中国の宇宙計画-1



2022.11.30-Yahoo!Japanニュース(KYODO)-https://news.yahoo.co.jp/articles/e9243f3de450055855efadce8b58aced2ca2dbf0
中国独自の宇宙ステーション完成 有人船ドッキング、米ロに対抗

  【酒泉、北京共同】中国が29日深夜(日本時間30日未明)に打ち上げた有人宇宙船「神舟15号」は30日、中国が独自に建設してきた宇宙ステーション「天宮」にドッキングした。国営メディアが伝えた。飛行士が天宮に乗り移り、ステーションは実質的に完成した。習近平指導部は「自主技術」によるステーションだと強調し、宇宙開発の実力向上を誇示している。

  日米やロシア、カナダなどが運用する国際宇宙ステーション(ISS)は老朽化も指摘されている。中国当局は天宮に外国の飛行士を受け入れる計画もあると説明しており、宇宙開発分野で国際的な主導権を握ることを狙っている。


2022.10.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20221031-UKU5HICUAROOZBRHG75R2J366A/
中国、宇宙ステーション完成に向け実験施設打ち上げ

  【北京=三塚聖平】中国は31日、独自の宇宙ステーションを構成する宇宙実験施設「夢天」を、運搬ロケット「長征5号B遥4」に搭載して海南省の文昌宇宙発射場から打ち上げた。建設中の宇宙ステーションにドッキングさせる計画で、完成に向け最終段階に入っている。

  夢天は、重量が約23トンで、宇宙飛行士が実験などを行う施設となる。今年7月には別の実験施設「問天」を打ち上げ、建設中の宇宙ステーション「天宮」の中核部にドッキングさせている。
  習近平国家主席は10月に開催した中国共産党大会で「宇宙強国」を掲げ、取り組みを加速させる方針を強調した。宇宙分野でも対立長期化が見込まれる米国に対抗する考えだ。


2022.06.06-REUTERS-https://jp.reuters.com/article/space-exploration-china-spacestation-idJPKBN2NM0KZ
中国、有人宇宙船打ち上げ ステーション年内完成に前進

  [北京 5日 ロイター] - 中国当局は5日午前10時44分(日本時間同11時44分)に同国北西部の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神船14号」をロケット「長征2号F」に搭載して発射した。国営テレビが中継した。乗組員3人は、中国が独自に建設中の宇宙ステーションに約半年間滞在する予定。

  宇宙ステーションが予定通り年内に完成すれば、中国の30年にわたる有人宇宙開発の大きな節目となる。中国人がステーションに常駐する体制もできる。
  中国の宇宙ステーションは、質量で国際宇宙ステーション(ISS)の5分の1となる見込み。昨年4月の居住棟の打ち上げとともに建設が始まり、今年7月と10月のそれぞれに打ち上げる実験棟を連結して全体を完成させる
  3人の飛行士は、空軍パイロット出身を含む男性2人と10年前に中国人初の女性飛行士となった女性1人。実験棟をステーション中核部分に連結させる作業などを行う。12月に「神船15号」に搭乗する後任の飛行士と交代して地球に帰還する。


2022.04.28-SciencePatalChene-https://spc.jst.go.jp/experiences/science/st_2203.html
中国の宇宙開発動向
【22-03】定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その19)参考資料

2022年04月28日 辻野 照久(元宇宙航空研究開発機構国際部参事)(中国の宇宙開発動向(その19)よりつづき)
2021年版中国宇宙白書(仮訳)
ScienePotal CHINA この内容は-上の最近ノニュースをクリックしてください)

はじめに
  習近平総書記は、「広大な宇宙を探検し、宇宙産業を発展させ、宇宙強国を構築することは、宇宙の夢を絶え間なく追求することである」と指摘した。
  2016年以来、中国宇宙事業は革新と開発の「追い越し車線(快车道)」に入った。宇宙インフラストラクチャ(訳注:地球観測・航行測位・通信放送の3ミッションの総称)の構築は着実に進んでいる。北斗全球衛星ナビゲーションシステムが完成し、高解像度の地球観測システムが基本的に完成し、衛星通信と放送サービスの機能が着実に強化され月探査プロジェクトの「三歩走(繞・落・回の3つのステップ)」が成功裏に完了し、中国の宇宙ステーションの建設が開始された。「天問1号」は地球-月システムから惑星間探査への飛躍を達成し、世界中の注目を集める輝かしい成果を達成した。
  今後5年間で、中国宇宙事業は新しい開発段階に基づいて、新しい開発コンセプトを実装し、新しい開発パターンを構築し、高品質の開発要件に従って、宇宙科学・宇宙技術・宇宙応用の全面的な開発を推進し、宇宙強国の全面的な建設を開始し、国家の大局的な発展への従事・宇宙空間での活動における人類の運命共同体の構築及び人類文明の進歩の促進にさらに大きな貢献をしていく。
  本白書は、2016年以降の中国の宇宙活動の主な進捗状況及び今後5年間の主な課題を紹介し、国際社会における中国の宇宙産業の理解をさらに深めることを目的として発行した。

目次
はじめに
1.宇宙強国を総合的に構築する新しい旅を開始(1)開発目的(2)開発ビジョン(3)開発の原則
2.宇宙技術と宇宙システムの開発(1)宇宙輸送システム(2)宇宙インフラ(3)有人宇宙飛行(4)深宇宙探査(5)射場と管制(6)新技術試験(7)宇宙環境ガバナンス
3.宇宙応用産業の育成と拡大(1)衛星公共サービス(2)宇宙応用産業
4.宇宙科学探査と宇宙科学研究の展開(1)宇宙科学探査(2)宇宙環境での科学実験
5.宇宙ガバナンス近代化の推進(1)宇宙イノベーション能力の継続的向上(2)宇宙産業の基本的な能力の強化(3)宇宙応用産業の発展加速(4)商業宇宙開発の奨励及び指導(5)法の支配の下での宇宙産業建設の積極的推進(6)高レベルの宇宙人材チームの構築(7)宇宙科学普及教育と宇宙文化建設の精力的実施
6.宇宙における国際協力の新しいパターンの構築(1)基本政策(2)主要な進展(3)今後の協力の重点
おわりに
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2022.04.22-SciencePatalChene-https://spc.jst.go.jp/hottopics/2105/r2105_tsujino.html
定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その15)
2021年04月22日 辻野 照久(元宇宙航空研究開発機構国際部参事)


  今回は、定点観測シリーズの第15回目として、2021年1月1日から3月31日までの3か月間の中国の宇宙開発動向をお伝えする。
  2020年末までの第13次5カ年計画期間が終了し、2025年末までの第14次5カ年計画が開始された。今後5年間で、小康社会の総仕上げが進められ、宇宙強国建設に向けて有人宇宙活動や深宇宙探査が活発に行われ、宇宙インフラの整備のために再使用型ロケットが多用される時代になると予想される。
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2022.04.16-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20220416-KBMXRXE5QJKZFANUDSU5ALJBT4/
中国の宇宙飛行士3人帰還 半年滞在、最長更新

  中国の有人宇宙船「神舟13号」の飛行士3人が16日午前、半年間滞在した建設中の独自の宇宙ステーションから地球に無事帰還した。1回の宇宙滞在期間としては中国の最長記録を更新。国営中央テレビが帰還を実況中継し、宇宙開発の進展をアピールした。

  3人を乗せた宇宙船は内モンゴル自治区に着陸。出迎えの関係者に手を振った。
  中国は昨年10月に神舟13号を打ち上げた。3人は宇宙ステーションの中核部分「天和」で技術面の検証などを実施。中国は飛行士の交代と物資の補給を繰り返し、ステーションの運用に向けた準備を本格化させている。(共同)



