イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)-1


2020.2.1-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200201/k10012268571000.html
イギリス EUから離脱 加盟国で初めて 貿易協定交渉は難航か

イギリスは半世紀近く加盟していたEU=ヨーロッパ連合から離脱し、イギリスとEUは歴史的な節目を迎えました。双方は新たな関係を築くため、ことし末までに自由貿易協定の締結を目指すことになりますが、交渉は難航も予想されます。
  イギリスは31日午後11時、日本時間の1日朝8時に、前身のEC=ヨーロッパ共同体を含め47年にわたって加盟してきたEUから離脱しました。
  拡大を続けてきたEUにとって加盟国が離脱したのは初めてで、加盟国は27か国になりました。
  離脱を受けてジョンソン首相はツイッターで「この国の暮らしにとって極めて大きな転換点だ。団結して離脱がもたらすチャンスをいかそう」と呼びかけました。
  一夜明けた1日、イギリスの主要な新聞には「EUにさよならを言った日」といった見出しが一面を飾り、市民の間からは「EUから離脱し、自分たちだけになったほうが必ず国はよくなる」という声が上がる一方で、「落ち込んでいる。この先、何が起きるかわからず心配ばかりだ」と、先行きへの懸念を示す声も出ていました。
  イギリスは、離脱に伴う急激な変化を避けるために設けられた移行期間に入り、EU加盟国と同じルールが適用されるため、EUとの間で関税なしで自由にモノを取り引きできるなど、ことし末まで実質的な変化はありません。
  移行期間の間、イギリスとEUは新たな関係を築くため、自由貿易協定の締結を目指すことになりますが、できるだけ有利な条件で交渉を妥結させたいイギリスに対し、EU側は容易に譲歩しない考えを示していて交渉は難航も予想されます。
「さよならEU」の大歓声
  ロンドンの中心部にあるイギリス議会前の広場には、離脱の瞬間を祝おうとイギリスの国旗を持った大勢の人が集まりました。
  2016年の国民投票の際、イギリス国内で離脱の世論を主導した離脱党のファラージュ党首が壇上で演説し、「もうすぐわれわれは民主的で、主権のある、独立した、誇りある国になる」などと演説すると、大きな歓声がわきおこりました。
  そしてカウントダウンのあと、現地時間の午後11時、離脱の瞬間を迎えると、「さようならEU」とか「イギリスは自由だ」などのことばとともに大歓声が上がり、人々は抱き合って国歌を歌っていました。
米国務省 「英政府の決定を支持」
アメリカ国務省は31日、イギリスがEUから離脱したことについて「イギリス政府の決定を支持する。強い結び付きがある同盟国との協力を続けていく」という声明を出しました。
  アメリカが離脱を支持する最大の理由は、今後のイギリスとの貿易の拡大にあります。
  アメリカ第一主義を掲げて各国との貿易を大幅に見直しているトランプ政権は、中国に次いで貿易赤字が多いEUとの間で、貿易協定を結ぶことを目指していますが、EUに加盟する各国の反発などで交渉が進んでいません。
  こうした中、アメリカはEUを離脱したイギリスと速やかに2国間の交渉にとりかかりたい考えで、アメリカ産の農産品の輸出拡大などの実現を目指しているとみられます。
仏マクロン大統領 「深く考えるべき歴史的な警告」
フランスのマクロン大統領は31日、テレビ演説を行い、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱することについて「EU各国が記憶にとどめ、深く考えるべき歴史的な警告だ」と述べ、EUの統合を今後も進めていくためには改革を推し進めることが重要だと訴えました。
  そのうえで離脱後のイギリスとの関係について「できるだけ緊密で、安定した関係となることを望むが、これまで何十年も保ってきた関係とは同じではない」と述べました。
「EUのへそ」が南東に移動
イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱することでEUの地理的な中心、いわば「EUのへそ」が南東に移ります。
  新たな「へそ」となるドイツの村では記念の式典が行われます。
  緯度や経度などのデータに基づくEUの地理的な中心は、現在、ドイツ南部バイエルン州のベステルングルント村にあります。
  これが、イギリスがEUから離脱することで南東におよそ50キロ移動し、新たな「EUのへそ」は同じバイエルン州のガートハイム村に移ることになります。
  人口およそ80人、畑が広がるガートハイム村では、イギリスが離脱する日本時間の1日午前8時にあわせて、地元の住民が参加して記念の式典が行われます。
  現地にはEUの中心を示すポールや、EUの旗が掲げられていて、式典を前にした31日には、住民たちが記念撮影に訪れる様子が見られました。
  ガートハイム村の代表は「村が有名になるのは喜ばしいことだが、イギリスがEUから離脱していいことは何もない」と話しています。
離脱の影響を懸念する投稿相次ぐ
イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱した時刻と前後して、イギリスのツイッターにはEU離脱を意味する“#Brexit(ブレグジット)”以外に「私はヨーロッパ人」を意味する“#IamEuropean”や「今もヨーロッパ人」という意味の“#Still European”といったハッシュタグのついたツイートが多数、投稿されました。
 こうしたツイートには「離脱は何の利益もない。痛みと悲しみしかもたらさない」とか「私たちは戻ってきます。再びEUに加入するための運動がきょうから始まります」といった離脱による影響を懸念する投稿が多く見られました。


