事件問題-2022年1月~2023年02月


2023.02.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230228-67TLTLYXKVPARHV3GXW6OXLMKM/
臓器を無許可斡旋疑い NPO理事の男を再逮捕へ

  NPO法人「難病患者支援の会」(東京都目黒区)による無許可の臓器斡旋(あっせん)事件で、別の男性患者にも海外移植を仲介していた疑いが強まったとして、警視庁は28日にも臓器移植法違反容疑で理事のA容疑者(62)を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

  新たに移植を仲介していた疑いが浮上したのは、50代の男性。捜査関係者によると、昨年7月にベラルーシで腎臓の移植を受けたという。生体移植ではなく、臓器移植法が禁じる遺体からの提供だったとされる。
  A容疑者は難病患者支援の会の実質的な代表。平成19年の支援の会設立以降、約150人に海外移植を案内していたとみられる。移植手術を受ける渡航先としては、ベラルーシやウズベキスタン、キルギスを挙げていたというが、A容疑者は相場の2倍近い費用を受け取り、多額の利益を得ていたとされる。
  40代の男性にベラルーシで遺体から取り出した肝臓の移植を無許可で斡旋したとして、警視庁に今月7日に同法違反容疑で逮捕されていた。この男性は移植後に体調が悪化し、死亡していた。


2023.02.28-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230228-JI6W3RX5EFN3FHTARNT4F242W4/
<特報>「どこか変だ」海外渡航移植の勧誘受けた男性が語る、ずさんな仲介の実態
(橘川玲奈)

  NPO法人「難病患者支援の会」(東京都目黒区)による無許可の海外での臓器斡旋(あっせん)事件で、警視庁に28日、臓器移植法違反容疑で再逮捕されたA容疑者(62)からキルギスでの腎臓移植手術を勧められた横浜市の男性(58)が、産経新聞の取材に応じた。わらにもすがる思いで現地に向かったが、トラブルで手術を断念。ずさんな仲介の実態を明かした。

  《急速進行性糸球体腎炎》。腎機能が急速に低下する、この難病に男性が侵されていることを告げられたのは令和3年6月のことだったという。人工透析を週3回受ける生活を余儀なくされた。腎移植を受けられれば、透析からは解放されるが、知人からは国内での移植は「17年待つ」とする現実を告げられた。
  当時57歳。あと17年待つとなると、74歳だ。「それまで生きられるのか」「順番が来ても手術に耐えられる体力が残っているのか」。悩む日々を送る中、海外移植を知り、支援の会にたどり着いたという。
  8月に横浜市の支援の会事務所を訪れ、A容疑者と面談した。「はるかに早く移植できる」「ぐずぐずしていると、チャンスを逃す」。そう迫られた。すぐに契約を交わし、約1700万円を支払って、11月にはウズベキスタン経由でキルギスに渡った。
  支援の会の斡旋で、他に邦人男女3人が入国していた。「ドナーが来次第、手術できる」。A容疑者はこう説明したが、事態は一変した。先に手術した女性が重篤な状態になり、男性は断念を余儀なくされて12月末に帰国した。
  ベラルーシやスリランカ…。その後も、A容疑者から海外での移植を勧められた。手術の機会をうかがっていたが、報道などでA容疑者による仲介の違法性の現実を知り「道が絶たれた」ことを悟った。

  思えばキルギスへの入国を周囲に伏せるようにA容疑者から懇願されるなど「どこか変だ」と感じていた。ただ、手術を受けたいとする願いが、不信感をかき消していたとする。
  ずさんな手術を受けなくて済んだが、振り込んだ多額の現金は返ってこず、移植の現実も厳しい。「複雑な心境だ」。そう語る男性は、国内で臓器移植が進む制度作りを望んでいるという。(橘川玲奈)


2023.02.28-東京新聞-https://www.tokyo-np.co.jp/article/233785
産経新聞社に記事削除と賠償命令 元宮古島市議巡る記事、名誉棄損

  沖縄県宮古島市議だったAさん(42)が、産経新聞社のインターネット記事で名誉を傷つけられたとして、同社に損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、名誉毀損を認め、11万円の支払いと記事の削除を命じた。

  判決によると、2017年3月22日に公開された記事は、Aさんが県条例に違反して県営住宅に入居していると示唆した。古庄研裁判長は、不正入居の事実はなく「基本的な事項について取材を尽くしたとは認められない」と指摘。記事のページビュー数が4万件を超えており、社会的評価の低下の程度は大きいと判断した。
  Aさんは17年10月の市議選で落選した。28日の判決後、東京都内で記者会見し、記事公開後にバッシングにさらされたと説明。「デマは罰せられると示せた」と話した。
  産経新聞社広報部は「判決内容を精査し、対応を検討する」とコメントした。



2023.02.26-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230226-NUEOVWCAGJOOXMRFXWZO4CLYZE/
「闇バイト」で薬物密輸か 荷受け募集、リーダー逮捕麻取部、数十件関与疑いも

  中国から危険ドラッグを密輸したとして、近畿厚生局麻薬取締部が医薬品医療機器法違反の疑いで、大規模密輸・密売組織のリーダーとみられる関東地方の20代の男を逮捕していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。交流サイト(SNS)の「闇バイト」で荷受け役を募り、匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」で指示していたといい、麻薬取締部は少なくとも数十件の密輸に関与したとみている。

  捜査関係者によると、男はツイッターに「副業で月10万円稼げる」などと投稿し闇バイトを募集。応募した男女に「荷物の受け取り代行業」「中身はアダルトグッズ」と伝えて違法薬物を中国から自宅に届けさせ、指定住所に転送させていた。こうした荷受け役は少なくとも十数人おり、ドラッグの密売役も北海道、茨城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、沖縄の主要都市にいた。募集ツイートを担うリクルーターや、リーダーとの連絡役もいた。
  男の逮捕、追送検容疑は昨年6~7月、興奮作用のある危険ドラッグを3回密輸したとしている。


2023.02.24-Yahoo!Japanユース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/b5477983a51bc8b94189ccb1fb417efe90f92100
狛江強殺 被害者を暴行か 血痕手袋に容疑者DNA型

  東京都狛江市で大塩衣与(きぬよ)さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、犯行車両のレンタカー内で見つかった手袋から、実行役とされるI容疑者(21)のDNA型が検出されたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。手袋には大塩さんの血痕も付着しており、警視庁調布署捜査本部はI容疑者が暴行を加えたとみている。

  捜査関係者によると、永田容疑者は狛江事件翌日の1月20日、足立区内で身柄を確保されたが、その際に使っていたレンタカーは狛江事件に用いたもので、車内から被害品の高級腕時計や血痕が付いた手袋が見つかった。
  警視庁が手袋を鑑定した結果、付着した血痕のDNA型が大塩さんのものと一致したほか、I容疑者のDNA型も検出されたという。 また、車内から押収された携帯電話には「キム」と名乗る指示役から事件現場の住所や「手袋と目出し帽を用意しろ」などと送られたメッセージもあった。
  大塩さんの死因は、激しい暴行を受け、あばら骨骨折などの多発外傷による急性呼吸不全。住宅に残された足跡は4種類で、実行役は強盗殺人容疑などで逮捕したI容疑者とG容疑者(52)、大学生の男(19)、広島市の強盗殺人未遂事件で逮捕されているK容疑者(24)とみられている。 捜査本部は24日、GとIの両容疑者、大学生の男、強盗殺人幇助(ほうじょ)などの容疑で逮捕したH容疑者(34)を送検した。


2023.02.23-KBS 5ch-https://news.ksb.co.jp/ann/article/14846822
ホテルに宿泊し…翌日も別事件に関与か 狛江強盗殺人 犯行後の“行動”

  東京・狛江市の強盗殺人事件で、22日に逮捕されたI容疑者ら実行役の一部が、犯行の翌日も、別の事件に関わった可能性が出てきました。

  事件当日の夜、I容疑者らは、犯行に使用したレンタカーで、北区のホテルを訪れ、宿泊しました。その翌日に、I容疑者は足立区で確保され、レンタカーも近くで押収されています。
  確保された場所の近くでは、窃盗目的とみられる住宅への侵入被害も発生しています。
  警視庁は、連続で犯行に及んだ可能性も視野に関連を調べています。


2023.02.22-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230222/k10013987621000.html
東京 狛江 強盗殺人事件 実行役などとみられる4人逮捕 警視庁ー(とうきょう・こまえし)

  一連の広域強盗事件のうち、先月、東京・狛江市の住宅で90歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、警視庁は、実行役や車両の手配役とみられる4人を逮捕しました。
近く、さらに1人を逮捕する方針で、警視庁は実行役を入れ替えながら犯行を繰り返しているグループの実態や指示系統の解明を急ぐことにしています。
  先月19日、東京・狛江市の住宅で大塩衣與さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、警視庁は犯行に使われたとみて押収したレンタカーの動きや防犯カメラの映像を分析するなどして捜査を進めてきました。

  その結果、実行役として東京・中野区で去年起きた強盗傷害事件で逮捕・起訴された金沢市の土木作業員、I容疑者(21)、▽埼玉県川口市の職業不詳、G容疑者(52)、▽東京都内の19才の大学生のあわせて3人を、▽事件に使われたレンタカーを手配したとして埼玉県三郷市の柔道整復師、H容疑者(34)をそれぞれ強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
  警視庁は、広島市で起きた強盗殺人未遂事件で逮捕されている24歳の男の容疑者も近く逮捕する方針で、SNSでメンバーを募り、実行役を入れ替えながら犯行を繰り返しているグループの実態や指示系統の解明を急ぐことにしています。
大塩さんの息子「犯人が逮捕されても母はかえってこない」
  殺害された大塩衣與さん(90)の息子が報道陣の取材に応じ「早期に犯人を逮捕してくれた警察には感謝しています。母にも『犯人が逮捕されたみたいだよ』と報告しましたが、母はかえってきません。お金に困って『闇バイト』に手を出す人がいるような今の社会が変わらないかぎり、今回のような事件はなくならないと思います」と話していました。
防犯カメラ映像 “点と点 つなぎ「線」に”
  発生から1か月余り。捜査本部は現場近くや周辺に設置された防犯カメラが捉えた映像をつなぎ合わせる、いわば「点と点を結んで線にする捜査」で徐々に容疑者を絞り込んでいきました。
  大塩さんの住宅には防犯カメラがなく、実行役らが住宅に押し入ったという直接的な映像がない中で、捜査の鍵を握ったのが、現場周辺を行き来していたレンタカーの動きでした。
  事件前日と当日、2台のレンタカーが、別々に走行しながらも同じような経路をたどる不審な動きをしていたことに気付いた捜査本部。住宅のそばから東の方向に走り去る様子も写っていたことから、警視庁は、これらのレンタカーについて詳しい分析を進めることにしました。
  その矢先の事件翌日。足立区内で、1台のレンタカーが、不審車両として警察官の目にとまります。車のそばのベンチに座り、携帯電話を見ながらも、警察官に視線を投げて気にするような様子を見せた男。22日、実行役として逮捕されたI容疑者でした。
  レンタカーに乗っていたことを認めたうえ、車内からは、結束バンドや目出し帽、大塩さんの住宅から奪われた高級腕時計などが見つかりました。事件への関与が疑われましたが、それだけではI容疑者が実行役だと断定できず、さらに、事件前後のレンタカーの動きについて、防犯カメラの映像分析が進められました。
  その結果、さらに詳細な状況が判明しました。事件当日の夜、I容疑者が、このレンタカーに乗って東京 北区の施設に移動し、宿泊する様子が写っていたのです。
  この時、防犯カメラは、I容疑者とともに行動する2人の人物も捉えていました。その1人が22日、実行役として逮捕された19歳の大学生です。
  もう1人は広島市の強盗殺人未遂事件で逮捕されている24歳の男の容疑者で、警視庁は近く、この人物についても狛江市の事件の実行役として逮捕することにしています。この3人は、事件の直前、神奈川県内の駐車場付近で合流していたことも、防犯カメラの映像などから確認されました。この場には、残る1人の実行役として22日、逮捕されたG容疑者も、もう1台のレンタカーで乗りつけたとみられます。
  事件の前と後の動きが確認される中、残されたピースを埋めるために必要だったのは4人が発生時間帯に大塩さんの住宅にいたかどうかです。このうちの1人、19歳の大学生が、住宅近くの防犯カメラに写っていたことが判明しました。さらに、映像に写った靴と、現場から検出された足跡を照合した結果、メーカーなども一致しました。
  I容疑者のDNA型が、大塩さんの血痕がついた手袋から検出されるなど、一つ一つの「点」が「線」としてつながっていき、22日の事件の着手に至りました。
以前の会社の元上司「負けず嫌いで意地でもやり通すところが」
  以前勤めていた会社の元上司によりますと、I容疑者は石川県内の建設会社をやめたあと、去年7月から県内の別の建設会社で働いていました。元上司は容疑者について「真面目でやる気があり、本人も仕事が楽しいと話していた。他の社員をよく飲みに誘っていて、周りを和ませるタイプだった」と振り返っています。そのうえで「負けず嫌いで、任せられた仕事は意地でもやり通すところがあった。今回の事件でも、途中でやめずに『やりきる』というところは、そのような性格が出てしまったのではないか」と話していました。
  さらに「1回か2回、会社にヤミ金のようなところから電話がかかってきたことがあった。よほどお金に困ってたのか分からないが、なぜそんなことをしてしまったのかと思う。会社にとっては貴重な人材だと思っていたので残念です」と話していました。
  また、別の会社の上司は「周りからかわいがられて、職場のムードメーカー的な面があった一方、落ち着きがなく、遅刻や同じようなミスで注意されることも多かった。だんだん仕事についていけなくなってやめてしまったのだと思う。『もう少ししっかりしないといけないぞ』などと話したが、こんなことになってしまい残念です」と話していました。
同級生だった男性「人と違うことがしてみたいような感じだった」
  19歳の容疑者と中学・高校で同級生だったという男性は、容疑者について「勉強はあまり好きではなく、カラオケに行くなどして遊ぶのが好きで、人と違うことがしてみたいと思ってるような感じだった。高校のときに受験勉強が本格化してからは、授業に遅刻したり、学校を休んだりするようになった。ただ、暴力沙汰などはなく、どちらかというといじられキャラで、試験の点数が低いことをからかわれても周囲と一緒に笑っていた。バイトもしていないのに裕福な家庭だったのか、お小遣いには困っていない様子で、数万円分も買い物をすることがあった」と話していました。


2023.02.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230222-3C26IQ6HRJLBLBBNRJDT7BVQZQ/
東京・狛江の強盗殺人の実行役か、2人逮捕 警視庁

