害虫の問題-1
2023.10.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20231030-CDDTIAZ7GFL2ZE7SOWL2XEBD2U/
和歌山で被害拡大のクビアカツヤカミキリ 被害防ぐためウメとモモの産地で研修会
和歌山県は、
ウメやモモなどの果樹で被害が広がっている特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の対策研修会を開く。会場は一大産地のみなべ町と紀の川市の2カ所で、果樹農家などが対象。県の担当者は
「産地を守るために、ぜひ研修に参加し、危機感を持って対策にあたってほしい」と呼びかけている。
クビアカツヤカミキリは成虫で3~4センチ。果樹の幹や樹皮の割れ目に産卵し、孵化(ふか)した幼虫がそのまま住み着いて果樹内部を食い荒らす。
1~3年かけて成虫化し、春から夏にかけて飛び回り卵を産み付ける。繁殖力が強く、成虫1匹で千個以上の卵を産み付けた例もあるという。
県内では、令和元年11月にかつらぎ町の6農園でモモとスモモの木計11本で被害を初確認。その後、
紀の川市や和歌山市など徐々に被害エリアは広がり、今年初めて御坊市、日高川町などでも被害が確認された。これまでの被害は5市3町で延べ2千本以上で、このうち今年判明したのが583本に上るなど深刻化している。
研修会では、県内の被害状況に加え、成虫への対処方法など、最新の研究事例を紹介。
クビアカツヤカミキリの被害の特徴である幼虫のふんと木くずが混ざった痕跡「フラス」の見つけ方や、被害を発見した場合の対処方法などを学ぶ。
みなべ町では町生涯学習センターで11月16日午後1時半~3時に開催。先着100人。紀の川市は粉河ふるさとセンターで来年1月31日午後1時半~3時に開く。先着130人。ともに参加費無料。問い合わせは
県農業環境・鳥獣害対策室(073・441・2905)か最寄りの振興局へ。
2020.11.25-中部経済新聞-https://www.chukei-news.co.jp/news/2020/11/25/OK0002011250f01_01/
ウンカ猛威、稲作に打撃 大陸から飛来、高温少雨で西日本被害 24府県警戒、早期防除重要
稲の養分を吸い取る害虫「トビイロウンカ」が猛威を振るい、
西日本を中心に打撃をもたらしている。今年警報や注意報を出したのは24府県(10月時点)に上り、特に九州は2年連続の「不良」となった。専門家は早めの防除や品種の分散などの対策が重要