暴力団問題



2019.10.23-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20191023/5010005908.html
工藤会トップ野村被告 無罪主張

北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」が市民を狙ったとされる4つの事件で、殺人などの罪に問われているトップの野村悟被告らの初公判が開かれ、野村被告は無罪を主張しました。
工藤会をめぐっては、平成10年の、漁協の元組合長の射殺事件と、平成24年から26年に起きた、工藤会の捜査を長年担当した元警察官の銃撃事件、美容外科クリニックの看護師の襲撃事件、歯科医師の襲撃事件の、4つの事件に関わったとされ、トップで総裁の野村被告(72)とナンバー2で会長の田上不美夫被告(63)が殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
23日、福岡地方裁判所で開かれた初公判で、野村被告は「私は4つの事件すべてについて無罪です」と述べ、無罪を主張しました。
また、田上被告も「身に覚えがない。関与していない」と無罪を主張しました。
冒頭陳述で、検察は漁協の元組合長の射殺事件について「工藤会が、港の工事などで便宜を図るよう求めたのに対し元組合長が一向に応じようとしなかったことから野村被告らが殺害を決意し、配下の組員に指示した。犯行後、田上被告が組員に対し、事件についてかん口令を敷いた」と指摘しました。
また、元警察官の銃撃事件については、「野村被告は、自身のことを批判した元警察官と会った際、『あんたもあんまり動かんほうがいい。最後に悪いもん残したな』などと厳しい口調で言った」と述べたほか、元警察官の職場でも顔を合わせ、『そんなことしたらつまらんばい』と怒りをあらわにした」と主張しました。
また、ほかの2件の事件についても、被害者に対する不満などを抱いた野村被告らが襲撃を決めたと指摘しました。
一方、被告側の弁護士は「違法な捜査で、公訴権の乱用だ。野村被告は実行犯らと共謀したことも指揮命令をしたこともない」と述べ、無罪を主張しました。
午後に行われた証拠調べでは、襲撃された看護師が持っていたバッグを野村被告が近くで確認したり、現場付近の防犯カメラの映像を表情を変えず、見つめたりしました。
裁判は今後、91人にのぼる証人が出廷し、週2回のペースで来年夏まで続く見通しで、トップの指揮命令に基づく工藤会の組織的な犯行だったかどうかについて、裁判所がどう判断するかが焦点となります。


2019.10.18-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/affairs/news/191018/afr1910180033-n1.html
【山口組ナンバー2出所】重箱続々、組長らと出所祝いか

18日朝に出所した指定暴力団山口組のナンバー2、高山清司若頭(72)が入った名古屋市内の組事務所には、重箱などが次々と運び込まれた。山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(77)らと出所祝いをしているとみられる。
 高山若頭は同日午前6時前、府中刑務所(東京都府中市)を出た後、JR品川駅から新幹線に乗り、午前9時前に名古屋駅で下車。迎えのワゴン車で同10時15分ごろ、名古屋市内にある出身団体・山口組弘道会の傘下組織事務所に入った。
 約15分後には、篠田組長を乗せた車も事務所に到着。その後、組関係者とみられる男性らが、風呂敷に包まれた重箱などを運び込んでいた。
 名古屋市南部の住宅街にある事務所前には雨の中、約40人の報道陣が集まり、警察官も30人ほどが警戒にあたっている。


2019.10.15-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/west/news/191015/wst1910150024-n1.html
神戸山口組、別拠点に本部機能移転の可能性 山口組はハロウィーン中止か

指定暴力団山口組と神戸山口組の分裂抗争激化を背景に、両組織の本部事務所が使用制限の仮命令を受けたことを踏まえ、神戸山口組が神戸市内にある2次団体の組事務所に本部機能を移転させる可能性があることが15日、捜査関係者への取材で分かった。警察当局が情報収集を進めている。
 今月10日、神戸山口組系組員2人が山口組系幹部に射殺される事件が発生。4月以降、抗争事件が相次いだことから、警察当局は暴力団対策法に基づき、山口組総本部(同市灘区)や神戸山口組の本部事務所(同市中央区)など計20カ所について使用制限の仮命令を出した。
 捜査関係者によると、制限解除の見通しが立っていないことから、神戸山口組側は同市西区内の2次団体の組事務所に本部機能を移し、現地で幹部会合を開くことなどを検討している。
対立組織は住民イベント中止か
 警察当局は対立組織の山口組側の動向についても引き続き警戒を強化している。山口組は毎年10月末のハロウィーンに合わせて地域の地元住民らに総本部の一部を開放し、キャラクターにふんした組員が子供らに菓子を配るなど、“融和策”で地域に接してきたが、今年は中止になる可能性が高いという。
 抗争事件は、兵庫県警が関係機関と協力して地元住民にイベントの危険性を訴え、神戸市教育委員会が近隣の児童らに参加しないよう指導するさなかに相次いだ。 捜査関係者によると、総本部の使用制限が解かれる見通しは立っていないことなどから、今年のイベントは実施できないとみられる。
 総本部近くに住む40代の主婦は「これまで組の車や組員の人を日常的に見かけた。今回の使用制限で少しは安心して生活できるが、ほかの場所で事件を起こさないかと考えると心配は尽きない」と話している。


