魚場と事故-1



2021.06.11-熊本日日新聞-https://kumanichi.com/articles/266941
拿捕漁船、稚内に帰港・・・ロシアに2週間、10日解放

  北海道稚内市沖のオホーツク海でロシア当局に拿捕され、極東サハリン州南部コルサコフ港に連行された底引き網漁船「第172栄宝丸」が11日早朝、稚内港に帰港した。5月28日から約2週間留め置かれ、10日に解放された

  ロシア国境警備局は10日、栄宝丸がロシアの排他的経済水域(EEZ)の漁業規則に違反したなどとして罰金600万ルーブル(約900万円)を科したと発表。船側は全額納付し、同日午後にコルサコフ港を出たが、稚内港は照明設備がなく夜間は危険なことから、11日の帰港となった。


2021.06.07-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/5a34d8f2020e7dfbeb5d2b346e7a5db16966f450
漁船転覆、ロシア航海士を逮捕 業過致死容疑、北海道・紋別沖

  北海道紋別市沖で、紋別漁協所属の毛ガニ漁船「第8北幸丸」(9.7トン)とロシア船「AMUR」(アムール、662トン)が衝突し、転覆した北幸丸の乗組員3人が死亡した事故で、紋別海上保安部は7日、業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで、ロシア船の当直責任者だった3等航海士のドブリアンスキー・パーベル容疑者(38)を逮捕した。
   逮捕容疑は5月26日午前6時ごろ、紋別市沖のオホーツク海をロシア船で航行中、衝突回避の義務を怠り、操業中だった北幸丸と衝突。転覆させ、乗組員3人を死亡させた疑い。


2021.05.28-Yahoo!Japanニュース(北海道ニュースUHB)-https://news.yahoo.co.jp/articles/724254c8a9dbf37e762bbfd8719f9c267a4e8952
"実弾2発"発砲か…稚内の漁船拿捕される ロシア国境警備局から臨検受け連行 乗組員14人ケガ情報なし

  5月28日午前稚内市の沖合で操業中だった地元漁協に所属の漁船が、ロシア側に拿捕(だほ)されました。
   ロシア側から実弾2発の発砲も受けたとみられ、漁協などが情報を集めています。
   ロシア側に拿捕されたのは、稚内機船漁協所属の底引き網漁船「第172栄寶丸」です。  5月28日午前11時ごろ、稚内沖の宗谷海峡上で操業中、ロシア国境警備局の臨検を受け連行されました。
   関係者によりますと、その際停止命令に従わなかったなどとして、ロシア側から実弾2発の発砲を受けたとみられていますが、乗組員14人のうち、ケガ人がいるとの情報は入っていません。
   栄寶丸はタラやカレイの漁をしていて、現在はサハリンの港に向かっていて、日露中間ラインの日本側で操業していたと主張しているということです。
   漁協などが現在、詳細な情報を集めています。
(UHB 北海道文化放送)


2021.05.26-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210526/k10013051791000.html
海道の毛ガニ漁船とロシア船衝突 漁船乗組員3人死亡