2021.10.20-Yahoo!Japanニュース(PRESIDENTO online)-https://news.yahoo.co.jp/articles/a82a38c0ab04dda01950e2c694c7198eb5a6704e
「宇宙空間は中国だけのものになる」習近平の宇宙進出が大暴走を続けるワケ
(1)
  10月16日、中国が有人宇宙船「神舟13号」を打ち上げ、その6時間半後には建設中の宇宙ステーションへのドッキングに成功した。女性1人を含む宇宙飛行士計3人が乗り移った。3人は半年間滞在する。計画では宇宙飛行士の宇宙空間における健康状態や生活への影響について調査するほか、建設にともない数回の船外活動も実施する。

  中国は今後も実験棟や物資補給船を打ち上げ、来年12月には宇宙ステーションの建設を終了する予定だ。
  宇宙ステーションの建設について中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は「われわれ人類の宇宙空間の平和利用にとって先駆的な貢献となるに違いない」と強調している。
   だが、その言葉とは裏腹に、宇宙開発でもアメリカに対抗する習近平政権の覇権主義が顕著である。  宇宙ステーションは軍事転用が可能だ。たとえば、特殊なレーザー兵器やミサイルを搭載すれば、他国の人工衛星などを攻撃するキラー衛星にもなる。そうしたSF映画のようなことが現実になりつつある。

   中国の宇宙空間の開発は軍部である人民解放軍と深く関係し、今回の宇宙飛行士の3人も空軍出身者だ。何が宇宙の平和利用なのか。どこが貢献なのだろうか。中国の宇宙開発はアメリカに対抗するための軍拡そのものなのである。

■国際宇宙ステーションは3年後には運用期限を迎える
  一方、国際宇宙ステーション(ISS)は基本的に日本、アメリカ、カナダ、ロシアのほかに欧州各国の計15カ国が参加協力している。2011年に完成し、複数の飛行士が半年から1年にわたって滞在して宇宙空間での実験を続けてきた。だが、残念ながら国際宇宙ステーションは老朽化が進み、2024年には運用期限となり、高度400キロの地球上空を周回する宇宙基地としての役目を終えるとみられている
   国際宇宙ステーションがなくなると、中国の宇宙ステーションが唯一となる可能性が高い。それだけに覇権主義の習近平政権は「宇宙強国」を目指し、宇宙空間の開発分野で国際的な影響力を強めようとしている。しかも中国は宇宙空間を自分たちのものとしか考えていないところがある。
   今年は中国共産党の創建100年の節目の年に当たり、来年には5年に1度の共産党大会が開かれる。中国共産党は中国国家の上に位置する。その中国共産党史上、毛沢東に並ぶ存在を目指す習近平国家主席はこの党大会で「党主席」の地位に就き、おのれの政権の長期化を実現させようと必死だ。宇宙ステーションの建設をはじめとする宇宙空間の開発も、そのための演出のひとつなのである。
(2)
■今年5月には中国探査機が火星への着陸に成功
   中国の宇宙空間への進出は宇宙ステーションだけではない。今年5月15日には初めて探査機の火星への着陸に成功した。探査機の火星着陸は技術的にかなり難しいといわれる。にもかかわらず、すでに中国は着陸させた探査機に搭載された無人探査車を使って火星の地形などを詳しく調査しているとみられる。  これまでも中国は2019年1月に世界で初めて月の裏側に無人の探査機を着陸させている。昨年6月にはアメリカのGPSに対抗する衛星測位システムも完備した。今後、宇宙飛行士の月面着陸を成功させ、火星への有人飛行の段階に入るだろう。

   しかし、中国の宇宙開発は安全性が疑われ、透明性にも欠ける。たとえば、5月9日には打ち上げた大型ロケットの残骸が、モルディブ近くのインド洋に落下した。残骸は全長約30メートルと大きく、当初から大気圏で燃え尽きずに落下する恐れが指摘されていた
   けが人などの被害はなかったが、懸念が現実となった格好だ。人口の多い都市部に落ちていたら大きな被害が出ていた可能性がある。同様のトラブルは昨年5月にもアフリカのコートジボワールで起きている。
   日本を含む世界を危険にさらした中国の習近平政権の責任は重い。だが、中国はまったく反省していない。この点については、5月18日付の記事<「ついに火星到着も、ロケット残骸が落下」中国の乱暴すぎる宇宙開発が止まらない>でも触れた。

■国際社会のルールや倫理感に背く行為は許されない
  習近平政権の強権的かつ覇権主義的な行動は枚挙にいとまがない。
   台湾に対しては、中国軍用機が台湾の防空識別圏(ADIZ)への進入を繰り返すなど軍事的圧力をかけ、「台湾は中国の一部。統一を実現することが中国共産党の歴史的任務だ」と訴える。同じく「核心的利益と主張する香港では強制力と言論弾圧で民主派を一掃し、「これからも国家安全維持法により民主主義を取り締まり、長期的な繁栄と安定を維持する」と強調する。
   大きな軍事力をバックに東シナ海や南シナ海の浅瀬を埋め立てて人工軍事要塞を築き、沖縄県の尖閣諸島を「中国の領土の不可分の一部」とみなして中国海警船を侵入させては日本漁船を追い回している。
   ジェノサイド(集団殺害)が国際問題になっている新疆(しんきょう)ウイグル自治区に対しても譲ることのできない核心的利益」「他国の口出しは内政干渉との主張を繰り返す
   中国国内では世界第2位の経済大国にのし上がった裏側で、大躍進運動、文化大革命、天安門事件によって余りにも多くの犠牲者を出してきた
   習近平政権の国際社会のルールや倫理感、秩序に背く行為は、決して許されない。
(3)
「宇宙空間は中国だけのものになる」習近平の宇宙進出が大暴走を続けるワケ
■「中国の宇宙軍拡 日米協力で脅威を抑えよ」と産経社説
   7月6日付の産経新聞の社説(主張)はその書き出しで「日本は、中国の宇宙分野の軍拡を警戒し、抑止力を高めるべきだ」と訴え、「宇宙ステーションの関連技術が軍事利用されない保証はない」と指摘する。
   さらに後半部分で「日本は、自国や同盟国米国の宇宙を利用した通信・監視システムが攻撃され、機能不全に陥らないよう備える必要がある」と主張する。見出しも「中国の宇宙軍拡 日米協力で脅威を抑えよ」である。
   残念ながら現在の中国に、日本だけで対抗するのは難しい 頼りになるのはアメリカの存在だ。その現実を日本はしっかりと認識するとともに防衛力をより高度に高める必要がある。「天は自ら助くる者を助く」の精神を忘れてはならない。
■「成果に伴う責任の自覚を」と毎日社説
  5月27日付の毎日新聞の社説は「『宇宙強国』目指す中国 成果に伴う責任の自覚を」との見出しを掲げ、こう書き出す。
   「中国が打ち上げた無人探査機が初めて火星への着陸に成功し、地質などの調査を始めた。米国に次ぐ2カ国目であり、宇宙開発においても米中競争の構図が鮮明になった」 「火星の大気は地球の1%と薄い。地球からの通信はすぐ届かず、探査機を自律制御で動かす高度な技術が求められる。中国は最初の挑戦で達成した」
  アメリカをしのぐ宇宙開発の技術力のあった旧ソ連でさえ何度も失敗を繰り返した。それだけ、火星探査は難しい。火星探査など宇宙空間の開発技術における中国の実力はあなどれない。
   毎日社説は「米国との宇宙協力は断絶状態だが、ロシアや欧州とは連携してきた。発展途上国の衛星打ち上げも支援し、影響力を拡大している」と指摘し、「一方で、急激な台頭は、国際社会の懸念を呼び起こしている」と書く。
   連携しやすい先進国から技術を吸い上げ、その技術を後進国に流して支配下に組み入れようとする。これが中国のやり口である。かつて欧米諸国が取った植民地政策と同じだ。ミャンマーやアフリカなど中国の巨大経済圏構想の一帯一路に属する国々の状況を考えると、それがよく分かる。
(4)
■落下物対策がなければ、国際社会の対中不信を広げるだけ
   さらに毎日社説はこう指摘する。「各国は国連の常設委員会で(落下物を含む宇宙ごみの安全対策について)議論を重ね、打ち上げ国が実行すべき指針をまとめてきた。中国もその一員だ。こうした努力を自らないがしろにしては、国際社会の対中不信を広げるだけだ」
  中国という国は自国に問題が生じるかどうか、自国の利害しか念頭にない。だから国際社会に信用されなくなっているのだ。
   毎日社説は書く。「米中露の宇宙開発は軍事とも密接に関わる。平和利用の原則はただでさえ揺らいでいる。身勝手な行動で他国を刺激すれば、軍事利用に拍車がかかりかねない」
   宇宙空間の開発に限らず、中国は身勝手な行動を取り続け、相手国との間に一触即発の危機が迫っている。なかでもアメリカと中国の軍事対立は深刻化している。
  毎日社説は主張する。「宇宙はすべての人類に開かれた公共財であり、力による占有は許されない」
  宇宙は中国のものではない。世界各国の公共財産と考えるべきなのである。もちろん力による占有など認められない
  (ジャーナリスト 沙鴎 一歩