2019.10.11-毎日新聞-https://mainichi.jp/articles/20191011/k00/00m/040/419000c
山口組総本部などに事務所使用制限の仮命令

  神戸市で起きた暴力団組員射殺事件を受け、兵庫県警は11日、山口組総本部(同市灘区)や神戸山口組本部(同市中央区)など両組の事務所計11カ所に対し、暴力団対策法に基づき使用を制限する仮命令を出した。山口組総本部の使用制限は初めて。市内では4月以降、刃物による殺人未遂事件や発砲事件が続いており、県警は抗争が激しくなっていると判断した。
  仮命令は25日までの15日間。組員の集合や凶器の保管などが禁じられ、従わない場合は罰則が適用される。この間に県公安委員会が組側の意見を聞き、本命令を出すかを決める。本命令の期限は3カ月間で、延長も可能。


2019.10.10-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/west/news/191010/wst1910100031-n1.html
神戸山口組系組員を銃撃、2人死亡 対立組織の68歳男を逮捕 抗争事件か
(1)
10日午後2時40分ごろ、神戸市中央区の指定暴力団神戸山口組直系「山健組」の組事務所付近の路上で、「けが人がいる」とパトロール中の警察官から通報があった。兵庫県警生田署によると、山健組関係者とみられる30代と40代の男性2人が銃撃され、病院に搬送されたが死亡した。
 県警は銃撃した男の身柄を確保し拳銃2丁を押収。殺人未遂の疑いで、神戸山口組の対立組織で指定暴力団山口組直系「弘道会」傘下組織幹部、丸山俊夫容疑者(68)=鹿児島市田上台=を現行犯逮捕した。「発砲したことに間違いない」と供述している。
 現場はJR元町駅の北西約750メートルの住宅や商店が立ち並ぶ地域で、周辺では警察官が24時間態勢で暴力団によるトラブルを警戒していた。近くに住む60代女性は「ドンドンという発砲音が2回続けて聞こえた。外に出るのが怖い」と話していた。
 8月下旬には、現場から北東に約3キロ離れた弘道会の拠点事務所前で、組員がバイクに乗った犯人に銃撃され、重傷を負う事件が発生。県警は2つの事件とも対立抗争の可能性が高いとみて捜査している。
 ■背景に分裂騒動か
 2カ月前に続いて神戸市内で暴力団が絡む銃撃事件が発生した背景には、約4年前から続く山口組の分裂騒動があるとみられる。約1週間後の10月中旬には、分裂の“キーマン”とされる山口組ナンバー2の「若頭」、高山清司受刑者(72)=恐喝罪で懲役6年、服役中=が刑務所を出所する予定で、警察当局は抗争激化の呼び水になるとみて警戒を強めていた。
 弘道会出身の高山受刑者は名古屋を拠点に公共事業に浸透。表と裏のビジネスで組側に莫大(ばくだい)な利益をもたらし、平成23年4月まで山口組トップの篠田建市(通称・司忍)組長(77)が服役した際には、事実上の“組長代行”として、5年以上にわたり組織を率いた。
しかし、活動資金の「上納」を強く求める弘道会主導の組運営に反発した勢力が27年8月、山口組を離脱し神戸山口組を結成。服役中に起きた分裂騒動だったが、高山受刑者は物心ともに弘道会に強い影響力を保持し続けた。
 分裂から1年半以上が過ぎた29年4月には、神戸山口組を離れた勢力が現在の任侠山口組を組織し、山口組を名乗る組織による3つどもえの対立抗争に発展した。
 山口組の構成員数は約4400人(昨年末時点)で国内最大の勢力を持つ。依然として神戸山口組の約1700人(同)、任侠山口組の約400人(同)を圧倒しており、高山受刑者の出所を控え、「神戸山口組と任侠山口組の構成員の中には、山口組復帰を考えている者もいる」(暴力団関係者)という。
 各組織内の動揺は今後さらに拡大するとみられ、市民生活の安全も予断を許さない状況が続く。


