保険の問題-1



2017.10.17-坂口総合保険-https://sakaguti-ins.com/modules/magazine/n72.html
メルマガ第60号「北朝鮮がミサイルを落としてきたら・・・保険は適用されるのか?」について

  秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりました。10月のメルマガは倉敷店の岸本が担当させていただきます。

  今回は「北朝鮮がミサイルを落としてきたら・・・保険は適用されるのか?」についてです。
  ミサイルを打ち上げ後に何らかの破片が上空から落ちてきて被害が発生した場合、その破片の所有国が不明の場合、破片は「落下物」の扱いとなるようです。
  その結果、建物なら火災保険、車なら自動車保険の車両保険(一般)、人なら傷害保険や生命保険や医療保険が適用される見通しです。

  一方、所有国が特定できると話は異なり、「戦争、外国の武力行使、革命、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動」によって生じた損害については、免責となると約款に規定が設けられています。
  ただし、「免責」=「保険がおりない」とは言い切れない場合もあるようです。
  「免責」とは、「保険会社は保険金支払いの責任を負わない」もので、言い換えれば、「責任は無いけど、請求があれば、支払うこともある」ようです。
   実際には1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災の際にも保険会社の財務状況及び運営等に影響がどのくらい及ぶか等も充分に調査検討した上で、ほとんどの保険会社がある程度の保険金を支払った経緯があるようです。
  ただこの70年の間、平和な事に、「外国の武力行使」を理由にした大規模な保険金請求を一度も経験しておらず、その規模や状況の予測も未だ図りきれないのが実情です。
  投稿日時: 2017年10月16日







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