2020.1.28-産経新聞 THE SANKEI WEB-https://www.sankei.com/world/news/200128/wor2001280031-n1.html
EU離脱直前、北アイルランドの国境付近はカトリック過激派の活動続く
(1)
英国の欧州連合(EU)離脱が31日に迫る中、英国からの分離をめぐる紛争の舞台となった英領北アイルランドで、治安情勢の不安定化が懸念されているEU加盟国の隣国アイルランドとの統一を求める北アイルランド住民の一部に、離脱への強い反発があるからだ。国境付近の町、ロンドンデリーでは、過去の紛争でテロ行為を繰り返したカトリック系のアイルランド共和軍(IRA)を想起させる過激派「新IRA」が資金調達などを活発化しており、国境付近でテロなどが発生することを住民らが警戒している。
警戒解けない住民
「IRAに加わろう」「N(新) IRA」
 レンガ造りの公共住宅が立ち並ぶロンドンデリー中心部を歩くと、住宅の玄関やフェンスに、白や緑のスプレーで書かれた落書きが目につく。現地の男性(42)は「こんな落書きが増えた。新IRAの若者がメンバー募集を呼びかけているのだろう」と話す。
  人口約10万人のロンドンデリーは、その7割近くの住民が英国から分離してアイルランドとの統一を求めるカトリック系だ。
  北アイルランドでは、1960年代以降、カトリック系と、英国統治を支持するプロテスタント系勢力の対立が激化し、98年の和平合意までに約3500人が犠牲になった。
  和平合意後、プロテスタント系と武力闘争を繰り広げていたIRAの活動は終了した。だが、合意に納得しなかった一部のIRA民兵が10~20代のメンバーを募り、新IRAを2012年ごろに立ち上げたとされる。昨年、ロンドンデリーで自動車爆弾によるとみられる爆発を起こしたほか、暴動を取材中の女性記者を流れ弾で死亡させた。
(2)
地元住民によると、新IRAは現在、表向きは地元の政党を名乗る一方、40~50人のメンバーが薬物の売買や強盗などで資金を調達。現地警察はテロ行為を行うことを警戒し、ロンドンデリーの新IRAの拠点周辺を24時間体制で監視しているという。
国境と貧困
  新IRAのテロ活動が懸念される背景には国境問題がある。
  英領北アイルランドとアイルランドの境界には現在、検問所や税関がない。紛争時に厳重に管理された英・アイルランド国境は英国統治の象徴で、EU離脱で国境に物理的な分断を示すものができれば、カトリック過激派のテロの標的になる恐れがあった。
  ジョンソン英首相は、英本土と北アイルランドの間で税関検査を行う方針で、北アイルランドとアイルランドの境界で厳格な国境管理が復活することはなくなった。ただ、監視なしで国境付近で密輸を完全に防ぐのは難しいとされる。地元住民のロサ・オダヘティさん(23)は「新IRAは、監視の要員やカメラを『新たな国境管理』として標的にし、周辺でテロを起こす可能性がある」と危機感を抱く。
  新IRAの活動には、貧困問題も根底にある。ロンドンデリーでは失業率が上昇しており、紛争の歴史を知らず、暴力行為で貧困の不満を解消するために新IRAに入りたがる若者もいるという。プロテスタント系の住民との相互理解を目的に和平活動に従事する元IRA民兵のロバート・マッククレナガンさん(62)は「新IRAのメンバーには直接、『紛争を繰り返さないでほしい』と伝えている」と打ち明ける。
自治政府に亀裂か
  一方、和平合意後に沈静化していたプロテスタント系とカトリック系勢力の対立が、再び表面化したとの見方がある。
  北アイルランドでは11日、不在状態が続いていた自治政府が3年ぶりに復活。根強い対立が続いていた英本土との一体性を主張する北アイルランド民主統一党(DUP)とカトリック系のシン・フェイン党が自治政府の再建で合意した。しかし、自治政府の議員は「政府が再開してまだ約2週間だが、両党の議論が微妙にかみ合わず、すでに亀裂が生まれ始めている」と不安を口にした。
  (ロンドンデリー 板東和正)


