搬送先の病院で死亡した。死因は重症頭部外傷。愛知県警中署は事件と事故の両面で身元や状況を調べる。

  署によると、女性の付近には携帯電話などの所持品が散乱していた。
  現場は名古屋市営地下鉄新栄町駅から南に約650メートルの住宅街。


2025.05.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240511-GOC6NFUF7JK6BGVVCERDDYI3BA/
闇バイトで金貨売却か 偽造免許提示疑いで16歳少女逮捕 千葉県警

  千葉県警11日、買い取り専門店で偽の運転免許証を示して金貨を売ろうとしたとして偽造有印公文書行使の疑いで、自称さいたま市南区、無職の少女(16)を逮捕したと発表した。容疑を認め「免許証は闇バイトで知り合った男から渡された」と話している。持ち込んだのは昭和天皇在位60年記念の10万円金貨とみられる。

  逮捕容疑は10日午前10時15分ごろ、千葉県船橋市の店舗で「おじいちゃんにもらった」と金貨の買い取りを依頼し、偽の免許証を示した疑い。
  県警によると、系列の別店舗で同様の申し出により金貨を買い取ったことがあり、不審に思った店長が免許証の偽造に気付いた。別店舗で買い取った金貨を調べると偽物と判明し、県警に通報した。逮捕は10日付。


2024.05.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240511-QUQTVKJPLZLF3OWREB2FX5A2PM/
背景に「上野」舞台の複雑な人間関係か 那須2遺体、殺人容疑逮捕で新局面

  栃木県那須町で遺体で見つかった宝島龍太郎さんと妻の幸子さんは、 B容疑者らに殺害された疑いが強まった捜査本部はB容疑者以外の5人についても殺人容疑で再逮捕する方針だが、一連の事件の背景には東京・上野を舞台にした、首謀者、中間指示役、仲介役、実行役が交錯する複雑な構図も浮かび上がる。

  「宝島さんという名前さえも知らなかった」 11日に殺人容疑で再逮捕されたB容疑者は、夫妻の遺体が発見された翌日の17日に出頭して21日に死体損壊容疑で逮捕された際、取り調べにそう供述したという。
  これまでの捜査で、事件の首謀者として、夫妻の長女と内縁関係にあるG容疑者が浮上G容疑者の知人、E容疑者(36)も死体損壊容疑で逮捕されている。
  被害者の名前さえも知らない容疑者がいた一方、事件の底流には東京・上野を舞台にした複雑な人間関係も垣間見える。
  G容疑者は、夫妻の長女と学生時代に交際。一度は別れたが、数年前に再び交際を始めると、夫妻が営む上野の飲食店で「マネジャー」として働くようになった。近隣の飲食店からは「半グレのようだった」と敬遠されることもあったが、仕事ぶりを好意的にみる関係者も少なくはなかった
  一方、E容疑者とは十数年来の友人だった。関係者によれば、G容疑者が以前働いていた上野の飲食店に、E容疑者が客として通っていたのが交友関係の始まりだったという。
  E容疑者自身も宝島さん夫妻とは面識があった。約10年前から上野で飲食店を営んでいた夫妻は、上野駅から歩いて10分ほどの場所で不動産会社を営むE容疑者を店舗拡大の頼りにした。物件探しの世話をするうちに、夫妻と関係を深めたとみられ、E容疑者が夫妻の間に入ったわけではなかったという。
  G、E両容疑者は遺体発見前日の4月15日、「物件探し」の名目で夫妻と品川区内で会った。E容疑者が最後に送り届けて紹介した物件は、夫妻が殺害された現場とされる同区の空き家。E容疑者の会社が管理していた物件だった
  G容疑者の下で中間指示役として関与したA容疑者や、実行役とみられるC容疑者、D容疑者らに夫妻との面識はなかったとみられる。B容疑者を含む全員が「飲み屋で知り合った」程度の付き合いだったとみられ、苗字も知らない希薄な関係だった。
  いずれも高額な報酬が犯行の動機だったとみられ、G容疑者が事件の中心にいた可能性が高い。捜査関係者は、夫妻が営む飲食店の経営権を巡る不満が動機になったとみている。


2024.05.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240511-UNON424NWFIFZEJXDHFIA7GWRM/
64歳女が31歳の元交際相手を包丁で刺す 殺人未遂容疑で逮捕

  栃木県警11日、元交際相手の男性(31)を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで、埼玉県戸田市上戸田、無職、A容疑者(64)を逮捕した。

  逮捕容疑は10日午前7時ごろ、男性が住む栃木県内のアパートで、男性の右胸を包丁で刺した疑い。11日午前7時45分ごろ、男性が「刺された」と119番した。男性は重傷。
  県警は、A容疑者の説明に基づき、アパート屋外にあるごみ捨て場から包丁を発見した。詳しい経緯を調べている。


2024.05.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240511-IKSYBPFQQVIGND5HZYCBWT2MO4/
車から降りてきた男に公園に連れ込まれ、現金5万円強奪被害 強盗致傷容疑で捜査 大阪

  11日午前0時25分ごろ、大阪市浪速区塩草の塩草公園で、近くに住む男性会社員(52)が帰宅途中軽乗用車から降りてきた男に殴る蹴るなどの暴行を受け、現金約5万円と上着を奪われた男性は顔などを負傷。大阪府警浪速署が強盗致傷事件として逃げた男の行方を追っている。

  浪速署によると、男は路上で車の助手席から降り、約200メートル離れた公園に男性を連れ込んだという。この間車は走り去っており、男のほかに運転手もいたとみられる。男性は男について20代ぐらいだったと、話している


2024.05.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240509-M65CX3NMT5OT7DNCFGFMNXYXHM/
「驚愕の銘柄」堀江氏装う勧誘で2億5千万円被害 大阪の70代男性、偽のボイスメッセージも

  大阪府警9日、大阪府内に住む会社経営の70代男性が、交流サイト(SNS)で実業家の堀江貴文氏をかたる投資詐欺の被害に遭い、約2億5千万円をだまし取られたと発表した。

  府警によると、男性は2月、インターネット上で堀江氏の画像が掲載され、「驚愕の銘柄」などと投資を勧める広告を発見アクセスしたところ堀江氏やアシスタントなどを名乗るSNSのアカウントに誘導され、貴金属への投資を勧誘された。
  また、人工知能(AI)で作成されたとみられる堀江氏の声に酷似したボイスメッセージも送られていた信じ込んだ男性はやりとりを重ね、4月までに銀の先物取引名目で14回にわたり計約2億4900万円を指定の口座に振り込み、だまし取られたという。
  やりとりを続けていたアカウントが突如削除され、連絡がつかなくなったため、男性が4月15日に府警に相談して被害が発覚した。
  SNSで著名人になりすました投資詐欺は全国的に多発。警察庁によると昨年1年間の被害額は約277億9千万円に上っている


2024.05.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240509-N6HNAHTYZZOURJWWWEHLTTJHGQ/
焼肉店でジョッキに尿、網で靴焼く動画…ホストの迷惑行為、相次ぐ 警察に相談も

  飲食店でジョッキに放尿したり、焼肉用の網で靴を焼いたりなど、ホストとみられる客らによる不適切な行為を撮影した動画が、相次いで交流サイト(SNS)上に出回り、波紋を広げている