2019.8.27-産経新聞 THE SANKEI NEWS-https://www.sankei.com/west/news/190827/wst1908270006-n1.html
神戸山口組、旧本部売却へ 兵庫・淡路 警察、抗争激化を警戒
(1)
地元の暴力団追放運動で閉鎖に追い込まれた指定暴力団神戸山口組の旧本部事務所(兵庫県淡路市)の土地と建物について、組側が売却の意向を示していることが26日、関係者への取材で分かった。地元からは売却を機に組勢力の一掃を望む声が聞かれるが、不動産の価格は数千万円に上るとみられ、売却先はまだ決まっていない。
 神戸山口組は4年前の平成27年8月27日、国内最大の指定暴力団山口組を離脱した勢力が結成し、神戸側の最高幹部が率いる淡路市の2次団体「侠友会(きょうゆうかい)」の事務所に本部を置いた。
 月に1度の「定例会」には、人口4万人強の淡路市に全国から高級車で直系組長らが訪れるようになり、地元で暴力団追放運動が活発化した。29年10月には地元住民側の訴えに基づき、神戸地裁が暴力団事務所としての使用を禁じる仮処分を決定。組側は事務所閉鎖に追い込まれ、本部機能を神戸市内に移した。
 関係者によると、旧本部事務所は3階建てで、閉鎖後も神戸側の最高幹部が居住。幹部側は不動産の売却を周囲に打診したが、価格が数千万円に上るため買い手が見つからず、警察側も情報収集を進めている。
 組施設の再利用をめぐっては、和歌山県暴力追放県民センターが22年2月、山口組系組事務所だった和歌山市のビルを、暴力団追放運動拠点としてオープンさせた。約1300万円かけて内装工事を実施し、組長室があった2階を事務所兼相談室、襲名披露が行われた3階を会議室とした。
 ある地元関係者は「旧本部の売却が実現し、地元から暴力団が一掃されることを願う」と話している。

キーマン10月に出所へ
 神戸山口組結成の火種となった国内最大の指定暴力団山口組の分裂から27日で丸4年。その後に誕生した任侠(にんきょう)山口組を含め、山口組を名乗る3団体による三つどもえの対立抗争は収束の気配がない。今月21日には神戸市内で山口組系組員が重傷を負う銃撃事件が2年ぶりに発生。山口組側では10月、資金面で力を持つ“キーマン”が刑務所を出所する予定で、警察当局は組織再編や抗争激化の呼び水となる恐れもあるとみて、警戒を続けている。
 キーマンとは山口組ナンバー2の「若頭」の高山清司受刑者(71)=恐喝罪で服役中。2次団体「弘道会」を率いて公共事業に浸透し、表と裏のビジネスで組側に莫大な利益をもたらしたとされる人物だ。組員の動きにも広くにらみが利くとされる。
 平成27年8月、組の運営方針に反発した幹部が山口組を離脱し神戸山口組を結成。29年4月には神戸山口組を離れた勢力が現在の任侠山口組を組織したが、いずれの分裂騒動も高山受刑者不在の中で起きた。山口組の勢力は依然として、ほか2団体よりも圧倒的とされ、ナンバー2の出所を前に復帰を考える組員もいるとされる。

 神戸山口組関係者は「組全体で六代目(山口組)へ戻ることはないが、単独復帰を考える幹部はいる。自民党を出たのに戻りたがる野党議員のようだ」と説明。今後神戸側への圧力が強まる可能性については「警察に組を潰されるのは仕方ないが、六代目には潰させない」と対立姿勢を崩さない。
 不安定な情勢の中、今月21日には、高山受刑者の出身母体でもある弘道会の神戸事務所前で、山口組系組員がバイクに乗った男に銃撃され重傷を負う事件が発生した。容疑者は逃走中で逮捕には至っていないが、事件翌日の今月22日は神戸側トップの誕生日。4カ月前に神戸系組長が山口組系組員に刺される事件が発生したことを踏まえ、組内では「(誕生日に合わせ)仕返しをすべきだ」との声も上がっていたとされる。
 警察幹部は「これ以上の抗争事件は徹底的に封じ込める」としている。


暴力団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


暴力団(ぼうりょくだん)は、「暴力あるいは暴力的脅迫によって自己の私的な目的を達しようとする反社会的集団」。日本を活動の中心地とし、その構成員は主に「組員、構成員、暴力団員」などと称され、映画などの娯楽作品の影響などで日本国外においても「YAKUZA」(ヤクザ)として知られている。政治団体(いわゆる右翼団体街宣右翼)や合法的な企業(いわゆる企業舎弟)などを傘下に組織することもある。
「暴力団」は暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴力団対策法)により法的な定義を与えられている。すなわち、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」。通常は「ヤクザ」と同義であるが[2]、テレビや新聞などのメディアでも「ヤクザ」という語の使用は避けられ、もっぱら「暴力団」の語が用いられている。一方で、暴力団員は自らのことを任侠道に邁進する者として、「極道」「任侠の徒」といった美称を好んで使う。
暴力団対策法の定める要件を根拠に指定を受けた組織を「指定暴力団」という。なお、六代目山口組住吉会稲川会神戸山口組および任侠山口組の5団体で全暴力団の構成員・準構成員などの人数が70%前半代を占めており、警察庁は左記5団体を主要暴力団と見なしている。
暴力団の構成員、資金や便宜を供与するなどで暴力団に自発的に協力する者、および、暴力団や暴力団構成員を利用するなどして交わりを持つ者などを「暴力団関係者」という。近年では、「準暴力団」という規定も新たに設けられた。