2021.10.16-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211016/k10013309481000.html
中国 独自の宇宙ステーション建設へ 有人宇宙船打ち上げ成功

  中国独自の宇宙ステーションの建設にたずさわる宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船が16日未明に打ち上げられました。中国は宇宙ステーションの来年の完成を目指していて、宇宙開発を加速させています。
「建設中の宇宙ステーションとのドッキングに成功」
  国営の中国中央テレビによりますと16日未明、内陸部にある酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟13号」が打ち上げられました。
  宇宙船には、男女3人の宇宙飛行士が搭乗し、中国の宇宙当局は日本時間のきょう午前8時前、宇宙船が建設中の宇宙ステーションとのドッキングに成功したと発表しました。
  中国は独自の宇宙ステーションの建設を進めていて、ことし6月にも有人宇宙船を打ち上げ、宇宙飛行士が船外活動や技術実験などを行って先月帰還したばかりです。
  今回はさらに期間を延ばし、中国の宇宙飛行士としてはこれまでで最長となるおよそ半年間、滞在して実証実験などを行うとしています。また船外活動も数回実施し、中国では初めて女性飛行士が船外活動を行う予定だということです。
  世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の目標を掲げる中国は、独自の宇宙ステーションを来年完成させることを目指していて、宇宙開発を加速させています。


2021.06.17-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210617/k10013089101000.html
中国 有人宇宙船 宇宙ステーションとのドッキングに成功

  中国は、独自の宇宙ステーションの建設作業のため、宇宙飛行士3人を乗せて打ち上げた宇宙船が、宇宙ステーションとのドッキングに成功したと発表しました。

  中国は17日午前、独自の宇宙ステーションの建設作業のため、宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船「神舟12号」を打ち上げました
  中国の宇宙当局は日本時間の17日午後5時前「神舟12号」が、宇宙ステーションとのドッキングに成功したと発表しました。
  中国の宇宙飛行士が建設中の宇宙ステーションに滞在するのは初めてで、3人はおよそ3か月の滞在中に建設作業を進めながら長期滞在に必要な技術を検証し、期間中に2回、船外活動も行う予定です。

  中国の宇宙ステーションは来年の完成を目指して、ことし4月に基幹となる施設「天和」が打ち上げられ、今後も有人宇宙船や貨物船の打ち上げが繰り返される予定です。
  世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指す中国は、去年、無人の月面探査機で月の岩石を採取して地球に持ち帰ったほか、先月には火星に探査機を着陸させるなど、宇宙開発を加速させています。
  中国としては来月、共産党創立100年を迎えるのに合わせ、今回の打ち上げを国威発揚につなげたいねらいもあるとみられます。


2021.05.30-日本経済新聞-https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB301YN0Q1A530C2000000/
補給船のドッキング成功 中国宇宙ステーション

  【北京=時事】中国独自の有人宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給船「天舟2号」が30日午前5時(日本時間同6時)ごろ、地球周回軌道上で、4月29日に打ち上げたコアモジュール「天和」とのドッキングに成功した。国営中央テレビが伝えた。

  6月には宇宙飛行士3人を乗せた有人宇宙船の打ち上げを予定2022年の完成・運用開始に向け、実験モジュールなどの打ち上げも計画している。
  天舟2号は29日夜、海南島の文昌発射場から運搬ロケット「長征7号」で打ち上げられた。全長10.6メートル、最大直径3.35メートル。飛行士3人が3カ月間滞在する際に使う酸素や水、船外活動用の宇宙服など約6.6トンの物資を搭載している。


2021.05.20-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013040781000.html
中国 火星表面の画像を初公開 15日に着陸の探査機が撮影

  中国の宇宙当局は5月15日に火星に着陸した探査機から撮影された火星表面の画像を初めて公開し、調査に向けた準備が順調に進んでいることをアピールしています。
  中国の火星探査機「天問1号」は5月15日に中国の探査機として初めて火星への着陸に成功しました。
  中国国家宇宙局は着陸機に搭載された探査車「祝融号」が火星の表面を撮影し地球への画像の送信に成功したとして19日、その画像を公開しました。
  画像には、大小の岩が散らばっている様子がうつっていて「火星の表面の模様がはっきり見え地形の情報も豊富だ」としています。
  また、画像には探査車のアンテナや太陽光パネルなどもうつっていて、調査に向けた準備が順調に進んでいることをアピールしています。
  探査車は今後、火星の表面を走行して地形などを調べる予定です。
  探査車が火星表面の調査に成功すればアメリカに次いで2か国目になります。


2021.05.15-朝日新聞 DIGITAL-https://www.asahi.com/articles/ASP5H3DQTP5GUHBI02W.html
中国の無人火星探査機が着陸成功 米ソに続く3カ国目

  中国の無人火星探査機「天問1号」の着陸機が15日午前、火星に着陸したと中国国営新華社通信が伝えた。中国の探査機が火星着陸に成功するのは初めてで、世界でもソ連と米国に続く3カ国目。中国は「宇宙強国」を目標として掲げており、宇宙を舞台とした米中の競争が激しくなりそうだ。
  地球からの距離が遠くて通信に時間がかかり、大気の薄い火星への着陸は技術的に難しく、過去には各国が失敗している。今回の着陸成功で、中国は高い宇宙技術を示したことになる。着陸機は地表を走行する探査車「祝融号」を搭載しており、土壌や気象データの収集も行う計画。地表での調査にも成功すれば、米国に続く2カ国目となる。
  天問1号を載せた大型ロケット「長征5号」は昨年7月、中国南部の海南省から打ち上げられた。新華社によると、約4億7500万キロを飛行し、今年2月10日に火星の周回軌道に到達。火星地表の地形や地質の調査を行い、着陸に備えてきた。
  中国の習近平(シーチンピン)指導部は「宇宙大国」を実現するという目標を掲げ、米国の後を追う。20年12月には、無人月探査機「嫦娥(じょうが)5号」が米ソに続いて3カ国目となる月の土壌の持ち帰りに成功。22年をめどに独自の宇宙ステーションを完成させる予定で、中核部分となる「天和」の打ち上げにも先月末に成功。打ち上げに使ったロケットの残骸は今月9日、インド洋に落下した。(北京=高田正幸)


2021.05.09-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210509/k10013020031000.html
中国のロケット 大気圏に再突入 落下地点はインド洋 中国当局

