事件問題-2024年06月~2024月09月


2024.09.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240930-CXDBBGO3LFM2PKSC7G6ZJACHHM/
出会い系喫茶で売春相手を紹介 容疑で店長と従業員逮捕 10年間で3億円売り上げか

  出会い系喫茶で売春相手を紹介したとして、大阪府警は30日、売春防止法違反(周旋)の疑いで、大阪市北区の出会い系喫茶「Tu-Ba(ツーバ)梅田店」の店長、A(48)=大阪市北区=と従業員、B(39)=同市東成区=の両容疑者を逮捕したと発表した。2人は容疑を認めているという。府警は、10年間で約3億円の売り上げがあったとみて調べる。

  府警によると、村上容疑者らは交流サイト(SNS)を使って、男性から日時や希望などを聞き出し、女性側と調整。店周辺や店内で引き合わせていた。男性は入会金などとして店に代金を支払い、女性の利用は無料だった。
  逮捕容疑は共謀し5~7月、同店で60代の男性に30代の女性を売春の相手として紹介したなどとしている。
  令和3年、同店について「多数の女性が出入りし、売春の温床になっているのではないか」と情報提供があり発覚。府警は売春の温床になりかねないとして、系列店舗の摘発を強化している。


2024.09.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240924-2LLHSP5WMZKHZAMRFHJ2GDY2BA/
犯行わずか1分か、郵便局で現金600万円が入った機械盗まれる 京都

  京都府警南丹署は24日、京都府南丹市美山町安掛中野の平屋郵便局で、現金約600万円が入った機械が盗まれたと発表した。窃盗事件として捜査している。

  同署によると、23日午後11時半ごろ、郵便局内のセンサーが作動し、警備会社を通じて通報があった防犯カメラによると、犯行グループは少なくとも3人で、帽子などを着用していた。従業員用の入り口をバールのようなものでこじ開け、局内に侵入したとみられている。
  盗まれた「オートキャッシャー」と呼ばれる機械は窓口の内側に常時保管されており、高さ約75センチで重さは約230キロ。犯行グループは1分程度で機械を引きずる形で外に運び出し、車で逃走したとみられる。


2024.09.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240923-QI5GL2TXAVPKDF4UN66OO4AMV4/
コロナ貸付金4500万円受領 大阪府警摘発の投資詐欺グループ、活動資金に運用か
(藤木祥平、鈴木文也)

  2つの詐欺グループの拠点が大阪府警に一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、片方のグループが政府系金融機関から新型コロナウイルス禍で悪化した業績を立て直すための貸付金総額4500万円の融資を受けていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。事業者に実質無利子・無担保で融資を行う制度で、グループは3つの法人名義で手続きをしていた。融資金がグループの活動資金として運用された可能性もあり、府警は詳しい経緯を調べている。

  2つのグループでは、これまでに101人が詐欺容疑などで逮捕されている。・・・捜査関係者によると、融資金を借りていたのは20人ほどの小規模グループのメンバー。もとのグループから主犯格の男(43)ら一部メンバーが独立し、小規模グループを形成したとみられる。
  事件を巡る捜査で、令和2年4月~3年11月、3つの法人名義でそれぞれ1500万円の貸付金を得ていたことが判明3法人はそれぞれ「民泊コンサルティング」「建物調査業」「営業代行業」の経営をうたって手続きをしたが、事業実体は不明という。
  投資詐欺グループは3年ごろから活動していたといい、貸付金をグループの立ち上げや活動資金に充てていた可能性もあるとみて府警が捜査している。
「ゼロゼロ」審査の甘さ突く
  政府系金融機関が新型コロナウイルス禍で中小企業支援策として実施した実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を巡っては、売り上げ改竄(かいざん)などによる不正受給や、返済できないまま倒産する事業所が多発するなどトラブルが相次ぐ。
  信用調査会社によると今年上半期のゼロゼロ融資利用企業の倒産は、327件。令和2年7月からは累計1547件に上っている。会計検査院は4年度末時点で、日本政策金融公庫などの貸し付けた計697億円を回収不能の損失として処理したとし、今後の非常時では、融資申し込み先について「適正性の担保が求められる」と指摘した。
  背景にあるのは審査手続きの緩和措置だ。コロナ禍の緊急融資という制度目的から、提出を求める書面などが簡素化されたが、結果的にこの点が悪用された形だ。
  営業代行業」など3事業で申請をしていた今回の投資詐欺グループ。捜査幹部は「実体があったのか、怪しい部分もある。コロナ禍の隙をついた資金調達手段の一つだったかもしれない」と指摘する
(藤木祥平、鈴木文也)


2024.09.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240921-3AB6UKUGTBI2XJZBXUSGQ3ZPJA/
好みの女子大生を尾行、袋かぶせ首絞める 39歳会社員逮捕

  女子大学生の自宅マンションで待ち伏せし、背後から頭に袋をかぶせ首を絞めたなどとして、大阪府警は21日、強盗殺人未遂と邸宅侵入の疑いで、大阪市平野区平野西の会社員、A容疑者(39)を逮捕したと発表した。

  逮捕容疑は3日午後11時20分ごろ、大阪府内のマンションの1階エントランスで、帰宅した女性の後ろをついていきオートロック式の出入り口からマンション内へ侵入。女性の背後から頭に袋を被せ押し倒し、首を絞めたり口をふさいだりして殺害しようとしたなどとしている。
  A容疑者は「殺意はなかった」と容疑を一部否認したが、「(女性の)アルバイト先で見かけて好きになり、あとをつけて住所を知った。性行為がしたかった」などと供述している。
  府警によると、女性は頸椎(けいつい)ねんざの軽傷で、スマートフォンや鍵を奪われた。女性は抵抗し、同じマンションに住む友人宅に助けを求めたという。防犯カメラの映像などから特定した。


2024.09.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240920-NV7J46E5LBJLHNVCXWJVT573EM/
製薬大手元社員の妻は殺されたのか 晩酌の焼酎パックに残された痕跡が語るもの
(滝口亜希)

  妻にアルコールの一種である「メタノール」を摂取させて殺害したとして殺人罪に問われた製薬大手「第一三共」元社員、A被告(42)の裁判員裁判が、東京地裁(坂田威一郎裁判長)で続いている急性メタノール中毒が死因であることに争いはなく、「殺人」を主張する検察側に対し弁護側は「妻は自らメタノールを摂取した可能性がある」と反論。殺害の決定的な証拠はなく警察官ら十数人の証人尋問が予定される公判は、2カ月近い長期戦となる見込みだ。

夫は潔白を主張
  「すべて間違っています」・・・今月2日に開かれた初公判。裁判官、裁判員を前に、被告は身の潔白を訴えた。
  「私は最初から言っている通り、妻に殺意を抱いたことはありませんし、メタノールを摂取させたことはありません」・・「妻がなぜ命を落とすことになったのか、私にはわかりませんが、私は無実です。噓は何一つ言っていません」
  被告は令和4年1月14~15日ごろ、東京都大田区の自宅で妻=当時(40)=にメタノールを摂取させ、16日に急性中毒で死亡させたとして起訴された。メタノールは無色透明の液体で、アルコールランプの燃料などに使われる。
  検察側の指摘によると、妻は同年1月15日朝、嘔吐(おうと)する水風呂に入るうめき声を上げるベッドから落ちる-といった、メタノールの中毒症状とみられる異常な行動を取った。
  休日で在宅していた被告はこの様子を見ていたが、119番通報したのは翌16日朝になってから。救急隊が心肺停止状態の妻を搬送したが、病院で死亡が確認された。
罵倒に消臭スプレー
  被告と妻は平成19年、第一三共に同期として入社。22年に結婚した。24年に息子を出産した妻は転職を繰り返したといい、30年から令和2年には被告の留学のため、親子3人で渡米した。
  ただ、夫婦仲は徐々に悪化していったという。検察側は冒頭陳述で、被告の性風俗店通いや妻の喫煙を巡り、互いに不満を募らせたと指摘息子の前で妻が被告を「気持ち悪い」「梅毒」と罵倒したり、消臭スプレーをかけるなどしたこともあったという。
  検察側は、妻が死亡する2日前、被告が自身の研究室に高純度のメタノール2リットルを持ち込んでおり、「メタノールを入手できる立場にあった」と主張。妻に異常行動が出てから通報までに時間がかかっていること、妻に自殺をうかがわせる言動・動機がないことなども、殺害を裏付ける事情になるとした。
  これに対し弁護側は、妻の異常行動は二日酔いによるものだと被告が考え、当時は新型コロナウイルス禍でもあり「救急車を呼ぶのをためらった」と説明。また、妻がインターネットで自殺に関する検索をしていた可能性がある、とも主張している。
愛飲していた酒に
  検察側が殺害の根拠の一つに挙げるのが、焼酎のパックに残された痕跡だ。
  妻はパック入りの麦焼酎を愛飲していたという。検察側によれば、被告は妻の異常行動が出た15日、自宅にあったこのパックを携帯電話で撮影していた。この写真では、パックの表面に一部、白いしみのようなものが残っていた。
  公判では、このパックに使われているインキを製造しているメーカーの社員に対し証人尋問が行われた。メタノールや同じくアルコールの一種「エタノール」などの試薬を同じパックに付着させる実験を行った結果、社員は「メタノール試薬がパック表面にたれれば、こうした状態になる可能性がある」と証言した。
  これに対し、弁護側は別の専門家に実験を依頼しており「メタノールの痕跡とはいえない」と反論する見込みだ。・・果たして妻は殺されたのか。今後も審理は続き、判決は10月30日に言い渡される。
(滝口亜希)


2024.09.20-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240920-QUEWP4FQSVPVVAUU7V6UA5OTOA/
東京・歌舞伎町のホテルで若い男女が死亡 転落か 同じホテルで今月2回目

  20日午前3時45分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町のホテル付近で、上から人が飛び降りたというような119番通報があった。警視庁新宿署員が駆け付けたところ、10~20代とみられる男女2人が倒れているのが見つかった。2人は搬送先の病院で死亡が確認された。新宿署は2人が転落したとみて調べ、身元の確認を進める。

  同署によると、ホテルには外部から入ることができる外階段があり、2人はこの階段付近で倒れていた。踊り場からスマートフォンとたばこの吸い殻などが発見された。このホテルでは1日にも10代の男女2人が転落死していた。


2024.09.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240917-FV3L3WW7FBNTPOBWW6KHKWBQIE/
「ルフィ」ら悪用、犯罪悪用相次ぐテレグラム スマホ解析、警視庁が体制強化
(内田優作、前島沙紀)

  テレグラムやシグナルといった秘匿性の高い通信アプリは日本でも犯罪グループに悪用されることが問題となっている。
  捜査関係者によると、テレグラム悪用した犯罪は平成30年ごろから台頭。当初、利用していたのは、主に通信傍受法に基づいて通話を傍受される暴力団関係者だったという。その後、特殊詐欺や強盗、フィッシング詐欺の「詐欺ツール」の売買などで使われるようになった