  東京・歌舞伎町の焼肉店「七輪焼肉安安 新宿職安通り店」で撮影されたとみられる動画では、客として訪れていたホスト風の男性が、客席で空のジョッキに放尿。「搾りたて生です」などと話し、仲間の男性客らが「飲めるっしょ」「来た来た来た」などとはやしたてている様子が映されている。今月ごろからSNSなどで拡散した。
  店舗を運営する富士達(横浜市)は自社ホームページで、事実の確認後すぐに店舗を営業停止にしたことを公表。約160個全てのジョッキを新品に替え、店内や設備の除菌清掃、食器類の消毒をしたと報告した上で「厳正に対処していく」とした。同社によると、警視庁新宿署に被害届を提出し、受理されているという。
  事態を受けて、動画に映されていた男性らが勤務するホストクラブ運営会社「AIR GROUP」は自社のX(旧ツイッター)で、所属するホストの迷惑行為を事実と認め謝罪した。当事者のホストもSNSで「できる償いはしっかりとさせていただきます」としつつも、回し飲みはしていないなどとも投稿した。
  一方、SNS上では、歌舞伎町の別の焼肉店とみられる店内で、ホスト風の別の男性らが網に靴を乗せて焼いたり、飲料の入ったジョッキに手を差し込んだりする不衛生な動画も拡散している。
  飲食店での客による迷惑行為を巡っては、昨年1月、岐阜市の回転ずし店で、客が流れるすしに唾液をつけるなどした動画が拡散。器物損壊の疑いで同年6月、当時17歳の少年が書類送検されるなどの問題が起きている。


2024.05.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240508-KBDVVTVOWJNXZOSCLIDNT7YGTM/
「1千万円超受け取った」 栃木夫婦遺体事件で指示役 主導疑いの男が提供か

  栃木県那須町で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、指示役とみられるA容疑者(28)が「1千万円超の現金を受け取った」と供述していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。遺体発見当日には事件を主導した疑いがある会社役員、G容疑者(32)と東京都内で会っており、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は現金がG容疑者から渡った可能性があるとみて調べる。

  捜査本部は8日、死体損壊容疑で逮捕した6容疑者のうち、夫婦の長女と内縁関係にあったG容疑者と、夫婦の知人の不動産会社役員、E容疑者(36)を送検した。
  捜査本部は、G容疑者が夫婦とトラブルになり、A容疑者に犯行を指示した疑いがあるとみて捜査。夫婦と面識がない4容疑者は報酬目的だったとみている。


2024.05.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240508-TWIBCBKDPNJ5HCFMLAVGUFQTJ4/
東京・新宿で20代女性刺され死亡 51歳男逮捕 「体を傷だらけにしてやろうと」

  東京都新宿区のマンションの敷地内で知人とみられる20代女性の腹部を刃物で刺すなどしたとして、警視庁新宿署は8日、殺人未遂の疑いで、川崎市川崎区大島、職業不詳、A容疑者(51)を現行犯逮捕した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。署は殺人容疑に切り替えて捜査する方針。

  逮捕容疑は8日午前3時10分ごろ、女性が住む新宿区西新宿のマンションの敷地内で、女性の腹や首付近を果物ナイフのようなもので刺したとしている。
  署によると、通行人らから「男性が女性に一方的に暴力を振るっている」といった複数の110番通報があった。警察官が駆け付けたところ、女性が血を流して倒れていた。A容疑者は「体を傷だらけにしてやろうと思って刺した」と供述しており、署が動機や詳しい状況を調べている。


2024.05.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240507-UPZGOE5RKZKIJJ2TMU7DGAOSQQ/
逮捕の内縁夫、殺害された夫婦を「パパ、ママ」信頼寄せられる 那須2遺体、捜査は新局面
(前島沙紀、堀川玲、塚脇亮太)

  栃木県那須町で宝島龍太郎さん夫妻の遺体が見つかった事件は、事件を首謀したとみられる夫妻の娘の内縁の夫であるG容疑者らが逮捕され、新たな局面に入った。夫妻を「パパ、ママ」と呼び、店の管理も任されていたG容疑者。捜査本部は、本格的な動機の解明を進める。

  地元の関係者らによると、宝島さん夫妻は10年近く前から東京・上野で飲食店を展開。新型コロナウイルス禍では、閉店した飲食店の居抜き物件に積極的に出店を重ね、目立つ存在だった
  「マネジャー」として夫妻の店を手伝っていたのが、6日に死体損壊容疑で逮捕されたG容疑者だ。腕にタトゥーを入れており周囲に威圧感を与えることもあったというが、近くの店舗の男性は、周辺の店といさかいを起こすこともあった夫妻に代わり、謝罪している姿が印象に残っているという。
  宝島さんの店に納品していた業者は、G容疑者について「見た目は怖いが、息子だと思っていた。営業の先陣を切っていた」と語る。業者が逮捕の約1週間前に電話した際、G容疑者は「これからもちゃんとやっていく。よろしくお願いします」と話していたという。
  今後の捜査の焦点は、事件に至るまでの背景の解明だ。夫妻とG容疑者をよく知る30代の男性は、夫妻がG容疑者を「副社長のように扱っていた。龍太郎さんと幸子さんも、最近の店舗は任せていると言っていた」と明かす。G容疑者は夫妻を「パパ、ママ」と呼んでいたといい「うまく取り入っていた。継ぎたいんだろうなと思った」と語った。(前島沙紀、堀川玲、塚脇亮太)


2024.05.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240507-M2NDSPODFVLPHE7DU72FCLHGN4/
那須2遺体事件の首謀か、被害者娘の内縁の夫を逮捕 死体損壊容疑

  栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)夫妻の焼損した遺体が見つかった事件を巡り、警視庁・栃木県警合同捜査本部は6日、死体損壊容疑で、宝島さん夫妻の娘の内縁の夫であるG容疑者(32)=東京都世田谷区=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、別の人物からも事情を聴いているが、G容疑者が事件を首謀した疑いがあるとみて追及する方針。

  事件は4月16日午前6時50分ごろ、那須町の河川敷で通行人が宝島さんと妻の幸子さん(56)の遺体を見つけて発覚。幸子さんの頭には傷もあった。宝島さん夫妻は前日の15日夜、品川区東品川の路上で目撃された後、区内の空き家に入ったとみられる。
  この事件では、既に宝島さん夫妻への暴行や遺体の運搬の実行役とみられるC容疑者(20)とD容疑者(20)、指示役とC容疑者らの仲介役のB容疑者(25)、指示役のA容疑者(28)が逮捕されている。
  このうち、A容疑者は4月初旬から複数回、上位の指示役から遺体の処理をするよう依頼され、知り合ったばかりのB容疑者へ話を持ち掛けたほか、報酬として一千数百万円を渡したとみられている。
  さらに、B容疑者は名前しか知らないC容疑者とD容疑者に実行役を依頼し、それぞれ報酬として受け取った現金を分配したとされる。
  捜査本部は、G容疑者が事件を主導したとみており、6日午後11時ごろから自宅を捜索し、スマートフォンなどを押収した。通信履歴を分析するなどし、犯行の経緯などの解明も進める。


2024.05.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240506-CGZACFLPJFINZPRSXYYQI47N7A/
トケマッチ事業停止3カ月、国外逃亡続ける元代表 利用者ら不安と怒り
(外崎晃彦)