  中国のロケットが大気圏に再突入し、残骸が地表に落下するおそれが指摘されていた問題で、中国の宇宙当局はロケットが日本時間の午前11時半前に大気圏に再突入したと発表しました。落下地点はインド洋だとしています。

  中国が先月29日独自の宇宙ステーション建設のために打ち上げた大型ロケット「長征5号B」について、中国の宇宙当局は日本時間の午前11時24分に大気圏に再突入したと発表しました。
  落下地点は北緯2.65度、東経72.47度の周辺海域だとしていて、この地点はインド洋にあたります。
  ロケットについて中国当局は、ほとんどの部品は大気圏に再突入する過程で燃え尽きるとしています。
  ロケットを監視していたアメリカ宇宙軍は、ツイッターで大気圏への再突入は日本時間の午前11時15分ごろアラビア半島上空だったとしたうえで「残骸が落下した正確な場所や範囲は現時点でわからない」と投稿しました。
NASA長官 中国を批判
  NASA=アメリカ航空宇宙局のネルソン長官は声明を発表し「宇宙開発を進める国は、人工物が大気圏に再突入することによる人や財産へのリスクを最小限に抑え、活動についての透明性は最大限高めなくてはならない。中国は宇宙ごみについて責任の基準を満たしていないことは明らかだ」として、中国を批判しました。
  そのうえで、宇宙空間での活動を安全に長く続けるためにも、中国を含め宇宙開発を進めるすべての国や民間企業は、責任感と透明性をもって行動する必要があるとしています。


2021.05.08-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210508/k10013018621000.html
中国のロケット 落下は日本時間の9日昼すぎか 米軍が予測

  中国のロケットが近く大気圏に再突入し、残骸が地表に落下するおそれが指摘されている問題で、アメリカ軍はロケットが日本時間の9日昼すぎに中央アジア付近で大気圏に再突入すると予測しています。ただ、位置の予測は今後、大きく変わる可能性もあるとして、予測が更新されれば速やかに情報を提供するとしています。

  アメリカ軍は、中国が4月29日に独自の宇宙ステーション建設のために打ち上げた大型ロケット「長征5号B」が近く大気圏に再突入し、残骸の一部が燃え尽きずに地表に落下するおそれがあると指摘して分析を進めています。これについてアメリカ空軍は、アメリカ東部時間の7日午前5時現在の分析として、ロケットは日本時間の9日昼すぎ、中央アジア付近で大気圏に再突入すると予測しています。ただ、正確な落下地点は再突入の直前まで予測できず、位置に関しては今後、大きく変わる可能性もあるとしています。
  アメリカ宇宙軍の制服組トップ、レイモンド作戦部長は7日、議会下院の公聴会で、レーダーや光学望遠鏡も使いロケットの動きを監視していることを明らかにしました。
  そのうえで「非常に綿密に追跡しており、大気圏に再突入する位置が判明すれば、警告を発する」と述べ、予測が更新されれば速やかに情報を提供するとしています。



2020.12.17-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/world/news/201217/wor2012170008-n1.html
中国、月面土壌の持ち帰りに成功 44年ぶり3カ国目

  【北京=西見由章】中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」は17日午前2時(日本時間同3時)ごろ、帰還機が中国内モンゴル自治区の高原地帯に着陸し、月面の土壌サンプル回収に成功した。国営新華社通信が伝えた。月の土壌の持ち帰りに成功したのは米国と旧ソ連に次いで3カ国目で、1976年の旧ソ連以来44年ぶり。米国も有人月面探査計画を打ち出しており、米中間の宇宙開発をめぐる覇権争いが激化しそうだ。

  中国の習近平国家主席は17日、月面探査プロジェクト指揮部への祝電で「嫦娥5号の任務はわが国で最も複雑な、技術的な飛躍度が最も高い宇宙プロジェクトだった」と指摘。「新型挙国体制の優位性を発揮し、困難を克服した重大な成功だ」と述べ、共産党統治の優位性をアピールした。
 嫦娥5号は11月24日に海南省で打ち上げに成功。12月1日には、月の表側の「嵐の大洋」と呼ばれる地域にある火山「リュムケル山」の北側に軟着陸した。ロボットアームなどを使って地下約2メートルの土壌を約2キロ採取した後、月面を離陸し、月の軌道上で待機する帰還機とドッキングした。
  中国の宇宙開発は人民解放軍が主導し、習近平指導部は30年までに米国やロシアと並ぶ「宇宙強国」となることを標榜(ひょうぼう)。2019年1月には嫦娥4号が世界初となる月面裏側への軟着陸に成功しており、月面有人探査や月面基地建設の計画もある。 月面の鉱物に含まれるヘリウム3は、次世代エネルギーとして期待される核融合発電の燃料となることが期待されており、中国側はこうした資源の確保も視野に入れているもようだ。


2020.11.24-CNN NEWS JAPAN-https://www.bbc.com/japanese/55055063
中国、月面探査機を打ち上げ 3カ国目となる土壌採取へ
(ジョナサン・エイモス、BBC科学担当編集委員)

中国は24日、月面無人探査機を打ち上げた。月の土壌サンプルを持ち帰る計画だ。
  探査機「嫦娥(じょうが)5号」は24日早朝、海南省の文昌宇宙発射場から大型ロケット・長征5号で打ち上げられた。予定どおり進めば、来月中旬に地球に戻る。今回の探査は、アメリカと旧ソビエト連邦が40年以上前に、月の石や「土壌」を分析のために持ち帰って以来の試み

  極めて高度な内容で、中国は3カ国目となる成功を目指している探査には複数の段階がある。軌道船、着陸・上昇船、そしてミッションの最後で地球の大気圏に突入し高温に耐える、カプセルの帰還部分が関係する。
  ただ中国は、10年ほど前に人工衛星2機で始めた一連の月探査ミッションを成功させてきており、自信を深めている。月面探査機・嫦娥4号では、世界で初めて、月の裏側に着陸した。今回の嫦娥5号は、表側の「リュムケル山」を目指す。「嵐の大洋」として知られる地域にある、高い火山群だ。この場所にある石は、アメリカのアポロ計画の宇宙飛行士や旧ソ連のルナ計画のロボットが持ち帰ったサンプルに比べ、ずっと「若い」と考えられている。おそらく13億年ほど前からあるもので、これまで採取された30~40億年前のものと異なる。

  科学者らが太陽系での出来事の時期を推定するのに有用な、新たなデータを提供するとみられている。月の表面の年代を計る場合、研究者らは基本的に、クレーターがいくつあるか数える。表面が古いほどクレーターの数は多く、新しいほど少ない。「私たちにとって、月は太陽系の時計だ」と、英オックスフォード大学のニール・ボウルズ博士は説明した。
  「アポロとルナのミッションが持ち帰ったサンプルは、既知の場所で取られたもので、放射測定によって非常に正確に年代が特定された。その情報とクレーターの割合を照合することで、太陽系の他の表面の年代を推定できている」
  英マンチェスター大学のケイティ・ジョイ博士は、嫦娥5号が持ち帰る新たなサンプルは、月の火山の歴史についても理解を深めることにつながるだろうと話した。