  近年、注目を浴びたのが、令和4、5年にかけて全国で相次いだ広域強盗事件だ。逮捕者らの供述によると、X(旧ツイッター)などの「闇バイト」募集に応じた犯行メンバーは、「ルフィ」などと名乗る指示役らからテレグラムのチャットを使い、やりとりをするよう指示されていた
  テレグラムのやりとりは一定期間で消えることから犯罪に悪用されているが、実行犯の中には、やりとりをスマートフォンの機能を使い、画像として保存していたケースもあったとされる
  こうした画像や地道な解析で、警視庁はルフィ事件の凶行の全貌を浮かびあがらせた捜査幹部は「ごみ箱に広がった小さい破片を1つ1つ組み合わせていく捜査だった」と振り返る。
  一方、電子記録や防犯カメラ画像などの「客観証拠」を重視する風潮とともに警察が扱うスマホの解析件数は増加ルフィ事件といった個々の捜査の経験値も積み、解析技術は向上している
  さらに、捜査関係者によると、警視庁で事件捜査を科学技術面でバックアップする「捜査支援分析センター」(SSBC)に数人の技官が専従で解析に当たるようになるなど体制整備も進められている

  こうした状況から、近年の警察ではテレグラムといった表面上消去されたデータであっても復元する技術は十分に備わっているとされるその解析拠点の中核はSSBCで、警視庁幹部は「最新のアプリも注視し解析できるように対策している」と自負している。
(内田優作、前島沙紀)


2024.09.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240916-ROVQJEIG2JJG7KXI4QZSFUKJHI/
ヤマハ発動機社長が自宅で切られる 腕に軽傷 静岡県警、33歳の娘を緊急逮捕

  16日午前3時ごろ、二輪車メーカー大手のヤマハ発動機社長、日高祥博さん(61)静岡県磐田市の自宅で腕を切り付けられ軽傷を負った県警磐田署は殺人未遂の疑いで、同居する無職の娘、A容疑者(33)を緊急逮捕した。署によると、A容疑者から「父親に殴られた」と110番があり、警察官が駆け付けた。

  逮捕容疑は、16日午前3時ごろ、自宅で日高さんの左腕を包丁で切り付け殺そうとしたとしている。
  15日午後5時半ごろにも容疑者から110番があったといい、署が詳しい経緯を調べている。
  ヤマハ発動機は「プライベートの事案であり、捜査段階でもあるのでコメントは差し控える」とした。


2024.09.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240914-7PP6DH7MZRITVG63MM6MBV5PBI/
イルカ追い込み漁の町で激減した活動家 反捕鯨団体の創設者拘束…警察当局は「再燃」警戒
(小泉一敏)

  イルカなど小型鯨類の追い込み漁が国内で唯一続く和歌山県太地(たいじ)町で、過激な抗議行動を繰り返してきた反捕鯨団体の姿が激減している。活動の中心的存在だった「シー・シェパード(SS)」創設者が7月に海外で拘束され、今季の初出漁時に現場で抗議したのは数人にとどまった。ただ、交流サイト(SNS)での活動は沈静化していないとの指摘もあり、警察当局は「何がきっかけで再燃するか分からない」と警戒を続ける

  初出漁を迎えた今月5日早朝。太地漁港で準備する漁師らに向け、「イルカ漁反対」の幕を掲げる数人の活動家の姿があった。周囲では多数の警察官がトラブルなどに備え目を光らせた。
  和歌山県警は令和2年に建設された現地警戒所を拠点に、24時間態勢で活動家の違法活動などを警戒している。8日には今シーズン初めて約10頭が捕獲されたが、県警関係者は「これまで混乱は特にない」と明かす。
  人口約3千人の太地町が世界の注目を集めるようになったのは、平成21(2009)年公開の米映画「ザ・コーヴ」がきっかけだ。太地のイルカ漁を批判する内容で、翌年には米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
  映画の公開以前からSSなど海外の活動家による妨害行為はあったが、公開後は訪れる活動家が激増。県警によると、ピークの25年度には約200人の活動を確認した。イルカのいけすの網が切られたり、捕鯨のモニュメントを壊されたりする悪質な事件も続発した。
  毎年9月の初出漁時には、数十人が現場で抗議活動を展開。県警も漁期(9~4月)を中心に現地拠点を設けて警戒してきた。だが、新型コロナウイルス禍を経て、昨シーズンの初出漁時に現場に現れたのは15人ほど。漁期を通じて活動が確認できたのも計約50人だった。さらに台風の影響で初出漁がずれ込んた今シーズンの活動は「沈静化している」(県警関係者)のが実態だ。
  太地のイルカ漁問題に詳しい大和大の佐々木正明教授は、活動家の減少について「日本の入管当局が大物活動家の入国を拒否するなどした影響で、太地での活動がステータスだった時代は過ぎた。新型コロナウイルス禍の影響も大きい」と分析。一方でSNSでの活動は活発とし、「ネット空間はむしろ活動が広がっている」と指摘する。
  また、太地で長年活動を展開し、日本の調査捕鯨を妨害した疑いで国際手配されたSSの創設者、A容疑者が7月、デンマーク自治領グリーンランドで拘束された。日本政府は身柄の引き渡しを求めるが、可否の判断に時間を要している。海外では釈放を求める声も上がり、佐々木氏は「日本に引き渡された場合、批判が太地に向かう可能性がある」との見方を示した。(小泉一敏)


2024.09.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240913-VH22RWPNANIV3N44A76RE53X3Q/
「暑いから飲みな」差し出した飲み物に睡眠薬…不同意性交容疑でエアコン修理業者を逮捕

  エアコンの修理先で女性に睡眠薬を飲ませてわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は13日、不同意性交と住居侵入の疑いで、神奈川県厚木市下荻野のA容疑者(40)を逮捕した。調べに対し「知りません」と容疑を否認している。

  逮捕容疑は8月26日午前9時~午後1時ごろ、東京都町田市内のマンション居室で住人の20代女性に睡眠薬の入った飲み物を飲ませ、わいせつな行為をしたとしている。
  捜査1課によると、A容疑者はエアコンの修理業者。約1年前に女性の部屋に修理で訪れたことがあり、事件当日もエアコンの水漏れを修理する名目で、管理会社から紹介されて女性方を訪ねていた。女性はA容疑者から「暑いから飲みな」と差し出された飲み物を飲んだところ、意識がもうろうとした状態になったという。
  同日夕に同居する男性がもうろうとした状態の女性を発見女性には容疑者からわいせつな行為をされた記憶があり、110番通報して被害が発覚した。


2024.09.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240913-PSJCPZMULBMLLKQIVHDT2SCGRM/
「今、私、時の人すぎてやばい」紀州のドン・ファン死亡後、無罪主張の元妻が友人にライン

  「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=致死量の覚醒剤を飲ませ、殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻、B被告(28)の裁判員裁判の第2回公判13日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた検察側は、被告が野崎さんの死亡後、友人に「今、私、時の人すぎてやばい」「欲のせいで足元をすくわれた」などとLINE(ライン)のメッセージを送っていたことを明らかにした

  野崎さんは平成30年5月24日午後10時35分ごろ、自宅で倒れているのが見つかり、被告が119番したが死亡が確認された。
  一方、検察側が明らかにした証拠によると、被告は美容専門学校時代の友人とのラインで翌25日未明、「車買うとしたら、フェラーリかランボルギーニを検討している」とのメッセージを送信。このメッセージを見た友人が「Bの様子に違和感はなかった。違和感がないのが怖い」と述べた供述調書が読み上げられた。
  また、同月30日には、友人に対し、マスコミからの取材依頼があっても拒否するとともに被告の写真をSNSから削除するよう依頼。「Bの顔写真、10万円だからね(爆笑)」「今、私、時の人すぎてやばい」と発言していた。
  さらに、同年6月上旬には、美容専門学校時代の友人とのライングループに「財産をもらうつもりだったよ。欲のせいで足元をすくわれたけど」「財産はまじで桁外れだから全部を出すのに時間がかかる」などとメッセージを送っていたという。
  起訴状によると、被告は30年5月24日、殺意を持って何らかの方法で野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒により死亡させたとされる。B被告は「私は社長を殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません」と無罪を主張している。


2024.09.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240913-UCT54E3JYNLRDN7IOZ3QUUEV6M/
東大阪で切りつけ疑い、47歳男逮捕 雇い主被害か「横着な態度」

  大阪府東大阪市の路上で12日午前、近くに住む男性(35)が刃物で切りつけられる事件があり、大阪府警枚岡署は同日、殺人未遂の疑いで、自称建築業、A容疑者(47)=同市横小路町=を逮捕した。署によると、A容疑者は男性の雇い主だと話しており、「横着な態度を取っていたため驚かせようとナイフで刺した」としているが殺意は否認しているという。

  逮捕容疑は同日午前6時25分ごろ、殺意を持って男性を刃物で切りつけ、左太ももや右腕に傷害を負わせたとしている。A容疑者は午後6時ごろに出頭した。
  事件直後、車で現場を立ち去る容疑者の様子が付近の防犯カメラに写っていた。


2024.09.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240912-XE4PAREOLJNPJOSEORI5AQP4PI/
窓際に下着姿の女性、わざと盗撮させる「美人局」で3700万円脅し取る 男ら逮捕、大阪

  マンションの窓際に下着姿の女性を立たせ、わざと盗撮させる美人局の手口で慰謝料名目の金をだまし取ったとして、大阪府警吹田署と刑事特別捜査隊が、詐欺の疑いで、大阪府吹田市江坂町の会社役員、A(45)と、弟で大阪市北区の自称会社員、B(39)の両容疑者を逮捕していたことが12日、分かった。

  同署によると、兄弟は令和4年4月から10カ月間にわたり、A容疑者の内妻の20代女性をマンション7階室内の窓際に下着姿で歩かせるなどし、向かいのマンションに住む50代男性にわざと盗撮させていたとみられる。
  翌5年1月、兄弟は男性の自宅マンションを訪問し、慰謝料を要求。「2千万円以上の融資金を預ければ、資産運用で利益が得られる」などと噓を言って慰謝料が準備できると信じ込ませたという。
  逮捕容疑は共謀し、令和5年1~5月、男性から噓の投資名目で4回にわたり、計約3700万円をだまし取ったとしている。
  2人はその後、男性の名義を悪用。虚偽の内容の契約書を信販会社に送り、自動車ローンを契約して約1500万円をだまし取ったなどとして11日、詐欺容疑でも再逮捕された。同署は同日、B容疑者の知人で中古自動車販売店経営のC容疑者(45)=兵庫県西宮市=も新たに逮捕2人は容疑者の販売店で男性名義で高級車「マセラティ」を購入していた
  同署は兄弟が交流サイト(SNS)でつながる「トクリュウ」の一員として活動しており、他にも共犯者がいるとみて捜査している。