  東京都狛江市の住宅で1月19日、住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、警視庁調布署捜査本部は22日、強盗殺人容疑で、埼玉県のG容疑者(52)を、強盗殺人幇助容疑で、埼玉県のH容疑者(34)をそれぞれ逮捕した。狛江事件で容疑者が逮捕されるのは初めて。実際に住宅に踏み込んだ実行役は4人とみられ、警視庁は他2人の逮捕状も取得しており、順次逮捕する方針。

  捜査関係者によると、2人は1月19日、ほかのメンバーと共謀し、東京都狛江市の住宅に押し入り、住人の大塩さんを殺害し、高級腕時計や指輪を奪ったとしている。
  この2人以外にも、昨年12月に中野区で起きた強盗傷害事件で逮捕、起訴されたI被告(21)と、石川県で偽造免許を使ったとして逮捕された男(19)の2人についても、実行役として狛江事件に関与したとして、強盗殺人容疑で逮捕する。
  さらに、昨年12月に広島市西区で起きた強盗殺人未遂事件で逮捕されたJ容疑者(24)も近く逮捕する方針。
  捜査本部は、犯行に使われたとみて押収したレンタカー2台の動きや防犯カメラ画像を分析するなどした結果、4人の関与が浮上。うち1台の車両からは、大塩さん宅から奪われた被害品のほか、大城さんの血痕が付いた手袋も見つかった。押収した携帯電話からは「キム」と名乗る人物から狛江事件の現場住所などについてのやり取りが残っていた。
  狛江事件をきっかけに、全国各地で頻発していた強盗事件の関連性が表面化。一連の強盗事件では、押収した容疑者の携帯電話を解析などした結果、「ルフィ」キムなどと名乗る人物が、フィリピンの入管施設から交流サイト(SNS)上で「闇バイト」で集めた実行役を入れ替えながら犯行を繰り返していたことなどが判明。関連するとみられる強盗窃盗事件は五十数件に上り、捜査本部はグループの指示系統や実態解明を急ぐ


2023.02.13-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/06d0664fe6e5f1c8608b2ef4dabe86db283444ba
比当局が26歳の女拘束 詐欺グループ他にも複数人関与か

  全国で相次ぐ強盗事件を巡り、フィリピンから強制送還されたA容疑者(38)をリーダー格とする特殊詐欺グループのメンバーだった日本人の女が、フィリピン国内で身柄を拘束され、警視庁が送還を求めていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁はほかにも詐欺に関与した複数のメンバーが同国内にいるとみて捜査している。

  捜査関係者によると、女はF容疑者(26)。A容疑者の特殊詐欺グループのメンバーで、日本国内に噓の電話をかける「かけ子」の1人とみられ、窃盗容疑で逮捕状が出ている。F容疑者は1月、フィリピン当局に身柄を拘束され、入管施設に収容されているという。 A容疑者の詐欺グループを巡っては、令和元年11月、フィリピン当局がかけ子36人を拘束。A容疑者やF容疑者らは当時、拘束を免れ、その後もフィリピンで特殊詐欺を繰り返していた疑いがあり、ほかにもメンバー数十人が逃走したとみられるという。 今月7~9日、A容疑者のほか、C容疑者(38)、D容疑者(38)B容疑者(45)ら4人が、フィリピンから日本へ強制送還され、特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で警視庁に逮捕された。 A容疑者らは、一連の広域強盗事件で、「ルフィ」などと名乗り、通信アプリ「テレグラム」を使って実行役に指示を出していたとみられる。警視庁は4人の取り調べやフィリピン当局から提供を受けた携帯電話の解析などを通じて組織の実態や指示系統などの解明を進める方針。


2023.02.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230210-SGLI645L4RJ75K4DZQWW65GNJQ/
タイにも特殊詐欺拠点か 広域強盗指示疑いのA容疑者

  広域強盗事件「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがあり、フィリピンを拠点とする特殊詐欺グループのリーダー格とされるA容疑者(38)が2017年ごろ、タイでも特殊詐欺に関わっていたとみられることが10日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は摘発を逃れるため拠点を転々としていたとみて調べる。

  捜査関係者によると、A容疑者が17年にタイに滞在していたことが出入国の記録から判明。17年8~12月、日本国内の仲間と共謀して「口座から現金が不正に引き出されている」とうそを言い、高齢者らからキャッシュカードをだまし取るなどした疑いがある。
  17年12月には、女らが現金計約3600万円を隠し持って日本からタイに出国しようとした際に警察官に阻止された。この現金はA容疑者らがだまし取ったカードで引き出されたとされ、女らは運搬役だったとみられている。A容疑者はその後、フィリピンに拠点を移したが、21年4月に拘束され、日本の求めに応じて今月9日に強制送還された。


2023.02.09-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230209/k10013975431000.html
無許可で海外での臓器移植あっせんか NPO理事を逮捕

  国の許可を受けずに臓器移植に使われる臓器の提供のあっせんをしたとして、NPOの62歳の理事が臓器移植法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。海外での臓器移植を無許可であっせんした疑いで摘発されるのは全国で初めてです。理事は容疑の一部を否認しているということです。

  逮捕されたのは、横浜市に事務所があるNPO法人「難病患者支援の会」の理事、A容疑者(62)です。
  警視庁によりますと、A理事は、NPOが国の許可を受けていないのに、海外での臓器移植を希望する東京都内の男性の患者に去年2月、ベラルーシで肝臓の移植手術を受けさせるなどして、臓器の提供のあっせんをしたとして、臓器移植法違反の疑いが持たれています。
  理事は、患者の親族に「肝臓の状態がぎりぎりの数値だから早くしたほうがよい」などと言って、早期の渡航を促し、臓器移植の費用として、およそ3300万円をNPOの口座に振り込ませていたということです。
  調べに対し理事は「移植を希望する男性に臓器のあっせんを行った事実は認めるが、海外で行われる手術には許可がいらないと思っていた」と容疑の一部を否認しているということです。
  理事は、NPOの実質的な代表として海外に渡航し、臓器移植を希望する患者を対象にベラルーシやウズベキスタン、それにキルギスなどでの臓器移植の相談に応じていたということです。
  関係者によりますと、海外で臓器移植の手術を受けた患者のなかには容体が急速に悪化したケースも報告されているということです。
  警視庁は、法人としてのNPOも臓器移植法違反の疑いで書類送検し、詳しいいきさつを調べています。海外での臓器移植を無許可であっせんした疑いで摘発されるのは全国で初めてです。
今月取材に応じた理事「あっせんの認識ない」
  A理事は、今月、NHKの取材に対し、「これまでおよそ180人の患者を中国やキルギスなど6か国ほどの病院につないできたが、具体的なドナーの選定には関わっておらず、ドナーのあっせんを行ったという認識はない。また、手術の場所はいずれも海外で、当事国の基準にのっとって実施しており、厚生労働省の許可を得る必要はないと考えている」と話し、臓器移植法には違反しないと主張しました。
松野官房長官「同様事案の有無 情報収集中」
  松野官房長官は、午前の記者会見で「無許可で行ったのが事実であれば大変遺憾だ。同様の事案の有無などについて厚生労働省が関係学会と連携しつつ、情報収集を行っている。今後、同様の事案が生じないよう、臓器提供に関する正確な情報を発信し、国内の臓器移植が適切に行われるよう努めていく」と述べました。
あっせん受け腎臓移植で海外渡航も断念の男性「許せない」
  取材に応じたのは関東地方に住む50代の男性です。男性は5年前に急性腎不全と診断され、週に3回の透析治療を行ってきましたが、移植のためのドナーはなかなか見つからなかったといいます。男性は「ドナーを国内で見つけるには、平均して18年から20年くらい待つと言われた。治療中に『頑張れば5年は生きられる』と言われていて、どう考えても間に合わないと思っていた」と話しました。
  国内でドナーが見つからないなか、海外での移植を目指すことにした男性は、おととし1月に今回逮捕されたA理事に出会いました。その後、NPO法人の関係者から「急きょ、空きができた。このチャンスを逃すといつになるかわからない。4日後までに費用を振り込んで欲しい」などと強く促されたということです。
  男性はこの機会を逃したくないと考え、指定された口座におよそ2200万円を振り込みました。この際、男性がA理事やその関係者に「違法なことはないか」と尋ねると「すべて合法です」と言われたということです。
  そして、おととし12月「手術はウズベキスタンで行われる」と伝えられ、男性は中央アジアのウズベキスタンへと向かったということです。到着すると、今度は隣国のキルギスへと向かうよう指示を受け、キルギスに到着後、移植手術を行うという病院を訪れました。そこは5階建ての病院で、男性はスタッフから「ICUを作っている」と説明され、機材が次々と病院に運び込まれる様子を見て、不安を感じたと振り返ります。
 NPOからの事前の説明では「国立病院に勤め、信頼できるトルコ人の医者が執刀する」と言われたということですが、男性を担当する医者はエジプト人だと聞かされたといいます。
  男性はこの病院には、同じNPOの仲介で移植手術を受けに来た別の日本人の女性がいたと証言し「女性は手術を受けた直後に容体が悪化したため、そのまま移植手術を受けることに不安を感じ、帰国しました」と話しました。
  支払った金額のうち半分は返金されたものの、残りは戻ってきていないといい、男性は「移植を希望する病気の人の弱みにつけ込んで許せず、今さら遅いのかもしれないが反省して欲しい」と話していました。


2023.02.09-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/06d8ae1b7a9fba4a5b6dbaa2b34be6e56555dedd
広域強盗、残る2人逮捕 東京・狛江強殺は重要参考人浮上

  各地で相次いだ広域強盗事件「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがある4人のうち、警視庁は9日、特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で、フィリピンから強制送還されたA(38)、B(45)両容疑者=いずれも住所不定、職業不詳=を逮捕した。一連の事件のうち、東京都狛江市の強盗殺人事件で、男数人が重要参考人として浮上していることも捜査関係者への取材で判明。警視庁は関与の裏付けを進める。

  2人を乗せた航空機は9日未明、羽田空港に到着。逮捕状は機内で執行された。警視庁は7日に逮捕されたD(38)、C(38)両容疑者を含めた4人を取り調べ、特殊詐欺事件に加え、社会を震撼させた広域強盗事件の全容解明を目指す。
  狛江市の事件は1月19日に発生。重要参考人とされる男らは、いずれも実行役とみられ、一部は他の事件で逮捕されている。殺害された大塩衣与さん(90)宅は広範囲に物色されており、高級腕時計や指輪が奪われた疑いがある。残されていた足跡から少なくとも4人が関わったとみられる。


2023.02.09-Yahoo!Japanニュース(毎日新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/492db8d19c47337ba62c55dfd49b82620e179d0a
冷凍庫遺体は39歳の住人男性と判明 全身に数十カ所の刺し傷など
【郡悠介、洪玟香】

  大阪府和泉市の民家で業務用冷凍庫の中から男性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は8日、遺体は住人の職業不詳、岩出剛史(たかし)さん(39)だったと発表した。司法解剖の結果、全身に数十カ所の刺し傷などがあり、死因は出血による窒息と判明した。同居していた無職のA容疑者(40)=死体遺棄容疑で逮捕=は「岩出さんを刃物で刺殺した」と供述しており、府警は殺人容疑でも捜査する。

  府警捜査1課によると、遺体は冷凍庫の中に体を折りたたまれた状態で入れられていた。背中から深く刺された傷があり、肺に血がたまって窒息したとみられている。1月上旬に死亡した可能性が高いという。
  A容疑者は「1月上旬の深夜、2階の寝室で岩出さんを刺した」と供述。2月7日までの間、岩出さんの遺体を和泉市池上町4の自宅1階の冷凍庫に隠した疑いが持たれている。岩出さんとは10代の頃から交際し、約10年前から2人で同居していたと説明している。
  A容疑者は7日に府警和泉署に自首した。捜査員が施錠された冷凍庫の中から岩出さんの遺体を発見していた。【郡悠介、洪玟香】


2023.02.09-Yahoo!Japanニュース(JIJI COM.)-https://news.yahoo.co.jp/articles/af8ba1650bde89865d79b8a882a380efcf0b95de
別事件で逮捕の男、関与か 狛江の90歳女性強殺 警視庁

  東京都狛江市の民家で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、別の強盗事件で逮捕されている複数の男が実行役などとして関与した疑いがあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

  男らは昨年12月以降、東京都内で発生した強盗事件などで逮捕されているといい、警視庁調布署捜査本部は裏付け捜査を急いでいる。
  事件は1月19日に発生。捜査関係者によると、大塩さん宅の地下1階から地上2階までの全ての階が物色され、現場からは実行役のものとみられる4人分の足跡が見つかった。
   大塩さんの襲撃直後とみられる同日午後、実行役らが乗ったとみられるレンタカー2台が大塩さん宅から東方向に走り去る様子が付近の防犯カメラに映っていた。
   このうちの1台は同月20日、足立区内で見つかった。車内にあった携帯電話には、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を通じ、「キム」を名乗る人物から事件前日、「狛江に2時」「地下に金がある」などとメッセージが送られていた。大塩さん宅から奪われた高級腕時計3本のほか、目出し帽や血痕が付着した手袋なども車内から押収された。
   大塩さんは1月19日午後5時20分ごろ、自宅地下1階の廊下で血を流した状態で発見され、その場で死亡が確認された。司法解剖の結果、同日正午ごろ、殺害されたとみられている。 


2023.02.09-Yahoo!Japanニュース(現代ビシネス)-https://news.yahoo.co.jp/articles/9c65c6d15ae0b54b270851504d3968c620aef571
【ハーレム男74歳】何人もの女の人が家に出入りしていて…洗脳されかけた30代女性が明かしていた、妻たちとの「奇妙な生活」
週刊現代(講談社)

(1)
  2月7日、自宅で10代の女性を洗脳し性的暴行を加えようとしたとして、逮捕されたA容疑者(74歳)。実は2006年にも同様の罪で逮捕されていたA容疑者は、自宅で9人の「妻」と3人の子どもとともに暮らしている。その様子は当時から何も変わっていなかった――。