2020.1.20-産経新聞 THE SANKEI WEB-https://special.sankei.com/a/international/article/20200120/0003.html
英スコットランドで高まる独立運動 住民投票再実現へ燃える若者 EU離脱が背中押す

英国の1月末の欧州連合(EU)離脱が迫る中、EU残留派が多くを占める英北部スコットランドで独立を求める声が高まっている。ジョンソン首相は独立の是非を問う2回目の住民投票の実施を拒否しているが、政府に圧力をかけ続ければ投票の実現につながると信じる現地住民は多い。一方、財政に与える影響を考慮して独立に反対する意見も根強く、世論は二分している。(エディンバラ 板東和正)
   「次の住民投票を実施できれば独立派が勝てる!」
スコットランドのエディンバラ生まれの俳優、アンガス・ネルソンさん(20)は、2回目の住民投票について興奮気味に話した。


2020.1.14-LiveDoor-https://news.livedoor.com/article/detail/17660708/
英女王、ヘンリー王子夫妻の王室離脱認める 異例の声明に込められた「お婆ちゃん」の思い

1月9日(2020年)に「主要王族から退く」と発表したイギリスのヘンリー王子(35)とメーガン妃(38)。突然の発表を受け、英王室では日本時間昨日(1月13日)夜11時にエリザベス女王(93)、チャールズ皇太子(71)、ウイリアム王子(37)がノーフォークのイギリス王室宮殿に集まり、緊急家族会議を開いた。会議にはメーガン妃もカナダから電話で参加した。
  前代未聞のロイヤルサミットは未明に終わり、エリザベス女王は「私の家族も、私も、新しい生活を送りたいというヘンリーとメーガンの願いを全面的に支持します。ヘンリーとメーガンは新しい生活では公的資金に頼りたくないということを明確にしました」と声明を発表した。
「家族」としての姿を示した女王の声明
  英王室ジャーナリストの村上あいさんによると、声明文はエリザベス女王が一方的に折れ、完全に2人の要求を飲んだ形になっているという。
  今後ヘンリー王子とメーガン妃は移行期間として、イギリスと北米を行き来しながら生活するというが、どのような生活になるのか。ヘンリー王子はカナダ・バンクーバー島で別荘を借りているが、買い取る場合の価格は15億円と予測され、生活費も年間2~3億円、警護費用も1億円と見積もられている。
  村上さんによると、声明では経済的な自立の具体的な方法が表明されておらず、これでは国民は納得しないという。
  司会の加藤浩次「結婚した時から自立したいという意思は表明していた」
  箕輪厚介(編集者)「国民感情として、お金の流れは筋を通してねというのがあると思う」
  ヘンリー王子の収入だが、95%がチャールズ皇太子からの援助で、政府からの助成金は5%程度だ。一見公的資金は少ないように見えるが、事情はそう簡単ではない。
  ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「チャールズ皇太子からの援助は、14世紀にイギリス王の世継ぎが生きるための領土が作られた不動産収入から。私費といえば私費だが、現在の国民から見ると私費か公金か微妙なところ」
  キャンベルによると、女王の声明文も異例なものだという。
  ロバート・キャンベル「女王の言葉自体が、これまでのどの声明文より人として家族を気遣う文章になっている。今まで女王はWeを使っていたが、今回はIを使っている。また、女王は子供や孫をこれまで(サセックス公爵など)称号で呼んでいたが、声明文ではヘンリー、メーガンなどファーストネームで呼んでいる。『家族』としての姿を示している」