2024.09.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240909-GHWHNHRXUFJ57NYICENGD7KBYM/
A死刑囚が東京拘置所で死亡 マブチ事件など3事件で4人殺害 大腸がんなど患う

  法務省は9日、2002年に当時のマブチモーター社長、馬渕隆一さん宅での放火殺人など、3事件で計4人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われ、刑が確定したA死刑囚(73)が、東京拘置所で死亡したと発表した。死因は特定されていないが、転移性肝がんと大腸がんを患っていた

  法務省によると、今年7月に入浴中のめまいで転倒。8月にがんと診断されて治療中だったが、今月9日午前4時55分ごろに死亡が確認された。
  確定判決によると、B元死刑囚=17年に74歳で病死=と共謀。02年8月に千葉県松戸市の馬渕さん宅で現金数十万円と貴金属を奪い、妻と長女を絞殺し放火した。同年9~11月には、東京都目黒区の男性歯科医や千葉県我孫子市の金券ショップ経営者の妻を殺害、現金を奪うなどした。
  一審千葉地裁は06年に求刑通り死刑を言い渡し、東京高裁も支持。11年に最高裁で確定した。


2024.09.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240906-YSHXVBOBJNPWZP6LVAEUQP6BLE/
0歳長男の口におしりふき詰め殺害図る、殺人未遂容疑で父親逮捕 長男は意識不明の重体

  生後2カ月の長男の口におしりふきを詰めて殺害しようとしたとして、奈良県警橿原署は5日、殺人未遂容疑で奈良県橿原市大軽町の会社員、A容疑者(28)を逮捕した。「(おしりふきを)口の中に入れたことは間違いないが、殺す気はなかった」と容疑を一部否認している。長男は病院に搬送され、意識不明の重体という。

  逮捕容疑は4日午後10時40~50分、自宅で2カ月の長男の口におしりふきを詰めて殺害しようとしたとしている。
  同署によると、A容疑者が同日午後11時ごろ、「長男がおしりふきを口に入れて意識と呼吸がない」と119番長男の様子を不審に思った病院側が翌日午前1時過ぎに県警に連絡し、県警がA容疑者に事情を聞いていた
  A容疑者は妻と長男と3人暮らし。犯行当時妻は仕事で外出中だったという。同署は詳しい経緯を調べている。


2024.09.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240905-TWHOGPZI45OLVLRIKXHZ74N7SU/
30年前から100人以上を撮影か 日焼けスタジオ利用の女性盗撮、容疑で経営者の男逮捕

  自身が営む日焼けスタジオで、日焼けマシンを使用中の女性を盗撮したとして、警視庁蒲田署は性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで、東京都大田区大森東、日焼けスタジオ経営者兼店長のA容疑者(62)を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は、8月6日午後4時すぎ、大田区蒲田にある日焼けスタジオの店内で、日焼けマシンを全裸で使用中の20代の女性の足元からスマートフォンを差し向けて女性の尻などを撮影したとしている。
  蒲田署によると、A容疑者は日焼けスタジオを30年前にオープンした当初から100人以上に撮影を繰り返していたと供述しているといい、押収したスマホの中には数百枚に及ぶ写真が見つかっているという。同署は他にも多くの被害があるとみて捜査を進める。


2024.09.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240903-WO4AWJ4E5VKDFDA7BCWJOZQ3AE/
マネロン事件、公開手配の主犯格男を関西空港で逮捕 シンガポールから帰国

  犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負うグループが摘発された事件で、大阪府警は2日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑などで主犯格とみられるシンガポール在住、自称会社役員のA容疑者(38)を逮捕した

  府警によると、A容疑者は4月までに日本を出国。府警は同容疑者らを公開手配し、シンガポールの空港から2日に関西空港に到着したところを逮捕した。事件の逮捕者は別の主犯格の男らを含め計17人となった。
  逮捕容疑は、他のメンバーらと共謀し令和3年11月~5年6月、経営実態のない会社を設立して法人口座を開設し、詐取金210万円を含む約559万円を送金するなどしたとしている。
  A容疑者らは、収納代行業「リバトングループ」を自称し約40人で活動。管理する500社4千超の法人口座に少なくとも700億円の入金があった。


2024.09.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240902-SUXXEZU2QRL2VASVUE7FHNBABM/
小学生女児がマンションから転落か、心肺停止 長崎県大村市

  2日午前7時25分ごろ、長崎県大村市のマンションで「小学生の女児が3階から1階に転落した。頭部から出血している」と、女児の家族から119番があった。消防によると、病院への搬送時、心肺停止の状態だった。

  市教育委員会によると、市立小学校は8月27日に2学期の始業式があった。長崎県警が詳しい状況を調べている


2024.08.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240829-EJEIZBCYYVP27E4FFP7RKZLSGI/
「1人にしないで」「死にたくない」日経記者の33歳女、他社記者へストーカー容疑で逮捕

  他のメディアの記者に執拗(しつよう)にメッセージを送ったとして、警視庁本所署がストーカー規制法違反の疑いで、日本経済新聞記者のA容疑者(33)を逮捕していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった

  捜査関係者によると、A容疑者は今月17~25日にかけて、別のメディアに勤務する男性記者に決済サービス「PayPay」のチャット機能で64回にわたり、「会いたい」「1人にしないで」「死にたくない」などとメッセージを送信したという。調べに対し「受け入れられていると思っていた。納得いかない」などと供述しているという。
  警視庁は昨年から複数回、A容疑者へストーカー規制法に基づいて警告。今月にも警告したが、執拗にメッセージを送信していたことから逮捕に踏み切ったという。


2024.08.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240828-HQCUOZOPBNMDXKMWT4RRMUZZUQ/
「配達しきれなかった」郵便物2800点捨てる 大阪・西成郵便局の10代配達員

  日本郵便近畿支社は28日、大阪市の西成郵便局に勤務する10代後半の男性配達員が6月中旬から7月まで、郵便物計約2800点を配達せず捨てていたと明らかにした。男性は「配達しきれなかった」との趣旨の説明をしたという。同社は大阪府警に郵便法違反容疑で被害を届け、府警が捜査している。

  同社によると、郵便局の近隣住民が7月31日、「マンションと一軒家の間に郵便物の束が置かれている」と指摘。男性が7月29日までに、担当区域の複数箇所にはがきや手紙などを放置したことが発覚した。
  同社は差出人と受取人に謝罪し、男性を処分する「重ねておわびする。再発防止策を講じるとともに、コンプライアンス指導の徹底に努める」とコメントした。


2024.08.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240823-R5FZ5F3LKJOA3P7CIN2LQBOCMA/
「人の女に手を出すな」美人局手口でグリ下に呼び出しビール瓶で殴る 中学3年の少年ら4人逮捕

  マッチングアプリで呼び出した男性(25)から美人局(つつもたせ)の手口で金を奪おうとしてけがをさせたとして、大阪府警南署は23日、強盗傷害の疑いで、大阪市西成区千本北の建設作業員、A容疑者(22)と14~19歳の3人を逮捕したと発表した。A容疑者は容疑を認め、他の3人は「強盗までは考えていなかった」などと容疑を一部否認しているという。

  他に逮捕されたのは、いずれも大阪府寝屋川市の中学3年の少年(14)と建設作業員の男(19)、大阪府門真市の無職の少女(16)の3人。
  府警によると、少女がアプリを通じて男性を大阪・ミナミのグリコ看板近くの「グリ下」に呼び出し、A容疑者らが「人の女に手を出すな」などといって暴行を加えたという。
  逮捕容疑は22日午前2時半ごろ、共謀し大阪市中央区道頓堀の路上で男性の頭をビール瓶で殴るなどの暴行を加え、けがをさせ、金品を奪おうとしたとしている。男性が近くの交番に逃げ込み、発覚した。


2024.08.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240823-MB5KXVUAFBLMPG5ABO2C45QIZE/
岡山6歳児虐待死「お母さんは悪くない」女児の兄証言 交際相手は子供全員に虐待

  岡山市で娘の西田真愛(まお)ちゃん=死亡当時(6)=を交際相手と虐待し令和4年に死なせたとして、逮捕監禁致死と強要の罪に問われた母親、A被告(36)の23日の裁判員裁判で、真愛ちゃんの兄の高校生が弁護側証人として岡山地裁に出廷した。交際相手はA被告の子供全員に虐待していたとし、兄は「(被告は)できるだけ守ってくれようとしていた。お母さんは悪くないと述べた。

  事件当時、被告は真愛ちゃんを含めた4人の子供と暮らし、兄は中学生だった。弁護側は、交際相手のB受刑者(41)=両罪で懲役14年が確定=から食事を与えられないなど虐待を受けたとする、子供らと社会福祉士の面接報告書を証拠として示した。
  尋問で兄が、被告は(B受刑者に)ばれないように食事を出していたなどと述べ、被告が目を潤ませる場面もみられた。


2024.08.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240822-67EPKC3UJVJ7ZJF7NL7CHK5WMA/
叔母殺害容疑で27歳無職男を再逮捕 静岡・菊川の3人死亡事41件

  静岡県菊川市の住宅で7月、渋谷育子さん(81)ら親子3人が刃物で刺され死亡した事件で、県警は22日、孫の無職、A容疑者(27)=川崎市多摩区菅北浦=を、育子さんの次女でA容疑者の叔母の介護士、留美子さん(52)の殺人容疑で再逮捕した。

  再逮捕容疑は、7月28日午後2時ごろから同2時半までの間、留美子さんの胸などを刃物で刺し、失血死させたとしているA容疑者は7月30日に逃走先の鳥取市内で身柄を確保され、今月1日に育子さん殺害容疑で静岡県警に逮捕された。県警は育子さんの夫の昭一さん(87)の殺害にも関与したとみて調べている
  県警によると、渋谷さん方は亡くなった3人と、A容疑者の母親の4人暮らし7月28日午後2時25分ごろ、留美子さんから助けを求める電話を受けた容疑者の母親が、外出先から菊川署に通報。署員が1階で、血を流して倒れている3人を発見した。


2024.08.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240816-HNCKBWAS25PK5DM3HRY7K4FSSE/
琵琶湖に全裸の女性遺体 事件と事故の両面で捜査

  16日午前8時5分ごろ大津市今堅田の琵琶湖で「上半身裸の人が浮いている」と通行人の女性から110番があった。滋賀県警大津北署によると、20~30代の女性が全裸であおむけに浮かんでおり、その場で死亡が確認された。目立った外傷はなかったという。

