オリンピック-ロシア主催-1
2024.07.31-産経新聞-https://www.sankei.com/article/20240731-YUFOVQSX3BE4HHOTJCX4CB4UTI/?outputType=theme_paris2024
世界選手権で性別テスト「不合格」の選手も出場 パリ五輪ボクシング女子、アルジェと台湾
27日の大会第2日に競技が始まったパリ五輪のボクシング女子には、昨年の女子世界選手権の性別テストで不合格となった2人の選手の出場も認められている。
アルジェリアのイマネ・ヘリフ、台湾の林郁婷(りん・いくてい)両選手。
8月1日の66キロ級2回戦、2日の57キロ級2回戦でそれぞれ初戦を迎える。
両選手は2021年の東京五輪にも出場。
イマネ選手は60キロ級で5位、林選手はパリ五輪と同じ57キロで9位となっている。
一方、昨年3月にインド・ニューデリーで開かれた女子世界選手権で両選手は性別テストに失格し、林選手は準決勝で敗れた後、表彰式までに銅メダルが取り消され、イマネ選手も決勝の出場権が剝奪された。
日本ボクシング連盟のホームページ(HP)によると、
性別テストは同選手権を主催するアマチュアボクシングの統括団体、国際ボクシング協会(IBA)が初めて実施。
IBAの性別に関する出場資格は「生まれたときの性別」が条件だという。ただ、
林選手が台湾で再検査した際は異常はなかったという。
ロシア国営タス通信によると、
同国出身のウマル・クレムレフIBA会長は、両選手の失格の経緯について
「女性であると偽った。検査結果に基づいて競技から除外された」とコメントしている。
IBAは組織運営や不正判定の問題で、国際オリンピック委員会(IOC)から統括競技団体として承認が取り消されており、
パリ五輪のボクシング競技はIOCが設立した特別組織「パリ2024ボクシングユニット」(PBU)によって運営され、
今回両選手の出場が認められた。
2024.07.30-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240730-BYPRXMOM4BLJXDFQJOIDUGHEAQ/
ロシア主催の総合大会、9月から来年開催に延期を提案 IOCの除外勧告に対抗
パリ五輪に国の選手団の派遣が認められていないロシアが、友好国を招いて9月に開催を計画した
国際総合大会「フレンドシップ・ゲームズ」について、
大会を統括する団体は30日、来年への開催延期を提案したと発表した。
延期の理由について「2024年夏の主要な国際大会に参加するトップ選手の回復時間が十分でない」と指摘。
パリ五輪に参加したロシア友好国の選手らが9月に露での大会に参加するのは困難との見方を示唆した。
露政府が延期に合意すれば、組織委員会が新たな日程を提案するという。
22年2月のウクライナ侵攻後、国際オリンピック委員会(IOC)に国際大会からの選手の除外を勧告されたロシアは対抗してフレンドシップ・ゲームズを企画。
当初の予定では9月15~29日に首都モスクワなどで開催し、
5千人以上の選手が参加するとしていた。
(共同)