  高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社が1月末に自社のホームページ(HP)で突然、解散を発表してから3カ月無断で預かった時計を売却したとして、業務上横領容疑で国際指名手配されている元代表と元社員は、旅券が失効しているものの、身柄は拘束されていない。時計を預けたままの利用者らは、先行きに不安や怒りを募らせている

  「寝かせているのももったいないと思い、軽い気持ちで貸し出したが、まさかこんなことになるとは…」。数百万円相当の「ロレックス」1本を預けていた神奈川県内に住む30代の男性オーナーは、こう嘆く。
  トケマッチの運営会社「ネオリバース」が展開していたのは、腕時計を所有者から預かり、有料で貸し出すシェアリング事業レンタル料の半額を預けた人に支払う仕組みだ。男性は昨年12月末に時計を預け、1月に預託料3万4900円を受け取ったが、同社と連絡が取れなくなり、腕時計も戻ってこないという
  同社を巡っては昨年末ごろから、預託金が振り込まれない、時計の返還要請に応えないといった声が相次いでいた。一方で、昨年12月末にかけては「年末年始キャンペーン」と称して腕時計の査定額に合わせてギフト券をプレゼントするなど預け入れを大々的に募集。その後、突然の解散発表があり、被害申告が相次いだ。
  2人が預かった時計を勝手に売却していることを把握した警視庁捜査2課は3月、同社元代表のA容疑者(42)と、元社員のB容疑者(38)に対する業務上横領容疑の逮捕状を取得。国際指名手配した。
  しかし、2人は解散発表の当日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに向けて出国。3月に旅券返納命令が出され、4月には旅券が失効したが、不法滞在状態のまま逃亡を続けている(外崎晃彦)
急拡大する市場、今後10年で6倍にも
  「シェアリングサービス」の市場規模は拡大を続け、一般社団法人「シェアリングエコノミー協会」によると、令和4年度に2兆6158億円だったが、14年度には約6倍の15兆1165億円に拡大すると見込む。
  協会は「安全安心に取引するために必要な基準を備えているかどうかを認証する」として、サービスを提供する企業への「認証マーク」制度を開始。トケマッチも取得していた。被害者団体は、認証がトケマッチの信用性を高め、被害につながったと主張。「認定方法など制度の在り方が適切だったのか検証を求めたい」と訴えており、協会の担当者は「悪用するような会社を見抜けなかったことに道義的責任を感じている」とする。
  急速な市場拡大には「副作用」もある。国民生活センターによると、シェアリングサービスを巡る相談件数は統計を取り始めた令和3年度が184件で、4年度196件、5年度232件と年々増加。利用者が多いカーシェアに関する相談が目立ち、傷や事故によって発生する保証額を巡る内容などが多いという
高額物品の預託はリスクが大きい分野
  シェアリングサービスに詳しい落合孝文弁護士の話「サービスはモノを預けるだけではなく相乗りや貸しスペースなど多岐にわたり、リスクも異なる。扱うモノによっては法規制がかかっているが、今回のトケマッチによる高額物品の預託はリスクが大きい分野でもあり、規制も選択肢に含めたリスク抑制策の検討が必要だ。サービスは一つ一つ異なるので利用者は全体を見て理解して利用することが重要だ」


2024.05.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240502-7ZQYGDWLINMULEMCJW6TAJUSPA/
那須2遺体事件、出頭前に仲介役が指示役へ携帯電話渡す 実行役2人は大阪で遊興か

  栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、指示役と実行役を仲介していたB容疑者(25)=死体損壊容疑で逮捕=が、警察への出頭前、指示役に会い、自身の携帯電話を渡したと供述していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は証拠を隠す意図があったとみて経緯を調べている。

  捜査関係者によると、B容疑者は会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体が見つかった翌日の4月17日午前6時半ごろに警視庁大崎署の交番に出頭したが、携帯電話は持っていなかった
  その後の調べでB容疑者は、出頭する約30分前にJR五反田駅近くの路上で指示役のA容疑者(28)=同=と数分ほど面会したと説明。その際、自身の携帯電話を手渡したという。
  また、遺体の処理の実行役とみられるC容疑者(20)=同=とD容疑者(20)=同=が事件後、2人で大阪府内を訪れていたことも分かった。逮捕状が出た4月27日も府内にいたという。
  C 容疑者とD容疑者は「数百万円の報酬を受け取った」と供述しているが、確保時に所持していた現金は数十万円程度だった。捜査本部は、遺体の処理を終えた両容疑者が大阪府内で遊興し、報酬を使っていた可能性もあるとみて調べている
  C容疑者とD容疑者は2日朝、都内のそれぞれ別の警察署から身柄を送検された。


2024.05.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240501-BOX2P5RMJFMCVEDUCYMWMDK6AI/
出会ったばかりで名前も知らない容疑者ら…緩い結びつき、ちらつくカネ 那須2遺体事件
(内田優作、前島沙紀)

  栃木県那須町で会社役員の宝島龍太郎さん(55)夫妻の遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は1日、死体損壊容疑で実行役とみられる、いずれも住所、職業不詳、C容疑者(20)=韓国籍=とD容疑者(20)を逮捕した。捜査本部は2人の認否を明らかにしていない。事件を巡る逮捕者は4人となった。

  これまでの調べで浮かびあがったのが「店で出会った」という指示役と実行役が互いに本名さえ知らない希薄な人間関係の中で、残忍な事件に突き進んだ異様な構図だ。
  「去年の暮れか年明けに知り合った」1日に実行役として逮捕されたC容疑者とD容疑者について、遺体の遺棄場所などを指示していたB容疑者はこう供述しているという。
  B容疑者は、2人を「カン」「キラト」と呼んでいた。  査幹部は「カンというのが名字だと分からず最初は愛称なのかと思った」という。B容疑者はフルネームを知らず何回か酒を飲んだ程度の関係だと供述。なぜこの2人に遺体の処理を任せたのか首をかしげる捜査員も少なくない
  関係の希薄さは指示役同士も変わらない。A容疑者は、自身が遺体の処理を持ちかけたB容疑者について「2、3月に渋谷の店で知り合った」と説明。「リョウケン」「ヒカル」と呼び合うだけで、詳しい素性は知らなかったとされる。
  緩い結びつきには〝カネ〟もちらつく。  A容疑者とB容疑者は報酬の受け渡しがあったと供述。B容疑者は遺体発見数時間前の4月16日未明、居酒屋でA容疑者から1千数百万円を手渡され、C、Dの両容疑者にも分配したと説明。B容疑者の関係先からは、1千万円近い現金が見つかっていたことも判明した。
  最大の存在は一連の事件を依頼したとみられる上位者だ。A容疑者は4月初旬、自身より上位の人間からの「処理を頼む」という電話を皮切りに指示を受け始めたと供述。宝島さん夫妻失跡には第三者の計画的な介在が疑われる
  ただ、A容疑者はその上位者の素性について一切話していない
(内田優作、前島沙紀)


2024.05.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240501-IQD6DGL6ORPDXFRAN6IN2MTYFA/
那須2遺体損壊事件 4人目を逮捕 20代男 実行役か

  栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は1日、死体損壊容疑で、いずれも住所、職業不詳、韓国籍のC容疑者(20)とD容疑者(20)を逮捕した。認否を明らかにしていない。行方を追っていた実行役とみられる2人組で、事件の逮捕者は4人となった。