  「今回のミッションは、過去に火山の噴火があったとわかっている地域に向かっている。正確にいつ噴火が起きたのか、知りたいと思っている」と、ジョイ博士はBBCニュースに語った。「そうすることで、月のマグマや温度の歴史的変化がわかる。そうなれば、いつ太陽系の惑星すべてで火山やマグマの活動が起きたのか、なぜ月の火山を生み出すエネルギーは他の星よりも早期になくなった可能性があるのかといった、より大きな疑問の解明に取り掛かれる」
  嫦娥5号は月に到着すると、軌道を旋回する。着陸船が切り離され、動力によって下降する。着陸すると、機器で周囲の状況を分析し、表面の物質を採取する。着陸船は土壌(表土)を掘ることもできる。
  上昇船はサンプルを積んで戻り、軌道船とのランデブー(同一軌道での接近操作)を実行する。この段階で、高度な受け渡しが実行され、地球に送り返されるカプセルに石や土壌が入れられる。宇宙船はカプセルを、内モンゴル上空で大気圏に突入するよう方向付ける。すべての段階が困難だが、方法はよく知られたものだ。1960~1970年代の月面有人探査ミッションで使われたものとそっくりだ。中国は目標に向けて歩みを続けている。
  「嫦娥5号のミッションでなされていることと、有人ミッションで必要とされることの類似点が、異なる要素とそれらの相互作用という点から、はっきり見て取れる」と、欧州宇宙機関で有人・ロボット探査の科学コーディネーターを務めるジェイムズ・カーペンター博士は話した。
  「現在、月探査が目覚ましく拡大している。アメリカ主導のアルテミス計画(月に宇宙飛行士を再び送る)があり、それをめぐる協力関係ができている。中国も非常に野心的な探査計画を進めている。さらに多くの国なども進出している」


2020.7.23-NHK NEWS WEB-https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200723/k10012530101000.html
「宇宙強国」目指す中国 火星探査機の打ち上げに成功

  「宇宙強国」の目標を掲げる中国は、23日、火星への着陸を目指す探査機を搭載したロケットを打ち上げました。中国共産党創立100年となる来年、火星に着陸させる計画で、国威の発揚にもつなげたいものとみられます。
  国営の中国中央テレビによりますと、中国が開発した火星探査機、「天問1号を搭載した大型ロケットが、日本時間の23日午後1時41分ごろ、南部・海南島の発射場から打ち上げられました
  探査機は、およそ36分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功したということです。
  火星探査機の打ち上げの成功は、中国として初めてで、来年2月ごろに火星に到達させたあと、一部を火星に着陸させ、火星の地形や地質構造、表面の土壌の特性などを調査する計画です。
  世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指すとしている中国は、去年、世界で初めて無人の月面探査機を月の裏側に着陸させることに成功させていて、中国共産党創立100年となる来年に、火星に探査機を着陸させ、国威の発揚にもつなげたいものとみられます。
  軌道の関係で地球と火星の距離が近づくため、ことしの夏は各国が火星探査を計画していて、今月20日には、中東のUAE=アラブ首長国連邦の探査機が日本のロケットで打ち上げられたほか、アメリカも近く打ち上げる予定です。


2020.5.6-朝日新聞 ASAH IDIJITAL-https://www.asahi.com/articles/ASN564DKLN56UHMC001.html
中国、大型ロケット発射成功 有人宇宙船の実験船を搭載

  中国は5日、宇宙ステーションの建設に使われる大型運搬ロケット「長征5号B」を海南島の文昌宇宙発射場から打ち上げることに成功した。国営新華社通信が伝えた。2022年前後に予定する中国独自の宇宙ステーションの完成に向けて前進したとしている。
  同通信によると、ロケットは次世代型の有人宇宙船の実験船などを搭載。実験船などは発射から約8分後に分離され、予定の軌道に乗ったという。
  長征5号Bは昨年12月に打ち上げられた長征5号の改良型で、中国最大となる22トンの運搬能力を持つ。全長は53・7メートル、直径は5メートル。「宇宙強国」を掲げる習近平(シーチンピン)指導部の宇宙戦略の要となるロケットだ。
  新型コロナウイルスの感染拡大を受け、経済や社会に大きな影響が広がるなか、中国のロケットの発射は3月と4月、連続で失敗していた。(広州=益満雄一郎)


中国の宇宙開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  中国の宇宙開発では中華人民共和国宇宙開発計画全般について述べる。現在の中国の宇宙計画は中国国家航天局によって進められている。
  中国における宇宙技術の始まりは、1950年代後半の弾道ミサイル原子爆弾の開発にまで遡ることができる。(詳細は「中国の核実験」を参照)
  中国が本格的に有人宇宙飛行に乗り出すのはその数十年後であったが、2003年、ついに楊利偉を載せた神舟5号の打ち上げに成功する。この成功により中国は世界で3番目に、単独で有人宇宙飛行を成し遂げた国となった。
  2006年度の中国科技統計年鑑によると、宇宙開発予算は119.4億、宇宙開発に係わる研究者は3.6万人である
歴史および近年の発達
明の時代
  ワン・フーと呼ばれるの高官が宇宙(当時の宇宙像での)を目指して47本の固体燃料ロケットエンジンを使用した有人宇宙飛行の実験を行ったが、搭乗したワン・フーは発射時の爆発により死亡したとされる伝説がある。
中ソ友好同盟時代
  アメリカ合衆国朝鮮戦争中、核使用による脅迫を行った後、毛沢東はまだ建国したての中華人民共和国の安全保障には核抑止力が必要不可欠であると確信した。さらに、中華民国が「中国」としての扱いを受けていたこともあって、毛沢東は中国が世界の大国になることを望んだ。
  こうして、1955年1月15日に開かれた中国共産党中央委員会の会合で、毛沢東は核兵器とそれに関連するミサイルを含めた、中国独自の戦略兵器の開発を宣言した。中国核兵器計画はコードネーム「02」として扱われた。
  赤狩りによってアメリカから国外退去となった銭学森を所長として、1956年10月8日国防部第5研究所(現:中国運載火箭技術研究院)が設立された。研究所は中国初の弾道ミサイルの開発を始め、計画は1956年3月1日に最初の「中国航空宇宙の12ヵ年計画」として承認された。
  1957年10月4日にソ連による人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられた。毛沢東は1958年5月17日の共産党国民会議の場で、「581計画」を承認し、建国10周年記念の1959年までに人工衛星を軌道上に打ち上げる(我们也要搞人造卫星)ことによって、他の超大国と同等の存在になるべきだと決定した。この計画はまず観測ロケットを発達させ、次に小型の人工衛星を打ち上げ、最後に大型の衛星を打ち上げるという三段階によって達成される予定だった。

  中国初のミサイル実験基地、20基地の建設は1958年4月に始まり、同年10月20日には利用可能となっていた。
  1950年代の中ソ関係が良好な間(中ソ友好同盟相互援助条約)、ソ連は中国人学生の育成やR-2ミサイルの提供など、中国への技術提供に協力的であった。中国初のミサイルは1958年10月、R-2をリバースエンジニアリングして複製したミサイルであり、射程は590 km、重量は20.5 トン、推進剤液体酸素アルコールからなった。なお、R-2も元々はソ連がドイツV2ロケットを改良したものである。
  中国初の観測ロケットT-7は1960年2月19日に南匯区射場より打ち上げられ、成功した。しかし、ニキータ・フルシチョフスターリン批判や対米政策などが原因で、毛沢東はソ連から徐々に距離を置き始めた。それまで友好的であった中ソ関係は一転して対立状態となり(中ソ対立)、1960年の対立後にソ連の技術的援助は突如無くなった。
中ソ対立後(「長征 (ロケット)#歴史」も参照)
  ソ連の専門家が中国を離れた僅か17日後の1960年9月10日、中国製推進剤が使われたR-2ロケットが打ち上げに成功した。その二ヵ月後、中国の短距離弾道ミサイル東風1号の初の打ち上げが1960年11月5日に行われ成功した。1962年3月21日には準中距離弾道ミサイル東風2号が初めて試射されたが、失敗した。
  冷戦が激化していく中、毛沢東は1963年12月に中国のミサイル防衛システム能力を開発することを決定する。1964年2月2日の会議では「640指示」(後の640計画として知られる)が承認された。ミサイルの開発は続けられ、東風2号の改良型東風2号Aの発射試験が1964年6月29日に成功し、1966年には配備が始められた。