再逮捕された「ハーレム男」
  「逮捕されたときの顔を見て、見覚えがありました! 
  『まだ同じことやってたんだな』と正直、驚きました」  ベテランの週刊誌記者も呆れる事件が起きた。
  2月7日、10代の女性に対する準強制性交未遂の疑いで逮捕されたのは、東京・東大和市に住む元占い師のA容疑者(74歳)。実はA容疑者は2006年にも女性を脅迫した疑いで逮捕、起訴されていた。
  今回の事件について、捜査関係者が説明する。
  「A容疑者は昨年12月、10代の女性を自宅に連れ込み、洗脳状態にして性的暴力を働こうとしていました。この女性を紹介したのは『妻』の一人、B容疑者(43歳)でした。B容疑者も準強制性交未遂の疑いで逮捕されています」  
  捜査関係者によると、B容疑者がアルバイト先の同僚でもあるこの被害女性を「いい占い師がいる」などと自宅に誘い出し、そこでA容疑者が性的暴行を加えようとしたという。だが、A容疑者が女性にしたことはそれだけではなかった。
  「自宅でUFO(未確認飛行物体)の映像を見せて、『あなたは近々死ぬ』『宇宙人に連れ去られて皮をはがされる』『死なないためには私と性交するしかない』などと意味不明な話をしていたそうです。
  A容疑者は長時間にわたって女性を脅し、性交を強要していた」(全国紙社会部記者)  ちなみに、事件の舞台となったこの家に住んでいたのは、A容疑者とB容疑者だけではない。B容疑者を含む40~70代の妻や元妻9人、子ども3人との計13人という大家族……いや、正確には一夫多妻制のような関係だったと言ったほうがいいだろう。
  まるでハーレムのような生活を送っていたA容疑者だが、それは今に始まったわけではない。A容疑者は最初に逮捕された2006年当時、すでに11人の女性たちと集団生活をしていた。この時は自宅を訪れたものの、集団生活への参加を断った20代女性に対して「口外したら危ない目に遭う。ミンチにするぞ」などと脅迫、集団生活を強要したことで逮捕されている。
  その後、A容疑者は起訴されて懲役1年6ヵ月執行猶予4年の有罪判決を受けていた。「公判でA疑者は妻たちに対して『全員実家に帰ってもらう』『別れる』などと述べ、反省の弁を口にしていました。ところが、あれから17年経った今もハーレム生活を続けていて、同じように女性を洗脳して脅していたのです」
(冒頭の週刊誌記者)  週刊現代では2006年A容疑者の事件を取材している。
(2)
取調室のような雰囲気の部屋で―― 
  「案内された2階の部屋に入るとカーテンが閉め切ってあり、昼間の3時ごろなのに真っ暗でした。がらんとしたフローリングの床にぽつんと机が一つ置いてあり、座っている男のシルエットが見えました。
   その前のイスに座るように言われて腰を下ろすと、目の前に置いてあったライトが点灯しました。真正面から照らされたので、何も見えません。まるでドラマに出てくる取調室みたいな雰囲気でした。ライトの後ろに座っていた男がいきなり、『これから不幸が起きる。大変なことになる』と私を脅かしはじめたんです」 こう話すのは、A容疑者(57歳・当時)に洗脳されそうになった女性のC 子さん(30代・当時)だ。
  A容疑者が女性たちと集団生活をしていたのは、3階建ての一戸建て木造住宅。ここには1995年1月、当時の妻と娘と3人で移り住んだという。だが、その妻とはその後、離婚。複数の女性たちと集団生活を始めたのは、2000年2月からとみられる。
  2002年12月以降、同居している20代を中心にした女性と結婚しては、短期間で離婚することを繰り返していて、彼女たちとの結婚回数は11回にも及んでいた。
  さらには事件当時25歳だった妻との間には、1歳2ヵ月(当時)になる女児をもうけるなど、数名の子どももいたという。
  C子さんは2005年秋ごろ、アルバイト雑誌の「アシスタント募集」の広告を見てA容疑者の自宅を訪れたところ、危うく彼の妻として勧誘されそうになったのだ。間一髪で逃げ出した彼女は、本紙の取材にこう証言している。
  「占いのアシスタントを募集していたので履歴書を送ったら、1週間ほどして面接に来てくれと連絡があったんです。玄関に入るとリビングがあって、ソファにはハワイの雑誌が置いてありました。壁にもハワイのキルトが飾ってあって、庭にはバナナのような南国の木が植えてありました。ハワイアンムード漂っていましたね。髪を腰まで伸ばし、カルト教団にでもいそうなうつろな目をした20代の女性に、2階の部屋に案内されたんです」
  その部屋が、先の証言に出てきた、真っ暗な「取調室」だ。ライトの陰に隠れて不吉な予言をしたのが、A容疑者である。
  A容疑者は「不幸が起きる」とC子さんを不安にさせ、つけ入ろうとした。口説き、いや洗脳の第一歩なのか。C子さんとA容疑者は、こんなやりとりを交わしていたという。
(3)
「家族に不幸が起きるぞ」
  C子「不幸って、具体的にどういうことですか」ーA「具体的には言えない」 ーC子「家族に不幸が起きるんですか。それとも事故ですか」 ーC「はっきりは言えないが、とにかくとんでもないことが起きる」  のらりくらりとはぐらかすA容疑者に、だんだん腹が立ってきたというC子さん。
  C子「不幸になったらなったで、しょうがないじゃないですか。大体、面接に来いといっておいて、暗い部屋でそっちの顔も見えないなんておかしいじゃないですか!」
  こう反撃するとA容疑者はにわかに動揺して、たじたじとなり黙り込んでしまった。C子さんは、「ちゃんとした面接ができないんなら帰りますから」と言い残して家を出た。「その時になってやっと暗闇に目が慣れ、相手の顔がわかったんです。スキンヘッドですが、穏やかな落ち着いた紳士という印象でした。話す物腰が柔らかいんです。でも、家を出て初めて怖くなりました。暗い部屋に一人で入って……。
  縛られて乱暴されたり、殺されたかもしれないと思ったんです。私の顔色がよっぽど悪かったのか、近所に住む女性が『どうしたの? 大丈夫? 』と声をかけてくれました。
  そして『あそこの家はおかしいのよ。何人もの女の人が出入りしているし、警察も何回も来ている』と教えてくれたんです。ますます怖くなって震えていると、おばさんは表通りまで送ってくれました」

  続く後半記事『【ハーレム男74歳】魔法の呪文「シークルシークル」で女性を集めて…1時間以上にも及んでいた「深夜の儀式」』では、当時A容疑者が本誌に明かしていた証言などを紹介する。
週刊現代(講談社)


2023.02.07-NHK NWES WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230206/k10013972571000.html
【詳報】機内の様子はどうだった フィリピンから日本への送還

  一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、フィリピンの入管施設から日本に送還されたC容疑者(38)とD容疑者(38)の2人が警視庁の車両に乗せられ成田空港から渋谷警察署に到着しました。

  一方、残るA容疑者とB容疑者について、フィリピンのレムリア司法相は午後、記者会見を開き「2人を8日送還する。『ルフィ』は日本に帰る」と述べ、8日、2人の身柄を日本側に引き渡す考えを示しました。
  フィリピン政府は7日夕方、日本側も参加する関係省庁の会議を開き、送還に向けた詰めの協議を行うことにしています。
  7日の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とフィリピンとの時差は1時間 原則日本時間で表記します)
《随時更新中》
なぜ裁判は打ち切られたのか
  NHKが入手した、フィリピンの裁判所の文書によりますと、裁判所はA容疑者とB容疑者の暴力事件の裁判を打ち切った理由について、2人から暴力を受けたと主張する原告の女性たちが、けがの診断書など十分な証拠を示さなかったことをあげています。
  この裁判をめぐっては、検察が2月2日、証拠不十分だとして裁判の打ち切りを申し立てたのに対し、原告の女性たちは裁判の継続を求めていました。しかし裁判所は7日、検察側の訴えを認め、裁判を打ち切る決定をしました。
逮捕の2人認否明らかにせず 携帯など約15台取り寄せへ
  特殊詐欺に関わった疑いで逮捕された2人について、警視庁は認否を明らかにしていません。
  一方、容疑者が所持していた携帯電話などについて、フィリピン当局からおよそ15台、提供を受けることになったとしていて、今後、証拠品として日本に取り寄せる手続きをとることにしています。

 17:00ごろ C容疑者とD容疑者 渋谷警察署に到着
   C容疑者(38)とD容疑者(38)の2人が警視庁の車両に乗せられ成田空港から渋谷警察署に到着しました。
   2人は別の特殊詐欺事件に関わった疑いで移送中の航空機内で逮捕されていて、警視庁は特殊詐欺について取り調べを進めるとともに、一連の広域強盗事件との関連についても本格的に捜査する方針です。
 15:33ごろ 成田空港出発し都内の警察署へ
   フィリピンの入管施設から日本に送還されたC容疑者(38)とD容疑者(38)の2人が警視庁の車両に乗せられ成田空港を出発しました。
 15:15ごろ 2人の容疑者 飛行機から出る・・・成田空港に到着した飛行機からC容疑者とD容疑者が出ました。
   ほかの乗客が全員降りたあと、多くの捜査員が周囲を取り囲む中、C容疑者はうつむきながら、その少し後ろをD容疑者が前をじっと向いて歩いて移動していました。
 14:38 逮捕された2人 成田空港に到着・・・フィリピンの入管施設から日本に送還されたC容疑者(38)とD容疑者(38)の2人が成田空港に到着しました。
   2人は別の特殊詐欺事件に関わった疑いで移送中の航空機内で逮捕されていて、警視庁は特殊詐欺について取り調べを進めるとともに、一連の広域強盗事件との関連についても本格的に捜査する方針です。
機内食提供も 熱い汁物やつまようじ除かれる
  容疑者2人が乗った航空機にはNHKの記者も同乗しました。記者によりますと2人は、ほかの乗客より先に搭乗し、最も後ろの列の中央の席にD容疑者が、その1列前の席にC容疑者が座り、それぞれ両隣には警視庁の捜査員らが座っていたということです。
  出発や離陸時以外は、周囲に緑色のカーテンが引かれ、ほかの乗客から中の様子が見えないようになっていました。カーテンが外されたときに2人の様子を見ると、D容疑者は周りを見渡していて、C容疑者はじっと目を閉じていたということです。
  離陸から1時間半ほどがたった日本時間の正午すぎに、航空機が公海上に出たと客室乗務員を通じて連絡があり、その後、2人は逮捕されたとみられます。
  機内ではほかの乗客と同じフィリピン風の角煮などの機内食が出され、安全性を考慮して熱い汁物やつまようじは除かれたほか、スプーンやフォークも金属ではなくプラスチックのものが提供されたということです。
  その後、着陸前にもカーテンが一時的に外され、D容疑者が捜査員に「水はもらえないのか」と尋ねたり、記者をにらみつけたりする様子も見られたということです。
広域強盗 指示疑いの日本人2人逮捕 特殊詐欺事件で
  一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、フィリピンの入管施設から7日、日本に送還される藤田聖也容疑者(38)と今村磨人容疑者(38)の2人について、警視庁は別の特殊詐欺事件でキャッシュカードを盗んだ窃盗の疑いで、移送中の航空機内で逮捕しました。
  日本に移送した後、特殊詐欺について取り調べを進めるとともに、一連の広域強盗事件との関連についても本格的に捜査する方針です。
フィリピン司法省「2人の裁判打ち切り確認 送還の準備できた」
  日本がフィリピンに引き渡しを求めているA容疑者とB容疑者のフィリピン国内の別の事件の裁判について、フィリピン司法省の報道官は現地時間の午前11時半前、報道陣に対して「2人の裁判が打ち切られたことを確認した。これで送還の準備はできた」と述べました。
残る2人の弁護士「裁判所の決定 遵守する」
  A容疑者とB容疑者の代理人を務める弁護士のエルジュン・リコ氏は報道陣に対し「裁判所の決定に異議を申し立てるつもりはなく遵守する」と述べた上で、7日午後に入管施設を訪れ、2人と面会する予定だとしています。
残る容疑者2人 裁判打ち切り日本に送還へ
  日本がフィリピンに身柄の引き渡しを求めた4人のうち、A容疑者とB容疑者について2人の弁護士は、NHKなどの取材に対し裁判所が、2人が被告となっている別の事件の裁判を打ち切る判断をしたと明らかにしました。
  これで、すでに日本に送還されたC容疑者とD容疑者に続き法的な条件が整い、近く日本に送還される見通しとなりました。
 10:45ごろ 容疑者2人がマニラ国際空港を出発
   C容疑者とD容疑者の2人を乗せた飛行機が午前10時45分ごろ、日本に向けてマニラ国際空港を出発しました。
  同行している警視庁の捜査員が飛行機の離陸後、機内で、特殊詐欺でキャッシュカードを盗んだ窃盗の疑いで逮捕する見通しです。
 10:10すぎ C容疑者とD容疑者 飛行機に搭乗
  マニラ国際空港では、日本時間の午前10時10分すぎに白いマスクをつけたC容疑者とD容疑者の2人が複数の捜査員に連れられて階段をのぼり、飛行機に乗り込む姿が確認されました。このあと日本に向けて出発します。
フィリピン司法相 “日本人4人所持 24台の携帯電話引き渡す” 
  フィリピンのレムリア司法相は2人が収容施設を出た後記者会見を開き、C容疑者とD容疑者を7日、強制送還すると発表するとともに、日本政府が身柄の引き渡しを求めている日本人4人が所持していたあわせて24台の携帯電話を証拠として引き渡すと明らかにしました。
 9:00すぎ 収容施設から空港まで30分ほどで到着・・・このあと日本側に引き渡され、飛行機で日本へ向かう予定です。
4人の容疑者とは
  A容疑者(38)、B容疑者(45)、C容疑者(38)、D容疑者(38)の4人は、フィリピンを拠点に日本に詐欺の電話をかけていたグループのメンバーとされ、警視庁はA容疑者がグループの首謀者とみています。
「ルフィ」「キム」など名乗り実行役に指示か
  関係が疑われるものも含めると14都府県に広がっている一連の強盗事件。フィリピンで収容されていた4人は、「ルフィ」や「キム」などと名乗って実行役に指示を出していた疑いがあります。
  もともと4人は、フィリピンを拠点に日本に詐欺の電話をかけていたグループで中心的な役割を果たしていたとされていて、警視庁は、グループの首謀者がA容疑者だったとみています。
  特殊詐欺グループは、SNS上で「高額報酬」などと書き込んで「闇バイト」を募集し、応募者に対しては秘匿性の高い通信アプリを使って細かく指示を出していたとみられ、広域強盗事件の手口と多くの共通点がありました。
  8日、A容疑者らも日本に移送される見通しとなるなか、警視庁は、特殊詐欺について取り調べを進めるとともに、一連の広域強盗事件との関連についても本格的に捜査する方針です。
C容疑者とは
  C 容疑者は1984年生まれの38歳です。
  関係者によりますと北海道七飯町の小、中学校を卒業し、函館市内の高校に進学しました。小、中学校の同級生の男性は「特に印象に残っていないが、普通の子という感じだったと思う。中学校を卒業して以降のことは全く知らないが、とんでもないことをしたなと驚いています」と話していました。
  関係者によるとC容疑者はその後、札幌に出て、繁華街のススキノで働いていたとみられ、そこでA容疑者らと(38)出会ったとみられています。当時の2人を知る男性は10年以上前にA容疑者から一緒に事業をやらないかと持ちかけられ、札幌市内のマンションに呼ばれたときにC容疑者と会ったということです。
  C容疑者:2人はマンションの部屋でオンライン上で女性と会話できるサービスを行っていて、関係性についてはA容疑者のほうが立場が上に感じたといいます。
  男性はC容疑者について「男気のあるタイプだったが、『どうせ捕まるだけ』とか『何年かしたら出られる』と言うこともあり、あまり逮捕されることに罪悪感はなかったのかもしれない」と話していました。また、北海道にいるC容疑者の父親も取材に応じ、本人とは10年以上、連絡を取っていないことを明かしました。
  「被害者に申し訳ないという思いか」という問いかけに対しては「はい」と答えました。C容疑者に望むことについては「どうしてほしいと言っても、どうしようもない」と語り、償って欲しいが償いきれるようなものではなく腹立たしい思いがあると明かしました。
D 容疑者とは
  一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、特殊詐欺に関わったとして警視庁に逮捕されたD容疑者は1984年生まれの38歳。
  関係者によりますと少年時代を札幌市で過ごし、小学校からサッカーに打ち込むスポーツ少年でした。小・中学校の後輩の女性は当時の印象について「後輩にも女性にも優しくてかっこいい印象で憧れていた先輩でした。サッカー部に所属していてエースというか目立つ存在でした」と話しました。
  一方で、中学校の同級生の女性は当時の様子ついて「不良と呼ばれていた人でした。他校の生徒とけんかしていたという話を聞いたことがあります」と話しています。
  その後、札幌の繁華街、ススキノで客引きなどを行っていたとみられ、成人式で会ったという同級生はスーツを着て太った印象だったと語りました。そしてD容疑者は20代前半になった2008年ごろにススキノで女性が接待をする飲食店の経営を始めました。当時を知る男性はD容疑者の印象について「お酒が好きで、じょう舌でおしゃべりが好きという性格だったように記憶しています。気が利く感じで先輩に対しての言葉使いもしっかりしていました」と証言します。
  男性によりますと当初、店は繁盛していたということですが徐々に経営が悪化しカネの工面に頭を悩ませるようになり店は数年で閉店したということです。男性は「売り上げが悪くなってやめようかどうしようかというのは聞いていました。店が潰れたというのは知人から聞きましたが、その後、何をやっていたのかは知らないです」と話していました。
  その後、D容疑者はフィリピンに渡ったとみられ、現地を拠点に日本に詐欺の電話をかけるなど一連の特殊詐欺に関わっていた疑いが強まり、警視庁が逮捕状を取っていました。しかし、フィリピンの入管当局に身柄を拘束されたあとも収容されている入管施設の中でスマートフォンを使って外部と連絡を取り続け、一連の広域強盗事件で指示をしていた疑いが持たれています。
D容疑者を知る女性 “給料遅延・未払いのケースも”
  15年ほど前、札幌の繁華街・ススキノでD容疑者が経営する接待を伴う飲食店で働いていた女性がNHKの取材に応じました。
  D容疑者は当時、店で働く女性の悩みを聞いたり相談に乗ったりしていたということで、「女の子に冷たくする感じはなかった。辞められたら困るというのもあったから商品として優しくしてくれていたんだと思う」と振り返りました。
  一方、働いた分の給料が支払われないなど、給料の不満から店を辞める従業員も多かったということです。女性は「D容疑者は働いた分の給料をくれず、『給料が払えないからもうちょっと待って』とか、『給料を半月分渡すね』と言って支払いが遅れ、そして1か月分くれないこともあった。しだいに従業員からの電話にも出なくなったと聞いていて、最後は給料をもらえていなかった子も多いと思う」と証言しました。
  そして、D容疑者が逮捕されたことについて「償って欲しいです。本当に反省してほしいとしか思いません」と話していました。