  同署は女性の身元を調べ、事件と事故の両面で捜査する。


2024.08.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240816-NNNNZQMN25IDFFXXPWOSU7RSQQ/
お化け屋敷で酒に酔い演者に顔面キック あごを骨折させた空手有段者とテーマパークの責任
(弓場珠希)

  「お化け」を蹴って骨折させた責任はテーマパーク側にもある-。お化け屋敷の利用客が、負傷したスタッフに支払う和解金の7割をテーマパークが負担するよう求めた訴訟の控訴審判決が7月、大阪高裁であった飲酒後に入場し、空手の有段者ながらお化け役のあごを蹴り上げた利用客自身の責任を部分的に認めつつ、こうした事態に備えた訓練が不十分だったなどとしてテーマパーク側の4つの安全配慮義務違反を訴えたが、裁判所は全面的に退けた

  発端は約10年前、関西のテーマパーク内のお化け屋敷。昼食時に酒を飲んだ後、知人と手をつないで中を進んだ利用客は、仮装したスタッフが出現するやいなや、右足であごを蹴り上げた
  スタッフはあごを骨折する重傷を負い、利用客に損害賠償を求めて提訴。利用客がスタッフ側に解決金1千万円を支払うとの内容で和解した。
  しかし、話はここで終わらなかった。多額の解決金を背負った利用客が、テーマパークの運営会社を相手取り、支払いの分担を求める別の訴訟を起こしたのだ。
  言い分は何か。利用客側は、お化け屋敷が「恐怖」を売りにしている以上、格闘技の心得がある人も含め「客がとっさに手を出してしまう事態は予見できた」として、未然防止の義務を怠ったと訴えたのだ。
  具体的には、利用客との間に仕切りを設置しなかったスタッフに攻撃を避ける訓練や指導をしなかった利用客に人間がお化けを演じていることを周知しなかった酒を飲んだ人の入場を拒むべきだった-という4点。解決金を負担する割合について「利用客3割、テーマパーク7割が相当」と主張した。
攻撃あり得ず反撃の必要もない
  今年1月の1審判決。地裁は、テーマパークがスタッフに対し、客に触れたり前方に立ちふさがったりしないよう指導していた上、利用客にも口頭やビデオでお化け役の人間に触れないよう注意していたと認定。「(今回の事案は)異例の出来事で、テーマパークに事案を予見する義務を課すことはできない」と請求を棄却した。
  利用客側は控訴したが、7月の大阪高裁もお化け屋敷の〝性質〟を検討した上で、利用客側の訴えを再び退けた
  確かにお化け役は利用客を驚かせるが、安全に楽しんでもらうのが大原則。映画やドラマのように「お化け」が攻撃してくることはあり得ず、従って客も反撃する必要性がない。2審判決は、恐怖のあまりにとってしまった反射的な行動の範疇(はんちゅう)を超えた今回の行為は「正当化する動機や合理性を見いだしがたい」と指弾した。 利用客側はこの判決も不服として上告した。
「お客さま第一」認識改めを
  テーマパークではつい気分が高揚しがちだが、違法行為や迷惑行為が不問に付される「夢の国」でないのは当然の話。過去には刑事事件に発展したケースもある。
  北海道のお化け屋敷では平成27年、お化け役のスタッフに暴行したとして2人の利用客が相次いで逮捕された。別のテーマパークでは、ウオータースライダーのボートをわざと転覆させたり、パレードに乱入して一時中断させたりした利用客が、威力業務妨害の疑いで立件されている。
  テーマパークでの違法行為や迷惑行為を防ぐにはどうしたらいいのか。悪質クレームやカスタマーハラスメント問題に詳しい関西大の池内裕美教授(社会心理学)は「施設側は、あらかじめ利用客に対して何が迷惑行為に該当し、発生時にはいかに対処するのかを明示しておくと、実際にトラブルが生じた際に対応しやすくなる」と助言する。
  また、利用客自体も『お客さま第一』といった認識を改め、利用する施設の注意事項をしっかりと把握し、相手の立場やサービスの範囲を理解した〝賢い消費者〟としての行動をとるべきだ」としている。
(弓場珠希)


2024.08.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240814-DRNP74ZKOBMDDLYC7IN6MR4BZA/
「金龍ラーメン」立体看板の龍しっぽ撤去へ 運営会社、大阪高裁判決を受け入れ

  大阪市の繁華街・ミナミにあるラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」の運営会社「金龍製麺」は14日、同店の立体看板である竜のしっぽ部分が隣接地にはみ出ているとして撤去を命じた5月の大阪高裁判決を受けて、今後撤去すると発表した。「断腸の思いだが、しっぽを切る」としている。

  同社は「上告も検討したが、これ以上、裁判に心血を注ぐのは難しいと判断した」とコメント。撤去時期は、隣接土地の所有者らと協議して決めるという。
  判決などによると、平成4年ごろに設置された立体看板は、店舗正面の上部に巨大な竜の顔や胴体があり、側面の壁からしっぽ部分が飛び出している
  隣接する土地所有者側は訴訟で、建物を新築予定で「土地の使用が制限されている」と主張。金龍側は看板撤去の費用が高額で「ブランドイメージも低下する」と反論していた。
  昨年10月の1審大阪地裁判決は、しっぽ部分が土地の境界を越えていると認定。金龍側は控訴したが、高裁も棄却した


2024.08.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240809-CNGTF7BAW5KU7DAQ7T4RZVAG4A/
東京・歌舞伎町のビルで火災 「爆発音がする」 消防隊員が搬送

  9日午前5時55分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町で「雑居ビルから爆発音がする。火と煙が出ている」と、119番通報があった。

  東京消防庁と警視庁新宿署によると、ビルは地下2階、地上4階建て。地下1階から地上2階にかけて燃えており、火災によるけが人などはないが、消防隊員が1人熱中症疑いで搬送された。
  午前9時現在、消防車32台やヘリが出動し、消火活動にあたっている。同署は出火原因や詳しい出火場所について調べている。


2024.08.07-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240807-EP7FALLEJJIEFEZUENFN4NPP6A/
宝飾店強盗で刺された男性店員死亡 逮捕の中国人、強盗殺人容疑に切り替え捜査

  7日午後1時35分ごろ、大阪市中央区心斎橋筋の宝飾店で、男性店員(30)が客を装った男に腹部を刃物で刺された大阪府警によると、男性店員は死亡した。男は6280万円相当の高級腕時計1本を奪って逃走したが、約2時間半後に関西国際空港で捜査員が身柄を確保。府警は強盗殺人未遂の疑いで中国籍のA容疑者(27)を逮捕し、強盗殺人容疑に切り替えて調べる。「店員から時計を取って刃物で刺した」容疑を認めているという。

  府警によると、容疑者は客を装って同日午後1時半前に入店。女性店員がショーケースから腕時計を取り出して見せていたところ、突然刃物を出して脅迫したという。容疑者は腕時計1本を奪って逃げようとしたが、男性店員が入り口で立ちふさがって阻止しようとしたため、刃物で刺したとみられる。
  午後4時10分ごろ、関西国際空港の国際線ターミナルで警戒していた府警の捜査員が容疑者を見つけ、身柄を確保した。容疑者は事件当時にスキンヘッドのかつらをかぶっていたとみられるが、確保時にはかつらを外した状態で、高級腕時計を所持していたという。
  府警によると、現場店舗近くの空き地の植え込みから血痕のついた包丁が見つかった。容疑者が使った凶器の可能性があるとみて詳しく調べている
  現場は大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅近くの繁華街・心斎橋筋商店街の店舗同商店街振興組合によると、商店街は南北約580メートルにわたってアパレル店やブランド店など約140店舗が連なり、近年は訪日外国人観光客らで混み合っている
■客装いスイスの高給腕時計強奪
  買い物客らでにぎわう商店街は、白昼堂々の凶行に一転して恐怖に陥った。逮捕されたA容疑者はサングラスをかけ、白いTシャツに半ズボンというラフな格好で買い物客を装って入店した。ただ、刃物を隠し持ち、実際はかつらで変装。店員が商談スペースに案内すると態度を豹変させた。
  「時計が見たい」。A容疑者に話しかけられた女性店員は、高級腕時計の購入客と思い中国語で会話するなど対応。しかし、商談スペースでショーケースからスイスの高級時計ブランド「パテックフィリップ」を取り出すと、突然刃物を出して腕時計を奪い、男性を刺して逃げたという。
  容疑者はその後、関西国際空港に向かったとみられ、途中でスキンヘッドのかつらをぬぎ、Tシャツを着替えていた。 府警によると、南海難波駅のトイレには血の付いたティッシュが捨てられており、容疑者が事件時にけがをした手の血痕をふき取っていた可能性があるという。
  容疑者が逃走するのを目撃したという会社員の男性(22)「大柄で白いTシャツを着て、刃物を持ってあわてた様子で逃げていった」と証言。「店内をみると、刺された店員が血だまりの中でうめいていた」と声を震わせた。
  近くに職場があるという男性(36)は「普段から観光客も多くこんな事件が起こるなんて驚いた。自分が遭遇したらと思うと怖い」と話した。


2024.08.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240803-4ZLMSDNUCVN2TPSD3VJ3S7ISFQ/
海中の車から人の頭蓋骨やあごの骨か 名古屋

  3日午前8時55分ごろ、名古屋市港区潮凪町の岸壁近くの海中から引き揚げられた乗用車内で、人の頭蓋骨や顎の骨のようなものが見つかった愛知県警港署が身元などを調べている。沈んでから相当の年数がたっているとみられる

  同署によると、7月10日に海中で作業をしていた海上保安庁のダイバーが車を発見し、同署が3日に引き揚げた


2024.08.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240802-WQAEEKR24RLB7CIMUMBTJ5QNEA/
「子供ひき殺したろか」部下2人に常習的パワハラ容疑、男を逮捕

  勤務先の部下にパワハラを繰り返したとして京都府警伏見署1日、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)の疑いで、韓国籍で京都市南区西九条森本町の無職、A容疑者(54)を逮捕した。容疑を否認しているという。

  逮捕容疑は令和2~5年、当時部下だったいずれも40代の男性2人に対し、口頭やLINE(ライン)のグループ上で「殺すぞ」「子供ひき殺したろか」などと複数回にわたり脅迫したとしている。
  伏見署によると、容疑者はノルマの未達成などを理由にパワハラを繰り返していたという。今年5月、男性2人が刑事告訴していた。


2024.08.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240802-OVV4OUUU55LG7NNGKMLBNIQ2DE/
東京・平井駅の乗客をエアガンで狙撃疑い 女性に4発「反応見たかった」大学生の男を逮捕

  東京都江戸川区のJR平井駅ホームにいた乗客を自宅からエアガンで繰り返し撃ったとして、警視庁小松川署は2日、暴力行為法違反(常習的暴行)の疑いで、同区平井、大学生、A容疑者(24)を逮捕した。署によると「人を撃ってみたいと思い、反応が見たかった。何回もやった」と話している。