  2人は遺体発見前日の4月15日夜にB容疑者(25)から車を借りた後、東京都内の空き家で夫婦を暴行した疑いがある。その後夫婦を車に乗せて栃木に向かったとみられる。捜査本部は27日に2人の逮捕状を取り、指名手配していた。
  2人の逮捕容疑はB容疑者やA容疑者(28)と共謀し、16日未明から早朝にかけ、会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体に火を付けて焼損したとしている。


2024.04.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240430-LWPZ2SMAPZKRDJRECUJ6Y4XEV4/
栃木2遺体遺棄、指示役の男が「上位の指示役」存在ほのめかす 警視庁、全容解明急ぐ

  栃木県那須町で会社役員の宝島龍太郎さん(55)夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、指示役とみられ、死体損壊容疑で逮捕されたA容疑者(28)が自分よりも上位の指示役の存在をほのめかす供述をしていることが30日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は計画的な犯行とみてグループの全容解明を進める。

  捜査関係者によると、A容疑者は「宝島さんのことは知らなかった」と夫妻との面識を否定。4月初頭、上位の指示役とみられる人物から電話で「処理を頼む」「相手がいる」と依頼されたと説明したという。
  A容疑者は当初、この人物がトラブルになっている相手への恫喝(どうかつ)を任されたと認識していたが、再度連絡があり「処理するのは死体だ」と伝えられたという。この人物は氏名を含め、素性が一切分かっていない
  A容疑者はこの依頼の後、「今年2月か3月に渋谷の店で知り合った」というB容疑者(25)=死体損壊容疑で逮捕=に協力を頼んだとしている。
  合同捜査本部は、宝島さんと妻の幸子さん(56)への暴行や、遺体の運搬に関わった疑いのある「2人組」とA容疑者の面識も調べている。B容疑者は2人組について「何回か飲んだことがあり、あだ名を知っているくらい」と話しているという。
  A容疑者は逮捕前に数日間、那覇市内のホテルに潜伏。この間、事件関係者と会った形跡は確認されていない。福岡行きの航空券を所持しており、さらに別の場所に逃げようとしていたとみられる。身柄確保時、複数の携帯電話を持っていたことから、合同捜査本部は通信履歴を解析するなどして上位の指示役らの特定を急ぐ。

  宝島龍太郎さん夫妻の遺体が見つかった事件は最初に逮捕されたB容疑者の供述があいまいな中で、防犯カメラによる捜査が力を発揮。画像を元に沖縄に潜伏していたA容疑者の所在を突き止めた。 従来、凶悪事件の捜査は被害者の交友関係から容疑者を特定する「鑑取り」、現場周辺の目撃情報を丹念に集める「地取り」が主流だった。しかし、防犯カメラの普及後は、画像を集めて事件関係者の移動経路や行動を調べる「リレー捜査」が比重を増している。
  現場から情報を集める点は地取りと重なるものの、「ペットの名前まで聞き出す」とされる伝統的な地取りに比べると所要時間は短い
  今回の事件を巡っては、遺体発見翌日に警視庁に出頭し、逮捕されたB容疑者が携帯電話を所持せず、関係者の氏名も明かさなかったことから、防犯カメラによる証拠収集が重視された。
  警視庁は捜査1課の「初動捜査班」を投入。4月16日午前3時半ごろ、東京都品川区の居酒屋で指示役と会ったとのB容疑者の供述を踏まえ、退店後に立ち寄った近くのコンビニエンスストアで捉えられた画像がA容疑者を特定する決め手になったという。


2024.04.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240429-53YRBBG3IVOUPBBQOXNZPRVXDA/
指示役〟と被害者の接点見えず…那須焼損2遺体事件、捜査は新局面に

  栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は29日、死体損壊の疑いで住所、職業不詳のA容疑者(28)を逮捕した。捜査本部はA容疑者が事件の指示役とみており、捜査は新たな局面を迎えた。一方で、A容疑者と宝島さんの間に接点は確認されず、夫妻が亡くなった経緯などはまだ明らかになっていない

  事件をめぐっては、最初に逮捕されたB容疑者のほかに3人の人物が関与しているとみられる。B容疑者の車に乗り込み、宝島さん夫妻の暴行や遺体の運搬に関与したとされる「2人組」。そして、B容疑者に指示を下したとみられ、調書に「Aさん」と記された指示役だ
  捜査本部の追及に、A容疑者は「名前を言えない」と供述。その素性は明らかではなかった。A容疑者が所持していたとみられる携帯電話も「指示役にとられた」として行方が分からず、捜査は容疑者の供述だけが頼りという状況が続いた
  指示役につながる一筋の線となったのが、遺体が発見される数時間前のB容疑者の動きだ。B容疑者は16日午前3時半ごろに東京都品川区の居酒屋で指示役と会ったと供述。店内の防犯カメラには、男が入店し、約5分後にB容疑者とともに退店する様子が捉えられていた。店を出たB容疑者は男から一歩引いて歩いていた。
  この防犯カメラに写っていた男がA容疑者だった捜査本部は防犯カメラの捜査からA容疑者が沖縄県にいることを突き止め、28日午後、那覇空港の旅客ターミナル内でA容疑者を発見。すでに飛行機のチケットを購入しており、国内の別の場所に逃げようとしていたとみられる
  大型連休で混雑する那覇空港内で捜査員に呼び止められたA容疑者は上下黒のスエット姿で、一見すると旅行者のような姿だったという。抵抗することもなく、空港近くの警察署へ移送された。
  今後の捜査の焦点は指示役とみられるA容疑者と宝島さん夫妻の関係の究明だ。捜査本部はほかにも複数人が関わっているとみて捜査を進める。


2024.04.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240429-VMULKNPQBVINHCYKADCRCHVP5U/
那須焼損2遺体事件、指示役とみられる男を逮捕 逮捕者2人に 那覇空港で身柄確保

  栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は29日、死体損壊の疑いで新たに男1人を逮捕した指示役とみられる。逮捕したのは住所、職業不詳のB 容疑者(28)。捜査本部は認否を明らかにしていない事件を巡る逮捕者は2人となった。ほかにも複数人が関わっているとみて捜査を進めている

  逮捕容疑はA容疑者(25)=死体損壊容疑で逮捕=らと共謀し、16日未明から朝にかけて、那須町の河川敷で宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体に火をつけて損壊したとしている。
  捜査関係者によると、防犯カメラの映像からB容疑者が沖縄県内にいるところを突き止め、28日午後、那覇空港内で確保した。


2024.04.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240426-JJ5EFSPNGVLTREIHXYZJYYJ73Q/
三鷹市殺人事件で重要指名手配のA容疑者、事件後間もなく死亡していたと判明

  警視庁が殺人容疑で重要指名手配中だったA容疑者=犯行当時(49)=が事件後間もなく死亡していたことが26日、分かった。警視庁捜査1課が発表した。

  A容疑者は平成17年11月、東京都三鷹市の居候先のアパートで、家主の居酒屋チェーン副店長の男性=当時(53)=を包丁で刺して殺害したとして手配中だった。


2024.04.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240425-QT46WDHPEBPEVJ7R2JVH7KVJCM/
「話し合って家に行くと決めた」路上で4歳女児を抱きかかえ連れ去り疑い 北九州の男逮捕

