アルゼンチン共和国
2024.05.23-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240523-UYPNMCVDPZKI5HX4W4QABNKCAI/
首相の妻侮辱、外交問題に アルゼンチンとスペイン
アルゼンチンのミレイ大統領が、
スペインのサンチェス首相の妻を「汚職に手を染めた」と暗に侮辱し、
スペイン政府が駐アルゼンチン大使を召還して外交問題に発展している。
ミレイ氏は謝罪を拒否。関係の冷え込みは長期化する可能性がある。
報道によると、
右派のミレイ氏は19日、スペインの首都マドリードで極右政党の集会に出席。名指しを避けながら「汚職に手を染めた妻がいると自分も汚れ、(辞任するかどうか)5日間考えることになる」と発言した。
4月24日に汚職の疑いでサンチェス氏の妻への予備捜査が始まり、辞任を検討したサンチェス氏がその5日後、続投を表明したことをやゆしたのは明らかだった。
サンチェス氏は穏健左派政党を率いており、ミレイ氏とは政治的な溝もある。スペイン政府は発言を受け、すぐさま大使召還を発表し、
ミレイ氏に謝罪も要求した。「尊厳を守るためにあらゆる措置を取る」と一歩も引かない構えだ。(共同)
2024.05.10-産経新聞(KYODO)-https://www.sankei.com/article/20240510-T4ETF2COZBKB3INNUQX43GKUXM/
経済危機のアルゼンチンでゼネスト 政権の緊縮財政に反対、空の便、鉄道など交通に影響
経済危機が長期化しているアルゼンチンで
9日、ミレイ政権が進める緊縮財政策などに反対するゼネストが実施された。地元メディアによると、
旅客便の欠航や鉄道の運休が相次ぎ、銀行も休業するなど市民生活に大きな影響が出た。
昨年12月のミレイ政権発足以降、ゼネストは今年1月に続いて2回目。労働組合を取りまとめる「アルゼンチン労働総同盟」が主導した。
一方、ミレイ大統領は交流サイト(SNS)に「私は止まらない」とのメッセージが書かれた服の写真を投稿し、対抗する姿勢を示した。
(共同)