2020.1.13-AFP BB NEWS-https://www.afpbb.com/articles/-/3263260
北アイルランド自治政府が3年ぶり復活、英首相は「4地域」の未来を歓迎
(発信地:ベルファスト/英国 [ 英国 ヨーロッパ ])

【1月13日 AFP】政党間の対立で自治政府が3年間にわたり機能停止に陥っていた英領北アイルランドで11日、議会が再開された。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexitの日が迫る中、英統治の維持を望むプロテスタント系ユニオニスト政党と、アイルランドへの併合を求めるカトリック系ナショナリスト政党が連立案に合意した。
  ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は、13日の北アイルランド訪問を前に声明を出し、「北アイルランドの人々にとって歴史的な時だ」と共同自治の再開を歓迎。「この先の10年間は北アイルランドと英国全体にとって、機会に満ちた信じがたいほど素晴らしい時代になるだろう。われわれは団結して4地域の可能性を解き放つ」と述べた。
  復活した自治政府の首相には、プロテスタント系強硬派の民主統一党(DUP)のアーリーン・フォスター(Arlene Foster)党首が指名された。副首相には、カトリック系の民族主義政党シン・フェイン党(Sinn Fein)のミシェル・オニール(Michelle O'Neill)副党首が就任する。
  ベルファスト(Belfast)郊外ストーモント(Stormont)に設置された北アイルランド議会は2017年1月、再生可能エネルギー政策の費用高騰をめぐるスキャンダルがきっかけで崩壊。議員90人は臨時本会議を何度か開き、激しい折衝を繰り返してきたが解決策は見いだせず、基本的な行政サービスが滞っていた。
  フォスター氏は、「この3年間は分断と非難の応酬に終始してしまった」「だが、決意と共に前進する時が来た」と述べた。
  北アイルランドは面積こそ小さいものの英国にとっては戦略的に重要な地域。英政府は、シン・フェイン党とDUPが合意すれば北アイルランドに多額の助成を行うと約束していた。(c)AFP


2020.1.9-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200109/k10012239591000.html
英 ハリー王子夫妻 王室と一定の距離置く考え表明 波紋広がる

イギリス王室のハリー王子夫妻は8日、声明を発表し、王室の中心的なメンバーとしての役割から退き、王室とは一定の距離を置きたいという考えを明らかにしました。イギリスメディアは、エリザベス女王への事前の相談なく発表したなどと伝え、波紋が広がっています。
  イギリス王室のハリー王子と妻のメーガン妃は8日、ソーシャルメディアなどを通じて声明を発表しました。
  声明では「2人で検討を重ねた結果、王室における進歩的で新たな役割を切り開いていくことを決めた」として、王室の中心的なメンバーとしての役割から退き、経済的に独立できるよう取り組んでいくとしています。
  そして、引き続きエリザベス女王を支えていくものの、イギリスと北米で生活する計画だとし、王室とは一定の距離を置きたいという考えを明らかにしました。
  これに対しイギリス王室の広報は、「夫妻の希望は理解するが、複雑な問題で検討するのに時間が必要だ」というコメントを発表しました。
  イギリスメディアは、ハリー王子夫妻が大衆紙など一部のメディアによる取材が過熱していることに強い不満を抱いていたことが、今回の動きの背景にあるという見方を示しています。
  また公共放送BBCは、声明の発表はエリザベス女王や兄のウィリアム王子への事前の相談なく行われたと伝えるなど、イギリス国内で波紋が広がっています。








このTopに戻る










monomousu   もの申す
最近のニュース
TOPにもどる