  北九州市の路上で女児(4)を連れ去ったとして、福岡県警門司署は25日、未成年者略取・誘拐の疑いで同市門司区高砂町、無職、A容疑者(33)を逮捕した。けがはなかった。「話し合って(A容疑者の)家に行くと決めた」と供述している。

  逮捕容疑は13日午後2時ごろ~5時ごろ、同区の路上で姉(7)と一緒に歩いていた女児に「俺の家に行こう」と言い、抱きかかえるなどして自宅まで連れ去ったとしている。
  署によると、女児とA容疑者は面識がなかったとみられる途中でいったん離れた姉が、A容疑者の家を探し当て連れ帰った。  翌日、女児の母親が警察に相談した。


2024.04.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240423-ZDP2ZXE2SNPQRP4TEGHLT2JITE/
「連合捜査班」投入で特殊詐欺摘発 容疑の「出し子」男を逮捕 警視庁

  医療費の還付金が受け取れるとうそをつき、埼玉県の70代女性に約50万円を振り込ませ盗んだとして、警視庁捜査2課は23日、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、東京都足立区椿、職業不詳、H容疑者(53)を逮捕した。4月に発足し、都道府県警の連携で特殊詐欺を捜査する「連合捜査班」を投入していた。

  捜査2課によると、H容疑者は1~4月、20件の詐欺事件に出し子として関与したとみられる。被害総額は約3千万円に上るといい、裏付けを進めている。
  警視庁は1月に大阪府警からの嘱託を受けて捜査に着手。4月からは連合捜査班も投入し、都内の防犯カメラ映像の分析などで容疑者を特定したという。
  逮捕容疑は何者かと共謀して3月中旬ごろ、市役所職員などに成り済まして女性に電話し、還付金を受け取れると信じ込ませて約50万円を振り込ませ、ATMから引き出したとしている。


2024.04.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240423-ZF4OW7NRBBK3BFATR5M23ATPRI/
「ガシャーンという音とともに悲鳴」 京都の9メートルサクラ倒木で目撃者

  京都市東山区の参道・三年坂(産寧坂)で23日、サクラの木が倒れて通行人の男性(62)が一時下敷きとなった事故で、周辺は当時、多くの外国人観光客でにぎわっていたことが目撃者への取材で分かった。下敷きになった男性は意識はあるが、自力で歩くことが難しいという。京都府警が詳しい原因を調べている。

  倒れた木の近くで営業していたカフェのアルバイトの男性(22)は「木が倒れた際、『ガシャーン』という大きな音がしたと同時に観光客の悲鳴が聞こえた」と話した。男性は当時店の奥にいたが、そこにも響くほどの大きな音だったという
  地元消防団に加入している自営業の男性(72)は昼食中に大きな音に気付き、そのまま出動。周辺の雑踏警備にあたった。「周りは外国人観光客でにぎわっていた。台風以外での倒木は初めて。巻き込まれる可能性があり危なかった」と話した。
  京都府警東山署によると23日午前11時45分ごろ、三年坂で、桜の木が倒れて人が下敷きになったと目撃者が110番。下敷きになった男性は病院に搬送された。意識はあるという。倒れた木の高さは約9・1メートルで私有地にあった。同署が詳しい状況を調べる
  三年坂は世界遺産・清水寺近くにある屈指の観光スポットで、土産物店などが多い。


2024.04.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240423-DM3EK5XKPVOPDB6GQVLBYFJXX4/
遺体発見直前に栃木県走行 男の車、被害者乗車か 河川敷焼損男女遺体事件

  栃木県那須町の河川敷で焼損した男女の遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕されたA容疑者(25)の車が、遺体発見直前の16日未明に栃木県内を走行していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。車内には血痕があり、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は、被害者が東京都内でA容疑者の車に乗せられ、栃木に向かったとみている。

  A容疑者は「栃木には行っていない」と供述しており、捜査本部は車に乗っていた人物の特定や経緯を調べている。
  遺体は会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻とみられる女性。発見から1週間となり直前の足取りが分かってきた2人は15日午後9時半ごろ、東京・上野でA容疑者とは別の人物と歩いていた。


2024.04.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240422-OOXGP56GJRLPRHPJQSV6BGTDJE/
首都高6号線で橋の鋼板が落下、歩行者の頭に当たり切り傷を負わせる

  首都高速道路会社22日、東京都墨田区の首都高6号線で21日に高架橋から重さ140グラムの鋼板が落下し、高架下付近の歩行者の頭に当たって切り傷を負わせる事故があったと発表した。命に別条はないとしており、詳しい原因を調べている。

  首都高によると、鋼板は橋を覆う外装パネルの一部で長さ290ミリ、幅100ミリ、厚さ0・6ミリ。21日午後2時45分ごろに落下した。同じパネルを使っている事故発生箇所付近を緊急点検し、落下の恐れのあるものはなかったとしている。


2024.04.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240422-P5VHYSKO4FIJRBWVDTEEZ2TWA4/
口論の末、荷台つかんだ女性引きずられ重傷 軽トラ?が逃走

  22日午後0時5分ごろ、京都府向日市寺戸町の府道交差点で、アルバイトの女性(46)=同市=が、軽トラックとみられる車に引きずられて顔面などを強打する事件があった。女性は病院に搬送されたが重傷とみられ、車はそのまま逃走した。京都府警向日町署がひき逃げ事件として捜査している。

  向日町署によると、この直前、交差点の横断歩道を渡っていた女性と横断歩道前で停止した車の運転手の男が、何らかの理由で口論となった。女性が車の荷台をつかんだところ、車はそのまま発進。女性を数メートル引きずり逃走したという。現場は信号のないT字路。


2024.04.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240422-OMU3D6E23VKTDM6W5YDTFMZ43Y/
恋愛詐欺マニュアル販売「頂き女子りりちゃん」に懲役9年、1億5500万円詐取

  「頂き女子りりちゃん」を名乗って恋愛詐欺のマニュアルを販売し、自身も男性の好意につけ込み計約1億5500万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われたA被告(25)に名古屋地裁(大村陽一裁判長)は22日、懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡した。求刑は懲役13年、罰金1200万円だった。

  起訴状によると、令和3年3月~5年8月、50代の男性に借金返済の金が必要といったうそを言い約1億1700万円を、5年4~8月には別の男性に同様のうそをつくなどして約3800万円を詐取するなどした。
  被告は他に、別の女=詐欺罪で有罪確定=に対し、恋愛感情を利用して金をだまし取るためのマニュアル「頂き女子の参考書」などを販売して手助けした詐欺ほう助罪、男性からだまし取った金を隠して所得税約4千万円を脱税した所得税法違反の罪にも問われた。


2024.04.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240421-LETDKQUGV5JOTNU62MCKM3TUAU/
栃木・那須町の男女焼損遺体 25歳建設業の男を死体損壊容疑で逮捕 事件後都内交番に出頭

  栃木県那須町の河川敷で焼損した2人の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査1課は21日、死体損壊の疑いで、埼玉県越谷市花田、建設業、A容疑者(25)を逮捕した。A容疑者は東京都内の交番に出頭していた。警視庁は大崎署に捜査本部を設置した。