  自宅はホームから約40メートルのマンション。ベランダなどから隠れて撃っていたとみられ、エアガンなど8丁が押収された。
  逮捕容疑は7月27日と28日、エアガンを使い、電車を待っていた30代女性の背中などに4発、60代男性の左肩に1発のBB弾を当てた疑い。けがはなかったという。
  この2日間に駅員がホーム上で計約80発のBB弾を見つけた21日と26日にも乗客から「撃たれた」との申告があり、署が調べている


2040.08.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240801-6BSZ3XQC7JI7TMEYG7MDZUBQEA/
禁止命令中にマルチ 元社長ら逮捕前に協議「バレたら会社潰そう」 地検、4人を起訴

  悪質なマルチ商法として業務禁止命令を受けたにもかかわらず勧誘を続けたなどとして、ビジネススクール運営会社「President(プレジデント)」元社長ら4人が逮捕された事件で、元社長らが逮捕前に「億とかの罰金がきたら口座を空にして会社を潰そう」などと協議していたことが31日、捜査関係者などへの取材で分かった。東京地検は同日、特定商取引法違反罪で4人を起訴した。

  起訴されたのは、同社元社長のA被告(30)と関連会社の社長ら3人。被告らは入会金が40万円を超えるビジネススクールを運営し、マッチングアプリを利用して大学生などの若者を勧誘。入会の際には消費者金融で借金させるなどして、約2000人から約8億5000万円を集めたとみられる。全員容疑を認めている。
  令和5年に東京都から禁止命令を受けた後も、偽名を使うなどして活動を継続。捜査関係者などによると、被告のうち3人は「神の会」というライングループを作り、「個人の罰金は大したことないからバンバン売ってバレたら払おう」「いつバレても大丈夫なように稼いでおきます」などとやりとりしていたという。また、会員には、勧誘相手の借金の審査が通るように人材派遣会社に登録させて虚偽の年収を申告させるよう指示していた。
  捜査関係者は「マッチングアプリという出会いの場がツールとして悪用されている」と警鐘を鳴らし、悪質な勧誘を行うマルチ商法など、同様の事案の取り締まりを徹底するとしている。


2024.08.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240801-LFXRX4URWNOXNFUPKEEUVFLGRQ/
自宅アパートのトイレで男児産み落とし殺害疑い 青森の38歳母親を再逮捕

  自宅アパートのトイレに男児を産み落として殺害したとして、青森県警は1日、殺人容疑で青森市金沢、無職、A容疑者(38)を再逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。容疑者は男児の遺体を便槽に放置したとして、死体遺棄容疑で逮捕されていた。

  再逮捕容疑は7月10日ごろから11日午後2時55分ごろの間、殺意を持って男児を便槽に産み落とし、汚物を吸引させるなどして殺害したとしている。


2024.07.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240731-NUIXC4DMKNI5JHMAJMOUIVGLWU/
「日本は簡単に盗める」雑貨店バイヤーから高級自転車泥棒へ“転身”したベトナム人
(内田優作)

  東京都北部の閑静な住宅街で昨秋から、台湾メーカーの「メリダ」やイタリア製の「ビアンキ」など、海外メーカーの高級自転車が盗まれる被害が相次いだ警視庁が盗難に関与したとして逮捕したのはベトナム国籍の男2人自転車を盗むために来日し、〝仕入れ〟が終われば帰国、ネットオークションで転売していた。容疑者は調べにこう語っていた。「日本は簡単に盗めた」-。

盗んだ自転車に乗って
  7月9日早朝、2台の自転車が東京都豊島区の都電沿いの住宅地を走っていた。いずれも高級ブランドで、黒とピンクの車体が輝く。アパートに到着すると、乗っていた外国人の男2人が降りた。そこに迫ったのが警視庁の捜査員だ。逮捕状を見せられた男らはうつむいた。
  豊島区、北区、文京区の各区では、昨年10月から高級自転車約70件(被害総額計約400万円相当)が盗まれる被害が相次いでいた
  警視庁捜査3課は、防犯カメラ画像の追跡から、いずれもベトナム国籍のA容疑者(33)、B容疑者(31)が関与している疑いがあると判断。約10カ月の捜査を経て、1件についての窃盗容疑で逮捕状をとり、待ち構えていた。このとき2人が捜査員の前に乗ってきたのも、直前に盗んだ自転車だった。
「泥棒の作業所」
  逮捕時に2人がやってきたアパートは、「泥棒の作業所だった」(捜査幹部)。盗んできた自転車をこの部屋で解体、箱詰めし、ベトナムへ空輸していたという。室内からは工具や剥がされた防犯シールが見つかった。
  7月9日に逮捕された両容疑者の逮捕容疑は1週間前の2日、豊島区の男性会社員(34)方から高級自転車2台を盗んだとするもの。被害品のうち、メリダ製の自転車は男性が妻から誕生日にプレゼントされた愛車だった。
  「許せない。取り返してほしい」。男性は捜査員にこう訴えたという。捜査員が踏み込んだアパートの部屋には、1台だけ解体されずに残った男性の自転車があり、間一髪で取り戻すことができた。
「観光」の目的は
  査関係者らによると、両容疑者は普段、ベトナムで生活。数カ月前から十数回にわたり、自転車を盗むために来日していた。日本で根城にしていたのは、豊島区のベトナム系雑貨店。ブー容疑者はこの店を拠点に日本で商品を買い付け、ベトナムへ輸出することを生業にしていた。
  「当初はまじめに働いていた」(捜査関係者)ブー容疑者だが、日本の街を歩くうちに変化が芽生えたという。「日本には、いたるところに高級自転車がある」同郷で自身を「アニキ」と仰ぐブイ容疑者とともに、〝仕入れ〟に精を出す日々が始まった。
  「数えきれないほど盗んだ」とブイ容疑者。毎回、観光ビザで4~8日ほど滞在して3~6台を〝ノルマ〟に夜の街を物色、盗んだ自転車はそのまま乗ってアパートに持ち帰った。箱詰めされた自転車は出国時に同じ便に乗せ、ベトナムへ運んだ
  現地に持ち込んだ自転車は、インターネットオークションで転売。ブー容疑者は調べに「スポーツタイプの自転車はベトナムでも人気があり、高く売れる」と語ったという。
  今年1~6月の都内の自転車の盗難件数は824件。昨年の同時期(810件)、4年の同時期(657件)から増加傾向だ。捜査幹部は盗難対策として「ある程度値が張っても頑丈なワイヤ錠を使ったり、屋内に止めるなどしてほしい」と話している。(内田優作)


2024.07.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240730-PZ3MEHTYMRPLLEOMYPWJPHC7WY/
静岡の親子3人殺害、指名手配のA容疑者の身柄を鳥取市内で確保

  静岡菊川市の渋谷昭一さん(87)ら親子3人が自宅で襲われ、死亡した事件で、県警は30日、殺人の疑いで指名手配している住居、職業不詳、A容疑者(27)の身柄を鳥取市内で確保した。

  死亡したのは、渋谷さんのほか、妻の育子さん(81)と次女の留美子さん(52)。いずれも刃物で襲われたとみられる。
  渋谷さん方は3人と長女の4人暮らし。A容疑者は長女の息子だった


2024.07.29-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240729-LAFNMBHN7RMLJBYV4S54XG57P4/
仏女性不明で協力要請、国連4度目「何の情報も提供していない」 栃木・日光市

  2018年に栃木県日光市で行方不明となったフランス人女性について、国連の強制的失踪委員会が6月、日本政府に詳細な情報提供やフランス当局との協力を求める書簡を送ったことが29日、分かった。要請は4回目。日本が捜索活動計画に関し「何の情報も提供していない」と指摘している。

  女性は日光を観光で訪れていたティフェヌ・ベロンさん(42)29日で行方不明になってから6年となった。手がかりを求める活動を続ける兄ダミアンさん(44)は、交流サイト(SNS)などを使い「世界中へのアピール活動を開始する」と話した。
  書簡は6月10日付。ベロンさんが泊まっていた部屋の写真や宿泊先の従業員の証言、携帯電話の電波のデータなどを提供するよう要請誘拐事件として捜査するフランス当局の同様の協力要請にも応じるよう勧告した。9月10日までの回答を求めている(共同)


2024.07.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240728-3WPQXJA3CVN7PNQOAE436DUS6Y/
中国捜査当局に証拠品提供 2003年の強盗殺人、警視庁

  東京都江戸川区のマンションで2003年に自営業の女性=当時(70)=が現金を奪われ殺害された事件で、中国で現地捜査当局に身柄を確保された国際手配中だった中国籍の男について、警視庁などが現地当局に証拠品や捜査資料を提供していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

  捜査関係者によると、男は中国籍の元日本語学校生、斉宇輝容疑者(47)で、事件後に中国へ出国。警視庁が04年、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて強盗殺人容疑で国際手配し、日本側は中国当局に代理処罰を要請していた。
  21年11月に警視庁に身柄確保の連絡があり、斉容疑者は中国で起訴され、裁判で起訴内容を否認。中国側から捜査協力の要請があり、担当者が今月22~27日に来日して事件現場などを視察。証拠品や捜査資料の貸与を受け、持ち帰った
  事件は03年12月に発生。江戸川区平井のマンションで住人の鈴木弘子さんが殺害され、現金約1万4千円やキャッシュカードを奪われた


2024.07.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240718-NCT4S2EW5JJDBHC53FYEWRUUAM/
日大重量挙げ部の不正徴収、被害総額は10年で4千万円 大学は刑事告発を検討

  日本大の重量挙げ部の幹部が、部員から不正に入学金や授業料を徴収して流用していた問題で、現時点で判明している被害総額が約4千万円に上ることが18日、関係者への取材で分かった。大学は刑事告発などの法的手段を検討している。

  日大によると、昨年までの10年間、部幹部の指示で入学金・授業料の一部または全部を免除されている奨学生の部員から全額を徴収。幹部が免除額相当分の多くを私的に使っていた。大学は被害部員への返金の手続きを開始。不正が起きた原因や背景に加え、それ以前にも同様の不正がなかったかを調査している。
  文部科学省とスポーツ庁は7月上旬に日大から不正事案について報告を受け、事実関係の確認や関係者の処分被害者への説明や返金などを行うよう口頭で指導した。


2024.07.18-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240718-Y2FQAWYJMVJJ7IPDNLHV2YH5XE/
山中に乳児の遺体遺棄した疑い、40歳女逮捕 福井県警

  生後間もない乳児の遺体を山中に遺棄したとして、福井県警坂井署などは18日、死体遺棄の疑いで、同県坂井市丸岡町与河の無職、A容疑者(40)を逮捕した。署によると、藤倉容疑者は「6月下旬に産み、遺棄した」という趣旨の説明をしている。署は司法解剖して死因の特定を急ぎ、詳しい経緯を調べる。