2023.02.06-NHK NWES WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230206/k10013972451000.html
埼玉 飯能 親子3人殺害事件 長女の殺害疑いで容疑者を再逮捕

  去年12月、埼玉県飯能市で夫婦と長女の3人が殺害された事件で、警察は夫婦を殺害した疑いが持たれている容疑者を、新たに長女に対する殺人の疑いで再逮捕しました。調べに対し「私は犯人ではありません」などと容疑を否認しているということです。

  この事件は去年12月25日、飯能市美杉台の住宅の敷地で、この家に住む夫のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と、妻の森田泉さん(68)、帰省していた会社員の長女、森田ソフィアナ恵さん(32)が殺害されたものです。
  この事件では、近所に住む無職、A容疑者(40)が、ビショップさん夫婦を殺害した疑いが持たれていますが、警察は6日、新たに長女のソフィアナさんを殺害した疑いで再逮捕しました。
  警察によりますと「何のことだかわかりません。私は犯人ではありません」と容疑を否認しているということです。
  これまでの調べで、容疑者の自宅で見つかった血の付いた衣類から3人のDNA型が検出されたほか、おののようなものなど、凶器とみられる複数の鈍器が押収されています。
  また、事件があった住宅では、一部が焼ける火事が起きましたが、現場と押収された血の付いた衣類、それぞれから灯油が検出されたことが新たにわかりました。
  警察は住宅に火を放った疑いもあるとみて、さらに調べを進めています。


2023.02.06-Yahoo!Japanニュース(TVKニュース:テレビ神奈川)-https://news.yahoo.co.jp/articles/22891b071b6e53c38017a328ad644c2f5ac0ef21
登校中の高1男子が後頭部を刃物で刺される 川崎市麻生区

  川崎市麻生区の路上で2月6日朝、登校中の男子高校生が後ろから刃物のようなもので刺される事件がありました。

  神奈川県警によりますと事件があったのは6日午前8時20分頃、川崎市麻生区栗木の路上で「学生が後ろから後頭部を刺された」などと110番通報がありました。
  刺されたのは登校中の高校1年生の男子生徒(16)で、搬送時には会話ができており、命に別状はないとみられていますが、現在は病院に運ばれ治療中だということです。 男子生徒は男に後ろから刃物のようなもので刺されたとみられ、現場近くからは包丁が1本見つかり、犯行に使われたものかどうか県警が詳しく調べています。
   逃げた男は黒のダウンジャケット、白のパーカーにマスクを着けジャージズボンをはき、小田急線栗平駅方面に逃げたということです。 県警が殺人未遂事件として逃げた男の行方を追っています。
tvkニュース(テレビ神奈川)


2023.02.04-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230204/k10013970951000.html
広域強盗 “7日にも4人全員引き渡しの可能性“ 比司法相

  全国で相次いでいる一連の広域強盗事件に関連して日本が引き渡しを求めている4人の容疑者について、フィリピンの司法相は4日、NHKの取材に対し、週明けの6日に、このうち2人の容疑者の別の事件の裁判が開かれることを踏まえ、裁判が棄却されれば、7日にも4人全員を引き渡す可能性があることを明らかにしました。

  一連の広域強盗事件に関連して、日本の警察は、別の特殊詐欺事件などに関わったとして、A容疑者、B容疑者、C容疑者、それにD容疑者の4人の逮捕状を取り、身柄を引き渡すようフィリピン側に要請しています。
  4人のうちC容疑者とD容疑者の2人は、別の事件の裁判が棄却され、日本に引き渡すための法的な条件が整っています。
  一方、A容疑者とB容疑者の裁判については7日に次の審理が行われる予定でしたが、検察側が要請した結果、6日に前倒しされ、フィリピン政府は、この2人に関しても、裁判が棄却されしだい日本に引き渡す方針です。
  これについてフィリピンのレムリア司法相は4日、NHKの取材に対し、4人の身柄について「7日にも引き渡しができるよう努力している」と述べ、裁判の翌日の7日にも、4人全員を引き渡す可能性があることを明らかにしました。
  フィリピンのマルコス大統領は就任後初めて、8日から日本を訪問する予定で、フィリピン政府は大統領の来日前に4人全員を引き渡したい意向を示しています。
A容疑者 札幌の繁華街・ススキノで複数の事業か
  一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、特殊詐欺事件に関わったとして警視庁が逮捕状を取っているA容疑者
  関係者によりますと、A容疑者は北海道中標津町の高校を卒業後、札幌の繁華街・ススキノで客引きのほか、複数の飲食店の経営や不動産業など、さまざまな事業を行っていたみられています。
  A容疑者が当時使っていたマンションの関係者がNHKの取材に応じ、2008年から2013年までの賃貸に関わる記録が残っていることを明かしました。
  複数の関係者によりますと、マンションの部屋では、A容疑者がオンラインを通して、女性と会話ができるサービスを行っていたとみられるということです。
  マンションの関係者は当時、部屋に住んでいない複数の女性が繰り返し出入りするのを見たことがあるとして「部屋の中でお客さんを案内するのか女性と会わせてたのか分からなかったが、女性の待機場所のように使っていたので退去してもらった。それが今回の事件のA容疑者だと知り、驚いている」と話していました。
「指示役としてしゃべりうまい」A容疑者を知る人
  20年ほど前に札幌の繁華街・ススキノで、A容疑者と一緒に客引きをしていたという40代の男性がNHKの取材に応じ、夜の街で働くようになった当時の様子を語りました。
  男性によりますと、北海道中標津町の高校を卒業したあと札幌市内に住み始めたA容疑者は、当時18歳から20歳前後で、学生だと言いながら繁華街のススキノで客引きとして週に5日以上出勤していたということです。通りすがりの人に声をかけてガールズバーに誘い、1日で20~30人ほどの客を店舗に引き入れていたということです。
  当時のA容疑者について「人当たりがよく、お客さんをどんどん連れて来ていて、席が満席の時には30~40分は当たり前のようにお客さんと会話して引き止めていた。出身地やおいしい飲食店の話題などで会話を盛り上げてお客さんを帰らせない。口がうまく、優秀な客引きだった」と振り返りました。
  当時、値切りをされずに高い価格で客を引き入れれば高い賃金が得られる仕組みだったということで「A容疑者は値段交渉がうまく、あまり値下げされずに客を連れてきていて、多くのバックを得ていた」と話していました。
  その後、A容疑者は20歳前後で、ススキノで女性の接待を伴う飲食店を開いたということで「ススキノで20歳くらいで自分の店をポンと出すというのは、かなりの野心家だと思った。客引きをしながらノウハウを学び、自分で経営してやろうという気持ちがあったのではないか」と話しました。
  男性はA容疑者からの誘いを受けてこの飲食店を何回か訪ねたことがあったということですが、小さな店舗で繁盛している様子はなく、長続きせず閉店したということです。一方で、その後、街でA容疑者を見かけると高級外車に乗って高級なスーツや腕時計を身に着けるようになっていたため違和感があったと語ります。
  男性は「店を畳んだのに明らかに羽振りがよかった。どんな仕事してもうけているのか聞いても、いつも『いやいや』とはぐらかしていたので、悪いことをしているのではないかと疑っていた」と述べました。
  その後、街で会えばあいさつを交わしていたものの、数年後、A容疑者が25歳前後になった2009年ごろから会うことは無くなったということで、フィリピンにいることは知らなかったということです。
  事件を知った男性は「驚いたが、A容疑者は暴力をするようなタイプではなく、まさに指示役としてしゃべりがうまく、人を使い、巻き込むのがうまかったのだと思う。知り合いがこんなことになり、ショックを受けている」と話していました。
A容疑者が訪れていた飲食店の従業員「いいお客さん」
  マニラの夜の繁華街で、A容疑者は女性たちが接客する飲食店をたびたび訪れていたということです。店の従業員はA容疑者について「数年前にたびたび店を訪れていたので顔を覚えている。いいお客さんという印象だった」と話していました。


2023.02.02-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230202/k10013969021000.html
広域強盗「4人が関わった特殊詐欺 被害60億円以上」警察庁長官

  警察庁の露木康浩長官は2日の記者会見で、一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、フィリピンの入管施設に収容されている日本人4人が関わったとされる特殊詐欺について被害額が60億円以上にのぼると明らかにしました。
  その上で「日本とフィリピンの両国間の調整が整いしだい、速やかに逮捕できるよう、捜査員の派遣の準備を進めている。一連の事件について4人が首謀したかどうかを含め、全容解明に向けた捜査をしている」と述べました。


2023.02.02-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230202/k10013967831000.html
宮台さん襲撃事件 死亡した容疑者とみられる男 当時の服処分か

  東京 八王子の東京都立大学で、教授で社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で襲われ重傷を負った事件で、去年12月に死亡していた容疑者とみられる41歳の男の自宅から、事件当時、着ていた服がなくなっていることが分かりました。警視庁は、事件後に処分した疑いがあるとみて詳しく調べています。

  去年11月、東京 八王子の東京都立大学・南大沢キャンパスで、この大学の教授で社会学者の宮台真司さんが刃物で切りつけられ全治6週間の重傷を負った事件で、警視庁は1日、事件に関わったとみられる41歳の無職の男が、去年12月に相模原市南区の自宅で死亡していたと明らかにしました。
  警視庁によりますと、事件前後に現場周辺の防犯カメラに写っていた自転車が男の自宅から見つかったほか、防犯カメラの映像から推定される身長などの特徴が男と矛盾しないということです。
  男は、警視庁が事件後初めて映像を公開したころから食事をとらなくなるなど様子が変わっていたほか、遺書が見つかったことなどから、自殺とみられるということです。
  さらに、公開された、事件直後に男が着ていたとみられる服について、家族が「以前は自宅にあったが今はない」などと説明し、自宅からなくなっていることが警視庁への取材で分かりました。
  警視庁は、事件後に処分した疑いがあるとみて調べるとともに、指紋やDNA型を分析して容疑者と特定したうえで、殺人未遂の疑いで書類送検する方針です。
宮台さん「容疑者が亡くなったことは かなり残念」
  宮台真司さんは1日夜、都内で開かれた映画の上映イベントに出演したあと報道陣の取材に応じました。
   この中で、宮台さんは「朝9時に警察から容疑者の遺体の写真を見せられた。目や眉毛、体型など間違いないと思った。心当たりや接点はない」と話しました。
   その上で「今回の襲撃が個人を標的としたものなのか無差別なのか大きな議論があるが、それによって問題、事件の筋読みが違ってくる。そういう意味でも容疑者が亡くなったことはかなり残念だ。日本社会にどういう動機を持つ人物がいるのかどういう人たちが何をどう受け取るのかを分析するのに役立つはずだった。今後、どれだけ動機がわかるのか興味をもっている」と話していました。
近所の人「男性はあいさつを返さない おとなしそうな印象」
  容疑者とみられる男の自宅の近くに住む50代の女性は「この家に出入りしていた大柄な男性はいつも朝に自転車で家を出て、夜に戻ってきていました。どこかに働きに行っているという感じではなく、ラフな格好で近くにある実家にごはんを食べに帰っているらしいと聞いたことがあります。母親と思われる高齢の女性が男性と入れ違いに毎日のように家を訪れて掃除をしているようでした。男性は私があいさつをしても、あいさつを返さないので変な人だと思っていましたが、おとなしそうな印象でした。自分の家のすぐ近くにそんな人が住んでいたなんて信じられないです」と話していました。
  また、男が自殺した去年12月の様子について「12月はじめにはリフォーム業者が来て住宅2階の窓に中が見えないように目隠しをつける工事をしていました。その1週間ほど後の12月中旬ごろには夕方に住宅の1階の電気がすべてついていたことがありました。いつもは家にいても一部の電気しかつかないので珍しいなと思っていましたが、その翌日に救急車や警察が来ていたので何かあったのかと思っていました。今考えるとそのころに男性が自殺したのだろうと思います」と話していました。