  逮捕容疑は何者かと共謀し、16日未明から朝にかけて栃木県内の河川敷で、東京都千代田区外神田、会社役員、宝島龍太郎さん(55)と女性の遺体に火をつけて損壊したとしている。女性は宝島さんの妻とみられる。
  16日に遺体発見後、栃木県警が死体遺棄や死体損壊の疑いがあるとみて捜査していた。
  捜査関係者によると、2人は手足を縛られ、顔を袋とテープで覆われていたA容疑者は17日朝、都内の交番に出頭し、任意で事情を聴かれていた


2024.04.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240420-J5L6AYMSCJLRLM7OORND4YXRAE/
純金茶碗窃盗で逮捕の男の不可解行動 犯行時の服装で徘徊「お茶飲みたかった」
(内田優作)

  東京都中央区の日本橋高島屋で開かれた金製品の展示即売会「大黄金展」で、営業中の会場から白昼堂々と純金製の茶碗(ちゃわん)が盗まれた事件追跡の末に確保された男は、「盗んだ茶碗でお茶を飲みたかった」と口にしたという。犯人は逮捕されたものの、犯行時の服装で繁華街を徘徊(はいかい)するなど男の不可解な行動や、転売が繰り返された茶碗の行方など、未解決の問題が残されている。

  11日正午過ぎ、日本橋高島屋8階催事場で、クリアケースの中にあるはずの「抹茶茶碗」(販売価格約1040万6千円)が忽然(こつぜん)と消えていることにスタッフが気づいた。
  防犯カメラには発見の約20分前、眼鏡をかけた男が片手でケースを持ち上げ、茶碗を軽々と持参したリュックサックに詰め込む様子が写っていた。警視庁に110番通報が入ったのは午後0時16分。男が高島屋を後にしたのは、そのわずか9分前だった。
財布に現金130万円
  事件から2日後の13日午前10時前。東京メトロ木場駅近くで、警視庁捜査3課の捜査員がある男に目を付けた。グレーのトレーナーにグレーのリュックサック。ズボン以外は追っている容疑者に似ている。捜査員は尾行を開始した。男はタクシーに乗り、東京駅近くで降車。ICカードを使って東京メトロで池袋駅と往復し、電車を降りては商業施設を出入りすることを繰り返していた。
  発見から約4時間半後、捜査員は男に声をかけた。財布にあったのは現金約130万円。当初はぐらかそうとしていた男が関与を認めるまでそう長くはかからなかった
「盗んだ茶碗でお茶を飲みたかった…
  男はA容疑者(32)。窃盗容疑で逮捕された。
たまたま目にとまった
  A容疑者は無職。ユーチューブで自らを「イケメン」と称し、散歩の途中に撮影したとみられる「自撮り」動画も配信していた。
  本人の供述によると、事件当日もいつものようにお気に入りの日本橋を散歩。たまたま「大黄金展」の看板を見つけ、会場に足を踏み入れて目にとまったのが、盗まれた茶碗だった。 「ケースを動かせばとれるかもしれない」。鍵や警報器はなく、簡単に持ち上がった。A容疑者はそのまま、ICカードを使って東京メトロに乗り込んで逃走した。 少額ながら借金もあった容疑者。犯行の帰路、スマートフォンでめぼしい買い取り店を調べ、最寄りの木場駅で降りて向かった。「本人はああ言っていたが、お茶は飲んでいないんじゃないか」(捜査関係者)。約180万円で買い取られた茶碗は、その日のうちに足立区内の別の買い取り店に約480万円で転売された。
押収した茶碗の行方は…
  捜査3課が押収した茶碗の行方はどうなるのか。捜査幹部は「大黄金展の運営会社や買い取り店の当事者間の協議で決まる。警察から要請はできない」と語る。
  見えないのは、茶碗の行き先だけではない。約1千万円という被害の大きさに比べて、A容疑者の手口は、逃走時に身元をたどれるICカードを使って電車に乗る、事件当時と同じ服で出歩く―など稚拙さが目立つ。
  捜査関係者は「本人がどういう感覚なのかわからない…」と首をひねる。容疑者が逮捕されても、一件落着とは言いがたい状況のようだ。
(内田優作)

背景に金相場の高騰も
  今回の事件の背景には、金相場高騰の影響もあるかもしれない。企業の経営破綻などの影響を受けにくいことから「安全資産」とも呼ばれる金。地金大手の田中貴金属工業が公表している日次金価格推移によると、17日の店頭販売価格は前日に比べて36円高い1グラムあたり1万3099円(税込み)となり、過去最高値を更新するなど価格上昇が続いている。
  高騰の背景には、イスラエルとイランの対立激化など地政学的な緊張の高まりが影響しているとみられる。当面高値が続くとの見方も金を買う動きを促しているようだ。
  この1年間の販売価格(税抜き)の推移をみても高騰は著しい。昨年3月は1グラムあたり8249円(平均値)だったが、今年3月には1万0428円(同)と1・2倍以上に値上がりしている。


2024.04.18-メーテレ-https://www.nagoyatv.com/news/syakai.html?id=000345639
上野で10店舗以上を経営 被害者に何が…那須町2人の焼死体事件 20代男性が出頭

  栃木県那須町の林道近くで2人の焼けた遺体が見つかった事件で、警察が、東京都内の警察署で20代の男性から任意で事情を聴いていることがわかりました。
  男性は「自分が那須での事件に関係しているかも」と話しているということです。 2人の遺体が発見されたのは、16日午前7時前のこと。

  第一発見者から、こんな相談を受けたそうです。 通報した人:「『人かマネキンかわからないものが、土手下で燃えているから、一緒に確認してほしい』とのことだったので。顔はビニール袋をかぶせた上からガムテープでぐるぐる巻きにされていて、服とかは焼けただれて、肌が、若干、露出している感じ」
  目撃者や捜査関係者の話をまとめると、2人は仰向けで重なるような形で倒れていたようです。顔に粘着テープをぐるぐると巻かれ、手は縛られた状態。「足に結束バンドが見えた」という目撃情報もあります。そのうち1人は、女性用のブーツのようなものを履いていたことも、新たにわかりました。
  すぐそばでは、ガソリンなどを入れる携行缶のような容器が焼けていたといいます。 1人は、16日、身元がわかりました。宝島龍太郎さん(55)です。身元がわかっていない1人は女性で、年齢が40代~60代くらい、身長は162センチと判明しました。
  死因は2人とも、首を絞められたことによる窒息死だったこともわかりました。女性は、頭蓋骨を骨折していたということです。 2人が、この土地に縁があったかどうかは、まだわかりません。
  遺体が見つかったのは、福島や茨城の県境に近い栃木の那須町。
  警察によりますと、宝島さんの本籍は、直線距離で150キロほど離れた東京都台東区にあります。 宝島さんは、2つの会社で社長を務めていました。届け出ている業態は幅広く、焼き肉店など、10店舗以上の飲食店を上野で経営し、不動産売買も。
  中国や韓国製の衣料雑貨などの輸入販売も手掛けていたようです。 飲食店の元従業員:「あそこが“宝島ロード”になっている。(一角の)半分以上が宝島さんの店で、業者さんが『宝島ロードだ』と」 宝島さんの経営する飲食店で働いたことがある人は、こう話します。 飲食店の元従業員:「初めて店に行ったときは、排水管の修理をしていて、俺、社長だとは、全然、思わなかった。スタッフさんに聞いたら『あれ社長さんだよ』と。冷蔵庫が壊れたり、トイレが詰まったり、全部、自分で修理する。本当にすごい。本当に尊敬する」 宝田さんは、妻と一緒に店舗を回るのが日課だったといいます。
  そもそも、なぜ、2人の遺体は焼かれたのか。それも山奥で。 現場付近は、山に囲まれていて、日が落ちると真っ暗。街灯もありません。 遺体を目撃した森林組合の組合長:「仕事で行く人が通るだけの林道。この先をどこかに抜けることは不可能。こちらにも道ありますけれど、行き止まり。
  (Q.ほかにう回路は)ないです。土地勘がある人か、検索をして来る。そういった方法しかないと思う」 近隣住民:「夜は物音しない。川の音が寝ていても聞こえるような静かな集落。(Q.集落の人以外が、この時期に来ることは)山菜取りとか、外国系の人が農機具や鉄くずの回収には、結構、来る」
  遺体が見つかった現場からは、2人を引きずった跡なのか、何かを引きずった痕跡が確認されています。2人とも、死後、数日が経っていたことも新たにわかりました。
   警察は出頭してきた20代の男性が、何らかの事情を知っているとみて、話を聴くとともに、複数の人物が事件に関わっているとみて調べています


