暴力団問題-1


2025.02.24-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20250224-JTYPMVT6PJL4HHMONDPTG4UB5U/
令和の世に「みかじめ料」? 毎月70万円を払い続けた飲食店と暴力団の歪な共生関係

  繁華街の飲食店や風俗店が暴力団に支払う「みかじめ料」。地代、用心棒代、守料とも呼ばれる昔ながらのシノギ(資金獲得活動)の一つだ平成4年の暴力団対策法施行以降、みかじめ料の要求も中止命令の対象となり、昭和ノスタルジーを感じさせる死語になるかとも思われたが、令和の今もしぶとく残存。支払う店も、それを巡るトラブルも後を絶たない

ミナミでもキタでも京橋でも…
  大阪・ミナミやキタの繁華街で、ガールズバーやキャバクラなど約40店舗を実質経営する男性(59)が支払っていたみかじめ料は、月額70万円に及んでいた。
  大阪府警捜査4課は今年1月末、男性からみかじめ料を受け取っていた特定抗争指定暴力団「絆会」本部長、稲山恵容疑者(57)=大阪府寝屋川市=を府暴排条例違反容疑で逮捕した。
  捜査関係者によると、稲山容疑者と男性との関係は30年ほど前にさかのぼり、月70万円の習慣が定着していたという。
  この男性らは、同じ大阪市内でもエリアが異なる京橋周辺においても手広く店舗を展開。こちらでは、京橋を縄張りとする特定抗争指定暴力団「山口組」直系弘道会系組長の中川孝行被告(61)=同条例違反で起訴=に月額70万~100万円のみかじめ料を渡していた
語源は「3日締め」だから?
  そもそも、みかじめ料とは何なのか。語源については、支払いの締め日が毎月3日だったから、要求から3日以内に支払わなければ暴力団に締め上げられるから…と諸説がある。・・・相場も、エリアや業態、対象店舗の数によってまちまちだが、決して安くはない金額だ。捜査関係者は「ややこしい勢力とのトラブルがあったときに、代紋を持つ本職のヤクザが出てくることに、なにかとメリットがあるのだろう。法にのっとった手続きで紛争解決を目指すより、てっとり早いと考えているのかもしれない」と話す。
その性質は「保険
  暴力団情勢に詳しい関係者は「意外といっていいほど、みかじめ料はいまだ暴力団のメインの収入源だ」と明かす。そしてその性質について「とりあえず、どこかの組に払っていればトラブルを回避できる。いわば『保険』のようなものだ」と指摘する。
  先の男性の場合、傘下の飲食店従業員がミナミで客引きをしていたところ、別組織の暴力団員に因縁をつけられたことがあった。そこで現場に臨場し、仲裁に乗り出したのが稲山容疑者だったという。
  飲食店の客引き行為は業態によっては条例違反に当たる。トラブルに巻き込まれた側も、自身の行いに後ろめたさがあると、警察に駆け込みにくい。みかじめ料を支払う動機は、そんなところにあるのだろう。
  嫌がる店舗側に無理強いする場合は問題が顕在化しやすく、暴対法に基づく中止命令などで対応が可能だ。しかし、店側が支払いに一定のメリットを感じ、暴力団と「ウィンウィン」の関係にあるときは容易に露見せず、水面下で温存されてきたとみられる。
  みかじめ料の支払いは各地の暴排条例で禁止されているが、大阪ではこれまで違反した店舗への罰則はなかった。そこで昨年7月施行の改正府暴排条例では、店側にも罰則を科すことができるようになった。事実、府警が摘発した先の事件では男性側も立件されている。一方で、やむを得ず支払っていたケースを想定し、店側については自首減免の規定も設けている。
  府警幹部は「みかじめ料はいまだ暴力団の重要な資金源。歓楽街の安全のため取り締まりを続ける」としている。



2024.10.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241031-WCVTK6UEHVO4JFVM3N5LJBNRTI/
詐欺疑いで「受け子」役の稲川会系組員ら逮捕 「かけ子」は住吉会系 被害総額5億円か

  息子や孫を装って高齢者から現金をだまし取ったなどとして、警視庁暴力団対策課は、詐欺と窃盗の疑いで、いずれも指定暴力団稲川会系組員のF容疑者(23)=住居不詳=と、G容疑者(23)=横浜市鶴見区本町通=を逮捕した。

  暴対課によると、2人は「受け子」。指定暴力団住吉会系組員らの「かけ子」グループがだました被害者から、現金などを受け取りにいっていたとみられる。令和4年4月から約1年1カ月の間、このかけ子グループが関与した被害が1都9県で約170件確認されており、被害総額は約5億7千万円に上るという。
  逮捕容疑は、他の者らと共謀して令和5年5月、息子を装って東京都東村山市の80代女性に電話をかけ、だまし取ったキャッシュカードを使って現金50万円を引き出したなどとしている。


2024.09.30-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240930-VJDG7CIMPZJXRB2UIQD3VAMHBQ/
古都の暴力団「会津小鉄会」 8代目は山口組直系組長に、警察当局は情勢を注視

  京都市左京区に本部を置く指定暴力団会津小鉄会が9月30日、トップである会長を交代したことが捜査関係者らへの取材でわかった。同日に「継承盃(けいしょうさかずき)」の式典を行い、8代目会長には、特定抗争指定暴力団山口組直系「淡海(おうみ)一家」(大津市)の高山義友希(よしゆき)(通称・誠賢)総長が就任した。関係者によると、山口組の直系組長が他の組織のトップに転出する例は初めてとみられ、警察当局は情勢を注視している。