呼称
「暴力団」との呼称は警察命名マスコミが広めたものであるが、平成4年3月1日施行の暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)第2条第1項第2号では暴力団を、「その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」と定義している。税制などの暴対法以外の法律では任意団体として扱われる。暴力団自身は自らの組織を「任侠団体」と呼称している。
創設者の姓名、発祥地や拠点とする地名、「任」「侠」等のスローガンとなる漢字を用いた文字などに「」、「」、「一家」、「連合」、「連合会」などを添えた団体名を名乗る場合が多い。他に暴力団ではなく一般企業であることを強調したい場合に「興業」、「総業」、「企画」、「商事」が用いられる(もちろんこれらの屋号を使う社が全てそうだというわけではなく、暴力団組織が一般企業を装って活動するための、言わば「隠れ蓑」)。
江戸時代からほとんどの団体は「一家」を冠し、傘下に「組」を冠する団体を置いていた。また、明治から昭和にかけて複数の一家が集まった「会」、「連合」などが現れた。令和の現在も「会」の傘下に「一家」を置き、さらにその傘下に「組」や「興業」を置く団体が多いが最大勢力の山口組に関しては他の暴力団に比べ新興組織であるため例外と言える。社会に対しては企業や右翼団体、また近年ではNPO法人を装うこともある。
シノギ(凌ぎ)」と呼ばれる資金獲得行為には、いわゆる「みかじめ料」(縄張り内で一般人が商業を営む際の挨拶代や権利代。用心棒料)徴収などの恐喝行為(および、意に沿わない者や建造物等に対する放火や銃撃)、売春の斡旋、覚醒剤麻薬などの薬物取引、窃盗賭博(20世紀前半までは丁半、以降は闇カジノ)開帳、誘拐による身代金闇金融総会屋などの非合法な経済活動、何らかの理由で公に出来ない交渉事の請け負いや介入を行うことが多い。また、日本刀銃器などを用いた団体間の抗争を行うことがあり、それによる殺人事件も発生している。刺青指詰め、盃事(さかずきごと)などの文化を持つ。構成員は社会的には「暴力団員」と呼ばれるが、その他にも「ヤクザ」(転じて「ヤーさん」、「ヤっちゃん」等)、「極道」、「悪党」、「任侠」、「渡世人(とせいにん)」、「稼業人(かぎょうにん)」、「筋者」等、年少者の場合は「不良」、下級構成員の場合は「チンピラ」、「三下」等と呼ばれる。

「ヤクザ」の語源は多説あるが、主に唱えられるのは以下のとおり。
  カルタ賭博の追丁株で一番悪い目である「八」「九」「三」の数(いわゆるブタ)から由来するという説
  喧嘩などの仲裁を行った「役座」という社会的地位に由来するという説
また数字の「893」は「ヤクザ」の直接的表現を避ける場合に使われる。
極道」は自らを美称する呼び名で、語源説は以下の2つ。
  「男の道を極めし者」から
  「極道楽」の略で「道楽を極める遊び人」の意
また定説ではないが、元警察官の北芝健は「獄道」が語源という説を提唱している。
独自の倫理観として「任侠道」(的屋においては神農道)が存在し、活動に置いての大義名分に使用される。

歴史と区分

元々「暴力団」という名称は、警察が名付けた名称であるが、第二次世界大戦後、マスメディアを通す形で一般でもその名称で認知されるようになった。
江戸時代町火消から始まったという説があり、祭礼の周辺で商業活動を営む者を「的屋」(てきや)または「香具師」(やし)と呼び、丁半などの博打を生業とする者を「博徒」(ばくと)と呼んだ。江戸時代においては、これらの者達は一般社会の外の賤民アウトローと同義)的身分とされていた。
  明治時代に入ってからは、新たに肉体労働組合も加わることになり、急速な発展と同時に膨大な労働力が必要となったことで、炭鉱や水運、港湾、大規模工事現場には、農村や漁村から屈強な男性達が集まってきた。これらの男性達の中から、力量ある男性が兄貴分として中心になり、「組」を作っていった。労働者同士による諍いも多く発生したが、警察の手が足りない状況であったため、いわゆる自警団的な役割を持った暴力団組織も結成されるようになっていった。
  太平洋戦争終結直後は、日本が連合国に敗北し国土も焦土と化したことで物資が不足し闇市が栄えていくことになり、特に露店を本職としているテキ屋系団体が勢力を増していった。また、敗戦による社会の荒廃により戦後の日本の治安は極めて悪かった。その中で、新たに戦後の混乱の中で形成された「愚連隊」(ぐれんたい)などの不良集団から暴力団が誕生することもあった。
  その後、日本の急速な経済復興に伴い沖仲仕芸能興行など合法的な経済活動にのみ従事する「企業舎弟(フロント企業)」も生まれた。現代の一般社会からは、的屋も博徒も同じ「暴力団」と見なされている。現代の暴力団は的屋の系譜を継ぐ団体(的屋系暴力団)、博徒の系譜を継ぐ団体(博徒系暴力団)の両方が存在するが、明確な区別は建前上でしかなく、様々な非合法活動を行っている。この当時の日本の暴力団は、戦後での大きな「貸し」から、公然と活動していることが多く、警察との裏取引(いわゆる「お付き合い」)を行ったり、メディアに露出する傾向もあった。
  1992年暴力団対策法が施行され、暴力団は公然的活動がしづらくなり、堂々と組の看板を出して事務所を開くことが難しくなった。日常生活においても、暴力団関係者であるだけで金融機関から融資を受けることもできなくなり、2013年に発覚したみずほ銀行暴力団融資事件では、自動車を購入した暴力団員へのローンにかかわったみずほ銀行の会長や頭取らが退任した。