2023.02.01-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230201-JZ5M65GN45KTBEJ2GNIJ3GIZRI/
暗号資産「マイニング」出資を不正勧誘 容疑で会社役員ら逮捕 4千人から14億円集めたか

  暗号資産(仮想通貨)を獲得する手段「マイニング(採掘)」事業への出資を無登録で勧誘したとして、大阪府警生活経済課は1日、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで、データサーバー販売会社「日本IPFS」(大阪市)の役員や社員ら男女7人を逮捕した。府警は令和2年6月から3年12月までに、44都道府県の約4千人から約14億円を違法に集めたとみて実態解明を進める。

  逮捕されたのは同社代表で韓国籍のA容疑者(49)=大阪市城東区今福西=と関連会社の役員や社員ら6人。府警はいずれの認否も明らかにしていない。
  逮捕容疑は共謀して、令和3年2月~7月、金融商品取引業の登録がないのに、5人に対し「マイニング」事業への出資を勧誘したとしている。

  「マイニング」は、インターネット上で暗号資産の取引内容を確認する作業に協力すると、暗号資産が報酬としてもらえる事業。出資トラブルが相次いでおり、金融庁などが注意を呼びかけている。昨年2月、出資者10人が「配当金が振り込まれず、返金にも応じない」と府警南署に相談し、発覚した。


2023.02.01-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/5f0f761ae7b636f6c913cac6a8eee254229c2afb
在日中国人らの「闇バイト」か 偽ブランド化粧品販売
(花輪理徳)

  資生堂(東京)が展開する人気化粧品ブランド「NARS(ナーズ)」の模倣品をインターネット上で販売したとして、大阪府警生活環境課は1日、医薬品医療機器法違反容疑で埼玉県在住の中国籍の男2人を逮捕したと発表した。2人の自宅からは化粧品の模倣品のほか、偽ブランド品とみられるバッグなども見つかっており、府警は組織的犯罪の可能性もあるとみて実態解明を進める。

  逮捕されたのはいずれも中国籍で埼玉県蕨(わらび)市塚越の会社員、A容疑者(30)と同市南町の専門学校生、B容疑者(30)
  逮捕はいずれも1月31日。容疑を否認している。 逮捕容疑は共謀し、昨年12月下旬、資生堂の化粧品ブランド「NARS」の「ライトリフレクティングセッティングパウダープレストN」を模造したフェイスパウダー1点を宅配便を使って北陸地方の男性に販売したとしている。
  府警は昨年11月、人気美容液の模倣品を通販サイトなどで販売したとして同法違反と商標法違反の疑いで中国籍の女(31)を逮捕。女のスマートフォンの通信記録などから、国内の中国人を中心とする偽物販売グループの存在が浮かび上がり、2人の犯行が判明した。
■「手ごろな副業」200人規模関与か
  捜査関係者によると、A容疑者らは中国の交流サイト(SNS)を通じて偽のブランド化粧品の販売を始めたとみられる。「大手フリマで販売代行しませんか」「稼げる人は月に20万、30万稼げます」―。SNSでは中国にいるとみられる人物がこんなうたい文句を掲載し、偽のブランド化粧品やブランドバッグの販売を行う「闇バイト」を募集していた。
  府警は在日中国人を中心としたグループで違法なビジネスが行われていたとみて捜査を進める。
  府警が昨年11月、化粧品の模倣品を通販サイトなどで販売したとして逮捕した中国籍の女のスマートフォンなどを解析したところ、中国のSNS「WeChat」などで複数人と出品に関するやりとりをしていたことが判明した。
  府警が詳しく調べたところ、SNSのグループに入り、メンバーになると、フリーマーケットサイトなどへの出品や、購入客への配送など役割を指示される仕組みとなっていたという。
  中国から輸入された偽物の商品はいったん「配送役」が保管。フリマサイトや通販サイトなどへの出品は別の「出品役」が担い、注文が入ると、配送役から直接購入者に商品を送る仕組みとなっていた。 出品役は100~200人規模に上る。多くはSNSなどで勧誘を受けた在日中国人とみられ、出品した商品の売り上げの一部が報酬になっている可能性があるという。
  女や今回逮捕された2人はいずれも配送役とされる。 捜査幹部は「メンバー同士にはつながりはない。出品役は指示を受けて、商品の出品作業をするだけ。手ごろな副業感覚で参加し、違法だという意識もないのでは」と話した。(花輪理徳)


2023.01.31-Yahoo!Japanニュース(産経新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/1e5adf4094e5a8929841b924f9a5a2c36b848752?source=rss
1人でスマホ6台所有 フィリピン入管で拘束の男

  【マニラ=森浩】全国で相次いで発生している強盗事件を巡り、犯行の指示役とされる日本人特殊詐欺グループ4人=フィリピンの入管施設で拘束中=のうち1人が、施設内でスマートフォンを6台所有していたことが31日、フィリピン司法省への取材で分かった。複数の通信機器を駆使し、日本へ犯行指示を出していた可能性を裏付けているといえそうだ。

  司法省によると、4人が拘束されている首都マニラ近郊の入管施設「ビクタン収容所」では、31日未明から多くの職員が動員され、禁止物が持ち込まれていないか検査が行われた。
  グループのうち1人が6台、他の3人も複数台のスマホを所有していた。このほかに金額は不明だが現金も見つかったという。 司法省はスマホを既に没収しており、証拠品として日本側に提供する見通しだ。
  レムリヤ司法相は31日の会見で、「多数の携帯電話を発見し、残念なことに(施設内から)犯罪組織が運営されていた実態がうかがい知れた」と言及。グループに便宜を図った入管職員が複数人いるとみられており、レムリヤ氏は今後、関係者を処分する方針を示した。 4人をめぐって警視庁は日本への移送後に特殊詐欺にからむ窃盗容疑で逮捕する方針で、強盗事件への関与についても捜査する。一連の事件で4人は指示や連絡の際、スマホの匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」を使用していたとみられている。


2023.01.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230130-F642O2ADJ5O4HLEXTHCIQH2HBA/
35メートル飛んだ車の女性死亡、知人「慎重に運転する印象」 大阪・富田林

  大阪府富田林市廿山(つづやま)の市道で29日午後、信号待ちの車列に後続の乗用車が突っ込み、弾みで浮き上がるなどして約35メートル先で停止した事故で、乗用車を運転していた同市内の会社役員の女性(75)が死亡した。現場を訪れた女性の知人は「以前、小さな事故を起こしてから慎重に運転しているという印象だった」と話した。

  大阪府警富田林署によると、女性の車は信号待ちをしていた車列の最後尾に追突し、弾みで浮き上がって前方の車のフロントガラスに落下。バウンドしてさらに前方の道路看板にぶつかって近くの駐車場に入ったという。最初の衝突地点から約35メートル先で停止しており、同署は当時の詳しい状況を調べている。
  女性の車に同乗者はいなかった。巻き込まれた2台の運転手2人がそれぞれ頭を打つなどして病院に搬送されたが、いずれも命に別条はない。
  現場は丁字路で、近くの国道に合流する交差点から信号待ちの列ができていた。事故の目撃者が「車同士の事故で車が吹っ飛んでいる」と110番した。


2023.01.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230129-XLJ6UQ7J4ZKIZHZWKJKLLNA4SA/
比収容施設は「悪人の楽園」 通信機器入手も容易、オンラインカジノ運営も

  【マニラ=森浩】全国で相次いで発生している強盗事件をめぐり、犯行の指示役とされる日本人特殊詐欺グループの一部は、フィリピン首都マニラ郊外の入管施設「ビクタン収容所」に拘束されている施設内は腐敗が横行し、賄賂を出せば、酒や通信機器の入手も容易だ。内部事情を知る男性は管理が緩い様子を「悪人の楽園」と呼んだ。

賄賂で「VIPルーム」
  施設には不法滞在などで母国への送還を待つ外国人や、各国から指名手配された逃亡犯が収容されている。最大で140人しか収容できないが、400人以上いることが常態化しており、日本人のほか中国人や韓国人らアジア系が多いという。
  取材に応じた男性は、2010年代に収容所で施設の管理業務に携わった。男性によると、賄賂は長年にわたって横行しており、収容者はスマートフォンやノートパソコンのほか、酒の入手は容易。賄賂を受けとった職員が外部で直接買ったり、面会者による差し入れを見逃したりしたという。
  施設内は2段ベッドが並ぶ劣悪な環境だが、5万ペソ(約12万円)ほどの賄賂を払えば利用できる「VIPルーム」と呼ばれるスペースもあった。
  賄賂を受け取った所長が、収容者のオンラインカジノ運営を黙認していたことも問題となった。「いわば無法状態ともいえる状況だったので、(日本人のグループが)施設外に犯行指示を出すことは容易だろう」と男性は話した。
「告訴」で収容延長
  常態化していたのが、賄賂による収容の〝延長〟だ。内部で「ペイ・トゥー・ステイ(支払いによる滞在)」と呼ばれ、収容所職員側が持ち掛けることもあり、帰国したら厳刑が待っている中国人が1億ペソ(約2億3千万円)を出したこともあった。
  一部の収容者は本国への強制送還が避けられないとなると、外部協力者を利用し、自身を暴行や詐欺などの罪で告訴・告発させるという。司法手続きが正式に始まれば、母国への送還手続きは停止状態となるためだ。「有罪となれば、そのまま刑務所に収監される。帰国を引き延ばす手法だ」(地元ジャーナリスト)

  司法省報道官によると、グループのリーダー格であるA容疑者は暴行罪で訴追されており、今後、フィリピンで裁判を控えている。外部協力者を利用し、収容を延長させた可能性がある
  司法省は今回の事件を受け、施設内で「携帯電話の使用を禁止する」との通達を出したが、裏を返せばこれまで使用が常態化していたといえる。施設管理に携わった男性は「入管施設や刑務所などは職員の待遇の悪さもあり、賄賂がはびこっている。悪人の楽園は1つではない」と話した。


2023.01.27-読売新聞-https://www.yomiuri.co.jp/national/20230127-OYT1T50066/
闇バイト強盗、14都府県の事件に関与か…警察庁長官「首謀者の検挙が重要だ」

   関東など各地で相次いでいる強盗事件で、同一グループの関与が疑われる強盗や窃盗などが昨年以降、14都府県で発生していることが警察庁への取材でわかった。新たに群馬、岡山、福岡県などで被害が判明した。警察庁は27日、14都府県警と捜査会議を開き、情報共有と連携を強化する。

  警察庁の露木康浩長官は26日の記者会見で、「首謀者の検挙が重要だ。緊密な連携のもと、迅速な捜査を進める」と述べた。
  捜査関係者によると、事件の共通点は、SNSで高額報酬をうたう闇バイトの募集に応じた実行役が、複数人で住宅や店舗に押し入り、住人を縛るなどして金品を奪う手口だ。「ルフィ」「キム」などと名乗る指示役がフィリピンから通信アプリ「テレグラム」を通じて指示を出している可能性がある。
  警察庁によると、昨年10月以降に東京、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、広島、山口8都県で発生した14件の強盗事件は、「ルフィ」ら同一グループが関与したとみられる。各地の警察はこれまで10~30歳代の実行役ら三十数人を逮捕し、解明を進めている。
  また群馬、滋賀、京都、大阪、岡山、福岡6府県で起きた強盗や窃盗なども、類似する手口などから、同一グループが関与した疑いがあるという。
  東京都稲城市の強盗致傷事件で逮捕された男2人は、中野区の強盗致傷と、広島市で先月21日に起きた強盗殺人未遂にも関与した疑いがあるという。中野区の事件の別の容疑者1人は、東京都狛江市で今月19日に起きた強盗殺人事件で逃走用に使われたとみられるレンタカーに乗っていた。
  警察当局は強盗グループが実行役のメンバーを入れ替えながら広域で強盗や窃盗を繰り返しているとみており、合同捜査本部を設置するなどして指示役や首謀者の捜査を進めている。


2023.01.27-Yahoo.!Japanニュース(JIJI COM)-https://news.yahoo.co.jp/articles/1f51a893463821e62b5ed3baeb9cf537b7ef626e
特殊詐欺事件で逮捕状 「ルフィ」名乗る男ら 比で拘束、連続強盗と関連捜査

  全国で相次ぐ強盗事件を巡り、指示役として関与が疑われる「ルフィ」と名乗る人物はフィリピンで拘束されている日本人とみられ、警視庁が別の特殊詐欺事件でこの人物を含む4人の逮捕状を取っていることが27日、捜査関係者などへの取材で分かった。

  警察当局は同国政府に対し、拘束中の4人の送還を依頼。身柄が日本に移送されれば、詐欺事件について調べるとともに、強盗事件との関連を捜査する。
  捜査関係者によると、送還を求めているのはA、B両容疑者ら4人。いずれか、もしくは複数がルフィを名乗っていた可能性があるという。
  フィリピン当局によると、A容疑者は北海道出身で、2021年4月に同国で逮捕された。B容疑者は19年にマニラ首都圏にある空港で入国管理局によって身柄を拘束された。 


2023.01.25-日刊スポーツ(KYODO)-https://www.nikkansports.com/general/news/202301250000301.html
中傷文をネットに投稿した人事院職員の女を逮捕

  インターネット掲示板で男性弁護士を中傷する文章を投稿したとして、大阪府警は25日、名誉毀損(きそん)の疑いで同府豊中市服部元町2丁目、人事院職員のA容疑者(40)(女)を逮捕した。府警によると「間違いありません」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は昨年3月15日、40代の男性弁護士に成り済まし、法律事務所の「移転あいさつ」として「乳首や胸毛を見せびらかして歩いているが、ご近所は温かく受け入れてほしい」と書いた画像ファイルのリンク先を掲示板に投稿した疑い。(共同)