  逮捕容疑は、乳児の遺体を自宅近くの山中に埋めたとしている。17日午後、A容疑者が署に自首し、署員が山中でタオルにくるまれた遺体を発見した。性別は不明という。


2024.07.18-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240717-XK7WGQYCGJIEDIKFAG2LLFDWBM/
フィリピンで邦人4人逮捕、日本に強制送還へ カンボジア拠点の特殊詐欺グループか

  フィリピンの入国管理当局は17日、カンボジアを拠点とする特殊詐欺グループのメンバーとされる日本人の男4人を逮捕したと発表した。近く日本に強制送還する。埼玉県の大宮簡裁が5月に逮捕状を出していた。

  4人はI(27)、J(29)、K(29)、L(43)の各容疑者。 フィリピン捜査当局は日本側からの情報提供を受け捜査していた。(共同)


2024.07.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240710-3X6BWY3ISJKUZEG5555UBEA6N4/
ラップ調BGMで英雄的演出 靖国神社、中国「反日コンテンツ」として投稿者の標的に

  靖国神社(東京都千代田区)の石柱に英語で「トイレ」と落書きされた事件で、警視庁公安部は器物損壊などの容疑で中国籍の男ら3人の逮捕状を取り、1人を逮捕した。靖国神社の敷地内ではこれまでも外国活動家らによる落書きや放火事件などが続発。近年は動画投稿サイトや交流サイト(SNS)で視聴数を稼ぐための「反日コンテンツ」として過激な投稿者らの標的になっているとみられる。

  今回の事件で、中国籍の男はカメラに素顔をさらしながら、靖国神社の敷地に侵入。石柱に向かって堂々と放尿するしぐさを見せ、落書き後にポケットに両手を突っ込んで立ち去った。一部始終を収めた映像にはラップ調の音楽がかぶせられ、いたずらというより英雄的行為かのような演出が施されていた
  事件後、容疑者の男らが中国の動画投稿アプリに動画をアップすると、中国のSNS上では視聴者から「とても美しい」と称賛のコメントが寄せられた
  1972年の日中国交正常化以来、両国の歴史認識を巡る問題では、しばしば「靖国」が焦点になってきた。
  「靖国神社は侵略戦争の象徴だ」。岸田文雄首相が今年4月、真榊(まさかき)と呼ばれる供物を奉納した際も、中国外務省の報道官がいつもの歴史認識を持ち出し、「軍国主義との決別」を迫った
  先の戦争の英霊が眠る戦没者追悼施設たる靖国神社について、これまでも中国外務省は「戦争を美化している」と決めつけてきた。
  こうした歴史教育は、靖国神社への攻撃が「愛国的」とみなされる素地をつくり、これまでも反日活動家を誘引。さらにSNS全盛の現代において、中国では愛国的コンテンツが手堅い人気を誇っているといい、視聴数とそれに伴う収入目当てに過激な投稿者のターゲットにされるリスクが高まっているとみられる。

  それを裏付けるように靖国神社では過去にも撮影や配信を目的とした不法行為が行われている。
  平成30年12月には「南京事件」への抗議活動のため靖国神社の敷地に入ったとして、警視庁公安部が中国籍の男女を逮捕。1人は参道で「南京大虐殺を忘れるな」と広東語で書かれた横断幕を広げ、位牌(いはい)のようなものを燃やした。もう1人はその様子をスマートフォンで撮影し、動画を公開していた


2024.07.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240709-Z3CYAGFJYZMWJK3KIHQQ6S3XAU/
くじ引き景品のワンピースのフィギュア3体盗む 容疑の35歳会社員を逮捕

  東京都大田区のコンビニエンスストアで、くじ引きの景品のフィギュアを盗んだとして、警視庁池上署は、窃盗の疑いで、同区下丸子の会社員、A容疑者(35)を逮捕した。「お金がなかった」と、容疑を認めている

  逮捕容疑は、3月20日午後3時ごろ、セブンイレブン大田区多摩川2丁目店で、「1番くじ」の景品として置かれていた、漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のフィギュア3体を盗んだとしている。
  同署によると、店員がレジで接客しているのを見計らってフィギュアを箱ごと持ち出し、車で逃走したという。景品がなくなっていることに気づいた店員が、当日中に被害届を提出。防犯カメラに写っていた容姿や車のナンバーなどから、A容疑者が浮上した。


2024.07.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240709-VTLILIIFHFPZLAIMAS4DRJZJRU/
巨人選手を殺害予告疑いで27歳女逮捕 保険会社の情報悪用 「やりすぎて覚えていない」

  インターネット掲示板に、プロ野球巨人の選手の個人情報が記載された写真とともに「惨殺し死刑にします」などと投稿して球団の業務を妨害したとして、警視庁捜査1課は9日、威力業務妨害の疑いで東京都世田谷区桜新町、日本生命保険の元社員、A容疑者(27)を逮捕した。

  捜査1課などによると、投稿されたのはA容疑者が2020~23年に勤めていた同社の顧客情報画面の写真で、契約していた選手の名前や自宅住所などが記されていた。情報を閲覧できる立場を利用し、勤務当時に撮影したとみられる。「いっぱいやりすぎて覚えていない」と供述している。
  逮捕容疑は4~6月、インターネットの掲示板に、選手1人の個人情報などを30回以上投稿し、球団の業務を妨害したとしている。
  A容疑者と選手に面識はないという。5月に球団が警視庁に「選手に対する殺害予告がある」と相談していた。


2024.07.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240704-ED5TC3TE7BL4PBV4KHUCLGAKII/
「お前、くさいねん」知的障害の男性を大型洗濯機に押し込んで回す、容疑で元同僚逮捕 京都府警

  同僚の知的障害のある男性を業務用大型洗濯機に押し込んで洗濯機を回し負傷させたとして、京都府警下京署は4日、傷害の疑いで、京都市右京区太秦安井辰巳町の会社員、直江一樹(37)と、同市南区吉祥院西ノ庄西中町の会社員、上島陽祐(37)の両容疑者を逮捕した。容疑を認めている。同署は2人が日常的に男性に暴行などを繰り返していたとみて経緯を調べる。

  逮捕容疑は共謀し3月26日、勤務先の同市下京区のクリーニング店にある大型洗濯機に同僚の男性(50)を入れて作動させ、けがをさせたとしている。男性は全身打撲で2週間のけが
  同署によると、洗濯機は着ぐるみなどを洗うためのものでドラム式。両容疑者が男性に「お前、くさいねん」と言って洗濯機に押し込み、作動させたという。男性は事件後に退社した。男性が診察を受けた病院から同署に通報があり、捜査を進めていた


2024.07.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240704-KXBRZH3V2FOIVM7JZKJ4FDTNDM/
「制服欲しくて」元教え子の女子高校生宅侵入か 5年前に合鍵作成 江戸川区立小教諭逮捕

  かつての教え子の自宅に侵入したとして、警視庁月島署は、住居侵入の疑いで、東京都足立区、江戸川区立小学校教諭、A容疑者(39)を逮捕した。「制服が欲しくなり、制服を盗むために合鍵で入った」などと容疑を認めている。

  逮捕容疑は、5月27日午前10時ごろ、以前勤めていた中央区立小学校で、6年前に担任をしていた際の教え子だった女子高校生の自宅マンションに侵入したとしている。 月島署によると、A容疑者は5年前、女子生徒が当時通っていた小学校の行事の最中に自宅の鍵を盗み、合鍵を作製していた。侵入時に自宅にいた家族と鉢合わせて非常階段を使って逃走。防犯カメラの捜査などでA容疑者が浮上したという。同署は余罪も含めて捜査を進めている。
  江戸川区教育委員会の蓮沼千秋教育長は「子供たちを指導する立場にある教員が逮捕されたことは誠に遺憾。再発防止に努めたい」などとコメントした。


2024.07.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240704-RRSNRDBYANMTHBTGRDZDNKDEN4/
池袋暴走事故の遺族らを中傷の疑い 「交通事故鑑定人」の男性ら2人を書類送検 警視庁

  東京・池袋で平成31年4月、母子2人が亡くなった乗用車暴走事故遺族、松永拓也さんらを中傷したとして、警視庁捜査1課は4日、名誉毀損(きそん)と侮辱の疑いで、「交通事故鑑定人」を名乗り活動する福岡市の男(57)と、名誉毀損の疑いで、埼玉県川口市の男(55)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

  捜査関係者によると、2人は昨年11月、「X」の音声配信機能「スペース」を使い、松永さんと「関東交通犯罪遺族の会」代表、小沢樹里さんを中傷した疑いが持たれている警視庁は処分意見として起訴を求める「厳重処分」を出した。
  ホームページなどによると、福岡市の男は交通事故に関する調査や解析などを担う一般社団法人の代表理事を務めていた


2024.07.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240704-J46MRLRZGFIH5HAUEO2OXIAFV4/
殺人未遂で53歳の女を逮捕、刺された同棲相手の男性死亡 山梨

  同棲(どうせい)中の男性を包丁で刺したとして、山梨県警は3日、殺人未遂の容疑で、山梨県市川三郷町市川大門の自称パート、A容疑者(53)を逮捕した。男性は職業不詳、芦沢正樹さん(42)で、心肺停止の状態で甲府市内の病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。

  県警によると、3日午後10時20分ごろ、近隣の人から「人が倒れている」と119番通報があり、駆けつけた警察官が現場にいたA容疑者を聴取、緊急逮捕した。


2024.07.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240703-U6FGUCS5KFJIHIJ5KMIYSQNALY/
橋の欄干座らせ撮影か 旭川の女子高生殺人 ラーメン食べる写真無断使用が原因の可能性

  北海道旭川市の神居古潭のつり橋から女子高校生(17)が石狩川に落とされ、殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された無職、B容疑者(21)=同市=が、高校生を橋の欄干に座らせた上で、動画を撮影していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。旭川地検は3日、B容疑者と、同じ殺人容疑で逮捕された無職の女(19)の刑事処分を決定する。

  また捜査関係者によると、ラーメンを食べる自分の写真を交流サイト(SNS)で無断使用されたことがきっかけとなって、B容疑者が高校生とトラブルとなり、事件に発展した可能性があることも判明した。
  現場から離れたところで、高校生のスマートフォンが破損した状態で発見された。データを解析すると、つり橋の欄干に座らせられている様子や、謝罪させられている場面を撮影した動画が見つかったという。


2024.07.03-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240703-AQITTDGWXFP2VGVVC54NQECO7Y/
神奈川・藤沢のアパートで3遺体発見、赤ちゃんか 50代男性から事情聴く