  1964年7月19日、観測ロケットT-7A(S1)の打ち上げと回収に成功。生物学的実験のため8匹の白鼠を搭載して、603基地安徽广德誓节渡中国科学院六〇三基地)より打ち上げられた。
  1964年10月16日、初の中国核兵器(コードネーム596)が核爆発に成功した。同年10月27日、核弾頭を装備した東風2号Aミサイルが酒泉より発射され、20キロトンの核弾頭がロプノールの標的上空569mで爆発した。1966年11月山西省に国内二ヶ所目となる弾道ミサイル発射実験場、華北ミサイル試験場华北导弹试验场)を建設することが決定する。
  1966年12月26日、中国は初の中距離弾道ミサイル東風3号の試験に成功する。
  1967年3月、開発中の092型弾道ミサイル潜水艦にあわせて、潜水艦発射弾道ミサイル巨浪1号の開発を始める。
  超大国の米ソが月への人類到達で熾烈な宇宙開発競争が頂点に達しているとき、毛沢東と周恩来は1967年7月14日、中国が遅れをとるべきでなく、中国独自の有人宇宙計画を始めることを決定した。1968年1月に中国初の有人宇宙船が曙光1号と名づけられた。1968年4月1日航天医学工程研究所が設立され、中央軍事委員会は宇宙飛行士選定の指令を出した。また、ソ連という新たな脅威に対応して、国境から離れた西昌市の山間部に新しい射場、27基地を建設することが決定した。当時はこの射場から有人ロケットを発射する予定だった。
  1968年8月、初の衛星打ち上げロケット、風暴1号风暴一号)の開発が上海第二機械電気産業局(Shanghai’s 2nd Bureau of Mechanic-Electrical Industry)で始まる。ロケットの2段目は東風5号を利用した。数ヵ月後、これと平行する形で、東風5号をベースにした衛星打ち上げロケット長征2号の開発が北京の第一宇宙学会(First Space Academy)で始まる。

