暴力団問題-「半グレ」-1



2023.01.11-HEAD TOPICS-https://headtopics.com/jp/213221246412524612432-33924514
半グレ把握に警察苦慮…地下潜行で警戒強化 「暴力団より厄介」
ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、彼の事務所で働く弁護士・ 烏丸.

  捜査幹部は「地下に潜った犯罪が増え、実態がさらに見えにくい」と警戒を強めている繁華街などで犯罪行為を繰り返す不良集団半グレの実態把握に警察当局が苦慮している。大阪府警では令和2年に専従班を設置し、摘発を強化。

  繁華街などで犯罪行為を繰り返す不良集団「半グレ」の実態把握に警察当局が苦慮している。
  大阪府警では令和2年に専従班を設置し、摘発を強化。有力グループの幹部らを含め、300人以上を摘発し「活動は一時沈静化した」(捜査関係者)が、最近はグループの残党が特殊詐欺や違法薬物売買などに走るケースが相次ぐ。
  捜査幹部は「地下に潜った犯罪が増え、実態がさらに見えにくい」と警戒を強めている。
  半グレは暴力団の支援を受けながら、繁華街で飲食店や風俗店の経営に参画。強引な客引きやぼったくりなど違法なシノギ(資金獲得行動)で得た資金を暴力団に上納し、勢力を拡大してきたとされる。

  大阪市では昨年11月、競合するキャバクラ店の男性経営者に暴行してけがをさせたとして、傷害容疑で飲食店経営の男(40)とその知人の男(31)が逮捕された。.ここ20~30年の間、日本や世界が向き合ってきた新たな社会問題や難民問題、人質事件などが物語に編み込まれている。ワードで言えば「デカセギ」「日系二世」「難民キャンプ」「半グレ」…。
  いながききよたか氏によるオリジナル脚本が現世の写し絵のようで、まずもって見事である。 俳優の役所広司が父の神谷誠司、吉沢亮が息子の学を演じる。誠司は愚直な陶器職人として独り暮らし。学は一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアで大きな仕事をしている。 学が帰国し生家で過ごす際、半グレに追われているマルコス(サガエルカス)が命からがら逃げこんでくる。神谷親子が匿ったことから、隣町の在日ブラジル人たちが暮らす巨大団地の人々との交流が始まった。
  1990年代以降、日本に新たに生まれたコミュニティー。コミュティーができれば、秩序ができ、貧富の差ができる。仲間内の摩擦、地元の日本人たちとのぶつかり合い。表向きはウエルカムでも、実態は違う。今もベトナム人技能実習生の就労問題のひどさなどが時折ニュースになる。

  そのような問題に日本人が目を向けていないことを映画は突きつける。.「復讐代行屋」というのは反社会的な人たちだろう。通話では相手が乱暴な言葉を使うかもしれないと思って、恐る恐る「初めまして」とあいさつすると、応答した男性は柔らかい口調で「初めまして」と返した。その声から20代~30代の男性のように感じた。
  「復讐代行屋」の男性によると、依頼者とやり取りをする際はもっぱら「テレグラム」を利用するという。一定時間するとメッセージが自動的に消えるアプリだ。
  「『テレグラム』を使う理由はツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)だと履歴が残ってしまうからです。そして、なるべく(「テレグラム」の)通話でやります」 男性の元には“復讐代行”の依頼が月に100件ほどあるという。その中に犯罪の依頼はあるのか。 「違法な事を依頼する人は半分くらい。殺人依頼は何件かあります。ほとんどが痴情のもつれや相手がむかつくからという理由。
  報酬は100万円や200万円ですね。5000万円の依頼もありました。“半グレ”を名乗り『けんかでけがを負って後遺症が残ったので、同じようにしてほしい。できれば殺してほしい』というものでした。あまりにも高額で依頼を受けるか迷いましたが本人のものというツイッターアカウントが“初期アカ”だったので『受けられません』と断りました。」
  “初期アカ“とは投稿が1つもない、登録されたばかりのアカウントだ。相手の素性がわからないため、信頼できなかったという。 「違法な依頼はリスクがあるので返事はしません。何か言ったら(犯罪に加担したという)教唆で引っ張られる(逮捕される)かもしれませんから。依頼を受ける時は、捕まって刑務所に入った時のことを考えて割に合う依頼かを判断しています。
  なので、違法なものは割に合わないんです」 しかし、男性のツイッターアカウントには「復讐代行」「裏バイト」などの言葉が並ぶ。本当に違法なものを受けていないのか……。 「もともとはなんでも屋をやりたかったんです。でも多くの競合他社がホームページ(HP)で依頼を受けています。HPには経費が掛かるから依頼の価格帯が高いんです。
  SNSでの依頼は信用は少し劣りますが、経費をかけない代わりに安い価格帯で勝負ができます。そのなかでもアングラ(非合法)系の依頼はお金が稼げるのでアングラ系の文言をツイートしています。」
  アングラ系とはどのようなものなのか?男性は「グレーなもの」と表現する。 「特殊工作というものです。例えば『上司のセクハラを密告したいが会社に自分だとバレたくないので、会社に密告してほしい』という依頼があった時は、女性工作員を入社させてセクハラを受けているかのように会社に報告させるなどのことをしています」「日給2万円で引き受けたりしますよ。」 男性は違法でないと主張するが、このような嘘の申告で相手を陥れることは刑事罰の対象になる可能性がある。 15分間の通話で「復讐代行屋」の男性が語った
  依頼内容は、殺人や略取・誘拐、強制性交などの罪に問われるようなものもあった。男性はこういった依頼を受けないと話すが、最後まで信用することはできなかった。
■「理にかなった心情かもしれない」
  なぜこのようなSNSでの「殺人依頼」が存在するのか。日本犯罪心理学会の常任理事でもある東洋大学桐生正幸教授は、「理にかなった心情かもしれない」と分析する。 「日本では他国と比べて殺人が非常に少ない。殺人は親族間や恋愛関係のトラブルが大半です。人間関係のトラブルを解消しようとするめに殺人を選択する人もいます」
  .主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ
ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、彼の事務所で働く弁護士・ 烏丸.