  2日午後6時5分ごろ、神奈川県藤沢市亀井野のアパートの一室から、赤ちゃんとみられる3人の遺体が見つかった。藤沢北署が3日、明らかにした。署によると、50代の住人男性から「話したいことがあるので来てほしい」と110番通報があり、署員が発見した。男性から事情を詳しく聴いている

  遺体はいずれもほぼ白骨化している。今後、司法解剖する方針。
  現場は湘南台駅から南東約1・3キロの住宅街。


2024.07.02-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240702-DAUTRI6CCZL6VJNGQ5Y6Z6ZTYY/
女児がビルから転落か 札幌、駐車場で発見

  2日午後4時40分ごろ札幌市豊平区中の島の駐車場で、女児が倒れているのが発見された。北海道警によると、病院に搬送されたが、鼻から出血し、呼びかけに反応しない状態だった。近くのビルから転落した可能性があるとみて、道警が身元や詳しい状況を調べている

  女児はおむつや衣服を着用していた。消防によると、「ドサッという音を聞いて、見たら人が倒れていた」と目撃者から通報があった。


2024.06.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240628-IWNTKRVARNM5RP75WDLTUQFUQ4/
宝島さん夫妻のF容疑者、逮捕前聴取には関与否定 那須2遺体事件

  栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)夫妻の焼損した遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された夫妻のF容疑者(31)が逮捕前の警視庁・栃木県警合同捜査本部の聴取に対し、事件への関与を否定していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

  事件は4月16日に発覚。宝島さんと妻の幸子さん(56)の遺体が見つかり、首謀者とみられるF容疑者の内縁の夫、G容疑者(32)ら6人が殺人容疑などで逮捕F容疑者も6月27日に逮捕された。
  捜査関係者によると、F容疑者は逮捕前の聴取でG容疑者と知人のE容疑者(36)を除く、指示役、実行役とは面識がないと説明事件の関与についても否定したという。
  宝島さん夫妻とG容疑者は飲食店の経営方針を巡って対立。F容疑者も今年1月、当時宝島さんが社長を務めていた店の運営会社の役員を退任している。退任についてF容疑者は聴取「両親と距離を置きたかった」との趣旨の説明をしていたという。


2024.06.27-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240627-ZMDJCWYGFZOMPKWGMHIZBDSYIY/
那須2遺体、夫妻殺人容疑でF容疑者を逮捕

  栃木県那須町の河川敷で、会社役員夫妻の焼損した遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は27日、殺人の疑いで、夫妻の会社役員、F容疑者(31)=東京都世田谷区等々力=を逮捕した。この事件の逮捕者は7人目となった。

  逮捕容疑は実行役らと共謀して4月15日深夜~翌16日未明、東京都品川区東五反田の空き家1階ガレージで宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の首を絞めるなどして殺害したとしている。捜査本部は認否を明らかにしていない
  捜査関係者らによると、宝島さん夫妻は東京・上野のアメ横商店街一帯で飲食店を経営。F容疑者の内縁の夫、G容疑者(32)=殺人容疑で再逮捕=が一部の店の運営を任されるなどしていたが、近年は夫妻と経営方針を巡ってトラブルに発展していたという。
  捜査本部は5月、G容疑者を逮捕。その後、押収したスマートフォンなどの精査を進め、F容疑者も関与した疑いが固まったとして逮捕に踏み切った。G容疑者とともに事件を首謀したとみて追及する。


2024.06.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240625-FDPG3KWZMFPUNDP3HIT33BUJYU/
現場のつり橋で実況見分 旭川女子高生殺害事件 B容疑者らは立ち会わず

  北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、北海道警は25日、現場の橋で実況見分した。道警によると、殺人容疑で再逮捕された無職、B容疑者(21)=旭川市=らは立ち会わなかった

  道警は、B容疑者が4月18日夜、留萌市の高校生を同市の道の駅で車に乗せて約4時間にわたり監禁するなどした上、19日未明、約50キロ離れた旭川市の橋から転落させて殺害したとみて調べている。
  B容疑者は、交流サイト(SNS)で自分の写真を無断で使われたことから、生徒とトラブルになっていたとされる。
  道警は4月下旬以降、恐喝や監禁などの疑いでB容疑者ら4人を順次逮捕。6月12日、殺人の疑いでB容疑者と19歳の無職の女を再逮捕した。


2024.06.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240624-VILCSXKXPBOMBO5RMC5TSDGVS4/
高知市営住宅に女性遺体 70代住人か、室内から血のついた刃物

  24日午後1時ごろ、高知市十津の市営住宅の一室で、70代の住人とみられる女性が血を流して死亡しているのが見つかった。部屋を訪れた関係者が110番し、警察官が駆け付けた際には亡くなっていた

  室内には血のようなものがついた刃物があり、高知県警高知東署は司法解剖して死因や身元を確認し、事件性の有無を慎重に調べる。
  署によると、この関係者が玄関の鍵を開け、倒れている女性を発見した。窓は施錠されていたという。


2024.06.23-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240623-V63CUO2BJZJC3HZGMSTVBBXORY/
テレビ北海道が別人映像を容疑者として報道 北海道・旭川の女子高生殺害

  テレビ北海道(札幌市)が、旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件のニュースで、別人の映像を容疑者として報道していたことが22日、分かった。同社はホームページで訂正し、「本人をはじめ家族、関係者に多大なご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪した。

  同社によると、17日放送の「5時ナビ TVh道新ニュース」で容疑者として報道した二つの映像のうち、一つが別人だった。同社は「チェック体制を一段と強化し、再発防止に取り組む」としている。


2024.06.21-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240621-QPJCRXUKPBL2LHEVRU5FUFFUTI/
ベランダのバケツに白骨化遺体、室内では男性死亡 熊本のアパート、住人の60代男性と80代母か

  20日午後4時過ぎ、熊本市中央区渡鹿の木造アパートの一室で「男性が亡くなっている」と119番があった。熊本県警によると、男性は現場で死亡が確認され、ベランダのバケツからは白骨化した性別不明の別の遺体が見つかった

  この部屋に住む60代の男性、80代の母親と連絡が取れておらず、県警はこの2人の可能性があるとみて身元を調べている
  県警熊本東署によると、男性はあおむけの状態で見つかり、目立った外傷はなかった。家賃が未納だったため部屋を訪れた不動産業者が、男性の遺体を発見した


2024.06.15-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240615-JIB2IBYAPNNRJPVMB4XEDXW7DM/
女子高生4時間連れ回し殺害か、逮捕の21歳の女ら 北海道・旭川

  北海道留萌市の女子高生(17)が車で監禁され、約50キロ離れた旭川市内のつり橋から石狩川に転落させられ殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された無職、B容疑者(21)らが、被害生徒と会ってから殺害現場に連れて行くまで4時間ほどだったことが15日、捜査関係者への取材で分かった。道警は、初対面の相手に敵意を増幅させ、殺害に至った経緯を調べている。

  道警や捜査関係者によると、B容疑者は殺害前日の4月18日夜、少年(16)と留萌市内の道の駅で生徒を車に乗せた。殺人容疑で再逮捕された19歳の無職女と少女(16)は途中から合流。少年と少女はその後、車を降りた。駐車場や路上、走行中の車内などで暴行を加えていたとみられる。
  B容疑者と女が生徒をつり橋まで連れて行き、19日未明に殺害した疑いがある
  生徒が暴行される様子が記録された防犯カメラの映像や供述から、監禁は約4時間にわたっていたことが判明した。


2024.06.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240614-JYS7GC2LA5JN5JVWP24T2CBZNA/
飲食店の経営で路線対立、夫妻に不満 那須2遺体、殺人容疑で娘の内縁夫ら再逮捕

  栃木県那須町の河川敷で4月、会社役員夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は14日、殺人の疑いで首謀者とみられるG被告(32)=死体損壊罪などで起訴=と、その知人のE被告(36)=同=を再逮捕した。G容疑者が夫妻との経営方針の違いから殺害を計画したとみて、全容解明を進める。

  捜査本部などによると、G容疑者は宝島龍太郎さん(55)の長女の内縁の夫で、飲食店を経営する宝島さん夫妻から一部の店の経営も任されていた。人件費が安い外国人従業員を雇って出店拡大を進める夫妻に対し、G容疑者は規模の縮小を念頭に、夫妻の営業手法や従業員への給与の支払いなどを巡り不満を抱えていたことが判明したという。
  G容疑者とE容疑者は十数年来の友人。宝島さん夫妻はE容疑者の経営する不動産会社を使って店舗の入る物件を確保していたが、取引の実務はG容疑者が担っていた。G容疑者はE容疑者の会社に、通常の代金に加えて高額の仲介料を支払うなど、仕事上でも懇意だったとみられる。E容疑者も周囲に夫妻の経営への不安を漏らしていたという。
  指示役と実行役の合わせて4人には、計約1500万円の報酬が渡っていることが分かっている。捜査本部は両容疑者が支出したとみて、金の流れを調べる。
  再逮捕容疑は共謀して4月15日深夜~翌16日未明、東京都品川区東五反田の空き家1階ガレージで宝島さん、妻の幸子さん(56)の首を絞めるなどして殺害したとしている。捜査本部は両容疑者の認否を明らかにしていない。


2024.06.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240614-66YYOSSLUVINPAT4A7JP2OLPTI/
逮捕の女2人、転落現場のつり橋へ SNSの写真巡りトラブル 北海道の女子高生殺害

  北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、現場には生徒のほか殺人容疑で再逮捕された旭川市の無職B容疑者(21)と同市の無職の女(19)が向かったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

  道警は、生徒を自宅がある留萌市から車に乗せ監禁したとして両容疑者を含む計4人を逮捕したが、B容疑者以外の3人は途中で乗り降りしていて、道警は動機や経緯を詳しく捜査。同日、両容疑者を送検する。
  捜査関係者によると、B容疑者は4月18日夜、上川地方の少年(16)と共に、留萌市の道の駅で生徒を車に乗せた。途中で19歳の女と旭川市の少女(16)、少年が乗り降りし、その後、16歳の2人は橋に向かわなかった。現場付近では車を止めて徒歩で橋に向かった。
  道警は、留萌市の高校生村山月さんを転落させ殺害した容疑で、B容疑者と19歳の女を6月12日に逮捕した。遺体は5月下旬に下流で見つかっていた
  交流サイト(SNS)で生徒がB容疑者の写真を無断で使用したことからトラブルとなったとみられる


2024.06.14-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240614-H22544VITJPPBE5MSWYRG3M6YU/
逮捕の女から脅され電子マネーで「10万円分払う」 北海道の女子高生殺害事件

  北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、生徒が殺人容疑で再逮捕された旭川市の無職B容疑者(21)から脅され、「10万円分の電子マネーを支払う」と伝えていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