2024.04.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240415-BKB6IIT6WFJXJBD54F7MMH443A/
発砲事件指名手配犯をかくまう 容疑の絆会幹部の男を逮捕 長野県警

  長野県宮田村で令和2年に起きた発砲事件に関連し、殺人未遂罪などで起訴されている指定暴力団絆会幹部のAことA被告(55)を指名手配中にかくまったとして、長野県警は、犯人蔵匿の疑いで、住所不定、絆会幹部のB容疑者(46)を逮捕した。

  逮捕容疑は、昨年5月上旬から今年2月上旬までの間、A被告が指名手配され逃走中だと知りながら、仙台市の集合住宅に宿泊させ、かくまったとしている。A被告は2年、同じ組織の暴力団幹部に発砲して重傷を負わせたとして指名手配された。今年2月、殺人未遂容疑で仙台市内で逮捕された。


2024.04.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240414-FZFRGI3KLJKYTALWMQLDL4DPOA/
「お茶を飲もうと思った」純金茶わん窃盗の男供述 「金に換えたほうが」180万円で売却

  日本橋高島屋(東京都中央区)で11日に展示販売会「大黄金展」の会場から、純金製茶碗が盗まれた事件で、窃盗容疑で逮捕された職業不詳、堀江大容疑者(32)=東京都江東区=が「盗んだ茶碗でお茶を飲もうと思ったが、金に換えた方がいいと思った」と供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。

  警視庁によると、茶碗は買い取り店で事件当日に約180万円で売却された。堀江容疑者は確保されたときに約130万円を持っており、警視庁は当初から換金目的だったとみて調べている。
  茶碗は買い取り店に残っておらず、転売されたとみられる。警視庁は買い取り店の関係者から事情を聴くとともに、茶碗を捜している。


2024.04.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240413-B5EYVJPSTRKZTHL4SA2JFKIOGM/
死体遺棄の疑いで72歳の男を逮捕 連絡の取れない妻か、布団に横たわり腐敗が進む

  宮城県警古川署は13日、自宅に女性の遺体を放置したとして、死体遺棄の疑いで大崎市鹿島台平渡狸沢、無職、A容疑者(72)を逮捕した。古川署によると「間違いありません」と容疑を認めている。A容疑者は妻と娘の3人暮らしで、妻と連絡が取れておらず、県警は身元確認を進めるとともに、死亡の経緯を調べる。

  逮捕容疑は自宅寝室に遺体を遺棄したとしている。古川署によると、親族から通報があった。遺体は布団に横たわった状態で、腐敗が進んでいた。


2024.04.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240412-JEPTX62PXNL2RHIY77RVIOU6VY/
同居の86歳女性死亡、息子夫婦を逮捕 埼玉・上尾、暴行容疑で

  埼玉県警上尾署は12日、暴行の疑いで、同県上尾市上尾村のトラック運転手A容疑者(61)と妻の無職容疑者(59)を逮捕した。被害者は容疑者の母親(86)で、3人が同居する集合住宅で死亡が確認された。署は傷害致死容疑も視野に入れ、死因や動機を調べる。

  署によると、11日午後5時半ごろ、容疑者から「母親の意識と呼吸がない」と119番があった。同じ頃、B容疑者が署に自首した。
  逮捕容疑は11日、自宅でA容疑者の母親に対し、全身を殴るなどの暴行を加えた疑い。


2024.04.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240410-EQTUDU4TKRMS3AMBH3K2PYB7WY/
ビッグモーターの屋外展示車の盗難相次ぐ 4県6店舗で計29台、各県警が捜査

  中古車販売大手ビッグモーター群馬、埼玉、山梨、長野の各県にある6店舗で、車を盗まれる被害が相次いでいたことが10日、同社への取材で分かった。これまでに29台の被害を確認し、いずれも閉店後に国産車が狙われたが、関連の有無は不明。各県警が窃盗事件として捜査している。

  同社によると、最初は1月29日に館林店(群馬県館林市)で8台盗まれた。その後、3月2日に春日部店(埼玉県春日部市)で3台、4月2日に坂戸店(同県坂戸市)で10台、同5日に甲斐店(山梨県甲斐市)と甲府店(甲府市)で計5台、同9日に松本店(長野県松本市)で3台盗まれた。いずれも営業時間外の午前0~5時ごろで、警備システムが認知して従業員らが到着するまでの間に、屋外の展示車が動かされていたという。
  同社は既に被害届を提出。捜査関係者によると、埼玉県内では今年に入り、他社の中古車販売店でも同様の被害が相次いでいる


2024.04.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240409-DMFEGI2WUFJ5NEALFS4AAGX25E/
業務関係先に元従業員男性の遺体遺棄か 青森の運送会社役員の男ら

  青森県七戸町で元従業員の男性(54)の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで同町の運送会社の代表取締役、A容疑者(47)ら2人が逮捕された事件で、遺棄現場は同容疑者が業務として出入りしていた土地だったことが9日、県警への取材で分かった。遺体は深さ6メートルほどの土中で見つかり、県警は重機を使ったとみている。

  県警は同日、A容疑者と、一緒に逮捕された同町の会社員、B容疑者(45)を送検した。知人らによると、B容疑者も同じ会社の従業員との情報がある。逮捕容疑は2月上旬ごろ、七戸町で、同町のトラック運転手、谷名幸児さんの遺体が入った容器を遺棄した疑い


2024.04.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240408-GBBZEKEVT5MBRBSVNT4AXNXUC4/
カンニング発覚後に高2自殺 遺族が清風学園を提訴 大阪地裁

  大阪市天王寺区の私立清風高2年の男子生徒=当時(17)=が期末試験でのカンニング発覚後に自殺したのは、教師らによる「卑怯(ひきょう)者」との指導が原因だったとして、生徒の両親が8日、学校法人清風学園を相手取り、計約1億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした

  訴状によると、カンニングは令和3年12月の倫理・政経の期末試験で見つかった。1巻あたり1時間ほどかかる写経80巻分などを課され、2日後に自殺。同校では朝礼で「カンニングは卑怯者のすることだ」などと伝えており、遺書には「死ぬという恐怖よりも、このまま卑怯者と思われながら生きていく方が怖くなってきた」とつづられていたという。
  両親側は、カンニング後の指導で、生徒は自らが「卑怯者です」と言わされたとして、「必要以上に人格を否定した」と主張大量の写経などもあわせ、特異な心理状況に追い込まれたことが自殺につながったとして、学園側の安全配慮義務違反を訴えている
  学園は「訴状が届いていないのでコメントできない」とした上で、指導で卑怯者と言わせたことなど、一部の事実関係は否定している。