  26日朝、北海道紋別市の沖合のオホーツク海で操業中の毛ガニ漁船
ロシア船籍の運搬船と衝突して転覆し、漁船の乗組員3人が死亡しました。海上保安部は27日以降、双方の船の関係者から本格的に聞き取りを行い、衝突の原因を調べることにしています。
  26日午前6時ごろ、紋別市にある紋別港の北東およそ23キロ沖合のオホーツク海で、毛ガニ漁をしていた紋別漁協所属の漁船「第八北幸丸」(9.7トン)と紋別港に向かっていたロシア・サハリンのネベリスク船籍の運搬船「AMUR」(662トン)が衝突しました。
  この事故で「第八北幸丸」は転覆し、乗組員5人全員が「AMUR」に救助されましたが、紋別海上保安部によりますと、5人のうち機関長の沼端賢良さん(64)と、いずれも甲板員の井上征俊さん(37)、今野俊介さん(39)の3人が死亡しました。
  船長らほかの2人も軽いけがをしました。「AMUR」の乗組員23人にけがはなかったということです。地元の漁協によりますと、当時、船を止めて毛ガニ漁をしていたところ運搬船が衝突し、転覆したということです。また、気象台などによりますと、当時、現場海域では波は穏やかだったものの、濃霧注意報が出されていたということです。
  現在、「AMUR」は紋別港に停泊していますが、乗組員はPCR検査で陰性が確認されるまで上陸できないため、海上保安官が乗船して聞き取りを進めているということです。
  海上保安部は27日以降、双方の船の関係者から本格的に聴取を行うほか、「AMUR」が航行したルートを解析するなどして衝突の原因を調べることにしています。
紋別漁協「周辺海域は当時霧がかかっていた」
  事故を受けて北海道の紋別漁協は記者会見を開き、近くで操業していた僚船の乗組員が当時、周辺の海域は霧がかかっていたと証言しました。  
  紋別漁協は26日午後4時から記者会見を開きました。それによりますと、漁協所属の毛ガニ漁船「第八北幸丸」は午前4時にほかの5隻と船団を組んで紋別港を出発し、その後、沖合で毛ガニ漁のかごを揚げる作業をしていました。
  毛ガニの漁船団を率いていた神敏雄船団長によりますと、当時、周辺の海域は霧がかかっていましたが、操業を始めてすぐにロシア船を確認し、「第八北幸丸」を含むほかの船舶に注意するよう無線で呼びかけていたということです。
  午前6時ごろ、再度、僚船に無線で呼びかけても「第八北幸丸」から返事がなく、およそ30分後に止まっていたロシア船に近づいたところ転覆した漁船を確認したということです
  紋別漁協の飯田弘明組合長は「ロシア船は紋別港に向かう本来の航路から外れていて、なぜそのような動きかたをしたのか非常に不可解だ。レーダーを見ていれば船体の陰が映るはずなのに疑問に思う」と話していました。
ロシア側も船員から聞き取り調査行う
  北海道紋別市の沖合のオホーツク海で日本の毛がに漁船とロシア船籍の運搬船が衝突し、日本人の乗組員3人が死亡したことを受けて、ロシア極東サハリン州の捜査当局は、衝突した「AMUR」の船員から、過失がなかったかなど聞き取り調査を行うと発表しました。
  東京にあるロシア大使館はフェイスブック上で「お亡くなりになった方々のご家族、ご親族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。日本側と緊密に連絡を取り、当時の状況の解明に努めているところです」とコメントしています。
  ロシア国営メディアによりますとこの船は、1989年に日本で建造され、現在はロシア極東サハリン州にある水産会社「アムールスコエ」が所有する中型のトロール漁船だと伝えています。
  「アムールスコエ」の担当者は、NHKの取材に対し「情報収集を行っているが、船も船員も日本側にあるので、まだ状況がつかめていない。航路はいつもと同じところを通っていた」と話しています。
ロシア船「AMUR」の航跡は
  船舶の位置情報をもとに運航ルートを公開している民間のホームページ「マリントラフィック」によりますと、毛ガニ漁船と衝突したロシア船籍の「AMUR」は、25日午後1時ごろサハリンを出港し、北海道に向かってオホーツク海を南に進んでいました。
  衝突した時刻の26日午前6時ごろには、紋別港に向かって右側に方向転換した直後スピードが急激に遅くなり停止しました。
ロシア当局「霧で視界不良か」
  日本の漁船とロシアの運搬船が衝突したことについて、ロシア極東サハリン州の国境警備局の担当者はNHKの取材に対して、ロシア船籍の船「AMUR」が衝突したという事実を認め「日本側には死者とけが人が出ているようだ。ロシア側には船員23人が乗っていたがけが人はいない」と話しています。
  そのうえで「この船はふだんからこの航路を航行していたが、けさは霧の影響で周辺の視界が悪かったために漁船に衝突したようだ」と話し、天候不良が要因だったという見方を示しています。
加藤官房長官「2人は命に別状なし」
  加藤官房長官は、午前の記者会見で「ロシア側から紋別海上保安部に連絡があり、午前8時半ごろ巡視船が現場に到着し、漁船が転覆していることを確認するとともに5人の引き渡しを受け、午前10時すぎに紋別港に到着して、5人を消防に引き渡した」と説明しました。
  そのうえで「5人のうち3人は死亡が確認され、残り2人については負傷しているものの命に別状はないと聞いている」と述べました。
紋別沖の毛ガニ漁とは
  事故が起きた北海道オホーツク海の紋別沖は毛ガニ漁が盛んな場所で、例年、流氷が遠ざかる3月ごろから7月にかけて行われます。
  ことしもオホーツクの毛ガニは資源不足が深刻な状況ですが、流氷の下の冷たい海で栄養を蓄え、身が締まって味のよいものが多いということです。
  26日は「第八北幸丸」など紋別漁協所属の漁船6隻が船団を組んで出漁し、現場海域で漁をしていました。


2020.9.17-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/171eb72a384a8bcd564d80aabc8dd32e55a3ff4b
遠いサンマ漁場、危険も 漁船転覆事故1年

  魚影を求めて公海まで出たサンマ漁船「第65慶栄丸」(29トン)が北海道・納沙布岬の約600キロ沖合で転覆し、船長が死亡、乗組員7人が行方不明になった事故は17日で1年。サンマ漁は昨年同様にことしも不振となっており、危険と隣り合わせで遠くに出漁せざるを得ない状況が続いている
  昨年は不漁を背景に、100トン以上の大型船のほか、慶栄丸と同規模の中型や小型の船までしけやすい公海へ魚群を求めて出漁した。転覆事故について調査した運輸安全委員会は、慶栄丸が帰港途中に高波と突風が重なり転覆した可能性があると指摘した。








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