  転落現場には生徒のほかB容疑者と同市の無職の女(19)が向かったことも分かった。道警は同日、両容疑者を送検した。
  交流サイト(SNS)で生徒がB容疑者の写真を無断で使用したことからトラブルとなったとみられ、B容疑者は4月18日、SNSで生徒を脅迫。上川地方の少年(16)と共に、留萌市の道の駅で生徒を車に乗せた。途中で19歳の女と旭川市の少女(16)、少年が乗り降りし、16歳の2人は橋に向かわなかった。現場付近では車を止めて橋まで歩いた。
  道警は、留萌市の高校生村山月さんを転落させ殺害した容疑で、B容疑者と19歳の女を6月12日に再逮捕した。


2024.06.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240613-SFH6KUPRSZNYFEZ3QCNT4V5MTQ/
渋谷でクラブ帰りの客狙い強盗 高校3年生ら4人逮捕 「動画見て…」

  東京・渋谷でクラブから出てきた男性を暴行し現金を奪ったとして、警視庁少年事件課は強盗致傷の疑いで、千葉県茂原市の高校3年の男(19)ら17~19歳の4人を逮捕した。容疑をおおむね認めている

  同課によると、男らは地元の仲間で、酒に酔っている人などから金を奪う目的で渋谷を訪れたという。「酔っているやつやラリっているやつはやりやすい」と考え、事件の1時間ほど前からクラブの前で待機。出てきた面識のない男性に因縁をつけ、近くの路地の階段で突き飛ばし、ズボンを脱がせてポケットに入っていた財布から現金を奪ったという。男らはその後新宿に移動し、奪った金をクラブで使ったという。1人は「犯罪経験を語っている動画を見て、タタキ(強盗)は手軽に稼げると思った」という趣旨の話をしている。
  逮捕容疑は2月24日午前4時ごろ、渋谷区の路上で20代の男性に暴行を加えて財布から現金約2万4千円を奪い、両足などに全治10日間のけがを負わせたとしている。
  4人のうち3人は、3月にも渋谷の路上で男性から現金を奪おうとしたとして、他の男1人とともに強盗未遂の疑いで逮捕されていた。


2024.06.13-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240613-QG4DKNBSYZKF7NPSEKXA52OOV4/
SNSの写真無断使用でトラブルか 女子高生殺害、転落前日に初めて会う

  北海道旭川市で女子高校生(17)がつり橋から川に落とされ殺害された事件で、殺人容疑で再逮捕された旭川市の無職、B容疑者(21)と生徒は交流サイト(SNS)で接点を持ち、転落前日の4月18日に初めて会ったとみられることが13日、捜査関係者への取材で分かった。

  査関係者や道警によると、B容疑者側から生徒に接触。18日夜に生徒が住む留萌市内で車に乗せて監禁するなどした上、約50キロ離れた旭川市の現場で翌19日に殺害したとみられる。SNSで生徒がB容疑者の写真を無断で使用したことがトラブルの原因だった可能性がある。
  道警は4月下旬以降、恐喝や監禁などに関わった疑いでB容疑者ら4人を順次逮捕。6月12日、殺人の疑いでB容疑者と19歳の無職の女を再逮捕した。
  B容疑者らの再逮捕容疑は4月19日、旭川市内のつり橋から石狩川に留萌市の高校生、村山月さんを転落させ、殺害したとしている。遺体は5月下旬に下流で見つかった。


2024.06.12-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240612-6DK6YKBFYNNANHMSDFRKIAHFXM/
17歳女子高校生を川に落として殺害疑い 無職の女2人を再逮捕、SNSで写真トラブルか

  北海道留萌市の高校生の少女(17)が5月下旬、遺体で見つかり、旭川市内の橋から川に転落させたとして、道警は12日、殺人容疑で旭川市豊岡12条、無職、A容疑者(21)と同市の無職の女(19)を再逮捕した。道警は認否や、2人と少女の関係を明らかにしていない。SNSで少女がA容疑者の写真を無断で使用したことがトラブルとなり、事件につながったとみて捜査している。

  逮捕容疑は4月19日、旭川市の神居古潭地区にあるつり橋から石狩川に少女を転落させ、殺害したとしている。現場はJR旭川駅から南西約13キロの山間部。橋桁から水面まで10メートルほど落下したとみられる。
  道警によると、A容疑者らが前日の18日夜に少女を脅迫し、留萌市内から車に乗せて監禁して現場まで連れていき、殺害したとみられる。
  少女の親族が4月22日、留萌署に行方不明届を提出。捜索していた警察官が下流で遺体を発見した。


2024.06.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240610-74RBZ4KCFRLCFILGWEJ5JOVLE4/
防犯カメラに映らず現場に行けるか否か 直接証拠のない殺人の初公判、48歳被告が無罪主張

  大阪府羽曳野市の路上で平成30年2月、韓国籍の崔喬可(さいきょうか)さん=当時(64)=の背中を刺して殺害したとして、殺人罪に問われた崔さんの交際女性の隣人、被告(48)の裁判員裁判の初公判が10日、大阪地裁(山田裕文裁判長)で開かれた。弁護側によると、A被告は「私はやっていません」と起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張した

  事件に直接証拠はなく、凶器も見つかっていない公判は9月27日の判決まで、予備日を含めて20回以上の期日が指定。現職の警察官やA被告の家族ら16人の証人が出廷する見通しで、状況証拠によって、A被告が犯人と証明できるかが焦点となる。被害者1人の殺人事件としては異例の長期審理となる。
  検察側は冒頭陳述で、現場の住宅街は古墳の堀や用水路などに囲まれているため防犯カメラなどに映らずに入ることはできず、「住民が犯人」と指摘現場付近のドライブレコーダー映像に映った犯人は細身の長身で、A被告の身体的特徴と合致するほか、当時崔さんらとの隣人トラブルで「疑心暗鬼の末期状態」になっており、殺害の動機もあると主張した。
  一方で弁護側は、検察側が指摘する道路以外に防犯カメラなどに映らず住宅街に入る道はあり、「密室的な場所では全くない」と反論。背後からの一撃であばら骨の隙間から心臓を突き刺す手口は「一介のサラリーマンである被告とは程遠い」とし、捜査機関は当初から捜査線上に浮かんだA被告が犯人だと思い込み、「無理な捜査、起訴を行った」と非難した。
  起訴状や証拠調べによると、A被告は平成30年2月17日午後9時45分ごろ、同市の路上で崔さんの背中を刃物で突き刺し、出血性ショックで死亡させたとされる。崔さんは一緒に食事をした交際女性を家に送った後、近くの駐車場に車を止め、1人でA被告の自宅隣にある女性宅に向かって歩いていた途中だった。
  大阪府警は状況証拠を積み重ね、事件発生から約4年後の令和4年2月にA被告を逮捕A被告は当初から「納得できません。やっていません」関与を否定した。


2024.06.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240609-FLATOYWG6NMW3LX4C2U42TW5XU/
国家公務員の男を逮捕 酔って暴行疑い、神奈川

  神奈川県鎌倉市の歩道で男性の肩をたたいたなどとして、県警は8日、暴行の疑いで同市津の国家公務員の男(63)を現行犯逮捕した。県警によると、公安調査庁の職員を名乗り、名刺を持っているという。当時酒に酔った状態で「暴行したつもりはない」と容疑を否認している。

  逮捕容疑は8日午後8時ごろ、同市大船で、近くで働く東京都大田区の男性会社員(48)の右肩を右拳でたたくなどの暴行を加えたとしている。男性にけがはなかった
  男が路上で騒いでいるのを、通りがかった男性が気付き制止しようとして、もみ合いになった。110番で駆け付けた警察官が容疑者を取り押さえた


2024.06.05-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240605-SJE67ZW2R5MKPAHGQAXJLOSW5A/
公園で男女に暴行、裸にして土下座させる 容疑で5人逮捕 和歌山県警

  公園で3時間近くにわたって集団で男女2人に暴行してけがをさせたなどとして、和歌山県警和歌山東署は5日、傷害、不同意わいせつの容疑で和歌山市有本の清掃員、A容疑者(24)と母親の無職、B容疑者(51)ら計5人を逮捕した。両容疑者らは「公園に行ったが見ていない」「殴ったが蹴っていない」などと容疑の一部を否認しているという。

  他に逮捕されたのは、同市楠見中の解体業、C容疑者(22)、住所不定の解体業、D容疑者(22)、同市内の20代の男。
  逮捕容疑は5月12日午前0時ごろから同2時40分ごろまでの間、同市内の20代男女を市内の公園に呼び出し、殴る蹴るなどの暴行を加え、2人の顔や太ももにいずれも全治約1週間のけがをさせたほか、2人を無理やり裸にして土下座させたなどとしている。
  署によると、被害者の男女はA容疑者の知人。事件前日にA容疑者が2人にからかわれたとして立腹し、B容疑者と相談して知人を集め、2人を襲ったとみられるという。


2024.06.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240605-DXLIDGXSD5J2VCIGIWUCO52LXY/
実質破綻後も社債を販売、詐欺容疑で債務保証会社社長ら再逮捕 約80億円違法集金事件

  会社が実質破綻した後も高配当をうたって社債を販売し、購入者から現金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は詐欺の疑いで、債務保証会社「トラステール」社長、A被告(61)=金融商品取引法違反罪で起訴=ら男3人を再逮捕した。

  同社を巡っては3人のほか、無登録で同社の社債販売を請け負ったとして、金融コンサルタント会社「THE GRANSHIELD(ザ・グランシールド)」社長らが金融商品取引法違反容疑で逮捕、起訴されている。
  同課によると、トラステール社は医療機関の保証事業を運用するとして、年利20%の配当が支払われ、5年で元本が全額返却されるとうたって社債を発行。グランシールド社が委託を受けて販売し、延べ1300人から約80億円を集金したとみられる
  トラステール社の保証事業に実態はなく、令和4年12月ごろに実質破綻状態となった後も販売を続けていたことから、同課は詐欺罪に当たると判断したという。
  再逮捕容疑は令和5年1~2月ごろ、30代の男性ら3人から、社債購入費として計1200万円をだまし取ったとしている。


2024.06.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240601-65R3QAKMO5LFNJI752MTUSAUFQ/
マンションの女性宅に侵入した警視庁公安部の巡査部長を逮捕 窃盗未遂容疑

  東京都板橋区にあるマンションの女性宅に侵入したとして、警視庁は1日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、警視庁公安総務課の巡査部長、A容疑者(32)=板橋区清水町=を逮捕した。「住居に侵入したことは間違いありません」と容疑を認め、窃盗未遂についてはあいまいな供述をしている。

  逮捕容疑は5月2日深夜、板橋区のマンションに侵入し、玄関先にあったバッグを触ったとしている。当時マンションは無施錠で、複数の女性が同居。部屋にいた住人女性が「自宅内に知らない人がいた」と110番通報した。A容疑者はその場から逃走した。
  幡野徹警務部参事官は「事実関係を明らかにして厳正に対処する」とコメントした







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