2022.06.11-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20220611-GTOCOZ7VEJJV7HC2TRJRIV5YVA/
山口組が「半グレ」吸収 泥沼化する分裂抗争の先兵に

  激化する対立抗争の渦中にある特定抗争指定暴力団山口組」と「神戸山口組」。神戸山口組ナンバー2の自宅に5月、対立している山口組系組員の男が運転する車が突っ込む事件があった。逮捕された組員は不良集団「半グレ」の元幹部。半グレと暴力団はこれまで、一線を画しながら双方にとってメリットのある関係を続けてきたが、警察当局は半グレから暴力団組員への転身が増えたことで、両者の関係に変化が生じているとみる
狙われたのは「神戸山口組」のナンバー2
  大型連休最終日の5月8日未明。大阪府豊中市の閑静な住宅街に1台の車が姿を現した。四輪駆動の乗用車は数段ある階段をバックで乗り越えると、住宅の木製の門扉を破壊。運転席にいた男は車を残し、その場を立ち去った。
  この住宅は神戸山口組のナンバー2、入江禎(ただし)副組長の自宅。中には入江副組長のほか、妻と住み込みの組員1人がいたがけがはなく、午前4時過ぎ、巡回中の警察官が車を発見した。
  約1時間後、大阪府警は建造物損壊容疑で名古屋市中村区の無職、A容疑者(26)を逮捕。神戸山口組との抗争が続く山口組傘下の組員だった。
  逮捕後の調べに「やったことは認める。でも動機はいわない」と供述。府警は抗争の可能性があるとみて組織的な関与の有無を捜査している。
強固になりつつある半グレと暴力団の関係
  府警の捜査で、A容疑者は半グレ集団「アビスグループ」元幹部であることが判明した。アビスは大阪・ミナミを拠点に活動していた半グレ集団で、ガールズバーでぼったくりを繰り返すなどして最盛期には毎月5千万円以上を売り上げていたとされる。
  他の半グレが経営に関与する飲食店への襲撃などを繰り返して勢力を拡大したが、警察当局がメンバーを次々と逮捕するなど摘発に本腰を入れると衰退。A容疑者も平成31年2月、対立する半グレが経営するガールズバーを襲撃したとして凶器準備集合などの疑いで逮捕され、アビスは同年、解散に追い込まれた。
  隆盛を誇った半グレ集団幹部の暴力団組員への転身に、捜査関係者は「半グレと暴力団がこれまでより強固な関係を築いている可能性がある」と警戒感を強める。実際、両者のつながりを示唆する事件は今年1月にも起きている。
  大阪・ミナミの繁華街で、20代男性が数人の男に金属製のポールで殴られたり、催涙スプレーを噴射されたりする事件が発生。男らの一人は、暴行を重ねながら、自らが暴力団員であることを誇示していた。
  男が口にしたのは、A容疑者が所属する山口組傘下組織の名。後に傷害容疑で逮捕された20~22歳の男5人は、全員が過去にアビスに所属した半グレだった。組員としての活動実態こそなかったが、府警の調べにも暴力団との関係をほのめかしたという。
半グレが暴力団の資金源に
  これまで暴力団と半グレは「持ちつ持たれつの関係」(捜査関係者)とされることが多かった。暴力団対策法や暴力団排除条例の適用外となる半グレは、その身軽さを強みに暴力団の〝シノギ〟の一端を担うことで、暴力団の後ろ盾を得てきた。
  上納金も納めているとみられ、ある捜査幹部は「半グレが暴力団の資金源になっていることは確かだ」と話す。令和3年に府警が摘発した半グレは延べ250人。ほとんどが特殊詐欺や集団窃盗、大麻など、資金獲得にからむ罪だった。

  暴力団組員へと転じた半グレ幹部の存在は、両者の関係をより密接なものに昇華させるリスクをはらむ。法規制が及ばない半グレ集団が実質的な傘下組織となれば、資金獲得などの〝手先〟としての働きにとどまらず、対立抗争の先兵を担う可能性もある。
  警察庁によると、全国の主要暴力団の6団体のうち、神戸山口組を含む5団体の構成員は年々、右肩下がりとなっている一方、山口組だけは2~3年にかけて構成員と準構成員がともに増加している。
  他団体から移籍した組員のほか、半グレから流れた若者もいるとみられ、捜査幹部は「一強になりつつある山口組が組員となった幹部を結節点に半グレを取り込み、勢力を伸ばしている」と分析。「さらに多くの半グレが水面下で実質的な組員となれば実態の把握が難しくなる。ヤクザでも半グレでも警戒強化の手は緩めない」と語気を強めた。







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