組織
日本のヤクザは通常、親分(組長)に対して弟分と子分が絶対的に服従する家父長制を模した序列的・擬制的血縁関係を構築することを特徴とし、この関係によって暴力団の強固な結合を確実なものにする。一般に、代表者である組長(会長、総長、総裁などとも)と構成員である組員(組織名が、会、一家であっても組員と呼ばれる)とは、盃事と呼ばれる儀式を経ることによって強い絆で結ばれる。組員は、組長から見て弟分(舎弟)と子分(若中、若衆など)の2つに大別される。舎弟の方が序列は上だが、跡目継承権は子分が上である。組員がさらに自らを組長とする団体を組織した場合、この団体は2次団体と呼ばれる(この場合、最初の組長と組員のみの組織を1次団体と呼ぶ)。2次団体の組員もまた、自らを組長とする3次団体を組織する。
  これを繰り返すことによって暴力団はピラミッド型の階層構造を形成する。例えば山口組は、5次団体までの存在が確認されている。各階層の団体において、当該組長と盃を交わした組員を特に直参と言う。直参より下の下部団体組員について、暴力団側は「上部団体とは関係のない者」と主張しているが、外部社会からは「上部団体の統制下にあり、上部団体組長の指揮監督下にある者」と見られており、損害賠償請求訴訟でも上部団体組長の使用者責任を認める判決が出されてきた。
  暴力団組織においては子分相互の間においても厳重な上下関係があり、「分違い(ぶちがい)」といって暴力団社会における一種の人物的な重みの違い、すなわち「貫目(かんめ)」の違いによって上下的な関係がきまり、兄弟盃(的屋系暴力団では義兄弟盃)と言われる盃事によって擬制の兄弟分となる。 
  組長が引退したり死亡した場合には、組員の中から新たな組長が決められる。個々の組織の状況にもよるが、長男に当たる第一の子分(若頭、若中頭、若者頭、理事長など)が選ばれる場合が多い。新たな組長が就任すると、他の組員との間で盃直しと呼ばれる儀式が行われ、新たな序列に基づく擬制的血縁関係が再構築される。先代組長が跡目を指名しなかった場合には、組員同士の話し合いや入れ札(投票)で決められる。跡目選定を巡る内部対立から組織分裂に到った例としては、山口組からの一和会の分裂が挙げられる。ただ、近年は警察の監視が厳しく、武力による跡目争いを行うと警察が介入し、組織解体につながるため、武力抗争は減っている。
  暴力団はヤクザ者のギルド、または相互扶助団体のようなものであり、組に入りたての時期に組長の家などに住み込んで雑務を行う[11]「部屋住み」の時に組長や兄貴分から貰える小遣いを除けば企業のような組織のように組員に対しての給与のようなものは存在せず、各組員は自分で自身の生活資金を含めた金を稼がなければならない。親分・子分関係は徒弟制度という側面もあり、建前上は「食うや食わずの若者に世にしのぎ方を教える」ということになっており、部屋住みの時期に親分や兄貴分について資金獲得の手段を学ぶ。
  組員となるのは個人によって事情は違うが、組員である親しい人間からの紹介・勧誘であることが多い。年齢の近い組員と遊んでいるうちに組事務所に出入りするようになって勧誘される、少年院刑務所で親しくなった者(すでに組員である場合や、将来組員になる者)からの勧誘、暴走族等の先輩・後輩関係のように上下関係があり暴力団と親和性の高い集団に所属していた場合の、後に組員となった先輩からの勧誘等がある。
  組織は組員から「子が親を養う」(孝養)の建前のもと「組織によって庇護すること(トラブル時の対処、人員の融通等)への見返り」、「代紋の使用を認める(資金活動の際に組織の名前を使用する等)ことの対価」として一定額の会費を集め運営経費に充てる。組員の上納金に関しては2015年の山口組分裂騒動が起こった時点では、直参組長たちに月100万円以上もの上納金が課せられていることが話題となり、同時期の文献には幹部で月40万 - 50万円、二次団体の若頭クラスで月25万円、平組員だと1万円弱を組に収めるとある。また、義理掛けなどの慶弔費(香典には税金がかからないので課税対策になり、高額の香典のやり取りがなされる)も これとは別に徴収する。また各組織ごとに企業舎弟や顧問先などをもち、そこで得られた利益は上納金として上部組織に納められるようになっている。近年では高額な会報や上部組織の関連企業が扱う各種備品の購入を強要されることもあり、度重なる上納金の強要が組織内の対立と分裂の要因ともなっている。
  大組織の親分になると自らの手で違法な金儲けをする必要はなく、上納金を組織の運営費や活動資金に充てるほか、豪邸を構え、愛人を囲い、高級外車を乗り回すなど、豪奢な生活を送る資金として使用しているのが実態であり、麻薬覚醒剤の密売、恐喝ゆすりたかり振り込め詐欺ノミ行為強盗置き引き密輸殺人追剥万引き窃盗誘拐闇金融管理売春美人局などの犯罪行為は任侠道をわきまえない不心得者の下部団体の組員などが個人的に行っているという建前をとっている。逆に組員だからといって犯罪行為をしなければいけないということでは無く、一般企業に組員であることを隠して就職し、給料を上納金に当てている者も見られる。
  なお、警察庁は暴力団の収益源のうち、特に覚せい剤取締法違反、恐喝、賭博及びノミ行為等の4種類の犯罪によるものを「暴力団の伝統的資金獲得活動」と整理している
  組織犯罪そのものは淵源的には悪政を敷き苛斂誅求を求める為政者からの自警や相互扶助的な目的で結成された場合が多く、このように弱きを助け強きをくじき仁義を重んずる「任侠道」を標榜する暴力団もあるが、その任侠がお題目に過ぎない組もあり、前者の場合は組織内は相互扶助的な色彩が強いが、後者の暴力団社会は弱肉強食である。
  組織内での制裁は指詰めから除籍破門絶縁所払いに至るまで多岐に渡る。2015年の時点の暴力団員の証言によると、金のない組員が指を詰めるといい、そのまま縫合してもらえるので病院の屋上で行うことがあるという。指はホルマリン漬けにしてガラスビンに保管しておくというが、カタギに見えないと仕事がしにくいため基本的にはやることが少なく、暴力団員にとっては指詰めはされた側が必ず許さなければならないほど重い行為だ、とも証言している。
  現行法では暴力団や組員に対しては住居の自由などの基本的人権の侵害すら懸念されるほどの規制が行われているが、イタリアマフィア対策統合法のような暴力団の存在自体の非合法化はなされていない。
  暴力団の不法行為に対し「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」(平成3年法律第77号、暴対法)が1992年3月に施行された。その後、暴力団や関連団体に携わる者のうち、構成員については右肩下がりで減少していたものの、逆に準構成員の数が増えて補完する形となり、1991年から2004年までは9万から8万人の横ばいで推移していた。しかし、2004年以降はともに数を減らしており、2010年から2016年は毎年5,000人~8000人程度、2017年は約4,600人、2018年は約4,000人減少し、2018年末時点で約30,500人である。このように暴力団の活動に打撃を与え、目に見える範囲では効果を上げている一方、資金活動が行えなくなった暴力団の犯罪の地下組織化も懸念されている。
  また、資金活動が行えなくなったことによる困窮化により、複数の暴力団の関係者によるATM不正引き出し事件を1例に困窮する組員が、別の組織の組員や犯罪グループと手を組むことで、より巧妙で悪質な犯罪に手を染めるようになった。また、暴力団による集団万引きやサケやあさり、なまこの密漁生活保護費を巡る詐欺拳銃を担保に借金結婚式場で売上金の窃盗電気料金を抑えるためにメーターの違法改造する等、困窮を理由に見境なく犯罪を犯す事例が出ている。
  組員が暴力団を辞めても暴対法の規制が数年間続き、その間は元組員は就業できないという状態となるケースも多く、辞めたくても辞めることができない組員も存在する。辞める意向を示す組員に対し支援する動きや支援制度を設けようとする動きも見られるが、一般人には困窮する元組員に対し「自業自得」とみる向きも多い上、支援制度が暴力団に利用される恐れも多く進展していない。
  また、警察などの支援で離脱した元組員は、過去10年間で約6,120人。一方で、支援を受けて就労に至ったのは147人と約2%にとどまっている。「生活保護を受けたい」などと働く意欲のない者も多く、昔の仲間との関係が切れなかったり、無職のまま金に困って出戻りする例も少なくない。更に、暴力団を辞めたものの詐欺グループの誘いに乗って、詐欺犯罪をするなど、犯罪の世界に再び染める者もいる。