2023.01.25-Yahoo!Japanニュース(読売新聞)-https://news.yahoo.co.jp/articles/603f54df1b912e7a792fb820b609b5742b2fc2b2
「自室で死亡」と虚偽申告、部屋の原状回復費100万円詐取か…保険代理店代表を逮捕
(1)
  管理する賃貸住宅の独居者の病死した場所が実際は路上だったのに自室内と偽った死体検案書を保険会社に提出し、部屋の原状回復費として支払われる保険金100万円を詐取したとして、大阪府警は25日、大阪市北区の保険代理店「ブリュレ」代表、A容疑者(49)(大阪府豊中市)を偽造有印公文書行使と詐欺の容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

  このほか、同代理店の実質経営者の男(56)と、大阪市生野区の不動産会社代表の女(54)の逮捕状も両容疑で取って事情を聞いており、容疑が固まり次第逮捕する。
  この独居者は生活保護を受給していた70歳代男性で、親族とも疎遠だった。府警はこうした状況を悪用し、医師が作成する死体検案書を何らかの方法で入手して不正請求したとみている。A容疑者らは2018年以降、生活保護を受給する十数人分の保険金を請求して計約1000万円を受け取っており、府警は詳しい経緯を調べる。

  捜査関係者によると、A容疑者らは共謀。20年8月、この不動産会社が管理する大阪市内の賃貸住宅に住む70歳代男性が同市内の路上で病死したのに自室内で亡くなったと偽った死体検案書の写しのほか、部屋の原状回復費がかかったとする虚偽の請求書を保険会社に提出。同年9月、家財保険金100万円をだまし取った疑い。
  提出された死体検案書の死亡日も約2か月遡って記載されていたという。府警は、遺体が長期間放置されて部屋が汚れ、回復費が高額になったよう装ったとみている。加入していた家財保険は単身の入居者が室内で死亡した際に原状回復の費用を補償するもので、この保険代理店が販売していた。家財保険の請求に必要な死体検案書は死亡した場所や日時、死因などが記載された文書で、医師が記入して遺族らに渡される。府警は虚偽記載された経緯や入手ルートも調べる
独居困窮者に孤独死リスク
  近年、一人暮らしの生活困窮者は増えている。厚生労働省によると、2020年7月時点で、全国の生活保護受給世帯の82%にあたる約133万世帯が単身世帯で、その割合は12年の76%から6ポイント増えた。
(2)
  住まいの確保が難航するケースも多いとされ、ある不動産業者は「家賃滞納に加え、孤独死のリスクがあるため、家主の大半は貸したがらない。遺体の発見が遅れれば、回復費の負担が膨らむためだ」と明かす。そのため家財保険の加入を賃貸契約の条件にする家主は少なくないという。
   困窮者向けの住居を巡っては、狭い部屋に劣悪な環境で住まわせ、生活保護費の大半をピンハネする「貧困ビジネス」が10年ほど前から問題化し、国や自治体が対策を進めている。


2023.01.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230124-ASVVOPNT6BINFLZE5BVKDNOHHM/
不適切保育で特別監査 園児に落書き、沼津市

  静岡県沼津市の保育施設で所長や保育士らが園児の顔に水性ペンで落書きするなどの不適切な保育を行っていた問題で、市は24日、児童福祉法などに基づき園を特別監査した。所長や保育士らから保育態勢などを聞き取り、処分を検討する。
市によると、所長らは昨年6月と10月、園児の顔にひげや眉毛を落書きしたり、頰を引っ張ったりしたほか、ハロウィーンイベントで怖がる園児を追い回すなどした。さらに、それらの行為を収めた写真を交流サイト(SNS)で共有した。
  所長らは施設側の聞き取りに「『手に絵を描いて』と園児に求められた。喜ぶので、徐々にエスカレートしてしまった」などと釈明。既に保護者向けの説明会を開き、謝罪している。

2023.01.23-Yahoo!Japanニュース(TBS NEWS DIG.)-https://news.yahoo.co.jp/articles/91f4ad37fa671396a916c7b771fc672fb0c6d1c0
「“資産あり”と悟られないことが重要」強盗・窃盗 全国規模で犯行か   強盗を未然に“防ぐ”ためには?【専門家解説】
(1)
  東京・狛江市の 強盗殺人事件。別の事件との関連や、強盗を未然に防ぐために、私たちができる事などについて、専門家に聞きました。

■別の強盗事件で逮捕された容疑者から情報が…
  全国規模で犯行か 井上貴博キャスター:
  東京・狛江市の強盗殺人事件、大塩衣与さん(90)が自宅で殺害された事件で新たにわかったことです。 大塩さんの自宅から約250m離れた住宅街で、犯行車両とみられる白いレンタカーが防犯カメラに映っていました。
  その後、大塩さんの自宅から約400m離れた有料の駐車場で乗り捨ててあったことがわかっています。別の犯行車両とみられるシルバーのレンタカーをすでに警視庁は都内で押収しています。
  また、中野区で起きた強盗傷害事件で逮捕されたA容疑者の押収したスマートフォンから「狛江市」などの記述とともに「欠員が出ましたらすぐに連絡致します」とのSNSでのやり取りが残されていました。
  このあたりからも組織的な犯行ということが見えてきます。 東京のみならず、山口・岩国市や広島市西区の強盗事件にも関与しているとみて捜査が続けられています。
  かなり大規模ですが、関東近県でまとめてみました
  去年10月 東京・稲城市 去年12月 東京・中野区と渋谷区 9日 神奈川県・川崎市、千葉県・市川市 10日 栃木・足利市 11日 茨城・龍ケ崎市 12日 さいたま市、千葉・大網白里市 14日 茨城・つくば市、龍ケ崎市 19日 東京・狛江市 栃木・茨城・埼玉・東京・神奈川・千葉、ざっと1月までの4か月間で少なくとも12件の被害が確認されています。
  それぞれの事件捜査を進めると、接点が浮かび上がってきました。
  まずは今月12日、千葉・大網白里市のリサイクルショップでの強盗事件です。 自衛官の男(20代)が逮捕されました。この男の携帯電話に狛江市の大塩さん宅の住所が記録されていました。 先月16日、東京・渋谷区の貴金属店での強盗事件では、逮捕された19歳の男ら3人がSNSの闇サイトに応募していたことがわかっています。
   先月、東京・中野区で起きた強盗傷害事件のA容疑者のスマートフォンの中に狛江市の強盗事件に関するやり取りが記録されていました。
(2)
■“指示役”から“実行役”にスマホで指示 
  被害者が語る強盗の手口
  被害者側の証言も出てきています。今月10日に起きた栃木・足利市で起きた強盗事件です。 男性の自宅に男ら数人が侵入し、被害者を粘着テープで縛りました。
  この被害者が話をしてくださったんですが、実行犯ではなく、指示役から電話越しに「金があるだろう」と脅されたということです。 その後、会話の印象から指示役は30代から40代で実行役は20代だと、被害者の男性は話していました。
  その指示に従って殴られるということが実際にあったといいます。加えて、指示役からはスマートフォン越しに「探した後に金目のものが出てきたらどうなるか分かっているだろうな」と脅された上で実行役が家中を物色し、現金約300万円が奪われたという事件です。
  元警視庁刑事の吉川祐二さんは組織的な犯行が裏にあるだろうということです。 携帯電話で指示をしていた指示役仲介役(リクルーター)がいて実行役がいるというチームがもう何チームもいて、それを元締めする人物もいる。元締めまで捜査で解明しないといけないということになるわけです
  「犯行までの一連の流れは特殊詐欺で使われていたノウハウを強盗に流用しているのではないか」と分析してらっしゃいます。
  ホラン千秋キャスター: かなり大人数、広範囲で行われているとみられる今回の一連の事件なんですが、どれくらい大きなグループだというふうに推察できるんでしょうか?
  元警視庁刑事 吉川祐二氏: 私の考えではそれぞれ一つの班の指示役から下に仲介役(リクルーター)実行犯、その一つのグループが20名程度のものではないかと考えます。さらに、そのようなグループがいくつもあるわけです。そして、その上に監督元締めと呼ばれている者がいるわけです。ですから、そこから考えると大変大きな組織になっている可能性は高いと思います。
  ホランキャスター: 実行役をSNSなどの闇サイトで募っていたんじゃないかという報道も出てきていますが、そういうメンバーの集め方、やり方というのは増えてきているんでしょうか?
  元警視庁刑事 吉川氏: そのような集め方というのは特殊詐欺のときからずいぶん目立ってきています。今回の犯行形態は形態が強盗ということですが、特殊詐欺のときは人を騙してお金を盗み出して持ってくる。ただ元々組織作りなどについては特殊詐欺のときの流れが現在も来ているものと思います。
  井上キャスター: 不思議なのが、組織化されている割には素人っぽいといいますか、プロにしては荒っぽいといいますか、これだけ凶暴になってきているのに詰めが甘いような気がする。携帯電話で指示役はそのままっていうのは完全に素人なのかなと思うんですけど。これはどういうことが言えますか?焦ってるんですか?
  元警視庁刑事 吉川氏: 実際におっしゃる通り、今回の事件に関して言うならば、ずいぶんボロが出てきているような気もします。そして、出てきている「電話で指示役に確認をした」ということですが、これは指示役かどうかっていうのは定かではないです。例えば実行犯であっても車の中で見ている者などの指示だった可能性もあります。もし、これが本当の指示役から来てるとしたら大きな墓穴を掘ってることになります。
(3)
■強盗を未然に防ぐために防犯の“見える化”を
  井上キャスター: ここからは今、私達1人1人が何かできることがあるのかという観点で話を進めていきます。お話を伺ったのは元大阪府警刑事の中島正純さんです。
  防犯の見える化は効果が大きいとおっしゃっていました。防犯カメラを設置するのはもちろん、防犯のシールなどを外から見える場所に設置するというものです。あとは大音量で周囲に知らせる防犯ベルやシールなども売っていますが、そういったものを外から見える場所に貼ってみる。町ぐるみで設置することで強盗から身を守る環境になり、「地域の防犯にも効果がある」と中島さんは話をしています。
  あと、吉川さんが話しているのは本当に細かいところで当然のことですけれども「資産に関する電話や訪問には一切応じないこと」。 例えば、屋根の修理業者が突然訪問してきて、「500万円が必要」だという。別に金額は何でもいいんですが、「予期しない金額を聞いてどう反応するのかみるのが目的で、“資産あり”と悟られないことが重要」だというふうに話してらっしゃいます。
  ホランキャスター: 家に貴重なものを置いておかない、まとまった資産を置いておかないということも大事だと思うんですが、貴重品を全く置いておかないということは基本無理だと思いますので、そういった中で私達にできることを少しずつやっていくしかないんでしょうかね。
  コメンテーター 田中ウルヴェ京 氏: できることは限られているけれど大切なことですね。防犯カメラはやはり予防になるでしょうし、ブザーなどは入れられてしまった後にもそこで未然に防げる。結果的に入られても「これは面倒なことだ」と焦らせることができるということだと思いますし、あとは電話などでいろいろな自分の情報を言わない。
  高齢者になるとなかなかそういったことがわかってはいても、電話をしてる最中になんとなく親しく感じてお話を続けてしまうということもあると聞いています。やっぱり家族で、私は娘という立場で、母や親戚の高齢者などに対してはしっかりコミュニケーションをしていくことで、「最近どう?」ということはとっても大事だと思います。
  ホランキャスター: 相手が攻撃的でない場合、資産に関するような質問は気をつけなきゃと思っていても、うっかり話してしまったり応対してしまったりということはあると思うので、そういったときにどういう反応すればいいのかというのは日頃から気をつけておかなければならないですね。
  元警視庁刑事 吉川 氏: 反応に関して言うならば、全く相手にしないということが一番です。あと、親族の方と家族の方が別々で暮らしてるとしたら、その方たちとも連絡を密にとっておく。そのことで「昨日修理業者が来たけども…」と、そのような話から助けになることもあります。いずれにしても相手にしないことが一番。インターホンが鳴ったとしても1人の場合は出ないとかそういう方法をとった方がいいと思います。
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2023.01.19-Yahoo!Japanニュース(MBS News)-https://news.yahoo.co.jp/articles/339ca10370dfdb200967dd41ccd441e59de052b2
【速報】川にあった「キャリーケースから切断遺体」付近の車からも「血が付着したキャリーケース」からも遺体 死体遺棄事件で捜査 和歌山市・紀の川

  1月18日、和歌山市内の河川から見つかったキャリーケースから切断された遺体の一部が見つかりました。また付近に駐車されていた軽乗用車のトランクからも切断された遺体の一部が見つかりました。警察は死体遺棄事件として捜査しています。

  1月18日午後5時半ごろ、和歌山市北島にある堤防で「車が放置されている」と通報がありました。
  警察が現場に置かれていた軽乗用車を確認したところ、トランクから血が付着したキャリーケースが見つかり、中から切断された遺体の一部が見つかりました。また、警察が付近を捜索したところ、車近くの紀の川の中からもキャリーケース1個を発見し、中から切断された年齢性別不明の遺体の一部が見つかりました。
  警察は死体遺棄事件で捜査するとともに、詳しい状況を調べています。現場は南海電鉄「和歌山市駅」から約600m離れた住宅街になります。
現場付近の防犯カメラには17日夜に「車停車する様子」
  現場付近の防犯カメラの映像には1月17日午後10時37分ごろ、一台の車が停車する様子が映っています。さらに翌日18日の午後5時42分ごろには、通報を受けたパトカーが到着、その後、警察官が集まり捜査する様子も映っています。


2023.01.18-Yahoo!Japanニュース(SBS)-https://news.yahoo.co.jp/articles/d5568e2cf65d16d56428e3b8f0274686c5ea5735
スマートフォンの使い方めぐり口論か 40代母親刺され死亡 13歳娘も手にけが=静岡・牧之原-静岡放送(SBS)

  1月16日深夜、静岡県牧之原市で40代の母親が刺され、死亡した事件で、殺害に関与したとみられる娘も、手に軽いけがをしていたことが分かりました。

  また、スマートフォンの使い方などをめぐって、母親と口論していた可能性があることも関係者への取材で分かっています。
   この事件は、牧之原市の住宅の寝室で40代の女性が首などを刺され、死亡したもので、警察は殺害に関与したとみて、現場にいた13歳の娘を保護しています。 娘は母親を刺したことを認めていて、関係者によりますと、スマートフォンの使い方などをめぐって、事件発生前に母親と口論になった可能性があるとみられています。
  母親の首には深い傷があり、そのほかにも複数の刺し傷などが確認されているほか、娘も保護された際に手に軽いけがをしていたということです。警察は事件に至ったいきさつや詳しい動機について、慎重に調査を進める方針です。
静岡放送(SBS)