  式典には、山口組の中核組織「弘道会」の竹内照明会長や指定暴力団稲川会(東京・港区)の内堀和也会長も出席。京都府警を始め、兵庫県警、警視庁などの捜査員ら約30人が情報収集や警戒に当たった。
  捜査関係者によると、高山氏とともに淡海一家も山口組の直系組織から外れ、会津小鉄会の傘下となるとみられる。警察当局が確認を進め、正式に認定されれば官報で会津小鉄会の代表者の交代などが公示される。
  会津小鉄会は幕末、会津藩に出入りしていた俠客、上坂仙吉が京都で博徒を集めてできたのが由来とされる。平成4年に初めて指定暴力団となり、約1600人の構成員がいたが、現在は約40人(令和5年末)まで減少。一時、山口組と特定抗争指定暴力団神戸山口組との対立抗争を背景に分裂状態となったが、3年ごろに一本化した。


2024.02.04-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240204-VO4ZORG4BVPGDMG6SLKTGMJ3JI/
無許可「頼母子講」開催、神戸山口組系組長ら逮捕

  福岡県警は4日、掛け金を募って一定の配当金を支払う「頼母子講(たのもしこう)」を無許可で開いたとして、銀行法違反の疑いで、特定抗争指定暴力団神戸山口組系組長のA容疑者(75)=福岡県古賀市=ら4人を逮捕したと発表した。

  逮捕容疑は、共謀して令和4年7月~5年5月、福岡県内の飲食店などで月1回ずつ頼母子講を開催し、参加者から掛け金計265万円を受け入れ、国の許可なく銀行業を営んだとしている。県警は4人の認否を明らかにしていない


山岡事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


  山岡事件とは、1965年に発生した競馬法違反事件で、中央競馬史上最大と言われる不正事件(八百長)の通称である。
  名称については、事件の中心人物であった山岡忞に由来する。八百長が仕組まれたとされる競走のひとつ「たちばな賞」で、のちの天皇賞カブトシローが勝利していることから、競馬関係の出版物などにおけるカブトシローに関する記事や随筆では、馬をめぐるエピソードのひとつとして大なり小なり触れられることが多い事件である。

事件の概要
  1965年夏、日立建設機械[1]で発生した巨額横領事件に絡んだ恐喝事件で逮捕された暴力団構成員が、その取り調べの中で中央競馬騎手を抱き込んで八百長行為を仕組んでいたという自白を行った。
  これを受けて警視庁及び日本中央競馬会が調査に乗り出し、9月15日までに中央競馬の騎手山岡忞の他、暴力団員など2名が贈賄罪の容疑で逮捕送検。騎手の中沢一男および高橋勇が同じく収賄罪の容疑で逮捕された。さらに後日、騎手の関口薫も八百長に関与していた事が発覚、山岡ら4名の騎手はその後起訴され有罪となり、また、いずれも競馬法の規則により競馬関与禁止処分が下され、競馬界から事実上の永久追放とされた。
  山岡らの供述によると、八百長(不正敗退行為)は1965年3月6日東京競馬第8競走・たちばな賞と、同年4月10日の第3競走のサラブレッド障害で行われたとされる。
  被疑者たちの供述から捜査の手はさらに南関東公営競馬にも波及し、大井競馬場では千葉藤男阿久津稔の騎手2名が同様の不正敗退行為を行ったとして逮捕された。
事件の影響
  この事件が社会に及ぼした影響は極めて大きく、競馬公正確保を巡って国会では日本中央競馬会理事長石坂弘参考人招致しての質疑が行われる事態となり、その後もしばらくの間は特にギャンブルを嫌い「公営ギャンブル廃止論」を声高に叫ぶ事を選挙の集票手段とする事も多かった社会党などの左派野党からの追及や競馬自体への攻撃は凄まじいものがあった。また、山岡が過去には天皇賞有馬記念を勝利したことのある一流の騎手であったことが中央競馬の関係者に大きな衝撃を与えた。
  山岡事件の後、競馬界では厩舎区画への出入りの制限の強化、出走予定の人馬の保護(騎乗予定騎手の調整ルーム入室による外部との接触の制限等)、競馬関係者の予想行為の禁止等、アメリカのシステムなどを参考にに様々な規制が明文化、導入される事となった。また、中央競馬における現在の様なトレーニングセンター方式での人馬の管理の方向を決定付ける一因になったとも言われている。
たちばな賞における八百長疑惑
概要
  山岡らの供述によると、カブトシローに騎乗した山岡は暴力団員と手を組み、レース前に本命馬であるサンキュウプリンスに騎乗した中沢を饗応し、サンキュウプリンスを不正に敗退させる様に指示した。レースでは山岡の騎乗するカブトシローが勝利し、中沢のサンキュウプリンスは終始後方のまま5着に敗退した。
八百長否定説
  なお、たちばな賞が八百長であったことに異を唱えた者も数多く存在する。同レースのパトロールフィルムを見た大川慶次郎虫明亜呂無らは「どこが八百長なのか分からない」と発言した。
  また、三木晴男渡辺敬一郎は、サンキュウプリンスが実際には本命馬ではなく4番人気であり、八百長によって故意に敗退させるとすれば1番人気であった競走馬が対象となったはずであるとして八百長に懐疑的な見解を述べている。







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