暴力団構成員及び準構成員等の年齢構成
近年の暴力団構成員及び準構成員等の年齢構成は、40歳未満の層の減少が顕著であり、暴力団の高齢化が進んでいる。2014年末時点で、40歳未満は約26.3%(20歳未満:0.0% 20~29歳:5.1% 30~39歳:21.2%) 、40歳以上60歳未満は約51.7%(40~49歳:33.2% 50~59歳:18.5%)、60歳以上は約22.0%(60~69歳:15.8% 70歳以上:6.2%)であった。
  これは、30年前の昭和59年末で、20歳未満の暴力団員が1.8%(1,679人)、20歳代で22.6%(21,205人)、30歳代で39.3%(36,945人)であったのと比べると、20歳未満は約90分の1以下(人数は約60分の1以下)、20歳代は約4分の1以下(人数は約3分の1以下)、30歳代は約3分の2(人数は約3分の1以下)である。逆に、40歳以上は、40歳代で25.8%(24,186人)、50歳以上で10.5%(9,895人)であり、40歳代は約1.3倍(人数は4分の3)50歳以上は約3.9倍(人数は2.2倍)である。
  また、昭和41年末は、20歳未満は6.3%(9,261人)、20歳代は49.8%(73,259人)、30歳代は29.5%(43,466人)、40歳代は9.0%(13,238人)、50歳代以上は5.4%(7,947人)と、40歳未満の層が約85.6%を占めていた。
  更に、平成元年版犯罪白書でも、若者の暴力団離れと暴力団構成員の中高齢化が進んでいることを指摘しており、暴力団の高齢化自体は、前々から進んできていることが伺われる。

