UNSC(国連安全保障理事会)(-国連)1(安保理
2024.10.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20241031-IZH6TAHHXJO7RBOX5VNRW5WHOY/
安保理、イスラエルにUNRWAによるガザ人道支援の許可を要請 報道機関向け談話を発表
【ニューヨーク=平田雄介】国連安全保障理事会は30日、報道機関向け談話を発表し、
イスラエル政府に対して、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によるパレスチナ自治区ガザでの人道支援を許可し、促進するよう要請した。
談話は、イスラエル国会が28日可決した国内でのUNRWAの活動を禁じる法案に「重大な懸念」を表明した。パレスチナ占領地とヨルダン、レバノン、シリアで、パレスチナ難民に人道支援を提供する「UNRWAの重要な役割」を強調し、「代わりとなる組織はない」と指摘。UNRWAの活動が停止すれば、数百万人のパレスチナ難民に「深刻な人道上の影響を及ぼす」と強く警告した。
グテレス国連事務総長は29日、イスラエルのネタニヤフ首相に宛ててUNRWAの活動を禁じる法案に異議を唱える書簡を送付した。
2024.04.25-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240425-ZMKSKBUVYJJFHLRR5SIBEZV75M/
ロシアが宇宙核配備防ぐ決議案に拒否権 米国「何かを隠している」と疑念あらわ 中国は棄権 国連安保理
【ニューヨーク=平田雄介】国連安全保障理事会で24日、日本と米国が起草した宇宙空間への核兵器と大量破壊兵器の配備を防ぐ決議案にロシアが拒否権を発動し、
同案は否決された。
安保理15理事国中13カ国が賛成し、中国は棄権した。
プーチン露大統領は否定するが、ロシアは宇宙空間に配備する対衛星核兵器を開発中と伝えられる。
ロシアの拒否権行使に関して米国のウッド国連次席大使が「何かを隠していると疑わざるを得ない」と疑念をあらわにした。
中国についても「無責任なロシアを『ジュニア・パートナー』として擁護した」と痛烈に皮肉った。
ロシアの対衛星核兵器開発疑惑が注目されるのは、ウクライナ戦争で使用中のドローンなど、軍事力が宇宙空間に配備された人工衛星と接続して運用されているためだ。ロイター通信によれば、米国の情報当局者は
「ロシアは核兵器を宇宙空間に配備して爆発させ、その電磁波で衛星ネットワークを無力化する能力を持っている」とみている。
衛星ネットワークは気象や農業など民生分野にも利用されており、攻撃を受ければ、社会経済活動が広範囲で混乱する。
日米の決議案はこうした事態を防ぎ、宇宙空間の平和利用を促す内容。
日米を含む65カ国が共同提案国となった。山崎和之国連大使は「重要な決議案に対して一致できないのは理解に苦しむ」とロシアを批判。
中国代表は「米国の非難には根拠がない」と反論した。ロシアは近く独自の決議案を提出する方針。
中国は、決議案の交渉過程でロシアと足並みをそろえ、24日にはロシアと共に「宇宙空間へのあらゆる兵器の配備を防ぐ」とする修正提案を行った。
修正提案は、採択に必要な票数を得られず否決されたが、
アルジェリアやガイアナ、エクアドル、シエラレオネが賛成に回り、中露の「グローバルサウス」を引きつける力を印象づけた。
2024.03.29-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240329-Y55OX5RRAFMPDFTDMTC7PQ55PQ/
露が拒否権行使を正当化 北朝鮮パネル任期延長で「古い手法に効果ない」
ロシア外務省は29日、
北朝鮮への制裁履行を監視する国連安全保障理事会の「専門家パネル」任期延長に反対した
ロシアの拒否権行使について「古い手法に効果がないことは明らかだった」と正当化するザハロワ情報局長のコメントを発表した。
タス通信によると、ペスコフ大統領報道官も同日、
拒否権行使は「わが国の国益に合致する」と述べた。
ザハロワ氏は、北朝鮮への制裁が「長い間、地域の安全保障環境を改善させるどころか、逆に信頼構築と政治的対話を阻害してきた」と指摘。
日米欧の一方的制裁や朝鮮半島周辺での軍事行動の活発化を北朝鮮側が脅威と受け止めるのは当然だとし、公平性と客観性を欠いた専門家パネルの活動継続は「意味がない」と断じた。
その上で、
ロシアは妥協のための提案をしたが無視されたとし「全ての責任は欧米側にある」と批判した。
(共同)
2024.03.29-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240329-YPZ6O72TGFMNRC2VBEYOPEUTZU/
日本、遺憾の談話発表 北朝鮮巡るロシア拒否権に「理事国の重責に反する行為」
外務省は28日、国連安全保障理事会が北朝鮮制裁委員会の
専門家パネルの任期を1年延長する決議案を否決したことに関し「遺憾」とする小林麻紀外務報道官の談話を発表した。
ロシアの拒否権行使を「安保理理事国としての重責に反する行為で、残念だ」と指摘した。