2024.04.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240410-EQTUDU4TKRMS3AMBH3K2PYB7WY/
ビッグモーターの屋外展示車の盗難相次ぐ 4県6店舗で計29台、各県警が捜査

  中古車販売大手ビッグモーター群馬、埼玉、山梨、長野の各県にある6店舗で、車を盗まれる被害が相次いでいたことが10日、同社への取材で分かった。これまでに29台の被害を確認し、いずれも閉店後に国産車が狙われたが、関連の有無は不明。各県警が窃盗事件として捜査している。

  同社によると、最初は1月29日に館林店(群馬県館林市)で8台盗まれた。その後、3月2日に春日部店(埼玉県春日部市)で3台、4月2日に坂戸店(同県坂戸市)で10台、同5日に甲斐店(山梨県甲斐市)と甲府店(甲府市)で計5台、同9日に松本店(長野県松本市)で3台盗まれた。いずれも営業時間外の午前0~5時ごろで、警備システムが認知して従業員らが到着するまでの間に、屋外の展示車が動かされていたという。
  同社は既に被害届を提出。捜査関係者によると、埼玉県内では今年に入り、他社の中古車販売店でも同様の被害が相次いでいる


2024.04.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240404-QB6UPADVFVKW7CQTR5WK6XCUC4/
接見室にスマホ持ちこみ通話疑い 「ルフィ」元弁護士を不起訴 東京地検

  「ルフィ」と名乗り広域強盗事件を指示したとされるB被告(39)=強盗致死罪などで起訴=が勾留されていた警察署の接見室にスマートフォンを持ち込み、外部の人物とビデオ通話をさせたとして、東京地検は4日までに、証拠隠滅の疑いで書類送検されたH・元弁護士(49)を不起訴処分とした。3月28日付。地検は理由を明らかにしていない

  H元弁護士は国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金などを不正受給したとして詐欺罪に問われ、1、2審で有罪判決を受けた。上告したが、最高裁第3小法廷は3月27日付で棄却する決定をした。広島弁護士会は除名の懲戒処分にした。
  H元弁護士は警視庁原宿署でB被告に接見した際、フィリピンで活動する暴力団系の日本人集団「JPドラゴン」幹部らと通話させ、同幹部らが関与したとみられる事件についてB被告に口止めさせた疑いで、3月19日に書類送検された。


2024.04.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240403-OXT3JKHTVJPMPO4O42WEIQZDGA/
天橋立「股のぞき」中、知人を15m転落させた男性の「罪」 悪ふざけと犯罪の境界線
(木下倫太朗)

  今年2月、日本三景の一つ、天橋立(京都府宮津市)を望む公園の展望台で、観光に訪れていた男性が高さ約15メートル下の斜面に転落した原因は一緒に訪れていた知人の悪ふざけ。下半身を押され転落した男性は骨折などの重傷を負ったが、幸い命に別条はなかった冗談のつもりから男性を転落させてしまった知人だったが、刑事責任を問われる可能性はあるのだろうか

落下防止のネット超え転落
  2月15日午後2時ごろ、50代の男性は同僚ら約10人とバスツアーで天橋立傘松公園を訪れていた。海抜約130メートルにある公園の展望台からは天橋立を一望でき、股の間から逆さに見ることで龍が天に舞い上がるように見えるという「股のぞき」は名物となっている。
  例にならい男性も股のぞきを試みた。するとその時、50代の知人男性が近づき、背後から右手で下半身を押したはずみで体勢を崩した男性は斜面を転がり落ちると、落下防止のネットを越え、そのまま高さ約15メートル下まで転落してしまった
  施設関係者によると、突き落とした知人男性は急いで斜面を降り、転落した男性の元へ向かった。服は泥だらけになり、不安そうな表情を浮かべていたという
  転落した男性は意識はあったものの「胸が痛い」と訴えた。通報から約1時間半後、消防隊員らが救助用の担架とロープを使い、斜面から引き上げて搬送した
  京都府警宮津署によると、突き落とした男性は「悪ふざけで押した」転落した男性は命に別条はなく、事故後も会話ができていたが、骨折していたことが分かった。同署は負傷男性の回復を待って事情を聴く方針で、事故の状況を捜査したり男性の処罰感情などを踏まえたりして、立件の可否を検討するとした。
落とし穴で死亡した事件も
  過去にはこんなケースもあった。平成23年、石川県かほく市の海岸。いずれも23歳の夫婦が友人が掘った落とし穴に転落し、窒息死した。落とし穴を作ったのは、妻と、その6人の友人だった。夫の誕生日を祝う目的で約4時間かけ、砂浜に深さ2メートル以上の落とし穴を掘ったという
  石川県警は関係者への事情聴取や人形を使った実況見分を重ね、捜査を継続友人らが穴を掘る際に「パラパラと穴の砂が崩れて危ないと思った」と説明したことや結果の大きさを鑑(かんが)み、立件が可能と判断した県警は重過失致死と海岸法違反の疑いで友人6人と死亡した妻を書類送検した
  悪ふざけか犯罪か。近畿大法学部の辻本典央教授(刑事法)は「結果の重大性と被害者の感情が重要になる」と説明する。例え悪ふざけであったとしても、結果として死亡させたり回復不能なけがをさせたりした場合、被害感情がなくても刑事処分を受ける可能性は否定できないという。
今回の場合は…
  一方で、今回の天橋立での事故は「骨折という回復可能な結果であることや、知人同士という間柄から話し合いで決着がつく可能性がある」(辻本氏)。このまま被害届の提出がなければ、刑事事件に発展する可能性は低いとみた。
  「謝って済むなら警察はいらない」との言葉がある。刑事事件にならなくとも、治療費などを請求されたり、人間関係が壊れたりするケースは十分に想像できる。あまりにも安易なその場の「ノリ」の代償は、決して小さくないのだ(木下倫太朗)


2024.04.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240401-QFI5ZU3PBNLXJANWAQFGZJKZJQ/
銃で撃たれたか 血を流した男性が突然車の後部座席に 「降りてこい」と男の怒号も

  1日午後1時50分ごろ、大阪市東淀川区豊新の路上で、「けんかで一方が血を流している」などと複数の110番があった。駆け付けた大阪府警東淀川署員が、けがをした男性が停車中の車に乗っているのを発見。右足には銃で撃たれた可能性がある傷もあり、同署が何らかのトラブルがあったとみて捜査している。

  同署によると、女性が運転する車が信号で停車中、血を流した男性が突然、後部座席に乗り込んできた。続いて「降りてこい」などと叫ぶ男が追ってきたという。女性らが110番し、約10分後に同署員が駆け付けると男は逃走したという。
  男性は救急搬送され、右足内部に金属の玉のようなものが残っているのが見つかったほかにも顔に打撲やすり傷があり、両足の骨も折れた疑いがある。同署は被害者が大阪府内の40代男性と確認。男性は現場でけがの原因について、「自分で転んだ」などと不合理な説明をしたという。







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