暴力団関係者
暴力団のメンバーを指す語として、「暴力団員」「構成員」、ならびに「組員」などがあり、いずれも同じ意味である。これらを含む「暴力団関係者」の他の例として、組に所属してはいないが組との関係を有し、組員と似たようなこと、あるいは組のスポンサーのようなことを行う者「準構成員」が挙げられる警察庁の定義によれば、準構成員とはすなわち、「構成員ではないが、暴力団と関係を持ちながら、その組織の威力を背景として暴力的不法行為等を行う者、または暴力団に資金や武器を供給するなどして、その組織の維持、運営に協力し、もしくは関与する者」となる。ほか、準構成員よりさらに暴力団と距離を置く「暴力団関係者」を指す「共生者」という警察用語などがある。

暴力団関係者であることのデメリット
2000年代に都道府県や市町村で暴力団排除条例が施行されると、条例の目的に沿って各種事業者は、契約を結ぶ相手方との間で暴力団関係者か否かについて口頭または書面で確認しなければならなくなった。確認の際に暴力団関係者であること名乗ると約款を根拠に契約(利用)拒否されるか脅迫罪で逮捕される可能性が、また暴力団関係者でないと偽ると契約が解除されたり詐欺罪で逮捕されることとなる。このため暴力団排除条例が設立されて以降、暴力団関係者は公的サービス(公営住宅への入居、生活保護の受給等)が受けられなくなったほか、銀行口座の開設(既存口座の維持[21])、不動産の購入・賃貸契約自動車購入の契約、ホテルへの宿泊携帯電話の購入、ゴルフ場でのプレー等ができなくなるなど日常生活に大きな制限が掛けられることとなった。溝口敦は「情けないのはヤクザの側ともいえる。法的に突っ込みどころのある暴排条例に反論するような理論武装ができなくなっている」と事実上皮肉を込めて発言している。

暴力団と差別問題(「街宣右翼#暴力団とのつながり」も参照)
アメリカ合衆国マフィアにイタリア系や中国系のマイノリティが多いのと同様に、日本における暴力団の巨大化も、特定の社会集団に対する差別が原因の一つだという説がある[要出典]。この説はメディアにおいてはタブーなため報道されることはないが、幾つかの書籍などにこれに関する情報が記載されている。

  デビッド・カプラン(en:David Kaplan (author))とアレック・デュブロ(en:Alec Dubro)の共著になる『ヤクザニッポン的犯罪地下国と右翼』(第三書館。原書名は『Yakuza:The Explosive Account of Japan's Criminal Underworld』)には、「日本の最大広域暴力団・山口組の構成員2万5千人のうち約70%の者が部落出身者であり、約10%の者が韓国人等の外国人」という記述がある。ただし、原書のみ。邦訳版では削除。加藤久雄が、自身の論文の中でこのデータを引用した。
  宮崎学大谷昭宏共著の『グリコ・森永事件 最重要参考人M』では「関西に暴力団が10人おったらそのうち9人はマイノリティ」と記されている。
  元公安調査官菅沼光弘は、2006年10月19日に行われた東京・外国特派員協会における講演で、山口組のナンバー2である高山清司から聞いた話として、暴力団の出自の内訳は部落(同和)60%、在日韓国・朝鮮人30%、一般の日本人など10%であるという見解を示した。なお、菅沼の現職時代の担当は共産圏分析。また公安調査庁は暴力団自体が担当外。
  山口組顧問弁護士を務めた山之内幸夫は『文藝春秋』昭和59年11月号に寄せた「山口組顧問弁護士の手記」において「ヤクザには在日朝鮮人や同和地区出身者が多いのも事実である」「約65万人(当時)[注釈 1]といわれる在日朝鮮人のうち約50%が兵庫・大阪・京都に集中していることと山口組の発展は決して無関係ではなく、山口組は部落差別や在日朝鮮人差別の問題をなしにしては語れない」と述べた。
  被差別部落の詩人植松安太郎は「ご承知のとおり山口組のなかの70%は部落民だといわれているけれど、関東だって切った張ったのやくざの手下や用心棒のなかには部落民がいっぱいいるわけですよ」と語っている
  猪野健治は、『やくざと日本人』の中で、昭和中期の関西北部九州部落の悲惨な現状を取り上げ、日本社会に「やくざとなるか土方になるか」しか、選択肢の無い若者が多く存在する事がやくざの温床であるという見解を示した。また自身の取材から得た印象として、もとより体系的な統計があるわけではないが、と断りながらも、現在の暴力団員の半数は部落も在日朝鮮人も出自に持たない「市民社会からのドロップアウト組」だろうと推測している。
2018年の政府統計によると、その年に刑務所に入った受刑者のうち暴力団加入者の国籍別比率は、日本国籍1,066人で約98.0%、韓国朝鮮籍18人で約2%前後となっている