  東風4号長征1号の1段目と2段目に使用され、3段用は固体ロケットモータを新たに開発した。1969年11月16日に行った初発射は失敗してしまう。
  1970年2月11日、日本初の人工衛星おおすみが打ち上げられ、日本に先を越されてしまう。約2ヵ月後の4月24日、長征1号による中国初の人工衛星東方紅1号(重量173kg)の打ち上げに成功する。これはソ連、アメリカ、フランス、日本によって最初に打ち上げられたどの衛星よりも重い衛星であった。長征1号の3段目には特別に遠心力によって展開される40 m2の太陽反射板が取り付けられており、これによって通常肉眼では見えにくい衛星が、東方紅1号に限っては2から3等級となって見やすくなっている。
  1971年3月3日、最後の長征1号を使用して中国2つ目の人工衛星、磁気センサ宇宙線/X線検知器を搭載した実践1号を打ち上げた。
  核兵器開発と人工衛星の打ち上げに成功し、自信をつけた中国は「714計画」として知られる、曙光1号によって1973年までに2名の宇宙飛行士を目標とした有人宇宙計画を1971年4月に正式に承認した。最初の宇宙飛行士の選考は1971年3月15日にすでに終了しており、19名が選ばれていた。しかしこの有人計画は政治的混乱によりすぐに中止となった。
  1972年8月10日、新しい衛星打ち上げロケット風暴1号が打ち上げされるが、部分的成功に終わる。風暴1号は長征2号に似ていたが、政治的な事情(文化大革命)が原因で同時開発されていた。風暴1号の業績は長征2号と比べるとあまりにも乏しく、失敗作といえる。
  元々曙光1号を打ち上げる予定で設計されていた長征2号Aが1974年11月5日に初試験され、中国初の回収式衛星FSW-0-0返回式卫星)が打ち上げられた。しかしこれは失敗する。長征2号Aの改良型長征2号Cが1975年11月26日、回収式衛星FSW-0-1の打ち上げに成功する。
毛沢東の死後
  1976年9月9日の毛沢東の死後、鄧小平は全ての職務を剥奪されていたが、1977年徐々に中国の新しい指導者として復活する。1979年、初の遠望型衛星追跡艦が任命される。
 長征ロケットシリーズの更なる発展が進められ、商業衛星打ち上げも活発化し、海外の衛星も打ちあげるようになる。
  次の有人飛行計画は1986年3月に「863-2宇宙航空計画」として提案される。2年後いくつかのスペースプレーン案は却下され、変わりにシンプルな宇宙カプセル案が採用された。このプロジェクトは目標を達成することはなかったが、最終的に1992年の921計画へとつながっていく。
  1988年7月5日、航空航天工業部(MOS)が設立される。
冷戦終結の後
  1993年6月、中国国家航天局中国航天工業公司が設立される。
  1995年1月26日西昌衛星発射センターより打ち上げられた長征2E型は打ち上げ直後に爆発。少なくとも20人の村民が死亡している。1996年2月15日西昌衛星発射センター長征3号Bの初打ち上げ中に、ロケットが突然進路から大きく外れ、打ち上げから22秒後に衝突した。発射台から1,000 m 離れた協調大楼のとなりに突っ込み、公式発表によれば80の民家が破壊され、少なくとも技術者6人が死亡した。この事件以降中国の長征ロケットは長く成功し続けていたが、2011年8月18日に実践11号04星をのせた長征2号Cの打上げに失敗する。中国が打ち上げた全ての長征ロケットの記録については長征ロケットの一覧を参照。
  1999年10月14日にはブラジル国立宇宙研究所と共同開発の資源探査衛星(中国・ブラジル地球資源衛星)の1番機、資源1号01星が打ち上げられた。ブラジルとの協力関係は現在も続き、2003年と2007年にも資源1号の2番機、3番機が打ち上げられている。
  1999年11月20日、中華人民共和国建国50周年記念に中国は神舟1号を打ち上げ、その21時間後に回収された。
  2003年10月15日、宇宙飛行士楊利偉を乗せた神舟5号を打ち上げ世界で3番目に自力で有人宇宙飛行に成功した国となった。2008年9月25日に打ち上げられた神舟7号では宇宙遊泳が行われた。
  2007年1月11日、自国の老朽化した気象衛星風雲1号C型衛星攻撃兵器で破壊し、大量のスペースデブリを発生させたとして、各国から懸念の意を伝えられた。  2007年10月24日には嫦娥計画のもと初の月探査機嫦娥1号が打ち上げられ、月軌道に到達した5番目の国となった。
  2011年9月29日には宇宙ステーションの雛形である天宮1号が打ち上げられる。中国は2020年までに天宮宇宙ステーションの完成を目指している。
  2013年12月14日には、月探査機嫦娥3号で月面軟着陸に成功した3番目の国となった。
  2014年10月24日には、「嫦娥5号」の試験機「嫦娥5号T1」が打ち上げ成功。月の裏側を経由して地球に帰還する自由帰還軌道)に入る。
  2014年11月1日には、 「嫦娥5号T1」が大気圏再突入を実施、内モンゴルへの着陸に成功。
  2016年10月17日には、「神舟11号」が打上げ。乗組員は景海鵬と陳冬の2人。10月19日、天宮2号との自動ドッキングに成功した。11月18日午後、中国内モンゴル自治区内に無事帰還した。
  2018年12月には、月の裏側を撮影することを目的に、「嫦娥4号」が打ち上げられ、2019年1月3日に軟着陸。
  2020年11月には、「嫦娥5号」が打ち上げられ、12月6日   中国初の、月軌道上でのドッキングに成功、12月17日に帰還機は地球に着陸し、合計1731gのサンプルが確認され、中国初のサンプルリターンに成功した。
  2020年7月23日には、火星探査機「天問1号」が 海南省の文昌衛星発射場から長征5号により打ち上げられ、2021年2月10日に火星周回軌道に乗った。2021年5月14日、着陸船(ランダー)がユートピア平原の南部にある着陸予定地点に無事着陸した。ランダーと探査車「祝融」を積んだ大気圏突入カプセルが大気圏突入後、パラシュートを開き減速、逆噴射を経て、ランダーは予定地点にソフトランディングした。
  現在、中国は国際連合宇宙空間平和利用委員会の一員であり、国連の宇宙関連の条約・協定に全て署名している。
組織
  当初、中国の宇宙計画は中国人民解放軍、とりわけ第二砲兵部隊の下で計画された。しかし、1990年代になると中国は軍需産業全体の再編成の一環として宇宙計画も編成しなおされた。
  中国国家航天局は中国の宇宙機関で衛星の打ち上げを担当している。長征ロケットの製造は中国運載火箭技術研究院が、人工衛星の製造は中国航天工業公司がそれぞれ受け持っている。後者2つの企業は国防部第5研究院から発展した[1]国営企業である。そのほかの重要な研究機関として、酒泉西昌太原の発射センターを管理する中国人民解放軍総装備部遠望型衛星追跡艦を保有する中国衛星海上測控部などがある
  当初、中国の宇宙計画は中国人民解放軍、とりわけ第二砲兵部隊の下で計画された。しかし、1990年代になると中国は軍需産業全体の再編成の一環として宇宙計画も編成しなおされた。
  中国国家航天局は中国の宇宙機関で衛星の打ち上げを担当している。長征ロケットの製造は中国運載火箭技術研究院が、人工衛星の製造は中国航天工業公司がそれぞれ受け持っている。後者2つの企業は国防部第5研究院から発展した[1]国営企業である。そのほかの重要な研究機関として、酒泉西昌太原の発射センターを管理する中国人民解放軍総装備部遠望型衛星追跡艦を保有する中国衛星海上測控部などがある
衛星打ち上げ施設  ・酒泉衛星発射センター(JSLC)  ・西昌衛星発射センター(XSLC)  ・太原衛星発射センター(TSLC)  ・文昌衛星発射センター(WSLC)
ロケット打ち上げ場 ・南匯区老港鎮東進村):1960年2月19日に観測ロケットT-7Mの打ち上げに初めて成功した。  ・603基地安徽广德誓节渡中国科学院六〇三基地):広徳発射場广德发射场)としても知られる。1964年7月19日に生物学実験用観測ロケットT-7A(S1)の打ち上げに初めて成功した。
監視・コントロールセンター  ・北京航天飛行制御センター(BACC)  ・西安衛星観測制御センター(XSCC): 26基地(二十六基地)としても知られる。  ・6隻の遠望型衛星追跡艦  ・データ中継衛星天鏈1号天链一号):神舟7号と地上局の通信に活躍した。  ・深宇宙追跡ネットワーク 北京市上海市昆明市ウルムチ市のアンテナによって構成される
有人宇宙飛行計画(詳細は「中国有人宇宙飛行計画」を参照)
714計画(詳細は「曙光1号」を参照)
  超大国の米ソが月への人類到達で熾烈な宇宙開発競争が頂点に達しているとき、毛沢東と周恩来は1967年7月14日、中国が遅れをとるべきでなく、中国独自の有人宇宙計画を始めることを決定した。
  重要機密であった714計画の目的は2人の宇宙飛行士を1973年までに曙光1号によって宇宙へ運ぶことであった。中国人民解放軍空軍所属の19人のパイロットがこの目標のため1971年3月に選ばれた。長征2号Aによって打ち上げられる予定だった曙光1号は2人搭乗可能な設計だった。文化大革命時であることもあって、この計画は1972年5月に経済的理由で公式に中止された。
  この次の、短命に終わった「第二有人計画」は回収式衛星によって培われた技術に基づいていた。1978年には写真を含めた詳細な情報を何度か公開したが、1980年に突如中止となる。この第2有人計画はプロパガンダのために作り出されたものであり、決して結果を生み出すつもりは無かったのではないかという議論がある。
  一方そのころ欧米では、「多くの風暴1号と長征2号による成功と回収式衛星の4度の成功の後、中国は1978年12月に最初の有人宇宙船を打ち上げたが、失敗し宇宙飛行士を失ったため計画は終了したのではないか」と言う噂があった
863計画
  新しい有人宇宙計画が1986年3月に中国科学院より「863-2宇宙航空計画」として提案された。これは宇宙ステーション(863-205計画)と宇宙飛行士を宇宙ステーションに運ぶ有人宇宙機(863-204計画)から構成される。同年の9月には訓練中の宇宙飛行士が中国メディアによって紹介された。提案された有人宇宙船の多くはスペースプレーン型であった。863計画は最終的に1992年の「921計画」へと発展した。
921計画
宇宙カプセル(詳細は「神舟」を参照)