2023.01.17-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc1b9adb8d698ff0d7e41104184f208781c2e2f
将棋の元プロ棋士逮捕 かつての妻を中傷疑い

  大津署は17日、交流サイト(SNS)で元妻を中傷したとして名誉毀損の疑いで、将棋の元プロ棋士で無職のA容疑者(39)=福岡市=を再逮捕した。署によると、容疑として示された日に投稿した記憶がない趣旨の供述をしているという。

   再逮捕容疑は昨年11月29日、ツイッターに「僕の全てをつぶした殺人鬼」「僕を地獄の底に落とした殺人鬼」といった内容の投稿をし、滋賀県内に住む元妻(32)の名誉を傷つけた疑い。
   署は、2021年8月にもツイッターで「プロ棋士の仕事と息子を奪い取った」などと元妻を中傷したとして、同容疑で昨年12月に逮捕していた。


2023.01.17-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/fca1a5fb72b62e59e0eb487126570ad6e034cd81
死亡女性は38歳会社員、福岡 トラブル相談、関連捜査

  福岡県警は17日、福岡市のJR博多駅近くで男に刺され、死亡した女性同県那珂川市恵子の会社員河野美樹さん(38)と確認したと発表した。捜査関係者によると、河野さんは交際していた相手に別れを告げた後も待ち伏せされているとの相談を数カ月前、県警に複数回寄せていた。元交際相手とは連絡が取れない状態という。

  県警は殺人容疑で包丁のような物を所持したまま現場から逃走した男の行方を追うとともに、トラブルと事件の関連を慎重に調べている。
  川野さんは仕事帰りだったとみられる。男と一緒に歩いていたが言い争いになった。その後男は川野さんを刺し、凶器をバッグに入れ立ち去った。


2023.01.11-MBS NEWS-https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230111/GE00047727.shtm
生後5か月次男が意識不明重体で父親逮捕 長男にも生後7か月の時に暴行した罪で起訴

  大阪府泉大津市の集合住宅の一室で、生後5か月の次男を虐待して脳に重い障害を負わせたとして父親が逮捕されました。次男は意識不明の重体です。

  傷害の疑いで逮捕されたのは兵庫県加古川市の元会社員・A容疑者(26)です。警察によりますと、A容疑者は2021年12月、当時住んでいた大阪府泉大津市の集合住宅の一室で生後5か月だった次男の額にかみついたほか、頭部に何らかの方法で強い衝撃を加え、硬膜下血腫など脳に障害を負わせた疑いがもたれています。次男は現在も意識不明の重体です
  こども家庭センターから警察署に「男児が心肺停止状態で病院に搬送された」などと通報があり発覚。取り調べに対してA容疑者は黙秘しているということです。
  A容疑者は2019年に生後7か月だった長男をベッドに投げ落とした暴行の罪などでも逮捕・起訴されていて、A容疑者の携帯電話からはその様子を撮影した動画が見つかっているということです。


2023.01.11-Yahoo!Japanニュース(FNN プライム オンライン)-https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e0ccfbf5a9a66991dd757801346b83888c3bef
3歳長女に熱湯 大やけどさせるも“ラップ”巻いて放置 25歳母親を“4年越し”再逮捕
(「イット!」1月11日放送より)

  午前9時、横浜市の鶴見警察署に入った警察車両。降りてきた長い髪の女が、A容疑者(25)。
  4年前、当時3歳の長女に熱湯を浴びせ、背中などにやけどを負わせた疑いで、2023年1月11日に逮捕された。 カメラに向かってピースサインをし、海辺では子どもと手をつないでいたA容疑者。自身のものとみられるSNSには、かつて、こうつづっていた。 親になる前はその辺にいる子供の事 うるせーガキ共可愛くねぇなって思ってたけど 今うるさい子供とか泣いてる子供見ると可愛いって思うし 赤ちゃん見ると抱っこしたくなる (A容疑者のものとみられるツイッターより)

「皮がむけちゃってるの」長男のSOSで発覚
  男の子と女の子の母親だった、A容疑者。事件は4年前に起きた。 A容疑者は2019年3月、横浜市のアパートで長男(当時5)と長女(当時3)、同居人の男性と4人で生活していた。事件は長男のSOSで発覚した。 長男: お母さんがいない。お母さんに会いたい 近所の人が一緒にアパートへ向かうと、家の前で長男からこう告げられたという。
  長男を自宅に送った男性(2019年3月当時): 男の子が「妹がいるの」っていうんですよ。「妹 皮がむけちゃってるの」っていうんですよ 警察が駆け付けて自宅を確認すると、やけどを負った長女が、背中から腰にラップが巻かれた状態で布団に横たわっていたという。
母親は男性とパチンコに…3日間放置
  このとき、A容疑者は同居人の男性と共にパチンコに興じるなど、3日間に渡って長女らを放置。逮捕後、長女にラップを撒いた経緯について、こう説明していた。
  A容疑者の供述(当時): やけどをしたら、ラップを巻けばいいとネットで調べた。 一方で、やけどそのものについては「シャワーを浴びた際に、誤って熱湯をかけてしまった」と話し、故意ではないと主張。 裁判では、長女を自宅に放置した罪で懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた。
熱湯は故意にかけられたと判断…4年越しに逮捕
  警察によると、長女のやけどは皮膚が回復するまでに3カ月も要したという。 その後の捜査で、警察は長女のやけどが故意に熱湯をかけられたことによるものと判断。傷害の疑いが強まったとして、1月11日に4年越しに再び逮捕するに至った。 調べに対し、A容疑者は「やっていません」と容疑を否認している。
(「イット!」1月11日放送より)


2023.01.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230110-4SXU4QIFWZISHDD3Q4I4KTVNWE/
<独自>宮台さん襲撃、逃走男のDNA型を特定 ペットボトルから検出 警視庁

  東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで昨年11月、同大教授の宮台真司さん(63)が切りつけられて重傷を負った事件で、容疑者の男が捨てたとみられるペットボトルからDNA型が検出されていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。過去の事件に関する警察のDNA型データベースでは現時点で合致はないが、警視庁捜査1課は、有力な手掛かりの一つになるとみている。

  捜査関係者によると、事件発生の昨年11月29日夕の数時間前から、男が大学構内を歩く姿や自転車を押す姿などが、キャンパス内外の防犯カメラで捉えられており、手にしたペットボトルから水分を取る姿も写っていた。捜査1課は、現場周辺で男が捨てたとみられるペットボトルを特定、回収したという。ペットボトルからは男のDNA型が検出された。
  男は宮台さんを襲撃した後、キャンパスの中門付近から学外に逃走。近くのコンビニエンスストアの道路向かいを歩く姿なども防犯カメラで確認されていたが、その後の足取りは詳しく判明していない。
  宮台さんは背後から殴られた上に、後頭部や首なども刃物で執拗(しつよう)に切りつけられるなどしていたが「トラブルに心当たりはない」と捜査員に説明。男についても、暗がりで顔がよく分からず、面識がないとも話しているという。
  一方、捜査1課は男が捨てたとみられるペットボトルを回収したほか、男が使っていたとみられる自転車の種類などの特定も進めていた。さらに、男の防犯カメラ映像の公開に踏み切るなどしているが、特定に至る有力な情報は得られていない。

情報提供は、警視庁南大沢署(042・653・0110)へ


2023.01.08-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230108-YLMC3NER5FJHFBDFHKBE4MUCZE/
低体温症で死亡か 男性の全身に傷、関連捜査

  熊本県警熊本南署は8日、熊本市の河口付近で倒れているのが7日朝に見つかり病院で死亡が確認された同市の会社員、江野倫史さん(54)の死因が、司法解剖の結果、低体温症による不整脈と推定されると明らかにした。全身に打撲やかすり傷があったことも判明事件、事故の両面で捜査を続ける

  署によると、7日午前8時ごろ、同市南区にある緑川の河口付近で、通行人が江野さんを発見し110番した。近くには着ていたとみられる衣服の一部が残され、江野さん名義の車も止まっていた。


2023.01.07-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASR17659KR17PTIL00T.html
「和食さと」にトラック突入、巻き込まれた女性死亡 運転の男逮捕

  大阪府岸和田市荒木町2丁目のレストラン「和食さと岸和田荒木店」に7日午前に中型トラックが突っ込んだ事故で、府警は同日、店近くで自転車で信号待ち中に巻き込まれた同市の飯田未希子さん(43)が頭などを強く打って病院に搬送されたが、死亡したと発表した。死因は出血性ショックという。

   府警はトラックを運転していた枚方市走谷2丁目、運送会社員A容疑者(58)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕。容疑を過失致死に切り替えて調べる。A容疑者は「事故を起こしたことに間違いありません」と容疑を認めているという。
   店は営業前で客はいなかったという。現場は国道26号沿いで、トラックは堺市方面に向かって北東に走っていた。片側3車線の車道を左側にはみ出し、歩道や花壇を乗り越え、店舗出入り口のガラスドアにぶつかって止まったという。


2023.01.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20230106-HJMOF4UEMFOKVFP5HYVFM7X53U/
遊具で7歳女児が指切断 大阪・岸和田の公園

  6日午後1時50分ごろ、大阪府岸和田市下池田町の下池田(しもいけだ)公園で、遊具の「ターザンロープ」で遊んでいた市内の小学1年の女子児童(7)が左手の人さし指を切断する大けがをした。公園を管理する同市はこの遊具の使用を当面中止する。

  同市などによると、「遊具で遊んでいた娘が指を切断した」と母親から119番があった。女児は遊具に指を挟んだとみられ、左手の人さし指の第1関節と第2関節の間を切断し、病院に搬送された
  ターザンロープは滑車のついたロープにつかまって、公園内に張られたワイヤを滑り降りる遊具。女児は母親と弟の3人で公園を訪れ、当時1人で遊具で遊んでいたとみられる。
  公園は市の指定管理者が毎月目視による点検を実施しており、異常はなかったという。市が管理する公園でこの遊具を使用しているのは下池田公園のみといい、事故の詳しい状況や原因を調べる。


2023.01.05-朝日新聞-https://www.asahi.com/articles/ASR156G0VR15UGTB006.html
福島の4人死亡事故 容疑者「交差点ではなく単線道路と思った」

  福島県郡山市で乗用車と衝突した軽乗用車が横転して炎上し、4人が死亡した事故で、乗用車を運転していた福島市の会社員、A容疑者(25)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で送検=が「交差点ではなく、単線道路だと思った」と供述していることが、県警への取材でわかった。郡山署は今後、A容疑者立ち会いのもとで実況見分し、事故原因について詳しく調べる。

   事故は2日午後8時10分ごろ、郡山市大平町の信号機のない市道交差点で起きた。署によると、南進していた乗用車が、東進していた軽乗用車の左後方側面に出合い頭に衝突。軽乗用車側が優先道路だった。県警によると、A容疑者は調べに対し、「暗い道で初めて通った。目の前を物体が横切り、その後、衝撃を感じた」などと供述しているという。
   また、県警は5日、新たに2人の遺体を司法解剖した結果、性別はともに男性で、死因はいずれも焼死だったと発表した。4日に司法解剖した2人はともに女性で、死因は一酸化炭素中毒と焼死だった。事故後、軽乗用車の所有者の30代の女性と同居する40代の夫、20代と10代の子ども2人と連絡が取れておらず、県警は4人がこの家族とみて、DNA鑑定などで身元の特定を急いでいる。


2023.01.05-Yahoo!Japanニュース(テレビ静岡)-https://news.yahoo.co.jp/articles/f3624da6256d87a303d0c3d3fc22ce6459b73b79
1カ月余り行方不明だった中学3年生を発見・保護 「似た人が歩いている」と通報

  静岡県伊豆の国市に住む中学3年生が行方不明になってから1カ月余り警察は無事発見したと発表しました。

  行方不明になっていたのは、伊豆の国市に住む中学3年生の少年です。 少年は2022年12月3日午前、塾へ行くために伊豆箱根鉄道の田京駅に親が送っていったものの、塾へは行っておらず、家族が警察に連絡していました。
  その後も行方が分からなかったため、静岡警察は13日に公開捜査に切り替えて情報提供を求めるとともに、神奈川県警や警視庁にも協力を求め行方を捜してきました。
  そして1月5日 午前10時頃、伊豆の国市の市民から「行方不明者に似た人が歩いている」と通報があり、駆け付けた警察が声をかけたところ、本人と分かり無事 保護したということです。
  警察によりますと、少年は行方が分からなくなった当時の服装で歩いており、ケガはありませんでした。 また、所持品は現金数百円と筆記用具それに水筒だったということです。
テレビ静岡



2022.12.31-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221231/k10013938931000.html
大阪 堺 ひき逃げ2人死亡 逮捕の作業員「運転前に飲酒」と供述

  大阪・堺市で町内会のパトロールをしていた男性4人が車ではねられ2人が死亡した事件で、ひき逃げの疑いで逮捕された建設作業員が、警察の調べに対し「運転前に酒を飲んだ」と供述していることがわかりました。一方で「人をはねた認識はない」と供述していて、警察が当時の状況についてさらに詳しく捜査しています。

  今月27日の深夜、堺市中区の市道で町内会のパトロールをしていた4人が後ろから来た車にはねられ、内装業の村上伸治さん(47)と、大阪市職員の山中正規さん(46)が死亡し、区内の建設作業員、A容疑者(49)がひき逃げの疑いで逮捕さました
  その後の調べに対し、A容疑者が「運転前に酒を飲んだ」と供述していることが、警察への取材でわかりました。一方で「事故を起こして立ち去ったが人をはねた認識はない」と容疑を一部否認し、「電柱か何かにぶつかったと思った」と供述しているということです。
  警察は、運転前の飲酒や4人がはねられた当時の状況について、さらに詳しく捜査しています。


2022.12.27-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013935601000.html
埼玉 飯能 3人殺害事件 容疑者宅から「おの」のようなもの押収

  25日、埼玉県飯能市の住宅の敷地で親子3人が殺害されているのが見つかった事件で、容疑者の自宅からおののようなものが押収されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察はほかにも複数の鈍器を押収していて、凶器の特定を進めることにしています。

  25日、飯能市美杉台の住宅の敷地でこの家に住むアメリカ国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と妻の森田泉さん(68)、それに、夫婦の長女で都内に住む会社員の、森田ソフィアナ恵さん(32)が頭などを鈍器で殴られて殺害されているのが見つかりました
  この事件では近くに住む無職のA容疑者(40)がビショップさんに対する殺人未遂の疑いで逮捕されています。これまでの調べに対し「言いたくありません」と供述を拒んでいるということです。
  警察は事件の詳しいいきさつを調べていますが、容疑者の自宅からおののようなものが見つかっていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
  自宅からはほかにも複数の鈍器などが押収されていて、警察は凶器の特定を進めることにしています。また、現場の住宅では事件の際に火事が起きていましたが、その後の調べで、室内から灯油の成分が検出されたことが消防への取材でわかりました。
  警察は事件の前後に住宅が放火された疑いもあるとみて調べています。