暴力団の下部組織
暴力団の活動は主として非合法であり、それら不法行為が暴力団の管理者(組長など)によって主導された場合その不法行為とは別に暴対法によって処罰される。これを避けるために無関係を装った団体を設立し、それを用いて不法行為に及ぶ。また、資金調達(シノギ)のために商売を行う会社(フロント企業)を設立することも多い。暴力団同士でも上下関係があり、子飼いの暴力団を下部組織と呼べる場合もある。

暴力団の取り扱い
警察は「過去とは違い、昨今の暴力団は悪辣な犯罪を組織的に敢行している犯罪組織そのもの」ととらえ、壊滅を目標に掲げている。
また、「仁侠の徒として賛美する者は論外」として、暴力団を取り上げた娯楽作品制作に度々横槍を入れている。 代表的な例は、1973年に公開された映画『山口組三代目』である。この時は、製作後に家宅捜索に踏み切り、プロデューサーを22件もの容疑で逮捕するなどの行動に出た。
近年では、2009年に福岡県警察名で「暴力団関係書類、雑誌販売についての協力依頼(要請)」という文書が、福岡県内のコンビニエンスストアに送付された。
これについて、日本雑誌協会や出版社が懸念を示したほか、宮崎学は「表現の自由を規制するおそれがあり、また『要請』となっていても作り手を萎縮させ、自主規制を強めることになりかねない」として損害賠償請求を起こしたが、敗訴している。
北野武は、自らの作品に暴力団が登場する事について「暴力団を賛美した表現をしたことはなく、拳銃を使った人間は幸せになれないようなシナリオにしている」と述べている

指定暴力団
都道府県公安委員会は、暴力団対策法第3条に定める3要件(「組織の威力を使って資金を獲得している」「一定の構成員に特有の前科がある」「階層的に組織を構成している」)の全てに該当する暴力団を、当該団体関係者からの聴聞を経た上で「その暴力団員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれが大きい暴力団」と指定するものとされており、これにより対象団体は「指定暴力団」となる。
指定暴力団の構成員は、他の暴力団よりも強い規制を受けることになる。暴対法第9条では、指定暴力団員が、指定暴力団の威力を示して行う27の「暴力的要求行為」を規制することができる。
 また、指定暴力団員以外の者が、指定暴力団の威力を示して行う同27の行為についても「準暴力的要求行為」として規制することができる。しかし、同じ行為を、非指定暴力団の構成員が、非指定暴力団の威力を示して行う場合については、暴対法の規制の対象とはされていない
2018年末時点で以下の24団体が指定されている。都道府県別に見ると全国最多は福岡県で、工藤會、道仁会、太州会、福博会、浪川会の5団体である。2位は東京都で住吉会、稲川会、極東会、松葉会の4団体。3位は兵庫県で山口組、神戸山口組、任侠山口組の3団体。4位は大阪府で酒梅組、東組の2団体。4位は広島県で共政会、侠道会の2団体。

準暴力団
警察庁は、「半グレ」と呼ばれる元暴走族グループ等に関し、これらを想定した「準暴力団」という規定を新たに設けたうえで、2013年より実態解明の取り組みを始動させている。
「既存の暴力団のように組長をトップとする上下関係がはっきりしてはいないが、所属メンバーやOBが繁華街などで、集団で常習的に暴力的不法行為を行う、暴力団に準じる集団」がその定義で、先立つ2012年に東京で発生した「六本木クラブ襲撃事件」を機としての新設であった。警察庁によれば、この準暴力団で規定されるグループの一部は暴力団とも密接な関係を有するという。2018年末現在、公表されている「関東連合OB」「チャイニーズドラゴン」「打越スペクターOB」「大田連合OB」を含めた首都圏8団体と2017年に大阪府警が指定した2団体の計10団体が準暴力団と見なされている


暴力団情報-大阪府警察
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/boryokudan/6857.html


指定暴力団一覧表-大阪府警察本部
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/boryokudan/6857.html








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