  1992年、有人宇宙機を打ち上げる「921計画」の第一段階のための承認と資金支出が行われた。神舟計画は4機の無人試験飛行と2機の有人計画からなる。最初の神舟1号は1999年11月20日、神舟2号は2001年1月9日にそれぞれ試験動物を乗せて打ち上げられた。2001年には神舟3号神舟4号がダミー人形を乗せて打ち上げられた。これらの成功の後、2003年10月15日、楊利偉をのせた神舟5号が打ち上げられ、軌道上に21時間滞在した。この成功により中国は独自の有人宇宙飛行を世界で三番目に達成した国となった。その二年後の神舟6号によって921計画の第一段階は終了する。この6機は全て酒泉衛星発射センターから長征2号Fによって打ち上げられた。
宇宙実験室(詳細は「en:Project 921-2」を参照)
  921計画の第二段階は中国初の宇宙遊泳計画、神舟7号によって始まる。そして初の中国宇宙実験室の有人計画が実行に移される。中国は当初、神舟宇宙船をロシアからのドッキング技術を元に設計していたので、国際宇宙ステーションとの互換性がある。無人宇宙実験モジュール神舟8号、有人の神舟9号神舟10号は、いずれも小型宇宙ステーション天宮1号とのドッキングに成功した。 神舟11号は2016年10月17日に打ち上げられ、地球周回軌道に乗った。10月19日に、同年9月15日に打ち上げられた宇宙実験室天宮2号」とドッキングした。飛行士は天宮2号を利用して、実験をおこなった。同年11月18日午後2時頃に内モンゴル自治区に帰還し、神舟10号の15日間を超える33日間(天宮2号での滞在は30日間)の宇宙滞在となった。中国は、神舟11号で有人宇宙飛行の実験段階は終了したとしている。
大型宇宙ステーション
  大型宇宙ステーション基本型空间站)が921計画の第三段階であり、最後の段階でもある。総質量は100トン以下で、船員の居住区である20トンを超えるコアモジュール(核心舱)を具える。これには神舟貨物船(货运飞船)と有人の神舟、二機の実験モジュール(实验舱)が含まれる。
探査計画
月探査(詳細は「嫦娥計画」を参照)
  2004年2月、中国は公式に月探査計画の実施段階に入る。中国国家航天局の局長孫来燕によると、中国の月探査計画には月周回、軟着陸、サンプルリターンの三段階存在するという。それによると、第一段階には14億元が支出される予定で、2007年までに月周回軌道に探査機を送り込む。第二段階は2010年までに着陸機を送り込み、第三段階は2020年までに月の土壌サンプルを地球に持ち帰る予定とされた。
  2005年11月27日、有人宇宙飛行計画の代理責任者が2020年までに中国は宇宙ステーションと月有人探査を完遂する計画であると公表した。それに先立ち、2012年までに宇宙遊泳とドッキングを完璧に果たす予定とされていた。宇宙遊泳は2008年の神舟7号で、ドッキングは2012年の神舟9号でそれぞれ実現し、予定通りに遂行させた。
  2006年の会議では長征2号、長征4号Aのロケットエンジンを開発した工学者、張貴田(张贵田)は新しい月へのロケットの開発について議論した。
  中国国家航天局中国国防科学技術工業委員会2007年4月1日、「第3回中英宇宙科学技術共同研究討論会」の中で、中国初となる無人月面車のプロトタイプを公開した。
  2007年10月24日、長征3号Aにより嫦娥1号を打ち上げ、11月5日に月周回軌道に投入、11月20日から月面の観測を開始した。2009年3月1日、高度を下げ、月面衝突させて任務を終えた
  2010年10月1日には嫦娥2号が打ち上げられた。。嫦娥2号は嫦娥1号とほぼ同設計であり、着陸は行われなかった。
  2013年12月嫦娥3号が打ち上げられ、12月14日雨の海への軟着陸に成功した。
  2014年10月24日には、「嫦娥5号」の試験機「嫦娥5号T1」が打ち上げ成功。月の裏側を経由して地球に帰還する自由帰還軌道に入る。
  2014年11月1日には、 「嫦娥5号T1」が大気圏再突入を実施、内モンゴルへの着陸に成功。
  2018年12月には、月の裏側を撮影することを目的に、「嫦娥4号」が打ち上げられ、2019年1月3日に軟着陸。
  2020年11月に「嫦娥5号」が打ち上げられ、12月06日に中国初の、月軌道上でのドッキングに成功、12月17日に帰還機は地球に着陸し、合計1731gのサンプルが確認され、中国初のサンプルリターンに成功した。
火星探査(詳細は「天問1号」を参照)
  2006年7月20日中国国家航天局局長の孫来燕は中国は今後5年間に火星に向けた深宇宙探査計画を始めると語った。
  蛍火1号2009年10月にロシアのフォボス・グルントと共に打ち上げ予定であったが、ロシア側の打ち上げ延期の決定により、蛍火1号の打ち上げも2011年に延期されることとなった。蛍火1号は2011年11月9日バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが地球軌道からの離脱に失敗し、11月22日にロシア宇宙庁は事実上の計画失敗を発表した。
  2010年3月10日、嫦娥1号の総設計者である叶培建2013年に独自の火星探査計画を実施の可能性を示唆した。
  2020年7月2028年に二回火星探査機を送り込む予定である。また、2020年に打ち上げた探査機天問1号は2021年2月10日20時頃 (CST) - 火星周回軌道投入、5月15日午前-火星への軟着陸に成功し、探査車「祝融」で、火星表面の気候や土壌などを調査する予定である。
  火星への有人探査は2040年から2060年の間に行われるとされる。さらに、火星へ向けた安全な有人航行にも利用可能な宇宙天気予報システムの完成を2012年までに夸父衛星ラグランジュ点L1におくことによって実現させる予定とされていたが、この衛星の打ち上げは2012年の時点では2017年の予定とされている。
目標
  中国の宇宙計画にはいくつかの目標があり、中国の宇宙開発白書を要約すると   ・長期的地球観測システムの確立   ・独自の衛星通信ネットワークの配置   ・独自の衛星測位システムの配置   ・商業衛星打ち上げ事業の提供   ・リモートセンシング技術の確立   ・微小重力環境、宇宙物質、生命科学天文学といった宇宙科学の研究   ・月探査計画
長期的な計画として   ・宇宙科学分野における中国の地位向上   ・有人宇宙ステーションの設置   ・月への有人宇宙計画   ・有人月面基地の設置
現在進行中・計画中の一覧
人工衛星計画:   ・双星計画ESAと共同の地球磁場観測計画  ・東方紅衛星:1970年に始まった中国の衛星シリーズ(DFH)。  ・天鏈2号:東方紅4号の衛星バスに基づく次世代データ中継衛星  ・北斗衛星測位システム:55機のBeiDou衛星による衛星測位システム  ・天体物理学研究:2008年に世界最大の太陽望遠鏡を打ち上げ、2010年までに硬X線モジュレーション望遠鏡(硬X射线调制望远镜HXMT)を打ち上げ予定とされていたが、2012年段階ではHXMTの打ち上げは2015年予定とされている  ・夸父計画:宇宙天気予報用の人工衛星計画。2012年までに完遂予定とされていたが、2012年の発表では2017年の予定となっている  ・環境減災衛星(HJ):環境監視用衛星コンステレーション計画  ・遥感衛星(YW):リモートセンシング衛星  ・高分(GF):高解像度地球観測衛星(Gaofen)シリーズ  ・資源(ZY):資源探査衛星シリーズ  ・実践(SJ):技術実証衛星シリーズ  ・中星(Chinasat):通信衛星シリーズ: 中星9号, 中星12号  ・烽火(FH):通信衛星シリーズ  ・海洋(HY):海洋観測衛星シリーズ  ・風雲(FY):気象衛星シリーズ  ・返回式衛星(FSW):回収型衛星シリーズ  ・試験衛星 Shiyan Weixing (SW)シリーズ
衛星打ち上げセンター  ・文昌衛星発射センター - 国内4つ目かつ最南端の射場。新型ロケット長征5号にあわせた射場で、現在建設中。
打ち上げ機  ・開拓者シリーズ:開拓者1号(开拓者一号)、開拓者1号A(开拓者一号甲)、開拓者1号B(开拓者一号乙)は新しい衛星打ち上げ固体燃料ロケット  ・快舟:新型の小型衛星打ち上げロケット  ・長征2号E(A):中国の宇宙ステーション用のロケット。12のロケットエンジンで低軌道への打ち上げ能力は14トン  ・長征2号F/G長征2号Fに脱出装置を取り外したもの。無人宇宙機の打ち上げに用いられる  ・長征3号B(A):大型液体補助推進モータによる強力版。LEOに打ち上げ能力最大13トン  ・長征4号:3段式ロケット、極軌道や太陽同期軌道に人工衛星を投入する目的で設計された  ・長征5号:次世代衛星打ち上げロケット  ・長征6号:小型衛星の打ち上げニーズに答える低価格・高品質なロケット、2015年9月20日に初打ち上げに成功した   ・長征7号:嫦娥第4段階で使用されるロケット、2016年6月に初めて打ち上げられた  ・長征11号:固体燃料打ち上げ機。2015年9月25日に初打ち上げを行い成功した。2019年には、海上から船舶を利用した打ち上げにも成功した  ・長征8号:新型中型キャリアロケット、2020年12月22日13時37分(日本時間)、海南島にある文昌航天発射場から、初打ち上げに成功した  ・長征9号:直径10メートルサイズで4基のブースターを搭載する地球低軌道(LEO)に140トンの打ち上げ能力を持つ超大型ロケット、2030年までの打ち上げが予定  ・921-3計画— 第二世代有人宇宙船。中国版スペースシャトル  ・月ロケット:月へのホーマン遷移軌道に50トンペイロード可能なロケット。2006年の会議で話し合われた
宇宙探査
  ・921-1計画  神舟有人飛行計画  ・921-2計画— 宇宙ステーション計画  ・貨運飛船——天舟(Shenzhou Cargo、货运飞船)— 神舟を改造した無人宇宙補給機  ・嫦娥計画 - 中国の月開発計画  ・嫦娥第1段階(嫦娥-1 工程) — 長征3号Aによる2機の月探査機  ・嫦娥第2段階 (嫦娥-2 工程)— 長征3号Bによる、無人月面車を伴った初の月面軟着陸  ・嫦娥第3段階 (嫦娥-3 工程) — 2017年に打ち上げ予定の長征5号Eによる月のサンプルリターン  ・嫦娥第4段階 (嫦娥-4 工程) — 2024年に打ち上げ予定の長征7号による有人計画、月面基地(月面驻留)  ・天問1号 - 中国の火星探査計画







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