2022.12.26-Yahoo!Japanニュース(TBS NEWS DIG.)-https://news.yahoo.co.jp/articles/dbc85c47c51c15ef7f11d722da8e36f7db0b05ae
「大声を出して騒いでいる」埼玉3人死亡事件で近所の男逮捕 過去に現場民家で車損傷
(1)
  埼玉県・飯能市の住宅で家族3人が血を流して死亡しているのが見つかり、近所の男が逮捕された事件。クリスマスの25日に何があったのでしょうか。これまででわかっている事をまとめます。

■埼玉・飯能市3人死亡 
  事件現場・経緯は?ホラン千秋キャスター :- 埼玉県で3人が死亡する事件があった現場を確認していきましょう。
  埼玉県飯能市美杉台の住宅街で事件は起こりました。西武池袋線の飯能駅から直線距離で約1.5キロほど行った住宅街が事件現場です。
  12月25日の経緯を振り返っていきます。 朝、早い時間の午前7時すぎに「大声を出して騒いでいる」「口論している」「2階から火が出ている」などの複数の目撃情報が通報でありました。 その通報を聞いて駆けつけた警察が、事件現場となった住宅で3人の遺体を発見しました。
   庭にビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)、妻の森田泉さん(68)の2人、さらに玄関の近くでは、娘の森田ソフィアナ恵さん(32)が亡くなっていたということです。3人には頭部や首に執ように殴られた傷がありました。
  そして、12月25日のうちに逮捕となりました。午後10時5分、防犯カメラの解析などから近所に住む、無職の斉藤淳容疑者、40歳が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
■斉藤淳容疑者と一家に何があった?
  ホランキャスター:
  この3人と斉藤容疑者の間に一体何があったのでしょうか?-近隣住民によりますと、被害者となったビショップさんと森田泉さんは、「数年前に引っ越してきた」ということです。
  別の近隣住民は「気さくな方で夫婦仲がいい感じでした。見てわかるような白人のすてきなおじいさん」と、恐らくビショップさんについて話しています。
   この夫妻を巡っては、2021年8月、事件現場の住人の車が傷つけられる事件がありました。近隣の住民によると「赤いボルボが傷つけられて、(修理に)100万ぐらいかかった」などと書かれていた回覧文書が回ったということです。
  このときに器物損壊容疑で逮捕されたのが、今回、逮捕されたのと同じ斉藤容疑者です。警察は、今回の事件とこのときの事件との関連を捜査しているところです。
(2)
■斉藤淳容疑者 どんな人物?
  ホランキャスター:
  この斉藤容疑者は一体どんな人物だったのでしょうか? -近隣住民によりますと、「明るくて人気者で、曲がったところがある子ではなかった」という話や、一方で、「(昔は)スポーツマンみたいでかっこよかった。
  数年前に会ったとき、様変わりしていた」という話もあります。 斉藤容疑者の自宅は、事件現場となった住宅から、直線距離で約50mとかなり近くにあります。自宅で逮捕された斉藤淳容疑者(40)ですが、複数の鈍器が押収されています。
  この鈍器に血はついておらず、ふき取るなど証拠隠滅を図った可能性もあるということです。さらに取り調べに対し、斉藤容疑者は「言いたくない」と供述を拒んでいるそうです。
■専門家による“事件”の3ポイント
  ホランキャスター:
  今回の事件について、元埼玉県警・捜査一課刑事の佐々木成三氏によりますと、3つのポイントがあります。 鈍器のようなもので3人を殺害 早朝の犯行で多くの目撃者 逃走せず自宅で逮捕 この3つから「強烈な殺意を持ち、3人を殺害することだけを目標にしていたのでは」と分析しています。
■私たちは“事件”に対して何ができるのか?
  井上貴博キャスター:
  普段は一緒に住んでいない、娘のソフィアナ恵さんを狙っていたということも考えられるという意見もあります。これだけ計画的で猟奇的となると、原因がどこにでもある近所トラブルだとすると、何か身を守る術はなかったのでしょうか?
  田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
  近所トラブルだとすると、私たちに何かできることというのは、防犯カメラとかぐらいでしょうか。そして事件現場には防犯カメラも設置されていました。斉藤容疑者と殺害された一家に、恐らく何かしらのトラブルがあったようにしか見えませんが、斉藤容疑者の一方的な問題だったのかもしれず、真相はよくわかりません。
  斉藤容疑者について、大きく2つ感じることは、何か人が変わったというようなことが、数年前にあったのかもしれない。そして、その後に、このビショップさんとの関係の中で、何か勝手に殺意を抱くような心境になってしまったのか、その理由が知りたいです。
  やはり容疑者の犯行の理由を知らないと、私達に何ができるかということは、考えられないので、備えようがないのではないでしょうか。
TBS NEWS DIG Powered by JNN


2022.12.22-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221222-VUILAGWJ5FJNNFLJKLOYUXBMVY/
3人殺害容疑、死亡の男不起訴処分 奈良地検

  今年8月に奈良県天理市内で母親と弟、知人男性を殺害するなどしたとして、事件後に交通事故で死亡し殺人容疑などで書類送検された

  無職のA容疑者=当時(33)=について、奈良地検は20日、容疑者死亡で不起訴処分とした。


2022.12.16-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221216-5WOHQRGJ4JI2VAO6WSAKP6CA2Q/
<独自>「警察と鬼ごっこ楽しかった」少年14人摘発 SNSで募り暴走疑い

  集団でバイクに乗って信号無視などの暴走行為をしたとして、兵庫県警が道交法違反(共同危険行為)容疑で、兵庫県内の16~18歳の少年計14人を摘発していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。少年らは交流サイト(SNS)などを通じて集まり、神戸市や明石市などで暴走行為を繰り返していたといい、「警察と鬼ごっこをするのが楽しかった」などと供述している。

  捜査関係者によると、少年らは共謀し4月15日午後8時半ごろ、同県加東市内の国道175号交差点で、オートバイ9台に分乗し、集団で赤信号を無視し転回した疑いが持たれている。
  住民からの110番を受け、県警小野署などのパトカーが出動。パトカーのドライブレコーダーや周囲の防犯カメラ映像の解析といったグループ解体に向けた捜査を展開し、今月16日までにメンバー12人を特定、同容疑で逮捕した。ほかに2人を書類送検し同日、捜査を終えた。
  少年らは、グループ名として「月華美奏(げっかびそう)」を名乗りインスタグラムなどのSNSのつながりで、メンバーを増やしていた。メンバーの1人が通信アプリ「LINE(ライン)」で呼びかけ、ショッピングセンターなどに普段着姿で集合し、暴走行為に及んでいたという。捜査関係者は「かつての暴走族のようなピラミッド型のイメージとは異なる」と指摘する。
  法務省の犯罪白書によると、全国で確認された暴走族の数は平成14年の1313グループをピークに減少。令和2年は113グループと9割以上減った。
  ただ、SNSを使い少人数でもゲリラ的に集まり暴走するケースが少なくない。特に近年は、厳しい上下関係で組織された従来の暴走族と違い、SNSを通じた「緩いつながり」の暴走族が増える傾向にあり、捜査当局は警戒を強めている。


2022.12.10-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221110-EDWRSKU5DNKR3MOXDKDPI2Y5OM/?dicbo=v2-df0a543be1fc5e89296190081aed2305
「逮捕されるほど悪いとは…」 違法客引き疑いで16歳少女を逮捕

  大阪・ミナミの繁華街でキャバクラの客引きをしたとして、大阪府警保安課は9日、府迷惑防止条例違反の疑いで、大阪府藤井寺市の無職少女(16)を現行犯逮捕した。容疑を認め、「逮捕されるほど悪いこととは知らなかった」と供述しているという。

  逮捕容疑は9日午後8時40分ごろ、大阪市中央区宗右衛門町の路上で、私服の男性警察官に「キャバクラどうですか」などと声を掛け、客引きをしたとしている。
  府警は9日夜から10日未明にかけて大阪市内4カ所で客引きの一斉取り締まりを実施し、ほかに19~68歳の男女4人を同容疑で現行犯逮捕した。


2022.12.09-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221209-JMOOEIRCABINHKCKG5HMDTSGU4/
死亡女子大生、薬に精通か 名古屋ホテル殺人事件

  名古屋市のホテル客室で女性(20)の遺体が見つかり、殺人容疑で男女3人が逮捕された事件で、女性が大学の薬学部に在籍し、薬の知識に精通していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。現場には違法性のない薬を使用した形跡があり、愛知県警は女性が自殺を計画していた可能性もあるとみて、薬の入手経路や死亡との関連を慎重に調べる。

  逮捕された3人のうち、福島県伊達市のパート、B容疑者(39)と兵庫県姫路市の大学生の女(18)の2人に今月、親族から行方不明届が出されていたことも判明。県警は同日、殺人容疑で3人を送検した。
  捜査関係者によると、大学生の女と自称愛知県安城市の派遣社員、A容疑者(48)は7日に身柄を確保された際、言動がおぼつかなく「薬を飲んだ」と説明していた。


2022.12.06-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221206-RFM34WFFUFOTHOOWBC7NCZ26AA/
AV新法違反疑い初立件、映像制作会社役員を再逮捕

  アダルトビデオ(AV)に出演した女性に契約書を交付しなかったとして、警視庁保安課は、AV出演被害防止・救済法違反容疑で、映像制作会社役員、A容疑者(50)=東京都品川区=を再逮捕した。容疑を認めている。6月に施行された同法違反容疑での立件は全国初。

  AV出演被害防止・救済法は、女性が出演を強要されることを防ぐため議員立法で成立。出演者に契約書を交付して内容を説明することを制作者側に義務付けている。
  再逮捕容疑は今年8~10月、自身が制作、出演するAVに出演した20~50代女性3人に対し、出演契約事項が記された契約書を7回にわたり交付しなかったとしている。
  A容疑者は、先月、インターネット動画サイト「FC2」に無修正AVをアップロードしたとして、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで逮捕、起訴された。捜査を進める中で、一部の作品について、契約書を渡していなかったことが発覚したという。


2022.12.05-Yahoo!Japanニュース(テレ朝news)-https://news.yahoo.co.jp/articles/f0cff573f8be0e8706dd0f7a422a8c54b8968f08
【業界最大手】東京・渋谷のピンクサロン「スッキリ」実質的経営者ら男2人逮捕 グループは年間数十億売上か

  東京・渋谷のピンクサロンで、周りから見える状態でわいせつな行為をさせたなどとして、実質的経営者ら男2人が逮捕されました。 ピンクサロン「スッキリ」の実質的経営者、A容疑者(54)と実質的運営者のB容疑者(48)は、11月、店内にあるボックス席で女性従業員と男性客がいずれも全裸になり、わいせつな行為をさせていた疑いなどがもたれています。 A容疑者らのグループは、ほかにも千葉県や神奈川県などで同様の店をおよそ20店舗経営していたとみられています。 警視庁は、このグループが、年間数十億円の売り上げがある業界最大手とみて調べています。 取り調べに対し、A容疑者らは容疑を認めています。
テレビ朝日報道局


2022.11.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221129-5YFG7TAT3BLFXK7OPWQD7LNC6Y/
宮台真司さん切られ重傷 都立大で男逃走

  東京都立大の南大沢キャンパスで29日午後に同大教授で社会学者の宮台真司さん(63)が首付近を刃物のようなもので数カ所切り付けられた事件で、宮台さんはキャンパス内の歩道で後ろから頭を殴られた上、切り付けられ、重傷を負っていた。捜査関係者によると宮台さんは病院に運ばれ、命に別条はないが重傷だという。

  宮台さんは女子高校生らの援助交際などを調査した著書「制服少女たちの選択オウム真理教事件などを論じた「終わりなき日常を生きろで注目を集め、テレビやラジオでも積極的に発言。映画評論なども手がける。
  都立大4年の男子学生(22)は「研究室にいたが、建物から出ないようにとのアナウンスが何度も流れ、怖いと思った。学内でこのような事件があり驚いている」と話した。


2022.11.30-Yahoo!Japanニュース(日テレNEWS)-https://news.yahoo.co.jp/articles/3809a195eff6631aeca8827afb060e2846ed3b59
小学校で異臭騒ぎ…児童33人搬送 全員、軽症 大阪・豊中市

  29日朝、大阪府豊中市の小学校で異臭騒ぎがあり、児童33人が体調不良を訴え病院に搬送されました。全員、症状は軽いということです。

  警察と消防によりますと、午前9時15分ごろ、豊中市立豊南小学校の関係者から、「校舎から硫黄のようなにおいがする」と通報がありました。 救急車など16台が出動し、警察によりますと、男子児童19人、女子児童14人の計33人が体調不良を訴え、病院に搬送されました。全員、意識はあり、自分で歩ける状態だということです。
   小学校では当時、授業中でしたが、においが発生した場所が特定できず、児童全員と教職員を体育館に避難させたということで、警察と消防が詳しい原因を調べています。


2022.11.17-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221117-GLPTVIQUTRKM5HWCX674TT53QI/
「お前らタイマンしたら」女性従業員同士で決闘させた疑い 北新地ガールズバー責任者を逮捕​

  大阪の繁華街・北新地のガールズバーで、女性従業員らの「決闘」を計画実行したとして大阪府警天満署が決闘容疑で店の実質責任者だったA容疑者(30)=大阪市福島区=を逮捕、送検したことが17日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は10月31日。A容疑者は大阪市内を拠点とする半グレグループのメンバーとみられる。

  捜査関係者によると、A容疑者は、いずれも10代後半の女性従業員3人と元従業員の女性1人の間でトラブルが起こり、「お前らタイマンしたらええやんけ。場所用意したるわ」と伝えて殴り合いの決闘を計画。8月4日午前0時半ごろ、大阪市北区の系列店舗内を決闘場所として準備し、うち2人に決闘をさせ、約5分間にわたり殴り合いをさせた疑いが持たれている。女性のうち1人が捻挫や打撲などのけがをした。
  同署は女性2人についても決闘容疑で任意で事情を聴いている。当時複数の店舗関係者が決闘を見物していたことも判明し、行方を追っている。
  また当時、決闘に合意しなかった2人のうち、1人が一方的にもう1人を殴り、鼻の骨を折る重傷を負わせたとして同署は殴った女を8月5日、傷害容疑で逮捕した。
  決闘罪は明治22年に制定。実際に決闘を事前に約束して実施した場合のほか、決闘の場所を提供したり立ち会ったりした場合にも適用される。







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